JP3268649B2 - (Pb,La)(ZrxTiy)O3の配向膜を有する複合結晶体の製法 - Google Patents
(Pb,La)(ZrxTiy)O3の配向膜を有する複合結晶体の製法Info
- Publication number
- JP3268649B2 JP3268649B2 JP17453891A JP17453891A JP3268649B2 JP 3268649 B2 JP3268649 B2 JP 3268649B2 JP 17453891 A JP17453891 A JP 17453891A JP 17453891 A JP17453891 A JP 17453891A JP 3268649 B2 JP3268649 B2 JP 3268649B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- crystal
- organic compound
- zrxtiy
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、高純度で均質に組成を制御する
ことの出来るゾル−ゲル(Sol−Gel)法により、
基礎結晶上に配向性(Pb,La)(ZrxTiy)O
3膜を形成する方法に関する。
ことの出来るゾル−ゲル(Sol−Gel)法により、
基礎結晶上に配向性(Pb,La)(ZrxTiy)O
3膜を形成する方法に関する。
【0002】
【従来技術】無機酸化物は組成により多方面にわたる機
能性を有しており、特に電子セラミックス、及びオプト
エレクトロニクスの分野では、誘電性、圧電性、焦電
性、透光性、電気光学効果等を利用して多方面で実用化
されている。例えば誘電性を利用したものは、低閾値駆
動の不揮発性メモリFET素子として、圧電性を利用し
たものは超音波圧電素子やアクチュエーター素子に、焦
電性を利用したものは赤外線センサ等に使用されてい
る。また、透光性、及び電気光学効果等を利用したもの
には、光導波路、光スイッチ、空間変調素子や画素メモ
リ等があり実用面の応用範囲は極めて広くなっている。
従来これらセラミックスの作製法としては、蒸着法、ス
パッタ法(特開昭63−307606号)、MOCVD
法(特開昭62−67175号)等の製造方法により薄
膜が作成されている。また、Sol−Gel法における
薄膜の作成例があるが〔Br,Ceram Proc.
107(1985)36,K.D.BUDD他〕、得ら
れる薄膜は1000Å程度である。一方バルク体はホッ
トプレス法により形成され、その原料パウダーは最近均
一性の良いSol−Gel法で作成することがある(特
開昭63−35449号)。薄膜のメリットは同一基板
上に素子/電子セラミックス、及びオプトエレクトロニ
クスセラミックスを形成することができることである。
しかし前述の各種機能を実現するためには、これらセラ
ミックスの膜厚が1μm以上、さらにアクチュエーター
素子に応用する場合100μm程の厚膜が要求され、こ
れらの場合、蒸着法、スパッタ法、MOCVD法等の薄
膜製造方法では無理である。またホットプレス法による
バルク体では基板上に素子を形成した後に形成する場
合、その素子を破壊してしまうため同一基板上に素子/
電子セラミックス、及びオプトエレクトロニクスセラミ
ックスを形成する様な加工法ができないため、デバイス
に制約を受けてしまう。以上、述べてきたようにこれら
セラミックスには、広範な利用分野が存在しているが基
板上に作成するには問題がある。ところで本発明の対象
とする、(Pb,La)(ZrxTiy)O3は現在、
各金属の酸化物を混合しホットプレスによる焼結により
多結晶体を得ている。この時の温度900℃程で蒸気圧
の高い鉛は飛散し仕込み量に対し組成ずれを生じる。あ
らかじめ鉛の量を大目にしておけばよいが諸特性が組成
に依存して変化するため、組成制御が重要な問題となっ
ている。基板上にセラミツクス薄膜を作成する方法とし
ては、前述の各種真空プロセスがあるが生成化合物の組
成制御と、結晶性の制御を行うことは困難である。
能性を有しており、特に電子セラミックス、及びオプト
エレクトロニクスの分野では、誘電性、圧電性、焦電
性、透光性、電気光学効果等を利用して多方面で実用化
されている。例えば誘電性を利用したものは、低閾値駆
動の不揮発性メモリFET素子として、圧電性を利用し
たものは超音波圧電素子やアクチュエーター素子に、焦
電性を利用したものは赤外線センサ等に使用されてい
る。また、透光性、及び電気光学効果等を利用したもの
には、光導波路、光スイッチ、空間変調素子や画素メモ
リ等があり実用面の応用範囲は極めて広くなっている。
従来これらセラミックスの作製法としては、蒸着法、ス
パッタ法(特開昭63−307606号)、MOCVD
法(特開昭62−67175号)等の製造方法により薄
膜が作成されている。また、Sol−Gel法における
薄膜の作成例があるが〔Br,Ceram Proc.
