JP3213203B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3213203B2
JP3213203B2 JP09206995A JP9206995A JP3213203B2 JP 3213203 B2 JP3213203 B2 JP 3213203B2 JP 09206995 A JP09206995 A JP 09206995A JP 9206995 A JP9206995 A JP 9206995A JP 3213203 B2 JP3213203 B2 JP 3213203B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、より詳しくは、自動縮小の方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置においては、受
信した1頁分のデータ量すなわち受信原稿サイズが記録
紙サイズよりも大きい場合、それら受信原稿サイズと記
録紙サイズとから、受信した1頁分のデータが1枚の記
録紙に記録できるような縮小率を演算し、その縮小率で
自動縮小を行って記録紙に記録していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置では、単に受信原稿サイズと記録紙サ
イズとから縮小率を演算するだけであったので、受信デ
ータがディザの中間調データの場合、縮小率によっては
縞模様すなわちモアレが発生するという課題があった。
これは、組織的ディザによるディザ画像の周期性に起因
するものであると考えられる。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、ディザの中間調データを受信したときに、
自動縮小を行ってもモアレの発生しないファクシミリ装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明のファクシミリ装置は、自
動縮小機能を備えたファクシミリ装置であって、受信原
稿サイズと記録紙サイズとから縮小率を演算する縮小率
演算手段と、縮小率演算手段により演算された縮小率が
モアレの発生しない縮小率であれば、その縮小率を最終
的な縮小率として決定し、モアレの発生する縮小率であ
れば、それよりも小さいモアレの発生しない縮小率を最
終的な縮小率として決定する縮小率決定手段とを有して
いる。
【0006】また、請求項2に記載した発明のファクシ
ミリ装置は、自動縮小機能を備えたファクシミリ装置で
あって、受信原稿サイズと記録紙サイズとから縮小率を
演算する縮小率演算手段と、モアレの発生しない縮小率
に関する情報を記憶している記憶手段と、記憶手段に記
憶されている情報に基づいて、縮小率演算手段により演
算された縮小率がモアレの発生しない縮小率であるか否
かを判断するモアレ発生判断手段と、モアレ発生判断手
段によりモアレの発生しない縮小率であると判断された
場合には、その縮小率を最終的な縮小率として決定し、
モアレ発生判断手段によりモアレの発生しない縮小率で
ないと判断された場合には、記憶手段に記憶されている
情報に基づいて、縮小率演算手段により演算された縮小
率よりも小さい縮小率のうち、モアレの発生しない最大
の縮小率を最終的な縮小率として決定する縮小率決定手
段とを有している。
【0007】更に、請求項3に記載した発明のファクシ
ミリ装置は、請求項2記載のファクシミリ装置であっ
て、記憶手段が、モアレの発生しない複数の縮小率を直
接記憶しているものである。
【0008】また、請求項4に記載した発明のファクシ
ミリ装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載のファ
クシミリ装置であって、トータルライン数が縮小可能ラ
イン数よりも大きい場合、2枚に分割して記録するため
に、縮小率決定手段が、縮小率を100%に決定する。
【0009】
【作用】上記構成を有する請求項1に記載した発明のフ
ァクシミリ装置においては、縮小率演算手段が、受信原
稿サイズと記録紙サイズとから縮小率を演算し、縮小率
決定手段が、縮小率演算手段により演算された縮小率が
モアレの発生しない縮小率であれば、その縮小率を最終
的な縮小率として決定し、モアレの発生する縮小率であ
れば、それよりも小さいモアレの発生しない縮小率を最
終的な縮小率として決定する。
【0010】したがって、ディザの中間調データを受信
したときに、自動縮小を行ってもモアレが発生すること
はない。しかも、縮小率演算手段や縮小率決定手段はソ
フトウェアのみで容易に実現でき、モアレの発生をなく
するための特別なハードウェアが不要であることから、
製造コストが増加することもない。
【0011】また、請求項2に記載した発明のファクシ
ミリ装置においては、記憶手段が、モアレの発生しない
縮小率に関する情報を記憶しており、縮小率演算手段
が、受信原稿サイズと記録紙サイズとから縮小率を演算
