JP2727832B2 - 電気寝具 - Google Patents

電気寝具

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JP2727832B2
JP2727832B2 JP3325503A JP32550391A JP2727832B2 JP 2727832 B2 JP2727832 B2 JP 2727832B2 JP 3325503 A JP3325503 A JP 3325503A JP 32550391 A JP32550391 A JP 32550391A JP 2727832 B2 JP2727832 B2 JP 2727832B2
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air
bag
blowing
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bed
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英穂 篠田
宏明 藤井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベッド等の寝具に利用す
るもので、ベッド上の掛け布団等の寝具の乾燥を行うこ
とができる電気寝具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の乾燥装置としては、図3
及び図4に示すような構造になっていた。
【0003】すなわち、敷き布団1と掛け布団2の間に
使用者自身が布製の送風マット3を挟み込み、前記送風
マット3の端部に設けられた送風孔4と通風路5を連通
し、さらに電気ヒータを有する温風発生装置6を通風路
5を介して連通することにより、前記送風マット3に温
風を送り、布目を通じて寝床内に温風を吹き出すことに
より前記敷き布団1と前記掛け布団2の乾燥を行うよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構造のものでは、使用時にいちいち前記送風マット
3を寝具中央に挿入ししわを伸ばし、前記通風路5及び
温風発生装置6をセットするという煩雑な操作が必要で
あった。
【0005】また、ベッドで使用する場合、ベッドメー
キングを行うことにより温風が前記送風マット3の端部
まで届かないという問題があった。
【0006】さらに、前記送風マット3が布目の通気性
を利用して送風を行うという構造であるため、空気中の
ほこりなどにより目づまりが発生し、かなり頻繁に前記
送風マット3を洗濯しなければならないという問題もあ
った。
【0007】そこで、本発明は送風マットを使用時にい
ちいち敷き込む手間が要らず、送風袋をベッドマットレ
ス等の敷き寝具に取り付けることができ、かつ、目づま
りをおこすことがなく寝具全体を均一に乾燥させること
ができる。
【0008】就寝者からの発汗や蒸泄による水分を適度
に放散させ、快適な寝床内環境を実現することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、送風機とヒータを内蔵した温風ユニット
と、前記温風ユニットからの送風を受け表面に設けられ
た多数の通気孔より温風を吹き出す送風袋を備え、前記
送風袋は綿繊維を少なくとも30%以上含む織物を目つ
ぶし加工した生地より構成するとともに、ベッドマット
レスに取り付ける送風袋取付カバーを送風袋の下面に一
体に構成する
【0010】
【作用】本発明の電気寝具は上記構成により、温風ユニ
ットと連通した送風袋内部に温風が流入するに従い、そ
の内圧により前記送風袋が容易にふくらみ、表面の通気
孔から均一に温風を上面へ吹き出す為、上に掛かってい
る掛け布団等の寝具を使用状態のまま乾燥させることが
できる。また、送風袋が綿繊維を少なくとも30%以上
含む織物を目つぶし加工した生地より構成されることに
より、人体からの水分放散を充分におこなうことができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
【0012】図2において、7はヒータと送風機を内蔵
した温風ユニットであり、ダクト8を介して送風袋9と
温風が連通するように構成されている。この送風袋9の
下面にはベッドマットレス10を包み込み前記送風袋9
を前記ベッドマットレス10に強固に取り付ける送風袋
取付カバー11が縫製され一体に構成されている。
【0013】図1は同実施例における断面図である。前
記送風袋9は上生地12と下生地13とをその外周部に
て縁布14により袋縫製されており、温風流入口15と
前記ダクト8が接合され前記温風ユニット7と連通して
いる。また、前記下生地13にはその外周部より内側に
て前記送風袋取付カバー11が縫製され一体に接合され
