JP3290113B2 - 昇降収納装置 - Google Patents

昇降収納装置

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JP3290113B2
JP3290113B2 JP27917697A JP27917697A JP3290113B2 JP 3290113 B2 JP3290113 B2 JP 3290113B2 JP 27917697 A JP27917697 A JP 27917697A JP 27917697 A JP27917697 A JP 27917697A JP 3290113 B2 JP3290113 B2 JP 3290113B2
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範行 北地
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研治 安達
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天袋のような高所
に配設される外箱内に収納した収納体を昇降するための
昇降収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、天袋のような高所に配設され
る外箱内に収納した収納体を昇降するための昇降収納装
置として、天袋のような高所に配設される外箱内に籠の
ような収納体を配置し、前面が開口した外箱内に収納し
た収納体をリンク機構を介して回動することで外箱内か
ら外箱の前下方に引き降ろし自在とするものが知られて
いる。ここで、従来のリンク機構は、一端部を外箱側の
側面部に回転自在に枢支すると共に他端部を収納体の側
面部に回転自在に枢支した直線状の前リンクと直線状の
後リンクとよりなる平行リンクにより構成してある。
【0003】そして、前リンク及び後リンクにそれぞれ
ダンパを取付けて外箱内から収納体を外箱の前下方に引
き降ろす際に前リンク、後リンクに対してそれぞれダン
パが抵抗として作用することで、収納体を引き降ろす際
に急激に落下するのを防止して、ゆっくりと回動して下
降するようにしてある。ところで、収納体を外箱内に完
全に収納した状態では、収納体が前方に不用意に回動し
て飛び出さないように、前リンク上の軸支部を下の軸支
部よりも上方で且つ後方に位置させ、また、後リンクの
上の軸支部を下の軸支部よりも上方で且つ後方に位置さ
せ、これにより収納体を外箱に完全に収納した状態で収
納体は自重により後ろに倒れようとする側に回動しよう
とする力が作用していて、前に不用意に回動しないよう
になっている。
【0004】このため、収納体を完全に外箱内に収納し
た状態から収納体を手前に引き出すように回動する場
合、前リンクの上下の軸支部を結ぶ線及び後リンクの上
下の軸支部を結ぶ線が垂直線となるまでは、収納体に作
用する収納体を後方に回動しようとするモーメントに抗
して収納体を手前に引き出すように回動する必要があ
る。したがって、収納体に作用するモーメントに抗して
手前に引き出す際の操作力を軽い力でできるように、上
記得前方に回動する際に抵抗として作用する2つのダン
パをいずれも遊びを持たせ、外箱に完全に収納した状態
から収納体を前方に一定角度回動するまで、ダンパの抵
抗が作用しないようにしたものが考えられている。
【0005】しかしながら、上記の従来例にあっては、
外箱に完全に収納した状態から収納体を前方に一定角度
回動した後、前リンクに設けたダンパと後リンクに設け
たダンパとが同時に抵抗として作用することになって、
急激に操作が重くなって、操作性がきわめて悪いという
問題があった。また、従来にあっては、収納体を外箱内
に完全に収納した状態では収納体に作用する後方に回動
させようとするモーメントのみで、収納体の前方への飛
び出しを防止していたので、地震等の場合には収納体が
前方に向けて回動して飛び出すおそれがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
例の問題点に鑑みて発明したものであって、収納体を外
箱内に完全に収納した状態から前方に回動して引き降ろ
す際に、操作が急激に重くなるのを防止してできるだ
け、スムーズに操作ができ、また、収納体を外箱内に完
全に収納した状態で、収納体が不意に前方に回動して飛
び出すのを確実に防止でき、また、前リンクと後リンク
との各下端部を軸支する部材とダンパを収納して取付け
る部材とこれらをカバーする部材とを共用化すること
で、構造の簡略化、組み立て性の向上が図れ、また、前
リンクと後リンクとの各下端部を軸支する部材を外箱に
対して簡単に位置決めして取付けることができ、また、
取付け作業も簡単にでき、更に、収納体の重量を軸支ブ
ロック体で支持できて、ダンパにかからないようにでき
る昇降収納装置を提供することを課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の昇降収納装置は、前面が開口した外箱1内に
収納した収納体2をリンク機構3を介して回動すること