し、モアレ発生判断手段が、記憶手段に記憶されている
情報に基づいて、縮小率演算手段により演算された縮小
率がモアレの発生しない縮小率であるか否かを判断し、
縮小率決定手段が、モアレ発生判断手段によりモアレの
発生しない縮小率であると判断された場合には、その縮
小率を最終的な縮小率として決定し、モアレ発生判断手
段によりモアレの発生しない縮小率でないと判断された
場合には、記憶手段に記憶されている情報に基づいて、
縮小率演算手段により演算された縮小率よりも小さい縮
小率のうち、モアレの発生しない最大の縮小率を最終的
な縮小率として決定する。
【0012】したがって、ディザの中間調データを受信
したときに、自動縮小を行ってもモアレが発生すること
はない。しかも、縮小率演算手段やモアレ発生判断手段
や縮小率決定手段は、ソウトウェアのみで容易に実現で
きるので、モアレの発生をなくするための特別なハード
ウェアが不要であることから、製造コストが増加するこ
ともない。また、受信原稿サイズと記録紙サイズとから
演算された縮小率以下の縮小率のうち、モアレの発生し
ない最大の縮小率を最終的な縮小率として決定するの
で、出力原稿の文字などが必要以上に小さくなってしま
うことがない。
【0013】更に、請求項3に記載した発明のファクシ
ミリ装置においては、請求項2記載のファクシミリ装置
の作用の他、記憶手段が、モアレの発生しない複数の縮
小率を直接記憶している。
【0014】したがって、例えば所定の演算式に基づい
てモアレの発生しない縮小率を演算するというような、
特別のプロセスが不要であり、縮小率決定処理を迅速に
行える。
【0015】また、請求項4に記載した発明のファクシ
ミリ装置においては、請求項1ないし3のいずれかに
載のファクシミリ装置の作用の他、トータルライン数が
縮小可能ライン数よりも大きい場合、2枚に分割して記
録するために、縮小率決定手段が、縮小率を100%す
なわち等倍に決定する。
【0016】したがって、出力原稿の文字などがあまり
にも小さくなってしまうことがない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を、図面を参
照しつつ具体的に説明する。
【0018】図1は、本発明に係るファクシミリ装置の
回路ブロック図であって、このファクシミリ装置は、フ
ァクシミリ部1と、プリンタ部2とを備えている。ファ
クシミリ部1には、LCDからなり図外の操作パネルに
配置されて各種の表示を行うディスプレイ11や、各種
のデータなどを記憶するRAM12や、ファクシミリ部
1全体を制御するCPU13や、各種のプログラムなど
を記憶するROM14や、電話回線に接続されて網制御
を行うNCU15や、操作パネルに配置されて使用者に
よる操作に応じた信号を出力するキーボード16や、短
縮ダイヤル番号や相手先名などからなる電話帳やある種
のフラグなどを記憶するEEPROM17や、ゲートア
レイ18や、送信信号の変調や受信信号の復調を行うモ
デム19や、RAM12などのデータを直接転送するD
MAC20などが設けられており、ゲートアレイ18に
は、原稿を読み取るCCD21と、原稿を所定ピッチで
送る原稿送りモータ22とが接続されている。
【0019】プリンタ部2には、各種のデータなどを記
憶するRAM31や、プリンタ部2全体を制御するCP
U32や、各種のプログラムや文字パターンなどを記憶
するROM33や、図外のパーソナルコンピュータが接
続されるパソコン用I/F34や、プリンタ用のゲート
アレイ35などが設けられている。ゲートアレイ35に
は、スキャナモータ36や、レーザスキャナ37や、メ
インモータ38などが接続される。レーザスキャナ37
は、スキャナモータ36により駆動されて、記録用のレ
ーザビームをスキャンさせる。メインモータ38は、紙
送りやトナーの攪拌などを行うためのものである。ファ
クシミリ部1とプリンタ部2とは、I/F用ゲートアレ
イ41を介して接続されている。
【0020】ファクシミリ部1のCPU13は、受信し
た1頁分のデータ量(以下、「受信原稿サイズ」と記
す)と記録紙サイズとから縮小率を演算する縮小率演算
手段と、ROM14に記憶されている情報に基づいて、
縮小率演算手段により演算された縮小率がモアレの発生
しない縮小率であるか否かを判断するモアレ発生判断手
段と、モアレ発生判断手段によりモアレの発生しない縮
小率であると判断された場合には、その縮小率を最終的
な縮小率として決定し、モアレ発生判断手段によりモア
レの発生しない縮小率でないと判断された場合には、R
OM14に記憶されている情報に基づいて、縮小率演算
手段により演算された縮小率よりも小さい縮小率のう
ち、モアレの発生しない最大の縮小率を最終的な縮小率
として決定する縮小率決定手段とをソフトウェアにより
実現している。ファクシミリ部1のROM14は、モア
レの発生しない縮小率に関する情報を記憶している記憶
手段を実現している。
