JP2604191Y2 - 車両用のベッド兼用防護ネット - Google Patents

車両用のベッド兼用防護ネット

Info

Publication number
JP2604191Y2
JP2604191Y2 JP1993039538U JP3953893U JP2604191Y2 JP 2604191 Y2 JP2604191 Y2 JP 2604191Y2 JP 1993039538 U JP1993039538 U JP 1993039538U JP 3953893 U JP3953893 U JP 3953893U JP 2604191 Y2 JP2604191 Y2 JP 2604191Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
rear seat
folded
seat
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993039538U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH078074U (ja
Inventor
奈美 中村
修 井手口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP1993039538U priority Critical patent/JP2604191Y2/ja
Publication of JPH078074U publication Critical patent/JPH078074U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2604191Y2 publication Critical patent/JP2604191Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワンボックス車やステ
ーションワゴン車のようにリヤシートを折りたたむこと
で、そこに荷物用のスペースを確保できるタイプの車両
を対象としたベッド兼用防護ネットに関する。
【0002】
【従来の技術】前記タイプの車両においては通常二列の
リヤシートを備えており、前列側のリヤシートはフロン
トシートのシートバック背面に添わせた状態に折りたた
むことができ、後列側のリヤシートは車室の両サイドに
折りたたむことができるようになっている。このように
リヤシートを折りたたむことで確保されるスペースは、
ここに荷物を載せるだけではなく、レジャーや長距離走
行の際に乗員が仮眠や休息をとるためのスペースとして
も利用される。なお前列側及び後列側の両リヤシートの
シートバックを、それぞれのシートクッションとフラッ
トになるように倒すことにより、ここで仮眠や休息をと
ることも可能である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしリヤシートを折
りたたんで確保されたスペースに荷物を載せた場合、車
両走行中のコーナリング時やブレーキ操作時に荷物が移
動したり崩れたりすることがある。またこのスペースを
仮眠や休息に利用する場合は、フロアのクッション性が
悪く、かつ衣服が汚れるといった問題がある。一方、リ
ヤシートのシートバックを倒してフラットにして仮眠や
休息をとる場合は、シートクッションとシートバックと
の継ぎ目などの凹凸により快適さが損なわれている。本
考案の技術的課題は、リヤシートを折りたたんむことで
確保されたスペースに荷物を載せたときの荷崩れや移動
を受止めることができ、しかも仮眠や休息のためのベッ
ドとして快適に使用できる車両用のベッド兼用防護ネッ
トを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案における車両用のベッド兼用防護ネットはつ
ぎのように構成されている。すなわちリヤシートを折り
たたむことで荷物用のスペースを確保できるタイプの車
両において、前記リヤシートの裏面に収できる長さか
ら車室の両サイドに折りたたまれた各リヤシートの間に
さし渡すことができる長さまで伸ばすことが可能に構成
された一対のネット支持バーと、これらのネット支持バ
ーの間に張られ、かつ身体を横たえることが可能な広さ
を有するネットとを備え、車室の両サイドに折りたたま
れる各リヤシートには、ネットをほぼ垂直に位置させた
状態あるいはネットをほぼ水平に位置させた状態のそれ
ぞれにおける両ネット支持バーの両端部を支持可能な部
材が設けられている。なお両ネット支持バーの両端部を
支持可能な部材とは、具体的には両リヤシートの裏面に
取り付けられ、両ネット支持バーの両端部を回動自在
に、かつ取り外し可能に支持した支持ブラケットと、同
じく両リヤシートの裏面に設けられ、支持ブラケットか
ら外された片方のネット支持バーの両端部を係合させる
ことができるストッパーである。
【0005】
【作用】この構成によれば、リヤシートを折りたたんで
確保されたスペースに荷物を載せたとき、前記ネットが
ほぼ垂直に位置するように前記の両ネット支持バーを車
室の両サイドに折りたたまれたリヤシートの間にさし渡
して支持することで、この車室に防護ネットが構成され
る。したがって車両走行中のコーナリング時やブレーキ
操作においても、荷物の移動や崩れが前記ネットで受止
められる。また前記ネットがほぼ水平に位置するように
両ネット支持バーを支持することにより、ネットを仮眠
や休息のためのベッドとして利用できる。なお防護ネッ
