JP3268649B2 - (Pb,La)(ZrxTiy)O3の配向膜を有する複合結晶体の製法 - Google Patents

(Pb,La)(ZrxTiy)O3の配向膜を有する複合結晶体の製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、高純度で均質に組成を制御する
ことの出来るゾル−ゲル(Sol−Gel)法により、
基礎結晶上に配向性(Pb,La)(ZrxTiy)O
膜を形成する方法に関する。
【0002】
【従来技術】無機酸化物は組成により多方面にわたる機
能性を有しており、特に電子セラミックス、及びオプト
エレクトロニクスの分野では、誘電性、圧電性、焦電
性、透光性、電気光学効果等を利用して多方面で実用化
されている。例えば誘電性を利用したものは、低閾値駆
動の不揮発性メモリFET素子として、圧電性を利用し
たものは超音波圧電素子やアクチュエーター素子に、焦
電性を利用したものは赤外線センサ等に使用されてい
る。また、透光性、及び電気光学効果等を利用したもの
には、光導波路、光スイッチ、空間変調素子や画素メモ
リ等があり実用面の応用範囲は極めて広くなっている。
従来これらセラミックスの作製法としては、蒸着法、ス
パッタ法(特開昭63−307606号)、MOCVD
法(特開昭62−67175号)等の製造方法により薄
膜が作成されている。また、Sol−Gel法における
薄膜の作成例があるが〔Br,Ceram Proc.
107(1985)36,K.D.BUDD他〕、得ら
れる薄膜は1000Å程度である。一方バルク体はホッ
トプレス法により形成され、その原料パウダーは最近均
一性の良いSol−Gel法で作成することがある(特
開昭63−35449号)。薄膜のメリットは同一基板
上に素子/電子セラミックス、及びオプトエレクトロニ
クスセラミックスを形成することができることである。
しかし前述の各種機能を実現するためには、これらセラ
ミックスの膜厚が1μm以上、さらにアクチュエーター
素子に応用する場合100μm程の厚膜が要求され、こ
れらの場合、蒸着法、スパッタ法、MOCVD法等の薄
膜製造方法では無理である。またホットプレス法による
バルク体では基板上に素子を形成した後に形成する場
合、その素子を破壊してしまうため同一基板上に素子/
電子セラミックス、及びオプトエレクトロニクスセラミ
ックスを形成する様な加工法ができないため、デバイス
に制約を受けてしまう。以上、述べてきたようにこれら
セラミックスには、広範な利用分野が存在しているが基
板上に作成するには問題がある。ところで本発明の対象
とする、(Pb,La)(ZrxTiy)Oは現在、
各金属の酸化物を混合しホットプレスによる焼結により
多結晶体を得ている。この時の温度900℃程で蒸気圧
の高い鉛は飛散し仕込み量に対し組成ずれを生じる。あ
らかじめ鉛の量を大目にしておけばよいが諸特性が組成
に依存して変化するため、組成制御が重要な問題となっ
ている。基板上にセラミツクス薄膜を作成する方法とし
ては、前述の各種真空プロセスがあるが生成化合物の組
成制御と、結晶性の制御を行うことは困難である。
【0003】
【目的】本発明の目的は、Sol−Gel法により、基
礎結晶上に主たる化学組成が式(Pb,La)(Zrx
Tiy)Oで表わされる配向膜を、応用デバイス等に
要求される厚さと配向性に制御して形成した複合結晶体
の製法を提供する点にある。
【0004】
【構成】
(1) 本発明の第1は、基礎結晶上に、ゾル−ゲル法
によって0.2μm以下の厚さで、その主たる化学組成
が式(Pb,La)(ZrxTiy)O(ただし、y
=1−xである。以下、同様。)で表わされる無機複合
酸化物の配向性膜を、およびこの膜上に同様の化学組成
を有するアモルファス膜をそれぞれ形成した後、アニー
ル処理を行うことを特徴とする基礎結晶上に前記無機複
合酸化物の配向性膜が少なくとも0.2μm以上の厚さ
で形成されている複合結晶体の製法に関する。 (2) 本発明の第2は、基礎結晶上に、ゾル−ゲル法
によって0.2μm以下の厚さで、その主たる化学組成
が式(Pb,La)(ZrxTiy)Oで表わされる
無機複合酸化物の配向性膜を、およびこの膜上に同様の
化学組成を有する多結晶あるいは微結晶膜をそれぞれ形
成し、次にこの多結晶又は微結晶をアモルファス化した
後、アニール処理を行うことを特徴とする基礎結晶上に