【0021】次に、このように構成されたファクシミリ
装置の動作について説明する。まず、モデム割込処理に
おいて、電話回線を介してNCU15に入力された受信
信号は、モデム19により復調され、画質情報がRAM
12の一定領域により構成される管理用メモリに格納さ
れると共に、圧縮された画像情報がRAM12の一定領
域により構成される受信バッファに一時記憶される。
【0022】さらに詳しくは、ファクシミリ部1のCP
U13が、データ割込毎にモデム19から圧縮画像情報
を1バイト入力し、RAM12の一定領域により構成さ
れる受信テンポラリバッファに1バイト書き込む。
「0」データの連続は2バイト目まで受信テンポラリバ
ッファに書き込み、3バイト目以降は捨てる。そして、
受信テンポラリバッファに256バイト貯まったら、フ
ァクシミリ部1のCPU13が受信バッファにブロック
転送する。
【0023】圧縮画像情報は、1ライン分がそれぞれE
OLデータと画像データとからなり、EOLデータとそ
の次のEOLデータとの間に画像データが存在している
が、復号処理において復号化するまでは1ラインを認識
することはできない。なお、ページエンドデータ(以下
「RTCデータ」と記す)は、EOLデータを複数個連
続させることにより構成されている。
【0024】次に、復号処理において、受信バッファに
一時記憶された圧縮画像情報を復号化するときは、ファ
クシミリ部1のCPU13が、その圧縮画像情報を1バ
イトずつRAM12の一定領域により構成されるワーク
メモリに送り、RAM12の一定領域により構成される
ポインタを1だけインクリメントする。ワークメモリに
格納された1バイトの圧縮画像情報により、EOLデー
タあるいは画像データ単位を判別し、判別できない場合
には、更に次の1バイト分の圧縮画像情報をワークメモ
リに送り、ワークメモリに格納されている圧縮画像情報
について判別処理を行う。EOLデータは12ビットか
ら構成されており、EOLデータが判別されると、その
あとに続く画像データについて同様にして判別処理を行
い、判別された画像データをROM14に記憶されてい
る変換テーブルに基づいてビットイメージデータ(以
下、「印刷データ」と記す)に復号化して、RAM12
の一定領域により構成される1ライン分格納可能なライ
ンバッファに印刷データとして1バイトずつ順次レコー
ドし、それをレジスタからなるランレングスカウンタに
よりカウントする。ただし、耳白部分は強制的に「0」
をラインバッファに書き込む。そして、ランレングスカ
ウンタにより、レコードされた印刷データが216バイ
トになったことが判別されると、ファクシミリ部1のC
PU13が、ラインバッファ内の印刷データをRAM1
2の一定領域により構成されるプリントバッファにブロ
ック転送する。
【0025】なお、プリントバッファを有効利用するた
めに、最初の1バイトと最後の1バイトとはプリントバ
ッファに転送しない。また、1ラインの転送サイズが容
量4Kのクラスタの残りサイズより大きい場合は、次の
クラスタに切り替えて印刷データを転送する。
【0026】このとき、まず、レジスタからなる転送カ
ウンタに「214」を書き込み、ラインバッファの転送
元ポインタとプリントバッファの転送先ポインタをセッ
トすると、印刷データのブロック転送が開始される。そ
して、転送元ポインタと転送先ポインタとに基づいて、
印刷データが1バイト転送されると、転送カウンタが1
ずつデクリメントされるとともに、転送元ポインタおよ
び転送先ポインタも1ずつインクリメントされる。この
ように、印刷データが1バイトずつ転送され、転送カウ
ンタが「0」になると、レコードポインタの書込アドレ
スの値に214バイトを加算し、その値を書込アドレス
として格納し、加算した値に214バイトを再加算し
て、その値と該当クラスタの最終アドレスの値とを比較
し、その値がクラスタの最終アドレスよりも小さい場合
には、書込アドレスを変更することなく、その書込アド
レスに基づいて次の1ラインの印刷データを書き込む書
込位置を設定する。
【0027】続いて、記録処理においては、管理用メモ
リのラインカウンタの値を1だけインクリメントし、か
つ管理用メモリの処理状況を記憶する1バイトのメモリ
を「0」すなわち「未」から「1」すなわち「途中」に
変更し、1ラインの書込処理が終了する。そして、再び
上記の復号化処理が開始される。なお、管理用メモリに
は、先頭アドレスメモリに1ページの先頭アドレスが、
また解像度メモリにページの解像度情報が、それぞれ書
込開始時に格納されている。解像度情報は、「0」がス
タンダード(以下、「STD」と記す)、「1」がファ
イン(以下、「FIN」と記す)、「2」がスーパーフ
ァイン(以下、「S.FIN」と記す)を表す。
【0028】一方、書込アドレスの値に214バイトを
加算し、その値を書込アドレスとして格納し、加算した
値に更に214バイトを再加算した値がクラスタの最終
アドレスの値よりも大きい場合には、書き込むバンクを