トとしてもベッドとしても使用しないときの前記ネット
支持バー及びネットは、一方のリヤシートの裏側にコン
パクトに収納される。
【0006】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明する。図2にワンボックス車やステーションワゴン車
などにおいて二列のリヤシート10,11をそれぞれ折
りたたんだ状態の車室内が斜視図で示されている。この
図面で明らかなように前列側のリヤシート10はフロン
トシート14のシートバック背面に添わせた状態に折り
たたまれ、後列側のリヤシート11は車室の両サイドに
折りたたまれている。これによりフロントシート14の
リヤ側には荷物用のスペースが確保される。なお後列側
のリヤシート11については、図2(A)で示すように
シートクッションとシートバックとを開いた状態で折り
たたむ形式と、図2(B)で示すようにシートクッショ
ンとシートバックとを重ねた状態で折りたたむ形式とが
ある。
【0007】図3に図2(A),(B)いずれかの形式
で折りたたまれた後列側のリヤシート11の一部が斜視
図で示されている。この図面においてリヤシート11
(例えばシートクッション)の裏側に形成されている収
納凹部12には一対のネット支持バー20,21が収め
られている(図3の仮想線参照)。これらのネット支持
バー20,21は二重のパイプにより伸縮自在に構成さ
れており、いっぱいにまで伸ばすと両サイドに折りたた
まれているリヤシート11の間にさし渡せる長さとな
る。また各ネット支持バー20,21におけるそれぞれ
の両端部には、球形状のピボット部22が一体的に形成
されている。そして両ネット支持バー20,21におけ
る一方の端部のピボット部22は、前記収納凹部12内
の片側(左側)に取付けられた二個の支持ブラケット3
0に対してそれぞれ回動自在に球面支持されている。
【0008】前記の両支持ブラケット30には切欠部3
2が形成されていて、これらの切欠部32により各ネッ
ト支持バー20,21を図3の仮想線で示すように前記
収納凹部12に収めた状態に回動させることができ、ま
た支持ブラケット30からピボット部22を取外すこと
ができる。さらに前記収納凹部12内における各支持ブ
ラケット30の反対側(右側)には二個のクランプ34
が固定されている。図3の仮想線で示す収納状態におい
ては、両ネット支持バー20,21における他方の端部
のピボット部22を前記の各クランプ34にそれぞれ係
合させ、この収納状態を保持している。
【0009】前記の両ネット支持バー20,21の間に
はネット28が張られている。このネット28は両ネッ
ト支持バー20,21を伸ばしたときはそれに応じて広
げれる余裕をもっているとともに、その広さは後述する
ようにベッドとして身体を横たえることが可能である。
また両ネット支持バー20,21には、これらを伸ばし
たときのほぼ中間部においてレッグ24がヒンジ23に
よりそれぞれ取付けられている。
【0010】さて図2のようにリヤシート10,11を
折りたたむことで確保された車室内のスペースに荷物を
載せる場合について説明する。まず図3の仮想線で示す
ようにリヤシート11の前記収納凹部12に収められて
いる両ネット支持バー20,21を、前記の各支持ブラ
ケット30で球面支持されているピボット部22を支点
として図3の実線で示すように回動させる。そして両ネ
ット支持バー20,21を伸ばすとともに、それに合わ
せて前記ネット28を広げると、この状態でのネット2
8はほぼ垂直に位置する。なお図3に示されているリヤ
シート11とは反対側に位置しているリヤシート11の
裏面にも、図示は省略されているが前記の両支持ブラケ
ット30と同形状の二つの支持ブラケットが同じように
配置されている。そこでこれらの支持ブラケットに対し
て両ネット支持バー20,21における他端部のピボッ
ト部22を挿入して支持することにより、図1(A)で
示すように両サイドのリヤシート11の間に防護ネット
が構成される。これにより車両の走行中における積み荷
の移動や荷崩れが防護ネットで受止められる。
【0011】つぎに車室内の前記スペースをレジャーや
長距離走行時の仮眠や休息に利用する場合について説明
する。この場合には図3の実線で示すように防護ネット
を構成している状態で上側に位置しているネット支持バ
ー20のピボット部22を、その支持ブラケット30か
ら外して図4で示すように前記収納凹部12のストッパ
ー36に係合させる。なお図4に示されているリヤシー
ト11とは反対側に位置しているリヤシート11の裏面
にも、図示は省略されているが前記ストッパー36と同
形状のストッパーが同じように配置されており、ここに
ネット支持バー20の他端部のピボット部22を係合さ
せると前記ネット28はほぼ水平に位置する。またこの
ときに前記レッグ24を図4で示すようにそれぞれ起こ
し、両ネット支持バー20,21を車両のフロアで支え
る。これによって図1(B)で示すように両サイドのリ
ヤシート11の間に仮眠などのためのベッドが構成され
る。
【0012】前記ストッパー36は図5で示すようなク
ランプ形状のものに代えてもよい。さらに図6で示すよ
うに前記ネット支持バー20,21のピボット部22を
別体にし、このピボット部22をスプリング40の弾力
に抗して後退させれるように構成することも可能であ
る。これにより前記支持ブラケット30に対するピボッ
ト部22の着脱作業が容易となる。
【0013】
【考案の効果】このように本考案は、リヤシートを折り
