JP3239381U - 寝具乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、寝具に取り付けた状態で就寝可能な寝具乾燥機であって、寝具を全体的に万遍なく乾燥させることができると共に、使用者の負担を軽減可能な寝具乾燥機を提供することを目的としている。【解決手段】本考案の寝具乾燥機2は、寝具に取り付けた状態で就寝可能な寝具乾燥機である。寝具乾燥機2は、その中に空気が送入されると膨らむ袋体4と、熱風を生成して袋体4内へ送入させる乾燥機本体6と、乾燥機本体6と袋体4とを接続するホース8とを備えている。袋体4は、平面視で寝具と略同一の大きさ又は寝具よりも大きく形成されていると共に、袋体4は、袋体4全体が膨らむと共に外部へ空気を排出することができるように構成されている。ホース8は、柔軟性があり、乾燥機本体6から熱風が送入されている時は膨らみ、乾燥機本体6から熱風が送入されていない時は萎むように構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、寝具乾燥機、特に寝具に取り付けた状態で就寝可能な寝具乾燥機に関する。
日常生活において、寝具を外に干して日光により乾燥させることが行われている。日が差している時は寝具を十分に乾燥させることできるが、日が差さない時又は日が差さない場所では寝具を十分に乾燥させることができない。このため、室内において寝具乾燥機を使用して寝具を乾燥させることがある。
従来より、熱風を生成する乾燥機本体と、この熱風が送入されると膨らむ袋体と、乾燥機本体と袋体とを接続するホースとを備えている寝具乾燥機が知られている。この寝具乾燥機は、乾燥機本体から袋体へ熱風を送り袋体が膨むことによって袋体の表面が高温になるようになっている。これにより、袋体の表面から寝具へ熱が伝わり、寝具を乾燥させることができる。しかしながら、この寝具乾燥機は、袋体、乾燥機本体、ホースなどの複数の部材により構成されているため、乾燥機を使用する際に、毎回、組み立てや設置などの準備を行う必要がある。これは、時間と労力が掛かるため使用者にとって負担になっている。
また、袋体を用いずに、ホースの先端を寝具の裏面に配置して寝具に熱風を直接当てることにより寝具を乾燥させる寝具乾燥機が知られている。しかしながら、この寝具乾燥機は、ホース先端の開口面積が小さいため、寝具全体に熱風を行き渡らせることができず、局所的にしか寝具を乾燥させることができない。これを解決するため、複数の流出口を有する拡散部材をホース先端に取り付けて熱風を拡散させる寝具乾燥機が知られている(例えば、特許文献1)。しかしながら、拡散部材をホース先端に取り付けても依然として熱風を寝具全体に行き渡らせることはできない。また、拡散部材をホース先端に取り付ける必要があるため、乾燥機を使用する際に、毎回、組み立てや設置などの準備を行う必要があり、時間と労力が掛かるため使用者にとって負担である。
特開2016-64126号公報
そこで、本考案者は、乾燥性能の向上と使用者の負担の軽減とを両立させるために試作や実験を繰り返し、長年にわたって鋭意研究を行った結果、寝具乾燥機を寝具に取り付けた状態で使用者が就寝することができる寝具乾燥機を考案するに至った。
本考案は、寝具を全体的に万遍なく乾燥させることができると共に、使用者の負担を軽減することができる寝具乾燥機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本考案の寝具乾燥機は、寝具に取り付けた状態で就寝可能な寝具乾燥機であって、その中に空気が送入されると膨らむ袋体と、熱風を生成して袋体内へ送入させる乾燥機本体と、乾燥機本体と袋体とを接続するホースと、を備え、袋体は、平面視で寝具と略同一の大きさ又は寝具よりも大きく形成されていると共に、袋体は、袋体全体が膨らむと共に外部へ空気を排出することができるように構成され、ホースは、柔軟性を有し、乾燥機本体から熱風が送入されている時は膨らみ、乾燥機本体から熱風が送入されていない時は萎むように構成されていることを特徴とする。