次のクラスタに切替え、そのクラスタの先頭アドレスを
再度書込アドレスとして格納して、次の1ラインの印刷
データを書き込む書込位置を設定する。
【0029】そして、復号化処理においてページエンド
を表すRTCデータが認識されると、管理用メモリの処
理状況を記憶するメモリを途中を表す「1」から完了を
表す「2」に変更して、プリントバッファに記憶された
1ページ分の印刷データの印刷処理が開始され、管理用
メモリの先頭アドレスメモリのアドレスを読出転送アド
レスとしてDMAC20にセットし、読出カウンタを1
だけインクリメントする。プリンタ部2が印刷可能にな
り、水平同期信号(以下「BD」と記す)が検出される
と、120μs後に、DMAC20が、プリントバッフ
ァの読出位置すなわち読出転送アドレスから1ライン毎
に印刷データを読出し、プリンタ部2にDMA転送す
る。
【0030】なお、DMA転送は、DMA転送を何バイ
ト行うかを設定するハードのI/Oに214バイトが設
定されており、その分だけ転送が行われる。
【0031】なお、管理用メモリは、復号処理と記録処
理とのインターフェースに使用するものであって、例え
ば図2に示すような内容である。ここで、受信ページと
は、電話回線を介してファクシミリ受信したページのこ
とである。先頭アドレスとは、プリントバッファの受信
ページに対応するビットイメージの先頭アドレスのこと
である。トータルライン数とは、復号処理を行い、正常
に復号できたライン数、すなわちプリントバッファに格
納したライン数のことである。画質は、「0」が3.8
5line/mmのSTD、「1」が7.7line/
mmのFIN、「2」が15.4line/mmのS.
FINを表している。縮小は、「0」が縮小率100%
すなわち等倍、「n」が{(n−1)/n}倍に縮小す
ることを表している。ページ情報は、復号処理の進行状
態を表しており、「0」が無効または記録処理完了、
「1」が復号処理中、「2」が復号処理完了である。
【0032】上記の記録開始処理におけるファクシミリ
部1のCPU13の動作について、図3のフローチャー
トを参照しながらさらに具体的に説明する。
【0033】まず、管理用メモリのページ情報が0であ
るか否かを判断し(S11)、0でないなら(S11:
NO)、GARDPを先頭アドレス情報とし(S1
2)、LDをトータルライン数情報とし(S13)、M
を画質情報に対応したライン数とする(S14)。ここ
で、画質情報に対応したライン数は、STDが4、FI
Nが2、S.FINが1である。次に、Nを縮小情報に
し(S15)、LRを0、mをM、nをNにする(S1
6)。これは、ライン処理ワークの初期化であり、記録
済ライン数LRのクリアおよびm,nの初期値のコピー
を行っている。次に、I/F用ゲートアレイ41に間引
き間隔Nを設定し(S17)、さらに、主走査方向のデ
ータ数214を設定する(S18)。これらS17およ
びS18は受信1ページに対して1回行う。次に、GA
RDPの値をI/F用ゲートアレイ41に設定し(S1
9)、このルーチンを終了する。すなわち、1ライン目
のデータの先頭アドレスを設定しておく。
【0034】上記S11において、ページ情報が0であ
れば(S11:YES)、出力すべきページがないの
で、そのままこのルーチンを終了する。
【0035】なお、縮小情報を得るための自動縮小の縮
小率決定処理においては、ファクシミリ部1のCPU1
3が、受信ページの有効ライン数から求められる長さと
セットされている用紙の長さとを比較し、受信ページが
長い場合に自動的に縮小率を決定し、その縮小率に基づ
いて記録ラインを間引くことにより、用紙の長さに収ま
るようにする。ここで、受信ページの有効ライン数は、
1ラインが正常に復号化できたときに、トータルライン
数をインクリメントしていき、1ページ終了した時点で
のデータライン数を受信ページのトータルライン数と
し、最終の黒有りラインのトータルライン数を受信ペー
ジの有効ライン数とする。また、用紙の長さは、使用者
の設定操作によって設定されている記録紙サイズから、
先端と後端の余白を除いた長さを、用紙の長さとする。
この用紙の長さから、記録可能ライン数が決定される。
そして、縮小率は、(記録可能ライン数/有効ライン
数)以下の{(n−1)/n}を選択する。ただし、n
は2〜32の整数である。また、ディザパターンの中間
調データのときに縮小を行うと、縮小率によってモアレ
すなわち縞模様が発生するので、図4に示す縮小率のみ
を採用する。nは、原則としてディザのドットマトリク
スの基本単位である4の倍数であるが、n=3,5,6
は、実験の結果、モアレがほとんど発生しないことが確
認されたので、これらも含ませている。
【0036】上記の自動縮小の縮小率決定処理における
ファクシミリ部1のCPU13の動作について、図5に
示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、ト
