JP3235905B2 - 穀物乾燥貯蔵庫 - Google Patents

穀物乾燥貯蔵庫

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JP3235905B2
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外に設置した乾燥貯
蔵庫内の下部を通風床により上下に区画して上部に乾燥
室を、下部に通風室をそれぞれ形成し、乾燥室内に収容
堆積した穀物層に加温空気を通風して乾燥する穀物乾燥
貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タンク(穀槽)内に張込まれた穀
粒を、張込用コンベア、竪軸オーガー、穀粒搬送装置お
よび揚穀機を作動させて、穀粒を循環流動させながら熱
風発生装置により得られた乾燥風を通風床を介して上方
に向け流通せしめて乾燥し、次いで穀粒が所定水分まで
乾燥されたら、張込用コンベア、竪軸オーガー、穀粒搬
送装置および揚穀機の運転を停止して穀粒を静止状態と
して、自然風を下方より上方に向け流通せしめて仕上げ
乾燥を行いながら穀粒を貯蔵するようにした穀粒の乾燥
装置は、本出願前例えば特公昭63−40579号公報
に記載されていて公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
乾燥装置においては、乾燥風および自然風を通風床
全面より上方に向け一方送風させながら穀粒の乾燥作業
および貯蔵作業を行っているが、穀槽内には相当量の穀
粒が高く堆積された状態のもとに収容されているので、
如何に穀粒を揚穀機を介し循環流動せしめたり、あるい
は竪軸オーガーにより撹拌流動せしめても、通風床全面
より上方に向け強制的に圧送される乾燥風が強く噴き当
たる下層の穀粒は上層の穀粒よりも早く乾燥されるとい
う現象、および循環乾燥作業時に通風床上を自転しなが
ら公転する横軸オーガーと竪軸オーガーの下端が衝突し
ないようにするために、通風床上に横軸オーガーの高さ
と略同じ高さに堆積された穀粒は未撹拌状態となるとい
う現象、さらに、堆積穀粒層中に何等かの原因である大
きさの通風路が一旦形成された場合には、圧送風がこの
通風路より上方に吹き抜け通風床全面より均一な圧送風
を上方に向け送風することができないという現象等によ
り、下層の穀粒が過乾状態となる許りか、火炉および
送風機とからなる熱風発生装置は、屋外に設置されてい
る関係で、乾燥貯蔵作業中における騒音が大きく、騒音
公害を起こすうえ、風雨によって腐蝕されるため故障が
多く発生し、耐久性に乏しいという問題点があった。
【0004】本発明は、穀物乾燥貯蔵庫および熱源装置
を内蔵した熱交換室を屋外に設置するものであっても、
熱交換室と送風機とを接続する導風路を穀物乾燥貯蔵庫
の通風室内に深く挿入して通風室内の奥部に送風機を収
蔵したことにより、静音状態のもとに乾燥貯蔵作業がで
きるとともに、風雨による送風機の腐蝕を防止し、耐久
性の増大を図る許りか、切替ダンパーおよびダンパーの
単なる切替作動で加温空気を堆積穀物に対し下方より上
方に、また上方より下方に向け流通せしめて穀物の一部
が過乾燥状態となることなく均一に乾燥せしめたり、あ
るいは熱源装置の作動を停止すれば同一の乾燥貯蔵庫を
利用して外気の流通で乾燥穀物を品質を損なうことなく
食味良好な状態のもとに長期に亘り貯蔵することができ
る穀物乾燥貯蔵装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の穀物乾燥貯蔵装置は、屋外に設置した乾燥
貯蔵庫内の下部を通風床により上下に区画して上部に乾
燥室を、下部に通風室をそれぞれ形成し、乾燥室内に収
容堆積した穀物層に加温空気を通風して乾燥する穀物乾
燥貯蔵装置であって、乾燥貯蔵庫に隣接して屋外に設置
され内部に熱源装置を備えた熱交換室に接続せしめた導