このように構成された本考案においては、袋体は、寝具と略同一の大きさ又は寝具よりも大きく形成され、袋体全体が膨らむと共に外部へ空気を排出することができるように構成されているため、寝具を全体的に万遍なく乾燥させることができ、寝具乾燥機の乾燥性能を向上させることができる。また、ホースは、柔軟性を有し、乾燥機本体から熱風が送入されている時は膨らみ、乾燥機本体から熱風が送入されていない時は萎むように構成されているので、寝具乾燥機を寝具に取り付けた状態で就寝することができる。このため、乾燥機を使用する際に、毎回、組み立てや設置などの準備を行う必要なく、使用者の負担を軽減することができる。よって、寝具を全体的に万遍なく乾燥させることができると共に、使用者の負担を軽減することができる寝具乾燥機を提供することができる。
また、本考案の寝具乾燥機は、好ましくは、ホースの下流端は、その開口断面が円形で形成され、ホースは、ホースの上面が袋体の上面と面一に連続し、ホースの下面が袋体の下面と面一で連続して接続されている。このように構成された本考案においては、ホースが袋体と一体的に膨らんだり萎んだりするので、使用者は寝具乾燥機を寝具に取り付けた状態で違和感なく就寝することができる。
本考案の寝具乾燥機は、好ましくは、袋体は、寝具に対して着脱自在に固定するための固定部材を備えている。また、本考案の寝具乾燥機は、好ましくは、固定部材は、弾性部材である。このように構成された本考案においては、寝具乾燥機の袋体を寝具に固定することができるので、袋体がずれ落ちることを防止することができる。
また、本考案の寝具乾燥機は、好ましくは、弾性部材は、平面視において、袋体の左側端部、右側端部、及び爪先側端部に設けられている。このように構成された本考案においては、寝具乾燥機の袋体を寝具にしっかりと固定することができるので、袋体がずれ落ちることをより防止することができる。また、寝返りをした際に袋体と使用者との間に隙間が発生することを抑制することができる。
本考案は、寝具に取り付けた状態で就寝可能な寝具乾燥機であって、寝具を全体的に万遍なく乾燥させることができると共に、使用者の負担を軽減することができる寝具乾燥機を提供することができる。
本考案の本実施形態による寝具乾燥機の全体図である。 本考案の本実施形態による寝具乾燥機の袋体及び各寝具の分解図である。 本考案の本実施形態による寝具乾燥機のホースの膨らんだ状態(a)と萎んだ状態(b)の断面図である。 本考案の本実施形態による寝具乾燥機の乾燥機本体とホースとの接続状態を示す概略図である。 本考案の本実施形態による寝具乾燥機を設置した状態における平面図である。 本考案の本実施形態による寝具乾燥機を設置した状態における背面図である。 本考案の本実施形態による寝具乾燥機を設置した状態における長手方向の一部断面図である。 本考案の本実施形態による寝具乾燥機の第1の使用状態における長手方向の一部断面図である。 本考案の実施形態による寝具乾燥機の第1の使用状態における幅方向の一部断面図である。 本考案の実施形態による寝具乾燥機の第2の使用状態における長手方向の一部断面図である。 本考案の実施形態による寝具乾燥機の第2の使用状態における幅方向の一部断面図である。
以下、添付図面を参照して、本考案の好ましい実施形態(以下、本実施形態)の寝具乾燥機を説明する。
まず、図1乃至図4を参照して、本実施形態の寝具乾燥機を説明する。図1は本実施形態による寝具乾燥機の全体図、図2は本実施形態による寝具乾燥機の袋体及び各寝具の分解図、図3は本実施形態による寝具乾燥機のホースの膨らんだ状態(a)と萎んだ状態(b)の断面図、図4は本実施形態による寝具乾燥機の乾燥機本体とホースとの接続状態を示す概略図である。
