JP3248542B2 - 手提げ用テープ付き容器 - Google Patents

手提げ用テープ付き容器

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JP3248542B2
JP3248542B2 JP16620093A JP16620093A JP3248542B2 JP 3248542 B2 JP3248542 B2 JP 3248542B2 JP 16620093 A JP16620093 A JP 16620093A JP 16620093 A JP16620093 A JP 16620093A JP 3248542 B2 JP3248542 B2 JP 3248542B2
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恵三 井田
臣一郎 磯崎
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Toppan Inc
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器を取り扱い易くする
ようにその上部にテープを取着した手提げ用テープ付き
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】上部が開放された平面視矩形状の紙製包
装容器に被充填物を充填し、容器の上部の前後面を、左
右面の半部と共に内側に倒して上面に折り畳み、この上
面部分で容器の左右面から外側に突出する耳部を容器の
左右面に折り畳んで接合したフラット型の容器は既に提
供されている。このような従来のフラット型の容器は、
例えば1リットル程度の比較的小さい容器を対象として
おり、小型であることから取り扱いが簡単になされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
容器の容量を3リットルから5リットル程度にしようと
する場合、容器自体が大型化し、また、内部の被充填物
の重量も大きくなるため、従来の小型容器のように容器
単体のままでは、運搬や、内容物の抽出等の取り扱いが
困難になる。そこで、容器の上部にテープを取着し、こ
のテープに指を掛けて容器を取り扱い易くすることが考
えられる。しかしながら、容器の上部にテープを取着す
る場合、テープの貼着部分が容器の上面上に位置してい
たのでは、容器を運搬する時に吊り下げ時の荷重がその
ままテープの貼着部に加わるので貼着強度が弱く、ま
た、見栄えが悪く商品価値が劣ってしまい、更に、上面
上で指を掛ける部分も狭くなり、手提げとしてのテープ
の機能が十分に発揮されない。また、図5(A)に示す
ように、容器31の側面33に接着層35を介して両端
を接着してテープ37を設けることも考えられるが、容
器31が大型化し被充填物の重量が大きいと、テープ3
7で容器31を持ち上げた場合、図5(B)に示すよう
に、テープ37が接着された側面33部分を変形させる
虞があり、また、この変形によりテープ37を剥がす方
向に力が作用し、テープ37が剥がれ易くなる虞があ
る。
【0004】一方、上述のようなフラット型の容器で
は、前後面の上端のシール代及び左右面の上端のシール
代が接合され、この接合されたシール代が上面上に倒さ
れ、この接合されたシール代の部分は耳部と共に左右面
に折畳まれる。そして、この接合されたシール代部分
は、容器を構成する二枚の紙片が重ね合わされた部分で
あり強度的に強く、また、左右面に折り畳まれたシール
代部分は、左右面に接合された耳部上に位置している。
本発明はこのシール代に着目して案出されたものであっ
て、本発明の目的は、容器の上部に見栄え良くテープを
取着でき、また、手提げとしてのテープの機能を十分に
発揮させることができ、更に、被充填物の重量が大きい
場合であっても容器を変形させることなく吊り下げられ
る手提げ用テープ付き容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、平面視矩形状の容器の上部開口部の前後面
が、左右面の半部と共に上面に折り畳まれ、前記前後面
の上端のシール代及び左右面の上端のシール代が接合さ
れ、この接合されたシール代が上面上に倒され、上面部
分で容器の左右面から外側に突出する耳部が、該耳部上
に位置するシール代の部分と共に容器の左右面に折り畳
まれ、該耳部が該左右面に接合された容器において、前
記左右面に接合された両側の耳部上に位置するシール代
部分のみに夫々両端を取着して前記上面上にテープを延
在させたことを特徴とする。また、本発明は、前記上面
上に位置するテープ部分と、該上面との間には指の挿入
