JP3269110B2 - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬化性組成物に関し、
更に詳しくは、加熱及び/又は光照射により、低温度、
短時間で硬化するカチオン重合性組成物に関する。該組
成物の硬化物は、優れた物性を有するため成型樹脂、注
型樹脂、塗料、接着剤、インキ等の材料として好適に用
いられる。
【0002】
【従来の技術】光照射によりエポキシ化合物などのカチ
オン重合性化合物を硬化させる触媒及びその組成物の例
は、特開昭50−151997号、特開昭50−158
680号等に記載されている。加熱によりエポキシなど
のカチオン重合性化合物を硬化させる触媒及びその組成
物が記載されているものとして、特開昭58−3700
3号、特開昭63−223002号、特開昭56−15
2833号、特開昭63−131171号、特開平2−
178319号などが知られている。又、加熱及び光照
射によりエポキシなどのカチオン重合性化合物を硬化さ
せる触媒及びその組成物は、特開平2−196812号
などに記載されている。さらに、カチオン重合性化合物
に光照射によって分解しうるカルボニル化合物を添加す
る例として、特開昭57−209931号が知られてい
る。
【0003】
【問題を解決しようとする課題】前述した中で、光照射
によりカチオン重合性化合物を硬化させる触媒として、
スルホニウム塩系及び鉄アレン錯体などがあるが、一部
を除き活性が低く、更に通常使用される温度範囲の加熱
によってカチオン重合性化合物を短時間で硬化すること
はできないため、厚膜での使用はできない。一方、特開
昭58−37003号、特開昭63−223002号、
特開平2−178319号などで述べられている触媒
は、カチオン重合性化合物を光照射で硬化することがで
きないばかりか、硬化温度も高く実用上問題がある。ま
た、特開平2−196812号などで述べられている触
媒は、カチオン重合性化合物を光照射及び加熱により硬
化させることができるとうたわれているが、光硬化の場
合においては、その触媒活性は著しく低い。
【0004】本発明は、これらの事情からみてなされた
もので、加熱及び/又は光照射により、短時間、低温度
で、カチオン重合性化合物を硬化させることができる高
性能な硬化性組成物を提供することを目的としている。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、前記目
的を達成するため鋭意検討したところ、ピリジニウム塩
化合物と光照射により活性ラジカルを発生する化合物を
用いることで、カチオン重合性化合物を極めて短時間に
光硬化させる硬化性組成物を見い出し、本発明を完成し
た。
【0006】即ち、本発明は、下記成分(A)、(B)
及び(C)を含有することを特徴とする硬化性樹脂組成
物である。 (A)一般式〔I〕で表されるピリジニウム塩化合物
【化2】 (式中、R1 、R2 は、水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基、アルコキシ基、−NO2 、−CN、ビニル基、
−CH2 CN、水酸基、カルバモイル基又はアルカノイ
ル基を表し、R3 は水素原子、アルキル基、置換されて
もよいフェニル基を表し、R3 ,R5 は水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、−NO2 、−C
N、ビニル基、−CH2 CN、水酸基、カルバモイル
基、アルカノイル基、アルデヒド基、アルコキシカルボ
ニル基、置換されてもよいフェニル基、置換されてもよ
いベンジル基又はアルキルチオ基を表し、XはSb
6 ,AsF6 ,PF6 又はBF4 を表す。)の少なく
とも1種 (B)光照射により活性ラジカルを発生する化合物の少
なくとも1種 (C)カチオン重合性化合物の少なくとも1種
【0007】上記ピリジニウム塩化合物としては、公知
の化合物、例えば、下記一般式(II)及び(III)
で表されるピリジニウム塩化合物を挙げることができ
る。これらのピリジニウム塩化合物は、例えば、T.Endo
et al , Chemistry Letters.,1861 (1989). に教示さ
れる合成法により得ることができる。
【0008】
【化3】 (式中、R6 は、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、−NO2 、−CN、ビニル基、−C
2 CN、水酸基、カルバモイル基又はアルカノイル基
を表し、R7 は、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、−NO2 、−CN、ビニル基、水酸
基、カルバモイル基、アルカノイル基、アルデヒド基、
アルコキシカルボニル基、置換されていてもよいフェニ
ル基、置換されてもよいベンジル基又はアルキルチオ基
を表し、Xは、SbF6 ,AsF6 ,PF6 又はBF4
を表す。)。
