JP3279327B2 - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JP3279327B2
JP3279327B2 JP25712591A JP25712591A JP3279327B2 JP 3279327 B2 JP3279327 B2 JP 3279327B2 JP 25712591 A JP25712591 A JP 25712591A JP 25712591 A JP25712591 A JP 25712591A JP 3279327 B2 JP3279327 B2 JP 3279327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像をデジタル信号で
処理する画像処理方法に係り、特に、高速ファクシミリ
等に使用して好適な画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像処理方法に関する従来技術
として、例えば、文献 三菱集積回路<ディジタルAS
SP> M66330SP/FP暫定資料 第19〜21頁等
に記載記載された技術が知られている。
【0003】この従来技術は、ファクシミリ装置により
受信した原稿をプリンタの記録紙サイズに合わせるため
に拡大または縮小する等の画像編集処理を行う場合、ま
ず、受信符号データを一旦画像メモリに蓄え、この画像
メモリに蓄えられた受信符号データを復号化しながらサ
イズ変換を実行し、再び符号化して画像メモリに蓄える
というものである。そして、この受信符号データをプリ
ントする場合、画像メモリ上にサイズ変換して蓄えられ
た符号データを復号化しながらプリンタに出力するもの
である。
【0004】また、前記従来技術は、読み取った画像デ
ータに、送信者名、送信時刻等のキャラクタを付加して
送信しようとする場合、MPUバスから入力されたキャ
ラクタの画像データを符号化し、符号化されたキャラク
タを送信原稿の先頭または後尾に付加するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、受信
した画像データを記録紙の大きさに合わせるためのサイ
ズの変換、記録密度に合わせるための密度変換を行い、
あるいは、記録画像の上下左右に余白を付加して記録す
る場合、受信した画像データを一旦復号化してから、画
像データのサイズ、密度変換を行い、再び符号データに
戻すようにしているため、受信した符号データをサイ
ズ、密度変換しながら記録することができないという問
題点を有している。
【0006】また、前記従来技術は、発信元で印字する
場合にも、キャラクタ等の付加情報を画像データ上に付
加しようとする場合、付加情報を符号化してからでなく
ては画像データ上へキャラクタ等の付加情報を付加する
ことができず、これを実現するには、読み取った画像デ
ータを一旦画像メモリ上に蓄え、これにキャラクタを付
加し、その後符号化するという必要があった。
【0007】このため、前記従来技術は、読み取り画像
の送信時、受信画像の記録時に画像の編集処理を行うた
めに、画像メモリ上における編集処理が必要になり、画
像の高速な送信を行い、あるいは、受信画像を高速に記
録することが困難であるという問題点を有している。
【0008】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、画像編集処理を、符号化部への入力時、また
は、復号化部からの出力時に行なうようにすることによ
り、高速に編集処理を行うことを可能にした画像処理
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、画像データの送信あるいは記録を行いながら画像デ
ータのサイズ変換、密度変換、余白付加処理を行うため
に、主走査方向及び副走査方向のサイズ変換率、主走査
方向の入力画素数、主走査方向及び副走査方向の出力画
素数、及び、上側余白画素数と左側余白画素数のそれぞ
れを設定する手段を備え、ライン同期信号と1ページ入
力終了信号とに基づいて画像出力期間と余白出力期間と
を制御し、画像出力速度に応じて画像入力速度を追従さ
せるようにすることにより達成される。