たたむことで確保されたスペースに荷物を載せたときは
その荷崩れや移動を受止めることができ、しかもこのス
ペースを仮眠や休息のために利用する場合には衣服を汚
すことなく、かつ凹凸などの違和感の少ないベッドとし
て快適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防護ネット及びベッドの構成状態を表した平面
図である。
【図2】リヤシートをそれぞれ折りたたんだ状態の車室
内を表した斜視図である。
【図3】防護ネットを構成した状態の一部を表した斜視
図である。
【図4】ベッドを構成した状態の一部を表した斜視図で
ある。
【図5】ストッパーの別例を表した斜視図である。
【図6】ネット支持バーのピボット部の変更例を表した
斜視図である。
【符号の説明】
11 リヤシート 20,21 ネット支持バー 28 ネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 3/38 B60P 3/39 B60P 7/06 B60P 7/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤシートを折りたたむことで荷物用の
    スペースを確保できるタイプの車両において、 前記リヤシートの裏面に収できる長さから車室の両サ
    イドに折りたたまれた各リヤシートの間にさし渡すこと
    ができる長さまで伸ばすことが可能に構成された一対の
    ネット支持バーと、これらのネット支持バーの間に張ら
    れ、かつ身体を横たえることが可能な広さを有するネッ
    トとを備え、車室の両サイドに折りたたまれる各リヤシ
    ートには、ネットをほぼ垂直に位置させた状態あるいは
    ネットをほぼ水平に位置させた状態のそれぞれにおける
    両ネット支持バーの両端部を支持可能な部材が設けられ
    いることを特徴とした車両用のベッド兼用防護ネッ
    ト。
JP1993039538U 1993-07-20 1993-07-20 車両用のベッド兼用防護ネット Expired - Lifetime JP2604191Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993039538U JP2604191Y2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 車両用のベッド兼用防護ネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993039538U JP2604191Y2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 車両用のベッド兼用防護ネット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH078074U JPH078074U (ja) 1995-02-03
JP2604191Y2 true JP2604191Y2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=12555834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993039538U Expired - Lifetime JP2604191Y2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 車両用のベッド兼用防護ネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2604191Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH078074U (ja) 1995-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6175026A (ja) 自動車用吊り構造
US6163900A (en) Folding RV furniture
US1976320A (en) Seat and berth construction
JP2604191Y2 (ja) 車両用のベッド兼用防護ネット
JPH0225814B2 (ja)
JP3137892B2 (ja) 自動車用デッキボードの構造
JP3149753B2 (ja) 車両用リヤシート構造
JP2003276482A (ja) 車両用リヤシート
JP2003104103A (ja) 有用車両の運転室
JPS6229310Y2 (ja)
JP3730151B2 (ja) 車両用シート
JP3192062B2 (ja) 自動車のシート支持装置
JP2854253B2 (ja) 車両用多目的シート
JP4035798B2 (ja) 自動車用シート装置
JPH07172223A (ja) 車両用多目的シート
JPS6325233Y2 (ja)
JPS6229312Y2 (ja)
JP3807572B2 (ja) 簡易ベッド
JPS6239952Y2 (ja)
JP4395684B2 (ja) ヘッドレスト取付構造
JPS5914276Y2 (ja) キヤブオ−バ車の座席装置
JPS6326255Y2 (ja)
JP3261980B2 (ja) 車両用シート
JP2000025494A (ja) 自動車用シート装置
JPS6229311Y2 (ja)