JP3279160B2 - 複写機およびページプリンタ - Google Patents

複写機およびページプリンタ

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JP3279160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複写機に関し、特
に割込処理の可能な複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明に興味のある複写機がたとえば
特開平4−233555号公報に開示されている。同公
報によれば、割込ジョブが印字可能になれば、現在継続
中の通常ジョブの実行を中断し、割込ジョブの実行に処
理が移行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の複写機は上記の
ように構成されていた。しかしながら、上述した従来の
複写機では、割込ジョブの設定モードによらず、割込ジ
ョブが印字可能になれば通常ジョブの実行を中断して割
込ジョブの実行に移行していた。そのため、通常ジョブ
と割込ジョブの給紙口が同一であるときは、通常ジョブ
中断による割込ジョブ移行への遅れが発生し、給紙口が
異なる場合でも、割込ジョブが印字可能になるまでは通
常ジョブの印字を継続していたので、たとえば通常ジョ
ブが両面コピーの場合などは割込ジョブが印字可能な状
態になっても通常ジョブの停止処理に長い時間を有して
いた。
【0004】この発明は上記のような問題を解消するた
めになされたもので、効率のよい割込を行なうことがで
きる複写機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る複写機
は、複数のジョブ設定モードで作動が可能でかつ印字中
の割込動作が可能である。設定モードに応じて複写用紙
を供給する給紙口が選択される。複写機は、所定のジョ
ブの進行中に割込を検出する割込検出手段を含み、割込
検出手段は割込ジョブの設定内容も同時に検出し、検出
された割込ジョブで選択された給紙口と、進行中のジョ
ブで選択された給紙口とが同一であるか否かを判別する
手段と、判別手段が同一であると判別したときは、進行
中のジョブにおける給紙を継続し、割込ジョブにおける
印字データが確定したときに割込ジョブの印字に切換え
るよう制御する制御手段とを含む。
【0006】ジョブの進行中に割込があったときは、割
込ジョブの設定モードに応じた用紙給紙口と進行中のジ
ョブの用紙給紙口が同一であるか否かが判断される。給
紙口が異なる場合は進行中のジョブが即時に停止され、
同一のときは割込ジョブで設定された印字データが確定
した時点で割込ジョブに印字が切換えられるため、進行
中のジョブから割込ジョブへの切換における時間の無駄
を著しく短縮することができる。その結果、効率のよい
割込を行なうことができる複写機が提供できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0008】図1は、本発明に係る複写機1の全体構成
を示す断面図である。図1を参照して、複写機1は、イ
メージリーダIRと、ページプリンタPRTとから構成
されたデジタル複写機であり、FAX機能を果たすFA
Xコントローラ50も有している。イメージリーダIR
の本体は、原稿ガラス18上に載置された原稿を画素に
分解して読取る走査系10と、走査系10が出力する光
電変換信号の量子化と種々の画像形成モードに応じた信
号処理とを行なう画像信号処理部20と、原稿に対応し
た画像データを記憶するメモリユニット部30から構成
されている。そして、この本体の上部に原稿カバーを兼
ねた付加装置である自動原稿送り装置(ADFR)50
0がその後端部を支点に開閉可能に設けられている。
【0009】走査系10は、ライン走査方式の画像読取
り機構であって、原稿照射用ランプ11と、ミラー12
とを有したスキャナ19と、固定ミラー13a,13b
と、集光レンズ14と、CCDアレイからなるイメージ
センサ16と、スキャナ19を駆動するスキャンモータ
M2から構成されている。画像信号処理部20およびメ
モリユニット部30については後述する。
【0010】ADFR500は、原稿スタッカ510上
にセットされた原稿を、給紙ローラ501、捌きローラ
502、捌きパッド503、中間ローラ504、レジス
トローラ505および搬送ベルト506によって原稿台
ガラス18上に搬送し、読取後の原稿を排紙ローラ50
9によって原稿排出トレイ511上に排出する。ADF
R500には、原稿スケール512、原稿の有無を検出
する原稿センサSE50、原稿サイズセンサSE51、
および排出センサSE52が設けられている。
【0011】たとえば複数枚の原稿のコピーに際して、
オペレータは、原稿をその表面を上側に向けて重ねてセ
ットする。原稿スタッカ510上の各原稿は、最下部の
原稿から1枚ずつ引出され、表面を下側に向けて原稿台
ガラス18上の読取位置に正確にセットされる。そし
て、片面原稿モードの場合には、読取終了後、原稿は図
の左方向に搬送され、上面が表面となるように排出され
る。また、両面原稿モードの場合には、表面読取終了後
に左方向に送られた原稿は、反転ローラ507によって
表裏が反転されて原稿台ガラス18上の読取位置に戻さ
れ、裏面の読取終了後に再び左方向に送られて排出され
る。
【0012】ページプリンタPRTは、露光制御信号を
出力する印字処理部40と、半導体レーザ62を光源と
するプリントヘッド60と、感光体ドラム71とその周
辺装置からなる現像・転写系70Aと、定着ローラ対8
4および排出ローラ85などを有した定着・排出系70
Bと、再給紙ユニット600を含む循環式の用紙搬送系
70Cなどから構成され、イメージリーダIRから転送
された画像データに基づいて電子写真プロセスによって
複写画像をプリントする。ページプリンタPRTの下部
には、数百枚程度の用紙を収納できる2つの用紙カセッ
ト80a,80bと、用紙サイズ検出センサSE11,
12および給紙用ローラ群が設けられている。
【0013】半導体レーザ62から射出されたレーザビ
ームは、ポリゴンミラー65で主走査方向に偏向され、
主レンズ69および各種のミラー67a,68,67c
を経て感光体ドラム71の露光位置に導かれる。感光体
ドラム71の表面は帯電チャージャ72によって一様に
帯電する。露光により形成された潜像は、現像器73を
経てトナー像となり、そのトナー像は転写位置(複写位
置)で転写チャージャ75により感光体ドラム71から
分離され、搬送ベルト83によって定着ローラ対84へ
送られ、フェースアップで排出される。
【0014】再給紙ユニット600は、両面コピーを自
動化するための付加装置としてページプリンタPRTの
側面に組付けられている。排出ローラ85によりページ
プリンタ本体から排出された用紙を一旦収納し、スイッ
チバック搬送を行なってページプリンタ本体に送り返す
機能を有している。
【0015】再給紙ユニット600は、再給紙部625
と、切換爪604を介してその下部に設けられたバイン
ド部631とを含む。再給紙部625は排出ローラ85
から排出された用紙を一旦収納して両面モードのときは
表裏を反転して、合成モードのときには表裏反転を行な
わずに、再度の画像形成(プリント)のために搬送系7
0Bの水平搬送ローラ86aに搬入する循環式のもので
ある。再給紙ユニット600は、排紙トレイ621への
排出と再給紙とを切換えるための切換爪601、搬送ロ
ーラ602、反転ローラ603および反転センサSE6
1などから構成されている。
【0016】片面コピーモードにおいて、用紙は再給紙
ユニット600を素通りして排紙トレイ621上に排出
される。これに対して両面コピーモードにおいては、図
示しないソレノイドによって切換爪601上の左端部が
上方へ移動し、排出ローラ85から排出された用紙は、
搬送ローラ602を通って正反転ローラ603に達す
る。用紙後端が用紙センサSE61に達すると、正反転
ローラ603が反転する。これによって、用紙はページ
プリンタ本体に戻される。戻された用紙は、水平搬送ロ
ーラ86a,86b,86cを通ってタイミングローラ
82に送られて待機する。ここで、複数枚の用紙が連続
給紙された場合は、各用紙が互いに重ならないように所
定の用紙間隔を隔てて次々に搬送されて再給紙ユニット
600に送り込まれる。用紙の搬送経路長は一定である
ので、再給紙ユニット600および水平搬送ローラ86
a〜86cによる一循環の用紙枚数(最多循環枚数)N
は、用紙サイズに依存することになる。
【0017】再給紙ユニット600はフィニッシング処
理を行なう排紙オプションを有する。排紙オプションと
してのホットメルト方式のバインド部631は、バイン
ド処理を自動化するための付加装置としてページプリン
タPRTの側面に設けられている。排出ローラ85によ
りページプリンタ本体から排出された用紙を一旦バイン
ド部631へ搬送した後、所定枚数収納した時点でバイ
ンドしてバインド排出トレイ636へ排出される。
【0018】バインドなしの通常コピーにおいては、用
紙はバインド部を通ることなく排出トレイ621上へ排
出される。
【0019】バインドモードにおいては、用紙を搬送す
る前に予めバインドカバー収納トレイ630からバイン
ドカバーが給紙されて、バインド部631へ搬送され、
バインドカバーの先端がバインド搬送ローラ632の上
部に接して待機している。
【0020】この状態で用紙がページプリンタPRTか
ら排出されると、図示しないソレノイドによって切換爪
604の上部が左へ移動し、用紙はバインド用紙排出ロ
ーラ633によりバインド部631へ搬送される。所定
枚数分バインド部へ用紙が排出されると、バインド押え
板634が左方向へ移動し、用紙とバインドカバーを密
着させた後、バインド搬送ローラ632により搬送され
る。それによってバインド加熱板635へ圧接され、所
定時間加熱された後バインド加熱板635が下方へ移動
し、さらにバインド搬送ローラ632により搬送されて
バインドされた束がバインド排出トレイ636へ排出さ
れる。なおバインド加熱板を加熱するためのバインドヒ
ータ637が設けられている。
【0021】図2は操作パネルOPの平面図である。操
作パネルOPには、状態表示および各種のモード指定お
よびジョブの登録のための液晶タッチパネル91と、コ
ピーの数値条件(枚数や倍率など)を入力するためのテ
ンキー92と、数値条件を標準値に戻すためのクリアキ
ー93と、コピーモードを初期化するためのパネルリセ
ットキー94と、コピー中止を指示するためのストップ
キー95と、コピー開始を指示するためのスタートキー
96と、Nin1コピーであるか片面原稿であるか両面
原稿であるかを指定するための原稿指定キー97と両面
コピーと片面コピーとを切換えるためのコピーモードキ
ー101と、割込起動および復帰を入力するための割込
キー102、バインドモードを選択するバインドモード
選択キー99などが配置されるている。ここでNin1
コピーとは、1枚の用紙にN枚の原稿をコピーするモー
ドをいう。バインドモードが選択されるとバインドモー
ド表示部99aに表示される。
【0022】図3および図4は複写機1の制御部100
の構成を示すブロック図である。制御部100は8個の
CPU1〜CPU8を中心に構成され、これら各CPU
1〜CPU8には、それぞれプログラムを格納したRO
M111〜ROM118が設けられている。なお、CP