【化4】 (式中、R8 は、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、−NO2 、−CN、ビニル基、−C
2 CN、水酸基、カルバモイル基又はアルカノイル基
を表し、R9 は、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、−NO2 、−CN、ビニル基、水酸
基、カルバモイル基、アルカノイル基、アルデヒド基、
アルコキシカルボニル基、置換されていてもよいフェニ
ル基、置換されてもよいベンジル基又はチオアルコキシ
基を表し、Xは、SbF6 ,AsF6 ,PF6 又はBF
4 を表す。)。
【0009】また、公知でない化合物の場合は、例え
ば、次の方法で得ることができる。ベンズヒドリルブロ
マイド等のベンズヒドリドハライドとピリジン又はピリ
ジン誘導体とを等モルづつ、必要に応じてメチルアルコ
ール、アセトン、アセトニトリル等の溶媒存在下にて、
室温〜80℃で数時間〜30日間反応させ、次いで、得
られた固形物を水もしくは水ーメタノール混合溶媒中に
溶解せしめ、六フッ化アンチモン酸ナトリウムを加えて
激しく攪拌し、析出した液状又は固形状の生成物を分離
精製して得られる。化合物の具体例を下記一般式(I
V)に示す。
【化5】 (式中、nは1又は2を表し、Rは、水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルコキシ基、−NO2 、−C
N、ビニル基、−CH2 CN、水酸基、カルバモイル
基、アルコキシカルボニル基、アルデヒド基、置換され
ていてもよいフェニル基、置換されていてもよいベンジ
ル基、アルカノイル基又はアルキルチオ基を表し、X
は、SbF6 ,AsF6 ,PF6 又はBF4 を表
す。)。
【0010】本発明で用いられる光照射により活性ラジ
カルを発生する化合物は、光増感剤とも呼ばれているも
のである。本発明で用いられる光照射により活性ラジカ
ルを発生する化合物としては、一般的に知られている光
ラジカル開始剤を挙げることができ、例えば、ベンゾフ
ェノン系、チオキサントン系化合物等がある。その他に
も、アゾイソブチロニトリルなどのアゾ化合物、アジド
化合物、ジスルフィド化合物、パーオキサイド化合物等
が使用可能である。これらの化合物の中で、ケトン系の
水素引抜き型の光ラジカル開始剤が好ましく使用され
る。例えば、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベ
ンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイル−4′−メチ
ルジフェニルスルフィド、3,3′−ジメチル−4−メ
トキシベンゾフェノン、テトラ(t−ブチルパーオキシ
カルボニル)ベンゾフェノン、2−クロロチオキサント
ン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジイソ
プロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサン
トン、イソプロピルチオキサントン、アントラキノン、
2−エチルアントラキノン、1,8−ジクロロアントラ
キノン、1,2−ベンズアントラキノン、9−フルオレ
ノン、ベンズアンスロン、9,10−フェナントレンキ
ノンキサントン等が使用される。但し、ミヒラーズケト
ンのようなアミノ基を有するものは使用できない。
【0011】本発明で用いられるカチオン重合性化合物
として、次のような化合物が挙げられる。 (a)エポキシ基を有する化合物として、1,1,3−
テトラデカジエンジオキサイド、リモネンジオキサイ
ド、4−ビニルシクロヘキセンジオキサイド、(3,4
−エポキシシクロヘキシル)メチル−3,4−エポキシ
シクロヘキシルカルポキシレート、ジ(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)アジベート、フェニルグリシジルエ
ーテル、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ハロゲン化
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、o−,m−,p−ク
レゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラ
ック型エポキシ樹脂、多価アルコールのポリグリシジル
エーテル等のエポキシ化合物、
【0012】(b)ビニル化合物として、スチレン、α
−メチルスチレン、p−クロロメチルスチレン等のスチ
レン類;n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニル
エーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ヒドロキシ
ブチルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル類;
アリルビニルエーテル、1−オクタヒドロナフチルビニ
