JP3215015B2 - 包装用紙器 - Google Patents

包装用紙器

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JP3215015B2
JP3215015B2 JP17636895A JP17636895A JP3215015B2 JP 3215015 B2 JP3215015 B2 JP 3215015B2 JP 17636895 A JP17636895 A JP 17636895A JP 17636895 A JP17636895 A JP 17636895A JP 3215015 B2 JP3215015 B2 JP 3215015B2
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博文 富田
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THE PACK CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、包装紙器、とくにい
わゆるかぶせ箱における身あるいは蓋のいずれにも用い
られる包装用紙器に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、この種の包装用紙器とし
て、図7ないし図10に示すように、方形の底壁(1)
の四周に折目を介して前後左右の四側壁(52)(52)
(53)(53)が連設されると共に、各側壁(52)(52)
(53)(53)の上縁に折目を介して折り返し片(54a)
(54b)(56)…が連設される一方、一対の対向側壁
(52)(52)に下端隅部から斜状折目(60)(60)(6
0)(60)が設けられ、該斜状折目上方の三角形状部(5
2a)(52a)(52a)(52a)の内面に前記折り返し
片(54a)(54a)(54a)(54a)が重合貼着される
と共に、前記対向側壁(52)(52)に隣接する側壁(5
3)(53)に連設された接合片(55)(55)(55)(5
5)が前記折り返し片(54a)(54a)(54a)(54
a)に接合されてなる包装用紙器(B)が公知である。
【0003】このような紙器は、組み立て前は図9に示
すように三角形状部(52a)(52a)(52a)(52a)
を側壁(52)(52)の外面側に折り曲げ、その上に隣接
する側壁(53)(53)の端部が重合した偏平な折り畳み
状態とし、使用に際しては偏平折り畳み状態から所望の
箱形態に容易に組み立てることができると共に、側壁上
縁において折り返し片(54a)(54b)(56)…が内側
に折り返されているので、側壁上縁の端面が露出される
ことなく、外観体裁が良好であるという利点を有する反
面、接合片(55)(55)(55)(55)を介しての隣り合
う側壁どうしの接合にいささか難がある。
【0004】すなわち、接合片(55)……は、その上部
が折返し片(54a)(54a)(54a)(54a)を介して
側壁三角形状部(52a)(52a)(52a)(52a)に接
合される一方、下部は側壁三角形状部(52a)(52a)
(52a)(52a)に直に接合されるべきものであるため
に、接合片(55)……を加圧貼着する際に、プレス圧を
低く設定すると、接合片下部(55a)…と側壁三角形状
部(52a)…との貼着が不十分になり、組立時に両者が
乖離しやすくなってしまう。逆に、接合片下部(55a)
…と側壁三角形状部(52a)…との所期する貼着状態が
得られるようにプレス圧を高くすると、側壁外面にいわ
ゆるプレス跡が残るという難点がある。
【0005】このような難点を解消するには、接合片
(55)…を折り返し片(54a)…の形状に合わせて可及
的小として、接合片(55)…が折り返し片(54a)…の
みに重合し、側壁三角形状部(52a)…の内面に重合し
ないものとすれば良いが、そうすると、接合片(55)…
と、折り返し片(54a)…を介しての側壁三角形状部
(52a)…との接合面積が狭くなり、接合強度が弱くな
ってしまう。また、逆に折り返し片(54a)…を、その
先端が側壁内面隅部近傍に到達する位の大きさにして、
接合片(55)…をそれに対応する大きさにすれば接合面
積に比例した十分な接合強度を得ることができるが、折
り返し片(54a)…を大きくすると、紙材料の使用量が
増大してしまう。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、加圧接着後に不本意なプレス跡が残ること