U6はメモリユニット部30内に設けられている。
【0023】CPU1は、操作パネルOPの各種操作キ
ーからの信号入力や表示の制御を行なう。CPU2は、
画像信号処理部20の各部の制御を行ない、CPU3は
走査系10の駆動制御を行なう。CPU4は、印字処理
部40を含むページプリンタPRTの制御を行なう。
【0024】CPU5は、制御部100の全体的なタイ
ミング調整、および動作モードの設定のための処理を行
なう。そのため、CPU5は、他のCPUとのシリアル
通信を行なって、制御に必要なコマンドやレポートなど
の送受を行なう。
【0025】CPU6は、画像情報の記憶および読出の
制御を行なう。CPU7は、ADFR500による原稿
搬送の制御を行なう。そして、CPU8は再給紙ユニッ
ト600の制御を行なう。
【0026】図5は画像信号処理部20の構成を示すブ
ロック図である。画像信号処理部20は、A/D変換部
21と、画像処理部22と、画像モニタ用メモリ23お
よびこれら各部の動作の同期信号を出力するタイミング
制御部24から構成されている。
【0027】A/D変換部21は、イメージセンサ16
の光電変換信号を量子化して8ビット(256階調)の
画像データに変換する。画像処理部22は、シェーディ
ング補正、MTF補正、ガンマ補正および変倍処理など
の画像処理を行ない、処理後の画像データD2を読取情
報として出力する。画像モニタ用メモリ23は、シェー
ディング補正のためのサンプルデータの記憶などに用い
られる。
【0028】図6はメモリユニット部30の構成を示す
ブロック図である。メモリユニット部30は、バス切換
部301と、2値化処理部302と、マルチポートの画
像メモリ304と、圧縮器311および伸張器312と
を有した符号処理部305と、マルチポートの符号メモ
リ306と、回転処理部308と、多値化処理部309
およびこれらを制御する上述のCPU6を有し、メモリ
の小容量化のために画像情報を圧縮して記憶するように
構成されている。なお、画像メモリ304は、400d
piの解像度で読取った2ページ分の画像データの記憶
が可能な容量を有する。
【0029】原稿走査(スキャン)によって読取った画
像を一旦記憶するメモリモードのコピーにおいて、メモ
リユニット部30の2値化処理部302には、画像信号
処理部20からバス切換部301を介して8ビットの画
像データD2が入力される。2値化処理部302には、
たとえばディザ法などによって多値の画像データD2を
復元可能な範囲で2値の画像データに変換する処理を行
なう。2値化後の画像データは、画像メモリ304に一
旦書込まれる。
【0030】符号処理部305は画像メモリ304に書
込まれた画像データを読出しかつ圧縮して符号データ
(圧縮データ)を生成し、それを符号メモリ306に書
込む。また、符号処理部305は、プリントの対象とな
る符号データを符号メモリ306から読出して伸張し、
得られた画像データを画像メモリ304に書込む。な
お、圧縮器311および伸張器312は、コピー速度の
向上のために互いに独立してかつ平行に動作可能に構成
されている。これらと符号メモリ306との間では、デ
ータがそれぞれ図示しないDMAコントローラによりD
MA転送されるようになっている。
【0031】伸張により1ページ分の画像データが再生
されると、そのデータが画像メモリ304から読出さ
れ、必要に応じて回転処理を施された後、多値化処理部
309で多値の画像データに復元される。そして、その
多値の画像データが露光制御データとして印字処理部4
0へ転送される。このような原稿画像の一時的な記憶に
際して、符号メモリ306はRAM126内に設けられ
た管理テーブルMT1によって管理される。
【0032】図7は管理テーブルMT1と符号メモリ3
06との関係を示す図である。符号メモリ306は、3
2Kバイト単位のメモリ領域に区分されており、書込
(読取時)と読出(プリント時)との同時制御を可能と
することを考慮して、それぞれの領域にはページごとの
符号データが格納される。
【0033】管理テーブルMT1には、符号メモリ30
6の領域を示す番号、書込順(原稿のスキャン順)に付
与される画像データのページ番号(原稿画像の番号)P
N、連結されている領域の番号、および圧縮方式および
データ長などの圧縮伸張処理や、ジョブを区別するため
に必要な各種の付加情報が格納されており、これらの情
報に基づいて符号メモリ306を動的に管理するように
なっている。
【0034】図7(a)における「前連結」は、各ペー
ジ内における32Kバイトごとの領域の前方向へのつな
がりを示すものであり、、これが「00」である場合に
は1ページ分のデータの最初の格納領域であることを示
す。「後連結」もそれと同様に、「FF」である場合に
最後の領域であることを示し、「FF」以外の場合には
後につながる領域の番号を示す。
【0035】CPU106は、画像メモリ304から画
像データを読出して圧縮する際に、管理テーブルMT1
の情報を作成しながら、圧縮器311を制御して符号メ
モリ306に格納していく。また、画像データを出力す
る際には、それと逆の動作により符号メモリ306から
符号データを読出していく。管理テーブルMT1内の情
報は、該当ページの情報が正常に読出され、オペレータ
の指定した枚数(部数)Mのコピーが完了したときに消
去される。
【0036】次に、メモリモードにおける複写機1の動
作シーケンスについて、各CPU1〜CPU6の間でや
り取りされる要求コマンド(Q)、レポート(A)、ま
たはデータの流れを中心に説明する。
【0037】図8はメモリモード書込動作の概略のシー
ケンスを示す図である。メモリモード書込動作では、画
像信号処理部20から画像メモリ304へ画像データが
転送される。まず、全体のシーケンスを管理しているC
PU5が、CPU6に対してメモリ準備を要求する。こ
れを受けて、CPU6は内部ハードウェアに対し、画像
信号処理部20からの画像データD2を画像メモリ30
4へ転送するためのバス接続状態の設定、2値化処理の
ためのモードの設定、画像メモリ304への書込領域の
開始アドレスおよびXYレングス情報などの設定を行な
う。
【0038】これらの設定が終わって準備が完了する
と、CPU6はCPU5に対してメモリ準備の完了を通
知する。CPU5がCPU6,CPU2に対して読取を
要求すると、CPU2がCPU3に対してスキャンを要
求する。CPU3によりスキャンが開始されてスキャナ
19が画像領域に達すると、CPU2により設定された
画像処理モードに応じて、読取データ(画像データD
2)が画像信号処理部20からメモリユニット部30に
転送される。
【0039】スキャンが終了し、CPU2,CPU6か
ら読取の完了が通知されると、CPU5はCPU6に対
してデータ圧縮を要求する。これを受けて、CPU6
は、画像メモリ304からの読出アドレス、XYレング
ス情報、符号メモリ306への書込アドレスおよび圧縮
器311のモード(たとえばMH方式)などを設定し、
各部の起動を行なう。これによって圧縮処理が行なわ
れ、符号データが符号メモリ306に格納される。
【0040】圧縮処理が完了すると、CPU6からCP
U5に圧縮の完了を通知する。このとき、符号メモリ3
06が一杯になっていた場合には、圧縮不可能を示すパ
ラメータを付加した圧縮完了レポートがCPU5に送ら
れる。これによって、CPU5は符号メモリ306がフ
ルメモリ状態になったことを知ることができる。
【0041】図9はメモリモード読出動作の概略のシー
ケンスを示す図である。メモリモード読出動作では、画
像メモリ304から画像データが読出され、その画像デ
ータに基づいて用紙に複写画像がプリントされる。
【0042】CPU5はCPU6に対してデータ伸張を
要求する。CPU6は、符号メモリ306からの読出ア
ドレス、データ量、画像データ304への書込アドレ
ス、XYレングス情報および伸張器312のモード(た
とえばMH方式)などを設定して各部の起動を行なう。
これによって伸張処理が行なわれ、画像データが画像メ
モリ304に書込まれる。
【0043】伸張処理が終了すると、CPU5はCPU
6に対して画像メモリ304から画像データを読出すた
めのメモリ準備要求を要求する。これを受けて、CPU
6は内部ハードウェアに対して画像メモリ304から印
字処理部40へ画像データD3を出力するためのバス接
続状態の設定、回転処理のための設定、画像メモリ30
4の読出領域の開始アドレスおよびXYレングス情報な
どの設定を行なう。
【0044】これらの設定が終わって準備が完了し、そ
の通知を受取ると、CPU5はCPU6、CPU4に対
してプリントを要求する。CPU4からCPU5に用紙
の搬送状態を知らせる給紙レポートが送られ、その後、
画像メモリ304から読出された画像データD3が印字
処理部40に出力されプリントが行なわれる。
【0045】プリントが終了すると、CPU6、CPU
4がCPU5に対してプリント完了レポートおよびイン
ジェクト完了レポートを送る。これらのレポートを受取
ったCPU5は、必要に応じてCPU6に対してメモリ
クリア要求を与える。
【0046】以下、フローチャートに基づいて、本発明
の特徴である制御を中心に複写機1の動作をさらに詳し
く説明する。図10は操作パネルOPの制御を担うCP
U1のメインフローチャートである。
【0047】電源が投入されると、CPU1はまだRA
M121やレジスタなどを初期化する初期設定を行なう
(♯11)。その後、1ルーチンの長さを規定する内部
タイマのセット(♯12)、キー操作を受付けるキー入
力処理(♯13)、操作に応じた表示を行なうパネル表
示処理(♯14)、その他の処理(♯15)および内部
タイマの打合わせ(♯16)を繰返し実行する。また、
適時に割込処理として他のCPUとの通信を行なう。
【0048】図11はキー入力処理のフローチャートで
ある。CPU1は原稿指定キー97(図2参照)のオン
に呼応して、その時点の原稿モードに応じて片面原稿モ
ード、両面原稿モードおよびNin1コピーモードに切
換える。そして、切換えた後のモードをCPU5に通知
する(♯301〜♯305)。
【0049】同様に、コピーモードキー101のオンに
呼応して、コピーモードを片面コピーモードまたは両面
コピーモードに切換え、割込キー101のオンに呼応し
て読込モードを割込モードまたは通常読込モードに切換
え、その旨をCPU5に通知する(♯306〜♯31
5)。また、スタートキー96がオンされると、その旨
をCPU5に通知する(♯316,♯317)。
【0050】図12はページプリンタPRTの制御を担
うCPU4のメインフローチャートである。CPU4
は、初期設定(♯41)を行なった後、内部タイマのセ
ット(♯42)、現像・転写系の制御(♯43)、搬送
系の制御(♯44)、定着系の制御(♯45)、印字処
理部の制御(♯46)、その他の処理(♯47)および
内部タイマの待ち合わせ(♯48)を繰返し実行する。
【0051】図13は複写機1の制御を統括するCPU
5のメインフローチャートであり、図14はメモリユニ
ット部30の制御を担うCPU6のメインフローチャー
トである。
【0052】CPU5は、初期設定(♯51)を行なっ
た後、内部タイマのセット(♯52)、他のCPUから
の入力データをチェックする入力データ解析処理(♯5
3)、操作内容に応じて動作モードを定めるモード設定
処理(♯54)、割込切換処理(♯55)、モードに応
じたコマンド設定処理(♯56)、コマンドを通信ポー
