JPH106553A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法

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JPH106553A
JPH106553A JP8163363A JP16336396A JPH106553A JP H106553 A JPH106553 A JP H106553A JP 8163363 A JP8163363 A JP 8163363A JP 16336396 A JP16336396 A JP 16336396A JP H106553 A JPH106553 A JP H106553A
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JP
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toner
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JP8163363A
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Inventor
Akihiro Matsumoto
昭浩 松本
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1枚の画像中で所望の領域を省トナーモードに
指定する。 【解決手段】プリンタのビデオ制御回路103は、通常
モードの印刷データは2ビットで、省トナーモードの印
刷データは4ビットで表わされたデータを描画メモリか
ら読み出す。これらデータは、描画メモリに格納された
時点でモードを示すデータが付加されている。ビット切
り出し回路は、システムバスからバス幅Wから通常モー
ドなら2ビット、省トナーモードなら4ビットのデータ
を1ドットとして切り出す。階調変換テーブルセレクタ
303は、切り出されたデータをデコードして、通所モ
ードなら4つのテーブルからひとつを、省トナーモード
なら12のテーブルから1つを選択して、各テーブルに
含まれる8ビットのデータに変換する。このデータをエ
ンジンから印刷出力する。こうして、所望の領域に省ト
ナーモードを設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーなどの記録
剤の消費量を節約する機能を有する印刷装置及びその制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録剤としてトナーを用いる印刷
装置には、トナーの消費量を節約する省トナーモードの
機能を有するものがある。このような印刷装置で省トナ
ーモードにすると用紙全体がその対象となり、用紙全体
にわたって画像の濃度を落とすことでトナーの消費量を
節約していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
なドキュメントにおいては、文章と絵(図形、グラフ、
表、自然画等)が混在している場合が多くなってきてお
り、特に、ビジネスユースのカラードキュメントにおい
ては、グラフや表の部分は色分けの判別がつけば十分で
あっても、文章の部分は読みやすさが要求される。その
ため、従来の省トナーモードを利用すると、グラフや表
については問題なくとも、文章については読みにくくな
ってしまうという問題があった。また、文章に限らず、
細かい画像の濃度を落とすことで画像の視認性を悪化さ
せていた。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、文章部分など、省トナーによって見難くなる部分に
ついては省トナーの対象とはせずに、グラフや表、自然
画等、画像濃度を落としても問題ない部分については省
トナーの対象とする部分的な省トナー機能を提供し、ト
ナーの節約を行なう印刷装置及びその制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はつぎのような構成から成る。すなわち、印
刷データから所望の省トナー領域を指定する指定手段
と、印刷データの注目ドットが前記指定された領域に含
まれるか判定し、判定結果に基づいて、注目ドットに省
トナーモードを示す省トナーモードデータを付加する付
加手段と、前記指定された領域に注目ドットが含まれな
い場合には、印刷データに応じた濃度データに変換し、
含まれる場合には、付加された省トナーモードデータを
索引として印刷データに応じた濃度データに変換する変
換手段と、前記変換手段により変換された濃度データに
応じて印刷出力する印刷手段とを備える。
【0006】また、印刷データから所望の省トナー領域
を指定する指定工程と、印刷データの注目ドットが前記
指定された領域に含まれるか判定し、判定結果に基づい
て、注目ドットに省トナーモードを示す省トナーモード