【0010】また、前記目的は、符号メモリに蓄えられ
た画像を送信する際に出力画像にマイクロプロセッサ
(以下、MPUという)からキャラクタを付加するた
め、予め設定したライン数分を出力したらMPUに出力
終了を通知する手段と、出力画像ラインメモリに蓄えら
れた出力画像データに対し、MPUからキャラクタ付加
位置を設定し、キャラクタ倍角設定部にキャラクタを設
定することにより出力画像ラインメモリ上の目的の位置
に目的の倍率でキャラクタを付加する手段とを備えるこ
とにより達成される。
【0011】さらに、前記目的は、読取り画像を直接送
信または記録しながら、あるいは、受信画像を記録しな
がらキャラクタを付加するため、予め付加したいキャラ
クタを蓄積するメモリと、そのキャラクタを設定する位
置を設定する手段と、送信または記録のための画像デー
タの出力が前記設定位置になったとき、メモリ上のキャ
ラクタを出力する制御手段とを備えることにより達成さ
れる。
【0012】
【作用】画像編集部における2値画像入力に対するサイ
ズ変換、密度変換、余白付加の処理は、画処理許可信号
がMPUより与えられたときに開始され、画像編集部
は、まず、上側白ライン数の設定値分の白ラインを出力
する。その間、画像データの入力要求は行わない。左側
余白付加は、左側白画素数設定値分の白画素を出力し、
次に、画像データ供給回路に対し主走査方向の入力画素
数分の画像入力要求を出力することにより実行される。
【0013】サイズ変換を実行し主走査線1ライン分の
画像データの出力が終了すると、画像編集部は、その
後、主走査方向の出力画素数設定値に達するまで白画素
を出力する。次のラインの処理は、ライン同期信号の出
力により開始される。画像編集部は、前記主走査方向の
画像処理を繰り返し実行し、1ページ入力終了信号が入
力されると、次のラインから副走査方向の出力画素数設
定値に達するまで白ラインを出力し、最後の主走査線の
出力と同時に1ページ出力終了信号を出力する。
【0014】MPUからの出力画像へのキャラクタ付加
処理において、MPUは、まず、キャラクタを付加する
ラインまでの出力ライン数を設定し、画処理許可を設定
する。画像編集部は、出力ラインメモリにキャラクタを
付加すべきラインが蓄積されると画像出力を停止し、出
力終了信号を出力する。画像編集部は、これによりMP
Uからキャラクタ付加位置が設定されると、ラインメモ
リに対しキャラクタ付加画素位置のアドレスを出力し、
MPUにキャラクタ要求を出力する。これを受けたMP
Uは、ラインメモリ上にキャラクタを上書きし、画像デ
ータを読み出し変更する等の処理を加えて、ラインメモ
リ上の元の位置に書き込む。
【0015】キャラクタ倍角設定部は、キャラクタを主
走査方向に拡大する機能を有しており、キャラクタは設
定された倍率でラインメモリ上に付加される。連続して
キャラクタを付加したい場合、新たにキャラクタ付加位
置を設定する必要はなく、ラインメモリに出力するアド
レス値を自動的に増加することにより実行することがで
きる。MPUは、1ライン上へのキャラクタ付加が終了
したら、画像編集部に、次のキャラクタを付加するライ
ンまでのライン数を設定し、画処理出力を再開させる。
【0016】レーザプリンタ等の高速記録装置に画像デ
ータを出力しながらキャラクタの付加を行う場合の処理
は、キャラクタメモリ内に、出力画像に付加するキャラ
クタを予め蓄積しておき、キャラクタ付加位置設定部に
それぞれのキャラクタを付加する座標とキャラクタの画
素数とを設定しておくことにより実行される。この処理
は、余白付加及びサイズ密度変換処理の出力において、
キャラクタ付加座標に一致する画素位置となったとき、
出力をキャラクタメモリ側に切り替えてキャラクタを出
力するものであり、これにより、1ページ内の任意の位
置に複数のキャラクタを付加することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明による画像処理方法の一実施例
を図面により詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例による画像処理方
法を実行する画像処理装置全体の構成を示すブロック図