ており、前記送風袋取付カバー11が前記ベッドマット
レス10を包み込むように箱状縫製され、その下端には
ゴムひも16が全周にわたり縫い付けられている。これ
により、前記ベッドマットレス10への強固な取り付け
ができる構造となっている。また、前記上生地12には
直径3mmの通気孔17が多数個設けられ、前記温風流入
口15からの温風を上面に吹き出す構造となっている。
なお、18はベッド本体、19はヘッドボードである。
【0014】前記上生地12及び前記下生地13は高密
度の綿織物をカレンダーにより目つぶし加工したもので
あり、ダウンプルーフ加工として一般に羽毛布団の側地
に用いられている加工を施した。これまでの実験の結
果、JIS L 1096フラジール形法による測定で
通気度が1.0cm2 /cm2 /sec 以下でないと布目から漏
れる空気量が多くなり、前記送風袋9が完全にふくらま
ず均一な送風ができないことがわかった。さらに、JI
S L 1099 A−1法による透湿度測定で約50
00g/m2 ・24H以上の透湿度がない場合、前記送
風袋9を構成することにより水分放散が極端に悪くなり
寝床内の快適性に影響を与えることもわかった。綿繊維
が30%以上含まれる場合、その自然吸放湿性により、
上記透湿度は確保される。
【0015】この構成により、前記温風ユニット7から
出た温風は前記ダクト8を通り、前記送風袋9の内部に
吹き出される。袋内の圧力が高まるにつれて前記送風袋
9がふくらみ足元及び胸元の両端部まで温風の通路が確
保でき、前記通気孔17から均一に温風が吹き出され
る。標準のベッドパッド、シーツ及び掛け布団を掛けた
ときの動作静圧は約15mmAqであり、前記ベッドマッ
トレス10の側面に取り付け可能な薄型コンパクトタイ
プのファンで均一な布団乾燥が実現できた。そして、布
の通気性を利用する従来の方式とは異なり、直径3mmの
前記通気孔17を設けたため目づまりが生じない。
【0016】
【発明の効果】本発明は、送風機とヒータを内蔵した温
風ユニットと、前記温風ユニットからの送風を受け表面
に設けられた多数の通気孔より温風を吹き出す送風袋を
備え、前記送風袋は綿繊維を少なくとも30%以上含む
織物を目つぶし加工した生地より構成するとともに、送
風袋をベッドマットレスに取り付ける送風袋取付カバー
を送風袋の下面に一体に構成することにより、以下の効
果を得るものである。 (1)送風袋に通気孔を設けたため送風袋の目づまりが
なく送風袋を洗濯等する必要がなく、送風袋取付カバー
を設けたことにより設置したまま就寝しても送風袋がず
れることがなく、使い勝手が良く、設置したまま連続し
て使用できる。 (2)送風袋の内圧を高めることによりベッド就寝時に
吸湿しやすい掛け布団を充分に乾燥させることができる
と同時に、人体直下に送風機を設けるにもかかわらず、
人体からの発汗や蒸泄の水分を充分に発散することがで
き、快適な寝具を提供することができる。 (3)目つぶし加工を施したことにより、通気孔を設け
てもその部分がほつれにくく、通風性能が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の運転動作時における断面図
【図2】同実施例における電気寝具の外観斜視図
【図3】従来の寝具乾燥機の使用状態の図
【図4】同側面断面図
【符号の説明】
7 温風ユニット 8 ダクト 9 送風袋 11 送風袋取付カバー 12 上生地 13 下生地 17 通気孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風機とヒータを内蔵した温風ユニット
    と、前記温風ユニットからの送風を受け表面に設けられ
    た多数の通気孔より温風を吹き出す送風袋を備え、前記
    送風袋は綿繊維を少なくとも30%以上含む織物を目つ
    ぶし加工した生地より構成するとともに、前記送風袋を
    ベッドマットレスに取り付ける送風袋取付カバーを前記
    送風袋の下面に一体に構成する電気寝具。
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JPH0870960A (ja) * 1994-09-01 1996-03-19 Yasuki Yoshimura ふとん通気マット
JP6403414B2 (ja) * 2014-04-16 2018-10-10 東芝ライフスタイル株式会社 衣類乾燥機

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JP3020996U (ja) * 1995-07-27 1996-02-16 恭司 高見 吊上げ反転穴付きu字溝用型枠装置

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