JP2914105B2 - フラット型容器 - Google Patents

フラット型容器

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JP2914105B2
JP2914105B2 JP5166199A JP16619993A JP2914105B2 JP 2914105 B2 JP2914105 B2 JP 2914105B2 JP 5166199 A JP5166199 A JP 5166199A JP 16619993 A JP16619993 A JP 16619993A JP 2914105 B2 JP2914105 B2 JP 2914105B2
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恵三 井田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシール代の端部のまくれ
上りを防止するようにした容量が3リットルから5リッ
トル程度以上の大型の紙製の容器に関する。
【0002】
【従来の技術】上部が開放された平面視矩形状の紙製包
装容器に被充填物を充填し、容器の上部の前後面を、左
右面の半部と共に内側に倒して上面に折り畳み、この上
面部分で容器の左右面から外側に突出する耳部を容器の
左右面に折り畳んで接合したフラット型の容器は既に提
供されている。このようなフラット型の容器では、図6
に示すように、前後面51の上端のシール代55及び左
右面53の上端のシール代55が接合され、この接合さ
れたシール代55は上面57上に倒され、耳部59が容
器50の左右面53に折り畳まれる際に、耳部59上に
位置するシール代55の部分も左右面53に折り畳まれ
る。
【0003】そして、シール代55自体は倒れた状態に
なるように接着されておらず、耳部59が左右面53に
折り畳まれることで、倒れた状態に保持されているのみ
である。また、耳部59の外側に位置するシール代55
の端部55Aは、図7に示すように、耳部59の厚み分
左右面53から離間しており、シール代55の端部55
Aと左右面53との間には隙間が生じている。更に、上
面57に倒されたシール代55のうち上位のシール代5
5には、下位のシール代55の紙厚分だけ引っ張り力が
作用し、耳部59の外側に位置するシール代55の端部
55Aは外側に反る方向にまくれ上がりがちである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
フラット型の容器50を取り扱う際、耳部59の外側に
位置するシール代55の端部55Aが、他の容器に引っ
掛かったり、或は外部のものに引っ掛かる等して左右面
からまくれ上がり、容器50の取り扱い作業に支障を来
たし、また、容器50の外観を劣化させる不具合があっ
た。また、この種のフラット型の容器は、紙を基材とし
た積層材料から構成されており、従来のフラット型の容
器は、1リットル程度の比較的小さい容器を対象とした
小型のものが多く、紙の坪量が320g/m、紙の内
側の樹脂層が60μ、紙の外側の樹脂層が20μである
のに対して、3リットルから5リットル程度以上の大型
の容器にする場合には、例えば、紙の坪量を450g/
、紙の内側の樹脂層を80μ、紙の外側の樹脂層を
35μとする必要が生じ、シール代55の幅(高さ)W
も大きくなるので、紙の反発力も大きくなり、このシー
ル代のまくれ上がりが問題となる。本発明は前記事情に
鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、容量が
3リットルから5リットル程度以上の大型の紙製のフラ
ット型の容器を取り扱う際に、耳部の外側に位置するシ
ール代の端部のまくれ上がりを防止し、容器の取り扱い
を円滑に行なえ、容器の外観を劣化させることがないフ
ラット型容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、紙を基材とした積層材料からなり容量が3リ
ットルから5リットル程度以上の大型の紙製の容器であ
って、平面視矩形状の容器の上部開口部の前後面が、左
右面の半部と共に上面に折り畳まれ、前記前後面の上端
のシール代及び左右面の上端のシール代が接合され、こ
の接合されたシール代が上面上に倒され、上面部分で容
器の左右面から外側に突出する耳部が、該耳部上に位置
するシール代の部分と共に容器の左右面に折り畳まれ、
該耳部が該左右面に接合された容器において、前記左右