データを付加する付加工程と、前記指定された領域に注
目ドットが含まれない場合には、印刷データに応じた濃
度データに変換し、含まれる場合には、付加された省ト
ナーモードデータを索引として印刷データに応じた濃度
データに変換する変換工程と、前記変換工程により変換
された濃度データに応じて印刷出力する印刷工程とを備
える。
【0007】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]まず概要を述べると、本実施形態
の印刷装置は、ホストコンピュータから受信して、本来
の1画素あたりのビット数よりも少ないビット数のデー
タとして格納されているデータを、ビデオ信号として出
力する段階で階調変換テーブルを用いて8ビットに変換
して印刷部に転送するものである。通常のモードでは、
内部処理を2ビットで行い、2ビットで表わすことので
きる4階調分、すなわち4つのテーブルを利用して8ビ
ットデータに変換している。また、省トナーモードで
は、2ビットの内部処理データの上位に更に2ビット付
加して合計4ビットとし、その4ビットにより12(1
6の内通常モードで4つ使用しているため)のテーブル
を利用して8ビットデータに変換する。このため、省ト
ナーモードのデータとしては1画素あたり4ビットのデ
ータを記憶しておく必要があるが、通常モードのデータ
としては1画素あたり2ビットで十分である。以下、図
を参照して本発明の実施の形態である印刷システムを詳
細に説明する。
【0008】図1は本発明の概略構成を示す印刷システ
ムの構成例である。プリンタ1において、100は、C
PU(中央演算処理装置)である。101は、制御プロ
グラムや各種データの格納及び作業領域のためのワーク
メモリ(RAM及びROM)である。102は、印字デ
ータを格納する描画メモリであり、103のビデオ回路
によって、104の印刷部(エンジン部)に転送され
る。105は、その他のブロックを表す。また、ホスト
コンピュータ2とI/Oインターフェース106により
接続されている。プリンタ1は、ホストコンピュータ2
において実行されるプリンタドライバにより制御されて
おり、印刷モードや画像データをプリンタドライバから
受信する。
【0009】特に、プリンタ1はビデオ回路103にお
いて階調変換テーブルを持つことを特徴としている。プ
リンタ1では内部処理を2ビットで行い、ビデオ回路1
03からエンジン部104へ印字データを転送する際
に、階調変換テーブルをもちいて8ビットに変換して転
送する。
【0010】図2は、文字にグラフや自然画等が混在し
た一般的なドキュメントの一例である。本実施形態で
は、図2のようなドキュメント全体を省トナーで出力す
るのではなく、グラフや自然画を部分的に省トナーと
し、文章の部分を省トナーでない通常のままで印刷出力
させる。
【0011】ドキュメントの印刷を行うには、まず、ホ
ストコンピュータ2において、ポインティングデバイス
等で印刷しようとするドキュメントから、省トナーを希
望する部分を範囲指定して、その範囲データ(図2のグ
ラフや自然画を囲んでいる座標)をプリンタドライバソ
フトが取得し、その情報をプリンタドライバからプリン
タ側へ渡す。
【0012】図3は、本発明に関連するビデオ回路内部
のブロック図である。301は、描画メモリに格納され
た印字データの一部を読み込んで一時格納しておくメモ
リである。階調変換テーブルを用いる場合には、このデ
ータはテーブルを選択するためのテーブルセレクトソー
スデータとして使用される。302は、メモリ301に
格納された印字データ(テーブルセレクトソースデー
タ)のデータ幅Wから幅Nビット(この例では、内部処
理2ビットであるからN=2である)に切り出す回路で
ある。303は、階調変換テーブルを選択するためのセ
レクタである。304は、通常モードで用いられるテー
ブルで、この例の場合内部処理2ビットであるから4つ
のテーブルから1つが選択されることによって、そのテ
ーブルに予め登録されている8ビットデータが読み出さ
れ、8ビットに変換される。
【0013】305は、省トナーモードで用いるテーブ
ルである。省トナーモードに入ると内部処理が4ビット
で行われ、4ビットで選択可能な16のテーブルの内、
通常モードで使用される4つのテーブルを除いた残り1
2テーブル(3グループ)が省トナーテーブルに用いる
ことができる。図4に、変換テーブルを示す。2ビット
で示される通常モードのテーブルは、テーブル1からテ
ーブル4までの4つが用意されている。また、省トナー
モードのテーブルは、2ビットのデータに更に2ビット
のグループを指定するインデックスが付加される。省ト
ナーテーブルは、省トナー1グループから省トナー3グ
ループまでの3グループのそれぞれについて、テーブル
1からテーブル4の4つずつ用意されている。
【0014】306は、ビデオ回路内部の制御を行なう
シーケンサである。省トナーモードが指定されている領