前記無機複合酸化物の配向性膜が少なくとも0.2μm
以上の厚さで形成されている複合結晶体の製法に関す
る。
【0005】Sol-Gel法とは金属アルコキシド等の金属
有機化合物を溶液系で加水分解、重縮合させて金属−酸
素−金属結合を成長させ、最終的に焼結することにより
完成させる無機酸化物の作製方法である。Sol-Gel法の
特徴は低基板温度で均一大面積な膜が得られることであ
る。さらに溶液から製膜するため基板との密着性に優れ
る。具体的には基板上に最終的に得られる複合酸化物に
含まれている金属に相当する。金属有機化合物の混合溶
液を塗布し、焼結を行う。用いられる金属有機化合物と
しては、無機酸化物を構成する金属のメトキシド、エト
キシド、プロポキシド、ブトキシド等のアルコキシドや
アセテート化合物等があげられる。硝酸塩、しゅう酸
塩、過塩素酸塩等の無機塩でも良い。これら化合物から
無機酸化物を作製するには加水分解および重縮合反応を
進める必要があるため塗布溶液中には水の添加が必要と
なる。添加量は系により異なるが多すぎると反応が速く
進むため得られる膜質、及び結晶性が不均一となり易く
制御が難しい。水の添加量が少なすぎても反応のコント
ロールが難しく(反応速度が遅すぎるため所望する結合
即ち、金属−酸素−金属結合を形成するのに数週間かか
ること)、適量がある。一般的には加水分解される結合
数に対して等量モルから5倍等量モルが好ましい。さら
に、加水分解触媒を添加すると反応速度及び反応形態の
制御ができる。触媒としては加水分解触媒として通常使
用される酸および塩基が用いられる。酸触媒は線状重合
体を作りやすく、塩基性触媒は三次元重合体を作りやす
いといわれているが、溶液全体の濃度やpHとの兼ね合
いで一概にはいえない。本発明の場合、両者の中間的構
造が望ましい。添加用溶媒としては、上記材料が沈殿し
ないもの、すなわち溶解性に優れたものが望ましい。溶
液濃度は塗布方法にもよるが、スピンコート法の場合溶
液粘度が数cP〜十数cPとなるように調整すると良い。
さらにキレート剤等を添加しても良い。コーティング後
焼結することにより結晶化が促進される。焼結温度は材
料により異なるが、通常の金属酸化物粉末の焼成にかか
る温度より低温で作製できる(通常のセラミツクス焼結
温度より200〜300℃の低温化が出来る)。このことによ
り出来る複合酸化物の組成ずれがなく、また基板の原子
配置をなぞるようにエピタクシャル成長も可能になる。
【0006】次に本発明の複合結晶体の製法を具体的に
説明する。上記のようなSol-Gel法によって、基礎結晶
上に0.2μm以下の厚さの基礎結晶と同じ面方位を有する
配向性膜を形成する。この厚さの配向膜は、基板に対し
エピタクシャルに成長している。ここで使用する金属有
機化合物の混合溶液としては、Pbの金属有機化合物
(たとえばPbメトキシド)、Zrの金属有機化合物
(たとえばZrプロポキシド)及びTiの金属有機化合
物(たとえばTiプロポキシド)をメトキシエタノール
に溶解したもの、あるいはPbの金属有機化合物(たと
えば酢酸Pb)、Laの金属有機化合物(たとえば酢酸
La)、Zrの金属有機化合物(たとえばZrプロポキ
シド)及びTiの金属有機化合物(たとえばTiプロポ
キシド)をメトキシエタノールに溶解したものがあげら
れる。このようにして製造した配向性膜上に同様の金属
有機化合物の混合溶液を使用してアモルファス状の第2
の膜を形成した後、低温で長時間アニール処理する。こ
のアニール処理により、アモルファス状の第2の膜を結
晶化させ、さらに下地の配向面と同様に結晶を配向させ
ることにより、基礎結晶面と同様に配向した膜が得られ
た。この第2の膜が多結晶あるいは微結晶として形成さ
れる場合には、この層をイオン注入法等によってアモル
ファス状にした後、アニール処理する。このアニール処
理は、前記アモルファス状の層がその結晶面と同様に配
向、さらにはエピタクシャル成長が可能なように低温で
長時間行う。この第2のアモルファス、多結晶あるいは
微結晶状の層の形成はSol-Gel法に限られるものではな
く、これらの層を形成するために通常使用されている形
成方法が採用できる。
【0007】
【実施例】参考例1 主たる化学組成がPb(ZrxTiy)O、この実施
例ではx=0.5とした(以下PZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(Pbメト