面に接合された両側の耳部上に位置するシール代の部分
で耳部の外側に位置するシール代の端部に、耳部から前
記左右面へ向かう折りぐせを付けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】耳部の外側に位置するシール代の部分と左右面
との間に隙間がなくなり、シール代のまくれ上がりが防
止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を、手提げ用のテープが取着さ
れた容器に適用した実施例について説明する。図1は手
提げ用テープ付き容器の斜視図を示す。1は手提げ用テ
ープ付き容器で、手提げ用テープ付き容器1は、容器3
と、容器3の上部に取着されたテープ5からなる。前記
容器3は、上述のように紙と、この紙の両面に被覆され
た樹脂層とからなる紙片で構成され、テープ5は合成樹
脂(PET12μ/Ny15μ/PE30μ)で構成さ
れている。手提げ用テープ付き容器1の左右面15に接
合された両側の耳部903上に位置するシール代19の
部分で耳部903の外側に位置するシール代19の部分
19Aには、耳部903から左右面15へ向かう折りぐ
せが付けられている。このように、シール代19の部分
19Aに折りぐせが付けらた手提げ用テープ付き容器1
を、容器3の製造工程順に沿って詳細に説明する。
【0008】被充填物が充填される前では、容器3は、
図2(A)に示すように、矩形状の底面12と、この底
面12から立設された一対の前後面13と、一対の左右
面15により上部が開放された直方体状に形成され、前
後面13の一方に口栓11が装着されている。前記前後
面13及び左右面15の所定の高さには、容器3の上縁
となる第1折り曲げ線1701が形成され、また、各前
後面13及び左右面15の上端寄りの箇所には、シール
代19の折り曲げ用の第2折り曲げ線1703が形成さ
れている。また、各左右面15には、第2折り曲げ線1
703の中央から第1折り曲げ線1701の両端に夫々
向かう第3折り曲げ線1705が形成され、各左右面1
5のシール代19にはその上縁中央から前記第2折り曲
げ線1703の中央に延在する第4折り曲げ線1707
が形成されている。
【0009】そして、紙自体が厚く、その反発力も大き
いことから、被充填物が充填される前に、図2(B)に
示すような仮り折りがなされ、仮り折りがなされた容器
3は口栓11が溶着して接合され、容器3の内部に被充
填物が充填される。次に、シール代19の内面が加熱さ
れ、図3(A)に示すように、容器3の上部の前後面1
3は左右面15の半部と共に第1折り曲げ線1701を
境として内側に倒されて上面901に折り畳まれ、上端
のシール代19が挟圧され、前記加熱により溶融した樹
脂層によりシール代19が接合され、上面901の両側
から夫々外側にシール代の端部を含んだ耳部903が突
出される。この状態で、実施例では、接合されたシール
代19の基部、即ち、第2折り曲げ線1703は前後面
13間のほぼ中央に位置している。
【0010】接合されたシール代19は、挟圧されたこ
とで起立しているが、図3(B)に示すように、この接
合されたシール代19は口栓11とは反対側の上面90
1に倒される。この時、上面901の両側から夫々外側
に突出する耳部903は、第3折り曲げ線1705を境
として折り曲げられ、平面視三角形状に上面901から
突出されるので、上面901に倒されたシール代19の
端部19Aは耳部903の外側に位置する。また、シー
ル代19が上面901に倒された状態で、倒されたシー
ル代19のうち上位のシール代19には、下位のシール
代19の紙厚分だけ引っ張り力が作用し、耳部903の
外側に位置するシール代19の端部19Aは外側に反る
方向にまくれ上がりがちである。
【0011】シール代19が口栓11とは反対側の上面
901に倒された後、図4(A)に示すように、シール
代19上にテープ5が供給され、上面901上に位置す
るテープ5部分は上面901との間に指が挿入できるよ
うに十分な隙間が確保された状態で、テープ5の両端
が、図4(A)に斜線で示すように、耳部903上に位
置するシール代19部分にヒートシール方式或はインパ
ルス方式等により接合される。
【0012】次に、図4(B)に示すように、耳部90
3の外側に位置するシール代19の端部19Aに、この
端部19Aの下方に位置する第3折り曲げ線1705を
境として下方に向かう折りぐせが付けられる。次に、耳
部903の下面と、この耳部903の下面が接合される