トに待機させる出力データセット(♯57)、その他の
処理(♯58)および内部タイマの待ち合わせ(♯5
9)を繰返し実行する。
【0053】CPU6は、初期設定処理(♯61)を行
なった後、コマンド受信処理(♯62)、ステータス送
信処理(♯63)、画像メモリ書込処理(♯64)、圧
縮制御処理(♯65)、伸張制御処理(♯66)、画像
メモリ読出処理(♯67)およびその他の処理(♯6
8)を繰返し実行する。
【0054】図15は図13の割込切換処理のフローチ
ャートである。まず、割込プリント中かどうかを判断す
る(♯5500)。割込プリント中でない場合は、CP
U1からスタート要求を受信しているかどうかをチェッ
クする(♯5501)。スタート要求があった場合は通
常プリント中かどうか判断し(♯5509)、通常プリ
ント中の場合は割込プリントを割込ジョブの設定モード
に応じて最適なタイミングで起動するために割込プリン
ト要求をセットする(♯5511)。
【0055】スタート要求が存在しない場合は、既に割
込プリント要求がセットされているかどうかチェックし
(♯5503)、要求があれば、割込起動処理のサブル
ーチンをコールする(♯5520)。割込プリント要求
がセットされていない場合は、割込プリント待ち判断を
行ない(♯5505)、割込プリント待ち状態かどうか
判断する(♯5506)。割込プリント待ち状態であれ
ば、原稿読込中でまだ印字すべきデータが確定していな
い状態、または割込ジョブがペーパーエンプティ等のエ
ラーでプリントできない状態になっている。したがっ
て、通常ジョブのプリントに再度切換えるために、割込
復帰処理のサブルーチンをコールする(♯5570)。
割込プリント待ち状態でないときは、割込ジョブが終了
したかどうか判断し(♯5507)、終了していれば割
込からの自動復帰のために割込復帰処理を行なう(♯5
570)。
【0056】図16は図15の割込起動処理のフローチ
ャートである。まず通常プリント中であるかどうか判断
する(♯5521)。さらに停止要求が発生していない
ことを判断する(♯5523)。上記2つの条件が成立
すれば、割込ジョブの給紙モード設定による通常ジョブ
の停止または継続の判定に移行する。
【0057】APSモードであれば、原稿サイズ検出が
終了しているかどうかを判断し、終了していれば割込ジ
ョブにおけるAPSモードの給紙口検索処理を行なう
(♯5525、5527、5529)。マニュアル給紙
口指定であれば、既に給紙口が決定しているので、直ち
に通常ジョブのプリント中の給紙口と決定された割込ジ
ョブのプリント給紙口を比較する(♯5531)。同一
でなければ、すぐに通常ジョブの給紙を停止する必要が
あるので停止要求をセットする(♯5533)。同一で
あれば、通常ジョブにおける給紙を継続しながら割込プ
リントに移行する処理を続けて行なう。以上のように、
割込ジョブのモード設定における給紙口選択モードがA
PSモードである場合は、通常ジョブの印字を継続し、
割込ジョブの原稿サイズを検出して給紙口が確定した時
点で通常ジョブを継続するか否かを決定する。
【0058】次に通常ジョブにおける給紙口と割込ジョ
ブにおける給紙口が同一である場合の割込プリント切換
処理の説明を行なう。割込プリント待ち状態かどうか判
断する(♯5537)。これは前述の図15におけるス
テップ♯5505と同様の判断である。割込プリント待
ち状態でなければ、通常ジョブが片面プリント中かどう
か判断する(♯5539)。
【0059】片面プリント中であれば、現在露光中であ
るかどうか判断し(♯5541)、露光中であれば終了
するまで待つ。露光中でなければ、メモリ読出モードに
おける管理テーブルMT1と符号メモリ306をアクセ
スするためのポインタを割込用に切換える。このポイン
タは通常ジョブをプリントするか割込ジョブをプリント
するかの識別のために用いる。さらに割込プリント中を
セットし、停止要求をリセットする(♯5543〜♯5
549)。両面プリント中であれば、両面コピーにおけ
る割込起動処理のサブルーチンをコールする(♯555
1)。♯5535では、通常プリント中でないとき、ま
たは停止要求が発生している場合の停止処理終了条件を
判定し、通常給紙の用紙をすべて露光終了していなけれ
ば、前述と同様の割込切換処理の終了処理を行なう。通
常給紙の用紙のすべてを露光したかどうかの判断は、具
体的には図22以降で示される、通常プリントにおける
給紙および露光回数を示す変数、PRNF,PRNF
(M)と、PRNE,PRNE(M)とが等しいか否か
によって判断する。
【0060】図17は図15の割込復帰処理のフローチ
ャートである。まず、割込プリント中であるかどうか判
断する(♯5571)。さらに停止要求が発生していな
いことを判断する(♯5573)。上記2つの条件が成
立すれば、割込復帰のために停止要求をセットする(♯
5579)。割込プリント中でない場合または停止要求
が発生している場合は、割込給紙用紙がすべて露光終了
しているかどうか判断する(♯5581)。この判断は
具体的には、図22以降で示される、割込プリントにお
ける給紙および露光回数を示す変数PRIF,PRIF
(M)とPRIE,PRIE(M)が等しか否かによっ
て判断する。
【0061】終了していれば、管理テーブルMT1と符
号メモリ306をアクセスするためのポインタを通常用
に切換え、通常プリント中をセットし、停止要求をリセ
ットする(♯5583〜♯5587)。
【0062】図18は図16の割込APS給紙口選択処
理のフローチャートである。まず、イメージリーダIR
により検出された原稿サイズからコピーモードと倍率を
考慮して用紙サイズを計算する(♯6000)。計算さ
れた用紙サイズが本体に装着されている用紙カセット8
0a、80bの両方に等しいサイズであれば、たとえ優
先給紙口が現在プリント中の給紙口と異なっていても現
在プリント中の給紙口を強制的に選択することにより、
通常ジョブのプリントを中断することなく割込ジョブの
画像が確定した時点で直ちに割込ジョブのプリントを開
始することができる(♯6001〜♯6005)。用紙
カセットと同一サイズでなければその他のAPS処理を
行なう(♯6007)。以上のように、APSモードに
おける原稿サイズの検出結果をもとにした給紙口選択に
おいては、選択すべき用紙サイズの給紙口が少なくとも
2つ以上存在する場合は予め設定されている給紙口選択
の優先準位が必要に応じて変更される。
【0063】図19は図16の割込起動両面処理のフロ
ーチャートである。まず、現在プリント中の印字処理部
の状態が第2面の循環サイクル中かどうか判断する(♯
6500)。第2面循環サイクル中であれば、割込ジョ
ブが片面コピーかどうか判断し(♯6501)、さらに
割込ジョブへの切換が高速モードかどうか判断する(♯
6503)。これは、オペレータにより予めユーザチョ
イス等の設定で操作パネルOPから登録しておくものと
する。その設定がオンになっているときは、割込ジョブ
における片面のプリントの起動をたとえ通常ジョブの両
面プリント中でもコピー用紙の裏側に不要な画像が存在
してもよいという条件でできだけ速く行なうためのもの
である。
【0064】上記2つの条件が成立していれば、現在露
光中がどうか判断する(♯6505)。露光中でなけれ
ば、図16における(♯5543〜♯5549)と同様
の処理を行なう(♯6507〜♯6513)。上記2つ
の条件が成立していなければ、機内の用紙のすべての露
光が終了するのを待ってから、割込起動処理終了の処理
を行なう。第2面循環サイクルでなければ、給紙を中断
するために停止要求のみをセットする(♯6517)。
【0065】以上のように、割込ジョブにおける使用給
紙口が通常ジョブにおける使用給紙口と同一である場合
に、通常ジョブが両面コピーでかつ割込ジョブが片面コ
ピーである場合は、通常ジョブにおける給紙を継続す
る。割込ジョブの印字データが確定した時点で、たとえ
通常ジョブの印字状態が両面コピーにおける第1面を印
字終了して、再給紙を行ない第2面の画像出力待ち状態
であっても強制的に第2面に割込ジョブにおける画像デ
ータを印字し、再給紙が終了した時点で片面コピーに切
換える。
【0066】図20は図13のコマンド設定処理のフロ
ーチャートである。まず、読取るべき原稿の有無を判断
する(♯5600)。原稿があれば、上述のメモリ書込
動作のための処理を行なう(♯5603)。原稿がない
ときは読込んだ原稿をコピーモードに応じた所定回数分
読出終了したかどうかの判断を行なう(♯5611)。
終了していれば、メモリ書込ステートを初期化する(♯
5613)。
【0067】さらに、メモリ読出処理に関しては、メモ
リ読出処理が終了していなければ(♯5605)、前述
のメモリ読出処理のためのメモリ読出給紙およびメモリ
読出伸張処理のためのサブルーチンをコールする(♯5
607,♯5609)。メモリ読出処理が終了していれ
ば、メモリ読出給紙ステートおよびメモリ読出伸張ステ
ートを初期化する(♯5615、♯5617)。
【0068】図21は図20のメモリ書込動作処理のフ
ローチャートである。このルーチンでは、最初に書込ス
テートをチェックし(♯7000)、各ステート
(「0」〜「3」)に応じて以下の処理を実行する。ス
テート「0」においては、スタートキー96のオンに呼
応したスタート要求の有無をチェックする(♯700
1)。スタート要求があれば、原稿サイズ検出要求をセ
ットし(♯7003)、現在の操作パネルOPの設定に
応じて、通常読込モードであるかどうかを判断する(♯
7005)。通常読込モードであれば、通常読込モード
における書込ページ変数PWNを初期化し、メモリ書込
モードにおいて、管理テーブルMT1と符号メモリ30
6をアクセスするための書込プリントを通常用にセット
する(♯7007、♯7009)。通常読込モードでな
ければ、割込モードに関して前述と同様の処理を行なう
(♯7013、7015)。さらにステートを1に進め
る(♯7011)。
【0069】ステート「1」においては、読取コマンド
をコマンド専用バッファに登録する(♯5511)。コ
マンド専用バッファ(Qバッファ)は、予め各コマンド
ごとに用意されている。各コマンドは上述の出力データ
セット(図13のステップ♯57)においてQバッファ
から通信ポートに転送される。さらにステートを「2」
に進める。
【0070】ステート「2」においては、CPU6およ
びCPU2から読取完了リポート(読取完了A)を受取
れば、原稿サイズ検出要求があるときのみ、原稿サイズ
検出終了をセットする。これは前述の割込起動における
APS給紙口選択処理に用いられる、さらに圧縮Qバッ
ファを登録し、ステートを「3」に進める(♯7201
〜♯7209)。
【0071】ステート「3」においては、CPUから圧
縮完了レポート(圧縮完了A)を受取れば、通常読込モ
ードであれば通常読込モードにおける書込ページ数を示
す変数PWNをインクリメントする。割込読込モードで
あれば、割込モードにおける書込ページ数を示す変数P
WIをインクリメントしステートを「1」に戻す(♯7
301〜♯7309)。
【0072】図22は図20のメモリ読出給紙処理のフ
ローチャートである。このルーチンにおいても、最初に
読出給紙ステートをチェックし(♯8000)、各ステ
ート(「0」〜「3」)に応じて以下の処理を実行す
る。
【0073】ステート「0」においては、通常ジョブの
プリントにおける給紙回数を示す変数PRNF、通常ジ