キシド)とZrの金属有機化合物(Zrプロポキシド)
及びTiの金属有機化合物(Tiプロポキシド)をメト
キシエタノール中に溶解させた後、部分加水分解でSo
l−Gel反応させ、溶液粘度を2cP〜20cPにコ
ントロールしたものを使用した。スピンコート条件は2
000rpmとし、この場合1回のコーティングで10
00Åの膜厚になる。この様に1回のコーティング後溶
剤を乾燥しながら酸素雰囲気中徐々に加熱しながら60
0℃のアニール処理を行う。この処理によりコーティン
グ膜はペロブスカイト型に結晶成長していることがX線
回折よりわかった。かつ回折ピークは(001)及びそ
の高次指数しか無かった事によりこの膜はC軸配向して
いる事が判明した。次にこの1000Å程度のPZT配
向膜上に前述の前駆体溶液をスピンコートし、その溶液
に含まれている有機物が燃焼する温度、即ち300〜4
00℃、好ましくは380℃でアニール処理をし、10
〜20回ほど繰り返すことでPZT配向膜1000Å上
にアモルファス状のPZT膜を2μmほど堆積する。こ
の様に2層の構成にした後、酸素雰囲気中550℃のア
ニール処理を行う。又処理時間は1時間以上であり本発
明では24時間とした。この様な低温かつ長時間のアニ
ール処理によりアモルファス状のPZT膜は、結晶化し
さらに下地の配向面と同様に整列することによりC軸配
向膜が得られた(このことは、前述と同様にしてX線回
折より明らかになった。)。さらに得られた膜の元素分
析をAESで行ったところ、前駆体溶液作成時の仕込み
組成と全く同じであった。 実施例1 主たる化学組成が(Pb,La)(ZrxTiy)
、この実施例ではx=0.65とし、Laの量はP
bに対して9%とした(以下PLZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(酢酸P
b)とLaの金属有機化合物(酢酸La)、Zrの金属
有機化合物(Zrプロポキシド)及びTiの金属有機化
合物(Tiプロポキシド)をメトキシエタノール中に溶
解させた後、部分加水分解でSol−Gel反応させ、
溶液粘度を2cP〜20cPにコントロールしたものを
使用した。以下のスピンコート〜アニールなどの操作は
参考例1と同じである。この時の結晶性は、第1層C軸
配向膜に対しエピタクシャルに成長した。 参考例2 主たる化学組成がPb(ZrxTiy)O、この実施
例ではx=0.5とした(以下PZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(Pbメト
キシド)とZrの金属有機化合物(Zrプロポキシド)
及びTiの金属有機化合物(Tiプロポキシド)をメト
キシエタノール中に溶解させた後、部分加水分解でSo
l−Gel反応させ、溶液粘度を2cP〜20cPにコ
ントロールしたものを使用した。スピンコート条件は2
000rpmとし、この場合1回のコーティングで10
00Åの膜厚になる。この様に1回のコーティング後溶
剤を乾燥しながら酸素雰囲気中徐々に加熱しながら60
0℃のアニール処理を行う。この処理によりコーティン
グ膜はペロブスカイト型に結晶成長していることがX線
回折よりわかった。かつ回折ピークは(001)及びそ
の高次指数しか無かった事によりこの膜はC軸配向して
いる事が判明した。次にこの1000Å程度のPZTの
C軸配向膜上に前述の前駆体溶液をスピンコートし、そ
の溶液に含まれている有機物が燃焼する温度もしくはそ
れ以上でアニールする。このアニール処理は結晶成長核
密度に作用し本発明の場合は、再現性を得るためにホッ
トプレートを使用して瞬時に熱が加わるようにした。又
ホットプレートとランプアニールを併用してもよい。こ
の工程を10〜20回ほど繰り返すことによりPZTの
C軸配向膜1000Å上に多結晶または微結晶のPZT
膜を2μmほど堆積する。このように2層の構成にした
後、イオン注入法により第2層に存在する結晶をアモル
ファス化させた。その条件はイオン種を酸素とし、注入
エネルギー20KeV〜1MeV、好ましくは500K
eV、ドーズ量1012〜1015/cm、好ましく
は5×1015/cmとする。またイオン種をフッ
素、アルゴン、窒素等にした場合も同様な結果が得られ
た。次に、酸素雰囲気中550℃のアニール処理を行
