JP3288144B2 - 回転面板のクーラントスルー装置及び圧縮空気供給装置 - Google Patents
回転面板のクーラントスルー装置及び圧縮空気供給装置Info
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- JP3288144B2 JP3288144B2 JP18225193A JP18225193A JP3288144B2 JP 3288144 B2 JP3288144 B2 JP 3288144B2 JP 18225193 A JP18225193 A JP 18225193A JP 18225193 A JP18225193 A JP 18225193A JP 3288144 B2 JP3288144 B2 JP 3288144B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転面板のクーラント
スルー装置及び圧縮空気供給装置に関するものである。
スルー装置及び圧縮空気供給装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】中ぐり盤やマシニングセンタでは主軸と
直角な面を刃物に半径方向（Ｕ軸）の送りを掛けて連続
加工をしたり、刃物の切削径を自動的に変更して穴加工
をすることができない。これらの欠点を補うために、主
軸先端部に半径方向に動作するツールスライダを持つ回
転面板を取付けて面加工その他の加工が行われている。
直角な面を刃物に半径方向（Ｕ軸）の送りを掛けて連続
加工をしたり、刃物の切削径を自動的に変更して穴加工
をすることができない。これらの欠点を補うために、主
軸先端部に半径方向に動作するツールスライダを持つ回
転面板を取付けて面加工その他の加工が行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ツールスライダにツー
ルホルダを介して刃物を取付けて加工を行うが、切削個
所にクーラント液や圧縮空気等を噴射して切削する場
合、回転中の大径の回転面板に遮られて回転面板の外径
付近寄りにしかクーラントノズルを接近させられず、切
削箇所に有効にクーラントがかからない欠点があった。
特にドリルや深穴のボーリング加工では、クーラントが
刃先まで到着することは困難である。
ルホルダを介して刃物を取付けて加工を行うが、切削個
所にクーラント液や圧縮空気等を噴射して切削する場
合、回転中の大径の回転面板に遮られて回転面板の外径
付近寄りにしかクーラントノズルを接近させられず、切
削箇所に有効にクーラントがかからない欠点があった。
特にドリルや深穴のボーリング加工では、クーラントが
刃先まで到着することは困難である。
【０００４】そこで、本発明においては、主軸の中心部
を通って回転面板のツールスライダまでクーラント液を
送り、更にツールホルダ内部からクーラントを供給して
刃先に向って直接噴射できるようにして、切削効率を向
上させるようにした。
を通って回転面板のツールスライダまでクーラント液を
送り、更にツールホルダ内部からクーラントを供給して
刃先に向って直接噴射できるようにして、切削効率を向
上させるようにした。
【０００５】又、Ｕ軸方向に移動するツールスライダに
テーパ穴と自動クランプ用コレットを設け、ツールホル
ダを自動交換できる様にする場合、テーパ部及びテーパ
ホルダの外周Ｖ溝に圧縮空気を送って洗浄する必要が生
じる。しかし、回転する回転面板と半径方向に移動する
ツールスライダに圧縮空気を供給することはむつかしか
った。
テーパ穴と自動クランプ用コレットを設け、ツールホル
ダを自動交換できる様にする場合、テーパ部及びテーパ
ホルダの外周Ｖ溝に圧縮空気を送って洗浄する必要が生
じる。しかし、回転する回転面板と半径方向に移動する
ツールスライダに圧縮空気を供給することはむつかしか
った。
【０００６】そこで、本発明においては、回転面板本体
のエアー通路とツールスライダのエアー排出路を介して
ツールホルダのテーパ穴及びツールホルダのＶ溝部に圧