本実施形態は、寝具乾燥機、特に寝具に取り付けた状態で就寝可能な寝具乾燥機に関している。寝具乾燥機は、袋体、乾燥機本体、ホースなどの複数の部材から構成されており、乾燥機を使用する際に、毎回、組み立てや設置などの準備を行う必要がある。これは、時間と労力が掛かるため使用者にとって負担である。そこで、本考案者は、乾燥性能の向上と使用者の負担の軽減とを両立させるために試作や実験を繰り返し、長年にわたって鋭意研究を行った。その結果、本考案者は、寝具乾燥機を寝具に取り付けた状態で就寝することできる本実施形態の寝具乾燥機を考案するに至った。
図1に示すように、本実施形態の寝具乾燥機2は、その中に空気が送入されると膨らむ袋体4と、使用者の操作により熱風を生成して袋体4内へ送入させる乾燥機本体6と、乾燥機本体6と袋体4とを接続するホース8とを備えている。
図1及び図2に示すように、袋体4は、平面視で略矩形の2枚の上側布と下側布とが上下に重ね合わされ、左側端部4a、右側端部4b、頭側端部4c、及び爪先側端部4dの四辺が糸で縫い合わされることにより、略直方体に膨らむ袋を構成している。なお、本実施形態では、2枚の上側布と下側布とを重ね合わせることにより袋を構成しているが、1枚の布を折り畳んで袋を構成してもよい。また、袋体4は、複数の布を重ね合わせることにより袋を構成し、二重、三重の多層で構成してもよい。これにより、より高密度で十分に膨らむ袋体を提供することができる。また、本実施形態では、糸で縫い合わることによって袋を構成しているが、接着材やジッパーにより接合させて構成してもよい。
袋体4は、木綿の布で構成され、吸水性、通気性、及び保温性に優れ、汗を吸収して湿気を排気することできるようになっている。これにより、本実施形態の袋体4は、季節を問わずに年中使用することができる。なお、本実施形態では、袋体として木綿が使用されているが、これに限定されるものではなく、木綿に代えて、絹、人絹、麻などの天然繊維、化学繊維を使用してもよい。袋体としてナイロン等の化学繊維を使用する場合には、使用者の肌がナイロン等の化学繊維に直接触れないように、袋体を木綿等の布で上下両方向から覆って使用するとよい。袋体4は、40/1~80/1番手の糸が使用されたタイプライター(綿高密度平織物)により構成することができる。
袋体4は、編み目が高密度に織られ、袋体4全体が膨らむと共に袋体4の外部へ空気を排出することができるように織られている。具体的に、袋体4は、木綿の糸が縦方向と横方向に小さな隙間を有する状態で交差され、この隙間が、袋体全体が膨らむと共に空気を少量ずつ排出することができる大きさに調節されて織られている。これにより、膨らんだ袋体4全体から熱を寝具に伝えると共に、袋体4全体から寝具へ熱風を少量ずつ直接当てて乾燥させることができるようになっている。
袋体4は、編み目が高密度に織られ、外部へ空気を排出し難くなっているが、袋体4を太い糸で構成した場合、編み目が荒くなると共に糸同士の隙間が大きくなり、空気の排出を促進することができる。また、空気の排出をより促進するため、袋体4に複数の小さな孔を設けてもよい。この孔の数は、袋体4の膨張状態に応じて調節することができる。
袋体4は、高密度に織られ、袋体4を寝具に取り付けた状態で就寝すると、身体から発生する熱や水分を発散しに難く、使用者が寝苦しく感じることがある。この場合、身体と接する部分(例えば、敷寝具の上面、掛け寝具の下面、被覆シートの表面)に冷感生地の布を設けることによって、涼しく感じて心地よく就寝することができる。この布は、太い糸で編んだ綿、麻、絹、人絹、化学繊維、ニット繊維などにより構成することができる。