107(1985)36,K.D.BUDD他〕、得ら
れる薄膜は1000Å程度である。一方バルク体はホッ
トプレス法により形成され、その原料パウダーは最近均
一性の良いSol−Gel法で作成することがある(特
開昭63−35449号)。薄膜のメリットは同一基板
上に素子/電子セラミックス、及びオプトエレクトロニ
クスセラミックスを形成することができることである。
しかし前述の各種機能を実現するためには、これらセラ
ミックスの膜厚が1μm以上、さらにアクチュエーター
素子に応用する場合100μm程の厚膜が要求され、こ
れらの場合、蒸着法、スパッタ法、MOCVD法等の薄
膜製造方法では無理である。またホットプレス法による
バルク体では基板上に素子を形成した後に形成する場
合、その素子を破壊してしまうため同一基板上に素子/
電子セラミックス、及びオプトエレクトロニクスセラミ
ックスを形成する様な加工法ができないため、デバイス
に制約を受けてしまう。以上、述べてきたようにこれら
セラミックスには、広範な利用分野が存在しているが基
板上に作成するには問題がある。ところで本発明の対象
とする、(Pb,La)(ZrxTiy)O3は現在、
各金属の酸化物を混合しホットプレスによる焼結により
多結晶体を得ている。この時の温度900℃程で蒸気圧
の高い鉛は飛散し仕込み量に対し組成ずれを生じる。あ
らかじめ鉛の量を大目にしておけばよいが諸特性が組成
に依存して変化するため、組成制御が重要な問題となっ
ている。基板上にセラミツクス薄膜を作成する方法とし
ては、前述の各種真空プロセスがあるが生成化合物の組
成制御と、結晶性の制御を行うことは困難である。
【0003】
【目的】本発明の目的は、Sol−Gel法により、基
礎結晶上に主たる化学組成が式(Pb,La)(Zrx
Tiy)O3で表わされる配向膜を、応用デバイス等に
要求される厚さと配向性に制御して形成した複合結晶体
の製法を提供する点にある。
礎結晶上に主たる化学組成が式(Pb,La)(Zrx
Tiy)O3で表わされる配向膜を、応用デバイス等に
要求される厚さと配向性に制御して形成した複合結晶体
の製法を提供する点にある。
【0004】
(1) 本発明の第1は、基礎結晶上に、ゾル−ゲル法
によって0.2μm以下の厚さで、その主たる化学組成
が式(Pb,La)(ZrxTiy)O3(ただし、y
=1−xである。以下、同様。)で表わされる無機複合
酸化物の配向性膜を、およびこの膜上に同様の化学組成
を有するアモルファス膜をそれぞれ形成した後、アニー
ル処理を行うことを特徴とする基礎結晶上に前記無機複
合酸化物の配向性膜が少なくとも0.2μm以上の厚さ
で形成されている複合結晶体の製法に関する。 (2) 本発明の第2は、基礎結晶上に、ゾル−ゲル法
によって0.2μm以下の厚さで、その主たる化学組成
が式(Pb,La)(ZrxTiy)O3で表わされる
無機複合酸化物の配向性膜を、およびこの膜上に同様の
化学組成を有する多結晶あるいは微結晶膜をそれぞれ形
成し、次にこの多結晶又は微結晶をアモルファス化した
後、アニール処理を行うことを特徴とする基礎結晶上に
前記無機複合酸化物の配向性膜が少なくとも0.2μm
以上の厚さで形成されている複合結晶体の製法に関す
る。
によって0.2μm以下の厚さで、その主たる化学組成
が式(Pb,La)(ZrxTiy)O3(ただし、y
=1−xである。以下、同様。)で表わされる無機複合
酸化物の配向性膜を、およびこの膜上に同様の化学組成
を有するアモルファス膜をそれぞれ形成した後、アニー
ル処理を行うことを特徴とする基礎結晶上に前記無機複
合酸化物の配向性膜が少なくとも0.2μm以上の厚さ
で形成されている複合結晶体の製法に関する。 (2) 本発明の第2は、基礎結晶上に、ゾル−ゲル法
によって0.2μm以下の厚さで、その主たる化学組成
が式(Pb,La)(ZrxTiy)O3で表わされる
無機複合酸化物の配向性膜を、およびこの膜上に同様の
化学組成を有する多結晶あるいは微結晶膜をそれぞれ形
成し、次にこの多結晶又は微結晶をアモルファス化した
後、アニール処理を行うことを特徴とする基礎結晶上に
前記無機複合酸化物の配向性膜が少なくとも0.2μm
以上の厚さで形成されている複合結晶体の製法に関す
る。
【0005】Sol-Gel法とは金属アルコキシド等の金属
有機化合物を溶液系で加水分解、重縮合させて金属−酸
素−金属結合を成長させ、最終的に焼結することにより
完成させる無機酸化物の作製方法である。Sol-Gel法の
特徴は低基板温度で均一大面積な膜が得られることであ
る。さらに溶液から製膜するため基板との密着性に優れ
