JP3290112B2 - 昇降収納装置 - Google Patents

昇降収納装置

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JP3290112B2
JP3290112B2 JP27917497A JP27917497A JP3290112B2 JP 3290112 B2 JP3290112 B2 JP 3290112B2 JP 27917497 A JP27917497 A JP 27917497A JP 27917497 A JP27917497 A JP 27917497A JP 3290112 B2 JP3290112 B2 JP 3290112B2
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範行 北地
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天袋のような高所
に配設される外箱内に収納した収納体を昇降するための
昇降収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、天袋のような高所に配設され
る外箱内に収納した収納体を昇降するための昇降収納装
置として図27に示すようなものが知られている。図2
7において、天袋のような高所に配設される外箱1′内
に籠のような収納体2を配置し、前面が開口した外箱
1′内に収納した収納体2′をリンク機構3′を介して
回動することで外箱1′内から外箱1′の前下方に引き
下ろし自在とするものが知られている。ここで、従来の
リンク機構3′は、図27に示すように、一端部を外箱
1′側の側面部に回転自在に枢支すると共に他端部を収
納体2′の側面部に回転自在に枢支した直線状の前リン
ク4′と直線状の後リンク5′とよりなる平行リンクに
より構成してある。
【0003】しかしながら、上記のような直線状の前リ
ンク4′と直線状の後リンク5′とよりなる平行リンク
の場合、収納体2を外箱1′の前方のできるだけ下方に
引き下ろすことができるように、図27のように前リン
ク4′の下端部をできるだけ外箱1′の前部の下部に位
置させた場合でも、前リンク4′が水平となる位置まで
しか収納体2′を下降させることができず(つまり、前
リンク4′が水平を超えて斜めになると前リンクが外箱
1′の底板11′の前端部に当たってしまう)、収納体
2を外箱1′の前下方に引き下ろすと言えども、依然と
して、収納体2′の最下降位置におけるレベルが高く、
収納体2′内への収納物の出し入れがし難いという問題
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
例の問題点に鑑みて発明したものであって、収納体を外
箱の前下方のできるだけ低レベル位置まで下降させるこ
とができて、収納体内への収納物の出し入れが容易にで
きる昇降収納装置を提供することを主たる課題とし、ま
た、収納体を外箱の前下方に引き出した状態で、前リン
クと後リンクとが重なる位置まで回動しても何等支障が
なく、簡単な構成で収納体を外箱の前下方のより低レベ
ル位置まで引き下ろすことができ、また、前リンクと後
リンクとの間に指を詰めたりすることを防止し、更に、
最下降位置まで引き下ろした状態で前リンクと後リンク
との相互を保持して最下降位置で収納体ががたつくのが
防止でき、また、最下降位置まで引き下ろした状態で、
再び上昇させて収納する際の押し上げ初期に軽い力で押
し上げることができ、また、両側の前リンク同士又は両
側の後リンク同士が一体に連動して回動することで、収
納体がスムーズに動作でき、また、外箱のデッドスペー
スを有効に利用できる昇降収納装置を提供することを課
題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の昇降収納装置は、前面が開口した外箱1内に
収納した収納体2をリンク機構3を介して回動すること
で外箱1内から外箱1の前下方に引き下ろし自在とし、
リンク機構3が、一端部を外箱1側の側面部に回転自在
に枢支すると共に他端部を収納体2の側面部に回転自在
に枢支した前リンク4と後リンク5とよりなる平行リン
クにより構成され、前リンク4及び後リンク5がヘ字状
に形成され、収納体2を外箱1内に収納した状態でへ字
状の前リンク4、後リンク5の各山形をした角部の内隅
側が外箱1の開口側を向くように配置し、収納体2をリ
ンク機構3を介して回動することで外箱1内から外箱1
の前下方の最下降位置まで引き下ろした状態で、前リン
ク4と後リンク5同士が当接することにより互いに保持
されることを特徴とするものである。このように前リン
ク4及び後リンク5をへ字状に形成することで、収納体
2を外箱1の前下方に引き下ろした際に、外箱1の底板
11の前端部を超えてリンクを斜め下方に配置すること
が可能となり、これにより、できるだけ、収納体2を外
箱1の前下方に引き下ろした際における収納体2のレベ
ル位置を低くできるようになったものであり、また、収
納体2をリンク機構3を介して回動することで外箱1内
から外箱1の前下方の最下降位置まで引き下ろした状態
で、前リンク4と後リンク5同士が当接することにより
互いに保持されることで、収納体2を外箱1の前下方の