ョブのプリントにおけるオペレータが設定したコピー部
数(コピー枚数)を示すPRNF(M)、割込ジョブの
プリントにおける給紙回数を示す変数PRIF、割込ジ
ョブのプリントにおけるオペレータが設定したコピー部
数(コピー枚数)を示す変数PRIF(M)を初期化す
る。変数PRNF(M)、PRIF(M)は、一群の原
稿画像データを印字するための必要回数(PWNまたは
PWI)だけ給紙を終了するごとに1つずつデクリメン
トされる。この値が「0」になれば、該当ページについ
ての必要枚数分の給紙が終了したことになる。最後にス
テートを「1」に進める(♯8001〜♯8009)。
【0074】ステート「1」においては、通常ジョブに
おけるプリント中か割込ジョブにおけるプリント中かど
うかを判断する(♯8101)。通常プリント中であれ
ば、PRNF、PRNF(M)に対して、給紙回数が所
定回数分終了したかどうかとオペレータが設定したコピ
ー部数分プリントが終了しているかの判断を行なう(♯
8103、♯8105)。通常プリント中でなければ、
PRIF、PRIF(M)に対して同様の処理を行なう
(♯8107、♯8109)。まだすべての給紙を終了
していなければ、ステートを「2」に進める(♯811
1)。
【0075】ステート「2」においては、前述の割込起
動および復帰ルーチンにおいて、停止要求がセットされ
ているかどうか判断する(♯8201)、セットされて
いなければ、1枚給紙を行なうために、プリントQバッ
ファを登録し、ステートを「3」に進める(♯820
5)。ストップ要求がセットされている場合は、新たな
給紙を行なわずに給紙待ち状態にする。
【0076】ステート「3」においては、プリント要求
に対して、給紙を行なったかどうかを示す給紙レポート
(給紙A)を受信しているかどうかを判断する(♯83
01)。受信している場合は、通常プリント中がどうか
を判断する(♯8303)。通常プリント中であれば、
伸張要求バッファに通常給紙を示すデータを登録し、P
RNF、PRNF(M)を更新する(実際にはPRNF
を1だけインクリメントし、もしPRNFがPWNと等
しくなければPRNF(M)を1だけデクリメントす
る)(♯8305,♯8307)。通常プリント中でな
ければ、割込中のプリントデータに関して前述と同様の
処理を行なう(♯8309,♯8311)。最後にステ
ートを「1」に戻す(♯8313)。また、給紙レポー
トを受信していない場合は受信するまで待ち状態とす
る。
【0077】図23および図24は図20のメモリ読出
伸張処理のフローチャートである。このルーチンにおい
ても、最初に読出伸張ステートをチェックし(♯900
0)、各ステート(「0」〜「3」)に応じて以下の処
理を実行する。ステート「0」においては、通常ジョブ
のプリントにおける伸張(露光)回数を示す変数PRN
E、通常ジョブのプリントにおけるオペレータが設定し
たコピー部数(コピー枚数)を示す変数PRNE
(M)、割込ジョブのプリントにおける伸張(露光)回
数を示す変数PRIE、割込ジョブのプリントにおける
オペレータが設定したコピー部数(コピー枚数)を示す
変数PRIE(M)を初期化する。変数PRNE
(M)、PRIE(M)は、同一ページの画像データを
伸張(露光)するごとに1つずつデクリメントされ、こ
の値が「0」になれば、該当ページについての必要枚数
分の露光が終了したことになる。最後にステートを
「1」に進める(♯9001〜♯9009)。
【0078】ステート「1」においては、通常ジョブに
おけるプリント中か割込ジョブにおけるプリント状態か
を判断する(♯9101)。通常プリント中であれば、
PRNE、PRNE(M)に対して伸張回数が所定回数
分終了したかどうかと、オペレータが設定したコピー部
数分の伸張が終了しているかの判断を行なう(♯910
3、♯9105)。通常プリント中でなければ、PRI
E、PRIE(M)に対して同様の処理を行ない(♯9
107、♯9109)、またすべての伸張を終了してい
なければ、ステートを「2」に進める(♯9111)。
【0079】ステート「2」においては、前述のメモリ
読出給紙でセットされた伸張要求バッファにデータが存
在するかどうか判断する(♯9201)。存在すればそ
のバッファデータが通常モードにおける給紙か、割込モ
ードにおける給紙かどうかを判断する(♯9203)。
通常モードであれば、現在のプリントモードが本当に通
常プリントモードであるかどうかを判断する(♯920
5)。もし通常プリントモードでなければ、通常ジョブ
と割込ジョブにおける使用給紙口が同一で給紙した時点
は通常のモードであったが、露光しようとしたときは既
に割込に切換わったと判断し、通常モードの給紙変数P
RNF、PRNF(M)に関しては、前述のメモリ読出
給紙のステップ♯8307で実行された処理とは逆の処
理(PRNFを1だけデクリメントし、もし0になれ
ば、PRNF(M)を1だけインクリメントする)を行
なう(♯9207)。
【0080】さらに、通常のコピーモードが両面コピー
モードの場合は、第2面循環サイクル中に割込プリント
に切換わったと判断できるので、このときはさらにステ
ップ♯8307が実行された処理とは逆の処理をもう一
度行なう。
【0081】この処理によって、割込ジョブで強制的に
第2面印字を行なったページに関しては、通常ジョブに
復帰したときに、補正してもう一度プリントすることが
できる。さらに割込モードの給紙変数PRIF、PRI
F(M)に関しても前述のメモリ読出給紙のステップ♯
8311と同様の更新処理を行なう(♯9209)。
【0082】ステップ♯9205で通常プリントモード
であった場合は上記補正処理は必要ない。また、ステッ
プ♯9203で読出したデータが割込モードである場合
は、現在のプリントモードが本当に割込プリントモード
であるかどうかを判断する(♯9211)。もし割込プ
リントモードでなければ、割込モードから通常モードの
プリントに切換わったと判断し、割込モードの給紙に関
して、前述と同様の戻し補正(♯9213)、通常モー
ドの給紙に関して前述と同様の更新補正を行なう(♯9
215)。さらに、伸張起動のために伸張Qバッファを
登録し、ステートを「3」に進める(♯9219)。
【0083】ステート「3」においては、プリント完了
レポート(プリント完了A)を受信しているかどうかを
判断する(♯9301)。受信していれば、通常プリン
トモードかどうか判断する(♯9303)。通常プリン
トモードであれば、PRNE、PRNE(M)を更新す
る。実際にはPRNEを1だけインクリメントし、もし
PRNEがPWNと等しくなければPRNE(M)を1
だけデクリメントする(♯9305)。通常プリントモ
ードでなければ、割込の伸張データに関して前述と同様
の処理を行なう。最後にステートを「1」に戻す(♯9
309)。プリント完了レポートを受信していない場合
は、受信するまで待ち状態となる。
【0084】さらに、通常のコピーモードが両面コピー
モードの場合は、第2面循環サイクル中に割込プリント
に切換わったと判断できるので、このときはさらにステ
ップ♯8307で実行された処理とは逆の処理をもう一
度行なう。この処理によって、割込ジョブで強制的に第
2面印字を行なったページに関しては通常ジョブに復帰
したとき補正してもう一度プリントすることができる。
【0085】次に図15の♯5505で示した割込プリ
ント待ち判断ルーチンについて図25を参照して説明す
る。ステップ♯5900では両面コピーかどうかの判断
およびステップ♯5903ではNin1コピーかどうか
の判断を行なう。どちらか一方でも条件が成立していれ
ば、ステップ♯5909で原稿読込終了かどうかの判断
を行なう。本実施例では、原稿を最後のページから読込
むため、両面コピーまたはNin1コピーではすべての
原稿を読込むまで原稿枚数がわからない。したがって、
最初に読取った原稿の印字面および位置が確定しないた
め、すべての原稿読込終了するまでは割込プリント待ち
状態にする(♯5911)。
【0086】次にステップ♯5905では、割込ジョブ
の給紙口がペーパーエンプティかどうかを判断する。も
しペーパーエンプティであれば、ステップ♯5911で
同様の処理を行なう。ステップ♯5905でペーパーエ
ンプティでない場合には、割込ジョブのプリントが可能
であるので、割込プリント待ち状態を解除する。
【0087】図26はCPU5が行なうフィニッシング
処理としてのバインドモードの動作内容を示すフローチ
ャートである。図26を参照して、バインドモードのコ
ピーを開始すると(♯501)、バインドカバーを1枚
収納トレイにセットする(♯502)。次に、メモリさ
れた画像データを1ページ分ずつ取出して複写する(♯
503,♯504,♯505)。1セットの複写が終了
して(♯506)、用紙が収納トレイに収納されるとバ
インド処理を開始する(♯507)。
【0088】バインドタイマを監視して、バインドが完
了していなかった場合は、登録された他の予約ジョブで
ある、メモリされた画像データの中にバインドジョブ以
外のものがあればその画像データの複写を行なって、別
の排紙トレイに排出する(♯508,♯511)。バイ
ンドタイマが終了すると、バインドしている用紙を排出
する(♯508,♯510)。バインドモードがマルチ
コピーの場合は、マルチ分のコピーが完了していなけれ
ば(♯510でNO)、再び♯502からプログラムが
開始する。
【0089】図27は図26において♯507で示した
バインド処理の内容を示すフローチャートである。バイ
ンド処理が呼ばれると、バインド加熱板を加熱してバイ
ンドを開始する(♯521)。バインドを開始したとき
に、バインドタイマをスタートさせる(♯522)。こ
のバインドタイマは割込処理で減算される。
【0090】次にこの発明の他の実施形態について説明
する。他の実施形態においては、複写機2はパソコン
や、FAXコントーラに接続され、イメージリーダIR
以外からの入力情報をページプリンタPRTでプリント
アウトする。この実施形態では、複写機2の用紙カセッ
トは図1のように2つではなく、後に説明するように4
つ設けられている。また、バインド部は設けられていな
い。
【0091】図28はこの実施形態における複写機2の
全体構成を示すブロック図であり、先の実施形態と対応
する部分には対応する参照符号等が記載されている。図
28を参照して、この実施形態における複写機2は外部
に設けられたパソコン51や、FAXコントローラ50
や、イメージリーダIRに接続され、それらをコントロ
ールするマルチジョブコントローラ208を含む。マル
チジョブコントローラ208は先の実施形態におけるC
PU5の作動と同様の作動を行なう。マルチジョブコン
トローラ208はメモリユニット部30に接続され、メ
モリユニット部30はバッファメモリ206やビットマ
ップメモリ207を有する。マルチジョブコントローラ
208はさらに、ページプリンタPRTに接続されてお
り、ページプリンタPRTはプリンタコントローラ20
5と印字処理部40とを含む。
【0092】図29はこの実施形態での用紙搬送機構を
説明するための概略図である。図29を参照して、複写
機2は第1給紙カセット〜第4給紙カセット211〜2
14の4つの給紙カセットと、両面機能を持つ両面ユニ
ット247と、各ユーザごとに印字出力を仕分けできる
メールボックス248とを含む。
【0093】次に図29を参照して複写機2の用紙搬送
動作について説明する。まず第1給紙カセット211か
