JP3228190B2 - 両面画像形成装置 - Google Patents

両面画像形成装置

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JP3228190B2
JP3228190B2 JP19043797A JP19043797A JP3228190B2 JP 3228190 B2 JP3228190 B2 JP 3228190B2 JP 19043797 A JP19043797 A JP 19043797A JP 19043797 A JP19043797 A JP 19043797A JP 3228190 B2 JP3228190 B2 JP 3228190B2
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/23Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 specially adapted for copying both sides of an original or for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/231Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタ等の画像形成装置に係り、特に、両面画像を形
成可能な両面画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における両面画像形成装置として
は、例えば2つの感光体を対向配置し、各感光体上に第
1トナー像(第1画像)、第2トナー像(第2画像)を
夫々形成した後、用紙の両面に各感光体上の第1トナー
像、第2トナー像を同時に転写するものが既に知られて
いる(例えば特開昭63−63057号公報、特開平2
−259670号公報参照)。また、第1画像及び第2
画像が担持される一つの感光体(例えば感光ドラム)
と、第1画像を一旦保持する中間転写ベルトとを備え、
感光体上の各画像が中間転写ベルト又は用紙に転写され
る第1転写器を第1転写部位に配設すると共に、中間転
写ベルトの用紙排出端には、中間転写ベルト上の第1画
像が用紙に転写される第2転写器及び用紙剥離器を配設
したものが知られている(例えば特開平1−20947
0号公報)。更に、本件出願人は、第1感光体上の第1
画像を第1中間転写ベルトへ一次転写デバイスを介して
一次転写し、一方、第2感光体上の第2画像を第2中間
転写ベルトへ一次転写デバイスを介して一次転写し、各
中間転写ベルトを挟む転写ロール対で、用紙の両面に各
中間転写ベルト上の画像を同時に転写させるようにした
技術を既に提案している(例えば特願平8−10844
9号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな両面画像形成装置にあっては、2つの画像形成部で
用紙の表裏面に対する画像を夫々形成することになる
が、2つの画像形成部における画像形成条件がそもそも
ばらつき易いため、用紙の表裏面画像間に濃度差や色差
が生じ易いという技術的課題がある。特に、用紙に両面
画像を同時転写する態様にあっては、一つの転写電界し
か設定できないにも拘わらず、極性反転側の現像像の帯
電量と極性非反転側の現像像の帯電量とが異なる危険性
が高いことから、用紙の表裏面画像間の濃度差や色差が
より顕著に生じ易い。
【0004】ところで、一般的な電子写真方式の画像形
成装置における濃度検知方式としては、濃度検知用のパ
ッチを感光体に現像し、そのパッチに光を当てその反射
光若しくは拡散光をセンサーで読み取り、現像量を把握
する方式が知られている。また、中間転写体を用いた画
像形成装置では、中間転写体上の一次転写後のパッチ濃
度をセンサーで読み取ったり、二次転写ロールに二次転
写した後のパッチ濃度をセンサーで読み取ったりするも
のが知られている(特開平8−44122号公報)。
【0005】しかしながら、このような先行技術におけ
る濃度検知センサーはあくまで一つの画像形成部の画像
濃度を把握するために設けられるものに過ぎず、2つの
画像形成部に用いる点を何等想定していないばかりか、
2つの画像形成部の濃度差をなくすように用いる点は全
く示唆されていない。従って、先行技術の濃度検知方式
をもってしても、両面画像形成装置の用紙の表裏面画像
間の画質差(濃度差や色差)をなくすために、用紙の表
裏面画像の濃度や色情報を把握するセンサーとして直ち
に用いることは不可能である。
【0006】また、特開平8−44122号公報に示さ
れるように、二次転写ロール上に二次転写した後のパッ
チ濃度をセンサーで検知する方式にあっては、確かに、
実際の用紙上の画像により近い画像濃度を高精度に検知
することが可能になるかも知れない。しかしながら、二
次転写ロールはそもそも画像を担持する部材ではないた
め、感光体や中間転写ベルトのような画像担持部材に比
べて表面性が悪く、二次転写ロール表面にパッチ画像を
作成したとしても、精度良くパッチ濃度を検知すること
が困難になり易いという懸念があるほか、二次転写ロー
ル表面にパッチ画像を作成した際に、パッチ画像を除去
するための専用のクリーニング装置を必ず設けなければ
ならず、その分、装置構成が複雑化してしまう懸念もあ
る。
【0007】また、二次転写ロール上にパッチ画像を作
成する場合には、パッチ画像の大きさ及び個数は一度に
二次転写ロール外周分以上作成できず、しかも、濃度検
知を容易にするという観点からある程度の大きさのパッ
チ画像を必要とするため、パッチ画像の作成の自由度が
自ずと制約されてしまう。特にカラー画像形成装置で4
色分の濃度調整をするときは、二次転写ロール上に各色
毎のパッチ画像を作成しなければならない。このとき、
連続的にパッチ画像を作成するためにはパッチ画像作成
後の二次転写ロールの逐次クリーニングが必要になる
が、通常の二次転写ロールは発泡体等で形成されている
ため、クリーニングしにくく、クリーニング終了までに
時間が多くかかってしまい、カラー画像形成装置におけ
る各色の濃度調整時間が不必要に嵩むという技術的課題
が生ずる。しかも、連続的にパッチ画像を作成するには
二次転写ロールとして4色分のパッチ画像を作成するた
めの大きさが必要になるが、通常の二次転写ロールは例
えばφ12mm程度であり、4色分のパッチ画像を作成
するには不充分であるという技術的課題もある。
【0008】本発明は以上の技術的課題を解決するため
になされたものであって、簡単な構成で、記録材上の画
像状態を正確に把握でき、また、両面間の画質差(濃度
差や色差)がない両面記録可能な両面画像形成装置を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
両面画像形成装置は、図1(a)に示すように、像担持
搬送体1,2にて表裏画像T1,T2が夫々担持搬送され
る2つの画像形成部A,Bを有し、この像担持搬送体
1,2上の画像T1,T2を記録材3の両面に転写形成す
る両面画像形成装置において、一方の画像形成部A又は
Bの画像濃度を検知する際に、一方の画像形成部A又は
Bから他方の画像形成部B又はAの像担持搬送体2又は
1に転写せしめられた画像T1又はT2の濃度を検知する
濃度検知手段4を備えたことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明に係る両面画像形成装置の他
の態様は、図1(b)に示すように、2つの画像形成部
A,Bにて表裏画像T1,T2を記録材3の両面に形成す
る両面画像形成装置において、2つの画像形成部A,B
における画像濃度を一致させる濃度調整手段5を備えた
ことを特徴とするものである。尚、図1(b)におい
て、2つの画像形成部A,Bは、像担持搬送体1,2に
て表裏画像T1,T2が夫々担持搬送され、この像担持搬
送体1,2上の画像T1,T2を記録材3の両面に転写形
成するものを例示しているが、インクジェット方式等の
ような像担持搬送体1,2を用いないで直接記録材3の
両面に画像形成するタイプも包含するものである。
【0011】このような技術的手段において、2つの画
像形成部A,Bは表裏画像T1,T2が夫々担持搬送され
る一対の像担持搬送体1,2を対向配置した態様であっ
てもよいし、あるいは、2つの画像形成部A,Bの一方
が像担持搬送体1を有し、他方が前記像担持搬送体1を
共用すると共にこれに対向配置される像担持搬送体2を
備えている態様であってもよい。
【0012】また、像担持搬送体1,2としては、夫々
の画像T1,T2を担持搬送するものであれば、適宜選定
して差し支えない。例えば各画像T1,T2が形成担持さ
れる感光体等の像形成用担持体だけの態様、あるいは、
この像形成用担持体と、この像形成用担持体に対向配置
され且つ像形成用担持体上の各画像T1,T2が一次転写
手段にて一時的に転写される中間転写体とを備えた態
様、あるいは、一方が像形成用担持体だけで、他方が像
形成用担持体と中間転写体との組合せ態様が挙げられ
る。この種の各種態様のうち、両面画像の画質差を有効
に抑えるという観点からすれば、第1画像T1,第2画
像T2の形成部がいずれも像形成用担持体のみの態様、
あるいは、いずれも像形成用担持体及び中間転写体の組
合せの態様であることが好ましい。また、レイアウト上
の自由度を確保するという観点からすれば、いずれも像
形成用担持体及び中間転写体の組合せの態様で、中間転
写体が共にベルト状のものが好ましいが、一方をドラム
状とし、他方をベルト状にしてもよく、また、径方向に
対してある程度の弾性を有するものであれば、両方の中
間転写体をドラム状にしてもよい。
【0013】更に、記録材3の両面への転写を同時に行
う態様として、例えば第1画像T1及び第2画像T2が電
子写真方式で形成されるタイプにおいては、像担持搬送
体1,2上に担持される第1及び第2画像T1,T2は二
次転写領域で互いに逆極性であることが必要である。こ
のとき、第1及び第2画像T1,T2をもともと逆極性材
料を用いても差し支えないし、あるいは、同極性材料を
用い、適当な箇所に極性反転手段を設け、一方の画像の
極性を反転させるようにしてもよい。
【0014】また、図1(a)の発明において、濃度検
知手段4による濃度情報は両面画像形成モードに限られ
ず、片面画像形成モードでも使用できることは勿論であ
る。そして、濃度検知手段4は機能的に独立して設置し
て差し支えないが、コストの低廉化という観点からすれ