最下降位置まで引き下ろした状態で前リンク4、後リン
ク5が上側に回動するように揺れるのを防止することが
できる。
【0006】また、前リンク4と後リンク5とが互いに
平行な異なる垂直面内でそれぞれ回動するように横方向
にずらして配置してあることが好ましい。このような構
成とすることで、前リンク4と後リンク5とが互いに重
なる位置まで回動しても何等支障がなく、簡単な構成で
収納体2を外箱1の前下方のより低レベル位置まで引き
下ろすことができるものである。
【0007】また、前リンク4の前部に側方に向けて後
リンク5との隙間を隠すための前カバー部6を設けると
共に後リンク5の後部に側方に向けて前リンク4との隙
間を隠すための後カバー部7を設けることが好ましい。
このことにより、前カバー部6、後カバー部7の存在
で、前リンク4と後リンク5との間の隙間を隠して外観
を良くし、また、前リンク4と後リンク5との間の隙間
に指を詰めるのを防止するようになっている。
【0008】また、前リンク4の一端部を外箱1の前端
下部に枢支することが好ましい。このような構成とする
ことで、ヘ字状をした前リンク4が外箱1の底板11の
前端部を超えて斜め下方の姿勢となるように回動するこ
とができて、簡単な構成で収納体2を外箱1の前下方の
より低レベル位置まで引き下ろすことができるものであ
る。
【0009】
【0010】また、収納体2がリンク機構3を介して回
動することで外箱1内から外箱1の前下方の最下降位置
まで引き下ろした状態で、リンクの両端の軸支部を結ぶ
線が収納体2側の軸支部が下となるように斜め下方に傾
斜していることが好ましい。つまり、リンクの両端の軸
支部を結ぶ線が水平状態の場合が、収納体2に最大モー
メントが作用する場合であるが、リンクの両端の軸支部
を結ぶ線が収納体2側の軸支部が下となるように斜め下
方に傾斜していることで、最下降位置まで引き下ろした
状態は最大モーメントよりも小さいモーメントが作用し
ていることになり、この結果、最下降位置まで引き下ろ
した状態で、再び上昇させて収納する際の押し上げ初期
に軽い力で押し上げることができ、収納体2を押し上げ
はじめて勢いをつけた状態でリンクの両端の軸支部を結
ぶ線が水平状態となる収納体2に最大モーメントが作用
する位置を超えて外箱1内に向けて押し上げて回動させ
ることができるものである。
【0011】また、両側の前リンク4同士又は後リンク
5同士を連結部材により連結し、リンク機構3を介して
回動する収納体2と、リンクの回動に伴って回動する連
結部材9とが相互の回動中に互いに衝突しない位置関係
となるように設定していることが好ましい。このような
構成とすることで、両側の前リンク4同士又は両側の後
リンク5同士が一体に連動して回動することで、収納体
2がスムーズに動作できることになる。
【0012】また、外箱1の後部の下面部を上方に向け
て突となった段部10とし、段部10内に照明装置60
を配設することが好ましい。すなわち、平行リンクを利
用して収納体2を外箱1内に出し入れするようなものに
おいては、収納体2は外箱1内に収納した状態で外箱1
の底板11と収納体2の下端部との間にスペースが必要
で、しかも、このスペースの前部においては、リンクを
外箱1に軸支する部分として利用できるが、後部におい
てはデッドスペースとなる。ところが、上記のように外
箱1の後部の下面部を上方に向けて突となった段部10
とし、段部10内に照明装置60を配設することで、外
箱1の後部の下面部のデッドスペースを有効利用して照
明器具11を配置することができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。外箱1は天袋のようなもの
で、壁の上部や天井の下面部のような部屋の高所に取付
けられるものである。この外箱1は前面が開口してお
り、該前面開口部には必要に応じて扉を開閉自在に取付
けてもよい。外箱1内には収納体2が配置され、この収
納体2はリンク機構3を介して回動することで収納体2
を外箱1内から外箱1の前下方に引き下ろし自在となっ
ている。
【0014】リンク機構3は、図1乃至図7に示すよう
に、一端部を外箱1側の側面部に回転自在に枢支すると
共に他端部を収納体2の側面部に回転自在に枢支した前
リンク4と後リンク5とよりなる平行リンクにより構成
してある。ここで、上記前リンク4と後リンク5とはい
ずれもへ字状に形成してあり、収納体2を外箱1内に収
納した状態で図6に示すように、へ字状の前リンク4、
後リンク5の各山形をした角部の内隅側が外箱1の開口
側を向くように配置してある。上記前リンク5、後リン
ク6は互いに平行な異なる垂直面内でそれぞれ回動する
ように横方向(図4、図5において左右方向)にずらし
て配置してある。
【0015】収納体2は図8に示すように、対向する左
右の側板13間に底部、背部を有する網体14や板体を
架設して固定したもので、前方及び上方が開口してい
る。図8、図11に示すように、収納体2の側板13の
外面部の上部には軸支板15がビスのような固着具によ
り固着してある。軸支板15は金属板製であって、側板
13の上部の前半部に後部が上となり前部が下となるよ
うに斜めに傾斜して取付けてある。このように斜めに傾
斜した軸支板15の上部に外側方に向けて上軸部16が
突設してあり、下部に外方に向けて突出した突出部17