風路を乾燥貯蔵庫の通風室内に深く挿入して、該導風路
の通風室内における一端に送風機を接続して通風室内の
奥部に送風機を位置せしめ、乾燥貯蔵庫の上部空間と
記熱交換室の吸気口とを連結ダクトで接続するととも
に、前記送風機の吐出側は切替ダンパーによる切り替え
により通風室あるいは外部と接続させ、前記乾燥貯蔵庫
の上部空間と熱交換室とを接続した連結ダクトの熱交換
室との接続側には、該連結ダクトを熱交換室の吸気口ま
たは外気に通じる圧送排気口とに切り替え連通させるダ
ンパーを備えてなることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明に係る穀物乾燥貯蔵装置によれば、送風
機により熱交換室から熱気を吸入して加温圧送風として
乾燥貯蔵庫の通風室内に送風し、かつ乾燥室内の穀物層
を上向きに流通させて乾燥貯蔵庫の上部空間から外部に
排出するかまたは送風機により乾燥貯蔵庫の通風室内
の空気を吸入して圧送風として熱交換室に送風し、かつ
導風路を経て乾燥貯蔵庫の上部空間から穀物層を下向き
に流通させて送風室から外部に排出することができる
で、乾燥貯蔵庫内の堆積穀物に対し加温空気を下方より
上方(図2の実線矢印方向)に向けて圧送流通せしめて
乾燥したり、加温空気を堆積穀物に対して上方より下方
(図2の鎖線矢印方向)に向けて吸引乾燥せしめて乾燥
することができる。
【0007】なお、上述のように乾燥された穀物を同一
の乾燥貯蔵庫を利用して貯蔵するときには、上述の状態
で熱源装置の運転を停止し、外気のみを乾燥穀物に対し
上方より下方に向け、または下方より上方に向けて流通
せしめれば、乾燥穀物は品質の低下を招くことなく長期
に亘り貯蔵される。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1ないし図3に示されたものは、本発明の穀物乾燥貯蔵
装置の実施例を示すものである。図1は一部を切欠した
縦断正面図、図2は一部を切欠した要部の縦断拡大正面
図、図3は一部を切欠した要部の横断拡大平面図で
る。1は、屋外に設置した円筒状の乾燥貯蔵庫であっ
て、前記乾燥貯蔵庫1内の底部側には多孔板状の通風床
3を水平に敷設して、通風床3の下方に通風室2が、か
つ上方に穀物を収容する乾燥室4が設けられている。通
風床3の上部には通風床3の上面を自転しながら公転す
る横軸排出オーガー5を水平に設けて、乾燥室4内の穀
物を通風床3の中心位置に開口した排出口6へ向け搬送
するとともに、前記横軸排出オーガー5の下方位置には
横軸排出オーガー5により排出口6まで移送されてきた
穀物を受け継いで乾燥貯蔵庫1外に搬送するためのコン
ベア式の搬送ベルト7が回転自在に懸回されている。前
記通風室2の内部には圧送型式の送風機8が収蔵設置さ
れている。9は、穀物を乾燥貯蔵庫1内に投入するため
の投入装置である。前記乾燥室4内には、基端部を公転
回動の軸心とし、他端部を乾燥貯蔵庫1の側壁10内周
面に設けた環状案内レール13に沿って公転する水平軸
12と、前記水平軸12に沿って中心部と側壁10との
間を往復移動しながら自転する複数の竪軸オーガー14
とからなる撹拌混合装置11が収設されている。
【0009】15は、乾燥貯蔵庫1の下部一側に設けた
熱交換室であって、前記送風機8の吸気側に一端が接続
された導風路16の他端側を熱交換室15に接続せしめ
るとともに、熱交換室15内には、ヒータ等からなる熱
源装置17が設置されていている。上記導風路16は、
図1に示すように通風室2内に深く挿入されており、送
風機8は通風室2内の奥部に位置している。このよう
に、送風機8は通風室2内の奥部に収蔵されることで送
風機8による騒音公害を防止するとともに、送風機8は
風雨による腐蝕を無くして耐久性の増大を達成できる。
【0010】送風機8の吐出側に接続された吐出路18
は、その先端側の排気口19が外部に開口しているとと
もに、上記吐出路18の途中には圧送吐出口20開口