ば、他の情報を検知する検知手段と兼用することが好ま
しい。
【0015】ここで、図2に示す態様の両面画像形成装
置を例に挙げて濃度検知手段4(具体的には4a,4
b)のレイアウト例を示す。同図において、両面画像形
成装置は、表裏画像T1,T2を担持搬送する一対の像担
持搬送体1,2が対向配置される2つの画像形成部A,
Bを有し、この画像形成部A,Bの各像担持搬送体1,
2には、各画像T1,T2が形成担持される像形成用担持
体1a,2aと、この像形成用担持体1a,2aに対向
配置され且つ像形成用担持体1a,2a上の各画像T
1,T2が一時的に転写される中間転写体1b,2bとを
具備したタイプであり、一方の画像形成部A又はBの中
間転写体1b又は2b上から他方の中間転写体2b又は
1bに転写された画像T1,T2の濃度を検知する二次転
写用の濃度検知手段4a,4bを備えたものである。
尚、図2中、符号11は各画像形成部A,Bの一次転写
手段、12は二次転写手段を示す。
【0016】このような濃度検知手段4a,4bにて二
次転写画像T1,T2の濃度を検知するため、各画像形成
部A,Bの適宜パラメータを調整することで二次転写画
像の濃度を制御することは可能であるが、二次転写画像
の濃度をより細かく制御するという観点からすれば、中
間転写体1b,2b上の一次転写画像の濃度を検知する
一次転写用の濃度検知手段6a,6bをも用いることが
好ましい。
【0017】更に、一次転写用の濃度検知手段6a,6
b及び二次転写用の濃度検知手段4a,4bを用いる態
様において、濃度検知手段4a,4bは各画像形成部
A,Bの二次転写位置の下流に設けられ、濃度検知手段
6a,6bは各画像形成部A,Bの一次転写位置の下流
に設けられることが必要である。特に、一次転写画像の
濃度を簡単且つ正確に検知するには、濃度検知手段6
a,6bを二次転写位置の上流側に設けることがよい。
但し、濃度検知手段6a,6bを二次転写位置の下流側
に設ける態様にあっても、二次転写位置で一次転写画像
を乱さない対策をとれば一次転写画像の濃度検知に何等
支障はない。
【0018】また、図2の態様において、装置構成の簡
略化という観点からすれば、濃度検知手段6a,bbを
削除し、二次転写用の濃度検知手段4a,4bで各中間
転写体1b,2b上の一次転写画像の濃度をも検知する
ように構築してもよい。
【0019】また、図1(b)の発明において、濃度調
整手段5は2つの画像形成部A,Bにおける画像濃度を
一致させるものを全て包含するものであり、濃度を制御
する際の濃度情報を取り込むための濃度検知手段とし
て、図1(a)の態様のものが好ましいが、これ以外の
態様のものを用いてもよいことは勿論である。
【0020】更に、濃度調整手段5の具体的なアルゴリ
ズムについては、同一基準に合わせて表裏画像T1,T2
の濃度を夫々一致させるようにしてもよいし、あるい
は、一方の画像の濃度の検知結果を他方に伝え、表裏画
像T1,T2の濃度を一致させる等適宜選定して差し支え
ない。
【0021】また、図1及び図2に示す発明は濃度情報
を用いた両面画像形成装置であるが、例えばカラー表裏
画像を扱う場合には、濃度情報に代えて色情報を用いた
両面画像形成装置を構築することができる。このような
発明に係る両面画像形成装置の態様は、図3(a)に示
すように、像担持搬送体1,2にてカラー表裏画像T
1,T2が夫々担持搬送される2つの画像形成部A,Bを
有し、この像担持搬送体1,2上の画像T1,T2を記録
材3の両面に転写形成する両面画像形成装置において、
一方の画像形成部A又はBの画像色を検知する際に、一
方の画像形成部A又はBから他方の画像形成部B又はA
の像担持搬送体2又は1に転写せしめられた画像T1又
はT2の色を検知する色検知手段7を備えたことを特徴
とするものである。
【0022】また、本発明に係る両面画像形成装置の他
の態様は、図3(b)に示すように、2つの画像形成部
A,Bにてカラー表裏画像T1,T2を記録材3の両面に
形成する両面画像形成装置において、2つの画像形成部
A,Bにおける画像色を一致させる色調整手段8を備え
たことを特徴とするものである。尚、図3(b)におい
て、2つの画像形成部A,Bは、像担持搬送体1,2に
て表裏画像T1,T2が夫々担持搬送され、この像担持搬
送体1,2上の画像T1,T2を記録材3の両面に転写形
成するものを例示しているが、インクジェット方式等の
ような像担持搬送体1,2を用いないで直接記録材3の
両面に画像形成するタイプも包含するものである。この
ような技術的手段において、2つの画像形成部A,Bや
像担持搬送体1,2の態様は図1(a)(b)について
述べたのと同様に適宜選定して差し支えない。また、図
3(a)(b)でいう「色」とは通常色相、明度、彩度
から決まるものであり、例えばL***の表色単位系
などを用いることにより客観的に数値表現できるものを
意味する。ここで、色の検知や一致については、色その
ものを直接検知して、一致させるようにしてよいことは
勿論であるが、例えば各色(例えばY(イエロ),M
(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック))毎のパ
ッチを作成し、各々の濃度を検知したり、あるいは、検
知した各色の濃度を合わせることによって再現色を一致
させるようにすることも可能である。
【0023】また、図3(a)の発明において、色検知
手段7による色情報は両面画像形成モードに限られず、
片面画像形成モードでも使用できることは勿論である。
そして、色検知手段7は機能的に独立して設置して差し
支えないが、コストの低廉化という観点からすれば、他
の情報を検知する検知手段と兼用することが好ましい。
【0024】ここで、図4に示す態様の両面画像形成装
置を例に挙げて色検知手段7(具体的には7a,7b)
のレイアウト例を示す。同図において、両面画像形成装
置は、カラー表裏画像T1,T2を担持搬送する一対の像
担持搬送体1,2が対向配置される2つの画像形成部
A,Bを有し、この画像形成部A,Bの各像担持搬送体
1,2には、各画像T1,T2が形成担持される像形成用
担持体1a,2aと、この像形成用担持体1a,2aに
対向配置され且つ像形成用担持体1a,2a上の各画像
T1,T2が一時的に転写される中間転写体1b,2bと
を具備したタイプであり、一方の画像形成部A又はBの
中間転写体1b又は2b上から他方の中間転写体2b又
は1bに転写された画像T1,T2の色を検知する二次転
写用の色検知手段7a,7bを備えたものである。尚、
図4中、符号11は各画像形成部A,Bの一次転写手
段、12は二次転写手段を示す。
【0025】このような色検知手段7a,7bにて二次
転写画像T1,T2の色を検知するため、各画像形成部
A,Bの適宜パラメータを調整することで二次転写画像
の色を制御することは可能であるが、二次転写画像の濃
度をより細かく制御するという観点からすれば、中間転
写体1b,2b上の一次転写画像の色を検知する一次転
写用の色検知手段9a,9bをも用いることが好まし
い。
【0026】更に、一次転写用の色検知手段9a,9b
及び二次転写用の色検知手段7a,7bを用いる態様に
おいて、色検知手段7a,7bは各画像形成部A,Bの
二次転写位置の下流に設けられ、色検知手段9a,9b
は各画像形成部A,Bの一次転写位置の下流に設けられ
ることが必要である。特に、一次転写画像の色を簡単且
つ正確に検知するには、色検知手段9a,9bを二次転
写位置の上流側に設けることがよい。但し、色検知手段
9a,9bを二次転写位置の下流側に設ける態様にあっ
ても、二次転写位置で一次転写画像を乱さない対策をと
れば一次転写画像の色検知に何等支障はない。
【0027】また、図4の態様において、装置構成の簡
略化という観点からすれば、色検知手段9a,9bを削
除し、二次転写用の色検知手段7a,7bで各中間転写
体1b,2b上の一次転写画像の色をも検知するように
構築してもよい。
【0028】また、図3(b)の発明において、色調整
手段8は2つの画像形成部A,Bにおける画像色を一致
させるものを全て包含するものであり、色を制御する際
の色情報を取り込むための色検知手段として、図3
(a)の態様のものが好ましいが、これ以外の態様のも
のを用いてもよいことは勿論である。
【0029】更に、色調整手段8の具体的なアルゴリズ
ムについては、同一基準に合わせて表裏画像T1,T2の
色を夫々一致させるようにしてもよいし、あるいは、一
方の画像の色の検知結果を他方に伝え、表裏画像T1,
T2の色を一致させる等適宜選定して差し支えない。
【0030】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1(a)に示す発明において、濃度検知手
段4は、例えば一方の画像形成部A(又はB)の画像濃
度を検知する際に、一方の画像形成部A(又はB)から
他方の画像形成部B(又はA)の像担持搬送体2(又は
1)に転写せしめられた画像T1(又はT2)の濃度を検
知する。このとき、濃度検知手段4で検知される画像T
1(又はT2)は記録材3に転写された状態の画像に相当
するため、記録材3上の画像濃度に近い状態で画像濃度
の検知動作が行われる。
【0031】また、図1(b)に示す発明において、濃
度調整手段5は2つの画像形成部A,Bにおける画像濃
度を一致させる。このため、2つの画像形成部A,Bか
ら記録材3の両面に転写形成された表裏画像T1,T2の
濃度は相互に一致するため、両画像T1,T2間に濃度差
が生ずることはなくなる。
【0032】更に、図3(a)の発明において、色検知
手段7は、例えば一方の画像形成部A(又はB)の画像
色を検知する際に、一方の画像形成部A(又はB)から
他方の画像形成部B(又はA)の像担持搬送体2(又は
1)に転写せしめられた画像T1(又はT2)の色を検知
する。このとき、色検知手段7で検知される画像T1
(又はT2)は記録材3に転写された状態の画像に相当
するため、記録材3上の画像色に近い状態で画像色の検
知動作が行われる。
【0033】また、図3(b)に示す発明において、色
調整手段8は2つの画像形成部A,Bにおける画像色を
一致させる。このため、2つの画像形成部A,Bから記
録材3の両面に転写形成された表裏画像T1,T2の色は
相互に一致するため、両画像T1,T2間に色差が生ずる