を設け、該突出部17に外側方に向けて下軸部18を突
設してある。
【0016】そして、図11に示すように、前リンク4
の上端部に形成した孔を上記下軸部18に回動自在には
め込んで取付け、また、後リンク5の上端部に形成した
孔を上軸部16に回動自在にはめ込んで取付けてある。
外箱1の側板19の下部には図12に示すような形状を
した軸支ブロック体20が図10に示すようにねじ具に
より取付けてあって、この軸支ブロック体20に上記前
リンク4の下端部及び後リンク5の下端部を回動自在に
軸支してある。
【0017】軸支ブロック体20はアルミニュームのダ
イキャストにより一体に形成してある。軸支ブロック体
20は図10、図12に示すように、渦巻きばねよりな
るダンパ21を収納して取付けるためのダンパ収納部2
2を設けた下ブロック部23と、オイルダンパよりなる
ダンパ24を収納して取付けるためのダンパ収納部25
を設けた上ブロック部26とを斜めに傾斜した連結ブロ
ック部27で一体に連結して主体が構成してある。そし
て、後述のようにダンパ21、24をそれぞれダンパ収
納部22、25に収納し、また、前リンク4、後リンク
5の各下端部を軸により取付けて、ねじ具により側板1
9に軸支ブロック体20を取付けることで、該軸支ブロ
ック体20はダンパを取付ける取付け部材としての役目
と、カバーするカバー材としての役目と、更に、前リン
ク4、後リンク5の各下端部を軸支する部材としての役
目を備えたものとなる。
【0018】また、傾斜した連結ブロック部27から下
方に向けて自立用脚部28が垂下してあり、該自立用脚
部28の下端と下ブロック部23とが同じレベルとなっ
ており、軸支ブロック体20を外箱1の側板19の内面
下部に取付ける際、箱体1の底板11の上面に自立用脚
部28の下端と下ブロック部23とを載置することで軸
支ブロック体20を自立して起立できるようにしてあっ
て、軸支ブロック体20を外箱1の側板19の内面下部
に取付ける作業が容易となるようにしてある。ここで、
連結ブロック部27の全体が底板11に当接するように
下方に全体として突出させることが考えられるが、これ
だと、軸支ブロック体20の材料が増え、コストアップ
となるので、上記のように傾斜した連結ブロック部27
から部分的に自立用脚部28を垂下することで、安定し
た自立ができるにもかかわらず、材料が少なくてコスト
ダウンが図れるようにしてある。また、軸支ブロック体
20の前端部の下端には位置決め用小突起56が前方に
向けて突設してあり、軸支ブロック体20を外箱1内の
下端部の前端部に偏らせて取付ける際、上記位置決め用
小突起56を外箱1の開口部の前端縁に合わせること
で、外箱1に対する軸支ブロック体20の前後方向の位
置決めを行うようになっている。ここで、位置決め用小
突起56を設けることなく下ブロック部23の前端面の
上下全面を外箱1の開口部の前端縁に合わせることも考
えられるが、これだと、軸支ブロック体20を底板11
に自立させた際に、下ブロック部23の前端面の上下全
面が外箱1の開口部の前端縁とぴったりと面一にならな
い場合があって見苦しくなるが、位置決め用小突起56
の場合はこのようなおそれがない。
【0019】軸支ブロック体20の上端部にはリンク倒
れ防止用突起53が設けてあり、後述するように収納体
2が外箱1内に収納された状態で後リンク5がリンク倒
れ防止用突起53に当たって後リンク5の後側への回動
を防止し、収納体2が外箱1内に収納された状態におい
て後方への倒れを防止している。図9、図10に示すよ
うに、軸支ブロック体20の下部の下ブロック部23の
内面側を凹ませてダンパ収納部22が形成してあり、該
ダンパ収納部22の中央部には内外に貫通した孔29が
設けてあり、該孔29に軸30を挿入して該軸30に前
リンク4の下端部を回動自在に軸支して取付けてある。
ダンパ収納部22内には渦巻きばねよりなるばねダンパ
21を収納してある。ダンパ収納部22内にはダンパ係
止部31が設けてあり、ダンパ21を構成する渦巻きば
ねの両端部には被係止部32がそれぞれ設けてあり、渦
巻きばねの一端部の被係止部32がダンパ係止部31に
係止してあり、また、渦巻きばねの他端部の被係止部3
2が軸30の先端部に設けた割り溝部33に係止してあ
る。このように渦巻きばねよりなるダンパ21を設ける
ことで、収納体2を外箱1内から前下方に向けて回動し
て引き下ろす際に上記渦巻きばねよりなるダンパ21が
抵抗となるようにしてある。
【0020】図9、図10に示すように、軸支ブロック
体20の上部の上ブロック部26の内面側を凹ませてダ
ンパ収納部25が形成してあり、該ダンパ収納部25の
中央部には内外に貫通した孔34が設けてある。ダンパ
収納部25内にはオイルダンパよりなるダンパ24を収
納してねじにより軸支ブロック体20に取付けてある。
オイルダンパよりなるダンパ24の回転駆動軸35には
フランジ37を有する回動体38が回転駆動軸35と一
体に回転駆動するように取付けてあり、回動体38の円
柱部39が上記軸支ブロック体20の孔34に油を含ん
だブッシュ42を介して回転自在に貫挿され、円柱部3
9の先端部に突出している略矩形断面形状をした矩形軸
部39aが孔34から外方に突出している。この矩形軸
部39aには後リンク5の下部の孔40がはめ込んであ