球体であるボンボンを袋体4の表面に複数取り付けると、寝具と袋体4との間に小さな空間を形成することができ、熱風を寝具全体に行き渡らせて寝具をより速く乾燥させることができる。同様に、寝具と袋体4との間に目の粗い布(図示せず)を設けてもよい。これにより、袋体4と寝具との間に隙間を形成することができ、熱風を寝具全体に行き渡らせて寝具をより速く乾燥させることができる。目が粗い布は、その表面が凹凸形状になるように、麻、綿、テンセル、絹などにより構成するとよい。
袋体4には、その右側端部4bにホース8を接続するための接続口4eが形成されている。接続口4eは、その開口断面がホース8と同一の円形で形成され、袋体4の長手方向中央よりも頭側の右側端部4bに配置されている。接続口4eが袋体4の右側端部4bに配置されているため、使用者が寝具の中へ出入りする際にホースが邪魔になることがないようになっている。また、接続口4e付近の袋体4は、その内面が凹凸形状になっており、熱風が通過し易くなっている。
袋体4は、その左側端部4a、右側端部4b、及び爪先側端部4dに、7本の弾性部材10(固定部材)が設けられている。弾性部材10は、複数の輪ゴムを連結させることにより50~200mmの長さで構成されている。また、弾性部材10は、一端が袋体4に対して糸によって縫い付けられ、他端が被覆シート14に設けられた取付部15にスナップフィットにより固定されている。より具体的に、弾性部材10は、左側端部4aにおいて、長手方向の両端及び中央の3箇所に設けられ、同様に、右側端部4bにおいて、長手方向の両端及び中央の3箇所に設けられている。さらに、弾性部材10は、爪先側端部4dの幅方向の中央の1箇所に設けられている。本実施形態においては、弾性部材10が合計で7本設けられているが、これらに限定されるものではなく、7本よりも多くても少なくてもよい。
図2に示すように、袋体4は、掛け寝具12と略同一の大きさ且つ形状である略矩形で形成されている。袋体4は、平面視で、シングル用では、長手方向が約200cmであり、幅方向が約100~160cmで構成されている。また、袋体4は、ダブル用では、長手方向が約200cmであり、幅方向が約200cmで構成されている。これにより、袋体4は、従来の袋体(長手方向が約200cm、幅方向が約70cm)と比較すると、より大きなサイズで構成されており、寝具として利用することが可能になっている。
また、袋体4が掛け寝具12と略同一の大きさで形成されているため、袋体4は、掛け寝具12と敷寝具16との間に収まらずに外部へはみ出る場合がある。この場合、袋体4のはみ出している部分を折り曲げて、掛け寝具12と敷寝具16との間に入れて使用することができる。これにより、乾燥機本体6が小さな出力で作動しても、袋体4のはみ出している部分から熱風が漏れることがなく、熱風を袋体4の全体に行き渡らせることができる。
袋体4は、掛け寝具12と被覆シート14との間に配置され、掛け寝具12及び被覆シート14と一体的に寝具として使用されるようになっている。本実施形態では、袋体4が掛け寝具12と被覆シート14との間に配置されているが、これに限定されず、袋体4を掛け寝具12の上に配置してもよく、袋体4を敷寝具16の下に配置してもよい。また、袋体4を、被覆シート14の中、具体的に、第1の被覆シート14aと第2の被覆シート14bとの間、又は、第2の被覆シート14bと第3の被覆シート14cとの間に配置してもよい。
袋体4は、熱風が送入されていない場合、掛け寝具12や敷寝具16の重さにより偏平状態になり、袋体4の中に空気が殆ど存在せずに袋体4の上側布と下側布とが密着しているが、袋体4は、その内面(図示せず)が凹凸形状になっており、袋体4の上側布と下側布との間に隙間ができるようになっている。この隙間により、熱風が袋体4全体に行き渡り易くなっている。袋体4の内面の凹凸形状は、布をワッフル編みなどで織ることにより構成することができる。なお、袋体4の内面に、複数のボンボンを取り付けることにより、袋体4の上側布と下側布との間に隙間を形成してもよい。