ータルライン数が記録可能ライン数以下であるか否かを
判断し(S21)、トータルライン数が記録可能ライン
数以下でなければ(S21:NO)、トータルライン数
が縮小可能ライン数よりも大きいか否かを判断する(S
22)。トータルライン数が縮小可能ライン数よりも大
きくなければ(S22:NO)、(記録可能ライン数/
トータルライン数)以下の縮小率{(p−1)/p}を
選択する(S23)。ただし、pは整数である。つぎ
に、上記S23で選択した{(p−1)/p}はモアレ
の発生しない縮小率であるか否かを判断する(S2
4)。すなわち、{(p−1)/p}が、図4に示した
モアレの発生しない縮小率{(n−1)/n}のうちの
いずれかであるか否かを判断する。{(p−1)/p}
がモアレの発生しない縮小率でなければ(S24:N
O)、{(p−1)/p}以下で、かつモアレの発生し
ない最大の縮小率{(n−1)/n}を選択して(S2
5)、このルーチンを終了する。
【0037】上記S24において、{(p−1)/p}
がモアレの発生しない縮小率であれば(S24:YE
S)、上記S25をスキップしてこのルーチンを終了す
る。すなわち、{(p−1)/p}を{(n−1)/
n}として決定する。
【0038】上記S22において、トータルライン数が
縮小可能ライン数よりも大きければ(S22:YE
S)、縮小不可能であり、分割記録する必要があるの
で、縮小率100%すなわち等倍を選択して(S2
6)、このルーチンを終了する。
【0039】上記S21において、トータルライン数が
記録可能ライン数以下であれば(S21:YES)、縮
小の必要がないので、上記S26に進む。
【0040】以上のようなプロセスで自動縮小の縮小率
が決定される。すなわち、縮小率演算手段としてのCP
U14が、受信原稿サイズと記録紙サイズとから縮小率
を演算し(S23)、モアレ発生判断手段としてのCP
U14が、ROM14に記憶されている情報に基づい
て、縮小率演算手段により演算された縮小率がモアレの
発生しない縮小率であるか否かを判断し(S24)、縮
小率決定手段としてのCPU14が、モアレ発生判断手
段によりモアレの発生しない縮小率であると判断された
場合には(S24:YES)、その縮小率を最終的な縮
小率として決定し、モアレ発生判断手段によりモアレの
発生しない縮小率でないと判断された場合には(S2
4:NO)、ROM14に記憶されている情報に基づい
て、縮小率演算手段により演算された縮小率よりも小さ
い縮小率のうち、モアレの発生しない最大の縮小率を最
終的な縮小率として決定する(S25)。
【0041】そして、BDの検出から例えば1.38m
sの所定時間が経過すると、ラインエンド信号が出力さ
れ、それにより、ファクシミリ部1のCPU13が、管
理用メモリに記憶されているページの画質情報に基づい
て、DMAC20への読出転送アドレスのセット、読出
カウンタの更新、リードポインタの読出アドレスの更
新、印刷済カウンタの更新などの転送準備処理を行う。
【0042】リードポインタの読出アドレスの更新は、
次の読出アドレスを更新するために行われるものであ
り、レコードポインタの書込アドレスの更新と同じよう
に、読出アドレスをDMAC20に読出転送アドレスと
してセットした後、読出アドレスの値に214バイトを
加算し、その値を読出アドレスとして格納し、加算した
値に214バイトを再加算して、その値と該当クラスタ
の最終アドレスの値とを比較し、その値がクラスタの最
終アドレスの値よりも小さい場合には、そのまま読出ア
ドレスを変更しない。また、再加算した値がクラスタの
最終アドレスの値よりも大きい場合には、読み出すクラ
スタを次のクラスタに切替え、そのクラスタの先頭アド
レスを再度読出アドレスとして格納する。
【0043】そして、ラインカウンタの値と印刷済カウ
ンタの値とが一致すると、1ページ分の印刷処理が終了
したということであり、プリントバッファに他のページ
の印刷データが1ページ分格納されている場合には、管
理用メモリの該当するページの先頭アドレスメモリのア
ドレスを読出転送アドレスとしてDMAC20にセット
し、読出カウンタを1だけインクリメントして、BDの
検出を待つ。
【0044】次に、上記1ライン終了処理におけるファ
クシミリ部1のCPU13の動作について、図6に示す
フローチャートを参照しながら説明する。
【0045】まず、LRがLD×Mであるか否かを判断
し(S31)、LRがLD×Mでなければ(S31:N
O)、LRをLR+1にし(S32)、インクリメント
されたLRがLD×Mであるか否かを判断する(S3
3)。LRがLD×Mでなければ(S33:NO)、m
をm−1にし(S34)、mが0であるか否かを判断す
る(S35)。そして、mが0であれば(S35:YE
S)、mをMにし(S36)、nをn−1にして(S3
7)、nが0であるか否かを判断する(S38)。nが
0であれば(S38:YES)、nをNにし(S3