り、更に矩形軸部39aの先端面に孔40よりも大きい
抜け止め板41を当て、ねじ42により該抜け止め板4
1を矩形軸部39aに固着してあって、後リンク5が回
動体38から抜けないようになっている。ここで、回動
体38のフランジ37は孔40の内面側の周囲とダンパ
24のケースとの間に位置して抜けないようになってい
る。矩形軸部39aは図10に示すように軸30よりも
外方に向けて突出しており、この結果、後リンク5の下
端部の枢支部分が前リンク4の下端部の枢支部分よりも
外側方にずれて位置している。
【0021】後リンク5の下部に設けた矩形軸部39a
を挿入する孔40は、図13に示すように、扇型状孔部
40a、40bの幅狭部を互いに連通形成して構成して
あり、略矩形断面形状をした矩形軸部39aを上記孔4
0にはめ込んだ状態で、図の角度αだけ遊びがある。つ
まり、図13(a)のように矩形軸部39aの下部の一
側面39a1 に一方の扇型状孔部40aの一方の内面4
0a1 が当接した状態で、矩形軸部39aの上部の他側
面39b1 に他方の扇型状孔部40bの一方の内面40
1 が当接するようになっており、この状態で後リンク
5が図13(a)の矢印方向に孔40内で角度αだけ回
動する遊び回動の間は矩形軸部39aが後リンク5とも
に回動せず、この間はオイルダンパよりなるダンパ24
が後リンク5の図13(a)の矢印方向への回動の抵抗
として働かないものであり、角度αだけ回動して、図1
3(b)のように矩形軸部39aの下部の他側面39a
2 に一方の扇型状孔部40aの他方の内面40a2 が当
接した状態で、矩形軸部39aの上部の一側面39b2
に他方の扇型状孔部40bの他方の内面40b2が当接
し、これ以降後リンク5が矢印方向に回動すると、後リ
ンク5と共に矩形軸部39aが回動し、オイルダンパよ
りなるダンパ24が後リンク5の図13(b)の矢印方
向への回動の抵抗として働くようになっている。
【0022】ところで、収納体2を外箱1内に完全に収
納した状態では、後リンク5が軸支ブロック体20に設
けたリンク倒れ防止用突起53に当たって、後側への回
動が防止され、これにより収納体2が外箱1内に収納さ
れた状態において後方への倒れが防止してある。そし
て、この収納体2を外箱1内に完全に収納した状態では
図3に示すように、前リンク4上の軸支部イは下の軸支
部ロよりも上方で且つ後方に位置し、また、後リンク5
の上の軸支部ハは下の軸支部ニよりも上方で且つ後方に
位置しており、収納体2を外箱1に完全に収納した状態
で軸支部イ、ロを結ぶ線はイが後方で且つ上に位置する
ように斜めに傾斜し、また、軸支部ハ、ニを結ぶ線はハ
が後方で且つ上に位置するように斜めに傾斜しており、
この結果、収納体2を外箱1に完全に収納した状態で収
納体2は自重により後ろに倒れようとする側に回動しよ
うとする力が作用していて、前に不用意に回動しないよ
うになっている。図13(a)の状態が収納体2を外箱
1内に完全に収納した状態であり、上記遊びの角度αが
軸支部ハ、ニを結ぶ線の垂直線に対する傾斜角度とほぼ
同じ角度となっている。したがって、図13(a)の収
納体2を外箱1内に完全に収納した状態では後リンク5
にはダンパ24により前方への回動に対する抵抗力が作
用しておらず、図13(b)の状態が収納体2を外箱1
内に完全に収納した状態から収納体2を角度α回動する
間は、前リンク4の軸支部分に設けた渦巻きばねよりな
るダンパ21が抵抗となり、このダンパ21の抵抗と、
上記軸支部イ、ロを結ぶ線及び、軸支部ハ、ニを結ぶ線
が傾斜していることによる後向きに収納体2が自重によ
り回動しようとする力との合計の力に抗して収納体2を
前方に向けて回動することで回動でき、オイルダンパよ
りなるダンパ24の抵抗がない分軽い力で角度α回動す
ることができる。そして、角度α回動した後、軸支部
イ、ロを結ぶ線及び、軸支部ハ、ニを結ぶ線が垂直を超
えて上記と逆向きに傾斜すると、収納体2の自重が収納
体2を前下方に回動しようとする力として作用するが、
角度α回動した後は、前述のように後リンク5と共に矩
形軸部39aが回動し、オイルダンパよりなるダンパ2
4が後リンク5の図13(b)の矢印方向への回動の抵
抗として働く。この結果、角度α回動して収納体2が前
下方に自重により回動する力が作用しだすとダンパ24
とダンパ21との両ダンパが抵抗として働いてゆっくり
と下降するのである。
【0023】なお、ここで、収納体2が外箱1内に完全
に収納された状態で、収納体2と外箱1とを収納状態保
持手段55により保持するようにしてもよい。この収納
状態保持手段55としては、図3に示すように、収納体
2の後端部又は外箱1の背板部側のいずれか一方に磁石
55aを、いずれか他方に鉄片55bのような磁性金属
を取付け、収納体2を外箱1に収納した状態で収納状態
保持手段55により収納体2の外箱1への収納状態を保
持することで、収納体2を外箱1内に押し込んで収納し
た際に、収納体2が前方に跳ね返るようにしてがたつい
たりするのを確実に防止できるものであり、また、地震
等の際にも収納体2が飛び出すのが防止できる。もちろ
ん、収納状態保持手段55としてはラッチその他の任意
の保持機構が採用できる。
【0024】図1、図14に示すように、前リンク4、
後リンク5にはそれぞれL字状をしたストッパ片43、