を可能とした隙間が確保されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】テープの貼着部分が容器の側部に位置するた
め、手提げとしての吊り下げ時の荷重に充分耐えられ、
見栄えが良く商品価値が高められ、テープの下に指を挿
入できる幅も大きく取れる。また、テープの貼着部分は
シール代が接合された部分であり、二枚の紙片が重ね合
わされた部分であるので強度的にも強く、また、シール
代は左右面に接合された耳部上に位置しているため、被
充填物の重量が大きくなった場合でも、容器を変形させ
ることなく吊り下げられる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は実施例に係る手提げ用テープ付き容器の
斜視図を示す。1は手提げ用テープ付き容器で、手提げ
用テープ付き容器1は、容器3と、容器3の上部に取着
されたテープ5からなる。前記容器3は、紙と、この紙
の両面に被覆された樹脂層とからなる紙片で構成され、
テープ5は合成樹脂(PET12μ/Ny15μ/PE
30μ)で構成されている。容器3は例えば3リットル
から5リットル以上の大型のものを対象とし、紙片自体
が厚く、その反発力も大きい。例えば1リットル程度の
容器の場合には紙の坪量が320g/m2 、紙の内側の
樹脂層が60μ、紙の外側の樹脂層が20μであるのに
対して、本実施例では、紙の坪量を450g/m2 、紙
の内側の樹脂層を80μ、紙の外側の樹脂層を35μと
している。このような手提げ用テープ付き容器1を、容
器3の製造工程順に沿って詳細に説明する。
【0008】被充填物が充填される前では、容器3は、
図2(A)に示すように、矩形状の底面12と、この底
面12から立設された一対の前後面13と、一対の左右
面15により上部が開放された直方体状に形成され、前
後面13の一方に口栓11が装着されている。前記前後
面13及び左右面15の所定の高さには、容器3の上縁
となる第1折り曲げ線1701が形成され、また、各前
後面13及び左右面15の上端寄りの箇所には、シール
代19の折り曲げ用の第2折り曲げ線1703が形成さ
れている。また、各左右面15には、第2折り曲げ線1
703の中央から第1折り曲げ線1701の両端に夫々
向かう第3折り曲げ線1705が形成され、各左右面1
5のシール代19にはその上縁中央から前記第2折り曲
げ線1703の中央に延在する第4折り曲げ線1707
が形成されている。
【0009】そして、紙自体が厚く、その反発力も大き
いことから、被充填物が充填される前に、図2(B)に
示すような仮り折りがなされ、仮り折りがなされた容器
3は口栓11が溶着して接合され、容器3の内部に被充
填物が充填される。次に、シール代19の内面が加熱さ
れ、図3(A)に示すように、容器3の上部の前後面1
3は左右面15の半部と共に第1折り曲げ線1701を
境として内側に倒されて上面901に折り畳まれ、上端
のシール代19が挟圧され、前記加熱により溶融した樹
脂層によりシール代19が接合され、上面901の両側
から夫々外側にシール代の端部を含んだ耳部903が突
出される。この状態で、実施例では、接合されたシール
代19の基部、即ち、第2折り曲げ線1703は前後面
13間のほぼ中央に位置している。
【0010】接合されたシール代19は、挟圧されたこ
とで起立しているが、図3(B)に示すように、この接
合されたシール代19は口栓11とは反対側の上面90
1に倒される。そして、図4(A)に示すように、接合
されたシール代19が倒された状態で、シール代19上
にテープ5が供給され、上面901上に位置するテープ
5部分は上面901との間に指が挿入できるように十分
な隙間が確保された状態で、テープ5の両端が、図4
(A)に斜線で示すように、耳部903上に位置するシ
ール代19部分のみにヒートシール方式或はインパルス
方式等により接合される。次に、耳部903の下面と、
この耳部903の下面が接合される左右面15の上部部
分が加熱され、加熱後、図4(B)に示すように、耳部
903が左右面15に折り畳まれ、加熱により溶融した
樹脂層により耳部903が左右面15に接合されて手提
げ用テープ付き容器1が得られる。
【0011】本実施例によれば、テープ5の貼着部分が
容器3の側部に位置するため見栄えも良く、商品価値を
高めることができ、また、テープ5の貼着部分が容器3
の上面901にないため、容器3の上面901でテープ
5の下に指を挿入できる幅が広く、テープ5を手提げと
して使用する場合に有利となる。また、テープ5の貼着
部分はシール代19が接合された部分であり、二枚の紙
片が重ね合わされた部分であるので強度的にも強く、更
に、テープ5が貼着されるシール代19部分は、左右面