で外箱1内から外箱1の前下方に引き降ろし自在とし、
リンク機構3が、一端部を外箱1側の側面部に回転自在
に枢支すると共に他端部を収納体2の側面部に回転自在
に枢支した前リンク4と後リンク5とよりなる平行リン
クにより構成され、前リンク4と後リンク5とにそれぞ
れ収納体2を外箱1から前下方に回動して引き降ろす際
に抵抗となるダンパ21、24をそれぞれ設け、両ダン
21、24のうち一方のダンパがリンクが外箱1内に
完全に収納された状態から引き降ろしのために前方に一
定角度回動するまでの間には回動して引き降ろす際の抵
抗とならず、一定角度回動した以降引き降ろしの際の抵
抗となるように遊びを設け、前リンク4と後リンク5と
の各下端部を軸支して取付ける部材である金属の一体成
形品である軸支ブロック体20の内側に両ダンパ21、
24を収納して取付けるダンパ収納部22、25を一体
に設け、軸支ブロック体20が、前リンク4の下端部が
軸支される部分である下ブロック部23と、下ブロック
部23より上方で且つ後方に位置して後リンク5の下端
部が軸支される上ブロック部26と、下ブロック部23
と上ブロック部26とを一体に連結する斜めに傾斜した
連結ブロック部27とで主体が構成され、斜めに傾斜し
た連結ブロック部27から下方に自立用脚部28を垂下
し、下ブロック部23の下端部と自立用脚部28の下端
部とを同じレベルとしてあることを特徴とするものであ
る。このような構成とすることで、収納体2を外箱1内
に完全に収納した状態から前方に回動して引き降ろす際
に、両ダンパ21、24のうち一方のダンパのみが抵抗
として作用し、一定角度回動した後に、残りのダンパも
抵抗として作用するようになって、2つのダンパ21、
24が回動に応じて段階的に抵抗として作用することで
急激に操作が重くなるということがなくてスムーズな操
作性が得られることになる。また、収納体2を外箱1内
に完全に収納した状態でも、一つのダンパは前方への回
動に対する抵抗として作用するので、地震等があっても
前方に飛び出すのを防止できることになる。また、前リ
ンク4と後リンク5との各下端部を軸支して取付ける部
材である金属の一体成 形品である軸支ブロック体20の
内側に両ダンパ21、24を収納して取付けるダンパ収
納部22、25を一体に設けるので、前リンク4と後リ
ンク5との各下端部を軸支する軸支ブロック体20をダ
ンパ21、24を収納して取付ける部材とこれらをカバ
ーする部材ととして共用化することができるものであ
り、しかも、軸支ブロック体20が、前リンク4の下端
部が軸支される部分である下ブロック部23と、下ブロ
ック部23より上方で且つ後方に位置して後リンク5の
下端部が軸支される上ブロック部26と、下ブロック部
23と上ブロック部26とを一体に連結する斜めに傾斜
した連結ブロック部27とで主体が構成され、斜めに傾
斜した連結ブロック部27から下方に自立用脚部28を
垂下し、下ブロック部23の下端部と自立用脚部28の
下端部とを同じレベルとしてあるので、下ブロック部2
3の下端部と軸支ブロック体20の下端部とを外箱1の
側板19の近くにおいて底板11の上に載置すること
で、軸支ブロック体20を自立させることができ、軸支
ブロック体20を側板19に取付ける作業が容易に行え
るものである。
【0008】ここで、両ダンパ21、24のうち一方が
オイルダンパで、他方がばね式ダンパであって、オイル
ダンパ側が遊びを設けてあったり、あるいは、ばね式ダ
ンパ側が遊びを設けてあることが好ましい。
【0009】また、軸支ブロック体20の前面の下端部
に位置決め用小突起56を設けることが好ましい。この
ような構成とすることで、軸支ブロック体20を外箱1
に取付ける際に、位置決め用小突起56を外箱1の開口
縁に位置合わせすることで簡単に所定の位置に位置決め
できるものである。
【0010】また、ダンパ21、24の軸部が軸支ブロ
ック体20に設けた軸受け用の孔に油を含んだブッシュ
42を介して回転自在に軸支してあることが好ましい。
このような構成とすることで、収納体2の重量を軸支ブ
ロック体20で支持できて、ダンパにかからないように
できるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。外箱1は天袋のようなもの
で、壁の上部や天井の下面部のような部屋の高所に取付
けられるものである。この外箱1は前面が開口してお
り、該前面開口部には必要に応じて扉を開閉自在に取付
けてもよい。外箱1内には収納体2が配置され、この収
納体2はリンク機構3を介して回動することで収納体2
を外箱1内から外箱1の前下方に引き降ろし自在となっ
ている。
【0012】リンク機構3は、図1乃至図7に示すよう
に、一端部を外箱1側の側面部に回転自在に枢支すると
共に他端部を収納体2の側面部に回転自在に枢支した前
リンク4と後リンク5とよりなる平行リンクにより構成
してある。ここで、上記前リンク4と後リンク5とはい
ずれもへ字状に形成してあり、収納体2を外箱1内に収
納した状態で図6に示すように、へ字状の前リンク4、