である。図1において、1は画像処理装置、2は読み取
り2値化部、3、5はセレクタ、4は画像編集部、6は
スキャナ、7は受信部、8は復号化部、9は符号化部、
10はプリンタ、11は送信部、12は符号メモリであ
る。図示本発明の一実施例は、本発明をファクシミリ装
置に適用した例である。
【0019】図1に示す本発明の一実施例は、読み取り
2値化部2、画像編集部4及びセレクタ3、4により構
成される画像処理装置1と、該処理装置1に接続される
図示各種機能部と、これら全体を制御する図示しないM
PUとにより構成される。そして、この実施例は、画像
を読み取って送信する場合、次のように動作する。
【0020】スキャナ6は、送信する画像原稿を読み取
り、その画像信号を読み取り2値化部2に出力する。読
み取り2値化部2は、受け取った画像信号を2値画像デ
ータに変換し、画像データの編集を行わない場合、その
2値画像データをセレクタ5を介して符号化部9に出力
する。一方、画像の編集を行う場合、読み取り2値化部
2より出力される2値画像データは、セレクタ3を介し
て画像編集部4に出力される。この場合、画像編集部4
は、入力された2値画像データに対し、サイズ変換、密
度変換、キャラクタ付加等の編集処理を行い、編集後の
画像データをセレクタ5を介して符号化部9に出力す
る。符号化部9は、2値画像データを符号化し送信部1
1に出力する。
【0021】また、図1に示す実施例は、画像データを
受信して記録する場合、次のように動作する。
【0022】受信部7は、受信した画像の符号データを
復号化部8に出力する。復号化部8は、符号データを2
値画像データに復号化しセレクタ3を介して画像編集部
4に出力する。画像編集部4は、入力された2値画像デ
ータに対し、サイズ変換、キャラクタ付加等の編集処理
を行いプリンタ10に出力する。
【0023】また、図示実施例は、読み取った画像を一
旦メモリに蓄えて送信する場合、次のように動作する。
【0024】符号化部9で生成した符号データは、符号
メモリ12に出力され、符号メモリ12は、この符号デ
ータを蓄えておき、送信するときに復号化部8に出力す
る。復号化部8は、符号データを2値画像データに復元
しセレクタ3を介して画像編集部4に出力する。画像編
集部4は、2値画像データに対し、サイズ変換、キャラ
クタ付加等の編集処理を行い、セレクタ5を介して符号
化部9に出力する。符号化部9は、この2値画像データ
を符号化し送信部11に出力する。
【0025】さらに、図示実施例は、コピー動作も可能
であり、この場合、次のように動作する。
【0026】スキャナ6は、コピーすべき画像原稿を読
み取り、その画像信号を読み取り2値化部2に出力す
る。読み取り2値化部2は、画像信号を2値画像データ
に変換しセレクタ3を介して画像編集部4に出力する。
画像編集部4は、2値画像データに対し、記録紙の大き
さに合わせたサイズ変換、記録密度に合わせた画素密度
変換等の編集処理を行い、編集した画像信号をプリンタ
10に出力する。
【0027】図2は画像編集部4の内容を説明する機能
ブロック図である。図2において、21はサイズ、密度
変換処理部、22は余白付加処理部、23はキャラクタ
付加処理部である。
【0028】図2において、サイズ、密度変換処理部2
1は、入力された画像データの拡大、縮小等のサイズ変
換と、記録部の画素密度に合わせるための画素密度変換
とを行い、変換した画像データを余白付加処理部22に
出力する。余白付加処理部22は、サイズ、密度の変換
処理が加えられている画像データに対し、その上下左右
に任意の長さの余白を付加してキャラクタ付加処理部2
3に出力する。キャラクタ付加処理部23は、この余白
が付加された画像データに対し、任意の位置に任意の文
字、記号等を付加するキャラクタ付加と、画素データを
書き換える画像変更を行い、処理後の画像データを符号
化部9またはプリンタ10に出力する。
【0029】なお、前述した画像編集部4における各処
理は、その全てが行われる必要はなく、必要な処理のみ
が実行されればよい。
【0030】図3は画像編集部4とこれに接続される各
種機能部との間で転送される入出力信号を説明する図で
ある。図3において、36はMPUであり、他の符号は
図1の場合と同一である。