図2に示すように、寝具として、掛け寝具12、被覆シート14、及び敷寝具16が使用されている。掛け寝具12は、使用者を上方から覆うように被せられるものであり、シングルサイズの掛け寝具である。また、敷寝具16は、床の上に置かれて使用者が横たえるものであり、シングルサイズの敷寝具である。
被覆シート14は、シングルサイズであり、幅方向において敷寝具16及び使用者の全周を囲むと共に、長手方向において使用者の爪先側が閉じられて構成されている。具体的に、被覆シート14は、第1の被覆シート14aと、この第1の被覆シート14aの上面及び下面を含む外周を覆う第2の被覆シート14bと、この第2の被覆シート14bの上面及び下面を含む外周を覆う第3の被覆シート14cとを備え、3層の袋により構成されている。
被覆シート14は、伸縮自在な材料により形成され、敷寝具16上に横たわった使用者に向かって縮むように形成されている。これにより、被覆シート14が身体に密着して被覆シート14と使用者との間に隙間が発生することを抑制することができ、使用者の身体が冷気に触れることを防止できる。また、第1の被覆シート14a及び第2の被覆シート14bの上面に就寝中の使用者の体温を保つための第1の保温シート14d及び第2の保温シート14eをそれぞれ備えている。
図1に示すように、乾燥機本体6は、外気を取り入れる流入口(図示せず)と、外気を温める電熱ヒーター(図示せず)と、この電熱ヒーターにより温められた空気を熱風として送り出すシロッコファン(図示せず)と、このファンを回転させるACモータ(図示せず)と、操作部6aからのON/OFF信号、温度調節信号、風量調節信号に基づいて、電熱ヒーター、ファン、モータを制御するための制御部(図示せず)と、電熱ヒーター、ファン、モータ、制御部を取り囲む樹脂製のハウジング6bと、このハウジングの側面に設けられホース8が接続される接続部6cと、この接続部6cの下流端に形成され熱風を送り出す排出口6dとを備えている。接続部6cは、略円筒状の樹脂製の管で形成され、その下流端に排出口6dが形成されている。電熱ヒーターは、排出口6d付近に設けられている。
乾燥機本体6は、回転数2800~2900rpmでモータを回転させて、20~65℃、2~4.4m3/分の熱風を排出口6dから袋体4へ送り出すことができるようになっている。乾燥機本体6は、袋体4が敷寝具16の下に配置された場合に、掛け寝具12及び敷寝具16を持ち上げて袋体4が膨らむことができる程度の風量を供給することができるようになっている。
また、乾燥機本体6は、操作部6aを操作することにより温度及び風量を段階的に調節することができるようになっている。具体的に、可変ダンバー(流量調節弁)が排出口6dと連通する流路に設けられており、この可変ダンバーを操作部6aからの信号に基づき作動させて流路断面を可変させることよって、風量を段階的に変更させることができるようになっている。乾燥機本体6の風量は、使用者の好みや寝具の重量によって決定することができる。なお、寝具乾燥機を重い寝具に使用する場合には、乾燥機本体が最高出力4.4m3/分以上、例えば10m3/分以上の熱風を排出口6dから送り出すことができるように構成してもよい。
乾燥機本体6は、流路がダンバーで閉じられている状態においてモータが作動された場合、熱風が流入口から排出されてモータが過負荷になり故障しないようになっている。また、乾燥機本体6は、乾燥させる寝具の重さに応じて風量を調節することができるようになっている。より具体的に、乾燥機本体6は、寝具が重い場合は、モータの出力を上げて、寝具が軽い場合は、モータの出力を下げることができるようになっている。
