JP3261980B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP3261980B2
JP3261980B2 JP15160096A JP15160096A JP3261980B2 JP 3261980 B2 JP3261980 B2 JP 3261980B2 JP 15160096 A JP15160096 A JP 15160096A JP 15160096 A JP15160096 A JP 15160096A JP 3261980 B2 JP3261980 B2 JP 3261980B2
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seat
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秀樹 中根
秀幸 岩永
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シート、特
にその後方が荷室とされた車両用シートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、バン型車等の後部車室に設置する
シートとして、シートバックをシートクッション上に折
り畳んだ状態で前方に向けてフロア上へ回動させ、シー
ト後方の荷室フロアとシートクッションの底面とを面一
状とするものがある。図3はその一例を示すもので、前
部車室F0よりも低く形成した後部車室フロアF上に、
枠組F11を設け、該枠組F11上に後方へ延びる荷台
フロアF1が設置されている。荷台フロアF1の前端に
は、平板状の底板3Aを有するシート4が設置してあ
る。シート4のシートバック42はシートクッション4
0の上に折り畳み可能で、底板3Aの前縁部と枠組F1
1の前縁部とはヒンジ5を介して結合されている。そし
て、荷台フロアF1の前方に上記シート4を収納する凹
部F2が形成してあり、シートバック42を折り畳んだ
状態でシート4を前方に回動させ、上記凹部F2に収納
するとともに、上記底板3Aで荷台フロアF1の前方に
該フロアF1と面一でこれを拡大する荷台フロア拡大面
を形成する構造としてある(実開昭61−24327
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来構造では、荷台フロアF1の高さは折り畳んだ状態の
シート4の厚さと同等もしくはそれ以上必要となり、荷
台フロアF1が高くなってしまう。このため、荷物の積
み下ろしの作業性が悪くなり、また積み込む荷物の高さ
が制約を受ける。さらに凹部F2は前後方向にシート4
を収納する長さが必要で、シート4を着座状態としたと
きにシート4後方の荷室の長さが制約される。また、上
記シート4を着座状態とした場合、着座位置が高く、着
座者の身長によっては頭が天井にあたってしまう。そこ
で、荷台フロアF1を低くするためにシート4のクッシ
ョン材の厚みを薄くすると、シート4のクッション性が
悪くなるとともに、シートクッション40が平面状とな
り、着座者が車両の制動時に前滑りするなど、乗り心地
が悪くなる。
【0004】そこで本発明は、荷台フロアを低く、かつ
広くし、着座者の乗り心地も確保される収納可能な車両
用シートを提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車室フロア
に、上面の前部を前方に向かって高くなる傾斜面とし、
後部をその後方の荷室フロアに連続する水平面とした台
座を前後方向に移動可能に設け、台座の上面に沿う形状
の底板を有するシートクッションと、該シートクッショ
ン上に折り畳み可能なシートバックとよりなるシート
を、そのシートクッション前端を中心に前方向に回動可
能に上記台座上に設け、シートバックを折り畳んだ状態
でシートを前方へ回動させて車室フロア上に収納し、こ
のとき上記底板と台座とが連続面となる構造とする(請
求項1)。
【0006】上記台座の移動手段としては、車室フロア
に設けたスライドレール上に台座を移動可能に設置す
る。シートの回動手段としては、上記シートクッション
の前端を上記台座の前端にヒンジ結合する(請求項
2)。
【0007】本発明によれば、シートのクッション性を
悪くすることなく荷台フロアを低くすることができ、荷
物の収納容積が拡大される。また、着座状態において、
シートを前進させることで荷室面積が拡大される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すように、車室フロアF
には前後方向に一対のスライドレール1が設置してあ
り、これに台座2が移動可能に載置してある。台座2は
脚部23の上にフレーム22を設け、これに天板21が
支持固定してある。フレーム22と天板21は、後端部
を残して、前方へ高くなる緩やかな傾斜面としてあり、
後端部は水平面としてある。そして、車室フロアFの後
方には、上記天板21の後端部と面一となる高さとした
水平面をなす荷台フロアF1が設置してある。上記天板
21上にはシート4が載置してある。またシート4の前
方の車室フロアFには図略のフロントシートが載設して
あり、フロントシートと台座2の脚部23との間の間隔
は、台座2を最後方位置に移動した状態で、これ等の間
にシートクッション40が収納される間隔としてある。
【0009】シート4のシートバック42は2軸ヒンジ
44によりシートクッション40と連結されており、前
方へ回動させることでシートクッション40に重ねるよ
うに折り畳み可能としてある。シートクッション40の
底面には上記天板21に沿う形状の底板3が設けてあ
る。シートクッション40は前後方向にほぼ均一な厚さ
としてあり、底面は底板3に合わせた形状としてある。
そして、シートクッション40は底板3を天板21と重