44が固着してあり、このストッパ片43、44の横片
43a、44aが収納体2を外箱1の前下方に回動して
最下降位置まで回動して引き降ろした状態で、上記後リ
ンク5のストッパ片44の横片44aが前リンク4のス
トッパ片43の横片43aに当たって、それ以上後リン
ク5が回動できないようになっていて、このことにより
平行リンクにより構成された前リンク4、後リンク5が
いずれもそれ以上前下方に回動できず、収納体2が最下
降位置でストップさせられる。ここで、横片43a、4
4aのいずれか一方に磁石45を設け、収納体2を外箱
1の前下方に回動して最下降位置まで回動して引き降ろ
してストップさせた状態で該磁石45が他方の鉄製の横
片43a(又は横片44a)に磁着するようになってい
る。この場合、添付図面においては、収納体2を外箱1
の前下方に回動して最下降位置まで回動引き降ろした状
態で、上記後リンク5のストッパ片44の横片44aが
磁石45を介して前リンク4の後リンク5のストッパ片
43の横片43aに当接することで、収納体2が最下降
位置でストップさせられるようになっている。このよう
に、収納体2を外箱1の前下方に回動して最下降位置ま
で回動して引き降ろした状態で磁石45が他方の鉄製の
横片43a(又は横片44a)に磁着することで、収納
体2が最下降位置でストップした状態でバウンドして上
方に浮き上がったりしてがたつかず、収納体2が最下降
位置でストップした状態を保持するようになっている。
したがって、本実施形態においては、磁石45が鉄製の
横片43a(又は横片44a)に磁着することで、収納
体2を最下降位置まで引き下ろした状態で、前リンク4
と後リンク5とを保持する保持手段8を構成している。
【0025】なお、この収納体2を最下降位置まで引き
下ろした状態で、前リンク4と後リンク5とを保持する
保持手段としては上記の磁石45による磁着にのみ限定
されるものではなく、他のラッチによる係止、あるいは
その他の任意の保持機構を採用することができるもので
ある。ところで、本発明においては、すでに述べたよう
に、前リンク4及び後リンク5がヘ字状に形成され、収
納体2を外箱1内に収納した状態でへ字状の前リンク
4、後リンク5の各山形をした角部の内隅側が外箱1の
開口側を向くように配置してあるので、収納体2を外箱
1内に収納した状態から外箱1の前下方に向けて回動し
て引き降ろした場合、ヘ字状をした前リンク4、後リン
ク5の山形をした角部の内隅側が外箱1の底板11の先
端側に対向するように回動し、これにより図7に示すよ
うに、外箱1に収納した状態でヘ字状をした前リンク4
の軸支部イ、ロを結ぶ線はイが前方で且つ下に位置する
ように斜めに傾斜し、また、軸支部ハ、ニを結ぶ線はハ
が前方で且つ下に位置するように斜めに傾斜する位置ま
で回動することができ、これにより収納体2を外箱1の
前下方まで引き降ろした際に、リンクが外箱1の底板1
1の先端部に当たらない状態の最下降位置をリンクが直
線状であった従来例に比べてより下方位置まで下げるこ
とができるものである。また、すでに述べたように、前
リンク4と後リンク5とが互いに平行な異なる垂直面内
でそれぞれ回動するように横方向にずらして配置してあ
るので、図1、図7に示すように、前リンク4と後リン
ク5とが互いに重なる位置まで回動しても何等支障がな
く、この点でも前リンク4と後リンク5との回動範囲を
大きくし、収納体2を外箱1の前下方のより低レベル位
置まで引き下ろすことがでるものである。これらの結
果、図1に示すように収納体2を外箱1の前下方まで引
き降ろした際に、収納体2の上端部を外箱1の前下端部
よりも前方で且つ下方に位置させるようにすることも可
能となる。
【0026】ここで、前リンク4の一端部の外箱1への
軸支部ロを添付図面に示すように外箱1の前端下部に位
置させることで、簡単な構成でヘ字状をした前リンク4
が外箱1の底板11の前端部を超えて斜め下方の姿勢と
なるようにより大きく回動することができて、この点で
もよりいっそう収納体2を外箱1の前下方のより低レベ
ル位置まで引き下ろすことができるものである。
【0027】ところで、前リンク4の軸支部イ、ロを結
ぶ線及び後リンク5の軸支部ハ、ニを結ぶ線が水平の場
合が、収納体2に作用するモーメントが最大であり、仮
に、このモーメントが最大の位置が収納体2の最下降位
置だとすると、収納体2を外箱1内に収納するために逆
方向に回動して上昇させるための操作力は最大の初期操
作力が必要となるが、上記のように、収納体2を外箱1
の前下方の最下降位置まで引き下ろした状態で、リンク
の両端の軸支部を結ぶ線が収納体2側の軸支部が下とな
るように斜め下方に傾斜するので、最下降位置まで引き
下ろした状態は最大モーメントよりも小さいモーメント
が作用していることになり、この結果、最下降位置まで
引き下ろした状態で、再び上昇させて収納する際の押し
上げ初期に軽い力で押し上げることができる(この場
合、渦巻きばねよりなるダンパ21による復帰ばね力も
作用してより軽い力で押し上げることができる)ことに
なる。そして、収納体2を押し上げはじめて勢いをつけ
た状態でリンクの両端の軸支部を結ぶ線が水平状態とな
る収納体2に最大モーメントが作用する位置を超えて外
箱1内に向けて押し上げて回動させることができるの
で、軽い力でスムーズに復帰させることができるもので
