JP3276767B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP3276767B2
JP3276767B2 JP03284694A JP3284694A JP3276767B2 JP 3276767 B2 JP3276767 B2 JP 3276767B2 JP 03284694 A JP03284694 A JP 03284694A JP 3284694 A JP3284694 A JP 3284694A JP 3276767 B2 JP3276767 B2 JP 3276767B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク
(以下、単にCDと称する)等の光ディスクを再生する
ディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、このようなディスクプレーヤとし
ては、音量調整等の様々な命令を入力するセンターユニ
ットと接続して、CDに記録された情報を再生するCD
プレーヤが普及している。
【0003】では、図1に基づいてこのようなCDプレ
ーヤについて説明する。図1は一般的なCDプレーヤの
概略を示すブロック図である。
【0004】図1のCDプレーヤにおいては、当該CD
プレーヤ内に挿入されたCDを載置するターンテーブル
11と、当該ターンテーブル11上に載置されたCDを
回転駆動させるスピンドルモーター12と、当該CDに
記録された情報等を読み取る信号読取部13と、当該信
号読取部13にて読み取られた情報等に所定の信号処理
を施してデジタル再生信号を得ると共に、前記信号読取
部13からの読取同期信号成分、その他の信号を受けて
駆動制御信号を生成するサーボ処理機能を有する信号処
理部14と、当該デジタル再生信号に対して音響補正を
施すと共に、当該デジタル再生信号をLチャンネル及び
Rチャンネルのアナログ再生信号に変換するデジタルフ
ィルタ及びD/Aコンバータ15と、当該アナログ再生
信号に含まれている不要高周波成分を除去して、Lチャ
ンネル及びRチャンネルのオーディオ信号を図示せぬメ
インアンプ等に供給するローパスフィルタ(以下、単に
LPFと称する)16と、前記信号処理部14からの制
御信号により前記信号読取部をディスク半径方向に移動
させる送りモーター(以下、スレッドモーターと称す
る)を駆動する駆動信号を生成するスレッドドライブ回
路17と、前記信号処理部14からの制御信号によりフ
ォーカス可動部を駆動する駆動信号を生成するフォーカ
スドライブ回路18と、前記信号処理部14からの制御
信号によりトラッキング可動部を駆動する駆動信号を生
成するトラッキングドライブ回路19と、前記信号処理
部14からの制御信号によりスピンドルモーター12を
駆動する駆動信号を生成するスピンドルドライブ回路2
0と、当該CDプレーヤ全体を制御するCPU21とを
有している。
【0005】前記信号読取部13は、図示せぬが、対物
レンズ等の光学部品を介してCDのディスク面にレーザ
ー光を照射し、反射して当該レーザー光より当該ディス
クに記録された情報を読み取る光ピックアップを備えて
いる。
【0006】当該光ピックアップは、照射するレーザー
光のフォーカス及びトラッキングを調整するフォーカス
可動部及びトラッキング可動部を内蔵している。さらに
該光ピックアップにて読み込まれたディスク上の信号か
ら、前記フォーカス可動部を制御するに必要な焦点方
向の誤差量信号(以下、単にフォーカスエラー信号と称
する)やトラッキング可動部及びスレッド可動部を制御
するに必要なトッラク追従方向の誤差量信号(以下、
単にトラッキングエラー信号と称する)やディスク面上
の各トラック間にあるミラー部を検出してトラックの有
無を検出するトラック有無検知信号(以下、単にミラー
信号と称する)や、フレーム同期信号やサブコードとい
った読取信号であるRF信号を出力するRFアンプとを
有している。
【0007】前記トラッキング可動部は、前記対物レン
ズをディスク半径方向にある可動限界範囲内で微調整す
るトラッキングコイルを有しており、当該トラッキング
サーボON中においてはトラッキング制御信号に基づい
てディスクのトラックに追従しつつ、当該トラックに記
録された情報を読み取るトラッキング動作を行うもので
あるが、選曲動作といった大規模トラックジャンプ時に
は当該トラッキングサーボをOFFにすることにより当
該トラッキング動作を停止して、前記トラッキングコイ
ルに駆動信号を供給すると共に、必要に応じてスレッド
モーターへも駆動信号を供給して記対物レンズを所定