後リンク5の各山形をした角部の内隅側が外箱1の開口
側を向くように配置してある。上記前リンク5、後リン
ク6は互いに平行な異なる垂直面内でそれぞれ回動する
ように横方向(図4、図5において左右方向)にずらし
て配置してある。
【0013】収納体2は図8に示すように、対向する左
右の側板13間に底部、背部を有する網体14や板体を
架設して固定したもので、前方及び上方が開口してい
る。図8、図11に示すように、収納体2の側板13の
外面部の上部には軸支板15がビスのような固着具によ
り固着してある。軸支板15は金属板製であって、側板
13の上部の前半部に後部が上となり前部が下となるよ
うに斜めに傾斜して取付けてある。このように斜めに傾
斜した軸支板15の上部に外側方に向けて上軸部16が
突設してあり、下部に外方に向けて突出した突出部17
を設け、該突出部17に外側方に向けて下軸部18を突
設してある。
【0014】そして、図11に示すように、前リンク4
の上端部に形成した孔を上記下軸部18に回動自在には
め込んで取付け、また、後リンク5の上端部に形成した
孔を上軸部16に回動自在にはめ込んで取付けてある。
外箱1の側板19の下部には図12に示すような形状を
した軸支ブロック体20が図10に示すようにねじ具に
より取付けてあって、この軸支ブロック体20に上記前
リンク4の下端部及び後リンク5の下端部を回動自在に
軸支してある。
【0015】軸支ブロック体20はアルミニュームのダ
イキャストにより一体に形成してある。軸支ブロック体
20は図10、図12に示すように、渦巻きばねよりな
るダンバ21を収納して取付けるためのダンパ収納部2
2を設けた下ブロック部23と、オイルダンパよりなる
ダンパ24を収納して取付けるためのダンパ収納部25
を設けた上ブロック部26とを斜めに傾斜した連結ブロ
ック部27で一体に連結して主体が構成してある。そし
て、後述のようにダンパ21、24をそれぞれダンパ収
納部22、25に収納し、また、前リンク4、後リンク
5の各下端部を軸により取付けて、ねじ具により側板1
9に軸支ブロック体20を取付けることで、該軸支ブロ
ック体20はダンパを取付ける取付け部材としての役目
と、カバーするカバー材としての役目と、更に、前リン
ク4、後リンク5の各下端部を軸支する部材としての役
目を備えたものとなる。
【0016】また、傾斜した連結ブロック部27から下
方に向けて自立用脚部28が垂下してあり、該自立用脚
部28の下端と下ブロック部23とが同じレベルとなっ
ており、軸支ブロック体20を外箱1の側板19の内面
下部に取付ける際、箱体1の底板11の上面に自立用脚
部28の下端と下ブロック部23とを載置することで軸
支ブロック体20を自立して起立できるようにしてあっ
て、軸支ブロック体20を外箱1の側板19の内面下部
に取付ける作業が容易となるようにしてある。ここで、
連結ブロック部27の全体が底板11に当接するように
下方に全体として突出させることが考えられるが、これ
だと、軸支ブロック体20の材料が増え、コストアップ
となるので、上記のように傾斜した連結ブロック部27
から部分的に自立用脚部28を垂下することで、安定し
た自立ができるにもかかわらず、材料が少なくてコスト
ダウンが図れるようにしてある。また、軸支ブロック体
20の前端部の下端には位置決め用小突起56が前方に
向けて突設してあり、軸支ブロック体20を外箱1内の
下端部の前端部に偏らせて取付ける際、上記位置決め用
小突起56を外箱1の開口部の前端縁に合わせること
で、外箱1に対する軸支ブロック体20の前後方向の位
置決めを行うようになっている。ここで、位置決め用小
突起56を設けることなく下ブロック部23の前端面の
上下全面を外箱1の開口部の前端縁に合わせることも考
えられるが、これだと、軸支ブロック体20を底板11
に自立させた際に、下ブロック部23の前端面の上下全
面が外箱1の開口部の前端縁とぴったりと面一にならな
い場合があって見苦しくなるが、位置決め用小突起56
の場合はこのようなおそれがない。
【0017】軸支ブロック体20の上端部にはリンク倒
れ防止用突起53が設けてあり、後述するように収納体
2が外箱1内に収納された状態で後リンク5がリンク倒
れ防止用突起53に当たって後リンク5の後側への回動
を防止し、収納体2が外箱1内に収納された状態におい
て後方への倒れを防止している。図9、図10に示すよ
うに、軸支ブロック体20の下部の下ブロック部23の
内面側を凹ませてダンパ収納部22が形成してあり、該
ダンパ収納部22の中央部には内外に貫通した孔29が
設けてあり、該孔29に軸30を回転自在に挿入して該
軸30に前リンク4の下端部をはめ込んで、軸30と前
リンク4の下端部とが一体となって回動するように取付
けてある。ダンパ収納部22内には渦巻きばねのような
ばね式のダンパ21を収納してある。ダンパ収納部22
内にはダンパ係止部31が設けてあり、ダンパ21を構
成する渦巻きばねの両端部には被係止部32がそれぞれ
設けてあり、渦巻きばねの一端部の被係止部32がダン
パ係止部31に係止してあり、また、渦巻きばねの他端
部の被係止部32が軸30の先端部に設けた割り溝部3