【0031】図3において、原稿の画像を読み取り、画
像データとして送信する場合、各機能部間で次のような
信号の送受が行われる。
【0032】MPU36は、画像編集部4に対し画像処
理開始信号を出力する。画像編集部4は、この画像処理
開始信号により、読み取り2値化部2に対して入力要求
信号を送る。その後、読み取り2値化部2は、画像編集
部4に対して入力許可信号を出力すると共に、データ転
送クロックに同期して読み取った画像データを出力す
る。画像編集部4は、画像データを編集しながら8画素
単位に符号化部9に対して出力要求信号を出力する。符
号化部9は、この出力要求信号に応答して出力許可信号
を画像編集部4に出力する。画像編集部4は、この出力
許可信号に対応して画像データを符号化部9に出力す
る。
【0033】前述の処理は、原稿1ページ分の画像入力
に対して連続して実行される。そして、読み取り2値化
部2は、1ページ分の画像データの最後の主走査ライン
のデータが入力されたときに、ページ終了信号を画像編
集部4に入力する。画像編集部4は、この読み取り2値
化部2からのページ終了信号により、1ページ分の入力
終了を認識し、編集処理後の最終ラインのデータ出力時
に1ページ処理終了信号を符号化部9に出力する。さら
に、画像編集部4は、符号化部9に対する1ページ分の
出力が完了したとき、MPU36に対して1ページ処理
終了信号を出力する。
【0034】また、画像データを受信しプリンタ10に
出力する場合、各機能部間で次のような信号の送受が行
われる。
【0035】MPU36は、画像編集部4に対し画像処
理開始信号を出力する。画像編集部4は、これにより復
号化部8に入力要求信号を出力する。後復号化部8は、
画像編集部4からの入力要求に対して入力許可信号と画
像データとを画像編集部4に対して出力する。画像編集
部4は、入力された画像データを編集処理し、プリンタ
10のデータ転送クロック出力に同期して編集後の画像
データを出力する。
【0036】復号化部8に対する画像編集部4からの入
力要求は、原稿1ページ分の画像入力毎に連続して行わ
れる。そして、復号化部8は、1ページ分の画像データ
の最後の主走査ラインのデータ入力時にページ終了信号
を画像編集部4に送出する。画像編集部4は、このペー
ジ終了信号により1ページ分の入力終了を認識し、プリ
ンタ10への1ページ分の画像データの出力が完了した
とき、MPU36に対して1ページ処理終了信号を出力
する。さらに、画像編集部4は、編集処理後の最終ライ
ンのデータの出力が終了しても、プリンタ35から転送
クロック出力が続いている場合、白データを出力する。
【0037】図4は画像編集部4のサイズ密度変換処理
部21、余白付加処理部22の構成を示すブロック図、
図5は余白付加処理部22の動作を説明するタイミング
チャートである。図4において、62は画像入力装置、
63〜66、72はパラメータ設定部、67は画処理開
始許可設定部、68はサイズ余白制御部、69はサイ
ズ、密度変換部、70はセレクタ、71は画像出力装置
である。なお、画像入力装置62は図1における読み取
り2値化部2または復号化部8であり、また、画像出力
装置71は符号化部9またはプリンタ10である。
【0038】図4において、主、副サイズ変換率設定部
72と、サイズ、密度変換部69とにより、サイズ密度
変換処理部21が構成されており、画像編集部4内のそ
の他の機能部により余白付加処理部22が構成されてい
る。そして、図示画像編集部4において、サイズ余白処
理を開始する前に、各パラメータ設定部63〜66、7
2には、MPU36により、次のようなパラメータが設
定される。
【0039】主、副走査出力画素数設定部63には、主
走査1ライン分の出力画素数と副走査方向の出力ライン
数とが設定され、上側白ライン数設定部64には、画像
出力時に付加する副走査上側の余白ライン数が設定され
る。左側白画素数設定部65には、画像出力時に付加す
る主走査左側の余白ラインの画素数が設定され、主走査
入力画素数設定部66には、画像入力装置62から入力
される主走査画素数が設定される。また、主、副走査サ
イズ変換率設定部72には、入力画素データの拡大率、
縮小率が設定される。