されていて、圧送吐出口20の開口位置の吐出路18内
に回動調節自在に軸架した切替ダンパー21により、吐
出路18を閉鎖したときのみ開口して送風機8より吐出
された加温空気を通風室2内に圧送せしめるようになっ
ている。
【0011】22は、上端側が乾燥貯蔵庫1の上部空間
に、また、下端側の吸気口23を経て熱交換室15にそ
れぞれ接続された連結ダクトであって、前記連結ダクト
22の下部には、吸気口23に隣接して圧送排気口24
が開口されている。そして、吸気口23と圧送排気口2
4との開口境界位置にはダンパー25が備えられてい
て、ダンパー25の切替作動により吸気口23と圧送排
気口24とを交互に切替開口せしめることができるよう
になっている。26は、通風室2内に位置した導風路1
6の適所に開口した吸込口であって、該吸込口26は、
導風路16内に回動調節自在に軸架したダンパー27に
より導風路16を閉鎖状態としたときに開口され、ま
た、導風路16を導通状態としたときに閉口されるよう
に構成されている。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。穀
物乾燥貯蔵庫および熱気発生装置を屋外に設置するもの
であっても、通風室内に導風路を深く挿入して通風室内
の奥部に送風機を収蔵したことにより、静音状態のもと
に乾燥貯蔵作業ができるとともに、風雨による送風機の
腐蝕を防止し、耐久性の増大を図る許りか、切替ダンパ
ーおよびダンパーの単なる切替作動で加温空気を堆積穀
物に対し下方より上方に、また上方より下方に向け流通
せしめて穀物の一部が過乾燥状態となることなく均一に
乾燥せしめたり、あるいは熱源装置の作動を停止すれば
同一の乾燥貯蔵庫を利用して外気の流通で乾燥穀物を品
質を損なうことなく食味良好な状態のもとに長期に亘り
貯蔵することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠した穀物乾燥貯蔵装置の縦断正面図
である。
【図2】一部を切欠した穀物乾燥貯蔵装置における要部
の縦断拡大正面図である。
【図3】一部を切欠した穀物乾燥貯蔵装置における要部
の横断拡大平面図である。
【符号の説明】
1 穀物乾燥貯蔵庫 2 通風室 8 送風機 15 熱交換室 16 導風路 17 熱源装置 18 吐出路 19 排気口 20 圧送吐出口 21 切替ダンパー 22 連結ダクト 23 吸気口 24 圧送排気口 25 ダンパー 26 吸込口 27 ダンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 21/00 - 21/04 F26B 9/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に設置した乾燥貯蔵庫内の下部を通
    風床により上下に区画して上部に乾燥室を、下部に通風
    室をそれぞれ形成し、乾燥室内に収容堆積した穀物層に
    加温空気を通風して乾燥する穀物乾燥貯蔵装置であっ
    て、乾燥貯蔵庫に隣接して屋外に設置され内部に熱源装
    置を備えた熱交換室に接続せしめた導風路を乾燥貯蔵庫
    の通風室内に深く挿入して、該導風路の通風室内におけ
    る一端に送風機を接続して通風室内の奥部に送風機を位
    置せしめ、乾燥貯蔵庫の上部空間と上記熱交換室の吸気
    口とを連結ダクトで接続するとともに、前記送風機の吐
    出側は切替ダンパーによる切り替えにより通風室あるい
    は外部と接続させ、前記乾燥貯蔵庫の上部空間と熱交換
    室とを接続した連結ダクトの熱交換室との接続側には、
    該連結ダクトを熱交換室の吸気口または外気に通じる圧
    送排気口とに切り替え連通させるダンパーを備えてなる
    ことを特徴とする穀物乾燥貯蔵装置。
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