JP3756454B2 - 自立袋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自立袋、特に内容物を収納した製品形態で底部が広がり、包装袋そのものが自立可能になる自立袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラッスチックフィルムからなるスタンディング袋で代表的なものとしては、ガセット袋があり、その他、底材を加工する方式もあるが、いずれも自立性を良くする際には、図11に示されるように底部への底材を固着させるのが一般的である。図11に示される従来の袋100は、袋本体110と、折り込まれた底材シート120を備え、袋本体110とシート120の融着部分121は、円弧状になされており、袋本体110を形成する2枚のシート部分の合わせ目111と融着部分121とが接合する部分は2つの点Q,Q(以下、単に固定点Q,Qという)にそれぞれ集結している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように固定点Q,Qを有するものでは、袋の落下時に、固定点Q,Qに応力が集中し、この部分から破袋が生じやすいという問題がある。この問題を回避するためには、強靭性の高い薄いフィルムを袋材質として用いればよいが、こんどは、フィルムの腰が弱くなりすぎて、容器の自立性という本来要求されるべき機能が損なわれる。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑みて創案されたものであって、その目的は、落下等おける耐衝撃性に優れ、しかも容器の自立性という本来要求されるべき機能に優れる自立袋を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、 袋の前側と後ろ側とを構成する一対の平面部と、これら平面部の間に介在し、折り線が袋の内方に折り込まれて折り襞状に形成された一対の側面部とからなる袋本体部を有し、この袋本体部の一方の口部を底面部で閉鎖する自立袋であって、前記袋本体部は、一枚の包材を折り曲げその端縁同士が合掌貼りされ、折り曲げて形成された前記平面部と前記側面部との境界部が熱融着され、前記袋本体部には、前記一方の口部を一旦開くために口部端から外方に2つの側面部の折り線を、もとの折り方向とは逆に折り曲げて引き出して袋本体部の内面が表出した開き面が形成され、前記袋本体部と別体の四角形状のシート材からなる前記底面部の周縁が、前記開き面に熱融着された自立袋を採用する。
【0007】
本発明では、平面部と側面部との境界部、並びに袋本体部と底面部の境界部を熱融着するので、従来の袋のように応力集中がなく、落下等における耐衝撃性に優れ、しかも、自立性にも優れる。
【0008】
【実施例】
本発明の自立袋1は、図9に示されるように袋の前側と後ろ側を構成する対向する一対の平面部11,11と、折り襞状に内方に折り込まれた折り線23,23を備えるように形成された2つの側面21,21とを有する筒状の袋本体部10と、この袋本体部10の一方の口部10aを封止する底部形成シート30とを備えている。
【0009】
前記袋本体部10は、前記一方の口部10aを一旦開くために開口端から外方に2つの側面の折り線を、もとの折り方向とは逆に折り曲げて引き出すようにして形成された開き面を有し、該開き面の上に四角状の底部形成シートが、その周縁全周に亘って熱シール部30aを形成するように融着されている。なお、図9に示される自立袋は、その折り線23,23がなくなる程度にまだ開く余地があり、図9の状態は袋としてはまだ完全に開ききっていない。このような本発明の自立袋1は、以下の製造工程を説明することによって、より明瞭になる。
【0010】
まず、図1に示されるように袋の前側と後ろ側を構成する対向する一対の平面部11,11と、折り襞状に内方に折り込まれた折り線23,23を備えるように形成された2つの側面21,21を有する筒状の袋本体部10を用意する。この筒状の袋本体部10は、通常、同一材質の包材を用いて、いわゆる合掌貼り法で形成されるが、後述するように貼り合せで行ってもよい。
【0011】
次いで、図2に示されるようにこの袋本体部10の口部端部の4隅の位置、すなわち袋本体部10の平面部11,11と側面21,21の境界部の上端部から、それぞれ、内方へ所定の距離まで切り込み15,15,15,15を入れる。これらの切り込みは、略同一深さとされる。この切り込みは、製袋作業を容易にするため、および後述の切り取り作業により製品形状を整えるために特に有効である。
【0012】
次いで、図3に示されるように、袋本体部の口部を開くために2つの側面21,21の折り線23,23の任意の一点P,Pをそれぞれ基点とし、該基点P,Pから折り線の口部端H,Hまでの折り線23,23をもとの折り方向とは逆に折り曲げて、逆の折り目23a,23aとなるように引き出しつつ折り込む。この折り込みによって、必然的に、袋本体部の4隅(この場合、4隅に切り込み15,15,15,15を入れているのでこの切り込みの4つの末端部D)から基点P,Pまでを結ぶ線は、袋の内側に凸となる4つの稜線17として形成される(図4)。この際、袋の内側が表出した開き面11a,11a,21a,21aが形成される。なお、本実施例では図4に示される線分GHの長さが折り込み長さL1の長さと同じになるように基点Pを定めている。この開き面は、本実施例では、後述する底部形成シート30との組み合せの関係から完全に開ききった形状とせず、180度以内の一定の折り込み角度θ1を保っている。しかしながら、場合によっては開き面11a,11aが略同一平面となるように、完全に開かせることも可能である。