域に対しては、ビデオ制御回路306は、ビット切り出
し回路302がデータ幅Wのテーブルセレクトソースデ
ータから切り出すビット幅を4ビットに設定する。ビッ
ト切り出し回路302は設定に応じて幅4ビットで切り
出す。また、ビデオ制御回路306は、ホストコンピュ
ータにより設定された省トナーモードの設定範囲に、カ
ウントされる処理対象となっている画素位置が属する
か、印字データの水平方向のドット数をカウントする水
平カウンタ307および垂直方向の印字ライン数をカウ
ントする垂直カウンタ308により監視し、省トナーモ
ードの領域であれば、上記4ビット幅の設定とする。ま
た、階調変換テーブルセレクタ303に対しても、省ト
ナー領域に対しては変換テーブルとして省トナーテーブ
ルを用いるよう設定する。 <省トナーモードによる印刷の手順>ここで、ホストコ
ンピュータ2により画像に省トナー領域が設定されてか
らそれが印刷されるまでのホストコンピュータおよびプ
リンタによる制御の手順を説明する。
【0015】図8はホストコンピュータにより省トナー
領域が設定され、それを奏する手順を示す。まず、ポイ
ンティングデバイスやキーボード等の入力部から省トナ
ー領域とその省トナーモードを入力させる(ステップS
801)。次にその入力された領域の画素位置の座標と
そのモードとをプリンタ1に送り(ステップS80
2)、最後に印刷データをプリンタに送る(ステップS
803)。
【0016】図9は、ステップS802,S803で送
られたデータを受信したプリンタにおける画像データの
格納処理手順である。まず、ステップS802で送られ
た省トナー領域とモードとを受信して記憶する(ステッ
プS901)。次にステップS803で送られる印刷デ
ータを受信し(ステップS902)、その各ドットの最
上位2ビットを各ドットの印刷データとして選択する
(ステップS903)。次に、ステップS901で受信
した領域の情報を元に、そのドットが省トナー領域か判
定し、そうであればその2ビットの上位に省トナーモー
ドを表わす2ビットを付加し、それを印刷データとして
描画メモりに格納する(ステップS905)。また、省
トナー領域でない場合には、最上位2ビットをそのまま
秒がメモりに格納する(ステップS906)。このよう
にして、印刷データ中の各ドットごとに、省トナーモー
ドを示すデータを含んだ印刷データが作成されて格納さ
れる。
【0017】なお、図9の処理は、ホストコンピュータ
において、図8のステップS802とS803との間に
行なってからプリンタに印刷データを送るようにしても
良い。
【0018】こうして描画メモリ102に格納された印
刷データは、ビデオ制御回路103によりエンジンに送
られ、印刷出力される。
【0019】図10は、ビデオ制御回路306による省
トナーモードと通常モードとの切換えを制御する制御手
順である。まず、水平カウンタ307と垂直カウンタ3
08の値を読込み(ステップS101)、現在印刷しよ
うとしている画像領域が省トナーモードに設定されてい
るか判定する(ステップS102)。これはステップS
901で記憶したデータを元にすれば良い。
【0020】もし省トナーモードであれば、ビット切り
出し回路302により切り出すビット幅を4ビットに設
定し(ステップS103)、階調変換テーブルセレクタ
303により選択されるテーブルを省トナーテーブルに
設定する(ステップS104)。
【0021】また、もし通常トナーモードであれば、ビ
ット切り出し回路302により切り出すビット幅を2ビ
ットに設定し(ステップS105)、階調変換テーブル
セレクタ303により選択されるテーブルを通常テーブ
ルに設定する(ステップS106)。
【0022】このステップを画像データが終了するまで
繰り返すことになる。
【0023】以上のようにして、8ビット階調データに
変換された画像データは、エンジン104に入力されて
印刷出力され、指定された領域についてのみ、省トナー
モードとして印刷し、そうでない領域については通常通
りに印刷することができる。省トナーテーブルに、通常
モードの階調変換テーブルに比して低い濃度に変換され
るよう値を設定しておけば、所望の省トナー領域を設定
してそこでのトナー消費量を減らすことができる。ま
た、例えばグループごとに濃度を段階的に切り替えれ
ば、グループごとにどれだけ明瞭に印刷する必要がある
かによって区別することができ、その区別に応じた濃度
で印刷できる。
【0024】また、通常モードでは1画素あたり2ビッ
ト、省トナーモードでは1画素あたり4ビットの画像デ
ータを、Wビット幅のデータから切り出してテーブルセ
レクトソースデータとして用い、8ビットの階調データ
に変換することができる。そのため、ホストコンピュー
タで作成あるいは読み込まれた画像データを印刷装置1
において格納する場合には、省トナー領域に関しては1
画素あたり4ビットであるものの、通常モードの領域に
関しては1画素あたり2ビットで格納しておけば十分で