ねて載置してある。シートクッション40の前端と台座
2の前端とはヒンジ5で連結せしめてあり、シート4は
シートバック42を折り畳んだ状態でヒンジ5を中心に
前方へ回動させ、シートバック42を車室フロアFに至
らしめることで上記フロントシートと台座2との間に収
納することができる。この収納状態において、底板3は
天板21の前部を前方へ延長する面となる。
【0010】次に、上記台座2およびシート4の構造の
詳細を図1および図2に基づいて説明する。シート4
は、一人掛け用のシート4Aと二人掛け用のシート4B
とに分割した構造で、それぞれシートクッションフレー
ム41とシートバックフレーム43とを2軸式ヒンジ4
4を介して連結し、これによりシートバック42をシー
トクッション40の上面に沿うように折り畳み可能とし
てある。両シート4A,4Bは共通の支持構造により支
持せしめてある。
【0011】台座2のフレーム22はパイプ材からな
り、その上に天板21が載置固定してある。フレーム2
2の左右両端に一対の脚部23が設けてあり、脚部23
がそれぞれ車室フロアFに設けた一対のスライドレール
1にスライド移動可能に支持されている。また、脚部2
3には図略のロック機構が設けてあり、これにより所定
の位置にロックする。
【0012】各シート4A,4Bのシートクッションフ
レーム41の裏面にはそれぞれ底板3が設けてある。底
板3は、前端縁が天板21の前端縁に合わせてある。
【0013】シート4A,4Bは、各底板3を天板21
に重ね合わせて載置し、各シート4A,4Bのシートク
ッションフレーム41の前端左右両側に前方に向けて突
設したヒンジブラケット51と、台座2のフレーム22
の前端縁に設けられ上記各ヒンジブラケット51と対応
する複数のヒンジブラケット52とを支軸によりヒンジ
結合する。
【0014】各シート4A,4Bの裏面にはそれぞれ、
シートクッションフレーム41の後端に取付けられ底板
3を貫通して裏面に突出するストライカ6が設けてあ
る。一方、台座2の後端には、上記各ストライカ6に対
応する位置でフレーム22の後端縁に上記ストライカ6
と係合可能なラッチ機構7が設けてある。
【0015】シート4は、通常は、シートバック42を
起立姿勢とし、ストライカ6をラッチ機構7に係合して
ロックし、乗員が着座可能な着座姿勢とする。シート4
を収納する場合には、シート4を移動範囲の最後方位置
まで移動せしめ、シートバック42をシートクッション
40上面に折り畳んで、上記ストライカ6とラッチ機構
7とのロックを解除して、シート4をヒンジ5を中心に
回動せしめ前方の車室フロアF上に位置せしめる。この
場合、シート4の底板3の裏面が台座2の天板21の前
方でこれと傾斜状に連続する傾斜面となる。
【0016】上述の実施の形態によれば、上記傾斜面が
荷台フロアF1を前方に拡大する拡大面となり、長尺荷
物の積載など荷室を広く有効に利用できる。拡大した荷
台フロアF1の前部は傾斜面となるが、その傾斜は緩や
かで荷物を積載するのに支障をきたすことがない。ま
た、シート4を載設する台座2の上面を前上り傾斜状と
して後端を低位置としたので、着座者の臀部が位置する
シートクッション40後部においてクッション材を厚く
設定できるため良好な乗心地を確保できるとともに、荷
室は上方空間が拡大するので荷物の積載に有効となる。
シート4は着座状態で、乗員の着座姿勢に合わせた傾斜
状となるので車両の制動により前滑りすることなく乗員
の乗り心地が良好である。また、シート4は前後にスラ
イド移動可能としたので、シート4の後方の荷室に積載
する荷物の大きさにあわせてシート4を移動させ、荷室
を有効に利用できる。
【0017】また、上述の実施の形態においてはシート
4を分割構造としたが、シートは車室幅の全幅にわたる
一体構造としてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、シートのクッション性
を悪くすることなく着座者の良好な乗り心地を維持し、
かつ、シート後方の荷室の前後方向の長さおよびその上
方の空間を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用シートの側面図である。
【図2】本発明の車両用シートの分解斜視図である。
【図3】従来の車両用シートの側面図である。
【符号の説明】
F 車室フロア F1 荷台フロア 1 スライドレール 2 台座 21 天板 3 底板 4 シート 40 シートクッション 42 シートバック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/12 B60N 2/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面の前部を前方に向かって高くなる傾
    斜面とし、後部をその後方の荷台フロアと連続する水平
    面とした台座を車室フロアに前後方向に移動可能に設
    け、上記台座上に、台座の上面に沿う形状の底板を有す
    るシートクッションと、該シートクッションの上に折り
    畳み可能なシートバックとよりなるシートを、そのシー
    トクッション前端を中心に前方向に回動可能に設置し、
    シートバックが折り畳まれた上記シートをその前方の車
    室フロア上に回動させて台座の前部と上記底板とを連続
    面とするようになしたことを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 上記台座を車室フロアに設けたスライド
    レール上に移動可能に設置し、上記シートクッションの
    前端を上記台座の前端に回動自在にヒンジ結合した請求
    項1記載の車両用シート。
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