【0013】
このような開き面11a,11a,21a,21aの上方の位置には、図5に示されるごとく、四角形状の底部形成シート30であって、中央に折り線30aを有するものが搬送される。この折り線31によって折り角θ2が形成され、この折り角θ2は、前記袋本体の折り込み角度θ1と略同程度とされる。この底部形成シート30の大きさは、本実施例では開き面11a,11aの4つのエッジで構成される大きさと同程度とされているか、もちろんこの4つのエッジで構成される大きさよりも大きくしてもよい。
【0014】
次いで、図6に示されるように、四角形状の底部形成シート30を、該シート30の4隅と開き面11a,11aの4つのエッジとが略一致するように載置する。これは、底部形成シート30の折り線31と、袋本体部10の口部端H,H同士を結ぶ直線Kとを位置合せすれば、容易に出来る。次いで、図7に示されるように、基線Kを軸として開き面を閉じるように折り畳む。しかる後、載置された底部形成シート30の周縁全体が熱融着されるように熱板が押し当てられる(図中の斜線で示される部分)。この場合には、通常、袋本体部における平面部11,11と側面21,21の境界部の熱融着が行なわれる。しかる後、袋本体部の両脇から突出した、タブ29,29を袋本体部の縦方向端部に沿って切り落とし、さらに、袋本体部の底部側のはみ出し部28をラインFに沿って横方向に切り落とし自立袋を完成させる(図8)。このようにして形成された自立袋を反転し、内部を広げて自立させた状態が図9に示される。
【0015】
このようにして形成された自立袋の中に内容物を収納する場合は、通常、開放状態にある袋の開口部から内容物が充填される。その後、その開口部を融着シールするか、あるいは注出部材を設けるかする。また、開口部は必要に応じてそのままにしておいてもよく、融着シール、あるいは注出部材の取り付けを省いて図9に示されるままの単なる袋として用いてもよい。
【0016】
なお、図1に示されるような筒状の袋本体部は、図10に示されるように平面部シート51,51と、折り襞状に内方に折り込まれた折り線73,73を備えるように形成された2つの側面シート71,71とを互いに対向するように貼り合せて形成してもよい。この場合には、例えば、平面部シート51と側面シート71との材質を適宜、変えることもできる。
【0017】
【発明の効果】
平面部と側面部との境界部、並びに袋本体部と底面部の境界部を熱融着するので、従来の袋のように応力集中がなく、落下等における耐衝撃性に優れ、しかも、自立性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自立袋の製造過程の一工程を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の自立袋の製造過程の一工程を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の自立袋の製造過程の一工程を示す概略斜視図である。
【図4】本発明の自立袋の製造過程の一工程を示す概略斜視図である。
【図5】本発明の自立袋の製造過程の一工程を示す概略斜視図である。
【図6】本発明の自立袋の製造過程の一工程を示す概略斜視図である。
【図7】本発明の自立袋の製造過程の一工程を示す概略斜視図である。
【図8】本発明の自立袋の製造過程の一工程を示す概略斜視図である。
【図9】本発明の自立袋の内部を広げて自立させた状態を示す概略斜視図である。
【図10】袋本体部を製造する一態様を示す概略斜視図である。
【図11】従来の自立袋の一例を示した概略斜視図である。
【符号の説明】
10…袋本体部
11…平面部
21…側面
30…底部形成シート

Claims (1)

  1. 袋の前側と後ろ側とを構成する一対の平面部と、これら平面部の間に介在し、折り線が袋の内方に折り込まれて折り襞状に形成された一対の側面部とからなる袋本体部を有し、この袋本体部の一方の口部を底面部で閉鎖する自立袋であって、
    前記袋本体部は、一枚の包材を折り曲げその端縁同士が合掌貼りされ、折り曲げて形成された前記平面部と前記側面部との境界部が熱融着され、
    前記袋本体部には、前記一方の口部を一旦開くために口部端から外方に2つの側面部の折り線を、もとの折り方向とは逆に折り曲げて引き出して袋本体部の内面が表出した開き面が形成され
    前記袋本体部と別体の四角形状のシート材からなる前記底面部の周縁が、前記開き面に熱融着されたことを特徴とする自立袋。
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