あり、通常モードで大きな記憶容量が必要とされること
はない。 [第2の実施の形態]第1実施形態では、直接印字デー
タ(テーブル選択データ)を加工するものであった。第
2の実施例では、印字データのソースを加工することな
く、ハード的に省トナー部分を検出する。そのビデオ制
御回路103のブロック図を図5に示す。前述したよう
に、内部4ビット処理の場合には上位2ビットの変化に
より通常テーブル以外に3グループの省トナーモードを
準備することができる。本実施の形態では、省トナー1
〜3のどれかのモードをビデオ制御回路103に設定す
ると、切り出されたソースデータ2ビットに対して、設
定された省トナーのモードに応じて強制的に上位2ビッ
トを追加することによって省トナーテーブルを選択可能
とする。
【0025】図7において外枠は用紙を表し、その内部
の黒い太線で囲まれた部分が省トナーを希望する領域で
あるとする。さらに、領域Aは、省トナー2、領域B
は、省トナー1であるとする。図7で点線矢印で示され
ているポイントV1〜V4は、省トナーを指定する範囲
のy(垂直)座標であり、H1〜H8は、x(水平)座
標である。図5の508、511がy及びx座標を格納
するレジスタである。それぞれ垂直に最大Y、水平に最
大Xまで設定可能である。当然のことながら、ドライバ
ソフトがこれらの位置データを取得する際に垂直及び水
平方向の最大値を越えた場合には、ホスト側において、
省トナー範囲の再設定を促すことになる。図7の右側の
図は、垂直ポイントV2における水平方向の省トナーモ
ードの変化点を表わしたものである。ポイントV2に
は、水平方向に4つの変化点が存在し、省トナー1及び
2の2種類のモードが使われていることがわかる。従っ
て、垂直ポイントVというのは、水平方向の変化点の
数、すなわち、そのラインに含まれる水平ポイントの数
が変化するポイントを表わしている。従って、V2を設
定するレジスタには、y座標とそのラインに含まれる水
平ポイントHの数がセットされることになる。よって、
V2からV3までの間は、各ラインごとにH3〜H6ま
でを繰り返して切り替えて印字する。また、水平ポイン
トHは、例えばH3を例にとるとx座標とそのポイント
以降のモード情報がセットされる。H3には、省トナー
1モード、すなわち、図4で上位2ビットが01の情報
が設定される。図5のビデオ制御回路507によって設
定された垂直及び水平ポイントレジスタと垂直及び水平
カウンタが一致すると、コンパレータ509、512に
よって一致信号がビデオ制御回路507に入力されるこ
とによって次のポイントへ切り替えられる。また、水平
ポイントレジスタに設定されたモードに応じてビット変
換回路503によって2ビットから4ビットに強制変換
される。ここで、通常モードの場合は、上位2ビットに
00が強制的に追加される。 <省トナー領域の設定>本実施の形態において、省トナ
ー領域の設定は第1の実施の形態とほぼ同じ手順であ
る。しかしながら、本実施の形態においては、プリンタ
の描画メモりに格納される印刷データ自体は省トナーモ
ードを表わすデータを含む必要が無い。そのため、図9
の手順におけるステップS904,S905は不要であ
り、画像データの上位2ビットをそのまま印刷データと
して用いれば良い。また、このため、この処理はプリン
タよりホストコンピュータで行った方が、データ転送の
効率から見ても都合が良い。
【0026】また、図8のステップS802において、
図11に示す処理を行う必要がある。すなわち、単なる
座標データから、図7に示したような垂直ポイントおよ
び水平ポイントを算出し(ステップS1101)、その
ポイントをプリンタに送る(ステップS1102)。
【0027】このようにして設定された垂直ポイントお
よび水平ポイントにより、次の制御手順により省トナー
モードの制御が行われる。
【0028】図12は、CPU100およびビデオ制御
回路507による省トナーモードの制御手順である まず、CPU100は、水平ポイント、垂直ポイントそ
れぞれのポイントを設定するレジスタH,レジスタV
と、各ラインにおけるモードのシフトする回数を計数す
るレジスタNを0にセットする(ステップS120
1)。次に、省トナーモードが設定されてか判定する
(ステップS1202)。印刷しようとする画像データ
にたいして省トナーモードの設定がされている場合に
は、CPU100は、省トナーテーブル506を設定
し、水平ポイントおよび垂直ポイントを、図7に示した
ような要領でレジスタ508,511にそれぞれ設定す
る(ステップS1203)。ここで、CPU100は、
ビデオ制御回路507を起動してその制御が開始される
(ステップS1204)。
【0029】まず、各ラインの先頭において、現在の垂
直レジスタ508に設定されている垂直ポイントのy座
標と、垂直カウンタ509の値とが一致するか、垂直コ
ンパレータ509からの入力によって判定する(ステッ