ルエーテル等のアルケニルビニルエーテル類;エチニル
ビニルエーテル、1−メチル−2−プロペニルビニルエ
ーテル等のアルキニルビニルエーテル類;フェニルビニ
ルエーテル、p−メトキシフェニルビニルエーテル等の
アリールビニルエーテル類;ブタンジオールジビニルエ
ーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、シ
クロヘキサンジオールジビニルエーテル等のアルキルジ
ビニルエーテル類;1,4−ベンゼンジメタノールジビ
ニルエーテル、N−m−クロロフェニルジエタノールア
ミンジビニルエーテル、m−フェニレンビス(エチレン
グリコール)ジビニルエーテル等のアラルキルジビニル
エーテル類;ハイドロキノンジビニルエーテル、レゾル
シノールジビニルエーテル等のアリールジビニルエーテ
ル類;N−ビニルカルバゾール、N−ビニルピロリドン
等のカチオン重合性窒素含有化合物等である。
【0013】(c)ビシクロオルソエステル化合物とし
て、1−フェニル−4−エチル−2,6,7−トリオキ
サビシクロ[2,2,2]オクタン、1−エチル−4−
ヒドロキシメチル−2,6,7−トリオキサビシクロ
[2,2,2]オクタン等
【0014】(d)スピロオルソカーボネート化合物と
して、1,5,7,11−テトラオキサスピロ[5,
5]ウンデカン、3,9−ジベンジル−1,5,7,1
1−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン等や1,
4,6−トリオキサスピロ[4,4]ノナン、2−メチ
ル−1,4,6−トリオキサスピロ[4,4]ノナン、
1,4,6−トリオキサスピロ[4,5]デカン等のス
ピロオルソエステル化合物等である。これらは単独若し
くは2種以上を併用して用いても差支えない。 (a)〜(d)の内で、(a)のエポキシ基を有する化
合物が好んで使用される。
【0015】本発明の組成物は、前記開始剤を樹脂成分
に対して0. 01〜20部好ましくは0. 05〜10
部、光照射により活性ラジカルを発生する化合物、0.
01〜10部好ましくは0. 05〜5部の割合で配合さ
れる。両者とも、0.01部未満の場合は硬化性が低下
し、各々20および10部を越えると、いずれも硬化物
の物性が低下する。
【0016】本発明の硬化性組成物は、光照射及び/又
は加熱により容易に硬化することができる。光照射によ
る硬化の場合は、波長600nm以下の光が最も効率が
よく、それゆえ、光源としては低圧水銀灯、中圧水銀
灯、高圧水銀灯、キセノンランプ、カーボンアーク灯等
が用いられる。また、レーザー光を用いることもでき
る。 加熱により硬化する場合には、硬化温度は20〜
200℃、好ましくは50〜180℃の範囲内で行われ
る。なお、必要により、光照射と加熱を併用して硬化さ
せることが、より効果的である。
【0017】本発明に用いるピリジニウム塩化合物は、
一般に単独で使用されるが、他のカチオン性重合開始剤
と併用して用いることもできる。また、前記(a)のエ
ポキシ基を有する化合物を用いる場合は、エポキシ樹脂
の硬化剤として通常用いられているフェノール系硬化剤
又は酸無水物類硬化剤等等の硬化剤を、性能が損なわれ
ない範囲内で併用して用いることもできる。
【0018】本発明の硬化性組成物に本発明の開始剤を
配合して使用する際に、必要に応じて反応性希釈剤、硬
化促進剤、溶剤、顔料、染料、カップリング剤、無機充
填剤、炭素繊維、ガラス繊維又は界面活性剤等を添加し
て使用しても良い。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例により、更に
具体的に説明する。但し、本発明は、これらの実施例に
何等限定されるものではない。 (1)光硬化性試験I (実施例1〜17、及び比較例1〜4) (a)硬化性組成物の調製 (実施例1〜17)ERL−4221(UCC社製脂環
型エポキシ)又はUVR−6410(UCC社製グリシ
ジル型エポキシ)にピリジニウム塩化合物と光照射によ
り活性ラジカルを発生させる化合物を表1に示す割合で
配合した。
【0020】(比較例1〜4)活性ラジカルを発生する
化合物を除き、実施例と同様に表1に示すように樹脂配
合物を調製した。
【0021】
【表101】
【0022】
【表102】
【0023】(b)光硬化性試験 (実施例1〜17)配合物は、ドクターブレードでブリ
キ板に20μm塗布し、光硬化の場合は超高圧水銀灯で
2J/cm2 照射した。但し、エポキシとしてERL−4
221を用いた場合は室温で、UVR−6410を用い
た場合は100℃で、それらの混合物では50℃で光照
射した。熱硬化の場合はオーブンで150℃×10分加
熱した。この時、塗膜が硬化したものは、○印、硬化し
なかったものには×印で表2に示した。
【0022】
【表2】
【0023】(比較例1〜4)光照射により活性ラジカ
ルを発生する化合物を使用しなかった以外は実施例と同
様に行い、結果を表2に示した。
【0024】(2)光硬化性試験II (実施例18〜42) (a)硬化性組成物の調製 各種ピリジニウム塩化合物をプロピレンカーボネートに