方向に移動させるようになっている。
【0008】尚、前記対物レンズは、当該トラッキング
コイルに電圧が印加されるとジャンプ方向又は逆方向の
可動限界範囲内を移動し、当該トラッキングコイルへの
電圧印加がなくなると、対物レンズを支持するレンズ支
持部のバネ復帰作用により当該可動限界範囲の中心付近
位置に戻るようしてある。また、当該対物レンズが中心
付近位置にあるとき、当該信号読取部13は前記光学的
特性により十分なRF信号を得ることができるが、可動
限界位置においては、その光学的特性により十分なRF
信号を得られないことがある。
【0009】前記信号処理部14は、該信号読取部13
より得られる再生信号、フォーカスエラー信号、トラッ
キングエラー信号、フレーム同期信号、サブコード等の
各種信号を処理するICであり、サーボ機能及びデジタ
ル信号処理機能を有しており、前記スレッドドライブ回
路17、フォーカスドライブ回路18、トラッキングド
ライブ回路19、スピンドルドライブ回路20を制御し
ている。尚、当該信号処理部14は、前記フレーム同期
信号やサブコード等といった所定の読取信号が読み取ら
れたか否かを通知する読取検知信号(以下、単にGFS
信号と称する)を前記CPU21に通知するようにして
いる。
【0010】では、次に当該CDプレーヤにおける大規
模トラックジャンプ(2N本トラックジャンプ)を行う
際の動作を図3及び図4に基づいて説明する。図3は大
規模トラックジャンプにおけるCPU21の処理動作を
示すフローチャートである。図4は当該処理動作を示す
タイミングチャートである。
【0011】図3において、2N本のトラック本数の大
規模トラックジャンプを行う場合、前記トラッキングサ
ーボ及びスレッドサーボをOFFさせ(ステップS3
1)、前記トラッキングサーボのトラッキングコイルに
対して対物レンズをジャンプ方向に加速させる加速信号
を供給させると共に、前記スレッドモーターに対して当
該ジャンプ方向に移動させるスレッド加速信号を供給さ
せる(ステップS32)。
【0012】当該移動中の信号読取部13がジャンプし
たトラック本数が、N本に達したか否かを判定する(ス
テップS33)。当該ジャンプしたトラック本数がN本
に達したのであれば、前記トラッキングコイルへの加速
信号供給を停止させ(ステップS34)、当該加速中の
対物レンズを減速させる減速信号を前記トラッキングコ
イルに送出させる(ステップS35)。尚、該トラッキ
ングコイルへの減速信号供給中においては、当該対物レ
ンズの加速度が減速中であるために前記ミラー信号を検
出する周期が徐々に長くなる。
【0013】次に当該ミラー信号の検出周期が所定周期
以上となったか否かを判定する(ステップS36)。当
該ミラー信号の検出周期が所定周期以上となった、すな
わち対物レンズの速度が十分に遅くなったのであれば、
当該トラッキングコイルへの減速信号供給を停止させ
(ステップS37)、トラッキング動作を行うためにト
ラッキングサーボをONさせ(ステップS38)、所定
時間T1(図4参照)経過後に前記スレッドモーターへ
のスレッド加速信号供給を停止させ(ステップS3
9)、当該スレッドサーボをONさせ(ステップS4
0)、当該大規模トラックジャンプを終了し、ディスク
再生動作に移行する。
【0014】また、ディスク再生時の信号監視処理にお
けるCDプレーヤの動作を図5に基づいて説明する。図
5は当該信号監視処理におけるCPU21の処理動作を
示すフローチャートである。
【0015】当該信号監視処理とは、ディスク再生時に
おいて、前記信号読取部13の光ピックアップに対する
フレーム同期信号、サブコード等の読取状態を前記信号
処理部14を介して周期的に監視するものである。
【0016】図5において現在のフォーカシング状態が
良好であるか否かを判定する(ステップS51)。フォ
ーカシング状態が良好であれば、所定時間、例えば3秒
間のタイマーをセットし(ステップS52)、前記信号
処理部14より得られるGFS信号がローレベル、すな
わち前記光ピックアップによるフレーム同期信号等の読
取状態が不良であるか否かを判定する(ステップS5
3)。GFS信号がローレベルであれば、ステップS5
2にて設定したタイマーがタイムアップしたか否かを判
定する(ステップS54)。当該タイマーがタイムアッ
プしたのであれば、フォーカスサーボ及びトラッキング
サーボをOFFさせる、すなわち当該信号読取部13の
読取動作を停止させるストップ処理に移行して(ステッ
プS55)、当該プレーヤの動作を停止する。
【0017】また、ステップS53にてGFS信号がロ