9)、上記S34に戻る。一方、nが0でなければ(S
38:NO)、記録紙の後端を検出したか否かを判断し
(S40)、記録紙の後端を検出すれば(S40:YE
S)、記録終了処理を行って(S41)、このルーチン
を終了する。
【0046】上記S40において、記録紙の後端を検出
していなければ(S40:NO)、そのままこのルーチ
ンを終了する。
【0047】また、上記S35において、mが0でなけ
れば(S35:NO)、上記S40に進む。
【0048】上記S33において、インクリメントされ
たLRがLD×Mであれば(S33:YES)、I/F
用ゲートアレイ41の主走査方向のデータ数を0に設定
し(S42)、上記S40に進む。このようにデータを
0に設定しておくと、印刷データによるレーザ出力がオ
フになり、白ラインが記録される。
【0049】更に、上記S31において、LRがLD×
Mであれば(S31:YES)、上記S40に進む。
【0050】転送準備処理は、ページの解像度によって
異なる。すなわち、S.FINの場合、読出アドレスを
読出転送アドレスとしてDMAC20にセットし、読出
カウンタを1だけインクリメントする。そして、印刷済
カウンタを1だけインクリメントし、次の読出転送アド
レスを更新するために、読出アドレスを所定の更新方法
によりインクリメントして、処理を終了する。
【0051】一方、FINの場合、読出アドレスを読出
転送アドレスとしてDMAC20にセットし、読出カウ
ンタを1だけインクリメントする。そして、読出カウン
タのビット0の値が0か否かを判断し、0であれば、印
刷済カウンタを1だけインクリメントし、次の読出転送
アドレスを更新するために、読出アドレスを所定の更新
方法によりインクリメントして、処理を終了する。読出
カウンタのビット0の値が0でなければ、そのまま処理
を終了する。
【0052】また、STDの場合、読出アドレスを読出
転送アドレスとしてDMAC20にセットし、読出カウ
ンタを1だけインクリメントする。そして、読出カウン
タのビット1および0の値が0か否かを判断し、0であ
れば、印刷済カウンタを1だけインクリメントして、次
の読出転送アドレスを更新するために、読出アドレスを
所定の更新方法によりインクリメントして、処理を終了
する。読出カウンタのビット1および0の値が0でなけ
れば、そのまま処理を終了する。
【0053】また、自動縮小の場合、主走査方向には、
I/F用ゲートアレイ41が、200dpiデータを4
00dpiデータに変換し、n画素毎に1画素を間引
く。副走査方向には、ファクシミリ部1のCPU13
が、S.FINピッチでnライン毎に1ラインを間引
く。
【0054】例えば、有効ライン数が記録可能ライン数
以下で、かつ、トータルライン数が縮小可能ライン数以
下の場合、図7に示すように自動縮小が行われる。な
お、通信枚数を一致させるために、1枚目は全白でも記
録する。
【0055】また、有効ライン数が記録可能ライン数よ
りも大きく、かつ、トータルライン数が縮小可能ライン
数以下の場合、図8に示すように自動縮小が行われる。
【0056】更に、トータルライン数が縮小可能ライン
数よりも大きい場合、図9に示すように、縮小せずに等
倍で2枚にわたって記録される。すなわち、分割記録さ
れる。
【0057】受信データ1ページを記録中に紙エンドを
検出したならば、次記録用紙に分割記録を行う。ただ
し、記録していないライン数が後端白連続ライン数以下
ならば分割記録を行わない。ここで、後端白連続ライン
数とは、全白ラインおよびゴミラインの後端の連続ライ
ン数をいう。また、ゴミラインとは、全白ラインが副走
査方向に10mm連続した後に所定バイト未満の黒デー
タのラインが副走査方向に1mm未満しか連続しない場
合をいう。
【0058】ゴミデータの除去に際しては、まず、図1
0に示すような印刷データをバイト単位でチェックし、
黒有りバイト数が0の場合を全白ライン、黒有りバイト
数が1〜4の場合を中間ライン、黒有りバイト数が5〜
208の場合を黒ラインとし、中間ラインおよび黒ライ
ンを黒ありラインとする。そして、10mmの全白ライ
ン連続検出前は、後端白連続ライン数を全白ラインなら
ばインクリメントし、黒有りラインならばクリアする。
後端白連続ライン数が所定ライン数に達したら、例え
ば、画質情報がSTDの場合は39ライン、FIN場合
は77ライン、S.FINの場合は154ラインに達し
たら、すなわち10mmの全白ライン連続検出後は、中
間ラインが副走査方向に所定ライン連続するまでは全白
ラインとして扱い、所定ライン連続したら、例えば、画
質情報がSTDの場合は4ライン、FINの場合は8ラ
イン、S.FINの場合は16ライン連続したら、黒ラ
インとして扱い、10mmの全白ライン連続検出前の状
態に戻る。
【0059】画質情報がSTDの場合の、10mmの全
白ライン連続検出前後の判定の具体例を図11および図
12に示す。
【0060】そして、図13に示すように、未記録ライ