溶解させ、ERL−4221(UCC社製脂環型エポキ
シ)又はUVR−6410(UCC社製グリシジル型エ
ポキシ)に、純分として2.5部になるように、また、
各種活性ラジカルを発生する化合物は、各エポキシに対
し2.5部添加して、樹脂配合物を表3に示すように調
製した。 (b)光硬化性試験 次に、配合物について、UV−DSC測定を行い、UV
照射時から発熱ピークのトップに到るまでの時間を測定
し、結果を表3に示した。なお、UV−DSCの測定条
件は下記の通りである。 DSCの測定機器:DSC220C(セイコー電子工業
社製) UV 照射器 :超高圧水銀灯 測定条件 :窒素ガス気流中 30ml/分 測定温度 :50℃ サンプル量 :0.1〜0.3mg 膜厚 :2〜10μm 照射時間 :15分 照度 :10mW/cm2 (365nmで照
射) 比較例(活性ラジカルを発生させる化合物を用いない場
合)では、ピークが観察されず、トップピークまでの時
間は測定出来なかった。
【0025】
【表301】
【0026】
【表302】
【0027】
【表303】
【0028】
【発明の効果】本発明の組成物は、光照射によって活性
ラジカルを発生する化合物、特に水素引き抜き型の化合
物をピリジニウム塩化合物とカチオン重合性化合物の系
中に配合したものであり、光照射によって、より低温
度、短時間で硬化するものである。また、光照射による
活性ラジカルを発生する化合物の適宣選択することによ
って、硬化温度を自由に設定することもできる。本発明
の組成物は、光照射及び/又は加熱による硬化が可能で
あり、該硬化物は優れた物性を有するため、インキ、塗
料、接着剤などの分野で極めて有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08G 65/10 C08G 65/10 (56)参考文献 特開 昭57−209931(JP,A) 特開 平1−299803(JP,A) 特開 平4−63801(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 4/00 - 4/82 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記成分(A)、(B)及び(C)を含有
    することを特徴とする硬化性樹脂組成物。 (A)一般式[I]で表されるピリジニウム塩化合物 【化1】 (式中、R1、R2は、それぞれ水素原子、ハロゲン原
    子、アルキル基、アルコキシ基、−NO2、−CN、ビ
    ニル基、−CH2CN、アルコキシカルボニル基、水酸
    基、カルバモイル基、又はアルカノイル基を表し、R3
    は、水素原子、アルキル基、または置換されていてもよ
    いフェニル基を表わし、R4、R5は、それぞれ水素原
    子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、−NO
    2、−CN、ビニル基、−CH2CN、水酸基、カルバモ
    イル基、アルカノイル基、アルデヒド基、カルボキシル
    基、アルコキシカルボニル基、置換されていてもよいフ
    ェニル基、置換されていてもよいベンジル基、又はアル
    キルチオ基を表わし、Xは、SbF6、AsF6、P
    6、又はBF4を表す。)の少なくとも一種 (B)ベンゾフェノン、分子内にベンゾフェノン骨格を
    有する化合物、及び9,10−フェナントレンキノンか
    らなる群から選ばれる1種 (C)カチオン重合性化合物の少なくとも1種
  2. 【請求項2】分子内にベンゾフェノン骨格を有する化合
    物が、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチ
    ル、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノ
    ン、4−ベンゾイル−4’−メトキシ−ジフェニルスル
    フィド、テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベ
    ンゾフェノン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジ
    エチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキ
    サントン、2,4−ジメチルチオキサントン、イソプロ
    ピルチオキサントン、アントラキノン、2−エチルアン
    トラキノン、1,8−ジクロロアントラキノン、1,2
    −ベンズアントラキノン、9−フルオレノン、ベンズア
    ンスロン、キサントンからなる群から選ばれる1種であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の硬化性組成物。
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