ある。
【0028】左右両側に位置する前リンク4同士、又は
左右両側に位置する後リンク5同士は連結部材9により
連結してあって、両前リンク4同士又は両後リンク5同
士が一体となって連動して回動することができるように
してある。図1乃至図7に示す実施形態においては、左
右両側の前リンク4の下部同士をバー材よりなる連結部
材9により一体に連結してある。ここで、上記のように
左右両側の前リンク4の下部同士をバー材よりなる連結
部材9により一体に連結するに当たって、リンク機構3
を介して回動する収納体2と、前リンク4の回動に伴っ
て回動するバー状の連結部材9とが相互の回動中に互い
に衝突しない位置関係となるように設定してある。
【0029】なお、図8に示すように、収納体2の両側
板の前端部の最下端部には下方に向けて下向き突部61
が設けてあって、該下向き突部61に取っ手バー60の
両端部を回動自在に取付けてあり、取っ手バー60を手
で掴んで、収納体2の上記した回動による昇降操作を行
うものである。この取っ手バー60は収納体2を外箱1
内に収納した状態でちょうど前リンク4の下端部の枢支
部分ロのやや前方に位置するものである。したがって、
上記前リンク4の下部同士を連結するバー材よりなる連
結部材9はこの取っ手バー60を避けた位置に配置する
ものであり、しかも、上記のように、リンク機構3を介
して回動する収納体2と、前リンク4の回動に伴って回
動するバー状の連結部材9とが相互の回動中に互いに衝
突しない位置関係となるように設定してある。
【0030】また、図18乃至図21に示す実施形態に
おいては、左右両側の後リンク5同士をコ字状をした連
結部材9により一体に連結してある。ここで、リンク機
構3を介して回動する収納体2と、前リンク4の回動に
伴って回動するコ字状の連結部材9とが相互の回動中に
互いに衝突しない位置関係となるように設定してある。
また、コ字状の連結部材9の先端部は収納体2を最下降
位置まで引き下ろした状態で図18、図19に示すよう
に、収納体2の上方に一定距離をおいて位置するが、こ
のコ字状の連結部材9の先端部を最下降位置における収
納体2内に収納する収納物の上限界レベルの目安とする
ことができる。すなわち、最下降位置まで引出した状態
で上方が開口した収納体2内に収納物を収納するのであ
るが、収納した時点で収納物の上端がコ字状の連結部材
9の先端部を超えないと、収納体2を上に引き上げるよ
うに回動させて外箱1内に収納する際に、収納体2に収
納した収納物が外箱1の前開口の上縁部に衝突すること
なくスムーズに収納体2を外箱1内に収納することがで
きるが、収納した時点で収納物の上端がコ字状の連結部
材9の先端部を超えると収納体2を上に引き上げるよう
に回動させて外箱1内に収納する際に、収納体2に収納
した収納物が外箱1の前開口の上縁部に衝突するおそれ
が生じてくるので、収納体2への収納物を収納する際の
収納物の上限界レベルの目安としてコ字状の連結部材9
の先端部を利用することができるものである。
【0031】もちろん、コ字状の連結部材9を用いない
場合には、図22乃至図24に示すように、収納体2の
側板に、収納体2への収納物を収納する際の収納物の上
限界レベルの目安となる目印部材52を上方に向けて突
出し、該目印部材52の上端部を収納物の上限界レベル
の目安とすることができるものである。図15乃至図1
7には前リンク4の前部に側方に向けて後リンク5との
隙間を隠すための前カバー部6を設けると共に後リンク
5の後部に側方に向けて前リンク4との隙間を隠すため
の後カバー部7を設けた例が示してある。このように、
前カバー部6、後カバー部7を設けることで、前リンク
4と後リンク5との隙間を隠して外観を良くし、また、
前リンク4と後リンク5との隙間に指を詰めるのを防止
するようになっている。
【0032】外箱1の後部の下面部に図25、図26に
示すように、上方に向けて突となった段部10を設け、
この段部10内に照明装置60が配設してある。すなわ
ち、平行リンクを利用して収納体2を外箱1内に出し入
れするようなものにおいては、収納体2は外箱1内に収
納した状態で外箱1の底板11と収納体2の下端部との
間にスペースが必要であり、しかも、このスペースの前
部は、すでに述べたように、リンクを外箱1に軸支する
部分として利用しているが、スペースの後部はデッドス
ペースとなる。そこで、本発明においては、外箱1の後
部の下面部を上方に向けて突となった段部10とし、段
部10内に照明装置60を配設することで、外箱1の後
部の下面部のデッドスペースを有効利用して照明器具1
1を配置したのである。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、前面が開口した外箱内に収納した収
納体をリンク機構を介して回動することで外箱内から外
箱の前下方に引き下ろし自在とし、リンク機構が、一端
部を外箱側の側面部に回転自在に枢支すると共に他端部
を収納体の側面部に回転自在に枢支した前リンクと後リ
ンクとよりなる平行リンクにより構成され、前リンク及
び後リンクがヘ字状に形成され、収納体を外箱内に収納
した状態でへ字状の前リンク、後リンクの各山形をした
角部の内隅側が外箱の開口側を向くように配置してある
ので、収納体を外箱の前下方に引き下ろした際に、外箱