縮空気を供給できる様にしてツールホルダの自動交換時
に洗浄を行える様にした。
のエアー通路とツールスライダのエアー排出路を介して
ツールホルダのテーパ穴及びツールホルダのＶ溝部に圧
縮空気を供給できる様にしてツールホルダの自動交換時
に洗浄を行える様にした。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、主軸で回転する回転面板本体の反主軸側に
ツールスライダをＵ軸方向に移動自在に取付け、ツール
スライダの主軸の軸芯方向にテーパ穴を設け、このテー
パ穴に端面給油穴を設けたツールホルダを嵌入し、主軸
の内部に設けたドローバーでツールホルダを離脱させる
装置において、ドローバーに端面から側方に抜けるクー
ラント導入孔を設け、クーラント導入孔の排出口にクー
ラント配管を取付け、クーラント配管を回転面板本体内
を通るクーラント通路に連通させ、クーラント通路をホ
ースを介してツールスライダに設けたクーラント排出通
路と連通させ、クーラント排出通路を前記ツールホルダ
の端面給油穴に連通するノズルに連通せしめて回転面板
のクーラントスルー装置を構成した。
するために、主軸で回転する回転面板本体の反主軸側に
ツールスライダをＵ軸方向に移動自在に取付け、ツール
スライダの主軸の軸芯方向にテーパ穴を設け、このテー
パ穴に端面給油穴を設けたツールホルダを嵌入し、主軸
の内部に設けたドローバーでツールホルダを離脱させる
装置において、ドローバーに端面から側方に抜けるクー
ラント導入孔を設け、クーラント導入孔の排出口にクー
ラント配管を取付け、クーラント配管を回転面板本体内
を通るクーラント通路に連通させ、クーラント通路をホ
ースを介してツールスライダに設けたクーラント排出通
路と連通させ、クーラント排出通路を前記ツールホルダ
の端面給油穴に連通するノズルに連通せしめて回転面板
のクーラントスルー装置を構成した。
【０００８】又、主軸で回転する回転面板本体の反主軸
側にツールスライダをＵ軸方向に移動自在に取付け、ツ
ールスライダの主軸の軸芯方向にテーパ穴を設け、この
テーパ穴にＶ型溝を有するツールホルダを嵌入し、主軸
の内部に設けたドローバーでツールホルダを離脱させる
装置において、回転面板本体にエアー供給管を取付け、
このエアー供給管の主軸側にエアー受口を取付け、反対
側をエアー通路に連通し、前記テーパ穴の中心とドロー
バーの中心とが一直線上に位置した際に前記エアー通路
に連通するエアー排出路をツールスライダに設け、この
エアー排出路をツールホルダのＶ型溝にエアーを供給す
る溝用ノズルとテーパ穴に連通せしめ、前記エアー受口
にシリンダにより移動するエアー供給通路を有するエア
ー供給ブッシュを接続せしめる様にして回転面板の圧縮
空気供給装置を構成した。
側にツールスライダをＵ軸方向に移動自在に取付け、ツ
ールスライダの主軸の軸芯方向にテーパ穴を設け、この
テーパ穴にＶ型溝を有するツールホルダを嵌入し、主軸
の内部に設けたドローバーでツールホルダを離脱させる
装置において、回転面板本体にエアー供給管を取付け、
このエアー供給管の主軸側にエアー受口を取付け、反対
側をエアー通路に連通し、前記テーパ穴の中心とドロー
バーの中心とが一直線上に位置した際に前記エアー通路
に連通するエアー排出路をツールスライダに設け、この
エアー排出路をツールホルダのＶ型溝にエアーを供給す
る溝用ノズルとテーパ穴に連通せしめ、前記エアー受口
にシリンダにより移動するエアー供給通路を有するエア
ー供給ブッシュを接続せしめる様にして回転面板の圧縮
空気供給装置を構成した。
【０００９】
【作用】本発明は前記のように構成したもので、ドロー
バーのクーラント導入孔の端部からクーラント液を供給
すると、クーラント液はクーラント配管を通ってクーラ
ント通路から外部のホースを通り、更にツールスライダ
のクーラント排出通路からノズルによってツールホルダ
の端面給油穴に供給され、刃先から流出する。
バーのクーラント導入孔の端部からクーラント液を供給
すると、クーラント液はクーラント配管を通ってクーラ