図3に示すように、ホース8は、袋体4と同一の高密度な木綿の布で構成されている。ホース8は、乾燥機本体6から熱風が送入されている時は膨らんで、その断面が略正円の円形になるように形成されている(図3(a)を参照)。また、ホース8は、乾燥機本体6から熱風が送入されていない時は萎んで、その断面が偏平形状になるように形成されている(図3(b)を参照)。これにより、ホース8が萎むので寝具との間に隙間が発生せず、隙間風が寝具の中に侵入することがない。また、ホース8は、軸方向に沿って略同一断面で形成されている。ホース8は、軸方向の長さが50~100cmの長さで構成されている。なお、本実施形態では、ホース8は、木綿により構成されているが、これに限定されるものではなく、合成繊維などにより構成してもよい。
ホース8は、袋体4と同様に、平面視で横長の略長方形の2枚の上側布と下側布とが上下に重ね合わされ構成されている。ホース8は、袋体4と一緒に縫い合わされることにより、袋体4と一体的に形成されるようになっている。なお、本実施形態では、2枚の布を重ね合わせることによりホースを構成したが、1枚の布を折り畳んでホースを構成してもよい。
また、図1に示すように、ホース8の下流端部8aは、袋体4の接続口4eに接続され、ホース8の上流端部8bは、乾燥機本体6の接続部6cに接続されている。図4に示すように、ホース3の上流端部8bには、その内部に、上流端部の周方向に沿ってゴム部材(図示せず)が設けられており、上流端部8bの開口がゴム部材の弾性によって拡大又は縮小するように構成されている。ホース8の上流端部8bは、乾燥機本体6の接続部6cに挿入されて、上流端部8bが接続部6cに対してゴム部材の弾性力によって固定される。これにより、留め金具などの別部材を用いることなくホース8の上流端部8bを接続部6cに固定することができる。また、ホース8の下流端部8aは、袋体4の接続口4eの周縁に縫い付けられることにより固定され、袋体4と一体的に形成されている。
ホース8は、袋体4に接続された状態において、ホース8の上面8cが、側面視で、袋体4の上面4fに対して段差なく面一に滑らかに連続している(図1及び図7を参照)。同様に、ホース8の下面8dが、側面視で、袋体4の下面4gに対して段差なく面一で滑らかに連続している(図1及び図7を参照)。これにより、ホース8が袋体4と一体的に膨らんだり萎んだりするようになっている。
次に、図5乃至図7を参照して、本実施形態の寝具乾燥機を寝具へ取り付ける方法を説明する。図5は本実施形態による寝具乾燥機を設置した状態における平面図、図6は本実施形態による寝具乾燥機を設置した状態における背面図、図7は本実施形態による寝具乾燥機を設置した状態における長手方向の一部断面図である。
先ず、図5に示すように、寝具乾燥機2の袋体4は、被覆シート14上に配置される。具体的に、袋体4は、平面視で袋体4の周縁と被覆シート14の周縁とがほぼ重なり合うように配置され、ホース8が袋体4の右側(敷寝具16に仰向けに寝ている使用者から見ると左側)に位置するように配置される。
次に、図6及び図7に示すように、袋体4に固定された7本の弾性部材10を被覆シート14の取付部15にスナップフィットさせる。これにより、袋体4が被覆シート14に対して固定される。図7に示すように、各弾性部材10は、被覆シート14の底面から下方向へ所定長さのあそびを有している。これにより、使用者は、弾性部材10を好みの長さに調節して、袋体4が被覆シート14に対して圧着する強さを調節することができるようになっている。本実施形態においては、弾性部材10と被覆シート14とがスナップフィットで固定されているが、これに限定されず、ジッパーにより固定してもよい。
使用者が操作部6aを操作してONにすると寝具乾燥機2が作動して、熱風がホース8を介して袋体4内へ送入される。所定時間経過すると、袋体4内に熱風が溜まると共に熱風が外部へ少量ずつ排出される。これにより、袋体4全体の熱を寝具に伝えると共に、袋体全体から寝具へ熱風を少量ずつ直接当てて乾燥させることができる。使用者が操作部6aを操作してOFFにすると、寝具乾燥機2が停止し、袋体4への熱風の送入が停止される。これにより、袋体4が萎んで寝具と一体的になり、使用者は、袋体を寝具に取り付けた状態で就寝することができる。また、寝返りをした際に袋体と使用者との間に隙間が発生することを抑制することができる。