3に係止してある。このように渦巻きばねのようなばね
式のダンパ21を設けることで、収納体2を外箱1内か
ら前下方に向けて回動して引き下ろす際に上記渦巻きば
ねよりなるダンパ21が抵抗となるようにしてある。本
実施形態においては、このばね式のダンパ21は収納体
2を外箱1内に完全に収納した状態から、収納体2を前
下方に向けて回動して引き降ろし始めた時点から、最下
降位置まで引き降ろすまでの間、回動による引き降ろし
の抵抗として作用するように設定してある。
【0018】図9、図10に示すように、軸支ブロック
体20の上部の上ブロック部26の内面側を凹ませてダ
ンパ収納部25が形成してあり、該ダンパ収納部25の
中央部には内外に貫通した孔34が設けてある。ダンパ
収納部25内にはオイルダンパよりなるダンパ24を収
納してねじにより軸支ブロック体20に取付けてある。
オイルダンパよりなるダンパ24の回転駆動軸35には
フランジ37を有する回動体38が回転駆動軸35と一
体に回転駆動するように取付けてあり、回動体38の円
柱部39が上記軸支ブロック体20の孔34に油を含ん
だブッシュ42を介して回転自在に貫挿され、円柱部3
9の先端部に突出している略矩形断面形状をした矩形軸
部39aが孔34から外方に突出している。この矩形軸
部39aには後リンク5の下部の孔40がはめ込んであ
り、更に矩形軸部39aの先端面に孔40よりも大きい
抜け止め板41を当て、ねじ42により該抜け止め板4
1を矩形軸部39aに固着してあって、後リンク5が回
動体38から抜けないようになっている。ここで、回動
体38のフランジ37は孔40の内面側の周囲とダンパ
24のケースとの間に位置して抜けないようになってい
る。矩形軸部39aは図10に示すように軸30よりも
外方に向けて突出しており、この結果、後リンク5の下
端部の枢支部分が前リンク4の下端部の枢支部分よりも
外側方にずれて位置している。後リンク5からかかる収
納体2の重量は油を含んだブッシュ42を介して軸支ブ
ロック体20により支持し、オイルダンパよりなるダン
パ24にかからないようになっていて、オイルダンパよ
りなるダンパ24の本来のダンパ機能を損なわないよう
になっている。
【0019】後リンク5の下部に設けた矩形軸部39a
を挿入する孔40は、図13に示すように、扇型状孔部
40a、40bの幅狭部を互いに連通形成して構成して
あり、略矩形断面形状をした矩形軸部39aを上記孔4
0にはめ込んだ状態で、図13の角度αだけ遊びがあ
る。つまり、図13(a)のように矩形軸部39aの下
部の一側面39a1 に一方の扇型状孔部40aの一方の
内面40a1 が当接した状態で、矩形軸部39aの上部
の他側面39b1 に他方の扇型状孔部40bの一方の内
面40b1 が当接するようになっており、この状態で後
リンク5が図13(a)の矢印方向に孔40内で角度α
だけ回動する遊び回動の間は矩形軸部39aが後リンク
5といっしょに回動せず、この間はオイルダンパよりな
るダンパ24が後リンク5の図13(a)の矢印方向へ
の回動の抵抗として働かないものであり、角度αだけ回
動して、図13(b)のように矩形軸部39aの下部の
他側面39a2 に一方の扇型状孔部40aの他方の内面
40a2 が当接した状態で、矩形軸部39aの上部の一
側面39b2 に他方の扇型状孔部40bの他方の内面4
0b2 が当接し、これ以降後リンク5が矢印方向に回動
すると、後リンク5と共に矩形軸部39aが回動し、オ
イルダンパよりなるダンパ24が後リンク5の図13
(b)の矢印方向への回動の抵抗として働くようになっ
ている。
【0020】ところで、収納体2を外箱1内に完全に収
納した状態では、後リンク5が軸支ブロック体20に設
けたリンク倒れ防止用突起53に当たって、後側への回
動が防止され、これにより収納体2が外箱1内に収納さ
れた状態において後方への倒れが防止してある。そし
て、この収納体2を外箱1内に完全に収納した状態では
図3に示すように、前リンク4上の軸支部イは下の軸支
部ロよりも上方で且つ後方に位置し、また、後リンク5
の上の軸支部ハは下の軸支部ニよりも上方で且つ後方に
位置しており、収納体2を外箱1に完全に収納した状態
で軸支部イ、ロを結ぶ線はイが後方で且つ上に位置する
ように斜めに傾斜し、また、軸支部ハ、ニを結ぶ線はハ
が後方で且つ上に位置するように斜めに傾斜しており、
この結果、収納体2を外箱1に完全に収納した状態で収
納体2は自重により後ろに倒れようとする側に回動しよ
うとする力が作用していて、前方に不用意に回動しない
ようになっている。この収納体2を外箱1内に完全に収
納した状態では上記収納体2の自重により後に倒れよう
とする力(モーメント力)だけでなく、渦巻きばねより
なるダンパ21の抵抗があるため、いっそう収納体2が
前方に不用意に回動しないようになっており、地震等の
場合にも収納体2が前方に飛び出すことがないようにな
っている。
【0021】図13(a)の状態が収納体2を外箱1内
に完全に収納した状態であり、上記遊びの角度αが軸支
部ハ、ニを結ぶ線の垂直線に対する傾斜角度とほぼ同じ