る。具体的には基板上に最終的に得られる複合酸化物に
含まれている金属に相当する。金属有機化合物の混合溶
液を塗布し、焼結を行う。用いられる金属有機化合物と
しては、無機酸化物を構成する金属のメトキシド、エト
キシド、プロポキシド、ブトキシド等のアルコキシドや
アセテート化合物等があげられる。硝酸塩、しゅう酸
塩、過塩素酸塩等の無機塩でも良い。これら化合物から
無機酸化物を作製するには加水分解および重縮合反応を
進める必要があるため塗布溶液中には水の添加が必要と
なる。添加量は系により異なるが多すぎると反応が速く
進むため得られる膜質、及び結晶性が不均一となり易く
制御が難しい。水の添加量が少なすぎても反応のコント
ロールが難しく(反応速度が遅すぎるため所望する結合
即ち、金属−酸素−金属結合を形成するのに数週間かか
ること)、適量がある。一般的には加水分解される結合
数に対して等量モルから5倍等量モルが好ましい。さら
に、加水分解触媒を添加すると反応速度及び反応形態の
制御ができる。触媒としては加水分解触媒として通常使
用される酸および塩基が用いられる。酸触媒は線状重合
体を作りやすく、塩基性触媒は三次元重合体を作りやす
いといわれているが、溶液全体の濃度やpHとの兼ね合
いで一概にはいえない。本発明の場合、両者の中間的構
造が望ましい。添加用溶媒としては、上記材料が沈殿し
ないもの、すなわち溶解性に優れたものが望ましい。溶
液濃度は塗布方法にもよるが、スピンコート法の場合溶
液粘度が数cP〜十数cPとなるように調整すると良い。
さらにキレート剤等を添加しても良い。コーティング後
焼結することにより結晶化が促進される。焼結温度は材
料により異なるが、通常の金属酸化物粉末の焼成にかか
る温度より低温で作製できる(通常のセラミツクス焼結
温度より200〜300℃の低温化が出来る)。このことによ
り出来る複合酸化物の組成ずれがなく、また基板の原子
配置をなぞるようにエピタクシャル成長も可能になる。
有機化合物を溶液系で加水分解、重縮合させて金属−酸
素−金属結合を成長させ、最終的に焼結することにより
完成させる無機酸化物の作製方法である。Sol-Gel法の
特徴は低基板温度で均一大面積な膜が得られることであ
る。さらに溶液から製膜するため基板との密着性に優れ
る。具体的には基板上に最終的に得られる複合酸化物に
含まれている金属に相当する。金属有機化合物の混合溶
液を塗布し、焼結を行う。用いられる金属有機化合物と
しては、無機酸化物を構成する金属のメトキシド、エト
キシド、プロポキシド、ブトキシド等のアルコキシドや
アセテート化合物等があげられる。硝酸塩、しゅう酸
塩、過塩素酸塩等の無機塩でも良い。これら化合物から
無機酸化物を作製するには加水分解および重縮合反応を
進める必要があるため塗布溶液中には水の添加が必要と
なる。添加量は系により異なるが多すぎると反応が速く
進むため得られる膜質、及び結晶性が不均一となり易く
制御が難しい。水の添加量が少なすぎても反応のコント
ロールが難しく(反応速度が遅すぎるため所望する結合
即ち、金属−酸素−金属結合を形成するのに数週間かか
ること)、適量がある。一般的には加水分解される結合
数に対して等量モルから5倍等量モルが好ましい。さら
に、加水分解触媒を添加すると反応速度及び反応形態の
制御ができる。触媒としては加水分解触媒として通常使
用される酸および塩基が用いられる。酸触媒は線状重合
体を作りやすく、塩基性触媒は三次元重合体を作りやす
いといわれているが、溶液全体の濃度やpHとの兼ね合
いで一概にはいえない。本発明の場合、両者の中間的構
造が望ましい。添加用溶媒としては、上記材料が沈殿し
ないもの、すなわち溶解性に優れたものが望ましい。溶
液濃度は塗布方法にもよるが、スピンコート法の場合溶
液粘度が数cP〜十数cPとなるように調整すると良い。
さらにキレート剤等を添加しても良い。コーティング後
焼結することにより結晶化が促進される。焼結温度は材
料により異なるが、通常の金属酸化物粉末の焼成にかか
る温度より低温で作製できる(通常のセラミツクス焼結
温度より200〜300℃の低温化が出来る)。このことによ
り出来る複合酸化物の組成ずれがなく、また基板の原子
配置をなぞるようにエピタクシャル成長も可能になる。
【0006】次に本発明の複合結晶体の製法を具体的に
説明する。上記のようなSol-Gel法によって、基礎結晶
上に0.2μm以下の厚さの基礎結晶と同じ面方位を有する
配向性膜を形成する。この厚さの配向膜は、基板に対し
エピタクシャルに成長している。ここで使用する金属有
機化合物の混合溶液としては、Pbの金属有機化合物
(たとえばPbメトキシド)、Zrの金属有機化合物