【0040】MPU36は、前記各パラメータ設定部へ
のパラメータの設定を完了した後、画処理開始許可設定
部67に画像処理の開始を設定する。サイズ余白制御部
68は、画像処理の開始が設定部67に設定されると、
上側白ライン数設定部64に設定されているライン数分
の白画像データを画像出力装置71に対して出力する。
この処理は、セレクタ70への制御信号であるサイズ密
度変換許可信号によりセレクタ70の入力としてグラン
ドを選択することにより実現することができる。
【0041】上側白ライン数分の出力が終了した後、M
PU36は、次のラインから左側白画素数設定部65に
設定されている画素数分の白画素を出力し、その後、画
像入力装置62に対して入力要求を出力する。この入力
要求は、主走査入力画素数設定部66の設定値分出力さ
れる。画像入力装置62は、入力要求に応じて画像デー
タをサイズ、密度変換部69に出力する。
【0042】サイズ、密度変換部69は、主、副走査サ
イズ変換率設定部72に設定されている設定値に従い、
画像データの拡大、縮小等の変換処理を行い、セレクタ
70を経由して画像出力装置71に画像データを出力す
る。このとき、主走査入力画素数設定部66に設定され
ている設定値分の画像データの出力が終了しても主、副
走査出力画素数設定部63に設定されている主走査出力
画素数に満たない場合、サイズ余白制御部68は、その
残り分について白画素を出力する。
【0043】前述の主走査1ライン分の処理は、画像入
力装置62から1ページ入力終了信号がサイズ、余白信
号部68に出力されるまで行われる。また、余白処理部
68は、1ページ入力終了信号が入力された時点で、副
走査出力画素数設定部63の設定値に満たない分につい
て白ラインを出力する。そして、1ページ最後の画像デ
ータの出力時、1ページ出力終了信号を画像出力装置7
1に出力して一連の出力を終了する。
【0044】なお、前述の処理を中断する場合、MPU
36から画処理開始許可設定部67に停止を設定すれば
よく、これにより、サイズ余白制御部68は、その処理
を中断し、1ページ出力終了信号を出力して処理を終了
する。
【0045】前述した本発明の一実施例の構成によれ
ば、例えば、はがきサイズの画像データをA4サイズの
記録紙の中央部分に出力しようとする場合、1ページ分
のサイズ、密度変換前に、MPUから制御パラメータを
設定するだけで、自動的に余白を付加し記録紙の中央部
分に画像データを出力することができるため、一旦画像
データを展開し、上下、左右に白画素を付加するための
ビットマップページメモリを不要とすることができ、か
つ、MPUがライン単位に介在しないため高速の画像処
理を実行することが可能となる。
【0046】図6は画像編集部4内のキャラクタ付加処
理部23の構成例を示すブロック図、図7はキャラクタ
付加処理の動作を説明する図である。図6において、8
2はキャラクタ付加位置設定部、83はキャラクタ倍角
設定部、84はキャラクタ付加制御部、85はサイズ余
白処理部、86は副走査出力ライン数設定部、87はセ
レクタ、88はラインメモリである。なお、サイズ余白
処理部85は図4により説明したものである。
【0047】図6において、キャラクタ付加位置設定部
82は、主走査ライン上のキャラクタを付加する画素位
置を設定する手段であり、主走査1ライン分が蓄積され
たラインメモリ88のメモリアドレスが設定される。キ
ャラクタ倍角設定部83は、画像出力データ上に付加し
たいキャラクタを等倍、2倍、4倍等のサイズに拡大す
る手段である。キャラクタ付加制御部84は、MPU3
6により、キャラクタ付加位置設定部82にキャラクタ
付加位置が設定されたとき、セレクタ87の入力をキャ
ラクタ側に切り替え、ラインメモリ88にキャラクタ付
加アドレスを出力し、MPU36にキャラクタ要求を出
力して、キャラクタの付加を制御する。キャラクタを連
続して付加する場合、その都度キャラクタ付加位置をM
PU36から設定する必要はなく、ラインメモリ88に
対するアドレス出力はキャラクタ設定毎に自動的に更新
される。
【0048】次に、前述のキャラクタ付加処理部23の
動作を図6のタイミングチャートを参照して説明する。
【0049】MPU36は、ラインメモリ88にキャラ