角度となっている。したがって、図13(a)の収納体
2を外箱1内に完全に収納した状態では後リンク5には
ダンパ24により前方への回動に対する抵抗力が作用し
ておらず、図13(b)の状態が収納体2を外箱1内に
完全に収納した状態から収納体2を角度α回動する間
は、前リンク4の軸支部分に設けた渦巻きばねよりなる
ダンパ21が抵抗となり、このダンパ21の抵抗と、上
記軸支部イ、ロを結ぶ線及び、軸支部ハ、ニを結ぶ線が
傾斜していることによる後向きに収納体2が自重により
回動しようとする力との合計の力に抗して収納体2を前
方に向けて回動することで回動でき、オイルダンパより
なるダンパ24の抵抗がない分軽い力で角度α回動する
ことができる。そして、角度α回動した後、軸支部イ、
ロを結ぶ線及び、軸支部ハ、ニを結ぶ線が垂直を超えて
上記と逆向きに傾斜すると、収納体2の自重が収納体2
を前下方に回動しようとする力として作用するが、角度
α回動した後は、前述のように後リンク5と共に矩形軸
部39aが回動し、オイルダンパよりなるダンパ24が
後リンク5の図13(b)の矢印方向への回動の抵抗と
して働く。この結果、角度α回動して収納体2が前下方
に自重により回動する力が作用しだすとダンパ24とダ
ンパ21との両ダンパが抵抗として働いてゆっくりと下
降するのである。このように、収納体2を外箱1内に完
全に収納した状態から前方に引き降ろす際に、両ダンパ
21、24が回動にしたがって段階的に抵抗として作用
し、スムーズな引き降ろしができるのである。
【0022】上記実施形態においては、両タンパ21、
24のうち、渦巻きばねのようなばね式のダンパ21は
収納体2が外箱1内に完全に収納された状態から最下降
位置まで下降する際に常時抵抗となるように設定してあ
り、オイルダンパよりなるダンパ24は収納体2が外箱
1内に完全に収納された状態から引き降ろしのために前
方に一定角度回動するまでの間には回動引き降ろしの抵
抗とならず、一定角度回動した以降引き降ろしの際の抵
抗となるように設定した実施形態を示したが、両ダンパ
21、24のうち、オイルダンパよりなるダンパ24を
収納体2が外箱1内に完全に収納された状態から最下降
位置まで下降する際に常時抵抗となるように設定し、渦
巻きばねのようなばね式のダンパ21を、収納体2が外
箱1内に完全に収納された状態から引き降ろしのために
前方に一定角度回動するまでの間には回動引き降ろしの
抵抗とならず、一定角度回動した以降引き降ろしの際の
抵抗となるように設定してもよいものである。
【0023】すなわち、図15には渦巻きばねのような
ばね式のダンパ21の一端部の被係止部32を軸30に
設けた割り溝部33に係止してあり、ダンパ21の他端
部の被係止部32をダンパ収納部22内に設けたダンパ
係止部31に隙間を介して対向させてある。図15のよ
うにダンパ係止部31に被係止部32が隙間を介して対
向している状態は、ちょうど収納体2を外箱1内に完全
に収納した状態であり、図15において収納体2が外箱
1内に完全に収納された状態で前方に回動して引出し操
作をし、角度α回動する間は被係止部32がダンパ係止
部31に係止していないので、収納体2の前方への回動
引出しに当たっての抵抗とならず(この場合にはオイル
ダンパのようなダンパ24のみが抵抗となって作用して
いる)、角度α回動した場合に始めて被係止部32がダ
ンパ係止部31に係止し、これ以降の前方への回動にお
いて、渦巻きばねのようなばね式のダンパ21が抵抗と
なって作用する(この場合にはオイルダンパのようなダ
ンパ24は抵抗となって作用している)ものである。
【0024】なお、ここで、収納体2が外箱1内に完全
に収納された状態で、収納体2と外箱1とを収納状態保
持手段55により保持するようにしてもよい。この収納
状態保持手段55としては、図3に示す実施形態におい
ては、収納体2の後端部又は外箱1の背板部側のいずれ
か一方に磁石55aを、いずれか他方に鉄片55bのよ
うな磁性金属を取付け、収納体2を外箱1に収納した状
態で収納状態保持手段55により収納体2の外箱1への
収納状態を保持することで、収納体2を外箱1内に押し
込んで収納した際に、収納体2が前方に跳ね返るように
してがたついたりするのを確実に防止できるものであ
り、また、地震等の際にも収納体2が飛び出すのが防止
できる。もちろん、収納状態保持手段55としてはラッ
チその他の任意の保持機構が採用できる。
【0025】前リンク4、後リンク5にはそれぞれL字
状をしたストッパ片43、44が固着してあり、このス
トッパ片43、44の横片43a、44aが収納体2を
外箱1の前下方に回動して最下降位置まで回動して引き
降ろした状態で、上記後リンク5のストッパ片44の横
片44aが前リンク4のストッパ片43の横片43aに
当たって、それ以上後リンク5が回動できないようにな
っていて、このことにより平行リンクにより構成された
前リンク4、後リンク5がいずれもそれ以上前下方に回
動できず、収納体2が最下降位置でストップさせられ
る。ここで、横片43a、44aのいずれか一方に磁石