15に接着された耳部903上に位置するので、テープ
5を容器3の前後面13や左右面15に直接貼着する場
合に較べて強度的に極めて有利となり、被充填物の重量
が大きくなった場合でも、容器3を変形させることなく
テープ5により吊り下げることができる。また、テープ
5により容器3を持ち上げると、テープ5の両端を上面
901に貼着した場合には、テープ5の貼着部分にテー
プ5を剥がす方向に力が直接作用するが、本実施例で
は、容器3の側部にテープ5を貼着しているので、テー
プ5により容器3を持ち上げた場合、テープ5の貼着部
分には、テープ5の延在方向に力が作用し、テープ5を
剥がす方向に力が直接作用しないので、テープ5の貼着
強度上も有利となる。
【0012】尚、テープ5の容器3への貼着は、実施例
のように耳部903を左右面15に接合する前でもよ
く、或は、後でもよい。また、実施例では、上面901
上に位置するテープ5部分と上面901との間に、指が
挿入できる十分な隙間を確保した場合について説明した
が、容器3は紙製であり、上面901を下方に撓わませ
ることができるので、このような隙間を設けず、テープ
5を上面901に沿って延在させてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
平面視矩形状の容器の上部開口部の前後面が、左右面の
半部と共に上面に折り畳まれ、前記前後面の上端のシー
ル代及び左右面の上端のシール代が接合され、この接合
されたシール代が上面上に倒され、上面部分で容器の左
右面から外側に突出する耳部が、該耳部上に位置するシ
ール代の部分と共に容器の左右面に折り畳まれ、該耳部
が該左右面に接合された容器において、前記左右面に接
合された両側の耳部上に位置するシール代部分のみに夫
々両端を取着して前記上面上にテープを延在させたの
で、容器の上部に見栄え良くテープを取着でき、また、
手提げとしてのテープの機能を十分に発揮させることが
でき、更に、被充填物の重量が大きい場合であっても容
器を変形させることなく吊り下げられ、特に、大型の容
器に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】手提げ用テープ付き容器の斜視図である。
【図2】図2(A)は上部が開放された容器の斜視図、
図2(B)は仮り折りした状態の容器の斜視図である。
【図3】図3(A)はシール代を接着した状態の容器の
斜視図、図3(B)はシール代を倒した状態の容器の斜
視図である。
【図4】図4(A)はシール代上にテープを貼着した状
態の斜視図、図4(B)は耳部を外側に折り曲げて接着
した状態の容器の正面図である。
【図5】図5(A),(B)は容器の側面にテープを接
着した場合の説明図である。
【符号の説明】
1 手提用テープ付き容器 3 容器 5 テープ 13 容器の前後面 15 容器の左右面 901 容器の上面 903 耳部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−42970(JP,A) 実開 昭61−113220(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/465

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視矩形状の容器の上部開口部の前後
    面が、左右面の半部と共に上面に折り畳まれ、 前記前後面の上端のシール代及び左右面の上端のシール
    代が接合され、この接合されたシール代が上面上に倒さ
    れ、 上面部分で容器の左右面から外側に突出する耳部が、該
    耳部上に位置するシール代の部分と共に容器の左右面に
    折り畳まれ、該耳部が該左右面に接合された容器におい
    て、 前記左右面に接合された両側の耳部上に位置するシール
    代部分のみに夫々両端を取着して前記上面上にテープを
    延在させた、 ことを特徴とする手提げ用テープ付き容器。
  2. 【請求項2】 前記上面上に位置するテープ部分と、該
    上面との間には指の挿入を可能とした隙間が確保されて
    いる請求項1記載の手提げ用テープ付き容器。
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JP4859476B2 (ja) * 2006-02-17 2012-01-25 花王株式会社 包装体
JP5789404B2 (ja) * 2011-04-22 2015-10-07 シスメックス株式会社 試薬容器
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