ら片面印字を行ない、第1メールトレイ243に印字さ
れた用紙を排出するまでの動作を説明する。給紙ローラ
ユニット215を回転させ、第1給紙カセット211か
ら用紙を1枚給紙する。ペーパセンサ219にて用紙の
先端を検出し、所定時間後、用紙が搬送ローラ226に
て搬送されている状態のときに、給紙ローラユニット2
15を停止する。
【0094】搬送ローラ226にて搬送される用紙は、
中間ローラ227を経てレジストローラ229で印字タ
イミングと同期され、感光体ドラム71へ搬送される。
【0095】転写チャージャ75にて用紙上に画像が転
写された後、定着ローラ対84にて画像が定着され、再
給紙ユニット600に用紙が搬送される。再給紙ユニッ
ト600内では、排出ゲート232をオンし、用紙を排
出方向へ搬送する。メールボックス248内では、用紙
を第1メールトレイ243へ排出するために排出ゲート
240をオンする。
【0096】次に第4カセット214から2枚の用紙に
両面印字を行ない、第4メールトレイ246に排出する
場合の動作を説明する。給紙ローラユニット218を回
転させ、第4給紙カセット214から用紙を1枚給紙す
る。ペーパセンサ222にて用紙の先端を検出したら、
所定時間後用紙が搬送ローラ223にて搬送されている
状態のときに給紙ローラユニット218を停止する。さ
らに給紙された用紙がペーパセンサ222を通過したら
所定時間(1枚目給紙と距離を一定にするようにして)
経過後再度、給紙ローラユニット218を回転させ、第
4給紙カセット214から2枚目の用紙を給紙する。ペ
ーパセンサ222にて用紙の先端を検出したら、所定時
間後用紙が搬送ローラ226にて搬送されている状態の
ときに給紙ローラユニット218を停止する。
【0097】給紙された2枚の用紙は、搬送ローラ22
4〜226、中間ローラ227を経て上記と同様に感光
体ドラム71に送られ、そこで画像が形成され定着部3
0にて定着される。その後、再給紙ユニット600内の
排出ゲート232をオフし、用紙は搬送ローラ233で
再給紙ユニット600内に搬送される。そして、スイッ
チバックローラ234を正逆転させ本体内へ用紙を再度
送り込む。搬送ローラ235〜239、中間ローラ22
7、レジストローラ229にて用紙は再度感光体ドラム
71へ搬送される。この感光体ドラム71では、裏面に
画像が形成され、その後定着ローラ対84にて定着さ
れ、再給紙ユニット600に搬送される。再給紙ユニッ
ト600内では、排出ゲート232をオンし、用紙を排
出方向へ搬送する。メールボックス248内では、用紙
を第4メールトレイ246へ排出するために排出ゲート
240〜242をオフする。
【0098】用紙を再給紙するための再給紙経路261
は上記した搬送ローラ235〜239を含み、再給紙ユ
ニット600から搬送された用紙を一定の速度で搬送す
るもので、中間トレイのようなストック手段は設けられ
ていない。再給紙経路261の出口に再給紙口が設けら
れている。また、上記の複写機2には各給紙カセットに
収納された用紙のサイズおよび方向を記憶するメモリ
(不図示)が設けられている。各カセットの用紙サイ
ズ、方向の入力はたとえばディップスイッチによってな
される。また、メモリを設けず、各給紙口にマイクロス
イッチを設け、カセット内に収納された用紙サイズおよ
び方向を検知するようにしてもよい。なお、第1給紙カ
セットの出口を給紙口1、第2給紙カセットの出口を給
紙口2、第3給紙カセットの出口を給紙口3および第4
給紙カセットの出口を給紙口4とする。
【0099】次に図28に示したプリンタコントローラ
205と印字処理部40との間の通信について説明す
る。複写機2内のプリンタコントローラ205と印字処
理部40とは相互にデータおよびコマンドを送受信する
ことによって給紙カセットからの用紙の搬送を制御す
る。
【0100】プリンタコントローラ205がプリントコ
マンドを送信すると、印字処理部40は必ず給紙レポー
トを送信する。この給紙レポートには次の3種類があ
る。
【0101】(1) 給紙レポート(給紙したときに送
信される) (2) 給紙レポート(不可)(エラーまたは、ペーパ
エンプティなどにより給紙できないときに送信される) (3) 給紙レポート(不可:再給紙優先)(再給紙口
優先のため給紙できないときに送信される) プリンタコントローラ205はプリントコマンド送信
後、給紙レポートを受信するのを待ち、給紙レポートを
受信したら次のプリントコマンドを発生できる。なおこ
こでさきにプリンタコマンドした用紙に関する排出レポ
ートと今回のプリントコマンドの前後関係は問わない。
【0102】以下にこれから説明するプリンタコントロ
ーラ205と印字処理部40から送信されるデータの具
体的な内容について説明する。
【0103】プリントコマンド:印字動作要求を行なう 給紙レポート:給紙したこと伝える 給紙レポート(不可):給紙できないことを伝える 給紙レポート(不可:再給紙優先):給紙できないこと
を伝える(再給紙優先) 排出レポート:機外へ排出したことを伝える 排出レポート(再給紙):両面印字のとき、片面を印字
して再給紙口へ排出したことを伝える 給紙口設定:カセットナンバー:給紙するカセットを設
定する 給紙設定(再給紙):給紙するカセットを再給紙口に設
定する 両面設定:印字後の用紙を再給紙口へ搬送指定する 排出設定、片面設定:印字後の用紙を機外へ排出する 以下、各場合について個別に説明する。
【0104】まず、1枚の用紙に片面印字をする場合に
ついて説明する。この場合は、図30(A)に示すよう
なデータが双方から出力される。まずプリンタコントロ
ーラ205から給紙口1指定および片面設定でプリント
コマンドを発生する。給紙ローラユニット215を回転
させ、第1給紙カセット211から用紙を1枚給紙す
る。このとき印字処理部40は給紙レポートを送信す
る。その後の動作は先に図29で複写機の構成を説明し
た場合と同様であるのでその説明は省略する。給紙され
た用紙に作像および印字が行なわれ、定着排出センサ2
31を通過したときに印字処理部40は排出レポートを
送信する。
【0105】次に2枚の用紙に印字する場合の例につい
て図30(B)を参照して説明する。給紙口1から片面
指定でプリンタコントローラ205がプリントコマンド
を発生し、これに応答して印字処理部40が給紙レポー
ト(1枚目)を送信するまでは図30(A)の場合と同
様である。次にプリンタコントローラ205は給紙レポ
ートを受信したら2枚目のプリントコマンドを発生す
る。これに応答して印字処理部40は2枚目の給紙レポ
ートを送信する。それぞれの用紙は順に感光体ドラム7
1へ搬送され印字が行なわれる。印字が完了した用紙が
機外に搬出された時点で1枚目、2枚目の順に排出レポ
ートが印字処理部40から送信される。
【0106】次にカセット内の用紙がなくなったペーパ
エンプティの状態で印字が禁止される場合について図3
0(C)を参照して説明する。まずカセット給紙口およ
び片面設定が行なわれてプリントコマンドが発生される
までは先の例と同様である。この場合にはプリントコマ
ンドに応答して印字処理部40が給紙ができない旨を伝
える給紙レポート(不可)を送信する。
【0107】次に両面印字について説明する。図31
(A)はこの場合の通信内容を示す図である。給紙口2
から両面指定でプリンタコントローラ205が片面用の
プリントコマンドを発生する。給紙ローラユニット21
6を回転させ、第2給紙カセット212から用紙を1枚
給紙する。このとき印字処理部40は給紙レポート(片
面)を送信する。給紙された用紙に印字が行なわれ、定
着排出センサ231を通過したときに印字処理部40が
排出レポート(再給紙)を送信する。そして用紙が感光
体ドラム71へ搬送され、裏面に印字される。両面とも
印字された用紙が機外に排出された時点で排出レポート
が印字処理部40から出力される。
【0108】次に2枚の用紙の両面に印字を行なう場合
について図31(B)を参照して説明する。1枚目およ
び2枚目の両方について給紙レポート(片面)がそれぞ
れ出力されるまでは図31(A)で説明した場合と同様
である。その後1枚目についてプリンタコントローラ2
05から再給紙設定、排出設定が行なわれてプリントコ
マンドが出力される。これに応答して印字処理部40か
らは1枚目および2枚目の用紙について再給紙口へ用紙
が排出された旨の信号がおよび1枚目の用紙についての
給紙レポート(再給紙)が出力される。これに応答して
プリンタコントローラ205では2枚目の用紙の裏面に
対するプリントコマンドを送信する。1枚目および2枚
目の用紙が感光体ドラム71へ搬送され、それぞれの裏
面に印字が行なわれる。両面とも印字された用紙が機外
に排出された時点で1枚目および2枚目の順に排出レポ
ートが印字処理部40から送信される。
【0109】次に、用紙2枚の両面に印字する他の例に
ついて図32を参照して説明する。この場合における図
31との相違点は再給紙された1枚目の用紙に対するプ
リントコマンドの送信が排出レポート(再給紙)を受信
した後になっている点である。それ以外の点については
図31(B)の場合と同様であるのでその詳細な説明は
省略する。
【0110】次に2枚の用紙の両面に印字する場合のさ
らに他の例について図33を参照して説明する。 この
場合に図31(B)に示した例との相違点は、2枚目の
プリントコマンド(片面)を送信するタイミングが排出
レポート(再給紙)を送信した後になっている点すなわ
ち、コマンド発生が遅れている点である。
【0111】図33を参照して、カセット給紙口2から
両面指定でプリンタコントローラ1Aがプリントコマン
ドを発生する。給紙ローラユニット216を回転させ、
第2給紙カセット212から用紙を1枚給紙する。この
とき、印字処理部40は給紙レポート(片面)を送信す
る。
【0112】上記給紙された用紙に印字が行なわれ、定
着排出センサ231を通過したときに印字処理部40は
排出レポート(再給紙)を送信する。その後、プリンタ
コントローラ205は2枚目の印字準備ができた時点で
カセット給紙口2から両面指定でプリントコマンドを発
生する。給紙ローラユニット216を回転させ、第2給
紙カセット212から用紙(2枚目)を1枚給紙する。
このとき印字処理部40は給紙レポート(片面)を送信
する。
【0113】2枚目の給紙レポート(片面)を受信した
後、プリンタコントローラ205は再給紙口を指定し
て、排出設定でプリントコマンド(1枚目の裏面用)を
発生する。再給紙口に搬送された第1枚目の用紙が、水
平搬送路突入ペーパセンサ236に到達していれば(ま
たは到達した時点で)、再給紙口の給紙レポートおよび
排出レポート(1枚目)を発生する。そして、第1枚目
の用紙は搬送ローラ237〜239,227,229に
て感光体ドラム71へ搬送され、裏面に印字される。
【0114】第1枚目の再給紙の給紙レポートが送信さ
れた後、プリンタコントローラ205は再給紙口を指定
して、排出設定でプリントコマンド(2枚目の裏面用)
を発生する。再給紙口に搬送された第2枚目の用紙が水
平搬送路突入ペーパセンサ36に到達していれば(また
は到達した時点で)、再給紙口の給紙レポート(2枚
目)を発生する。
【0115】そして、第2枚目の用紙は搬送ローラ23
7〜239,227,229にて感光体ドラム71へ搬
送され、裏面に印字される。両面とも印字された用紙が
機外に排出された時点で、1枚目、2枚目の順に排出レ
ポートが印字処理部40から送信される。