の底板の前端部を超えてリンクを斜め下方に配置するこ
とが可能となって、収納体を外箱の前下方に引き下ろし
た際における収納体のレベル位置を低くでき、この結
果、収納体を外箱の前下方に引き降ろした状態において
収納体への収納物の出し入れが容易にできるものであ
る。また、収納体がリンク機構を介して回動することで
外箱内から外箱の前下方の最下降位置まで引き下ろした
状態で、前リンクと後リンク同士が当接することにより
互いに保持されるので、収納体を外箱の前下方の最下降
位置まで引き下ろした状態で前リンク、後リンクがバウ
ンドして上方に浮き上がってたりしてがたつかず、この
ように前リンク、後リンクが上側に回動するように揺れ
るのを防止することができて、収納体が最下降位置でバ
ウンドすることなくストップした状態を保持でき、収納
体を外箱の前下方の最下降位置まで引き下ろした状態で
の収納体への収納物の出し入れが容易に行えるものであ
る。
【0034】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、前リンクと後リ
ンクとが互いに平行な異なる垂直面内でそれぞれ回動す
るように横方向にずらして配置してあるので、前リンク
と後リンクとが互いに重なる位置まで回動しても何等支
障がなく、この点でも簡単な構成で収納体を外箱の前下
方のより低レベル位置まで引き下ろすことができて、収
納体を外箱の前下方に引き降ろした状態において収納体
への収納物の出し入れがよりいっそう容易にできるもの
である。
【0035】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、前リンクの前部
に側方に向けて後リンクとの間の隙間を隠すための前カ
バー部を設けると共に後リンクの後部に側方に向けて前
リンクとの間の隙間を隠すための後カバー部を設けてあ
るので、前カバー部、後カバー部の存在で、前リンクと
後リンクとの間の隙間を隠して外観を良くすることがで
き、また、前リンクと後リンクとの間の隙間に指を詰め
るのを防止することができて安全である。
【0036】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、前リンクの一端
部を外箱の前端下部に枢支してあるので、ヘ字状をした
前リンクが外箱の底板の前端部を超えて斜め下方の姿勢
となるように回動することができて、この点でも簡単な
構成で収納体を外箱の前下方のより低レベル位置まで引
き下ろすことができて、収納体を外箱の前下方に引き降
ろした状態において収納体への収納物の出し入れがより
いっそう容易にできるものである。
【0037】
【0038】また、請求項5記載の発明にあっては、上
請求項1記載の発明の効果に加えて、収納体をリンク
機構を介して回動することで外箱内から外箱の前下方の
最下降位置まで引き下ろした状態で、リンクの両端の軸
支部を結ぶ線が収納体側の軸支部が下となるように斜め
下方に傾斜しているので、収納体の最下降位置を収納体
に作用するモーメントが最大となる位置を避けた位置と
することができ、この結果、最下降位置まで引き下ろし
た状態で、再び上昇させて収納する際の押し上げ初期に
軽い力で押し上げて、収納体を押し上げはじめて勢いを
つけた状態でリンクの両端の軸支部を結ぶ線が水平状態
となる収納体に最大モーメントが作用する位置を超えて
外箱内に向けて押し上げて回動させることができるもの
であって、軽い操作でスムーズに押し上げることができ
るものである。
【0039】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、両
側の前リンク同士又は後リンク同士を連結部材により連
結し、リンク機構を介して回動する収納体と、リンクの
回動に伴って回動する連結部材とが相互の回動中に互い
に衝突しない位置関係となるように設定しているので、
両側の前リンク同士又は両側の後リンク同士が一体に連
動して回動し、収納体内に収納物が偏って収納してあっ
ても、収納体がスムーズに動作できるものである。
【0040】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項4記載の発明の効果に加えて、外
箱の後部の下面部を上方に向けて突となった段部とし、
段部内に照明装置を配設してあるので、外箱の後部の下
面部のデッドスペースを有効利用して照明器具を配置す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降収納装置の収納体を外箱の前下方
に引き降ろした状態を示す斜視図である。
【図2】同上の収納体を外箱内に収納した状態を示す斜
視図である。
【図3】同上の収納体を外箱内に収納した状態を示す側
面断面図である。
【図4】同上の平断面図である。
【図5】同上の正面図である。
【図6】同上の収納体を省略した状態の図2に対応する
斜視図である。
【図7】同上の収納体を省略した状態の図1に対応する
斜視図である。
【図8】同上の収納体の斜視図である。
【図9】同上の軸支ブロック体にダンパを収納した状態
を示す側面図である。
【図10】(a)は同上の軸支ブロック体にダンパを収
納しリンクを取付けた状態を示す断面図であり、(b)
は回転駆動軸と後ダンパとを示す分解斜視図である。