ことはなくなる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図5は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態1の概略構成を示す。同図において、この両面画像形
成装置は、用紙Pの第1面に第1画像を形成する第1画
像形成部20aと、用紙Pの第2面に第2画像を形成す
る第2画像形成部20bと、両面画像形成部20a,2
0bを通過した用紙P上の画像を定着する定着器50と
を備えている。
【0035】本実施の形態において、各画像形成部20
a,20bは、感光ドラム21a,21bと、この感光
ドラム21a,21bの表面を帯電する帯電ロール22
a,22bと、帯電された感光ドラム21a,21b上
に第1、第2画像用の静電潜像を書き込む露光装置23
a,23bと、感光ドラム21a,21b上に書き込ま
れた静電潜像をトナーにて顕像化する現像器24a,2
4bと、感光ドラム21a,21bに接触配置される中
間転写ベルト25a,25bと、感光ドラム21a,2
1b上のトナー像T1,T2(本実施の形態では例えば正
像)を中間転写ベルト25a,25bに1次転写する一
次転写ロール26a,26bと、感光ドラム21a,2
1b上の残留トナーを除去するクリーナ27a,27b
とを備えている。そして、第2画像形成部20bの中間
転写ベルト25bの一次転写位置下流側には一対の極性
反転コロトロン28,29が中間転写ベルト25bを挟
んで対向配置されている。
【0036】また、本実施の形態において、各中間転写
ベルト25a,25bは適宜数の保持ロール(1つが駆
動ロールで他が従動ロールにて構成)に掛け渡されてお
り、感光ドラム21a,21bに同期して回転するよう
になっている。尚、符号30a,30bは中間転写ベル
ト25a,25b上の残留トナーを除去するベルトクリ
ーナである。そして、中間転写ベルト25a,25b
は、ポリイミド、アクリル、塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート
(PET)等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等
の帯電防止剤を適当量含有させて、その体積抵抗率が1
9〜1014Ω・cmとなるように形成され、その厚み
は例えば0.08mmに設定される。
【0037】更に、各中間転写ベルト25a,25bが
接触若しくは近接する領域に対応して配置された保持ロ
ールが二次転写ロール40a,40bとして構成されて
いる。二次転写ロール40a,40b共に導電性のもの
を用いても転写可能であるが、小サイズの用紙に転写す
る場合、第1、第2の中間転写ベルト25a,25bが
直接接触すると、二次転写ロール40a,40b間に過
大な電流が流れてしまい、十分な転写電界を形成できず
転写不良が発生したり、中間転写ベルト25a,25b
を損傷しやすいので、少なくともバイアスを印加するロ
ールは導電性ロールを半導電性あるいは絶縁性の材料で
被覆したものを用いるのが好ましい。
【0038】本実施の形態では、二次転写ロール40
a,40b共に、金属シャフトにEPDMゴムにカーボ
ンブラックを分散させ、体積抵抗率を106Ω・cmと
したものを被覆したものを使用し、二次転写ロール40
aのシャフトに転写バイアス41を印加し、二次転写ロ
ール40bのシャフトを接地した。尚、被覆材料として
は、他にポリウレタンゴムやシリコンゴムに導電性粒子
(カーボンブラックやアルミニウム等)やイオン導電化
剤(LiClO4等)を分散させたもの等が使用でき、
その体積抵抗率が105〜109Ω・cmにするのが好ま
しい。
【0039】更にまた、本実施の形態では、トナーT
1,T2は負帯電トナーを用い、一次転写ロール26a,
26bには夫々直流電流+10μAを、極性反転コロト
ロン28,29には交流電圧8kVP-P/600Hzに
それぞれ直流電圧+1kV、−1kVの直流を重畳し、
二次転写ロール40aには直流電圧−2kVを印加し
た。
【0040】また、第1、第2感光ドラム21a,21
bの外径及び第1、第2中間転写ベルト25a,25b
の周長はそれぞれ同一とした。また、二次転写位置から
定着器50までの距離は最小用紙長より短くし、定着ロ
ールの回転速度は中間転写ベルト25a,25bの速度
と同じかやや遅くした。また、定着器50は定着ニップ
が直線状になるように上下の定着ロールの形状を同一と
し、その内部に夫々ヒータを配置した。尚、図5中、符
号31は用紙トレイ、32は用紙Pを搬送する搬送ロー
ルである。
【0041】また、本実施の形態では、中間転写ベルト
25aに一次転写された像の濃度を検知する一次転写用
の濃度センサ101と、二次転写ロール40(40a,
40b)により一方の中間転写ベルト25aから他方の
中間転写ベルト25bに二次転写された後の像の濃度を
検知する二次転写用の濃度センサ102と、中間転写ベ
ルト25bに一次転写された像の濃度を検知する一次転
写用の濃度センサ103と、二次転写ロール40により
一方の中間転写ベルト25bから他方の中間転写ベルト
25aに二次転写された後の像の濃度を検知する二次転
写用の濃度センサ104とが配設されている。特に、本
実施の形態では、各濃度センサ101〜104はいずれ
も中間転写ベルト25a又は25bの画像担持面に対向
して配置される光学式センサからなり、一次転写用の濃
度センサ101,103は一次転写位置の下流側で且つ
二次転写位置の上流側に配置され、また、二次転写用の
濃度センサ102,104は二次転写位置の下流側に配
置されている。
【0042】更に、図6は用紙Pの表裏画像の濃度を一
致させる濃度調整装置を示す。同図において、濃度調整
装置110は、CPU111、ROM112、RAM1
13及び入出力インターフェース114,115からな
るマイクロコンピュータシステムにて構成されており、
例えば図示外の濃度調整開始信号及び濃度センサ(図6
ではSNRと略記)101〜104からの検知信号が入
力インターフェース114を介してCPU111に取り
込まれ、CPU111は、濃度調整開始信号に基づいて
ROM112内に予め組み込まれている濃度調整モード
プログラム(図7参照)を実行し、各画像形成部20
a,20bで形成されたパッチ画像の濃度を濃度センサ
101〜104にて検知し、この検知信号に基づいて表
裏のパッチ画像濃度が相互に一致せしめられるように、
各画像形成部20a,20bの各パラメータ調整用の制
御信号を生成し、出力インターフェース115を介して
例えば第1現像バイアス121,第2現像バイアス12
2,二次転写電流123,反転コロトロン電流124を
制御するようにしたものである。
【0043】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作動について説明する。先ず、通常のプリントモー
ドに伴う作像プロセスについて説明する。第1感光ドラ
ム21a上に形成された第1のトナー像T1を一次転写
ロール26aにより第1感光ドラム21aと略同速度で
移動する第1中間転写ベルト25a上に転写する。同様
に第1感光ドラム21a上と同じタイミングで第2感光
ドラム21b上に形成された第2のトナー像T2を一次
転写ロール26bにより第2中間転写ベルト25b上に
転写し、第2中間転写ベルト25bを挟んで設けた一対
の極性反転コロトロン28,29に電圧を印加すること
で第2のトナー像T2の極性を反転する。そして、タイ
ミングを合わせて用紙トレイ31から用紙Pを二次転写
ロール40a,40b間に搬送し、中間転写ベルト25
a,25b上のトナー像T1,T2を用紙P上に同時に転
写した後、定着器50で両面同時に定着する。尚、各中
間転写ベルト25a,25b上の残留トナーはベルトク
リーナ30a,30bで除去される。
【0044】次に、上記のようなプリントモードとは別
に設けられた両面の濃度を同じにするための濃度調整モ
ードを図7に示す。この濃度調整モードは、画像形成装
置の電源オン時(プリントサイクル開始時)やオフ時
(プリントサイクル終了時)、あるいは、プリントサイ
クル中の適宜タイミング(例えば所定のプリント枚数
毎)毎に実行されるものである。尚、図7において、濃
度調整開始信号は、例えば画像形成装置の電源オン信号
やオフ信号あるいはプリント枚数が所定枚数に到達した
ことを示す信号である。
【0045】今、濃度調整モードが濃度調整開始信号に
連動して開始されたとすると、最初に濃度検知サイクル
(図8参照)が実行される。図8において、第1感光ド
ラム21a上に形成された第1のトナーパッチT1を一
次転写ロール26aにより第1感光ドラム21aと略同
速度で移動する第1中間転写ベルト25a上に転写す
る。転写されたトナーパッチT1の濃度を一次転写用の
濃度センサ101にてその反射濃度を読み取ることによ
り検知し、その後、第1中間転写ベルト25aと第2中
間転写ベルト25bとの近接した二次転写部において、
用紙の搬送をせずに、この第1のトナーパッチT1を第
2中間転写ベルト25bに転写し、この第2中間転写ベ
ルト25b上に転写したトナーパッチT1の濃度を二次
転写用の濃度センサ102により読み取る。ここで、濃
度センサ101及び102の検知信号をD1,D2とす
る。尚、第2中間転写ベルト25b上のトナーパッチT
1残像は第2のベルトクリーナ30bによって除去され
る。
【0046】同様に、第2感光ドラム21b上に形成さ
れた第2のトナーパッチT2を一次転写ロール26bに
より第2感光ドラム21bと略同速度で移動する第2中
間転写ベルト25b上に転写する。第2中間転写ベルト
25bを挟んで設けた一対の極性反転コロトロン28,
29に電圧を印加することで第2のトナーパッチT2の
極性を反転する。転写されたトナーパッチT2の濃度を
一次転写用の濃度センサ103にてその反射濃度を読み
取ることにより検知し、その後、第1中間転写ベルト2
5aと第2中間転写ベルト25bとの近接した二次転写
部において、用紙の搬送をせずに、このトナーパッチT
2を第1中間転写ベルト25aに転写し、この第1中間
転写ベルト25a上に転写したトナーパッチT2の濃度
を二次転写用の濃度センサ104により読み取る。ここ
で、濃度センサ103及び104の検知信号をD3,D4
とする。尚、第1中間転写ベルト25a上のトナーパッ
チT2残像は第1ベルトクリーナ30aにて除去され
る。
【0047】このような濃度検知サイクルが終了する
と、次に濃度制御サイクル(図9参照)が実行される。