がなく、良好な外観体裁を得ることができ、かつ紙材料
の使用量を増大させることなく、可及的大なる接合強度
を得ることのできる包装用紙器を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的において、こ
の発明は、方形の底壁の四周に折目を介して前後左右の
四側壁が連設されると共に、各側壁の上縁に折目を介し
て折り返し片が連設される一方、一対の対向側壁に下端
隅部から斜状折目が設けられ、該斜状折目上方の三角形
状部内面に前記折り返し片が重合貼着されると共に、前
記対向側壁に隣接する側壁に連設された接合片が前記対
向側壁に接合されてなる包装用紙器において、前記接合
片は、側壁の両端から折目を介して連設された第1接合
片と、該側壁の折り返し片の両端から折目を介して連設
された第2接合片とからなり、前記第1接合片は、前記
三角形状部内面に貼着される折り返し片に重なり合うこ
となくかつ該折り返し片に近接した態様で前記三角形状
部に貼着される大きさに設定されると共に、第2接合片
が少なくとも折り返し片に重合貼着されてなる構成を採
用する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に基づいて
説明する。
【0009】まず、この発明に係る包装用紙器(A)
を、図4に示す展開状態に基づいて詳しく説明すると、
方形の底壁(1)の一対の対向縁から折目(11)(11)
を介して前後側壁(2)(2)が連設され、他の一対の
対向縁から折目(12)(12)を介して左右側壁(3)
(3)が連設されている。
【0010】前後側壁(2)(2)は、各々その下隅部
から45度の角度で斜めに立ち上がった斜状折目(10)
(10)(10)(10)が設けられ、該斜状折目上方の三角
形状部(2a)(2a)(2a)(2a)が斜状折目
(10)…から前後側壁(2)(2)の外面側に折り畳ま
れうるものとなされている。また、前記三角形状部(2
a)…及び前後側壁中間部(2b)(2b)は、その上
縁から折目(13)…)を介して折り返し片(4a)(4
b)…が連設されている。三角形状部(2a)…の折り
返し片(4a)…は、三角形状部(2a)…の上部に貼
着されうる台形状に形成されている。
【0011】左右両側壁(3)(3)は、各々その両端
縁から折目(14)(14)(14)(14)を介して第1接合
片(5)(5)(5)(5)が連設される一方、上縁に
は折目(15)(15)を介して折り返し片(6)(6)が
連設されると共に、該折り返し片(6)(6)の両端縁
から折目(16)(16)(16)(16)を介して第2接合片
(7)(7)(7)(7)が連設されている。
【0012】前記第1接合片(5)…は、三角形状部
(2a)…に貼着される台形状折り返し片(4a)…に
重合することなく三角形状部(2a)…の端部に貼着さ
れうる台形状に設定されている。第2接合片(7)は、
前記台形状折り返し片(4a)…及び第1接合片(5)
…の両方に重合貼着されうる大きさに設定されている。
【0013】而して、上記構成を有する包装用紙器
(A)は、前記展開状態から所要箇所の折り曲げ、貼り
付けが機械的に行われるいわゆる機械貼りに好適なもの
で、その工程について説明すると、まず、図5に示すよ
うに、前後側壁(2)(2)の各折り返し片(4a)
(4b)…を前後側壁内面に折り返して貼着すると共
に、左右両側壁(3)(3)の折り返し片(6)(6)
を左右両側壁内面に折り返して貼着する。次に図6に示
すように、後側壁(2)を底壁内面に折り返した後、三
角形状部(2a)…を斜状折目(10)…から後側壁
(2)の外面に折り返す一方、後側壁側の第1接合片
(5)及び第2接合片(7)を左右両側壁内面に折返
す。また、同様にして前側壁(2)を底壁内面に折り返
した後、三角形状部(2a)…を斜状折目(10)…から
前側壁(2)の外面に折り返す一方、前側壁側の第1接
合片(5)及び第2接合片(7)…を左右両側壁内面に
折返す。そして、最後に左右両側壁(3)(3)を底壁
内面側に折り返して、第1接合片(5)及び第2接合片
(7)…を各々が対応する三角形状部(2a)…の対応
位置及び三角形状部折返し片(4a)に貼着して、図2
に示すに偏平折り畳み状態とする。
【0014】使用に供するまでの、輸送、保管時には、
この偏平折り畳み状態で取り扱われ、箱詰めの際に、四
側壁が起立させられて、箱形態に組み立てられるもので
ある。
【0015】
【発明の効果】この発明に係る包装用紙器(A)は、方
形の底壁(1)の四周に折目(11)(11)(12)(12)