プS1205)。一致する場合には、垂直レジスタ50
8をひとつシフトして次の垂直ポイントをセレクタによ
り選択させる(ステップS1215)。一致しない場合
には、そのラインにおける水平ポイントは、直前のライ
ンにおける水平ポイントと同じであるため、直前のライ
ンにおけるシフト数分だけ水平レジスタを戻すことで、
次の水平レジスタを、直前のラインにおける最初の水平
ポイントを示す水平レジスタまで戻しておく(ステップ
S1206)。この時、同時にラインにおけるシフト数
を数えるカウンタNを0に戻す。
【0030】各ラインにおいては、水平ポイントのx座
標が水平カウンタ513の値と一致するか判定し(ステ
ップS1207)、一致すればモードの切り替えをする
水平ポイントに達したと判定されるため、水平レジスタ
511を、次の水平ポイントを示す水平レジスタにシフ
トする(ステップS1208)。シフトしたなら、その
ラインにおけるモードのシフト数Nに1加算し(ステッ
プS1209)、その水平レジスタに、水平ポイントの
x座標に対応して格納されている省トナーモードに応じ
てビット変換回路503を制御して、2ビットの画像デ
ータの上位に、2ビットのグループを示す値を付加させ
る。
【0031】ステップS1207で一致していないと判
定された場合には、ビット変換回路により付加させる上
位2ビットのデータは直前のラインと同じ値となるよう
制御する(ステップS1216)。その後、階調変換テ
ーブルセレクタ504から、モードに応じて8ビットデ
ータを出力するよう制御する(ステップS1211)。
その後、処理対象となったデータがラインの最終ドット
であるか判定し(ステップS1212)、そうでなけれ
ば次のドットに対して水平ポイントの一致をテストから
繰り返し、最終ドットであれば最終ラインであるか判定
する(ステップS1213)。最終ラインでなければ、
次のラインに対して垂直ポイントの一致から繰り返して
判定する。
【0032】このようにして得られた4ビットデータに
対しては、第1の実施の形態と同じ要領でテーブルを選
択することで8ビット化し、プリンタエンジンから印刷
出力させる。
【0033】以上の手順により、ホストコンピュータに
より省トナー領域を指定すると、その指定された領域に
ついてのみ省トナーモードで印刷主強くさせることがで
きる。
【0034】さらに、省トナーモードを設定するために
は、その領域を示す座標の情報とモードの情報とは、画
像情報とは独立に保持されるため、画像データについて
は通常モードと省トナーモードとでは何ら変わることな
く扱うことができる。そのため、省トナーモードを実現
するために、記憶容量が余分に必要となることも、画像
データを加工するための手間が余計にかかることも無
い。
【0035】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0036】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0037】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0038】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0039】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0040】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印刷装置
及び印刷制御方法によれば、部分的な省トナー機能を提
供することによって、1枚の文書に対してもその領域を
選択的に省トナーモードの対象にすることが可能とな
り、トナーの節約と同時に省トナーモードにおいても見
やすい文書を作成できる効果がある。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる印刷のシステムの一例を示すブ
ロック図である。
【図2】文書と絵の混在したドキュメントの例の図であ
る。
【図3】第1の実施形態におけるビデオ回路内部の簡略
的なブロック図である。
【図4】省トナー用テーブルを含んだ階調変換テーブル
の例を示す図である。
【図5】第2の実施の形態に関するビデオ回路内部の簡
略的なブロック図である。
【図6】内部処理2ビットから4ビットへ変換を示す図
である。
【図7】第2の実施形態に対する省トナー領域の設定の
仕組みを説明する図である。
【図8】第1の実施の形態におけるホストコンピュータ
による省トナーモードの設定の手順を示す流れ図であ
る。
【図9】第1の実施の形態におけるプリンタによる印刷
データの格納手順を示す流れ図である。
【図10】第1の実施の形態のビデオ制御回路による制
御手順を示す流れ図である。
【図11】第2の実施の形態におけるホストコンピュー
タによる省トナーモードの設定の手順を示す流れ図であ
る。