ン数が後端白連続ライン数以下の場合、2枚目を記録せ
ず、図14に示すように、未記録ライン数が後端白連続
ライン数よりも多い場合、分割して、2枚目を記録す
る。
【0061】以上のモデム割込処理から記録処理までの
データの流れの概略を、図15に示す。
【0062】このように、ファクシミリ部1のCPU1
3が、受信原稿サイズと記録紙サイズとから縮小率を演
算し、モアレの発生しない縮小率に関する情報を記憶し
ているROM14に記憶されている情報に基づいて、受
信原稿サイズと記録紙サイズとから演算した縮小率がモ
アレの発生しない縮小率であるか否かを判断し、モアレ
の発生しない縮小率である場合には、その縮小率を最終
的な縮小率として決定し、モアレの発生する縮小率であ
る場合には、受信原稿サイズと記録紙サイズとから演算
した縮小率よりも小さい縮小率のうち、モアレの発生し
ない最大の縮小率を最終的な縮小率として決定するの
で、自動縮小により縮小を行っても、モアレが発生する
ことはない。しかも、縮小率演算手段やモアレ発生判断
手段や縮小率決定手段は、ソウトウェアのみで容易に実
現できるので、モアレの発生をなくするための特別なハ
ードウェアが不要であることから、製造コストが増加す
ることもない。
【0063】すなわち、組織的ディザ法を用いた場合、
特に写真のバックや髪の毛の黒など、均一な濃度の部分
に図18に示すようなモアレが発生し易いが、本発明の
ように縮小率を決定すると、図16に示すように、モア
レの発生が良好に阻止される。
【0064】なお、上記実施例では、復号処理をファク
シミリ部1のCPU13によりソフトウェアで行った
が、これの代わりに、復号処理用LSIを用いてもよ
い。この場合、ファクシミリ部1のCPU13が、受信
バッファから符号データを1バイト読み出して復号し、
1コードの復号が完成したら復号処理用LSIにランレ
ングスを書き込む。これにより復号処理用LSIが、ラ
ンレングスをビットイメージデータすなわち印刷データ
に変換する。そして1ライン完成後、ファクシミリ部1
のCPU13が、復号処理用LSIにより変換された印
刷データをプリントバッファに転送する。なお、1ライ
ンの転送サイズが容量4Kのクラスタの残りサイズより
大きい場合は、次のクラスタに切り換えて印刷データを
転送する。このような復号処理用LSIを用いた場合の
モデム割込処理から記録処理までのデータの流れを図1
7に示す。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明のファクシミリ装置によれば、縮小率演算手段が、
受信原稿サイズと記録紙サイズとから縮小率を演算し、
縮小率決定手段が、縮小率演算手段により演算された縮
小率がモアレの発生しない縮小率であれば、その縮小率
を最終的な縮小率として決定し、モアレの発生する縮小
率であれば、それよりも小さいモアレの発生しない縮小
率を最終的な縮小率として決定するので、ディザの中間
調データを受信したときに、自動縮小を行ってもモアレ
が発生することはない。
【0066】また、請求項2に記載した発明のファクシ
ミリ装置によれば、記憶手段が、モアレの発生しない縮
小率に関する情報を記憶しており、縮小率演算手段が、
受信原稿サイズと記録紙サイズとから縮小率を演算し、
モアレ発生判断手段が、記憶手段に記憶されている情報
に基づいて、縮小率演算手段により演算された縮小率が
モアレの発生しない縮小率であるか否かを判断し、縮小
率決定手段が、モアレ発生判断手段によりモアレの発生
しない縮小率であると判断された場合には、その縮小率
を最終的な縮小率として決定し、モアレ発生判断手段に
よりモアレの発生しない縮小率でないと判断された場合
には、記憶手段に記憶されている情報に基づいて、縮小
率演算手段により演算された縮小率よりも小さい縮小率
のうち、モアレの発生しない最大の縮小率を最終的な縮
小率として決定するので、ディザの中間調データを受信
したときに、自動縮小を行ってもモアレが発生すること
はない。また、受信原稿サイズと記録紙サイズとから演
算された縮小率以下の縮小率のうち、モアレの発生しな
い最大の縮小率を最終的な縮小率として決定するので、
出力原稿の文字などが必要以上に小さくなってしまうこ
とがない。
【0067】更に、請求項3に記載した発明のファクシ
ミリ装置によれば、記憶手段が、モアレの発生しない複
数の縮小率を直接記憶しているので、例えば所定の演算
式に基づいてモアレの発生しない縮小率を演算するとい
うような、特別のプロセスが不要であり、縮小率決定処
理を迅速に行える。
【0068】また、請求項4に記載した発明のファクシ
ミリ装置によれば、トータルライン数が縮小可能ライン
数よりも大きい場合、2枚に分割して記録するために、
縮小率決定手段が、縮小率を100%すなわち等倍に決
定するので、出力原稿の文字などがあまりにも小さくな
ってしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の回路ブロック