同図において、一次転写用の濃度センサ101,103
により検知した濃度(D1,D3)を同一の基準値(D1
0,D30(=D10))と比較し、許容レベルを超える差
がある場合には、それぞれの画像形成部20a,20b
のパラメータ(本実施の形態では、例えば現像器24
a,24bの現像バイアス)を制御し、表裏同一の濃度
となるように補正する。尚、制御対象となる画像形成部
20a,20bのパラメータとしては、現像バイアスに
限られるものではなく、帯電ロール22a,22bの帯
電量、露光装置23a,23bの光量、一次転写ロール
26a,26bの転写電流値等の一つ若しくは複数を適
宜選定して差し支えない。
【0048】更に、各画像形成部20a,20bの一次
転写画像と二次転写画像との間の濃度差(|D1−D2
|,|D3−D4|)を比較し、少なくともいずれか一方
でも許容レベルを超える差がある場合には二次転写電流
を制御し、二次転写条件が適正となるように補正する。
更にまた、|D1−D10|,|D3−D30|,|D1−D2
|,|D3−D4|全てが許容レベルにある条件下で、最
終的に二次転写用の濃度センサ102、104により検
知した濃度(D2,D4)が同一レベルか否かを比較し、
許容レベルを超える差がある場合には、第2中間転写ベ
ルト25bを挟んで設けた一対の極性反転コロトロン2
8,29に印加する電圧(反転コロトロン電流に相当)
を制御し、表裏同一の濃度になるように補正する。
【0049】また、図9において、第1現像バイアス、
第2現像バイアス、二次転写電流、反転コロトロン電流
のいずれかを変更した場合には、再度濃度検知サイクル
へ戻り、|D1−D10|,|D3−D30|,|D1−D2
|,|D3−D4|,|D2,D4|全てが許容レベルにな
る(表裏の一次転写画像、二次転写画像の濃度が等しい
条件)まで、濃度検知サイクル及び濃度制御サイクルが
繰り返される。
【0050】尚、図9の濃度制御サイクルでは、一次転
写画像の濃度に基づいて第1現像バイアス,第2現像バ
イアスを変更するようにしているが、これに限られるも
のではなく、例えば二次転写用の濃度センサ102,1
04により検知した濃度(D2,D4)を同一の基準値
(D20,D40(=D20))と比較し、許容レベルを超え
る差がある場合に各現像バイアス(その他のパラメータ
でも可)を制御するようにしてもよい。
【0051】また、本実施の形態において、濃度制御サ
イクルは、表裏画像の濃度を同一の基準値に合わせ込む
方式を採用しているが、これに限られるものではなく、
例えば図10に示すように、一方の画像形成部20aの
画像濃度を基準値に合わせ込んだ後に、他方の画像形成
部20bの画像濃度を一方の画像形成部20aの画像濃
度の合わせ込まれた検知結果に合わせ込むようにしても
よい。すなわち、図10に示す方式では、先ず、各画像
形成部20a,20bの一次転写画像と二次転写画像と
の間の濃度差(|D1−D2|,|D3−D4|)を比較
し、少なくともいずれか一方でも許容レベルを超える差
がある場合には二次転写電流を制御し、二次転写条件が
適正となるように補正する。そして、|D1−D2|,|
D3−D4|が許容レベルである条件下で、一方の画像形
成部20aの二次転写画像の濃度D2を基準値(D20)
と比較し、許容レベルを超える差がある場合には、その
差分(|D2−D20|)及びD1にて第1画像形成部20
aのパラメータ(第1現像バイアス等)を変更すると共
に、D3にて第2画像形成部20bのパラメータ(第2
現像バイアス等)を変更する。更に、|D2−D20|が
許容レベルである条件下で、最終的に二次転写用の濃度
センサ102、104により検知した濃度(D2,D4)
が同一レベルか否かを比較し、許容レベルを超える差が
ある場合には、第2中間転写ベルト25bを挟んで設け
た一対の極性反転コロトロン28,29に印加する電圧
(反転コロトロン電流に相当)を制御し、表裏同一の濃
度になるように補正する。尚、図10において、第1現
像バイアス、第2現像バイアス、二次転写電流、反転コ
ロトロン電流のいずれかを変更した場合には、再度濃度
検知サイクルへ戻り、|D1−D2|,|D3−D4|,|
D2−D20|,|D2,D4|全てが許容レベルになる
(表裏の一次転写画像、二次転写画像の濃度が等しい条
件)まで、濃度検知サイクル及び濃度制御サイクルが繰
り返される。
【0052】また、濃度制御サイクルの更に別の変形形
態としては例えば図11に示すものが挙げられる。これ
は、各濃度センサ101〜104からの検知信号D1〜
D4に基づいて予め定められているテーブルを検索し、
各パラメータ(例えば各画像形成部パラメータとしての
現像バイアス等、二次転写電流、反転コロトロン電流)
を設定するものであり、例えば|D2−D20|(一方の
画像形成部の二次転写画像濃度と基準値(D20)との
差),|D2−D4|(各画像形成部の二次転写画像の濃
度差)が許容レベルになるまで、濃度検知サイクル及び
濃度制御サイクルが繰り返される。
【0053】また、各濃度センサ101〜104で濃度
を検知するときには、(パッチ出力)/(パッチ無し出
力)のように、トナーパッチがない対向面の濃度検知も
行い、濃度センサ101〜104の汚れや中間転写ベル
ト25a,25bの汚れ等を補正することが好ましい。
【0054】◎実施の形態2 図12は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態2を示す。同図に示す両面画像形成装置の基本的構
成は実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異
なり、一次転写用の濃度センサ101,103が削除さ
れ、二次転写用の濃度センサ102,104が一次転写
用の濃度センサ機能を兼用する構成になっている。尚、
実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1
と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略す
る。そして、本実施の形態では、濃度調整モードの濃度
検知サイクルは、各画像形成部20a,20bに一次転
写画像用、二次転写画像用の複数のトナーパッチT1,
T2を夫々中間転写ベルト25a,25bに一次転写さ
せた後に、濃度センサ102,104にて一次転写画像
及び二次転写画像の濃度を検知するようになっている。
更に、本実施の形態では、二次転写ロール40a,40
bは、図13に示すように、切換スイッチ43にて転写
バイアス41と接地42とに切換接続されるようになっ
ており、プリントモード及び濃度調整モードの二次転写
画像濃度検知時には、二次転写ロール40aが転写バイ
アス41に、二次転写ロール40bが接地42に接続さ
れる一方、濃度調整モードの一次転写画像検知時には二
次転写ロール40aが接地42に、二次転写ロール40
bが転写バイアス41に接続されるようになっている。
【0055】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の濃度調整モード時の動作について説明する。本実施
の形態においては、濃度調整モードのうち濃度検知サイ
クルが実施の形態1と異なる。図12において、第1感
光ドラム21a上に形成された一次転写用のトナーパッ
チT1を一次転写ロール26aにより第1感光ドラム2
1aと略同速度で移動する第1中間転写ベルト25a上
に転写する。そして、第1中間転写ベルト25aと第2
中間転写ベルト25bとの近接した二次転写部において
は、二次転写ロール40bに転写バイアス41を、二次
転写ロール40aを接地するように通常の転写バイアス
とは逆のバイアスを印加すると共に、用紙も搬送しない
状態にして、第1中間転写ベルト25aに転写されたト
ナーパッチT1が二次転写部を通過するようにする。こ
のとき、第1中間転写ベルト25a上のトナーパッチT
1は第1中間転写ベルト25a側に押し付けられる電界
を受けることになるため、当該トナーパッチT1が第2
中間転写ベルト25b側へ転移する事態は確実に阻止さ
れる。そして、濃度センサ104は、第1中間転写ベル
ト25a上に形成された一次転写用のトナーパッチT1
の反射濃度を読み取ることにより一次転写濃度を検知す
る。
【0056】その後、第1感光ドラム21a上に形成さ
れた二次転写用のトナーパッチT1を一次転写ロール2
6aにより第1感光ドラム21aと略同速度で移動する
第1中間転写ベルト25a上に転写する。転写されたト
ナーパッチT1は第1中間転写ベルト25aと第2中間
転写ベルト25bとの近接した二次転写部において、通
常の転写バイアスを印加し(二次転写ロール40aに転
写バイアスを印加し、二次転写ロール40bを接地した
接続状態)、かつ、用紙の搬送をせずに、第2中間転写
ベルト25bに転写し、濃度センサ102によりその反
射濃度を読み取ることにより二次転写濃度を検知する。
【0057】同様に、第2の画像形成部20bの一次転
写濃度、二次転写濃度を検知する。このようにして検知
された濃度情報を用いて、実施の形態1と同様な濃度制
御サイクルを行えば、実施の形態1と同様な濃度調整が
行われる。従って、本実施の形態によれば、2つの濃度
センサ102,104を用いるだけで、実施の形態1と
同様な濃度調整モードを実現することができる。
【0058】また、本実施の形態にあっては、二次転写
部における転写バイアスの極性を切換えることで、一次
転写用のトナーパッチT1(T2)の他方側の中間転写ベ
ルト25b(25a)への転移を確実に阻止するように
しているが、これに限られるものではなく、例えば一次
転写用のトナーパッチT1(T2)が二次転写部を通過す
るときに、中間転写ベルト25a,25bを一時的に離
間するリトラクト機構を設けるようにしてもよい。尚、
使用するトナーの種類によっては、単に二次転写部の転
写バイアスを一時的に切り、二次転写部に対して一次転
写用のトナーパッチT1(T2)を通過させるようにして
もよい。
【0059】更に、本実施の形態にあっては、各画像形
成部20a,20b毎に一次転写用、二次転写用の複数
のトナーパッチT1(T2)を形成しているが、これに限
られるものではなく、一つのトナーパッチT1(T2)を
一次転写用、二次転写用の両方に共用するようにしても
よい。
【0060】◎実施の形態3 図14は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態3を示す。同図において、両面画像形成装置は、第