(たとえばZrプロポキシド)及びTiの金属有機化合
物(たとえばTiプロポキシド)をメトキシエタノール
に溶解したもの、あるいはPbの金属有機化合物(たと
えば酢酸Pb)、Laの金属有機化合物(たとえば酢酸
La)、Zrの金属有機化合物(たとえばZrプロポキ
シド)及びTiの金属有機化合物(たとえばTiプロポ
キシド)をメトキシエタノールに溶解したものがあげら
れる。このようにして製造した配向性膜上に同様の金属
有機化合物の混合溶液を使用してアモルファス状の第2
の膜を形成した後、低温で長時間アニール処理する。こ
のアニール処理により、アモルファス状の第2の膜を結
晶化させ、さらに下地の配向面と同様に結晶を配向させ
ることにより、基礎結晶面と同様に配向した膜が得られ
た。この第2の膜が多結晶あるいは微結晶として形成さ
れる場合には、この層をイオン注入法等によってアモル
ファス状にした後、アニール処理する。このアニール処
理は、前記アモルファス状の層がその結晶面と同様に配
向、さらにはエピタクシャル成長が可能なように低温で
長時間行う。この第2のアモルファス、多結晶あるいは
微結晶状の層の形成はSol-Gel法に限られるものではな
く、これらの層を形成するために通常使用されている形
成方法が採用できる。
説明する。上記のようなSol-Gel法によって、基礎結晶
上に0.2μm以下の厚さの基礎結晶と同じ面方位を有する
配向性膜を形成する。この厚さの配向膜は、基板に対し
エピタクシャルに成長している。ここで使用する金属有
機化合物の混合溶液としては、Pbの金属有機化合物
(たとえばPbメトキシド)、Zrの金属有機化合物
(たとえばZrプロポキシド)及びTiの金属有機化合
物(たとえばTiプロポキシド)をメトキシエタノール
に溶解したもの、あるいはPbの金属有機化合物(たと
えば酢酸Pb)、Laの金属有機化合物(たとえば酢酸
La)、Zrの金属有機化合物(たとえばZrプロポキ
シド)及びTiの金属有機化合物(たとえばTiプロポ
キシド)をメトキシエタノールに溶解したものがあげら
れる。このようにして製造した配向性膜上に同様の金属
有機化合物の混合溶液を使用してアモルファス状の第2
の膜を形成した後、低温で長時間アニール処理する。こ
のアニール処理により、アモルファス状の第2の膜を結
晶化させ、さらに下地の配向面と同様に結晶を配向させ
ることにより、基礎結晶面と同様に配向した膜が得られ
た。この第2の膜が多結晶あるいは微結晶として形成さ
れる場合には、この層をイオン注入法等によってアモル
ファス状にした後、アニール処理する。このアニール処
理は、前記アモルファス状の層がその結晶面と同様に配
向、さらにはエピタクシャル成長が可能なように低温で
長時間行う。この第2のアモルファス、多結晶あるいは
微結晶状の層の形成はSol-Gel法に限られるものではな
く、これらの層を形成するために通常使用されている形
成方法が採用できる。
【0007】
【実施例】参考例1 主たる化学組成がPb(ZrxTiy)O3、この実施
例ではx=0.5とした(以下PZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(Pbメト
キシド)とZrの金属有機化合物(Zrプロポキシド)
及びTiの金属有機化合物(Tiプロポキシド)をメト
キシエタノール中に溶解させた後、部分加水分解でSo
l−Gel反応させ、溶液粘度を2cP〜20cPにコ
ントロールしたものを使用した。スピンコート条件は2
000rpmとし、この場合1回のコーティングで10
00Åの膜厚になる。この様に1回のコーティング後溶
剤を乾燥しながら酸素雰囲気中徐々に加熱しながら60
0℃のアニール処理を行う。この処理によりコーティン
グ膜はペロブスカイト型に結晶成長していることがX線
回折よりわかった。かつ回折ピークは(001)及びそ
の高次指数しか無かった事によりこの膜はC軸配向して
いる事が判明した。次にこの1000Å程度のPZT配
向膜上に前述の前駆体溶液をスピンコートし、その溶液
に含まれている有機物が燃焼する温度、即ち300〜4
00℃、好ましくは380℃でアニール処理をし、10
〜20回ほど繰り返すことでPZT配向膜1000Å上
にアモルファス状のPZT膜を2μmほど堆積する。こ
の様に2層の構成にした後、酸素雰囲気中550℃のア
ニール処理を行う。又処理時間は1時間以上であり本発
明では24時間とした。この様な低温かつ長時間のアニ
ール処理によりアモルファス状のPZT膜は、結晶化し
さらに下地の配向面と同様に整列することによりC軸配
向膜が得られた(このことは、前述と同様にしてX線回