ーレベルでなければ、当該光ピックアップによるフレー
ム同期信号等の読取が良好であると判断し、通常の再生
処理を施しながら(ステップS56)、引き続きステッ
プS51に移行する。
【0018】また、ステップS51にてフォーカシング
の状態が良好でなければ、対物レンズ等を調整してフォ
ーカシング状態を良好にさせるフォーカス引込み処理を
施して(ステップS57)、ステップS51に移行す
る。
【0019】また、ステップS54にてタイマーがタイ
ムアップしたのでなければ、ステップS53に移行す
る。尚、当該信号監視処理においては、フォーカシング
状態の他にトラッキング状態についても同様に監視を行
っている。
【0020】従って、当該信号監視処理によれば、フレ
ーム同期信号等の読取状態を周期的に監視して、フォー
カシング状態が良好であるにもかかわらず、光ピックア
ップが所定時間内にフレーム同期信号等を読み取れなか
った場合には、当該信号読取部13の読取動作を停止さ
せるようにしたので、光ピックアップの誤読取りによる
様々な弊害、例えばスピンドルモーター12やスレッド
モーターの暴走等を防止することができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディスクプ
レーヤによれば、例えばトラック面上に傷等のディフェ
クト部を有するディスクに対して大規模トラックジャン
プを行って、トラッキングコイルへの減速信号供給中に
当該ディフェクト部を通過した場合、光ピックアップに
よるミラー信号の検出周期が見かけ上長くなるために、
当該光ピックアップの対物レンズの加速度が十分に減速
していないにもかかわらず、当該トラッキングコイルへ
の減速信号供給を停止してしまうと共に、トラッキング
サーボをONとしてしまう。
【0022】すると、当該トラッキングサーボがONさ
れるとトラッキング動作を開始するのであるが、当該対
物レンズの加速度は十分に減速されていないために、当
該対物レンズのみが移動して中心位置付近でなく可動限
界位置付近で停止状態となり、しかも、フォーカシング
及びトラッキング状態が良好であるにもかかわらず、こ
の可動限界位置付近では光ピックアップの光学的特性に
よりRF信号の出力が十分でないために、CPU21は
フレーム同期信号等の読取が不良であると判断してスレ
ッド暴走を避けるためにスレッドサーボをOFFさせる
ことにより、信号読取部13本体の移動を停止させる。
【0023】しかしながら、当該信号読取部13本体の
移動を停止させたことにより、この状態、すなわち対物
レンズが可動限界位置付近に位置したまま安定してしま
う状態が継続し、当該CPU21の信号監視処理は当該
信号読取部13の読取動作を所定時間後には停止させて
しまい(図5のステップS55参照)、操作性が良くな
いといった問題点があった。
【0024】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、例えば大規模トラッ
クジャンプ中にディスクのディフェクト部を通過したと
しても、読取不能状態から回復する操作性の優れたディ
スクプレーヤを提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のディスクプレーヤは、ディスクのトラック上
に記録された情報を、トラックジャンプにて任意のトラ
ックにアクセスして読み取るディスクプレーヤであっ
て、バネ復帰作用を利用して光ピックアップのレンズを
支持するレンズ支持部を有して、前記ディスクのトラッ
ク上に記録された情報を読み取る読取手段と、前記読取
手段をディスク半径方向に移動させる移動手段と、トラ
ック間周期を検出する周期検出手段と、トラッキングサ
ーボをOFFとして所定の加速信号をトラッキング駆動
手段に供給し、所定のタイミングで前記加速信号に代え
て減速信号を前記トラッキング駆動手段に供給し、トラ
ック間周期が所定周期以上となったとき、前記減速信号
の供給を停止してトラッキングサーボをONとさせるこ
とによりトラックジャンプを行うトラックジャンプ制御
手段とを有し、前記トラックジャンプ制御手段は、トラ
ックジャンプ終了後で且つォーカシング状態及び前記
トラッキング状態が共に良好である場合において、前記
読取手段から所定の読取信号が得られないときは、フォ
ーカスサーボをOFFすることなく、トラッキングサー
ボを所定時間OFFとすることを特徴とする。
【0026】
【作用】かかる構成により、例えばディフェクト部を有
するディスクに対して大規模トラックジャンプを行った
結果、対物レンズが可動限界位置付近で停止して読取手
段から所定の読取信号が得られないときは、トラッキン