左右面15の上部部分が加熱され、加熱後、図1に示す
ように、耳部903が左右面15に折り畳まれ、加熱に
より溶融した樹脂層により耳部903が左右面15に接
合されて手提げ用テープ付き容器1が得られ、図5に示
すように、耳部903の外側に位置するシール代19の
端部19Aには、左右面15に向かう折りぐせが付けら
れている。
【0013】本実施例によれば、耳部903の外側に位
置するシール代19の端部19Aに、左右面15に向か
う折りぐせが付けられているので、シール代19の端部
19Aと左右面15との間に隙間がなくなる。従って、
耳部903が左右面15に折り畳まれることのみでシー
ル代19が倒れた状態に保持されいるにも拘らず、ま
た、上位のシール代19には下位のシール代19の紙厚
分だけ引っ張り力が作用しているにも拘らず、シール代
19の端部19Aのまくれ上がりが防止される。従っ
て、手提げ用テープ付き容器1の取り扱いを支障なく円
滑に行なうことができ、また、シール代19の端部19
Aのまくれ上がりにより手提げ用テープ付き容器1の外
観を劣化させる不具合も解消でき、特に容器が大型化し
た場合に好適となる。
【0014】尚、シール代19の端部19Aの折りぐせ
は、実施例のようにシール代19を上面901に折り畳
み耳部903を左右面15に接合する前でもよく、或
は、耳部903を左右面15に接合させた後でもよい。
また、実施例では、テープ5付きの容器の場合について
説明したが、本発明はテープ5を備えない容器にも無論
適用される。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
紙を基材とした積層材料からなり容量が3リットルから
5リットル程度以上の大型の紙製の容器であって、平面
視矩形状の容器の上部開口部の前後面が、左右面の半部
と共に上面に折り畳まれ、前記前後面の上端のシール代
及び左右面の上端のシール代が接合され、この接合され
たシール代が上面上に倒され、上面部分で容器の左右面
から外側に突出する耳部が、該耳部上に位置するシール
代の部分と共に容器の左右面に折り畳まれ、該耳部が該
左右面に接合された容器において、前記左右面に接合さ
れた両側の耳部上に位置するシール代の部分で耳部の外
側に位置するシール代の端部に、耳部から前記左右面へ
向かう折りぐせを付けたので、3リットルから5リット
ル程度以上の容量の大型の紙製のフラット型の容器を取
り扱う際に、シール代の端部のまくれ上がりを防止して
容器の取り扱いを円滑に行なえ、また、容器の外観を劣
化させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】手提げ用テープ付き容器の斜視図である。
【図2】図2(A)は上部が開放された容器の斜視図、
図2(B)は仮り折りした状態の容器の斜視図である。
【図3】図3(A)はシール代を接着した状態の容器の
斜視図、図3(B)はシール代を倒した状態の容器の斜
視図である。
【図4】図4(A)はシール代上にテープを貼着した状
態の斜視図、図4(B)はシール代の端部に折りぐせを
付けた状態の斜視図である。
【図5】図5はシール代の端部部分の断面図である。
【図6】従来のフラット型容器の斜視図である。
【図7】シール代の端部部分の断面図である。
【符号の説明】
1 手提用テープ付き容器 3 容器 13 容器の前後面 15 容器の左右面 19 シール代 19A シール代の端部 901 容器の上面 903 耳部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を基材とした積層材料からなり容量が
    3リットルから5リットル程度以上の大型の紙製の容器
    であって、 平面視矩形状の容器の上部開口部の前後面が、左右面の
    半部と共に上面に折り畳まれ、 前記前後面の上端のシール代及び左右面の上端のシール
    代が接合され、この接合されたシール代が上面上に倒さ
    れ、 上面部分で容器の左右面から外側に突出する耳部が、該
    耳部上に位置するシール代の部分と共に容器の左右面に
    折り畳まれ、該耳部が該左右面に接合された容器におい
    て、 前記左右面に接合された両側の耳部上に位置するシール
    代の部分で耳部の外側に位置するシール代の端部に、耳
    部から前記左右面へ向かう折りぐせを付けた、 ことを特徴とするフラット型容器。
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