JP3229437B2 - 板圧延における形状制御方法 - Google Patents

板圧延における形状制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板圧延における形状制
御方法に係り、特に冷間圧延中の板サイズ変更過程で形
状制御手段を調節して板形状を制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、圧延された板はその形状とりわけ
平坦度が良好であることが望ましいのはいうまでもない
が、特に最近では圧延板の形状に関する需要家要求は一
層厳しくなってきている。一般に、板形状制御方法は、
主としてロールの曲げ、たわみ、あるいはクラウンを調
整して行われる。その制御手段としては、たとえば、ワ
ークロールベンダとか中間ロールベンダ、中間ロールの
シフト、ロールクーラントの流量調整などの種々の方法
が提案されている。これらの制御手段は、圧延中は圧延
機出側で板形状を検出し、その情報によりフィードバッ
ク制御を行うのが通常である。
【0003】ところで、冷間圧延において、圧延材(た
とえば熱延コイル)の板厚あるいは板幅を変更する際に
は、前記圧延材の材質あるいは圧延条件に基づいて操作
量(たとえばロールベンディング力とか中間ロールシフ
ト量など)のプリセットを行っている。特に、中間ロー
ルに3次曲線あるいはサインカーブのプロフィルを有す
る圧延機(たとえば、CVC(Continuous Variable Cr
own)と称する技術を駆使したTCミル(川崎重工業株式
会社の商品名))の場合では、その1種類の固有クラウ
ンロールを軸心方向に位置制御することによって、種々
のメカニカルクラウンを連続的に生成し得るという特徴
を有していることを利用して、主に中間ロールのシフト
を用いてプリセットを行っている。
【0004】すなわち、圧延材料(たとえば熱延コイル
など)の板厚あるいは板幅を変更する際には、圧延材料
の材質および圧延条件に基づいて中間ロールシフト量の
操作量のプリセットを行うのであるが、このプリセット
の際には、中間ロールシフトの速度が遅いため、板サイ
ズ変更前から徐々にシフトを開始する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように中間ロールシフトを行うことにより、先行する板
サイズ変更前の圧延材料の板形状に乱れが生じてしまう
という問題がある。このようなプリセット時の中間ロー
ルシフトによる形状の乱れを防止する手段として、たと
えば特開昭54− 21948号公報には、中間ロールシフト位
置とワークロールベンディング力とが一次比例関係にあ
ることを利用して、中間ロールのシフト位置に応じてワ
ークロールベンディング力を操作する方式が、また特開
昭62−158512号公報には、中間ロールシフトにより発生
する形状の変化をモデル式により予測し、その変化を0
にするようにワークロールベンダおよび中間ロールベン
ダのベンディング力を調節する方式がそれぞれ提案され
ている。
【0006】しかし、これらの従来例に用いられる中間
ロールはいずれもフラットなプロフィールを有するもの
であって、本発明が目的とする3次曲線あるいはサイン
カーブのプロフィールを付与した中間ロールを対象とし
たものではないから、そのロールシフトのプリセットに
よる板形状の変化については明らかにされておらず、そ
のため形状の変化分の補正方法が決定することができな
いのである。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の有する
課題を解決した板圧延における形状制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークロール
とバックアップロールとの間に3次曲線あるいはサイン
カーブのプロフィルを有する中間ロールを配置した冷間
圧延機を用いて圧延中の板厚または板幅の板サイズを変
更する過程で形状制御手段を調節して板形状を制御する
方法において、前記中間ロールのシフト量の変化と中間
ロールベンディングにより板形状に及ぼす変化の特性を
利用して、板サイズ変更前に中間ロールシフトを行う際
に発生する板形状の変化分を予め中間ロールベンディン
グ力を用いて補正し、その後板サイズ変更後の形状が目
標値となるように制御することを特徴とする板圧延にお
ける形状制御方法である。
【0009】
【作 用】本発明者らは、上記の3次曲線あるいはサイ
ンカーブのプロフィルを有する中間ロールを配置した圧
延機を用いてその中間ロールシフト量により発生する板
形状の変化と中間ロールベンディング力およびワークロ
ールベンディング力により発生する板形状の変化を実験
を行って比較した結果、中間ロールシフトにより発生す
る形状変化のパターンと中間ロールベンディング力によ
り発生する形状変化のパターンとが極めて類似している
ことを見出した。
【0010】すなわち、中間ロールのシフト量SをΔS
だけ変化させた場合、同一形状を得るために必要な中間
ロールベンディング力FI の変化量ΔFI は、図3に示
すように、1対1の直線的な対応関係にあることが判明
した。そこで、この図3の関係を用いて中間ロールシフ
トのプリセット時の形状の変化分ΔSを中間ロールベン
ディング力FI のみで補正するように制御すれば、平坦
度のよい形状の圧延材を圧延することができる。
【0011】したがって、本発明によれば、板サイズ変
更時の中間ロールシフトのプリセットによる先行圧延材
に発生する形状の乱れを、予め中間ロールベンディング
力を操作することにより補正するようにしたから、圧延
材全長にわたり形状の良好な板を圧延することが可能で