折より明らかになった。)。さらに得られた膜の元素分
析をAESで行ったところ、前駆体溶液作成時の仕込み
組成と全く同じであった。 実施例1 主たる化学組成が(Pb,La)(ZrxTiy)
O3、この実施例ではx=0.65とし、Laの量はP
bに対して9%とした(以下PLZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(酢酸P
b)とLaの金属有機化合物(酢酸La)、Zrの金属
有機化合物(Zrプロポキシド)及びTiの金属有機化
合物(Tiプロポキシド)をメトキシエタノール中に溶
解させた後、部分加水分解でSol−Gel反応させ、
溶液粘度を2cP〜20cPにコントロールしたものを
使用した。以下のスピンコート〜アニールなどの操作は
参考例1と同じである。この時の結晶性は、第1層C軸
配向膜に対しエピタクシャルに成長した。 参考例2 主たる化学組成がPb(ZrxTiy)O3、この実施
例ではx=0.5とした(以下PZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(Pbメト
キシド)とZrの金属有機化合物(Zrプロポキシド)
及びTiの金属有機化合物(Tiプロポキシド)をメト
キシエタノール中に溶解させた後、部分加水分解でSo
l−Gel反応させ、溶液粘度を2cP〜20cPにコ
ントロールしたものを使用した。スピンコート条件は2
000rpmとし、この場合1回のコーティングで10
00Åの膜厚になる。この様に1回のコーティング後溶
剤を乾燥しながら酸素雰囲気中徐々に加熱しながら60
0℃のアニール処理を行う。この処理によりコーティン
グ膜はペロブスカイト型に結晶成長していることがX線
回折よりわかった。かつ回折ピークは(001)及びそ
の高次指数しか無かった事によりこの膜はC軸配向して
いる事が判明した。次にこの1000Å程度のPZTの
C軸配向膜上に前述の前駆体溶液をスピンコートし、そ
の溶液に含まれている有機物が燃焼する温度もしくはそ
れ以上でアニールする。このアニール処理は結晶成長核
密度に作用し本発明の場合は、再現性を得るためにホッ
トプレートを使用して瞬時に熱が加わるようにした。又
ホットプレートとランプアニールを併用してもよい。こ
の工程を10〜20回ほど繰り返すことによりPZTの
C軸配向膜1000Å上に多結晶または微結晶のPZT
膜を2μmほど堆積する。このように2層の構成にした
後、イオン注入法により第2層に存在する結晶をアモル
ファス化させた。その条件はイオン種を酸素とし、注入
エネルギー20KeV〜1MeV、好ましくは500K
eV、ドーズ量1012〜1015/cm2、好ましく
は5×1015/cm2とする。またイオン種をフッ
素、アルゴン、窒素等にした場合も同様な結果が得られ
た。次に、酸素雰囲気中550℃のアニール処理を行
う。又処理時間は1時間以上であり本発明では24時間
とした。この様な低温かつ長時間のアニール処理により
アモルファス状になっていたPZT膜は結晶化し、さら
に下地の配向面と同様に整列することにより、C軸配向
膜が得られた(このことは、前述と同様にしてX線回折
より明らかになった。)。さらに得られた膜の元素分析
をAESで行ったところ、前駆体溶液作成時の仕込み組
成と全く同じであった。 実施例2 主たる化学組成が(Pb,La)(ZrxTiy)
O3、この実施例ではx=0.65とし、Laの量はP
bに対して9%とした(以下PLZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(酢酸P
b)とLaの金属有機化合物(酢酸La)、Zrの金属
有機化合物(Zrプロポキシド)及びTiの金属有機化
合物(Tiプロポキシド)をメトキシエタノール中に溶
解させた後、部分加水分解でSol−Gel反応させ、
溶液粘度を2cP〜20cPにコントロールしたものを
使用した。以下のスピンコート〜アニールなどの操作は
参考例2と同じである。この時の結晶性は、第1層C軸
配向膜に対しエピタクシャルに成長した。
例ではx=0.5とした(以下PZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(Pbメト
キシド)とZrの金属有機化合物(Zrプロポキシド)
及びTiの金属有機化合物(Tiプロポキシド)をメト
キシエタノール中に溶解させた後、部分加水分解でSo
l−Gel反応させ、溶液粘度を2cP〜20cPにコ
ントロールしたものを使用した。スピンコート条件は2
000rpmとし、この場合1回のコーティングで10