45を設け、収納体2を外箱1の前下方に回動して最下
降位置まで回動して引き降ろしてストップさせた状態で
該磁石45が他方の鉄製の横片43a(又は横片44
a)に磁着するようになっている。この場合、添付図面
においては、収納体2を外箱1の前下方に回動して最下
降位置まで回動して引き降ろした状態で、上記後リンク
5のストッパ片44の横片44aが磁石45を介して前
リンク4の後リンク5のストッパ片43の横片43aに
当接することで、収納体2が最下降位置でストップさせ
られるようになっている。このように、収納体2を外箱
1の前下方に回動して最下降位置まで回動して引き降ろ
した状態で磁石45が他方の鉄製の横片43a(又は横
片44a)に磁着することで、収納体2が最下降位置で
ストップした状態でバウンドして上方に浮き上がったり
してがたつかず、収納体2が最下降位置でストップした
状態を保持するようになっている。したがって、本実施
形態においては、磁石45が鉄製の横片43a(又は横
片44a)に磁着することで、収納体2を最下降位置ま
で引き降ろした状態で、前リンク4と後リンク5とを保
持する保持手段8を構成している。
【0026】なお、この収納体2を最下降位置まで引き
降ろした状態で、前リンク4と後リンク5とを保持する
保持手段としては上記の磁石45による磁着にのみ限定
されるものではなく、他のラッチによる係止、あるいは
その他の任意の保持機構を採用することができるもので
ある。ところで、本発明においては、すでに述べたよう
に、前リンク4及び後リンク5がヘ字状に形成され、収
納体2を外箱1内に収納した状態でへ字状の前リンク
4、後リンク5の各山形をした角部の内隅側が外箱1の
開口側を向くように配置してあるので、収納体2を外箱
1内に収納した状態から外箱1の前下方に向けて回動し
て引き降ろした場合、ヘ字状をした前リンク4、後リン
ク5の山形をした角部の内隅側が外箱1の底板11の先
端側に対向するように回動し、これにより図7に示すよ
うに、外箱1に収納した状態でヘ字状をした前リンク4
の軸支部イ、ロを結ぶ線はイが前方で且つ下方に位置す
るように斜めに傾斜し、また、軸支部ハ、ニを結ぶ線は
ハが前方で且つ下に位置するように斜めに傾斜する位置
まで回動することができ、これにより収納体2を外箱1
の前下方まで引き降ろした際に、リンクが外箱1の底板
11の先端部に当たらない状態の最下降位置をリンクが
直線状であった従来例に比べてより下方位置まで下げる
ことができるものである。また、すでに述べたように、
前リンク4と後リンク5とが互いに平行な異なる垂直面
内でそれぞれ回動するように横方向にずらして配置して
あるので、図1、図7に示すように、前リンク4と後リ
ンク5とが互いに重なる位置まで回動しても何等支障が
なく、この点でも前リンク4と後リンク5との回動範囲
を大きくし、収納体2を外箱1の前下方のより低レベル
位置まで引き下ろすことがでるものである。これらの結
果、図1に示すように収納体2を外箱1の前下方まで引
き降ろした際に、収納体2の上端部を外箱1の前下端部
よりも前方で且つ下方に位置させるようにすることも可
能となる。
【0027】ここで、前リンク4の一端部の外箱1への
軸支部ロを添付図面に示すように外箱1の前端下部に位
置させることで、簡単な構成でヘ字状をした前リンク4
が外箱1の底板11の前端部を超えて斜め下方の姿勢と
なるようにより大きく回動することができて、この点で
もよりいっそう収納体2を外箱1の前下方のより低レベ
ル位置まで引き下ろすことができるものである。
【0028】ところで、前リンク4の軸支部イ、ロを結
ぶ線及び後リンク5の軸支部ハ、ニを結ぶ線が水平の場
合が、収納体2に作用するモーメントが最大であり、仮
に、このモーメントが最大の位置が収納体2の最下降位
置だとすると、収納体2を外箱1内に収納するために逆
方向に回動して上昇させるための操作力は最大の初期操
作力が必要となるが、上記のように、収納体2を外箱1
の前下方の最下降位置まで引き降ろした状態で、リンク
の両端の軸支部を結ぶ線が収納体2側の軸支部が下とな
るように斜め下方に傾斜するので、最下降位置まで引き
降ろした状態は最大モーメントよりも小さいモーメント
が作用していることになり、この結果、最下降位置まで
引き降ろした状態で、再び上昇させて収納する際の押し
上げ初期に軽い力で押し上げることができる(この場
合、渦巻きばねよりなるダンパ21による復帰ばね力も
作用してより軽い力で押し上げることができる)ことに
なる。そして、収納体2を押し上げはじめて勢いをつけ
た状態でリンクの両端の軸支部を結ぶ線が水平状態とな
る収納体2に最大モーメントが作用する位置を超えて外
箱1内に向けて押し上げて回動させることができるの
で、軽い力でスムーズに復帰させることができるもので
ある。
【0029】左右両側に位置する前リンク4同士、又は
左右両側に位置する後リンク5同士は連結部材9により
連結してあって、両前リンク4同士又は両後リンク5同
士が一体となって連動して回動することができるように
してある。図1乃至図7に示す実施形態においては、左
右両側の前リンク4の下部同士をバー材よりなる連結部