ント通路から外部のホースを通り、更にツールスライダ
のクーラント排出通路からノズルによってツールホルダ
の端面給油穴に供給され、刃先から流出する。
【００１０】又、切削作業終了後、テーパ穴の中心とド
ローバーの中心とが同一線上に位置するようにツールス
ライダを戻した後に、シリンダを駆動してエアー供給ブ
ッシュをエアー受口に結合させる。その後、エアーをエ
アー供給管に送ると、エアーはエアー供給管からエアー
通路に送られ、これから更にツールスライダのエアー排
出路に送られ、エアー排出路を通ったエアーは溝用ノズ
ル及びテーパ穴に送られ、これらから噴出して夫々ツー
ルホルダのＶ型溝及びテーパ穴を清浄にする。
ローバーの中心とが同一線上に位置するようにツールス
ライダを戻した後に、シリンダを駆動してエアー供給ブ
ッシュをエアー受口に結合させる。その後、エアーをエ
アー供給管に送ると、エアーはエアー供給管からエアー
通路に送られ、これから更にツールスライダのエアー排
出路に送られ、エアー排出路を通ったエアーは溝用ノズ
ル及びテーパ穴に送られ、これらから噴出して夫々ツー
ルホルダのＶ型溝及びテーパ穴を清浄にする。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。回転面板Ａは図１に示すように、主軸１の一端に回
転面板本体２を固定し、回転面板本体２の反主軸側に半
径方向（Ｕ字方向）に設けた案内溝３に、ツールスライ
ダ４を離脱しないで移動できるように取付けている。
る。回転面板Ａは図１に示すように、主軸１の一端に回
転面板本体２を固定し、回転面板本体２の反主軸側に半
径方向（Ｕ字方向）に設けた案内溝３に、ツールスライ
ダ４を離脱しないで移動できるように取付けている。
【００１２】ツールスライダ４にはテーパ穴５を設けて
ツールホルダ６を嵌合し、ツールホルダ６に固定したプ
ルスタット７をコレット８の出入れで挾持及び開放する
ことによりツールホルダ６の保持と開放を行うようにな
っている。尚、ツールホルダ６は端面給油穴９，９を設
けたものを使用する。
ツールホルダ６を嵌合し、ツールホルダ６に固定したプ
ルスタット７をコレット８の出入れで挾持及び開放する
ことによりツールホルダ６の保持と開放を行うようにな
っている。尚、ツールホルダ６は端面給油穴９，９を設
けたものを使用する。
【００１３】前記コレット８の反ツールホルダ側に蓋１
０をツールスライダ４に固定し、この蓋１０に固定用孔
１１を設け、主軸１の軸芯方向に嵌入したドローバー１
２を固定用孔１１に嵌合することにより回転面板本体２
とツールスライダ４とを一体化し、ドローバー１２の先
端でコレット８を押出すことによりツールホルダ６を開
放できるようになっいる。
０をツールスライダ４に固定し、この蓋１０に固定用孔
１１を設け、主軸１の軸芯方向に嵌入したドローバー１
２を固定用孔１１に嵌合することにより回転面板本体２
とツールスライダ４とを一体化し、ドローバー１２の先
端でコレット８を押出すことによりツールホルダ６を開
放できるようになっいる。
【００１４】又、回転面板本体２にはＵ軸方向に作動軸
穴１３を貫通するように設け、作動軸穴１３の案内溝３
側の一部に作動軸穴１３と案内溝３とを連通するように
案内連通穴１４を設けている。作動軸穴１３には作動軸
１５が内蔵されており、一端に螺子部１６を設け、ツー
ルホルダ６に突設している連結部１７に固定したナット
１８を螺合するようになっている。この螺子部１６の反
対側には傘歯車１９を固定し、この傘歯車１９と噛合う
傘歯車２０を主軸１の中空内部に設けた中空Ｕ軸２１の
端部に固定して中空Ｕ軸２１の駆動により作動軸１５を
回転させ、螺子部１６と螺合するナット１８を介してツ
ールスライダ４をＵ軸方向に移動させる様になってい
る。
穴１３を貫通するように設け、作動軸穴１３の案内溝３
側の一部に作動軸穴１３と案内溝３とを連通するように
案内連通穴１４を設けている。作動軸穴１３には作動軸
１５が内蔵されており、一端に螺子部１６を設け、ツー
ルホルダ６に突設している連結部１７に固定したナット