クタ付加ラインが蓄積されるまでの画像出力ライン数を
サイズ余白処理部85に設定し、次に、画処理許可を設
定する。サイズ余白処理部85は、画像データをライン
メモリ88を経由し、画像出力装置71へ出力し、設定
ライン数分の出力が終了した後、MPU36に対し出力
終了信号を出力する。このとき、ラインメモリ88上
に、キャラクタ付加の対象となるラインが蓄積されてい
る。
【0050】MPU36は、キャラクタ付加処理部23
内のキャラクタ付加位置設定部82にキャラクタ付加位
置を設定する。キャラクタ付加制御部84は、このキャ
ラクタ付加位置に対応したメモリアドレスをラインメモ
リ88に出力し、MPU36に対しキャラクタ要求信号
を出力する。MPU36は、これにより、キャラクタ付
加制御部84にキャラクタを設定する。この場合、MP
U36は、ラインメモリ88上の画像データを読み込む
ことができ、画像データに変更を加えて再びラインメモ
リ88に書き込むことができる。キャラクタ付加処理部
84は、倍角制御を行いキャラクタをラインメモリに書
き込む。キャラクタを連続して設定する場合、メモリア
ドレス出力は、自動的に更新されていく。
【0051】MPU36は、前述によりライン上へのキ
ャラクタ付加処理が終了すると、再びサイズ余白処理部
85に対して、次のキャラクタ付加ラインがラインメモ
リ上にくるまでの画像出力ライン数と画処理開始許可を
設定し、ラインメモリへの出力を再開させる。
【0052】前述した構成と動作により、本発明の実施
例は、画像データ上へのキャラクタ付加において、主走
査1ライン分のラインメモリを備えればよく、かつ、任
意の箇所に任意のキャラクタを設定することができる。
【0053】図8は画像編集部4内のキャラクタ付加処
理部23の他の構成例を示すブロック図、図9はキャラ
クタ付加位置設定部に設定されるデータの例を説明する
図である。図8において、96はキャラクタメモリであ
る。図示例は、1ページの処理の途中でMPUからのキ
ャラクタ付加を必要としない構成例であり、例えば、レ
ーザプリンタに出力しながらキャラクタ付加を行う場合
等に使用して有効なものである。
【0054】図8において、キャラクタ付加位置設定部
82は、画像出力1ページ上に付加すべき全キャラクタ
に対する画素位置をMPU36から受け取って設定する
手段であり、複数個のキャラクタに対して、それぞれ図
9に示すような情報が設定される。キャラクタメモリ9
6は、画像出力に付加したいキャラクタを予め蓄積して
おくメモリであり、それぞれのキャラクタは、図9に示
すキャラクタメモリアドレス上に連続して主走査キャラ
クタを副走査キャラクタ長分設定することにより設定さ
れる。この設定は、1ページの画像編集開始前にMPU
36から設定される。
【0055】キャラクタ付加制御部84は、サイズ余白
処理部85から入力される画像データが、キャラクタ付
加位置設定部82に設定されたキャラクタ付加座標に達
したとき、セレクタ97の入力をキャラクタメモリ96
側に切り替え、キャラクタメモリ96内のデータを画像
出力装置71に出力する。
【0056】キャラクタ付加制御部84は、サイズ余白
処理部85から出力される画像データの主走査画素座標
と副走査画素座標とを認識しており、これらの座標とキ
ャラクタ付加位置設定部82に設定されている主走査、
副走査の座標とが一致すると、自動的にセレクタ97の
入力をキャラクタメモリ96側に切り替え、主走査キャ
ラクタ長分のキャラクタの出力が終了すると自動的にセ
レクタ97の入力を画像データ側に、すなわち、サイズ
余白処理部85側に切り替えるため、1ページ分の画像
出力を中断することなく、画像出力装置71にキャラク
タを付加した画像データを出力することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、読
み取り2値化部から送信部、または、受信部から記録部
に画像データを転送する過程で画像編集処理を実行して
いるため、画像メモリを必要とせず、かつ、高速な画像
編集処理を行うことが可能である。また、1ページの画
像処理の途中でMPUが制御を行う必要がないためMP