次に、図8及び図9を参照して、本実施形態の寝具乾燥機を寝具へ取り付けて就寝する方法を説明する。図8は本実施形態による寝具乾燥機の第1の使用状態における長手方向の一部断面図、図9は本実施形態による寝具乾燥機の第1の使用状態における幅方向の一部断面図である。
寝具乾燥機により掛寝具12を乾燥させた場合、図8及び図9に示すように、袋体4は、掛け寝具12と被覆シート14との間に配置されている。使用者は、被覆シート14の中に入り就寝する。夏季には、袋体4の下面に綿のシートを設け、冬季には、袋体4の下面にカシミヤ、綿、ガーゼ、ニットなどの柔軟性を有するシートを設けるとよい。
就寝時、使用者は、頭側の被覆シート14と敷寝具16との間から入り込んで敷寝具16の上に横たわって就寝する。袋体4と被覆シート14とを接続している弾性部材10が伸び縮みし、被覆シート14が伸縮自在な材料により形成されているので、使用者が被覆シート14内に入り込みやすくなっている。また、袋体4及び被覆シート14は、敷寝具16上に横たわった使用者に向かって圧着するので使用者との間に隙間が発生することを抑制することができるようになっている。また、袋体4が弾性部材10によって被覆シート14に固定されているので使用者が寝返りをしても袋体4がずれ落ちることがない。
次に、図10及び図11を参照して、別の使用状態における、本実施形態の寝具乾燥機を寝具へ取り付けて就寝する方法を説明する。図10は本実施形態による寝具乾燥機の第2の使用状態における長手方向の一部断面図、図11は本実施形態による寝具乾燥機の第2の使用状態における幅方向の一部断面図である。
図10及び図11に示すように、袋体4は、敷寝具16の下に配置されている。この場合、袋体4の上に掛け寝具12及び敷寝具16が設けられているため、袋体4は膨らみ難くなっているが、袋体4は、図10及び図11に示すように、敷寝具16の周縁から所定長さがはみ出るようになっている。袋体4内へ熱風が送入されると、はみ出ている所定長さの部分が最初に膨らみ、その後に、周縁から中心部に向けて徐々に膨らむようになっている。これにより、掛け寝具12及び敷寝具16が袋体4の上に設けられている場合であっても、袋体4全体へ熱風を送入することができ、膨らませることができる。また、重い寝具を持ち上げるには、熱風が漏れないように袋体4が高密度に織られた布により構成されていることが必要である。
また、袋体4内へ熱風を送入しても袋体4が膨らみ難い場合は、敷寝具16と袋体4との間に手を入れて空間を形成することにより、袋体4を膨らませることができる。或る程度に袋体4が膨らんだ後に手を抜いても袋体4は膨らみ続け、熱風が袋体4全体に行き渡るようになっている。子供用の小さな寝具を乾燥させる場合は、袋体4を折り畳んで使用することができる。
図10及び図11に示すように、就寝時、使用者は、頭側の被覆シート14と敷寝具16との間から入り込んで敷寝具16の上に横たわって就寝する。袋体4が敷寝具16の下に配置されているので、ずれ落ちることもなく、使用者は違和感なく就寝することができるようになっている。
以上説明したように、本実施形態による寝具乾燥機2は、寝具に取り付けた状態で就寝することができる寝具乾燥機である。本実施形態による寝具乾燥機2においては、その中に空気が送入されると膨らむ袋体4と、熱風を生成して袋体4内へ送入させる乾燥機本体6と、乾燥機本体6と袋体4とを接続するホース8とを備えている。袋体4は、平面視で寝具と略同一の大きさ又は寝具よりも大きく形成されていると共に、袋体4は、袋体4全体が膨らむと共に外部へ空気を排出することができるように構成されている。ホース8は、柔軟性を有し、乾燥機本体6から熱風が送入されている時は膨らみ、乾燥機本体6から熱風が送入されていない時は萎むように構成されている。