１８を螺合するようになっている。この螺子部１６の反
対側には傘歯車１９を固定し、この傘歯車１９と噛合う
傘歯車２０を主軸１の中空内部に設けた中空Ｕ軸２１の
端部に固定して中空Ｕ軸２１の駆動により作動軸１５を
回転させ、螺子部１６と螺合するナット１８を介してツ
ールスライダ４をＵ軸方向に移動させる様になってい
る。
【００１５】尚、中空Ｕ軸２１の内部には前記ドローバ
ー１２を軸芯方向に移動自在に装着させ、ドローバー１
２の一部に前記作動軸１５を貫通する貫通長孔２２を設
けている。そして、クーラント装置は下記のように構成
している。即ち、ドローバー１２の軸芯方向に端部から
クーラント導入孔２３（図４参照）を設け、前記貫通長
孔２２の形成個所から貫通長孔２２をさけて迂回させ、
貫通長孔２２の中央部側部から貫通長孔２２と直交する
方向に排出口２４を開口する。
ー１２を軸芯方向に移動自在に装着させ、ドローバー１
２の一部に前記作動軸１５を貫通する貫通長孔２２を設
けている。そして、クーラント装置は下記のように構成
している。即ち、ドローバー１２の軸芯方向に端部から
クーラント導入孔２３（図４参照）を設け、前記貫通長
孔２２の形成個所から貫通長孔２２をさけて迂回させ、
貫通長孔２２の中央部側部から貫通長孔２２と直交する
方向に排出口２４を開口する。
【００１６】この排出口２４にブロック２５を固定して
作動軸穴１３内にクーラント配管２６を取付け、作動軸
穴１３の案内溝３側にブロック２７を固定し、該ブロッ
ク２７から水平にクーラント通路２８を設けて案内溝側
面の端部に開口し、これにジョイント２９を取付けて可
撓性のホース３０の一端を連結する。ホース３０の他端
はツールスライダ４の一端に取付けたジョイント３１に
連結している。このジョイント３１はツールスライダ４
の内部に設けたクーラント排出通路３２（図２参照）の
開口部に取付けられているもので、クーラント排出通路
３２は２本の分岐通路３３，３４に分岐し、一方の分岐
通路３３は下降して前記ツールホルダ６の端面給油穴９
に連通するテーパ穴５近傍に設けたノズル３５に連通
し、他方の分岐通路３４は反対側の端面給油穴９に連通
するノズル３６に連通している。
作動軸穴１３内にクーラント配管２６を取付け、作動軸
穴１３の案内溝３側にブロック２７を固定し、該ブロッ
ク２７から水平にクーラント通路２８を設けて案内溝側
面の端部に開口し、これにジョイント２９を取付けて可
撓性のホース３０の一端を連結する。ホース３０の他端
はツールスライダ４の一端に取付けたジョイント３１に
連結している。このジョイント３１はツールスライダ４
の内部に設けたクーラント排出通路３２（図２参照）の
開口部に取付けられているもので、クーラント排出通路
３２は２本の分岐通路３３，３４に分岐し、一方の分岐
通路３３は下降して前記ツールホルダ６の端面給油穴９
に連通するテーパ穴５近傍に設けたノズル３５に連通
し、他方の分岐通路３４は反対側の端面給油穴９に連通
するノズル３６に連通している。
【００１７】又、圧縮空気供給装置は下記のように構成
している。即ち、回転面板本体２の作動軸穴１３内の作
動軸１５の軸頭（反ナット側）側に２本のエアー供給管
３７，３７´（図３参照）を固定し、回転面板本体２の
主軸１側に夫々エアー供給管３７，３７´に連通するエ
アー受口３８，３８´を設け、エアー供給管３７，３７
´の反対側は回転面板本体２の内部を通って軸芯側に折
れ曲がり、次に軸芯方向と平行な水平方向に折れ曲がっ
ているエアー通路３９，３９´に連通している。このエ
アー通路３９，３９´のツールスライダ４側の開口部
は、テーパ穴５とドローバー１２の夫々軸芯が一直線上
に位置した際に、ツールスライダ４に設けたエアー排出
通路４０，４０´と連通するようになっている。
している。即ち、回転面板本体２の作動軸穴１３内の作
動軸１５の軸頭（反ナット側）側に２本のエアー供給管
３７，３７´（図３参照）を固定し、回転面板本体２の
主軸１側に夫々エアー供給管３７，３７´に連通するエ
アー受口３８，３８´を設け、エアー供給管３７，３７
´の反対側は回転面板本体２の内部を通って軸芯側に折