を介して前後左右の四側壁(2)(2)(3)(3)が
連設されると共に、各側壁(2)(2)(3)(3)の
上縁に折目(13)(13)(15)(15)を介して折り返し
片(4a)(4b)(6)…が連設される一方、一対の
対向側壁(2)(2)に下端隅部から斜状折目(10)
(10)…が設けられ、該斜状折目上方の三角形状部(2
a)…内面に前記折り返し片(4a)…が重合貼着され
ると共に、前記対向側壁(2)(2)に隣接する側壁
(3)(3)に連設された接合片(5)(7)…が前記
対向側壁(2)(2)に接合されてなるから、三角形状
部(4a)(4a)…を側壁外面側に折返し、その上に
他の一対の側壁(3)(3)を折り重ねた偏平な折り畳
み状態として、使用に供する迄の保管、輸送スペースを
可及的小にすることができると共に、その偏平折り畳み
状態から簡単に組み立てられるものであることはもとよ
り、接合片が、側壁の両端から折目(14)を介して連設
された第1接合片(5)と、該側壁の折り返し片(6)
の両端から折目(16)を介して連設された第2接合片
(7)とからなり、前記第1接合片(5)は、前記三角
形状部内面に貼着される折り返し片(4a)に重なり合
うことなくかつ該折り返し片(4a)に近接した態様で
前記三角形状部(4a)に貼着される大きさに設定され
ているから、三角形状部と両接合片(5)(7)との圧
着時に、第2接合片(7)と三角形状部(4a)との間
に第1接合片(5)が介在することにより、不本意なプ
レス跡が紙器表面に現れることがなく、外観体裁のよい
紙器を得ることができる。
【0016】さらに、第1接合片(5)が三角形状部
(2a)に直接貼着される一方、第2接合片(7)が三
角形状部(2a)の折返し片(4a)に重合貼着される
ものとなされているから、第1接合片(5)及び第2接
合片(7)と、三角形状部(2a)及びその折返し片
(4a)との接合面積を可及的大とした接合強度の十分
な紙器を製作しうる。しかも、展開状態からも明らかな
ように、第1接合片(5)及び第2接合片(7)は、側
壁(3)(3)及びその折返し片(6)(6)の両端に
連設されたものであって、その最大必要長さは、三角形
状部(2a)の等辺の長さで足りるから、従来の紙器と
同様の紙材料の使用量で合理的に製作しうるという利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る包装用紙器の斜視図である。
【図2】同折り畳み状態の平面図である。
【図3】図2のIII-III 線断面図である。
【図4】同展開状態の平面図である。
【図5】同製作途上の平面図である。
【図6】同製作途上の平面図である。
【図7】従来の包装用紙器の斜視図である。
【図8】同展開状態の平面図である。
【図9】同折り畳み状態の斜視図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【符号の説明】
A…包装用紙器 1…底壁 2…前壁、後壁 2a…三角形状部 3…左側壁、右側壁 4a、4b、6…折返し片 5…第1接合片 7…第2接合片 10…斜状折目 11、12、13、14、15、16…折目

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形の底壁の四周に折目を介して前後左
    右の四側壁が連設されると共に、各側壁の上縁に折目を
    介して折り返し片が連設される一方、一対の対向側壁に
    下端隅部から斜状折目が設けられ、該斜状折目上方の三
    角形状部内面に前記折り返し片が重合貼着されると共
    に、前記対向側壁に隣接する側壁に連設された接合片が
    前記対向側壁に接合されてなる包装用紙器において、 前記接合片は、側壁の両端から折目を介して連設された
    第1接合片と、該側壁の折り返し片の両端から折目を介
    して連設された第2接合片とからなり、前記第1接合片
    は、前記三角形状部内面に貼着される折り返し片に重な
    り合うことなくかつ該折り返し片に近接した態様で前記
    三角形状部に貼着される大きさに設定されると共に、第
    2接合片が少なくとも折り返し片に重合貼着されてなる
    ことを特徴とする包装用紙器。
JP17636895A 1995-07-12 1995-07-12 包装用紙器 Expired - Lifetime JP3215015B2 (ja)

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