【0116】次に2枚の用紙の両面に印字する場合のさ
らに他の例について説明する。この例は2枚目のプリン
トコマンドが遅くなり、再給紙から用紙と衝突するため
2枚目の給紙をキャンセルする場合に相当する。
【0117】図34を参照して、給紙口2から両面指定
でプリンタコントローラ205がプリントコマンドを発
生する。給紙ローラユニット216を回転させ、第2給
紙カセット212から用紙を1枚給紙する。このとき、
印字処理部40が給紙レポートを送信する。給紙された
用紙に印字が行なわれ、定着排出センサ231を通過し
たときに印字処理部40が排出レポート(再給紙)を送
信する。その後、プリンタコントローラ205は2枚目
の印字準備ができた時点でカセット給紙口2から両面指
定でプリントコマンドを発生する。
【0118】このとき、カセット給紙口2から中間ロー
ラ228までの距離と、既に片面が印字され、再給紙口
を搬送されている用紙と中間ローラ228までの距離を
比較する。この場合はそのまま給紙すると用紙同士が衝
突するため、印字処理部40が給紙レポート(不可:再
給紙優先)を送信する。
【0119】プリンタコントローラ205は給紙レポー
ト(不可:再給紙優先)を受信したため、給紙口2から
給紙できなくなったことが判断できる。そこでプリンタ
コントローラ205は再給紙口指定、排出設定でプリン
トコマンド(1枚目の裏面用)を発生する。再給紙口に
搬送された第1枚目の用紙が水平搬送路突入ペーパセン
サ236に到達していれば(または到達した時点で)再
給紙口の給紙レポート(1枚目)を発生する。その後裏
面を印字し、用紙は機外に排出され、排出レポートが印
字処理部40から送信される。
【0120】なお、この発明に係る複写機においては以
上のような制御を行なっているが、これは再給紙経路2
61中の用紙はその搬送を止めることができないため、
給紙部からの給紙を中断し、再給紙経路261からの給
紙を優先して行なっているためである。したがって、再
給紙トレイ等のストック手段を再給紙経路261中に設
けた複写機では上記のような制御は不要である。
【0121】なお、この再給紙経路261中の用紙の位
置は一義的に決まるものではなく、プリンタコントロー
ラ205の事情によって変化する。すなわち、プリンタ
コントローラ205は、記録するべきデータをビットマ
ップメモリに展開した後に印字処理部40に給紙コマン
ドを送信する。しかしながら、たとえば同じA4サイズ
のデータであっても、データが文字データであるか画像
データであるかによってこの展開時間は異なる(なお、
この実施例に係るプリンタコントローラ205は、使用
可能な最大サイズの用紙2頁分のメモリを備えているも
のとする)。したがって、次の用紙に印字されるデータ
を展開するのにかかる時間によって再給紙経路61中の
用紙(片面プリント済のもの)の位置は変化する。ま
た、次に記録されるべき用紙へのプリント指令がホスト
コンピュータから送信されるタイミングによっても再給
紙経路261中の用紙の位置は変化する。
【0122】上記の図33と図34の異なる点は、1枚
目の用紙が再給紙口のどの位置にあるかによってカセッ
トからの給紙を行なうか否かという点である。そこで、
以下に給紙するか、給紙を不可にするかをどのように判
断するかを説明する。
【0123】給紙口1に設けられた給紙ローラ215、
給紙口2の出口に設けられた給紙ローラ216、給紙口
3に設けられた給紙ローラ217、給紙口4に設けられ
た給紙ローラ218および給紙口X(X=1〜4)に設
けられた給紙ローラ215〜218から中間ローラ22
7までの距離をそれぞれLf1,Lf2,Lf3,Lf
4およびLfXとする。
【0124】定着排出センサ231から再給紙経路26
1を通って中間ローラセンサ228までの距離をLdp
とし、最適な用紙間隔をLinvとする。
【0125】第1〜第4給紙カセットおよび第X給紙カ
セット(X=1〜4)に搭載されているペーパサイズを
それぞれPSf1〜PSf4およびPSfxとする。
【0126】排出レポート(再給紙)が発生してからの
経過時間をTMdp1とし(なお、複写機1には排出レ
ポートを発生した数のタイマが設けられているとす
る)、システム速度をSpとする。
【0127】両面印字を行なうとき、片面の印字が終了
し、排出レポートが発生した際タイマのカウントをスタ
ートさせる。次に、カセット給紙口Xからのプリントコ
マンドが発生したとき、以下の演算を行なう。
【0128】X1=Ldp−LfX−Linv−PSf
x−TMdp1×Sp 上記X1の値が0未満であればカセット給紙口Xのプリ
ントコマンドを禁止し、給紙レポート(不可:再給紙優
先)を送信する。これは用紙の衝突が起こる可能性があ
るためである。
【0129】計算値X1が0以上であればカセット給紙
口Xのプリントコマンドを許可し、給紙動作を行ない、
給紙レポートを送信する。このタイミングで給紙してい
れば正常に印字できるためである。なお、上記処理の具
体的フローチャートは後に説明する。
【0130】次に印字処理部40の動作について説明す
る。図35は印字処理部40の制御ルーチンを示すフロ
ーチャートである。図35を参照して、電源がオンされ
ると、♯110にて各種の初期化の処理を行なう。♯1
20では、プリンタコントローラからのコマンドを受
信、解析したり、プリンタコントローラ205に印字処
理部制御のレポートを送信したりするインタフェース
(I/F)制御を行なう。♯130では、用紙の搬送状
況を検出し、搬送動作を制御する用紙搬送制御の処理を
行なう。♯140では作像その他の処理を行なう。
【0131】図36は図35の♯120に示すI/F制
御のサブルーチンを示すフローチャートである。まずど
の給紙口を設定するかの処理を行ない(♯201)、片
面プリントか両面プリントかの設定を行なう(♯20
2)。プリントコマンドの受信や、給紙レポートの送受
信の制御を行ない(♯203)、排出レポート送信のた
めの制御を行なう(♯204)。
【0132】図37は図36の♯201の給紙口設定の
処理を示すサブルーチンの内容を表わすフローチャート
である。まずプリンタコントローラ205からの、給紙
するカセットの設定を示す給紙口設定コマンドを受信し
たかどうかの判断を行ない、受信した場合には受信した
コマンドに従って給紙口を設定する(♯2010でYe
s,♯2011)。
【0133】図38は図36の♯202の片面・両面設
定の処理を示すサブルーチンである。プリンタコントロ
ーラ205からの、印字後の用紙を機外に排出するか再
給紙口搬送指定するかを示す片面設定コマンドや両面設
定コマンドを受信したかどうかの判断を行ない(♯20
20)、受信した場合には受信したコマンドに従って機
外排出、再給紙搬送を決定する(♯2021)。
【0134】図39は、図36の♯203に示すプリン
トコマンド・給紙レポート制御の処理を示すサブルーチ
ンである。プリンタコントローラ205に対して排出レ
ポートを送信した後のタイマカウント制御を行なう(♯
2030)。次にプリントコマンドの受信を行なったか
どうかの判断を行ない(♯2031)、受信した場合に
は給紙口の設定がカセットからの給紙か再給紙口からの
給紙かを判断する(♯2033)。給紙口からの給紙の
場合には再給紙口から給紙される用紙に対してプリント
を行なうときに立てるフラグF FEEDを1に設定す
る(♯2034)。反転搬送路247内に内蔵されてい
る枚数のカウンタCTをCT−1にデクリメントする
(♯2035)。
【0135】♯2032にて、F FEEDが1である
とき、すなわち再給紙口からの用紙に対するプリントの
場合には、両面ユニット247で反転された片面プリン
ト後の用紙先端が水平搬送路突入ペーパセンサ236を
オンしたかどうかを判別し(♯2053)、オンしたタ
イミングで、プリンタコントローラ1Aに再給紙優先の
給紙レポートを送信する(♯2054)。その後用紙を
プリント部に再給紙するための制御を行ない(♯205
5)、F FEEDを0にリセットする(♯205
6)。
【0136】一方、♯2033で給紙口の設定がカセッ
トからの給紙であると判断されると、先に説明した“X
1”の値を計算する(♯2036)。“X1”の値が0
未満、すなわち、♯2037にてNoと判断されると、
そのまま給紙カセットから給紙すると給紙されてくる用
紙と衝突するおそれがあるので、プリンタコントローラ
205に対して再給紙優先の給紙レポートを送信すると
ともに、プリントコマンドの実行を禁止する(♯203
8)。
【0137】♯2037にて“X1”の値が0以上であ
ると判断されると、給紙カセットから給紙しても再給紙
用紙と衝突するおそれがないので、設定されているカセ
ットにペーパエンプティなどのエラーがないことを確認
後(♯2039)、給紙カセットから給紙動作を開始さ
せ(♯2050)、プリンタコントローラ1Aに給紙レ
ポートの送信を行なう(♯2051)。この場合に給紙
カセットにエラーがあるときは(♯2039でYE
S)、給紙不可の給紙レポートを送信する(♯205
2)。
【0138】図40は図39の♯2030に示す排出レ
ポート送信後のタイマカウント制御の処理を示すサブル
ーチンである。CTが0未満であるかどうかを判別する
(♯20301)。ここで、CTが0未満ということ
は、再給紙排出レポートが出ていない、すなわち、片面
プリント後の用紙が定着排出センサ231を抜ける前に
図39で示した♯2031、♯2033で示す再給紙プ
リントコマンドを受信すると♯2035でCTの値は0
未満となる。このようなときには、再給紙排出レポート
が発生してからの経過時間を示すタイマ値TMdp(1
〜Y)を0に設定する(♯20302)。♯20301
でCTが0以上のときには、内蔵枚数CT分のタイマY
を設定し(♯20303)、それぞれの用紙ごとに経過
時間を経時する(♯20304)。♯20306で、す
べての枚数分タイマ設定、経時開始を行なうとリターン
する。なお、再給紙排出レポートがない場合はTMdp
1〜TMdpYの値は0となる。
【0139】図41は図36の♯204に示す排出レポ
ート制御の処理を示すサブルーチンである。用紙が定着
排出センサ231を抜けたことが確認されると(♯20
40)、両面設定がされているかどうかを判断する(♯
2041)。両面設定の場合には、プリンタコントロー
ラ1Aに再給紙排出レポートを送信し(♯2042)、
内蔵枚数を示すカウンタ値CTをインクリメントする
(♯2043)。♯2040または♯2041でNOの
場合には、機外排出センサ60を用紙が抜けたかどうか
を判断し(♯2044)、抜けた場合には排出レポート
を送信する(♯2045)。
【0140】図42はプリンタコントローラ205の制
御ルーチンを示すフローチャートである。まず各種の初
期化が行なわれ(♯250)、ホストとの信号のやり取
りを行なうホストI/F制御の処理を行なう(♯26
0)。印字処理部40との信号のやり取りを行なう印字
処理部I/F制御の処理を行ない(♯270)、その他
の処理を行なう(♯280)。
【0141】図43は図42の♯260に示すホストI
/F制御の処理を示すサブルーチンである。ホストから
印字要求があると(♯2601)、両面印字要求かどう
かを判断する(♯2602)。両面印字の場合には、ま
ず片面印字を行なうためのフラグをF Simpを1に
セットし(♯2603)、両面印字用のカウンタCT
upを1インクリメントさせる(♯2604)。♯26
02で片面印字の場合には、FSimpを1にセットす