1画像が形成される第1画像形成部20a(感光ドラム
21a、帯電ロール22a、露光装置23a、現像
4a、中間転写ベルト25a,転写コロトロン等の転写
デバイス80a、クリーナ27aなど)と、第2画像形
成部20b(感光ドラム21b、帯電ロール22b、露
装置23b、現像24b、転写コロトロン等の転写
デバイス80b、クリーナ27bなど)と、第1画像形
成部20a及び第2画像形成部20bを通過した用紙P
上の画像を定着する定着器50とを備えている。
【0061】本実施の形態において、第1画像形成部2
0aの転写コロトロン等の転写デバイス80aは感光ド
ラム21a上の第1画像T1を中間転写ベルト25aへ
転写(一次転写)させるデバイスであり、この中間転写
ベルト25aのうち第1画像形成部20aの転写部位か
ら第2画像形成部20bの転写部位へ至る途中の用紙吸
着部位に対向する部位には吸着転写コロトロン81が設
けられており、用紙Pを中間転写ベルト25aに静電吸
着させると共に、中間転写ベルト25a上の画像を用紙
Pに転写(二次転写)させるようになっている。更に、
符号82は中間転写ベルト25a上に吸着された用紙P
を剥離する剥離コロトロン、83は用紙トレイ、84は
用紙トレイ83内の用紙Pを中間転写ベルト25aの用
紙吸着部位へ垂直搬送するトランスポート(例えばバキ
ュームトランスポート)である。更にまた、中間転写ベ
ルト25aは駆動ロール251及び従動ロール(張力調
整用のテンションロール)252との間に掛け渡され、
前記第1画像形成部20a及び第2画像形成部20bの
転写デバイス80a,80bはいずれも中間転写ベルト
25aの背面側に配設されている。
【0062】また、本実施の形態では、第1感光ドラム
21aから中間転写ベルト25aに一次転写された像の
濃度を検知する一次転写用の濃度センサ131と、中間
転写ベルト25aから第2感光ドラム21bに二次転写
された後の像の濃度を検知する二次転写用の濃度センサ
132と、第2感光ドラム21bから中間転写ベルト2
5aに転写された像の濃度を検知する濃度センサ133
とが配設されている。特に、本実施の形態では、濃度セ
ンサ131〜133はいずれも中間転写ベルト25a又
は第2感光ドラム21bの画像担持面に対向して配置さ
れる光学式センサからなり、一次転写用の濃度センサ1
31は中間転写ベルト25aの一次転写位置の下流側で
且つ用紙吸着位置(二次転写位置)の上流側に配置さ
れ、また、二次転写用の濃度センサ132は第2感光ド
ラム21bの転写部位の下流側に配置され、更に、濃度
センサ133は中間転写ベルト25aの第2感光ドラム
21bの転写部位よりも下流側に配置されている。
【0063】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。先ず、第1感光ド
ラム21a上に形成された第1画像T1を転写デバイス
80aにより感光ドラム21aと略同速度で移動する中
間転写ベルト25a上に転写し、一方、用紙トレイ83
からの用紙Pをトランスポート84を介して中間転写ベ
ルト25aの用紙吸着部位にタイミングを合わせて搬送
し、吸着転写コロトロン81により中間転写ベルト25
a上の画像T1を用紙Pの第1面に転写し、用紙Pをそ
のまま中間転写ベルト25a上に吸着する。続いて、中
間転写ベルト25aの回転に同期させて第2画像T2を
第2感光ドラム21b上に形成し、転写デバイス80b
により用紙Pの第2面に転写する。しかる後、剥離コロ
トロン82により用紙Pを中間転写ベルト25a上から
剥離した後、定着器50で用紙Pの両面を同時に定着す
る。
【0064】このような作像プロセスの両面画像形成装
置における濃度調整モードは例えば以下のように実行さ
れる。すなわち、今、濃度調整モードが濃度調整開始信
号に連動して開始されたとすると、最初に濃度検知サイ
クルが実行される。第1感光ドラム21a上に形成され
た第1のトナーパッチT1を転写デバイス80aにより
第1感光ドラム21aと略同速度で移動する第1中間転
写ベルト25a上に転写する。転写されたトナーパッチ
T1の濃度を一次転写用の濃度センサ131にてその反
射濃度を読み取ることにより検知し、その後、第1中間
転写ベルト25aと第2感光ドラム21bとの転写部に
おいて、例えば転写デバイス80bの転写バイアスの極
性を切換え、かつ、用紙の搬送をせずに、この第1のト
ナーパッチT1を第2感光ドラム21bに転写し、この
第2感光ドラム21b上に転写したトナーパッチT1の
濃度を二次転写用の濃度センサ132により読み取る。
一方、用紙Pを搬送せずに、第2感光ドラム21b上に
形成された第2のトナーパッチT2を転写デバイス80
bにより第2感光ドラム21bと略同速度で移動する第
1中間転写ベルト25a上に転写する。転写されたトナ
ーパッチT2の濃度を濃度センサ133にてその反射濃
度を読み取ることにより検知する。ここで、濃度センサ
131〜133で検知された濃度情報をD1〜D3とすれ
ば、濃度検知サイクルの後に、実施の形態1と同趣旨の
濃度制御サイクルが行われ、各画像形成部20a,20
bの最終画像濃度D2,D3が相互に一致するように濃度
調整が行われ、画像形成部20a,20bのパラメータ
が適宜補正される。
【0065】◎実施の形態4 図15は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態4を示す。同図において、両面画像形成装置は、第
1画像及び第2画像が担持される一つの感光ドラム14
0と、第1画像を一旦保持する中間転写ベルト141と
を備え、更に、感光ドラム140上の画像T1,T2が中
間転写ベルト141又は用紙Pに転写される第1転写器
142を第1転写部位に配設すると共に、中間転写ベル
ト141の用紙排出端には、中間転写ベルト141上の
第1画像T1が用紙Pに転写される第2転写器143及
び用紙剥離器144を配設し、用紙剥離器144の後段
に定着器50を配設したものである。尚、図中符号14
5は帯電デバイス、146は露光デバイス、147は現
像デバイス、148はクリーニングデバイスである。
【0066】また、本実施の形態にあっては、感光ドラ
ム140の転写部位の下流側及び中間転写ベルト141
の転写部位の下流側に夫々濃度センサ151,152が
配設されており、これらの濃度センサ151,152か
らの検知情報に基づいて濃度調整モードが実行されるよ
うになっている。本実施の形態における濃度調整モード
は、用紙を搬送させずに、第1画像形成部20a(感光
ドラム140及び中間転写ベルト141を用いて画像形
成する機能部)にて形成される第1のトナーパッチT1
を中間転写ベルト141に一次転写した後に濃度センサ
152にて第1の一次転写濃度D1を検知し、中間転写
ベルト141から再度感光ドラム140に転移させた後
に、濃度センサ151にて第1のトナーパッチT1の濃
度D2を検知し、一方、第2画像形成部20b(感光ド
ラム140のみを用いて画像形成する機能部)にて形成
される第2のトナーパッチT2を感光ドラム140から
中間転写ベルト141に転移させた後に、濃度センサ1
52にて第2のトナーパッチT2の濃度D3を検知する。
ここで、濃度センサ151,152で検知された濃度情
報D1,D2,D3を用いて、濃度検知サイクルの後に、
実施の形態1と同趣旨の濃度制御サイクルが行われ、各
画像形成部20a,20bの最終画像濃度D2,D3が相
互に一致するように濃度調整が行われ、画像形成部20
a,20bのパラメータが適宜補正される。
【0067】◎実施の形態5 図16は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態5の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本構成は、実施の形態1,2と同様に、用紙P
の第1面に第1画像を形成する第1画像形成部20a
と、用紙Pの第2面に第2画像を形成する第2画像形成
部20bと、両画像形成部20a,20bを通過した用
紙P上の画像を定着する定着器50とを備えているが、
第1画像形成部20a及び第2画像形成部20bは、実
施の形態1,2と異なり、中間転写ベルト25a,25
bを用いない態様に構成されている。
【0068】すなわち、本実施の形態において、各画像
形成部20a,20bは、適宜数のロールに掛け渡され
て循環回転する感光ベルト161a,161bと、この
感光ベルト161a,161bの表面を帯電する帯電ロ
ール22a,22bと、帯電された感光ベルト161
a,161b上に第1、第2画像用の静電潜像を書き込
む露光装置23a,23bと、感光ベルト161a,1
61b上に書き込まれた静電潜像をトナーにて顕像化す
る現像器24a,24bと、感光ベルト161a,16
1b上のトナー像T1,T2(本実施の形態では例えば正
像)を用紙Pに転写する転写ロール162a,162b
と、感光ベルト161a,161b上の残留トナーを除
去するクリーナ27a,27bとを備えている。そし
て、第2画像形成部20bの感光ベルト161bの現像
位置下流側で且つ転写位置上流側には一対の極性反転コ
ロトロン28,29が感光ベルト161bを挟んで対向
配置されている。
【0069】更に、本実施の形態では、感光ベルト16
1a,161bの転写部位の下流側に夫々濃度センサ1
63,164が配設されており、これらの濃度センサ1
63,164からの検知情報に基づいて濃度調整モード
が実行されるようになっている。本実施の形態における
濃度調整モードは、先ず、用紙を搬送させずに、第1画
像形成部20aにて形成される第1のトナーパッチT1
に対して両面転写部での転写ロール162a,162b
に与える電界を逆にし、ここで転写せずに濃度センサ1
64にて転写前パッチ濃度D1を検知し、同様にして、
第2画像形成部20bにて形成される第2のトナーパッ
チT2に対しても濃度センサ163にて転写前パッチ濃
度D2を検知する。次いで、第1画像形成部20aにて
形成される第1のトナーパッチT1を第1感光ベルト1
61aから第2感光ベルト161bに転移させた後に、
濃度センサ163にて第1のトナーパッチT1の濃度D3
を検知し、一方、第2画像形成部20bにて形成される
第2のトナーパッチT2を第2感光ベルト161bから
第1感光ベルト161aに転移させた後に、濃度センサ
164にて第2のトナーパッチT2の濃度D4を検知す