00Åの膜厚になる。この様に1回のコーティング後溶
剤を乾燥しながら酸素雰囲気中徐々に加熱しながら60
0℃のアニール処理を行う。この処理によりコーティン
グ膜はペロブスカイト型に結晶成長していることがX線
回折よりわかった。かつ回折ピークは(001)及びそ
の高次指数しか無かった事によりこの膜はC軸配向して
いる事が判明した。次にこの1000Å程度のPZT配
向膜上に前述の前駆体溶液をスピンコートし、その溶液
に含まれている有機物が燃焼する温度、即ち300〜4
00℃、好ましくは380℃でアニール処理をし、10
〜20回ほど繰り返すことでPZT配向膜1000Å上
にアモルファス状のPZT膜を2μmほど堆積する。こ
の様に2層の構成にした後、酸素雰囲気中550℃のア
ニール処理を行う。又処理時間は1時間以上であり本発
明では24時間とした。この様な低温かつ長時間のアニ
ール処理によりアモルファス状のPZT膜は、結晶化し
さらに下地の配向面と同様に整列することによりC軸配
向膜が得られた(このことは、前述と同様にしてX線回
折より明らかになった。)。さらに得られた膜の元素分
析をAESで行ったところ、前駆体溶液作成時の仕込み
組成と全く同じであった。 実施例1 主たる化学組成が(Pb,La)(ZrxTiy)
O3、この実施例ではx=0.65とし、Laの量はP
bに対して9%とした(以下PLZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(酢酸P
b)とLaの金属有機化合物(酢酸La)、Zrの金属
有機化合物(Zrプロポキシド)及びTiの金属有機化
合物(Tiプロポキシド)をメトキシエタノール中に溶
解させた後、部分加水分解でSol−Gel反応させ、
溶液粘度を2cP〜20cPにコントロールしたものを
使用した。以下のスピンコート〜アニールなどの操作は
参考例1と同じである。この時の結晶性は、第1層C軸
配向膜に対しエピタクシャルに成長した。 参考例2 主たる化学組成がPb(ZrxTiy)O3、この実施
例ではx=0.5とした(以下PZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(Pbメト
キシド)とZrの金属有機化合物(Zrプロポキシド)
及びTiの金属有機化合物(Tiプロポキシド)をメト
キシエタノール中に溶解させた後、部分加水分解でSo
l−Gel反応させ、溶液粘度を2cP〜20cPにコ
ントロールしたものを使用した。スピンコート条件は2
000rpmとし、この場合1回のコーティングで10
00Åの膜厚になる。この様に1回のコーティング後溶
剤を乾燥しながら酸素雰囲気中徐々に加熱しながら60
0℃のアニール処理を行う。この処理によりコーティン
グ膜はペロブスカイト型に結晶成長していることがX線
回折よりわかった。かつ回折ピークは(001)及びそ
の高次指数しか無かった事によりこの膜はC軸配向して
いる事が判明した。次にこの1000Å程度のPZTの
C軸配向膜上に前述の前駆体溶液をスピンコートし、そ
の溶液に含まれている有機物が燃焼する温度もしくはそ
れ以上でアニールする。このアニール処理は結晶成長核
密度に作用し本発明の場合は、再現性を得るためにホッ
トプレートを使用して瞬時に熱が加わるようにした。又
ホットプレートとランプアニールを併用してもよい。こ
の工程を10〜20回ほど繰り返すことによりPZTの
C軸配向膜1000Å上に多結晶または微結晶のPZT
膜を2μmほど堆積する。このように2層の構成にした
後、イオン注入法により第2層に存在する結晶をアモル
ファス化させた。その条件はイオン種を酸素とし、注入
エネルギー20KeV〜1MeV、好ましくは500K
eV、ドーズ量1012〜1015/cm2、好ましく
は5×1015/cm2とする。またイオン種をフッ
素、アルゴン、窒素等にした場合も同様な結果が得られ
た。次に、酸素雰囲気中550℃のアニール処理を行
う。又処理時間は1時間以上であり本発明では24時間
とした。この様な低温かつ長時間のアニール処理により
アモルファス状になっていたPZT膜は結晶化し、さら
に下地の配向面と同様に整列することにより、C軸配向
膜が得られた(このことは、前述と同様にしてX線回折
より明らかになった。)。さらに得られた膜の元素分析
をAESで行ったところ、前駆体溶液作成時の仕込み組
成と全く同じであった。 実施例2 主たる化学組成が(Pb,La)(ZrxTiy)
O3、この実施例ではx=0.65とし、Laの量はP
bに対して9%とした(以下PLZTと略す)。MgO
単結晶基板、面指数(100)を基礎結晶とし、その上