材9により一体に連結してある。ここで、上記のように
左右両側の前リンク4の下部同士をバー材よりなる連結
部材9により一体に連結するに当たって、リンク機構3
を介して回動する収納体2と、前リンク4の回動に伴っ
て回動するバー状の連結部材9とが相互の回動中に互い
に衝突しない位置関係となるように設定してある。
【0030】なお、図8に示すように、収納体2の両側
板の前端部の最下端部には下方に向けて下向き突部61
が設けてあって、該下向き突部61に取っ手バー60の
両端部を回動自在に取付けてあり、取っ手バー60を手
で掴んで、収納体2の上記した回動による昇降操作を行
うものである。この取っ手バー60は収納体2を外箱1
内に収納した状態でちょうど前リンク4の下端部の枢支
部分ロのやや前方に位置するものである。したがって、
上記前リンク4の下部同士を連結するバー材よりなる連
結部材9はこの取っ手バー60を避けた位置に配置する
ものであり、しかも、上記のように、リンク機構3を介
して回動する収納体2と、前リンク4の回動に伴って回
動するバー状の連結部材9とが相互の回動中に互いに衝
突しない位置関係となるように設定してある。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、前面が開口した外箱内に収納した収
納体をリンク機構を介して回動することで外箱内から外
箱の前下方に引き降ろし自在とし、リンク機構が、一端
部を外箱側の側面部に回転自在に枢支すると共に他端部
を収納体の側面部に回転自在に枢支した前リンクと後リ
ンクとよりなる平行リンクにより構成され、前リンクと
後リンクとにそれぞれ収納体を外箱から前下方に回動し
て引き降ろす際に抵抗となるダンパをそれぞれ設け、両
ダンパのうち一方のダンパがリンクが外箱内に完全に収
納された状態から引き降ろしのために前方に一定角度回
動するまでの間には回動して引き降ろす際の抵抗となら
ず、一定角度回動した以降引き降ろしの際の抵抗となる
ように遊びが設けてあるので、収納体を外箱内に完全に
収納した状態から前方に回動して引き降ろす際に、両
ンパのうち一方のダンパが抵抗として作用し、一定角度
回動した後に、残りのダンパも抵抗として作用するよう
になって、2つのダンパが回動に応じて段階的に抵抗と
して作用することで急激に操作が重くなるということが
なくてスムーズな操作性が得られ、収納体の回動による
引き降ろし作業がスムーズに行えるものである。また、
収納体を外箱内に完全に収納した状態でも、一つのダン
パは前方への回動に対する抵抗として作用するので、地
震等があっても前方に飛び出すのを防止できて、安全で
ある。また、前リンクと後リンクとの各下端部を軸支し
て取付ける部材である金属の一体成形品である軸支ブロ
ック体の内側に両ダンパを収納して取付けるダンパ収納
部を一体に設けてあるので、前リンクと後リンクとの各
下端部を軸支する軸支ブロック体をダンパを収納して取
付ける部材とこれらをカバーする部材として共用化する
ことができ、この結果、部材点数を削減し、コンパクト
化が図れ、また、組立てが簡略化できるものであり、更
に、軸支ブロック体が、前リンクの下端部が軸支される
部分である下ブロック部と、下ブロック部より上方で且
つ後方に位置して後リンクの下端部が軸支される上ブロ
ック部と、下ブロック部と上ブロック部とを一体に連結
する斜めに傾斜した連結ブロック部とで主体が構成さ
れ、斜めに傾斜した連結ブロック部から下方に自立用脚
部を垂下し、下ブロック部の下端部と自立用脚部の下端
部とを同じ レベルとしてあるので、下ブロック部の下端
部と軸支ブロック体の下端部とを外箱の側板の近くにお
いて底板の上に載置して軸支ブロック体を自立させるこ
とができるものであって、軸支ブロック体を側板に取付
ける作業が容易に行えるものである。
【0032】また、請求項2記載の発明にあっては、両
ダンパのうち一方がオイルダンパで、他方がばね式ダン
パであって、オイルダンパ側が遊びを設けてあるので、
簡単な構成で上記請求項1記載の発明を奏することがで
きるものである。また、請求項3記載の発明にあって
は、両ダンパのうち一方がオイルダンパで、他方がばね
式ダンパであって、ばね式ダンパ側が遊びを設けてある
ので、簡単な構成で上記請求項1記載の発明を奏するこ
とができるものである。
【0033】
【0034】また、請求項4記載の発明にあっては、上
請求項1記載の発明の効果に加えて、軸支ブロック体
の前面の下端部に位置決め用小突起を設けてあるので、
軸支ブロック体を外箱に取付ける際に、位置決め用小突
起を外箱の開口縁に位置合わせすることで簡単に所定の
位置に位置決めできるものである。
【0035】また、請求項5記載の発明にあっては、上
請求項1記載の発明の効果に加えて、ダンパの軸部が
軸支ブロック体に設けた軸受け用の孔に油を含んだブッ
シュを介して回転自在に軸支してあるので、収納体の重
量を軸支ブロック体で支持できて、ダンパにかからない
ようにでき、ダンパの破損を防止することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降収納装置の収納体を外箱の前下方