う。又処理時間は1時間以上であり本発明では24時間
とした。この様な低温かつ長時間のアニール処理により
アモルファス状になっていたPZT膜は結晶化し、さら
に下地の配向面と同様に整列することにより、C軸配向
膜が得られた(このことは、前述と同様にしてX線回折
より明らかになった。)。さらに得られた膜の元素分析
をAESで行ったところ、前駆体溶液作成時の仕込み組
成と全く同じであった。 実施例2 主たる化学組成が(Pb,La)(ZrxTiy)
、この実施例ではx=0.65とし、Laの量はP
bに対して9%とした(以下PLZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(酢酸P
b)とLaの金属有機化合物(酢酸La)、Zrの金属
有機化合物(Zrプロポキシド)及びTiの金属有機化
合物(Tiプロポキシド)をメトキシエタノール中に溶
解させた後、部分加水分解でSol−Gel反応させ、
溶液粘度を2cP〜20cPにコントロールしたものを
使用した。以下のスピンコート〜アニールなどの操作は
参考例2と同じである。この時の結晶性は、第1層C軸
配向膜に対しエピタクシャルに成長した。
【0008】
【効果】本発明により、(a)基礎結晶および(b)そ
の上に主たる化学組成が式(Pb,La)(ZrxTi
y)Oで表わされる無機酸化物の配向膜が、応用デバ
イスに要求される厚さと配向性を満足するように形成さ
れている複合結晶体が提供される。また、無機複合酸化
膜をSol−Gel法によって作成することにより、そ
の組成のコントロールを容易に行うことができ、また、
安定性および再現性の良い膜を形成することができる。
さらに本発明によっては、数ミクロン程度の厚さの無機
複合酸化物の配向膜を有する複合結晶体が得られるの
で、この複合結晶体は広範囲な分野で利用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1および実施例1におけるアモルファス
層堆積後および低温アニールによる結晶後の基板と膜構
成の関係を示す概略図である。
【図2】参考例2および実施例2における多結晶、微結
晶堆積後、イオン注入によるアモルファス後および低温
アニールによる結晶成長後の基板と膜構成の関係を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 基礎結晶(100)MgO 2 0.1μmC軸配向PZTまたはPLZT 3 多結晶・微結晶層 4 イオン注入 5 アモルファス層 6 C軸配向PZTまたはPLZT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−205266(JP,A) 特開 平5−43241(JP,A) 特開 昭63−236797(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01G 25/00 C23C 14/08 CA(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎結晶上に、ゾル−ゲル法によって
    0.2μm以下の厚さで、その主たる化学組成が式(P
    b,La)(ZrxTiy)O(ただし、y=1−x
    である。以下、同様。)で表わされる無機複合酸化物の
    配向性膜を、およびこの膜上に同様の化学組成を有する
    アモルファス膜をそれぞれ形成した後、アニール処理を
    行うことを特徴とする基礎結晶上に前記無機複合酸化物
    の配向性膜が少なくとも0.2μm以上の厚さで形成さ
    れている複合結晶体の製法。
  2. 【請求項2】 基礎結晶上に、ゾル−ゲル法によって
    0.2μm以下の厚さで、その主たる化学組成が式(P
    b,La)(ZrxTiy)Oで表わされる無機複合
    酸化物の配向性膜を、およびこの膜上に同様の化学組成
    を有する多結晶あるいは微結晶膜をそれぞれ形成し、次
    にこの多結晶又は微結晶をアモルファス化した後、アニ
    ール処理を行うことを特徴とする基礎結晶上に前記無機
    複合酸化物の配向性膜が少なくとも0.2μm以上の厚
    さで形成されている複合結晶体の製法。
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