本実施形態による寝具乾燥機2よれば、袋体4は、寝具と略同一の大きさ又は寝具よりも大きく形成されており、袋体4全体が膨らむと共に外部へ空気を排出することができるように構成されているため、寝具を全体的に万遍なく乾燥させることができ、寝具乾燥機の乾燥性能を向上させることができる。また、ホース8は、柔軟性を有し、乾燥機本体6から熱風が送入されている時は膨らみ、乾燥機本体から熱風が送入されていない時は萎むように構成されているので、寝具乾燥機2を寝具に取り付けた状態で就寝することができる。このため、乾燥機を使用する際に、毎回、組み立てや設置などの準備を行う必要なく、使用者の負担を軽減することができる。よって、寝具を全体的に万遍なく乾燥させることができると共に、使用者の負担を軽減することができる寝具乾燥機を提供することができる。
また、本実施形態による寝具乾燥機2においては、ホース8の下流端は、その開口断面が円形で形成され、ホース8の上面8cが袋体4の上面4fと面一に連続し、ホース8の下面8dが袋体の下面4gと面一で連続して接続されている。これにより、ホース8が袋体4と一体的に膨らんだり萎んだりするので、使用者は寝具乾燥機を寝具に取り付けた状態で違和感なく就寝することができる。
本実施形態による寝具乾燥機2においては、袋体4は、寝具に対して着脱自在に固定するための弾性部材10を備えている。これにより、寝具乾燥機2の袋体を寝具に固定することができるので、袋体がずれ落ちることを防止することができる。
また、本実施形態による寝具乾燥機2においては、弾性部材10は、平面視において、袋体4の左側端部4a、右側端部4b、及び爪先側端部4dに設けられている。これにより、寝具乾燥機2の袋体4を寝具にしっかりと固定することができるので、袋体がずれ落ちることをより防止することができる。また、寝返りをした際に袋体と使用者との間に隙間が発生することを抑制することができる。
本考案の上記実施形態に限定されることなく、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
2 寝具乾燥機
4 袋体
6 乾燥機本体
8 ホース
10 弾性部材(固定部材)
12 掛け寝具
14 被覆シート
16 敷寝具

Claims (5)

  1. 寝具に取り付けた状態で就寝可能な寝具乾燥機であって、
    その中に空気が送入されると膨らむ袋体と、
    熱風を生成して前記袋体内へ送入させる乾燥機本体と、
    前記乾燥機本体と前記袋体とを接続するホースと、を備え、
    前記袋体は、平面視で寝具と略同一の大きさ又は寝具よりも大きく形成されていると共に、前記袋体は、前記袋体全体が膨らむと共に外部へ空気を排出することができるように構成され、
    前記ホースは、柔軟性を有し、前記乾燥機本体から熱風が送入されている時は膨らみ、前記乾燥機本体から熱風が送入されていない時は萎むように構成されている、
    ことを特徴とする、寝具乾燥機。
  2. 前記ホースの下流端は、その開口断面が円形で形成され、
    前記ホースは、前記ホースの上面が前記袋体の上面と面一に連続し、前記ホースの下面が前記袋体の下面と面一で連続して接続されている、請求項1に記載の寝具乾燥機。
  3. 前記袋体は、寝具に対して着脱自在に固定するための固定部材を備えている、請求項1又は2に記載の寝具乾燥機。
  4. 前記固定部材は、弾性部材である、請求項3に記載の寝具乾燥機。
  5. 前記弾性部材は、平面視において、前記袋体の左側端部、右側端部、及び爪先側端部に設けられている、請求項4に記載の寝具乾燥機。
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