れ曲がり、次に軸芯方向と平行な水平方向に折れ曲がっ
ているエアー通路３９，３９´に連通している。このエ
アー通路３９，３９´のツールスライダ４側の開口部
は、テーパ穴５とドローバー１２の夫々軸芯が一直線上
に位置した際に、ツールスライダ４に設けたエアー排出
通路４０，４０´と連通するようになっている。
【００１８】一方のエアー排出通路４０の排出側は水平
に延び、ツールスライダ４の端部に設けたノズルブロッ
ク４１に連通している。このノズルブロック４１には長
穴４２が設けられ、エアー排出通路４０と連通するよう
になっており、中央にはツールホルダ６のＶ型溝にエア
ーを吹付ける溝用ノズル４３が開口している。
に延び、ツールスライダ４の端部に設けたノズルブロッ
ク４１に連通している。このノズルブロック４１には長
穴４２が設けられ、エアー排出通路４０と連通するよう
になっており、中央にはツールホルダ６のＶ型溝にエア
ーを吹付ける溝用ノズル４３が開口している。
【００１９】他方のエアー排出通路４０´は図２に示す
ように下降した後に斜めにテーパ穴５に開口している。
一方、前記両エアー受口３８，３８´には図３に示すよ
うにエアー供給ブッシュ４４，４４´を連結するように
なっている。このエアー供給ブッシュ４４，４４´は軸
４５，４５´を介して連結板４６に連結されており、連
結板４６はヘッド４７に設置したシリンダー４８のロッ
ド４９に固定されている。
ように下降した後に斜めにテーパ穴５に開口している。
一方、前記両エアー受口３８，３８´には図３に示すよ
うにエアー供給ブッシュ４４，４４´を連結するように
なっている。このエアー供給ブッシュ４４，４４´は軸
４５，４５´を介して連結板４６に連結されており、連
結板４６はヘッド４７に設置したシリンダー４８のロッ
ド４９に固定されている。
【００２０】前記連結板４６には上面に図面では省略し
たがエアー供給ホースに連結するエアー供給口５０，５
０´が開口し、エアー供給口５０，５０´は軸４５，４
５´を通って前記エアー供給ブッシュ４４，４４´の排
出側に開口したエアー供給路５１，５１´に連通してい
る。
たがエアー供給ホースに連結するエアー供給口５０，５
０´が開口し、エアー供給口５０，５０´は軸４５，４
５´を通って前記エアー供給ブッシュ４４，４４´の排
出側に開口したエアー供給路５１，５１´に連通してい
る。
【００２１】本実施例は前記のように構成したもので、
例えば、主軸１の回転により回転面板本体２を回転させ
てドリルで作業を行っている際に、ドローバー１２のク
ーラント導入孔２３からクーラント液を供給すると、ク
ーラント液はクーラント配管２６を通り、クーラント通
路２８からいったん回転面板本体２の外側に出て、ホー
ス３０を通り、ツールスライダ４内のクーラント排出通
路３２から分岐通路３３，３４及び両側のノズル３５，
３６を通り、ツールホルダ６の端面給油穴９，９から噴
出し、ドリルの先端にクーラント液を供給する。
例えば、主軸１の回転により回転面板本体２を回転させ
てドリルで作業を行っている際に、ドローバー１２のク
ーラント導入孔２３からクーラント液を供給すると、ク
ーラント液はクーラント配管２６を通り、クーラント通
路２８からいったん回転面板本体２の外側に出て、ホー
ス３０を通り、ツールスライダ４内のクーラント排出通
路３２から分岐通路３３，３４及び両側のノズル３５，
３６を通り、ツールホルダ６の端面給油穴９，９から噴
出し、ドリルの先端にクーラント液を供給する。
【００２２】又、ボーリング作業が完了し、ドリルを取
り外す際には、主軸１の回転を停止し、中空Ｕ軸２１の
駆動でツールスライダ４をテーパ穴５の中心とドローバ
ー１２の中心が一直線上に位置するようにする。その
後、シリンダー４８を出側に駆動して連結板４６を前進
させ、エアー供給ブッシュ４４，４４´を夫々のエアー
受口３８，３８´に結合させ、エアー供給口５０，５０
´からエアーを供給すると、エアーはエアー供給路５
１，５１´を通り、エアー供給管３７，３７´からエア
ー通路３７，３７´を通り、一方はエアー排出路４０か