に引き降ろした状態を示す斜視図である。
【図2】同上の収納体を外箱内に収納した状態を示す斜
視図である。
【図3】同上の収納体を外箱内に収納した状態を示す側
面断面図である。
【図4】同上の平断面図である。
【図5】同上の正面図である。
【図6】同上の収納体を省略した状態の図2に対応する
斜視図である。
【図7】同上の収納体を省略した状態の図1に対応する
斜視図である。
【図8】同上の収納体の斜視図である。
【図9】同上の軸支ブロック体にダンパを収納した状態
を示す側面図である。
【図10】(a)は同上の軸支ブロック体にダンパを収
納してリンクを取付けた状態を示す断面図であり、
(b)は回転駆動軸と後ダンパとを示す分解斜視図であ
る。
【図11】同上の前後リンクの上端部の軸支部分を示す
断面図である。
【図12】同上に用いる軸支ブロック体を示し、(a)
は左側面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は
正面図である。
【図13】(a)は収納体を外箱内に完全に収納した状
態における後リンクと矩形軸部との位置関係を示す説明
図であり、(b)は(a)の状態から後リンクが角度α
だけ回動して垂直となった場合における後リンクと矩形
軸部との位置関係を示す説明図である。
【図14】同上の収納体の最下降位置において磁石が磁
着して前リンクと後リンクとを保持している状態を示す
断面図である。
【図15】本発明の軸支ブロック体にダンパを収納した
状態を示す他の実施形態の側面図である。
【符号の説明】
1 外箱 2 収納体 3 リンク機構 4 前リンク 5 後リンク 19 側板 20 軸支ブロック体 21 ダンパ 22 ダンパ収納部 23 下ブロック部 24 タンパ 25 ダンパ収納部 26 上ブロック部 27 連結ブロック部 28 自立用脚部 42 ブッシュ 56 位置決め用小突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 研治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−28472(JP,A) 特開 平7−148031(JP,A) 特開 平5−44722(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 51/00 501

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口した外箱内に収納した収納体
    をリンク機構を介して回動することで外箱内から外箱の
    前下方に引き降ろし自在とし、リンク機構が、一端部を
    外箱側の側面部に回転自在に枢支すると共に他端部を収
    納体の側面部に回転自在に枢支した前リンクと後リンク
    とよりなる平行リンクにより構成され、前リンクと後リ
    ンクとにそれぞれ収納体を外箱から前下方に回動して引
    き降ろす際に抵抗となるダンパをそれぞれ設け、両ダン
    のうち一方のダンパがリンクが外箱内に完全に収納さ
    れた状態から引き降ろしのために前方に一定角度回動す
    るまでの間には回動して引き降ろす際の抵抗とならず、
    一定角度回動した以降引き降ろしの際の抵抗となるよう
    遊びを設け、前リンクと後リンクとの各下端部を軸支
    して取付ける部材である金属の一体成形品である軸支ブ
    ロック体の内側に両ダンパを収納して取付けるダンパ収
    納部を一体に設け、軸支ブロック体が、前リンクの下端
    部が軸支される部分である下ブロック部と、下ブロック
    部より上方で且つ後方に位置して後リンクの下端部が軸
    支される上ブロック部と、下ブロック部と上ブロック部
    とを一体に連結する斜めに傾斜した連結ブロック部とで
    主体が構成され、斜めに傾斜した連結ブロック部から下
    方に自立用脚部を垂下し、下ブロック部の下端部と自立
    用脚部の下端部とを同じレベルとしてあることを特徴と
    する昇降収納装置。
  2. 【請求項2】 両ダンパのうち一方がオイルダンパで、
    他方がばね式ダンパであって、オイルダンパ側が遊びを
    設けてあることを特徴とする請求項1記載の昇降収納装
    置。
  3. 【請求項3】 両ダンパのうち一方がオイルダンパで、
    他方がばね式ダンパであって、ばね式ダンパ側が遊びを
    設けてあることを特徴とする請求項1記載の昇降収納装
    置。
  4. 【請求項4】 軸支ブロック体の前面の下端部に位置決
    め用小突起を設けて成ることを特徴とする請求項1記載
    の昇降収納装置。
  5. 【請求項5】 ダンパの軸部が軸支ブロック体に設けた
    軸受け用の孔に油を含んだブッシュを介して回転自在に
    軸支してあることを特徴とする請求項1記載の昇降収納
    装置。
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