る処理のみを行なう(♯2605)。
【0142】図44は図42の♯270に示す印字処理
部I/F制御の処理を示すサブルーチンである。ステー
トカウンタSCの値を見て(♯2701)、0のときに
はF Simpが1にセットされていること確認後(♯2
702)、給紙口設定、片面・両面設定、プリントコマ
ンドの各コマンドを印字処理部40に送信する処理を行
なう(♯2703〜♯2705)。F Simpを0に
セットし(♯706)、ステートカウンタSCを1にセ
ットする(♯2707)。次に印字処理部40からの給
紙レポートを受信するまで待つ(♯2708)。
【0143】印字処理部40からの給紙レポートが返っ
てくると、給紙したことを示す給紙許可レポートかどう
かを見て(♯2709)、ステートカウンタSCを0に
セットする(♯2716)。給紙許可レポートでないと
きは(♯2709でNo)、再給紙優先レポートかどう
かを判断する(♯2710)。再給紙優先レポートの場
合には、CT Dupを1デクリメントし(♯271
2)、再給紙口設定、排出設定、プリントコマンドの各
コマンドを印字処理部40に送信する(♯2713〜♯
2715)。
【0144】♯2710で給紙不可レポートのときは、
ステートカウンタSCを0にセットする(♯271
1)。次に再給紙プリントコマンド送信タイミング発生
制御の処理を行なう(♯2717)。次いでフラグF
CTupの値をチェックする(♯2718)。この値が
1のときは、再給紙口設定、排出設定、プリントコマン
ドの各コマンドを印字処理部40に送信する(♯271
9〜♯2721)。カウンタ値CT Dupを1デクリ
メントさせた後(♯2722)、フラグF CTupを
0にリセットし(♯2723)、ステートカウンタSC
を1にセットする(♯2724)。
【0145】図45は図44の♯2717で示した再給
紙プリントコマンド送信タイミング発生制御の内容を示
すサブルーチンである。図45を参照して、ここではま
ず再給紙排出レポートを受信したかどうかを判断し(♯
27171)、受信した場合には再給紙プリントコマン
ドを発生するタイミングを計る所定のタイマ値TM RP
Tをセットする(♯27174)。あまりに速いタイミ
ングで再給紙プリントコマンドが発生されると、それに
該当する用紙が再給紙経路61を循環して両面印字に供
されるまで他の用紙は給紙できないので、可能な限り再
給紙経路61に循環用紙を内蔵できるようにこのタイマ
値はできるだけ長い時間にセットする。タイマ値TM
RPTがカウントアップしたことが確認されると(♯2
7172)、フラグF CTupを1にセットする(♯
27173)。
【0146】次に、図28に示したマルチジョブコント
ローラ208の行なう制御について説明する。CPU1
より図31(B)で説明した両面印字が命令されたと
き、複写機2内での用紙の搬送がどのように行なわれる
かを図46をもとに説明する。
【0147】まず、第1面をプリントすべく給紙カセッ
トから用紙が2枚連続して給紙される(図46
(A))。第1面をプリントされた用紙は第2面をプリ
ントすべく循環経路で反転・搬送される(図46(B,
C))。そして第2面がプリントされた後、次の第1面
をプリントすべく給紙カセットから新しい用紙が給紙さ
れ(図46(C))、同様のことが繰返される。このと
き、前記された印字処理部40から送信される給紙レポ
ートや排出レポートは、マルチジョブコントローラ20
8へもプリンタコントローラ205から送信され、マル
チジョブコントローラ208は複写機2の動作状態を知
ることができる。
【0148】ところで、再給紙経路長に対して第1面を
プリントする用紙が少ないと(図46(B))、第1面
給紙の再給紙の後端と第1面プリントされた用紙が再び
画像を形成し戻ってくるまでの距離の間、何もプリント
されない状態が存在する。また、たとえば、2枚4ペー
ジの両面プリントが指定されたとき、第1面の2枚目の
画像がグラフィックなどが多くビットマップメモリへの
展開に時間がかかってしまうと、それが終了するまで給
紙ができないので給紙が遅れ、給紙の間隔が開いてしま
う(図47(E))。その結果、第1面1枚目が再給紙
経路261へ搬送されていても2枚目はまだ画像形成部
に存在する(図47(F))。そして第2面のプリント
が終わるまで給紙時に開いた間隔が保持され通紙される
(図47(G),(H))。この間隔は、給紙の遅れる
時間によって決まる。
【0149】この開いたプリント間隔に、予約ジョブを
行なうときには、両面プリントの第1面給紙時に、実際
に給紙した間隔を覚えておき、第2のプリントを行なっ
ている時、その隙間に予約ジョブの給紙が可能かどうか
を判断する。
【0150】そこで、図48に示すように、こういった
両面プリント等が行なわれているときに、別の情報処理
手段からプリント命令があったり、予約ジョブがあった
場合、この間でそのプリントを行なう。それを図48を
もとに説明する。第1段目から2枚内蔵の両面プリント
が行なわれているとき、第1面プリントのための給紙が
終わったら、第2面プリントが開始されるまでの間隔を
判断する。
【0151】その距離Pは、循環経路長(中間ローラセ
ンサ228から定着排出センサ231までの距離+定着
排出センサ231から再給紙経路261を通って中間ロ
ーラセンサ28までの距離)をLjとし、最適な用紙間
隔をLinvとし、第Xカセットに搭載されている用紙
のサイズをPSfxとし、給紙した枚数をNfとすると
次式で表わされる。
【0152】 P=Lj−PSfx×Nf−Linv×(Nf−1) また、割込ませる予約ジョブが第Y段目に入っている用
紙を使うとすると、第Yカセットに搭載されている用紙
のサイズPSfyとすると、この距離Pが、 P>PSfy+Linv×2 を満たすとき、第Yカセットからの給紙が可能となる。
【0153】図48では、予約ジョブは第2段目から給
紙を行なうとする(図48(A))。この場合、第2段
目から2枚給紙を行なっている。第2段目から給紙され
た用紙は先行ジョブの排出トレイとは異なるトレイに排
出され、第1段目から給紙された用紙は第2面のプリン
トを行なうべく再給紙経路261を通って画像形成部へ
再給紙される(図48(B))。第2面をプリントされ
た用紙は機外へ排出されて再び第1面のプリントをする
ため第1段目から給紙が行なわれる(図48(C))。
第1面プリントのための給紙が終わったら、さらに他の
予約ジョブが第3段目に入っている用紙を使うとする
と、第3段目から給紙を行なう(図48(D))。
【0154】図49は、マルチジョブコントローラ20
8の制御ルーチンを示すフローチャートである。図49
を参照して、♯90では、ページプリンタPRTが両面
プリント中に他の情報処理手段からの予約ジョブが実行
できるかを判断し、実行可能な場合は給紙命令を出力す
る。♯100では、ページプリンタPRTが両面プリン
ト中に他の情報処理手段からの予約ジョブが実行された
ら、それに合わせてバッファメモリからそのジョブの画
像データを呼出し、ページプリンタPRTへ出力する。
【0155】図50は図49の♯90に示すマルチジョ
ブ給紙制御のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。両面プリントの第1面の給紙かすべて終了したら
(♯901)、他の情報処理手段からの予約ジョブがな
いか判断する(♯902)。予約ジョブがあったら、第
1面最終紙の後ろへ他の予約ジョブの用紙が給紙できな
いかを判断するために前記距離Pを計算する(♯90
3)。また、予約ジョブが要求する用紙が第Y段目に入
っているとして、そのY段目に入っている用紙を給紙で
きるか前記距離Qを計算する(♯904)。PとQを比
較し(♯905)、P≧Qなら給紙が可能なので、第Y
段目からの給紙をプリンタコントローラ205へ命令す
る(♯906)。そして給紙枚数Nfをインクリメント
し(♯907)、さらに給紙可能かどうかを見に行くた
め、♯902へ戻す。このサブルーチンの制御がすべて
終了したら、第2面のプリントを行なうためリターンす
る。
【0156】図51は図49の♯100に示すマルチジ
ョブメモリ読出制御のサブルーチンを示すフローチャー
トである。両面プリントの第1面の給紙がすべて終了し
たら(♯1001)、他の情報処理手段からの予約ジョ
ブがないか判断する(♯1002)。予約ジョブが受付
けられ第Y段目からの給紙が実行されたら(♯100
3)、バッファメモリに記憶されている予約ジョブの画
像データを読出す(♯1004)。そして読出したデー
タをビットマップメモリに展開しページプリンタPRT
へ送信する(♯1005)。場合によっては、第Y段目
からの給紙が続けられているときもあるので、第Y段目
からの給紙が終了したかをチェックする(♯100
6)。終了していなければ再び予約ジョブの画像データ
を読出すため♯1004に戻す。このサブルーチンの制
御がすべて終了したら第2面のプリントを行なうためリ
ターンする。
【0157】次にさらに他の実施形態について説明す
る。さらに他の実施形態においては、マルチジョブコン
トローラ208の行なう制御について図52および図5
3を参照して説明する。
【0158】2枚4ページの両面プリントが指定された
とき、第1面の2枚目の画像がグラフィックなどが多く
ビットマップメモリへの展開に時間がかかっしまうと、
それが終了するまで給紙ができない。そのため、給紙の
間隔があいてしまう(図52(A))。その結果、1面
1枚目が再給紙経路へ搬送されていても2枚目はまだ画
像形成部にある(図52(B))。
【0159】そこで、1枚目の給紙が終了してから2枚
目の給紙が開始されるまでの間隔を計数し記憶する。1
枚目、2枚目の給紙タイミングは、印字処理部から送信
される給紙レポートにより知ることができる。そして、
その間隔Rは、 R=(1枚目・2枚目給紙レポートの時間間隔)/搬送
速度−用紙サイズ で表わされる。
【0160】また、割込ませる予約ジョブが第Y段目に
入っている用紙を使うとし、第Yカセットに搭載されて
いる用紙のサイズPSfy、最適な用紙間隔Linvと
すると、この距離Rが、 R>PSfy+Linv×2 を満たすとき、第Yカセットからの給紙が可能になる。
【0161】図52では、予約ジョブが第2段目から給
紙を行なうとする。再給紙経路から戻ってきた第2面1
枚目の用紙の後ろへ、予約ジョブの用紙を第2段目から
給紙する(図52(C))。第2面1枚目の用紙は第2
面を印字終了後機外へ排出され、予約ジョブの用紙に画
像がプリントされる(図52(D))。予約ジョブの用
紙は、先行ジョブとは別の排出トレイへ排出され、先行
ジョブの次の給紙が行なわれる(図53(E))。
【0162】このときのマルチジョブコントローラ20
8のマルチジョブ給紙制御は、図54および図55で示
される。2枚4ページの両面プリントのとき、第1面の
1枚目の画像がグラフィックなどが多くビットマップメ
モリへの展開に時間がかかった場合をもとに説明する。
【0163】i=1と初期設定(♯1101)した後、
第1面1枚目の給紙レポートの受信を待つ(♯110
2)。第1面1枚目の給紙レポートを受信したら、給紙
間隔の時間の計数を開始する(♯1103)。まだ第1
面を終了していないので、第1面2枚目の給紙レポート
の受信を待つ(♯1104,♯1105)。第1面2枚
目の給紙レポートの受信をしたら、給紙間隔の時間の計
数を終了し(♯1106)、給紙間隔R1を計算する
(♯1107)。第1面が終了したので(♯110