らノズルブロック４１の長穴４２に送られ、溝用ノズル
４３から吹出し、ツールホルダ６のＶ型溝に吹付けら
れ、他方はエアー排出路４０´からテーパ穴５に放出さ
れる。そして、ドローバー１２を前進させてコレット８
を介してツールホルダ６をテーパ穴５から抜出すと、テ
ーパ穴５はエアーによりきれいに掃除が行われる。
り外す際には、主軸１の回転を停止し、中空Ｕ軸２１の
駆動でツールスライダ４をテーパ穴５の中心とドローバ
ー１２の中心が一直線上に位置するようにする。その
後、シリンダー４８を出側に駆動して連結板４６を前進
させ、エアー供給ブッシュ４４，４４´を夫々のエアー
受口３８，３８´に結合させ、エアー供給口５０，５０
´からエアーを供給すると、エアーはエアー供給路５
１，５１´を通り、エアー供給管３７，３７´からエア
ー通路３７，３７´を通り、一方はエアー排出路４０か
らノズルブロック４１の長穴４２に送られ、溝用ノズル
４３から吹出し、ツールホルダ６のＶ型溝に吹付けら
れ、他方はエアー排出路４０´からテーパ穴５に放出さ
れる。そして、ドローバー１２を前進させてコレット８
を介してツールホルダ６をテーパ穴５から抜出すと、テ
ーパ穴５はエアーによりきれいに掃除が行われる。
【００２３】尚、前記実施例においてはエアー受口を２
個所に設けるように説明したが、エアー受口を１個と
し、これに対応するツールスライダ４の単独のエアー排
出路４０を途中で分岐させて一方を溝用ノズル４３に、
他方をテーパ穴５に連通させるようにしてもよいもので
ある。
個所に設けるように説明したが、エアー受口を１個と
し、これに対応するツールスライダ４の単独のエアー排
出路４０を途中で分岐させて一方を溝用ノズル４３に、
他方をテーパ穴５に連通させるようにしてもよいもので
ある。
【００２４】
【発明の効果】本発明は前記のような構成、作用を有す
るもので、ツールスライダが移動してもクーラント液の
供給には何等の影響もないものであり、刃先に直接的に
クーラント液を噴射して切削効率を上げることができ
る。又、ツールホルダのＶ型溝にエアーを供給し、更に
テーパ穴にもエアーを供給して洗浄を確実に行うことが
できる。
るもので、ツールスライダが移動してもクーラント液の
供給には何等の影響もないものであり、刃先に直接的に
クーラント液を噴射して切削効率を上げることができ
る。又、ツールホルダのＶ型溝にエアーを供給し、更に
テーパ穴にもエアーを供給して洗浄を確実に行うことが
できる。
【００２５】
【図１】本発明に係る回転面板のクーラントスルー装置
及び圧縮空気供給装置の一実施例の縦断面図。
及び圧縮空気供給装置の一実施例の縦断面図。
【図２】その正面図。
【図３】エアーの供給部分を示す平面図。
【図４】横断平面図。
１ 主軸 ２ 回転面板本体 ３ 案内溝 ４ ツールスライダ ５ テーパ穴 ６ ツールホルダ ７ プルスタット ８ コレット ９ 端面給油穴 １０ 蓋 １１ 固定用孔 １２ ドローバー １３ 作動軸穴 １４ 案内連通穴 １５ 作動軸 １６ 螺子部 １７ 連結部 １８ ナット １９ 傘歯車 ２０ 傘歯車 ２１ 中空Ｕ軸 ２２ 貫通長孔 ２３ クーラント導入孔 ２４ 排出口 ２５ ブロック ２６ クーラント配管 ２７ ブロック ２８ クーラント通路 ２９ ジョイント ３０ ホース ３１ ジョイント ３２ クーラント排出通路 ３３ 分岐通路 ３４ 分岐通路 ３５ ノズル ３６ ノズル ３７ エアー供給管 ３７´ エアー供給管 ３８ エアー受口 ３８´ エアー受口 ３９ エアー通路 ３９´ エアー通路 ４０ エアー排出路 ４０´ エアー排出路 ４１ ノズルブロック ４２ 長孔 ４３ 溝用ノズル ４４ エアー供給ブッシュ ４４´ エアー供給ブッシュ ４５ 軸 ４５´ 軸 ４６ 連結板 ４７ ヘッド ４８ シリンダー ４９ ロッド ５０ エアー供給口 ５０´ エアー供給口 ５１ エアー供給路 ５１´ エアー供給路
Claims (2)
- 【請求項１】 主軸で回転する回転面板本体の反主軸側
にツールスライダをＵ軸方向に移動自在に取付け、ツー