図である。
【図2】本発明に係るファクシミリ装置に備えられた管
理用メモリの内容の説明図である。
【図3】本発明に係るファクシミリ装置による記録開始
チェック処理の動作を説明するフローチャートである。
【図4】本発明に係るファクシミリ装置に備えられた記
憶手段に記憶されているモアレの発生しない縮小率の説
明図である。
【図5】本発明に係るファクシミリ装置による縮小率決
定処理の動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明に係るファクシミリ装置による1ライン
終了処理の動作を説明するフローチャートである。
【図7】本発明に係るファクシミリ装置による自動縮小
の結果を説明する説明図である。
【図8】本発明に係るファクシミリ装置による自動縮小
の結果を説明する説明図である。
【図9】本発明に係るファクシミリ装置による自動縮小
の結果を説明する説明図である。
【図10】本発明に係るファクシミリ装置における1ラ
イン分の印刷データの説明図である。
【図11】本発明に係るファクシミリ装置における、画
質情報がスタンダードの場合の、10mmの全白ライン
連続検出前のゴミライン判定の説明図である。
【図12】本発明に係るファクシミリ装置における、画
質情報がスタンダードの場合の、10mmの全白ライン
連続検出後のゴミライン判定の説明図である。
【図13】本発明に係るファクシミリ装置による分割の
結果を説明する説明図である。
【図14】本発明に係るファクシミリ装置による分割の
結果を説明する説明図である。
【図15】本発明に係るファクシミリ装置におけるモデ
ム割込処理から記録処理までのデータの流れの概略を説
明する説明図である。
【図16】本発明に係るファクシミリ装置により出力し
たモアレの発生していない出力原稿の正面図である。
【図17】本発明に係るファクシミリ装置の別の実施例
におけるモデム割込処理から記録処理までのデータの流
れの概略を説明する説明図である。
【図18】従来のファクシミリ装置により出力したモア
レの発生している出力原稿の正面図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ部 2 プリンタ部 12 RAM 13 CPU 14 ROM 41 I/F用ゲートアレイ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動縮小機能を備えたファクシミリ装置
    において、 受信原稿サイズと記録紙サイズとから縮小率を演算する
    縮小率演算手段と、 前記縮小率演算手段により演算された縮小率がモアレの
    発生しない縮小率であれば、その縮小率を最終的な縮小
    率として決定し、モアレの発生する縮小率であれば、そ
    れよりも小さいモアレの発生しない縮小率を最終的な縮
    小率として決定する縮小率決定手段と、 を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 自動縮小機能を備えたファクシミリ装置
    において、 受信原稿サイズと記録紙サイズとから縮小率を演算する
    縮小率演算手段と、 モアレの発生しない縮小率に関する情報を記憶している
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記縮
    小率演算手段により演算された縮小率がモアレの発生し
    ない縮小率であるか否かを判断するモアレ発生判断手段
    と、 前記モアレ発生判断手段によりモアレの発生しない縮小
    率であると判断された場合には、その縮小率を最終的な
    縮小率として決定し、前記モアレ発生判断手段によりモ
    アレの発生しない縮小率でないと判断された場合には、
    前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記縮
    小率演算手段により演算された縮小率よりも小さい縮小
    率のうち、モアレの発生しない最大の縮小率を最終的な
    縮小率として決定する縮小率決定手段と、 を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、モアレの発生しない複
    数の縮小率を直接記憶している構成としたことを特徴と
    する請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 トータルライン数が縮小可能ライン数よ
    りも大きい場合、2枚に分割して記録するために、前記
    縮小率決定手段が、縮小率を100%に決定する構成と
    したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    載のファクシミリ装置。
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