ある。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、図面を参
照して詳しく説明する。図1は、本発明を実施するため
の冷間圧延機の概略構成を示したもので、この圧延機は
上下一対のワークロール1,2と上下一対のバックアッ
プロール3,4との間に軸方向に移動可能で3次曲線あ
るいはサインカーブのプロフィルを有する上下一対の中
間ロール5,6を配置している。
【0013】上下の中間ロール5,6のそれぞれの一方
の端部には図示しない軸方向移動装置が連結され、か
つ、その両端部間にはロールベンディング力FI を両中
間ロールに加えるためのロールベンダ(図示せず)が設
けられている。また、上下のワークロール1,2の両端
部間にはロールベンディング力FW を両ワークロールに
加えるためのロールベンダ(図示せず)が設けられてい
る。一方、上下のバックアップロール3,4の両端に圧
延荷重P/2を加えるための圧下装置(図示せず)が図
示しないロールハウジングに取付けられている。
【0014】この形式の圧延機においては、上下の中間
ロール5,6を圧延機中心線に対してSの位置だけ変更
することにより、ワークロール1,2のロールクラウン
を任意に変更できるので、種々の板幅の圧延材7に対し
てその平坦度を得ることができる。いま、板幅WA の圧
延材の圧延に引き続いてたとえば板幅WB なる次圧延材
を圧延する場合について、図2を参照して説明する。
【0015】この図に示すように、板幅WA の圧延材
は、圧延荷重PA ,ワークロールベンディング力FWA
また中間ロールシフトSA ,ロールベンディング力FIA
の条件で圧延されており、その圧延中に、板幅WB なる
次圧延材の圧延荷重PB ,ワークロールベンディング力
WB,中間ロールシフト位置SB ,中間ロールベンディ
ング力FICが、変形抵抗,板サイズ(板幅,板厚),ロ
ールの圧延距離,サーマルクラウンなどを考慮して計算
される。
【0016】そこで、板幅WA の圧延材の圧延が終期に
近づいた時刻t1 において、図示しない制御装置から圧
延機に制御信号が出力され、中間ロール5,6はロール
シフト位置SB に向かってシフトを開始する。また、こ
の時、中間ロールシフトによる形状の乱れが生じないよ
うに、前出図2の関係に従って中間ロールシフトの移動
を開始と同時に、中間ロールベンダを中間ロールシフト
により発生する形状の変化を打ち消す方向FIBに向って
動作させる。
【0017】時刻t2 において、中間ロールシフト位置
がSB となり、かつ、中間ロールベンディング力がFIB
となると、中間ロールシフトおよび中間ロールベンディ
ング力は一時的にそれぞれSB ,FIBに保持される。そ
して、これと同時に板幅WAの圧延材の後端と板幅WB
の圧延材の先端とを接合する溶接部が圧延機内を通過す
る。
【0018】溶接部が圧延機内を通過した直後の時刻t
3 において、ロール圧下装置とロールベンダとが操作さ
れ、板幅WB の圧延材に対する形状の目標値、すなわち
圧延荷重はPB に、中間ロールベンディング力はF
ICに、ワークロールベンディング力はFWBにそれぞれ変
更される。そして、板幅WB の圧延材の圧延が引き続い
て行われる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧延板に良好な形状精度を圧延材のほぼ全長にわたって
保証することができ、圧延材の先端および後端の形状不
良による切り捨て部分が減少し、歩留りの向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための冷間圧延機の概略構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明方法を実施するときの圧延機各部の動作
を説明する特性図である。
【図3】中間ロールベンディング力変化量と中間ロール
シフト量変化量との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1,2 ワークロール 3,4 バックアップロール 5,6 中間ロール 7 圧延材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 富夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 河澄 英輔 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭63−177909(JP,A) 特開 平6−55208(JP,A) 特開 昭62−158512(JP,A) 特開 昭54−21948(JP,A) 特開 平6−154821(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/00 - 37/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークロールとバックアップロールと
    の間に3次曲線あるいはサインカーブのプロフィルを有
    する中間ロールを配置した冷間圧延機を用いて圧延中の
    板厚または板幅の板サイズを変更する過程で形状制御手
    段を調節して板形状を制御する方法において、前記中間
    ロールのシフト量の変化と中間ロールベンディングによ
    り板形状に及ぼす変化の特性を利用して、板サイズ変更
    前に中間ロールシフトを行う際に発生する板形状の変化
    分を予め中間ロールベンディング力を用いて補正し、そ
    の後板サイズ変更後の形状が目標値となるように制御す
    ることを特徴とする板圧延における形状制御方法。
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