る。ここで、濃度センサ163,164で検知された濃
度情報D1,D2,D3,D4を用いて、濃度検知サイクル
の後に、実施の形態1と同趣旨の濃度制御サイクルが行
われ、各画像形成部20a,20bの最終画像濃度D
3,D4が相互に一致するように濃度調整が行われ、画像
形成部20a,20bのパラメータが適宜補正される。
【0070】◎実施の形態6 図17は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態6を示す。同図において、両面画像形成装置の基本
構成は実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と
異なり、フルカラー(本実施の形態では、イエロ
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(K))用のロータリー現像器34a,34bを搭載
し、また、二次転写ロール40aのバイアス印加方式と
しては、二次転写ロール40aに接触するコンタクトロ
ール48を設け、このコンタクトロール48を介して二
次転写ロール40aにバイアスを印加するようにし、更
に、二次転写ロール40a,40b間には接離可能な機
構60(図18参照)を備えたものである。
【0071】本実施の形態において、二次転写ロール4
0aには金属シャフトに絶縁性EPDMゴムを、その表
面に導電性EPDMゴムの薄層を被覆し、その表面抵抗
が109Ω/cm2とし、コンタクトロール48は金属シ
ャフトとした。二次転写ロール40bには金属シャフト
にEPDMゴムにカーボンブラックを分散させ、体積抵
抗率を105Ω・cmとしたものを被覆したものを使用
した。絶縁性層には体積抵抗率が1011Ω・cm以上の
各種ゴムや樹脂等が使用でき、導電性薄層には他にPV
dF、ポリエステルやアクリル等にカーボンブラック等
の導電性粒子を分散させたもの等が使用でき、その表面
抵抗は108〜1010Ω/cm2にするのが好ましい。
【0072】また、二次転写ロール40a,40b間の
接離機構60を図18に基づいて説明する。本実施の形
態では、第1の二次転写ロール40aは固定し、第2の
二次転写ロール40bを移動させる方式を用いた。支点
61を中心にレバー62で第2の二次転写ロール40b
を保持し、スプリング63で加圧を行っている。支点6
4でレバー62と連結したレバー65を移動させること
で第2の二次転写ロール40bを移動することで、二次
転写ロール40a,40b間の接離を行う。
【0073】更に、本実施の形態においては、トナーT
1,T2は負帯電トナーを用い、一次転写ロール26a,
26bにはYMCKの転写毎にそれぞれ直流電流+10
μAを、極性反転コロトロン28には直流電流+300
μA、グリッド電圧+500Vを、二次転写ロール40
aに接するコンタクトロール48に直流電圧−2kVを
印加した。二次転写ロール40bは接地した。また、中
間転写ベルト25a,25bの周長は感光ドラム21
a,21bの周長の2倍としたが、色ずれの問題から感
光ドラム21a,21bの周長の整数倍とすることが好
ましい。
【0074】また、本実施の形態では、中間転写ベルト
25aに一次転写された像の色を検知する一次転写用の
色センサ201と、二次転写ロール40(40a,40
b)により一方の中間転写ベルト25aから他方の中間
転写ベルト25bに二次転写された後の像の色を検知す
る二次転写用の色センサ202と、中間転写ベルト25
bに一次転写された像の色を検知する一次転写用の色セ
ンサ203と、二次転写ロール40により一方の中間転
写ベルト25bから他方の中間転写ベルト25aに二次
転写された後の像の色を検知する二次転写用の色センサ
204とが配設されている。特に、本実施の形態では、
各色センサ201〜204はいずれも中間転写ベルト2
5a又は25bの画像担持面に対向して配置され、Kは
勿論のことY,M,Cの各カラー色成分画像の濃度も検
知可能な光学式センサからなり、一次転写用の色センサ
201,203は一次転写位置の下流側で且つ二次転写
位置の上流側に配置され、また、二次転写用の色センサ
202,204は二次転写位置の下流側に配置されてい
る。
【0075】また、用紙Pの表裏画像の色を一致させる
色調整装置は図6と略同様なマイクロコンピュータシス
テムにて構成されており、図示外の色調整開始信号に連
動して色調整プログラムを実行し、各画像形成部20
a,20bで形成されたパッチ画像の色を色センサ20
1〜204にて検知し、この検知信号に基づいて表裏の
パッチ画像の色が相互に一致せしめられるように、各画
像形成部20a,20bの各パラメータ調整用の制御信
号を生成し、Y,M,Cの各色成分毎に例えば第1現像
バイアス,第2現像バイアス,二次転写電流,反転コロ
トロン電流を制御するようにしたものである。
【0076】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作動について説明する。先ず、通常のプリントモー
ドに伴う作像プロセスについて説明する。二次転写ロー
ル40a,40b間を離間させた状態で、第1、第2感
光ドラム21a、21b上にYMCKの順序で形成され
た第1のトナー像T1を一次転写ロール26aにより第
1中間転写ベルト25a上に1回転に1色ずつ順次転写
する。同様に第2感光ドラム21b上に形成された第2
のトナー像T2(YMCK)を一次転写ロール26bに
より第2中間転写ベルト25b上に順次転写した後、接
地したテンションロール33に対向して設けた極性反転
コロトロン28に電圧を印加することで第2のトナー像
T2の極性を反転する。中間転写ベルト25a,25b
上に転写された3色目のシアンが二次転写部を通過した
後、二次転写ロール40a,40b間を接触させ、タイ
ミングを合わせて用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25
a,25b上のトナー像T1,T2を用紙P上に同時に転
写した後、定着器50で両面同時に定着する。尚、各中
間転写ベルト25a,25b上の残留トナーはベルトク
リーナ30a,30bで除去される。
【0077】次に、上記のようなプリントモードとは別
に設けられた両面の色を同じにするための色調整モード
を図19に示す。この色調整モードは、画像形成装置の
電源オン時(プリントサイクル開始時)やオフ時(プリ
ントサイクル終了時)、あるいは、プリントサイクル中
の適宜タイミング(例えば所定のプリント枚数毎)毎に
実行されるものであり、各色成分(Y,M,C,K)毎
に色検知サイクル及び色制御サイクルを行うようになっ
ている。尚、図19において、色調整開始信号は、例え
ば画像形成装置の電源オン信号やオフ信号あるいはプリ
ント枚数が所定枚数に到達したことを示す信号である。
【0078】今、色調整モードが色調整開始信号に連動
して開始されたとすると、最初にY色検知サイクル(図
20参照)が実行される。図20において、第1感光ド
ラム21a上に形成された第1のY色のトナーパッチT
1を一次転写ロール26aにより第1感光ドラム21a
と略同速度で移動する第1中間転写ベルト25a上に転
写する。転写されたトナーパッチT1の濃度を一次転写
用の色センサ201にてその反射濃度を読み取ることに
より検知し、その後、第1中間転写ベルト25aと第2
中間転写ベルト25bとの近接した二次転写部におい
て、用紙の搬送をせずに、この第1のトナーパッチT1
を第2中間転写ベルト25bに転写し、この第2中間転
写ベルト25b上に転写したトナーパッチT1の濃度を
二次転写用の色センサ202により読み取る。ここで、
色センサ201及び202の検知信号をDY1,DY2とす
る。尚、第2中間転写ベルト25b上のトナーパッチT
1残像は第2のベルトクリーナ30bによって除去され
る。
【0079】同様に、第2感光ドラム21b上に形成さ
れた第2のY色のトナーパッチT2を一次転写ロール2
6bにより第2感光ドラム21bと略同速度で移動する
第2中間転写ベルト25b上に転写する。第2中間転写
ベルト25bを挟んで設けた一対の極性反転コロトロン
28に電圧を印加することで第2のトナーパッチT2の
極性を反転する。転写されたトナーパッチT2の濃度を
一次転写用の色センサ203にてその反射濃度を読み取
ることにより検知し、その後、第1中間転写ベルト25
aと第2中間転写ベルト25bとの近接した二次転写部
において、用紙の搬送をせずに、このトナーパッチT2
を第1中間転写ベルト25aに転写し、この第1中間転
写ベルト25a上に転写したトナーパッチT2の濃度を
二次転写用の色センサ204により読み取る。ここで、
色センサ203及び204の検知信号をDY3,DY4とす
る。尚、第1中間転写ベルト25a上のトナーパッチT
2残像は第1ベルトクリーナ30aにて除去される。
【0080】このようなY色検知サイクルが終了する
と、次にY色制御サイクル(図21参照)が実行され
る。同図において、一次転写用の色センサ201,20
3により検知した濃度(DY1,DY3)を同一の基準値
(DY10,DY30(=DY10))と比較し、許容レベルを
超える差がある場合には、それぞれの画像形成部20
a,20bのパラメータ(本実施の形態では、例えば現
像器24a,24bの現像バイアス)を制御し、表裏同
一の濃度となるように補正する。尚、制御対象となる画
像形成部20a,20bのパラメータとしては、現像バ
イアスに限られるものではなく、帯電ロール22a,2
2bの帯電量、露光装置23a,23bの光量、一次転
写ロール26a,26bの転写電流値等の一つ若しくは
複数を適宜選定して差し支えない。
【0081】更に、各画像形成部20a,20bの一次
転写画像と二次転写画像との間の濃度差(|D1−D2
|,|D3−D4|)を比較し、少なくともいずれか一方
でも許容レベルを超える差がある場合には二次転写電流
を制御し、二次転写条件が適正となるように補正する。
更にまた、|D1−D10|,|D3−D30|,|D1−D2
|,|D3−D4|全てが許容レベルにある条件下で、最
終的に二次転写用の色センサ202、204により検知
した濃度(D2,D4)が同一レベルか否かを比較し、許
容レベルを超える差がある場合には、第2中間転写ベル
ト25b側に設けた極性反転コロトロン28に印加する
電圧(反転コロトロン電流に相当)を制御し、表裏同一
の濃度になるように補正する。
【0082】また、図21において、第1現像バイア
ス、第2現像バイアス、二次転写電流、反転コロトロン
電流のいずれかを変更した場合には、再度Y色検知サイ
クルへ戻り、|D1−D10|,|D3−D30|,|D1−
D2|,|D3−D4|,|D2,D4|全てが許容レベル
になる(表裏の一次転写画像、二次転写画像の濃度が等
しい条件)まで、Y色検知サイクル及びY色制御サイク
ルが繰り返される。
【0083】また、Y色の濃度調整が完了すると、以
後、図19に示すように、M色検知サイクル及びM色制
御サイクルが行われ、M色の濃度調整が完了すると、C
色検知サイクル及びC色制御サイクルが行われ、C色の
濃度調整が完了すると、K色検知サイクル及びK色制御
サイクルが行われ、K色の濃度調整が完了した時点で、
色調整モードが終了する。尚、M色検知サイクル、C色
検知サイクル,K色検知サイクルはトナーパッチの形成
色がY色と異なる点を除いて図20と略同様の処理を行
うものであり、また、M色制御サイクル、C色制御サイ
クル,K色制御サイクルはトナーパッチの形成色がY色
と異なる点を除いて図21と略同様の処理を行うもので
ある。すなわち、本実施の形態では、各色成分(Y,
M,C,K)毎の濃度を表裏画像で相互に一致させるこ
とにより、各色成分(Y,M,C,K)を重合したカラ
ー表裏画像の色及びブラック画像濃度を相互に一致させ
るようにしたものである。
【0084】尚、図21のY色制御サイクルでは、一次
転写画像の濃度に基づいて第1現像バイアス,第2現像
バイアスを変更するようにしているが、これに限られる
ものではなく、例えば二次転写用の色センサ202,2
04により検知した濃度(DY2,DY4)を同一の基準値
(DY20,DY40(=DY20))と比較し、許容レベルを
超える差がある場合に各現像バイアス(その他のパラメ
ータでも可)を制御するようにしてもよい。
【0085】また、本実施の形態においては、Y(M,
C,K)色制御サイクルは、表裏画像の色を同一の基準
値に合わせ込む方式を採用しているが、これに限られる
ものではなく、一方の画像形成部20aの画像色を基準
値に合わせ込んだ後に、他方の画像形成部20bの画像
色度を一方の画像形成部20aの画像色の合わせ込まれ
た検知結果に合わせ込むようにしてもよい(図10参
照)。また、各色センサ201〜204からの検知信号
に基づいて予め定められているテーブルを検索し、各パ
ラメータ(例えば各画像形成部パラメータとしての現像
バイアス等、二次転写電流、反転コロトロン電流)を設
定するようにしてもよい(図11参照)。
【0086】また、本実施の形態では、各色(Y,M,
C,K)毎に検知サイクルと制御サイクルとを逐次行う
方式を採用しているが、これに限られるものではなく、
図22に示すように、各色(Y,M,C,K)のパッチ
を同時作成した後に、二次転写ロール40a,40bを
接触させることにより4色同時にパッチ濃度を検知し、
各色の4つずつのデータ(第1画像形成部20a,20
bの一次転写濃度、二次転写濃度)DY1〜DY4,DM1〜
DM4,DC1〜DC4,DK1〜DK4の合計16個のデータ群
に基づいて、予め定められたテーブルを検索し、各パラ
メータ(例えば各画像形成部パラメータとしての現像バ
イアス等、二次転写電流、反転コロトロン電流)を設定
するようにしてもよい。
【0087】更に、本実施の形態にあっては、実施の形
態1〜5と同様の構成を採用しても差し支えなく、適宜
設計変更して差し支えない。例えば図23に示すよう
に、一次転写用の色センサ201,203を削除し、二
次転写用の色センサ202,204で一次転写用の色セ
ンサ機能を兼用する構成を採用してもよいし、あるい
は、ロータリー現像器34a,34bに代えて夫々YM
CKトナー像を現像する第1、第2の現像器群35a,
35bを用いたり、一次転写デバイスとして、一次転写
ロール26a,26bに代えて一次転写コロトロン36
a,36bを用いる等適宜設計変更して差し支えない。
【0088】更に、画像形成部20a,20bの構成と
して、図24に示すように、それぞれYMCKトナー像
を形成する第1の感光ドラム群21a(具体的には21
aY,21aM,21aC,21aK)、第2の感光ドラム
群21b(具体的には21bY,21bM,21bC,2
1bK)と、それらに対応する1次転写ロール26a
(具体的には26aY,26aM,26aC,26aK,2
6bY,26bM,26bC,26bK)とを具備させ、感
光ドラム21a(21aY〜21aK),21b(21b
Y〜21bK)群から中間転写ベルト25a,25b上に
YMCKトナー像T1,T2をそれぞれ重ねて転写するよ
うに変更してもよい。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、2つの画像形成部で形成した表裏画像を記
録材の両面に転写形成する両面画像形成装置において、
一方の画像形成部で形成した画像を他方の画像形成部の
像担持搬送体に一旦転写した後に濃度検知するようにし
たので、記録材上の画像に略対応した状態の濃度を容易
に把握することができ、その分、記録材上の画像を想定
した濃度制御を正確に行うことができるほか、濃度検知
対象となる画像の形成箇所がそもそも画像を担持する像
担持搬送体であり、しかも、残留画像を簡単にクリーニ
ングすることが可能であることから、濃度検知を迅速且
つ正確に実現することができる。
【0090】特に、請求項9乃至11いずれかに記載の
発明によれば、中間転写型の2つの画像形成部を備えた
態様の両面画像形成装置において、二次転写用の濃度検
知手段のほかに、一次転写用の濃度検知手段を設けた
り、あるいは、二次転写用の濃度検知手段で一次転写用
の濃度検知手段を兼用することで、二次転写画像及び一
次転写画像の濃度を検知するようにしたので、現像条件
の制御や二次転写前後の画像濃度の比較を容易に行うこ
とが可能になり、その分、二次転写画像の濃度をより正
確に制御することができる。
【0091】また、請求項2記載の発明によれば、2つ
の画像形成部から記録材の両面に形成された表裏画像の
濃度を相互に一致させたので、記録材の両面画像間の濃
度差をなくすことが可能になり、画質差のない良好な両
面画像を得ることができる。
【0092】更に、請求項12記載の発明によれば、2
つの画像形成部で形成した表裏画像を記録材の両面に転
写形成する両面画像形成装置において、一方の画像形成
部で形成した画像を他方の画像形成部の像担持搬送体に
一旦転写した後に色検知するようにしたので、記録材上
の画像に略対応した状態の色を容易に把握することがで
き、その分、記録材上の画像を想定した色制御を正確に
行うことができるほか、色検知対象となる画像の形成箇
所がそもそも画像を担持する像担持搬送体であり、しか
も、残留画像を簡単にクリーニングすることが可能であ
ることから、色検知を迅速且つ正確に実現することがで
きる。
【0093】特に、請求項20乃至22いずれかに記載
の発明によれば、中間転写型の2つの画像形成部を備え
た態様の両面画像形成装置において、二次転写用の色検
知手段のほかに、一次転写用の色検知手段を設けたり、
あるいは、二次転写用の色検知手段で一次転写用の色検
知手段を兼用することで、二次転写画像及び一次転写画
像の色を検知するようにしたので、現像条件の制御や二
次転写前後の画像色の比較を容易に行うことが可能にな
り、その分、二次転写画像の色をより正確に制御するこ
とができる。
【0094】また、請求項13記載の発明によれば、2
つの画像形成部から記録材の両面に形成されたカラー表
裏画像の色を相互に一致させたので、記録材の両面画像
間の色差をなくすことが可能になり、画質差のない良好
な両面カラー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る両面画像形成装置の一
態様を示す説明図、(b)は本発明に係る両面画像形成
装置の別の態様を示す説明図である。
【図2】 本発明に係る両面画像形成装置の濃度検知手
段のレイアウト例を示す説明図である。
【図3】 (a)は本発明に係る両面画像形成装置の更
に別の態様を示す説明図、(b)は本発明に係る両面画
像形成装置の更に他の態様を示す説明図である。
【図4】 本発明に係る両面画像形成装置の色検知手段
のレイアウト例を示す説明図である。
【図5】 実施の形態1に係る両面画像形成装置の概要
を示す説明図である。
【図6】 実施の形態1で用いられる濃度調整モード実
行用の制御系を示す説明図である。
【図7】 実施の形態1で用いられる濃度調整モードの
フローチャートを示す説明図である。
【図8】 図7の濃度検知サイクルの具体例を示す説明
図である。
【図9】 図7の濃度制御サイクルの具体例を示す説明
図である。
【図10】 図7の濃度制御サイクルの他の具体例を示
す説明図である。
【図11】 図7の濃度制御サイクルの更に他の具体例
を示す説明図である。
【図12】 実施の形態2に係る両面画像形成装置の概
要を示す説明図である。
【図13】 (a)(b)は実施の形態2で用いられる
二次転写デバイスの詳細を示す説明図である。
【図14】 実施の形態3に係る両面画像形成装置の概
要を示す説明図である。
【図15】 実施の形態4に係る両面画像形成装置の概
要を示す説明図である。
【図16】 実施の形態5に係る両面画像形成装置の概
要を示す説明図である。
【図17】 実施の形態6に係る両面画像形成装置の概
要を示す説明図である。
【図18】 実施の形態6で用いられる二次転写デバイ
スの詳細を示す説明図である。
【図19】 実施の形態6で用いられる色調整モードの
フローチャートを示す説明図である。
【図20】 図19のY色検知サイクルの具体例を示す
説明図である。
【図21】 図19のY色制御サイクルの具体例を示す
説明図である。
【図22】 実施の形態6で用いられる色調整モードの
他の例を示すフローチャートを示す説明図である。
【図23】 実施の形態6に係る両面画像形成装置の変
形形態を示す説明図である。
【図24】 実施の形態6に係る両面画像形成装置の他
の変形形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2…像担持搬送体,3…記録材,4…濃度検知手
段,4a,4b…二次転写用の濃度検知手段,5…濃度
調整手段,6a,6b…一次転写用の濃度検知手段,7
…色検知手段,7a,7b…二次転写用の色検知手段,
8…色調整手段,9a,9b…一次転写用の色検知手
段,11…一次転写手段,12…二次転写手段,20a
…第1画像形成部,20b…第2画像形成部,21a…
第1感光ドラム,21b…第2感光ドラム,25a…第
1中間転写ベルト,25b…第2中間転写ベルト,26
a…第1の一次転写ロール,26b…第2の一次転写ロ
ール,28,29…極性反転コロトロン,36a…第1
の一次転写コロトロン,36b…第2の一次転写コロト
ロン,40a,40b…二次転写ロール,101〜10
4…濃度センサ,201〜204…色センサ,P…用紙
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−27757(JP,A) 特開 平9−27879(JP,A) 特開 平5−257355(JP,A) 特開 平8−202224(JP,A) 特開 平6−258906(JP,A) 特開 平5−216316(JP,A) 特開 平9−319167(JP,A) 欧州特許出願公開775948(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 15/00 106 G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持搬送体にて表裏画像が夫々担持搬
    送される2つの画像形成部を有し、この像担持搬送体上
    の画像を記録材の両面に転写形成する両面画像形成装置
    において、 一方の画像形成部の画像濃度を検知する際に、一方の画
    像形成部から他方の画像形成部の像担持搬送体に転写せ
    しめられた画像の濃度を検知する濃度検知手段備えた
    ことを特徴とする両面画像形成装置。
  2. 【請求項2】 2つの画像形成部にて表裏画像を記録材
    の両面に形成する両面画像形成装置において、 2つの画像形成部における画像濃度を一致させる濃度調
    整手段を備えたことを特徴とする両面画像形成装置。
  3. 【請求項3】像担持搬送体にて表裏画像が夫々担持搬送
    される2つの画像形成部を有し、この像担持搬送体上の
    画像を記録材の両面に転写形成する両面画像形成装置に
    おいて、 2つの画像形成部における画像濃度を一致させる濃度調
    整手段を備えたことを特徴とする両面画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の両面画像形成装置
    において、 2つの画像形成部は表裏画像が夫々担持搬送される一対
    の像担持搬送体を対向配置した態様であることを特徴と
    する両面画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の両面画像形成装置
    において、 2つの画像形成部の一方は像担持搬送体を有し、他方は
    前記像担持搬送体を共用すると共にこれに対向配置され
    る像担持搬送体を備えていることを特徴とする両面画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の両面画像形成装置におい
    て、 濃度検知手段は他の情報を検知する検知手段で兼用され
    ていることを特徴とする両面画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の両面画像形成装置におい
    て、 濃度調整手段は、同一基準に合わせて表裏画像の濃度を
    夫々一致させることを特徴とする両面画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の両面画像形成装置におい
    て、 濃度調整手段は、一方の画像の濃度の検知結果を他方に
    伝え、表裏画像の濃度を一致させることを特徴とする両
    面画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の両面画像形成装置のう
    ち、表裏画像を担持搬送する一対の像担持搬送体が対向
    配置される2つの画像形成部を有し、この画像形成部の
    各像担持搬送体には、各画像が形成担持される像形成用
    担持体と、この像形成用担持体に対向配置され且つ像形
    成用担持体上の各画像が一時的に転写される中間転写体
    とを具備したタイプにおいて、 一方の画像形成部の中間転写体上から他方の中間転写体
    に転写された画像の濃度を検知する二次転写用の濃度検
    知手段と、 中間転写体上の一次転写画像の濃度を検知する一次転写
    用の濃度検知手段とを備えていることを特徴とする両面
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の両面画像形成装置にお
    いて、二次転写用の 濃度検知手段が各画像形成部の二次転写位
    置の下流に設けられ、一次転写用の濃度検知手段が各画
    像形成部の一次転写位置の下流に設けられたことを特徴
    とする両面画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の両面画像形成装置のう
    ち、表裏画像を担持搬送する一対の像担持搬送体が対向
    配置される2つの画像形成部を有し、この画像形成部の
    各像担持搬送体には、各画像が形成担持される像形成用
    担持体と、この像形成用担持体に対向配置され且つ像形
    成用担持体上の各画像が一時的に転写される中間転写体
    とを具備したタイプにおいて、 一方の画像形成部の中間転写体上から他方の中間転写体
    に転写された画像の濃度を検知する二次転写用の濃度検
    知手段を備え、この濃度検知手段で各中間転写体上の一
    次転写画像の濃度をも検知するようにしたことを特徴と
    する両面画像形成装置。
  12. 【請求項12】 像担持搬送体にてカラー表裏画像が夫
    々担持搬送される2つの画像形成部を有し、この像担持
    搬送体上の画像を記録材の両面に転写形成する両面画像
    形成装置において、 一方の画像形成部の画像色を検知する際に、一方の画像
    形成部から他方の画像形成部の像担持搬送体に転写せし
    められた画像の色を検知する色検知手段を備えたことを
    特徴とする両面画像形成装置。
  13. 【請求項13】 2つの画像形成部にてカラー表裏画像
    を記録材の両面に形成する両面画像形成装置において、 2つの画像形成部における画像色を一致させる色調整手
    段を備えたことを特徴とする両面画像形成装置。
  14. 【請求項14】 像担持搬送体にてカラー表裏画像が夫
    々担持搬送される2つの画像形成部を有し、この像担持
    搬送体上の画像を記録材の両面に転写形成する両面画像
    形成装置において、 2つの画像形成部における画像色を一致させる色調整手
    段を備えたことを特徴とする両面画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項12又は14記載の両面画像形
    成装置において、 2つの画像形成部はカラー表裏画像が夫々担持搬送され
    る一対の像担持搬送体を対向配置した態様であることを
    特徴とする両面画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項12又は14記載の両面画像形
    成装置において、 2つの画像形成部の一方は像担持搬送体を有し、他方は
    前記像担持搬送体を共用すると共にこれに対向配置され
    る像担持搬送体を備えていることを特徴とする両面画像
    形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項12記載の両面画像形成装置に
    おいて、 色検知手段は他の情報を検知する検知手段で兼用されて
    いることを特徴とする両面画像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項13記載の両面画像形成装置に
    おいて、 色調整手段は、同一基準に合わせて表裏画像の色を夫々
    一致させることを特徴とする両面画像形成装置。
  19. 【請求項19】 請求項13記載の両面画像形成装置に
    おいて、 色調整手段は、一方の画像の色の検知結果を他方に伝
    え、カラー表裏画像の色を一致させることを特徴とする
    両面画像形成装置。
  20. 【請求項20】 請求項12記載の両面画像形成装置の
    うち、カラー表裏画像を担持搬送する一対の像担持搬送
    体が対向配置される2つの画像形成部を有し、この画像
    形成部の各像担持搬送体には、各画像が形成担持される
    像形成用担持体と、この像形成用担持体に対向配置され
    且つ像形成用担持体上の各画像が一時的に転写される中
    間転写体とを具備したタイプにおいて、 一方の画像形成部の中間転写体上から他方の中間転写体
    に転写された画像の色を検知する二次転写用の色検知手
    段と、 中間転写体上の一次転写画像の色を検知する一次転写用
    の色検知手段とを備えていることを特徴とする両面画像
    形成装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の両面画像形成装置に
    おいて、二次転写用の 色検知手段が各画像形成部の二次転写位置
    の下流に設けられ、一次転写用の色検知手段が各画像形
    成部の一次転写位置の下流に設けられたことを特徴とす
    る両面画像形成装置。
  22. 【請求項22】 請求項12記載の両面画像形成装置の
    うち、カラー表裏画像を担持搬送する一対の像担持搬送
    体が対向配置される2つの画像形成部を有し、この画像
    形成部の各像担持搬送体には、各画像が形成担持される
    像形成用担持体と、この像形成用担持体に対向配置され
    且つ像形成用担持体上の各画像が一時的に転写される中
    間転写体とを具備したタイプにおいて、 一方の画像形成部の中間転写体上から他方の中間転写体
    に転写された画像の色を検知する二次転写用の色検知手
    段を備え、この色検知手段で各中間転写体上の一次転写
    画像の色をも検知するようにしたことを特徴とする両面
    画像形成装置。
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