【図11】同上の前後リンクの上端部の軸支部分を示す
断面図である。
【図12】同上に用いる軸支ブロック体を示し、(a)
は左側面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は
正面図である。
【図13】(a)は収納体を外箱内に完全に収納した状
態における後リンクと矩形軸部との位置関係を示す説明
図であり、(b)は(a)の状態から後リンクが角度α
だけ回動して垂直となった場合における後リンクと矩形
軸部との位置関係を示す説明図である。
【図14】同上の収納体の最下降位置において磁石が磁
着して前リンクと後リンクとを保持している状態を示す
断面図である。
【図15】同上の前カバー部及び後カバー部を設けた実
施形態における収納体を外箱内に収納した状態を示す斜
視図である。
【図16】同上の前カバー部及び後カバー部を設けた実
施形態における収納体を外箱の前下方に引き降ろした状
態を示す斜視図である。
【図17】図15の状態における前カバー部と後カバー
部との位置関係を示す断面図である。
【図18】本発明の更に他の実施形態を示す側面図であ
る。
【図19】同上の側面断面図である。
【図20】同上の一部省略した正面図である。
【図21】同上の収納体を外箱内に収納した状態を示す
側面図である。
【図22】本発明の更に他の実施形態の側面図である。
【図23】同上の側面断面図である。
【図24】同上の一部省略した正面図である。
【図25】本発明の更に他の実施形態の収納体を外箱の
前下方に引き降ろした状態を示す側面図である。
【図26】同上の収納体を外箱内に収納した状態を示す
側断面図である。
【図27】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 外箱 2 収納体 3 リンク機構 4 前リンク 5 後リンク 6 前カバー部 7 後カバー部 8 保持手段 9 連結部材 10 段部 11 底板 60 照明装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 研治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−154643(JP,A) 特開 平4−221510(JP,A) 実開 昭55−84042(JP,U) 実開 平5−21735(JP,U) 実開 昭59−155936(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 51/00 501

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口した外箱内に収納した収納体
    をリンク機構を介して回動することで外箱内から外箱の
    前下方に引き下ろし自在とし、リンク機構が、一端部を
    外箱側の側面部に回転自在に枢支すると共に他端部を収
    納体の側面部に回転自在に枢支した前リンクと後リンク
    とよりなる平行リンクにより構成され、前リンク及び後
    リンクがヘ字状に形成され、収納体を外箱内に収納した
    状態でへ字状の前リンク、後リンクの各山形をした角部
    の内隅側が外箱の開口側を向くように配置し、収納体が
    リンク機構を介して回動することで外箱内から外箱の前
    下方の最下降位置まで引き下ろした状態で、前リンクと
    後リンク同士が当接することにより互いに保持される
    とを特徴とする昇降収納装置。
  2. 【請求項2】 前リンクと後リンクとが互いに平行な異
    なる垂直面内でそれぞれ回動するように横方向にずらし
    て配置してあることを特徴とする請求項1記載の昇降収
    納装置。
  3. 【請求項3】 前リンクの前部に側方に向けて後リンク
    との間の隙間を隠すための前カバー部を設けると共に後
    リンクの後部に側方に向けて前リンクとの間の隙間を隠
    すための後カバー部を設けて成ることを特徴とする請求
    項2記載の昇降収納装置。
  4. 【請求項4】 前リンクの一端部を外箱の前端下部に枢
    支して成ることを特徴とする請求項1記載の昇降収納装
    置。
  5. 【請求項5】 収納体をリンク機構を介して回動するこ
    とで外箱内から外箱の前下方の最下降位置まで引き下ろ
    した状態で、リンクの両端の軸支部を結ぶ線が収納体側
    の軸支部が下となるように斜め下方に傾斜していること
    を特徴とする請求項1記載の昇降収納装置。
  6. 【請求項6】 両側の前リンク同士又は後リンク同士を
    連結部材により連結し、リンク機構を介して回動する収
    納体と、リンクの回動に伴って回動する連結部材とが相
    互の回動中に互いに衝突しない位置関係となるように設
    定していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の昇降収納装置。
  7. 【請求項7】 外箱の後部の下面部を上方に向けて突と
    なった段部とし、段部内に照明装置を配設して成ること
    を特徴とする請求項1又は請求項4記載の昇 降収納装
    置。
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