グサーボを所定時間OFFとすることにより、対物レン
ズを支持するレンズ支持部の弾性力により当該対物レン
ズを中心位置に復帰させるようにしたので、前記読取手
段にて十分な所定の読取信号を得ることができると共
に、従来のような無為に当該読取手段の読取動作を停止
させるような事態を打開することにより、その操作性を
良好にすることができる。
【0027】
【実施例】以下、図面に基いて本発明のディスクプレー
ヤについて説明する。尚、従来技術にて説明した図1の
CDプレーヤを用いて説明するが、その構成及び動作の
説明は重複するため省略する。
【0028】本発明のディスクプレーヤを適用したCD
プレーヤの特徴としては、CPU21が前記信号監視処
理と並列的に次のような処理動作を行うことにある。
尚、請求項1記載の読取手段は信号読取部13、移動手
段はスレッドサーボ、制御手段及び周期検出手段はCP
U21に相当するものである。
【0029】図2は本発明のディスクプレーヤを適用し
たCDプレーヤにおけるCPU21の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【0030】例えば先に説明したようにCDプレーヤが
ディフェクト部を有するディスクに対して大規模トラッ
クジャンプを行って、前記トラッキングコイルへの減速
信号供給中にディフェクト部を通過した場合、当該減速
信号の供給を停止させると共にトラッキングサーボをO
Nさせる。この際、当該光ピックアップの対物レンズ
は、十分減速されていないために可動限界位置付近に停
止しており、また、フレーム同期信号等の読取不良によ
り、スレッドサーボはOFFになっているものとする。
【0031】当該CPU21は、当該トラッキングサー
ボONにおけるトラッキング動作時に、当該対物レンズ
が可動限界位置付近に停止しているためにフレーム同期
信号等が読み取れないといったローレベルのGFS信号
を前記信号処理部14より受け、図5に示す信号監視処
理を行いながら、次に説明する処理に移行する。
【0032】図2においてGFS信号がローレベルであ
るか否かを判定する(ステップS11)。GFS信号が
ローレベルであれば、後述するステップS21にてセッ
トされたGFSエラータイマーがタイムアップしたか否
かを判定する(ステップS12)。尚、当該GFSエラ
ータイマーとは、ステップS21にてセットされた時間
だけGFS信号がローレベルであれば、トラッキングサ
ーボをOFFとするようにしたものである。
【0033】当該GFSエラータイマーがタイムアップ
したのであれば、トラッキングサーボがOFF中である
か否かを判定する(ステップS13)。尚、当該トラッ
キングサーボがOFF中であるか否かの判断は、後述す
るステップS15にてセットされたフラグによって判断
されるものとする。
【0034】当該トラッキングサーボがOFF中でなけ
れば、当該トラッキングサーボをOFFさせ(ステップ
S14)、トラッキングサーボをOFFにしたことを通
知するフラグをセットし(ステップS15)、当該可動
限界位置付近に停止中の対物レンズをその中心位置付近
に戻すためのタイマーをセットする(ステップS1
6)。尚、前記対物レンズを可動範囲内の中心位置付近
に戻す方法は、前記トラッキングサーボをOFFとし、
当該トラッキングコイルに印加された電圧をOFFにす
ることにより当該対物レンズを支持するレンズ支持部の
バネ復帰作用により行うものである。
【0035】次にセンターユニット側からの命令を受け
付けないようにCDコントロール機能を停止させ(ステ
ップS17)、図示せぬメインルーチンに移行する。
【0036】また、ステップS11にてGFS信号がロ
ーレベルでなければ、図示せぬメインルーチンに移行
し、また、ステップS12にてGFSエラータイマーが
タイムアップしたのでなければ、同様に図示せぬメイン
ルーチンに移行する。
【0037】また、ステップS13にてトラッキングサ
ーボをOFF中であれば、ステップS16にてセットさ
れたタイマーがタイムアップしたか否かを判定する(ス
テップS18)。当該タイマーがタイムアップしたので
あれば、当該トラッキングサーボをONさせ(ステップ
S19)、トラッキングサーボOFF中であることを示
すフラグをクリアーさせ(ステップS20)、前記GF
Sエラータイマーを所定時間、例えば200msecに
セットして(ステップS21)、図示せぬメインルーチ
ンに移行する。
【0038】また、ステップS18にてタイマーがタイ
ムアップしたのでなければ、図示せぬメインルーチンに
移行する。
【0039】従って、上記実施例のCDプレーヤによれ