Uの処理負荷を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像処理方法を実行す
る画像処理装置全体の構成を示すブロック図である。
【図2】画像編集部4の内容を説明する機能ブロック図
である。
【図3】画像編集部と各種機能部との間で転送される入
出力信号を説明する図である。
【図4】サイズ密度変換処理部、余白付加処理部の構成
を示すブロック図である。
【図5】余白付加処理部の動作を説明するタイミングチ
ャートである。
【図6】キャラクタ付加処理部の構成例を示すブロック
図である。
【図7】キャラクタ付加処理の動作を説明する図であ
る。
【図8】キャラクタ付加処理部の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図9】キャラクタ付加位置設定部に設定されるデータ
の例を説明する図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 読み取り2値化部 4 画像編集部 6 スキャナ 7 受信部 8 復号化部 9 符号化部 10 プリンタ 11 送信部 12 符号メモリ 21 サイズ、密度変換処理部 22 余白付加処理部 23 キャラクタ付加処理部 36 MPU 62 画像入力装置 63〜66、72、83、84 パラメータ設定部 67 画処理開始許可設定部 68 サイズ余白制御部 69 サイズ、密度変換部 71 画像出力装置 82 キャラクタ付加位置設定部 83 キャラクタ倍角設定部 84 キャラクタ付加制御部 85 サイズ余白処理部 86 副走査出力ライン数設定部 88 ラインメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 康行 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 高岡 和彦 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社 日立製作所 戸塚工場内 (56)参考文献 特開 昭63−59063(JP,A) 実開 平2−70575(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の読み取り部と、画像の印刷部と、
    送信する画像データの符号化部と、受信する画像データ
    の復号化部と、画像編集部とを備えた画像処理装置にお
    ける画像処理方法において、前記画像編集部は、画像データの送信時、符号化前に、
    画像の読み取り速度に同期して編集処理を行い、また、
    画像データの受信時、復号化後に、画像の印刷速度に同
    期して編集処理を行う ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記編集処理は、サイズ変換処理、密度
    変換処理、余白付加処理、キャラクタ付加処理の少なく
    とも1つであることを特徴とする請求項1記載の画像処
    理方法。
  3. 【請求項3】 前記編集処理は、マイクロプロセッサか
    ら指示された設定値及び終了信号により、画像データの
    ページ単位に制御されることを特徴とする請求項1また
    は2記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記サイズ変換処理、密度変換処理、余
    白付加処理は、主、副走査サイズ変換率、主、副走査出
    力画素数、上側余白画素数、左側余白画素数、主走査入
    力画素数の各設定値と、画像データの1ページ入力終了
    信号とにより制御されることを特徴とする請求項2また
    は3記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記キャラクタ付加処理は、サイズ変換
    処理、余白付加処理を施した、あるいは、これらの処理
    を施していない画像領域の任意の位置に、予めメモリに
    蓄積されているキャラクタを付加する処理を行うことを
    特徴とする請求項2記載の画像処理方法。
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