にSol−Gel法による前駆体溶液をスピンコートす
る。この前駆体溶液はPbの金属有機化合物(酢酸P
b)とLaの金属有機化合物(酢酸La)、Zrの金属
有機化合物(Zrプロポキシド)及びTiの金属有機化
合物(Tiプロポキシド)をメトキシエタノール中に溶
解させた後、部分加水分解でSol−Gel反応させ、
溶液粘度を2cP〜20cPにコントロールしたものを
使用した。以下のスピンコート〜アニールなどの操作は
参考例2と同じである。この時の結晶性は、第1層C軸
配向膜に対しエピタクシャルに成長した。
【0008】
【効果】本発明により、(a)基礎結晶および(b)そ
の上に主たる化学組成が式(Pb,La)(ZrxTi
y)O3で表わされる無機酸化物の配向膜が、応用デバ
イスに要求される厚さと配向性を満足するように形成さ
れている複合結晶体が提供される。また、無機複合酸化
膜をSol−Gel法によって作成することにより、そ
の組成のコントロールを容易に行うことができ、また、
安定性および再現性の良い膜を形成することができる。
さらに本発明によっては、数ミクロン程度の厚さの無機
複合酸化物の配向膜を有する複合結晶体が得られるの
で、この複合結晶体は広範囲な分野で利用し得る。
の上に主たる化学組成が式(Pb,La)(ZrxTi
y)O3で表わされる無機酸化物の配向膜が、応用デバ
イスに要求される厚さと配向性を満足するように形成さ
れている複合結晶体が提供される。また、無機複合酸化
膜をSol−Gel法によって作成することにより、そ
の組成のコントロールを容易に行うことができ、また、
安定性および再現性の良い膜を形成することができる。
さらに本発明によっては、数ミクロン程度の厚さの無機
複合酸化物の配向膜を有する複合結晶体が得られるの
で、この複合結晶体は広範囲な分野で利用し得る。
【図1】参考例1および実施例1におけるアモルファス
層堆積後および低温アニールによる結晶後の基板と膜構
成の関係を示す概略図である。
層堆積後および低温アニールによる結晶後の基板と膜構
成の関係を示す概略図である。
【図2】参考例2および実施例2における多結晶、微結
晶堆積後、イオン注入によるアモルファス後および低温
アニールによる結晶成長後の基板と膜構成の関係を示す
概略図である。
晶堆積後、イオン注入によるアモルファス後および低温
アニールによる結晶成長後の基板と膜構成の関係を示す
概略図である。
1 基礎結晶(100)MgO 2 0.1μmC軸配向PZTまたはPLZT 3 多結晶・微結晶層 4 イオン注入 5 アモルファス層 6 C軸配向PZTまたはPLZT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−205266(JP,A) 特開 平5−43241(JP,A) 特開 昭63−236797(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01G 25/00 C23C 14/08 CA(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】 基礎結晶上に、ゾル−ゲル法によって
0.2μm以下の厚さで、その主たる化学組成が式(P
b,La)(ZrxTiy)O3(ただし、y=1−x
である。以下、同様。)で表わされる無機複合酸化物の
配向性膜を、およびこの膜上に同様の化学組成を有する
アモルファス膜をそれぞれ形成した後、アニール処理を
行うことを特徴とする基礎結晶上に前記無機複合酸化物
の配向性膜が少なくとも0.2μm以上の厚さで形成さ
れている複合結晶体の製法。 - 【請求項2】 基礎結晶上に、ゾル−ゲル法によって
0.2μm以下の厚さで、その主たる化学組成が式(P
b,La)(ZrxTiy)O3で表わされる無機複合
酸化物の配向性膜を、およびこの膜上に同様の化学組成
を有する多結晶あるいは微結晶膜をそれぞれ形成し、次
にこの多結晶又は微結晶をアモルファス化した後、アニ
ール処理を行うことを特徴とする基礎結晶上に前記無機
複合酸化物の配向性膜が少なくとも0.2μm以上の厚
さで形成されている複合結晶体の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17453891A JP3268649B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | (Pb,La)(ZrxTiy)O3の配向膜を有する複合結晶体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17453891A JP3268649B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | (Pb,La)(ZrxTiy)O3の配向膜を有する複合結晶体の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06298534A JPH06298534A (ja) | 1994-10-25 |