ば、例えばディフェクト部を有するディスクに対して大
規模トラックジャンプを行って、トラッキングコイルへ
の減速信号供給中に当該光ピックアップがディフェクト
部を通過した場合には、当該減速信号の供給を停止して
からトラッキング動作を行うトラッキングサーボをON
とするのであるが、その際に信号監視処理によりローレ
ベルのGFS信号を検出すると、当該トラッキングサー
ボを所定時間OFFし、前記トラッキングコイルの電圧
印加をOFFすることにより、当該可動限界位置付近に
停止中の対物レンズを光ピックアップのレンズ支持部に
おけるバネ復帰作用を利用して、その中心位置に戻して
からトラッキングサーボをONとするようにしたので、
当該中心位置にある対物レンズにて光ピックアップは十
分なRF信号を得ることができ、しかも、従来のように
無為に信号読取部13の読取動作を停止させることがな
いので操作性を良好にすることができる。
【0040】また、上記実施例においては、トラッキン
グサーボをOFFにして前記対物レンズを中心位置付近
に戻すようにしたが、当該トラッキングサーボの他にス
ピンドルモーターをもOFFにしてから当該対物レンズ
を中心位置付近に戻すようすれば、ディスクの異常回転
にも対応することができる。
【0041】
【発明の効果】上記のように構成された本発明のディス
クプレーヤによれば、例えばディフェクト部を有するデ
ィスクに対して大規模トラックジャンプを行って、当該
ディフェクト部によりトラック間周期が所定周期以上と
なったとしても、読取手段から所定の読取信号が得られ
ないときは、トラッキングサーボを所定時間OFFとす
るようにしたので、前記読取手段にて十分な所定の読取
信号を得ることができると共に、従来のような無為に当
該読取手段の読取動作を停止させるような事態を打開す
ることにより、その操作性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクプレーヤを適用する一般的な
CDプレーヤの概略を示すブロック図である。
【図2】本発明のディスクプレーヤを適用したCDプレ
ーヤのCPUにおける処理動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】従来技術における大規模トラックジャンプ時の
CPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図4】従来技術における大規模トラックジャンプ時の
処理動作を示すタイミングチャートである。
【図5】従来技術における信号監視処理におけるCPU
の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
13 信号読取部(読取手段) 21 CPU(制御手段、周期検出手段)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/085 G11B 7/09 G11B 7/095

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクのトラック上に記録された情報
    を、トラックジャンプにて任意のトラックにアクセスし
    て読み取るディスクプレーヤであって、 バネ復帰作用を利用して光ピックアップのレンズを支持
    するレンズ支持部を有して、前記ディスクのトラック上
    に記録された情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段をディスク半径方向に移動させる移動手段
    と、 トラック間周期を検出する周期検出手段と、 トラッキングサーボをOFFとして所定の加速信号をト
    ラッキング駆動手段に供給し、所定のタイミングで前記
    加速信号に代えて減速信号を前記トラッキング駆動手段
    に供給し、トラック間周期が所定周期以上となったと
    き、前記減速信号の供給を停止してトラッキングサーボ
    をONとさせることによりトラックジャンプを行うトラ
    ックジャンプ制御手段とを有し、 前記トラックジャンプ制御手段は、トラックジャンプ終
    了後で且つォーカシング状態及び前記トラッキング状
    態が共に良好である場合において、前記読取手段から所
    定の読取信号が得られないときは、フォーカスサーボを
    OFFすることなく、トラッキングサーボを所定時間O
    FFとすることを特徴とするディスクプレーヤ。
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