8)、j=1と初期設定した後(♯1110)、第2面
1枚目の給紙が終了するのを待つ(♯1111)。第2
面1枚目の給紙が終了したら、割込ませる予約ジョブが
第Y段目に入っている用紙を使うとして、その用紙を第
2面1枚目と第2面2枚目との間に割込給紙するのに必
要な間隔S1を計算する(♯1112)。Kは割込ませ
る枚数で自然数である。その結果、K=1でR1>S1
が成立したら、第Y段目から1枚の給紙をプリンタコン
トローラ205へ命令し(♯1114)、その割込んだ
予約ジョブの給紙終了を待つ(♯1115)。次の処理
(♯1116)でj=2となり、j=i=2となって
i,jをともに0にクリアしてリターンする(♯111
7,♯1118)。
【0164】ところで、3枚以上の内蔵枚数の両面プリ
ントのときには、♯1108にて第1面を終了していな
いので、iをインクリメントして♯1102に戻す。2
枚目と3枚目の間の間隔R、3枚目と4枚目の間の間隔
R3、…を繰返し求める。また、♯1117で第2面の
プリントが終了するまで♯1111へ処理をもどし、割
込給紙するのに必要な間隔S2,S3,…を求めて第2
面プリント中に用紙間に割込が可能かを判断する。
【0165】次に、マルチジョブコントローラ208の
マルチジョブメモリ読出制御を図56を参照して説明す
る。上記マルチジョブ給紙制御と同じく、2枚4ページ
の両面プリントのとき、第1面の2枚目の画像がグラフ
ィックなどが多く、ビットマップメモリへの展開に時間
がかかった場合をもとに説明する。
【0166】I=1と初期設定した後(♯1201)、
第2面のI枚目のプリント終了を待つ(♯1202)。
この予約ジョブがあったときその予約ジョブの給紙命令
が出ているかをチェックする(♯1203,♯120
4)。予約ジョブの給紙命令が出ていたら、その予約ジ
ョブの画像データをバッファメモリから読出し(♯12
05)、読出したデータをビットマップメモリに展開し
複写機へ送信する(♯1206)。その予約ジョブの給
紙がすべて終了したら(♯1207)、Iをインクリメ
ントして(♯1208)、I=2になったのでIを0ク
リアして(♯1209,♯1210)、リターンする。
【0167】ところで、3枚以上の内蔵枚数の両面プリ
ントのときには、♯1209で第2面を給紙した枚数が
第1面給紙した枚数に等しくなるまで♯1202に戻さ
れ、他の予約ジョブの画像の読出しをするかが再びチェ
ックされる。
【0168】ここまで、両面プリントで用紙間隔がひら
いたときに、予約ジョブを割込実行させる例を述べてき
たが、両面プリント以外で用紙間隔がひらく場合につい
ても同様に適用できる。そのような場合としては次のよ
うなものがある。
【0169】フィニッシャ、ステープルソーターなどで
ステープルを行ないながらコピーをする場合、まず用紙
をステープル位置へ揃えながら収納して収納後ステープ
ルを行なって機械へ排出する。このステープルを行なう
際、次の用紙の収納ができないので、用紙間隔をあけて
おく必要がある。このとき、予約ジョブにステープルを
する必要がないものがあれば先の実施例の図26,27
に示したように割込実行が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の全体構成を示す断面図で
ある。
【図2】操作パネルの平面図である。
【図3】複写機の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】複写機の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】画像信号処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】メモリユニット部の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】管理テーブルと符号メモリとの関係を示す図で
ある。
【図8】メモリモード書込動作の概略シーケンスを示す
図である。
【図9】メモリモード読出動作の概略シーケンスを示す
図である。
【図10】操作パネルの制御を担うCPUのメインフロ
ーチャートである。
【図11】キー入力処理のフローチャートである。
【図12】ページプリンタの制御を担うCPUのメイン
フローチャートである。
【図13】複写機の制御を統括するCPUのメインフロ
ーチャートである。
【図14】メモリユニット部の制御を担うCPUのメイ
ンフローチャートである。
【図15】割込切換処理のフローチャートである。
【図16】割込起動処理のフローチャートである。
【図17】割込復帰処理のフローチャートである。
【図18】割込APS処理のフローチャートである。
【図19】割込起動両面処理のフローチャートである。
【図20】コマンド設定処理のフローチャートである。
【図21】メモリ書込動作のフローチャートである。
【図22】メモリ読出給紙動作のフローチャートであ
る。
【図23】メモリ読出伸張処理のフローチャートであ
る。
【図24】メモリ読出伸張処理のフローチャートであ
る。
【図25】割込プリント待ち判断処理のフローチャート
である。
【図26】バインドモードにおける処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図27】バインド処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【図28】この発明が適用される複写機を含むネットワ
ークシステムのブロック図である。
【図29】この発明が適用される複写機の用紙搬送経路
を示す模式図である。
【図30】プリンタコントローラと印字処理部との間の
通信内容を示す図である。
【図31】プリンタコントローラと印字処理部との間の
通信内容を示す図である。
【図32】プリンタコントローラと印字処理部との間の
通信内容を示す図である。
【図33】プリンタコントローラと印字処理部との間の
通信内容を示す図である。
【図34】プリンタコントローラと印字処理部との間の
通信内容を示す図である。
【図35】印字処理部制御ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図36】I/F制御サブルーチンの内容を示すフロー
チャートである。
【図37】給紙口設定サブルーチンの内容を示すフロー
チャートである。
【図38】片面・両面設定サブルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図39】プリントコマンド・給紙レポート制御サブル
ーチンの内容を示すフローチャートである。
【図40】排出レポート後のタイマ制御サブルーチンの
内容を示すフローチャートである。
【図41】排出レポート制御サブルーチンの内容を示す
フローチャートである。
【図42】コントローラ制御サブルーチンの内容を示す
フローチャートである。
【図43】ホストI/F制御サブルーチンの内容を示す
フローチャートである。
【図44】印字処理部I/F制御サブルーチンの内容を
示すフローチャートである。
【図45】送信タイミング発生制御サブルーチンの内容
を示すフローチャートである。
【図46】PRT内での用紙の搬送が行なわれる状態を
示す図である。
【図47】PRT内での用紙の搬送が行なわれる状態を
示す図である。
【図48】予約ジョブを行なう場合の用紙の搬送状態を
示す図である。
【図49】マルチジョブ制御の内容を示すフローチャー
トである。
【図50】マルチジョブ給紙制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図51】マルチジョブメモリ読出制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【図52】給紙制御の他の実施形態を示す図である。
【図53】給紙形態の他の実施形態を示す図である。
【図54】マルチジョブ給紙制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図55】マルチジョブ給紙制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図56】マルチジョブメモリ読出制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1,2 複写機 10 走査系 16 イメージセンサ 19 スキャナ 20 画像信号処理部 21 A/D変換部 22 画像処理部 23 画像モニタ用メモリ 24 タイミング制御部 30 メモリユニット部 40 印字処理部 50 FAXコントローラ 60 プリントヘッド 62 半導体レーザ 70A 現像・転写系 70B 定着・排出系 70C 用紙搬送系 71 感光体ドラム 73 現像器 75 転写チャージャ 80a,80b 用紙カセット 84 定着ローラ対 85 排出ローラ 91 タッチパネル 92 テンキー 97 原稿指定キー 99 バインドモード選択キー 100 制御部 205 プリンタコントローラ 208 マルチジョブコントローラ 261 再給紙経路 301 バス切換部 302 2値化処理部 304 画像メモリ 305 符号処理部 306 符号メモリ 308 回転処理部 309 多値化処理部 500 自動原稿送り装置 510 原稿スタッカ 511 原稿排出トレイ 600 再給紙ユニット 601,604 切換爪 621 排紙トレイ 625 再給紙部 631 バインド部 636 バインド排出トレイ IR イメージリーダ PRT ページプリンタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のジョブ設定モードで作動が可能で
    かつ印字中の割込動作が可能な複写機であって、 前記設定モードに応じて複写用紙を供給する給紙口が選
    択され、 所定のジョブの進行中に前記割込を検出する割込検出手
    段と、 前記割込検出手段は、前記割込ジョブの設定内容も同時
    に検出し、 検出された割込ジョブで選択された給紙口と、前記進行
    中のジョブで選択された給紙口とが同一であるか否かを
    判別する手段と、 前記判別手段が同一であると判別したときは、進行中の
    ジョブにおける給紙を継続し、前記割込ジョブにおける
    印字データが確定したときに前記割込ジョブの印字に切
    換えるよう制御する制御手段とを含む、複写機。
  2. 【請求項2】 画像形成部と、 前記画像形成部に向けて用紙を給紙する複数の給紙口
    と、 印字ジョブの進行中に、他の印字ジョブを受付ける割込
    手段と、 進行中の印字ジョブで使用している給紙口と、前記割込
    手段で受付けた印字ジョブが使用する給紙口とが同じ場
    合、前記割込手段で受付けた印字ジョブの印字データが
    確定するまで、進行中の印字ジョブを継続させ、前記割
    込手段で受付けた印字ジョブの印字データが確定すれ
    ば、前記割込手段で受付けた印字ジョブに切換えるとと
    もに、進行中の印字ジョブで使用している給紙口と、前
    記割込手段で受付けた印字ジョブが使用する給紙口と
    異なる場合、進行中の印字ジョブを継続させることな
    く、割込手段で受付けた印字ジョブに切換える制御手段
    と、 を含む、ページプリンタ。
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