ルスライダの主軸の軸芯方向にテーパ穴を設け、このテ
ーパ穴に端面給油穴を設けたツールホルダを嵌入し、主
軸の内部に設けたドローバーでツールホルダを離脱させ
る装置において、ドローバーに端面から側方に抜けるク
ーラント導入孔を設け、クーラント導入孔の排出口にク
ーラント配管を取付け、クーラント配管を回転面板本体
内を通るクーラント通路に連通させ、クーラント通路を
ホースを介してツールスライダに設けたクーラント排出
通路と連通させ、クーラント排出通路を前記ツールホル
ダの端面給油穴に連通するノズルに連通せしめたことを
特徴とする回転面板のクーラントスルー装置。 - 【請求項２】 主軸で回転する回転面板本体の反主軸側
にツールスライダをＵ軸方向に移動自在に取付け、ツー
ルスライダの主軸の軸芯方向にテーパ穴を設け、このテ
ーパ穴にＶ型溝を有するツールホルダを嵌入し、主軸の
内部に設けたドローバーでツールホルダを離脱させる装
置において、回転面板本体にエアー供給管を取付け、こ
のエアー供給管の主軸側にエアー受口を取付け、反対側
をエアー通路に連通し、前記テーパ穴の中心とドローバ
ーの中心とが一直線上に位置した際に前記エアー通路に
連通するエアー排出路をツールスライダに設け、このエ
アー排出路をツールホルダのＶ型溝にエアーを供給する
溝用ノズルとテーパ穴とに連通せしめ、前記エアー受口
にシリンダにより移動するエアー供給通路を有するエア
ー供給ブッシュを接続せしめる様にしたことを特徴とす
る回転面板の圧縮空気供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18225193A JP3288144B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 回転面板のクーラントスルー装置及び圧縮空気供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18225193A JP3288144B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 回転面板のクーラントスルー装置及び圧縮空気供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07124845A JPH07124845A (ja) | 1995-05-16 |
| JP3288144B2 true JP3288144B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=16114993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18225193A Expired - Lifetime JP3288144B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 回転面板のクーラントスルー装置及び圧縮空気供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3288144B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5918570B2 (ja) * | 2012-03-01 | 2016-05-18 | 東芝機械株式会社 | 加工工具および工作機械 |
| CN103878398A (zh) * | 2013-11-26 | 2014-06-25 | 李仕清 | 一种带冷却***的尾座 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP18225193A patent/JP3288144B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07124845A (ja) | 1995-05-16 |
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