JP3268649B2 true JP3268649B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=15980292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17453891A Expired - Fee Related JP3268649B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | (Pb,La)(ZrxTiy)O3の配向膜を有する複合結晶体の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268649B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6102358B2 (ja) * | 2013-03-08 | 2017-03-29 | 三菱マテリアル株式会社 | 誘電体薄膜形成用組成物 |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP17453891A patent/JP3268649B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06298534A (ja) | 1994-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Xu et al. | Ferroelectric thin films prepared by sol-gel processing | |
EP0513478B1 (en) | Method for controlling crystal orientation of ferroelectric thin film | |
US5188902A (en) | Production of PT/PZT/PLZI thin films, powders, and laser `direct write` patterns | |
JP3033067B2 (ja) | 多層強誘電体導膜の製造方法 | |
JP3021930B2 (ja) | 強誘電体薄膜の結晶配向性制御方法 | |
JP2964780B2 (ja) | 配向性多層強誘電体薄膜およびその作製方法 | |
WO2004085718A1 (ja) | 強誘電体膜 | |
JP3268649B2 (ja) | (Pb,La)(ZrxTiy)O3の配向膜を有する複合結晶体の製法 | |
JP4399059B2 (ja) | 薄膜構造体 | |
JP3235279B2 (ja) | エピタキシャル強誘電体薄膜素子の作製方法 | |
JPH05257103A (ja) | 強誘電体薄膜及びその作製方法 | |
JPH05897A (ja) | LiNbO3の配向膜を有する複合結晶体およびその製法 | |
JPH04311571A (ja) | 基板上に金属酸化物膜を形成する方法 | |
JPH0585704A (ja) | 強誘電体薄膜の製造方法 | |
JPH0891841A (ja) | 強誘電体膜の製造方法 | |
JP3026310B2 (ja) | 強誘電体薄膜形成前駆体溶液の製造方法および強誘電体薄膜の製造方法 | |
JP3436554B2 (ja) | 複合酸化物薄膜及びその製造法 | |
JPH0578103A (ja) | 厚膜無機酸化物 | |
JPH05254994A (ja) | 強誘電性薄膜 | |
JP4704077B2 (ja) | 前駆体溶液、酸化物薄膜の製造方法及び強誘電体光学素子 | |
JPH04264317A (ja) | 強誘電体 | |
JPH07187894A (ja) | 強誘電性薄膜 | |
JPH07133198A (ja) | 配向性導電性薄膜の作製方法 | |
JPH04264304A (ja) | 強誘電体とその製法 | |
JPH0597407A (ja) | 積層パターン化無機酸化物膜およびその作成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |