JP3219231B2 - 化合物半導体発光素子およびその製造方法 - Google Patents

化合物半導体発光素子およびその製造方法

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JP3219231B2 JP20720495A JP20720495A JP3219231B2 JP 3219231 B2 JP3219231 B2 JP 3219231B2 JP 20720495 A JP20720495 A JP 20720495A JP 20720495 A JP20720495 A JP 20720495A JP 3219231 B2 JP3219231 B2 JP 3219231B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、青色領域で発光可
能な半導体レーザおよび発光ダイオードの実現が可能な
化合物半導体発光素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、V族元素を窒素(N)とするIII
−V族化合物半導体はエネルギーギャップが広いことか
ら可視および紫外域の発光材料として注目されている。
そのうち、AlGaN系材料を用いて、青色領域で発光
可能な半導体レーザおよび発光ダイオード等の発光素子
が検討されている。
【0003】図3に、従来のAlGaN系半導体レーザ
[または発光ダイオード]の断面模式図を示す。なお、
[]内は発光ダイオードの場合である。
【0004】この素子は、サファイア基板101上に、
薄層のGaNまたはAlNからなるバッファ層102が
形成され、その上に、n型GaN層103、n型AlG
aN下部クラッド層104、ノンドープAlGaInN
系活性層[ZnをドープしたAlGaInN系発光層]
105、p型AlGaN上部クラッド層107、p型G
aNキャップ層108が積層形成されている。
【0005】p型GaNキャップ層108の上にはp型
電極90が形成されている。また、n型GaN層103
の上部が一部露出するように、その上側のn型下部クラ
ッド層104、活性層[または発光層]105、p型上
部クラッド層107およびp型キャップ層108は部分
的に除去され、露出したn型GaN層103の部分の上
にn型電極100が形成されている。
【0006】この半導体レーザ[または発光ダイオー
ド]の製造は、以下のようにして行われる。
【0007】まず、有機金属気相成長法(MOCVD
法)により、サファイア基板101を約1050℃で表
面処理し、次に、基板温度を約500℃に下げて薄層の
GaNまたはAlNからなるバッファ層102を成長さ
せる。
【0008】次に、基板温度を約1020℃に上げてn
型GaN層103を形成し、引き続いてn型AlGaN
下部クラッド層104を約1μm成長させる。
【0009】続いて、基板温度を約800℃に下げてノ
ンドープAlGaInN活性層[またはZnドープ発光
層]105を約100オングストローム〜500オング
ストローム成長させる。
【0010】その後、基板温度を約1020℃に上げて
p型AlGaN上部クラッド層107を約1μm成長さ
せ、引き続いてp型GaNキャップ層108を成長させ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の半導体レー
ザ[または発光ダイオード]において、光を活性層およ
びクラッド層に有効に閉じ込め、注入電流を活性層に有
効に閉じ込めるためには、上部クラッド層107および
下部クラッド層104の層厚は約1μm程度必要であ
る。
【0012】しかし、従来の半導体レーザ[または発光
ダイオード]の素子構造および作製方法では、図4およ
び図5に示すように、AlGaN下部クラッド層104
を約1μm程度成長させた場合、表面にクラック109
が発生し、良質なクラッド層を得ることが困難であっ
た。
【0013】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、表面状態が良好でク
ラックの無い良質なクラッド層が得られ、電気特性およ
び光学特性が良好な半導体レーザおよび発光ダイオード
の実現が可能な化合物半導体発光素子およびその製造方
法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の化合物半導体発
光素子は、基板上に、少なくとも、AlGaNからなる
下部クラッド層と、活性層または発光層と、AlGaN
からなる上部クラッド層とが基板側からこの順に形成さ
れ、前記下部クラッド層中および該上部クラッド層中
に、緩衝層が単層または複数層形成されていることを特
徴とする。
【0015】前記緩衝層は、GaNからなることを特徴
とする。
【0016】前記緩衝層は、AlNまたはAlXGa1-X
N(0<X<1)からなることを特徴とする。前記下部
クラッド層と基板との間にGaN層を備えていることを
特徴とする。前記活性層または発光層が、AlWGaZ
1-W-ZN(0≦W≦1、0≦Z≦1からなることを特
徴とする。
【0017】本発明の化合物半導体発光素子の製造方法
は、基板上に、少なくとも、下部クラッド層と、活性層
または発光層と、上部クラッド層とがこの順に形成され
た化合物半導体発光素子におけるクラッド層の製造方法
であって、AlGaNからなる上部クラッド層中及びA
lGaNからなる下部クラッド層中に、AlXGa1-X
(0≦X≦1)からなる緩衝層を単層または複数層成長
させることを特徴とする。
【0018】以下に本発明の作用につき説明する。
【0019】本発明にあっては、下部クラッド層中また
上部クラッド層中に、緩衝層が単層または複数層形成
されている。クラッド層/緩衝層を繰り返して成長する
ことにより、表面モフォロジーが良好でクラックの無い
良質な上部クラッド層または下部クラッド層を所望の厚
みに成長できる。
【0020】例えば、AlyGa1-yN(0<y<1)ク
ラッド層とAlxGa1-xN(0≦x≦1)緩衝層を繰り
返して成長することにより、下部クラッド層または上部
クラッド層の厚みを約1μm程度にすることが可能であ
る。
【0021】このように良質で厚膜の上部クラッド層お
よび下部クラッド層を用い、AlwGazIn1-w-z
(0≦w≦1、0≦z≦1を活性層または発光層とし
て、AlGaInN系半導体レーザ素子および発光ダイ
オードが実現可能である。
【0022】GaNからなる緩衝層は、AlGaNクラ
ッド層の成長温度またはクラッド層の成長温度よりも高
い成長温度で成長させてもよいが、クラッド層の成長温
度よりも低い成長温度で成長させると緩衝層の蒸発によ
る影響がなく、より良好なクラッド層が得られる。
【0023】AlNまたはAlxGa1-xN(0<x<
1)からなる緩衝層は、AlGaNクラッド層の成長温
度よりも低い成長温度で成長させてもよいが、緩衝層の
蒸発を考慮する必要が無いのでクラッド層の成長温度と
同じ温度またはクラッド層の成長温度よりも高い成長温
度で成長させることができ、製造が容易である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。尚、以下の図において、
同一の機能を有する部分は同一の番号で示している。
【0025】(実施形態1)図1は、本発明の一実施形
態であるAlGaN/InGaN/AlGaN系半導体
レーザ[または発光ダイオード]を示す断面図である。
【0026】この素子は、サファイア基板1上に、薄層
のGaNまたはAlNからなるバッファ層2が形成さ
れ、その上に、n型GaN層3、n型下部クラッド層
4、ノンドープまたはSiドープAlwGazIn1-w-z
N(0≦w≦1、0≦z≦1)活性層[または発光層]
6、p型上部クラッド層7およびp型GaNキャップ層
9が積層形成されている。
【0027】n型下部クラッド層4中には、n型Aly
Ga1-yN(0<y<1)クラッド層4aと薄層のn型
AlxGa1-xN(0≦x≦1)緩衝層5とが交互に積層
形成され、下部クラッド層4の厚みは約1μm程度にさ
れている。また、p型上部クラッド層7中には、p型A
yGa1-yN(0<y<1)クラッド層7aと薄層のp
型AlxGa1-xN(0≦x≦1)緩衝層8とが交互に積
層形成されて、上部クラッド層7の厚みは約1μm程度
にされている。
【0028】p型キャップ層9の上にはp型電極10が
形成されている。また、n型GaN層3の上部が一部露
出するように、その上側のn型下部クラッド層4、活性
層[または発光層]6、p型上部クラッド層7、p型緩
衝層8およびp型キャップ層9は部分的に除去され、露
出したn型GaN層3の部分の上にn型電極11が形成
されている。
【0029】この実施形態1では、厚み約0.15〜
0.3μmのn型Al0.1Ga0.9Nクラッド層4aと厚
み約200オングストロームのn型GaN緩衝層5とを
繰り返し成長して約1μmとしている。また、厚み約
0.15〜0.3μmのp型Al0.1Ga0.9Nクラッド
層7aと厚み約200オングストロームのp型GaN緩
衝層8とを繰り返し成長して下部クラッド層4および上
部クラッド層7の厚みを約1μmとしている。また、活
性層[または発光層]6としては、厚み約200オング
ストロームのノンドープまたはSiドープGa0.2In
0.8N層を形成している。
【0030】この半導体レーザ[または発光ダイオー
ド]の製造は、以下のようにして行われる。
【0031】各半導体層の成長はMOCVD法により行
い、基板としてサファイア(0001)C面を用いる。
III族ガス源としてはトリメチルガリウム(TMG)、
トリメチルアルミニウム(TMA)、トリメチルインジ
ウム(TMI)を用い、V族ガス源としてはアンモニア
(NH3)を用いる。n型ドーパント源としてはモノシ
ラン(SiH4)を用い、p型ドーパント源としてはビ
スシクロペンタディエニルマグネシウム(Cp2Mg)
を用いる。また、キャリアガスとしてはH2を用いる。
【0032】まず、MOCVD装置内にサファイア基板
1を導入して、H2中で基板温度約1050℃で基板を
熱することにより、基板の表面処理を行う。次に、基板
温度を約500℃に下げてGaNまたはAlNからなる
バッファ層2を成長させる。GaNからなるバッファ層
の厚みは250オングストローム、AlNからなるバッ
ファ層の厚みは500オングストロームとする。
【0033】次に、基板温度を約1020℃に上げてn
型GaN層3を厚み約4μm成長させる。
【0034】続いて、同じ基板温度でn型Al0.1Ga
0.9Nクラッド層4aを約0.15μm〜0.3μm成
長させ、その後、基板温度を約500℃に下げてn型G
aN緩衝層5を約200オングストローム成長させる。
さらに、上記n型クラッド層4a/n型緩衝層5の成長
を繰り返して、下部クラッド層4の厚みを約1μmとす
る。
【0035】次に、基板温度を約800℃にしてノンド
ープまたはSiドープIn0.2Ga0 .8N活性層[または
発光層]6を厚み約200オングストローム成長させ
る。
【0036】続いて、基板温度を約1020℃に上げて
p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層7aを約0.15μm
〜0.3μm成長させ、その後、基板温度を約500℃
に下げてp型GaN緩衝層8を約200オングストロー
ム成長させる。さらに、上記p型クラッド層7a/p型
緩衝層8の成長を繰り返して、上部クラッド層7の厚み
を約1μmにする。
【0037】引き続いて、p型GaNキャップ層9を厚
み約1μm成長させる。
【0038】成長後のウェハーに対して約700℃、N
2雰囲気中で熱アニーリングを行うことにより、p型緩
衝層8、p型クラッド層7aおよびp型キャップ層9を
高濃度のp型層に変化させる。
【0039】その後、n型電極11形成のためにn型G
aN層3が露出するまでエッチングを行い、これにより
露出されたn型GaN層3上にn型電流11を形成し、
p型キャップ層9の上にp型電流10を形成する。
【0040】なお、GaN緩衝層の成長は、約1000
℃または約1200℃等、クラッド層と同じかまたは高
い成長温度で行ってもよいが、GaN緩衝層の蒸発を考
慮すれば、約500℃程度のクラッド層よりも低い成長
温度で行うのが好ましい。
【0041】この実施形態1においては、AlGaNク
ラッド層の間にGaN緩衝層が形成されているので、表
面状態が良好でクラックの無い良質なAlGaNクラッ
ド層の結晶成長が可能であった。このように良質で厚膜
のクラッド層が得られるので、量産性に優れ、電気特性
および光学特性が良好なAlGaInN系半導体レーザ
および発光ダイオードの実現が可能となる。
【0042】(実施形態2)この実施形態2では、厚み
約0.15〜0.3μmのn型Al0.3Ga0.7Nクラッ
ド層4aと厚み約200オングストロームのn型GaN
緩衝層5とを繰り返し成長して下部クラッド層4の厚み
を約1μmとし、厚み約0.15〜0.3μmのp型A
0.3Ga0.7Nクラッド層7aと厚み約200オングス
トロームのp型GaN緩衝層8とを繰り返し成長して上
部クラッド層7の厚みを約1μmとしている。また、活
性層[または発光層]6としては、実施形態1と同様
に、厚み約200オングストロームのノンドープまたは
SiドープGa0.2In0.8N層を形成している。その他
の構造は、実施形態1と同様である。
【0043】この半導体レーザ[または発光ダイオー
ド]の製造は、以下のようにして行われる。
【0044】各半導体層の成長は実施形態1と同様にM
OCVD法により行い、基板としてサファイア(000
1)C面を用いる。III族ガス源、V族ガス源、n型
ドーパント源、p型ドーパント源およびキャリアガスと
しては実施形態1と同様のものを用いる。
【0045】まず、実施形態1と同様にして、サファイ
ア基板1上にバッファ層2およびn型GaN層3を成長
させる。
【0046】続いて、n型GaN層3と同じ約1020
℃の基板温度でn型Al0.3Ga0.7Nクラッド層4aを
約0.15μm〜0.3μm成長させ、その後、基板温
度を約500℃に下げてn型GaN緩衝層5を約200
オングストローム成長させる。さらに、上記n型クラッ
ド層4a/n型緩衝層5の成長を繰り返して、下部クラ
ッド層4の厚みを約1μmにする。
【0047】次に、実施形態1と同様にして活性層[ま
たは発光層]6を成長させる。
【0048】続いて、基板温度を約1020℃に上げて
p型Al0.3Ga0.7Nクラッド層7aを約0.15μm
〜0.3μm成長させ、その後、基板温度を約500℃
に下げてp型GaN緩衝層8を約200オングストロー
ム成長させる。さらに、上記p型クラッド層7a/p型
緩衝層8の成長を繰り返して、上部クラッド層7の厚み
を約1μmとする。
【0049】引き続いて、実施形態1と同様にしてp型
キャップ層9を成長させ、p型緩衝層8、p型クラッド
層7a、p型キャップ層9を高濃度のp型層に変化させ
る。その後、実施形態1と同様にしてp型電極10およ
びn型電極11を形成する。
【0050】なお、GaN緩衝層の成長は、約1000
℃または約1200℃等、クラッド層と同じかまたは高
い成長温度で行ってもよいが、GaN緩衝層の蒸発を考
慮すれば、約500℃程度のクラッド層よりも低い成長
温度で行うのが好ましい。
【0051】この実施形態2においても、AlGaNク
ラッド層の間にGaN緩衝層が形成されているので、表
面状態が良好でクラックの無い良質なAlGaNクラッ
ド層の結晶成長が可能であった。このように良質で厚膜
のクラッド層が得られるので、量産性に優れ、電気特性
および光学特性が良好なAlGaInN系半導体レーザ
および発光ダイオードの実現が可能となる。
【0052】(実施形態3)この実施形態3では、厚み
約0.15〜0.3μmのn型Al0.1Ga0.9Nクラッ
ド層4aと厚み約200オングストロームのn型AlN
緩衝層5とを繰り返し成長して下部クラッド層4の厚み
を約1μmとし、厚み約0.15〜0.3μmのp型A
0.1Ga0.9Nクラッド層7aと厚み約200オングス
トロームのp型AlN緩衝層8とを繰り返し成長して上
部クラッド層7の厚みを約1μmとしている。また、活
性層[または発光層]6としては、実施形態1と同様
に、厚み約200オングストロームのノンドープまたは
SiドープGa0.2In0.8N層を形成している。その他
の構造は、実施形態1と同様である。
【0053】この半導体レーザ[または発光ダイオー
ド]の製造は、以下のようにして行われる。
【0054】各半導体層の成長は実施形態1と同様にM
OCVD法により行い、基板としてサファイア(000
1)C面を用いる。III族ガス源、V族ガス源、n型ド
ーパント源、p型ドーパント源およびキャリアガスとし
ては実施形態1と同様のものを用いる。
【0055】まず、実施形態1と同様にして、サファイ
ア基板1上にバッファ層2およびn型GaN層3を成長
させる。
【0056】続いて、n型GaN層3と同じ約1020
℃の基板温度でn型Al0.1Ga0.9Nクラッド層4aを
約0.15μm〜0.3μm成長させ、その後、基板温
度を約1000℃または約1200℃にしてn型AlN
緩衝層5を約200オングストローム成長させる。さら
に、上記n型クラッド層4a/n型緩衝層5の成長を繰
り返して、下部クラッド層4の厚みを約1μmにする。
【0057】次に、実施形態1と同様にして活性層[ま
たは発光層]6を成長させる。
【0058】続いて、基板温度を約1020℃に上げて
p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層7aを約0.15μm
〜0.3μm成長させ、その後、基板温度を約500℃
に下げてp型AlN緩衝層8を約200オングストロー
ム成長させる。さらに、上記p型クラッド層7a/p型
緩衝層8の成長を繰り返して、上部クラッド層7の厚み
を約1μmにする。
【0059】引き続いて、実施形態1と同様にしてp型
キャップ層9を成長させ、p型緩衝層8、p型上部クラ
ッド層7、p型キャップ層9を高濃度のp型層に変化さ
せる。
【0060】その後、実施形態1と同様にしてp型電極
10およびn型電極11を形成する。
【0061】なお、AlN緩衝層の成長温度は、約50
0℃程度の低温でもよいが、AlN緩衝層はその蒸発を
考慮しなくてよく、約1000℃または約1200℃等
の高温の方が好ましい。また、成長中に温度を下げるこ
となく成長を行い得るため製造が容易になる。
【0062】この実施形態3においては、AlGaNク
ラッド層の間にAlN緩衝層が形成されているので、表
面状態が良好でクラックの無い良質なAlGaNクラッ
ド層の結晶成長が可能であった。このように良質で厚膜
のクラッド層が得られるので、量産性に優れ、電気特性
および光学特性が良好なAlGaInN系半導体レーザ
および発光ダイオードの実現が可能となる。
【0063】(実施形態4)この実施形態4では、厚み
約0.15〜0.3μmのn型Al0.3Ga0.7Nクラッ
ド層4aと厚み約200オングストロームのn型Al
0.05Ga0.95N緩衝層5とを繰り返し成長して下部クラ
ッド層4の厚みを約1μmとし、厚み約0.15〜0.
3μmのp型Al0.3Ga0.7Nクラッド層7aと厚み約
200オングストロームのp型Al0.05Ga0.95N緩衝
層8とを繰り返し成長して上部クラッド層7aの厚みを
約1μmとしている。また、活性層[または発光層]6
としては、実施形態1と同様に、厚み約200オングス
トロームのノンドープまたはSiドープGa0.2In0.8
N層を形成している。その他の構造は、実施形態1と同
様である。
【0064】この半導体レーザ[または発光ダイオー
ド]の製造は、以下のようにして行われる。
【0065】各半導体層の成長は実施形態1と同様にM
OCVD法により行い、基板としてサファイア(000
1)C面を用いる。III族ガス源、V族ガス源、n型ド
ーパント源、p型ドーパント源およびキャリアガスとし
ては実施形態1と同様のものを用いる。
【0066】まず、実施形態1と同様にして、サファイ
ア基板1上にバッファ層2およびn型GaN層3を成長
させる。
【0067】続いて、n型GaN層3と同じ約1020
℃の基板温度でn型Al0.3Ga0.7Nクラッド層4aを
約0.15μm〜0.3μm成長させ、その後、基板温
度を約1000℃または約1200℃にしてn型Al
0.05Ga0.95N緩衝層5を約200オングストローム成
長させる。さらに、上記n型クラッド層4a/n型緩衝
層5の成長を繰り返して、下部クラッド層4の厚みを約
1μmにする。
【0068】次に、実施形態1と同様にして活性層[ま
たは発光層]6を成長させる。
【0069】続いて、基板温度を約1020℃に上げて
p型Al0.3Ga0.7Nクラッド層7aを約0.15μm
〜0.3μm成長させ、その後、基板温度を約1000
℃または約1200℃にしてp型Al0.05Ga0.95N緩
衝層8を約200オングストローム成長させる。さら
に、上記p型クラッド層7a/p型緩衝層8の成長を繰
り返して、上部クラッド層7の厚みを約1μmにする。
【0070】引き続いて、実施形態1と同様にしてp型
キャップ層9を成長させ、p型緩衝層8、p型クラッド
層7a、p型キャップ層9を高濃度のp型層に変化させ
る。その後、実施形態1と同様にしてp型電極10およ
びn型電極11を形成する。
【0071】なお、AlN緩衝層の成長温度は、約50
0℃程度の低温でもよいが、AlN緩衝層はその蒸発を
考慮しなくてよく、約1000℃または約1200℃等
の高温の方が好ましい。また、成長中に温度を下げるこ
となく成長を行い得るため製造が容易になる。
【0072】この実施形態4においては、AlGaNク
ラッド層の間にAlGaN緩衝層が形成されているの
で、表面状態が良好でクラックの無い良質なAlGaN
クラッド層の結晶成長が可能であった。このように良質
で厚膜のクラッド層が得られるので、量産性に優れ、電
気特性および光学特性が良好なAlGaInN系半導体
レーザおよび発光ダイオードの実現が可能となる。
【0073】(実施形態5)図2は、本発明の他の実施
形態であるAlGaN/InGaN/AlGaN系半導
体レーザ[または発光ダイオード]を示す断面図であ
る。
【0074】この素子は、サファイア基板1上に、薄層
のGaNまたはAlNからなるバッファ層2が形成さ
れ、その上に、n型GaN層3、n型下部クラッド層
4、ノンドープまたはSiドープAlwGazIn1-w-z
N(0≦w≦1、0≦z≦1)活性層[または発光層]
6、p型上部クラッド層7およびp型GaNキャップ層
9が積層形成されている。
【0075】n型下部クラッド層4中には、n型Aly
Ga1-yN(0<y<1)クラッド層4aと薄層のn型
AlxGa1-xN(0≦x≦1)緩衝層5が積層形成さ
れ、p型上部クラッド層7中には、p型AlyGa1-y
(0<y<1)クラッド層7aと薄層のp型AlxGa
1-xN(0≦x≦1)緩衝層8が積層形成されて、下部
クラッド層4および上部クラッド層7の厚みが約1μm
程度にされている。
【0076】p型キャップ層9の上にはp型電極10が
形成されている。また、n型下部クラッド層4、活性層
[または発光層]6、p型上部クラッド層7、p型緩衝
層8およびp型キャップ層9は、n型GaN層3が一部
露出するように部分的に除去され、そのn型GaN3の
露出部上にn型電極11が形成されている。
【0077】この実施形態5では、下部クラッド層4
は、厚み約0.3μmのn型Al0.1Ga0.9Nクラッド
層4a、厚み約200オングストロームのn型GaN緩
衝層5、厚み約0.25μmのn型Al0.1Ga0.9Nク
ラッド層4a、厚み約200オングストロームのn型G
aN緩衝層5および厚み約0.15μmのn型Al0.1
Ga0.9Nクラッド層4aを順次成長している。下部ク
ラッド層4の層厚は上記より0.74μmである。
た、上部クラッド層7は、厚み約0.15μmのp型A
0.1Ga0.9Nクラッド層7a、厚み約200オングス
トロームのp型GaN緩衝層8、厚み約0.25μmの
p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層7a、厚み約200オ
ングストロームのp型GaN緩衝層8および厚み約0.
3μmのp型Al0.1Ga0.9Nクラッド層7aを順次成
長している。上部クラッド層5の層厚は上記より0.7
4μmである。さらに、活性層[または発光層]6とし
ては、実施形態1と同様に、厚み約200オングストロ
ームのノンドープまたはSiドープGa0.2In0.8N層
を形成している。その他の構造は、実施形態1と同様で
ある。
【0078】この半導体レーザ[または発光ダイオー
ド]の製造は、以下のようにして行われる。
【0079】各半導体層の成長は実施形態1と同様にM
OCVD法により行い、基板としてサファイア(000
1)C面を用いる。III族ガス源、V族ガス源、n型ド
ーパント源、p型ドーパント源およびキャリアガスとし
ては実施形態1と同様のものを用いる。
【0080】まず、実施形態1と同様にして、サファイ
ア基板1上にバッファ層2およびn型GaN層3を成長
させる。
【0081】続いて、n型GaN層3と同じ約1020
℃の基板温度でn型Al0.3Ga0.7Nクラッド層4aを
約0.3μm成長させ、その後、基板温度を約500℃
に下げてn型GaN緩衝層5を約200オングストロー
ム成長させる。次に、約1020℃の基板温度でn型A
0.3Ga0.7Nクラッド層4aを約0.25μm成長さ
せ、その後、基板温度を約500℃に下げてn型GaN
緩衝層5を約200オングストローム成長させる。さら
に、約1020℃の基板温度でn型Al0.3Ga0.7Nク
ラッド層4aを約0.15μm成長させる。
【0082】次に、実施形態1と同様にして活性層[ま
たは発光層]6を成長させる。
【0083】続いて、基板温度を約1020℃に上げて
p型Al0.3Ga0.7Nクラッド層7aを約0.15μm
成長させ、その後、基板温度を約500℃に下げてp型
GaN緩衝層8を約200オングストローム成長させ
る。次に、約1020℃の基板温度でp型Al0.3Ga
0.7Nクラッド層7aを約0.25μm成長させ、その
後、基板温度を約500℃に下げてp型GaN緩衝層8
を約200オングストローム成長らはる。さらに、約1
020℃の基板温度でp型Al0.3Ga0.7Nクラッド層
7aを約0.3μm成長させる。
【0084】引き続いて、実施形態1と同様にしてp型
キャップ層9を成長させ、p型緩衝層8、p型クラッド
層7a、p型キャップ層9を高濃度のp型層に変化させ
る。その後、実施形態1と同様にしてp型電極10およ
びn型電極11を形成する。
【0085】なお、GaN緩衝層の成長は、約1000
℃または約1200℃等、クラッド層と同じかまたは高
い成長温度で行ってもよいが、GaN緩衝層の蒸発を考
慮すれば、約500℃程度のクラッド層よりも低い成長
温度で行うのが好ましい。
【0086】この実施形態5においては、AlGaNク
ラッド層の間にGaN緩衝層が形成されているので、表
面状態が良好でクラックの無い良質なAlGaNクラッ
ド層の結晶成長が可能であった。また、活性層[または
発光層]に近付くにつれてAlGaNクラッド層を薄く
しているので、クラッド層の結晶状態をさらに良好にす
ることができた。このように良質で厚膜なクラッド層が
得られるので、量産性に優れ、電気特性および光学特性
が良好なAlGaInN系半導体レーザおよび発光ダイ
オードの実現が可能となる。
【0087】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、成長条件、有機金属化合物ガスの種類、使
用材料等は上記実施形態に示した以外のものを用いるこ
とができる。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、下部クラッド層中および上部クラッド層中
に、緩衝層を単層または複数層形成されており、クラッ
ド層/緩衝層を繰り返して成長することにより、表面状
態が良好でクラックの無い良質なクラッド層を所望の厚
みに成長できる。
【0089】AlyGa1-yN(0<y<1)クラッド層
の場合、AlxGa1-xN(0≦x≦1)緩衝層とクラッ
ド層とを繰り返して成長することにより、上部クラッド
層および下部クラッド層を約1μm程度成長することが
可能である。この上部クラッド層、下部クラッド層およ
びAlwGazIn1-w-zN(0≦w≦1、0≦z≦1活
性層[または発光層]により、AlGaInN系半導体
レーザ素子および発光ダイオードが実現可能である。
【0090】このように良質で厚膜なクラッド層が得ら
れるので、量産性に優れ、電気特性および光学特性が良
好な半導体レーザおよび発光ダイオードの実現が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である半導体レーザ[また
は発光ダイオード]を示す断面模式図である。
【図2】本発明の他の実施形態である半導体レーザ[ま
たは発光ダイオード]を示す断面模式図である。
【図3】従来の半導体レーザ[または発光ダイオード]
を示す断面模式図である。
【図4】従来の半導体レーザにおけるAlGaNクラッ
ド層表面を示す平面模式図である。
【図5】従来の半導体レーザにおけるAlGaNクラッ
ド層の作製工程を示す断面模式図である。
【符号の説明】
1 サファイア(0001)基板 2 GaNまたはAlNバッファ層 3 n型GaN層 4 下部クラッド層 4a n型AlyGa1-yN(0<y<1)クラッド層 5 薄層n型AlxGa1-xN(0≦x≦1)緩衝層 6 ノンドープまたはSiドープAlwGazIn1-w-z
N(0≦w≦1、0≦z≦1)活性層または発光層 7 上部クラッド層 7a p型AlyGa1-yN(0<y<1)クラッド層 8 薄層p型AlxGa1-xN(0≦x≦1)緩衝層 9 p型GaNキャップ層 10 p型電極 11 n型電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 H01L 33/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、少なくとも、AlGaNから
    なる下部クラッド層と、活性層または発光層と、AlG
    aNからなる上部クラッド層とが基板側からこの順に形
    成され、前記下部クラッド層中および該上部クラッド層
    中に、緩衝層が単層または複数層形成されていることを
    特徴とする化合物半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記緩衝層は、GaNからなることを特
    徴とする請求項1に記載の化合物半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記緩衝層は、AlNまたはAlXGa
    1-XN(0<X<1)からなることを特徴とする請求項
    に記載の化合物半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記下部クラッド層と基板との間にGa
    N層を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の化合物半導体発光素子。
  5. 【請求項5】 前記活性層または発光層が、AlWGaZ
    In1-W-ZN(0≦W≦1、0≦Z≦1からなることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の化合物半導
    体発光素子。
  6. 【請求項6】 基板上に、少なくとも、下部クラッド層
    と、活性層または発光層と、上部クラッド層とがこの順
    に形成された化合物半導体発光素子におけるクラッド層
    の製造方法であって、 AlGaNからなる上部クラッド層中及びAlGaNか
    らなる下部クラッド層中に、AlXGa1-XN(0≦X≦
    1)からなる緩衝層を単層または複数層成長させること
    を特徴とする化合物半導体発光素子の製造方法。
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