【図12】第2の実施の形態のCPUおよびビデオ制御
回路による制御手順を示す流れ図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データから所望の省トナー領域を指
    定する指定手段と、 印刷データの注目ドットが前記指定された領域に含まれ
    るか判定し、判定結果に基づいて、注目ドットに省トナ
    ーモードを示す省トナーモードデータを付加する付加手
    段と、 前記指定された領域に注目ドットが含まれない場合に
    は、印刷データに応じた濃度データに変換し、含まれる
    場合には、付加された省トナーモードデータを索引とし
    て印刷データに応じた濃度データに変換する変換手段
    と、 前記変換手段により変換された濃度データに応じて印刷
    出力する印刷手段とを備えることを特徴とする印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 前記印刷データの階調を減らして圧縮す
    る圧縮手段を更に備え、前記変換手段は、印刷データと
    して該圧縮手段により圧縮された印刷データを用いるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記付加手段による省トナーモードデー
    タの付加は、前記圧縮手段により圧縮された印刷データ
    に対して行われ、省トナーモードデータが付加された印
    刷データおよび前記指定領域を格納する格納手段を更に
    備えることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮手段により圧縮された印刷デー
    タおよび前記指定領域を格納する格納手段を更に備え、
    前記付加手段による省トナーモードデータの付加は、前
    記格納手段により格納された印刷データに対して行われ
    ることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記指定手段は、指定された領域に対し
    て、各領域の始点あるいは終点を示す印刷データのライ
    ンを含む垂直ポイントおよび各ラインごとのドット位置
    を含む水平ポイントを算出し、前記付加手段は、前記垂
    直ポイントおよび水平ポイントに基づいて注目ドットが
    指定領域内であることを判定することを特徴とする請求
    項1に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 印刷データから所望の省トナー領域を指
    定する指定工程と、 印刷データの注目ドットが前記指定された領域に含まれ
    るか判定し、判定結果に基づいて、注目ドットに省トナ
    ーモードを示す省トナーモードデータを付加する付加工
    程と、 前記指定された領域に注目ドットが含まれない場合に
    は、印刷データに応じた濃度データに変換し、含まれる
    場合には、付加された省トナーモードデータを索引とし
    て印刷データに応じた濃度データに変換する変換工程
    と、 前記変換工程により変換された濃度データに応じて印刷
    出力する印刷工程とを備えることを特徴とする印刷制御
    方法。
  7. 【請求項7】 前記印刷データの階調を減らして圧縮す
    る圧縮工程を更に備え、前記変換工程は、印刷データと
    して該圧縮工程により圧縮された印刷データを用いるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 前記付加工程による省トナーモードデー
    タの付加は、前記圧縮工程により圧縮された印刷データ
    に対して行われ、省トナーモードデータが付加された印
    刷データおよび前記指定領域は格納手段に格納されて前
    記変換工程に入力されることを特徴とする請求項7に記
    載の印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 前記圧縮工程により圧縮された印刷デー
    タおよび前記指定領域を格納手段により格納し、前記付
    加工程による省トナーモードデータの付加は、前記格納
    手段に格納された印刷データに対して行われることを特
    徴とする請求項7に記載の印刷制御方法。
  10. 【請求項10】 前記指定工程は、指定された領域に対
    して、各領域の始点あるいは終点を示す印刷データのラ
    インを含む垂直ポイントおよび各ラインごとのドット位
    置を含む水平ポイントを算出し、前記付加工程は、前記
    垂直ポイントおよび水平ポイントに基づいて注目ドット
    が指定領域内であることを判定することを特徴とする請
    求項6に記載の印刷制御方法。
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