JP3213010U - 包装箱 - Google Patents

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智昭 赤井
智昭 赤井
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Abstract

【課題】シールエンド型の蓋部を1アクションで簡単に解体することができ、しかも多くの情報を綺麗に表示できる包装箱を提供する。【解決手段】箱体形成片12には、筒体を形成する4つの側面板14,16,18,20が順に連接されている。第一及び第二の側面板16,20は、底側の端部に第一及び第二底蓋片36,48を各々備える。第三及び第四の側面板14,18は、底側の端部に、組み立て状態で第一及び第二底蓋片36,48の内側に重なる第一及び第二サイドフラップ56,68を各々備える。第二の側面板20と第二底蓋片48との境界部に解体用破断線50を備える。第一サイドフラップ56の、組み立て状態で第一の側面板16に近くなる方の先端角部に、解体用折罫線60で斜めに区切られて略三角形の解体用折り曲げ部62を備え、第一及び第四の側面板16,18が交差して角になる部分に押圧位置表示72を備える。【選択図】図2

Description

本考案は、シールエンド型の蓋部を有する包装箱に関し、特に、蓋部を解体しやすくする構造を備えた包装箱に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、後板、第一側板、前板及び第二側板により筒体が形成され、後板に外側底蓋片が延設され、前板に内側底蓋片が延設され、第一側板に第一サイドフラップが延設され、第二側板に第二サイドフラップが延設され、第一及び第二サイドフラップを倒した外側に内側及び外側底蓋片が重ねられ、2つの底蓋片が互いに糊付けされてシールエンド型の蓋部が形成される包装箱があった。前板と内側底蓋片との境界には破断線が設けられている。第一サイドフラップは、組み立て状態で後板に近くなる方の先端角部に、第一折罫線で斜めに区切られて略三角形の第一折り曲げ部が設けられ、第二サイドフラップは、組み立て状態で後板に近くなる方の先端角部に、第二折罫線で斜めに区切られて略三角形の第二折り曲げ部が設けられている。さらに、前板と第一側板とが交差する角部に、蓋部を開いて解体する時に押圧する位置を示す押圧位置表示が設けられている。
使用者が押圧位置表示の位置を対角線の方向に押し込むと、筒体が変形して上記破断線が破断するとともに、第一折り曲げ部が、後板の内面に接して第一折罫線で屈曲し、蓋部をスムーズに解体することができる。また、押圧位置表示を設けていない角部を対角線の方向に押し込んでも解体することができ、この場合、第二折り曲げ部が、後板の内面に接して第二折罫線で屈曲し、蓋部をスムーズに解体することができる。
また、特許文献2には、押圧位置表示が設けられていないが、上記特許文献1と同様に、使用者が包装箱の正面板を左右いずれかの方向にずらしながら背面板側に押すと、筒体が変形してフラップの破断線が破断し、筒体を潰して解体することができるシールエンドカートンが開示されている。
実用新案登録第3206514号公報 特開2016−193760号公報
包装箱により多くの情報(文字、記号、絵柄等)を表示するため、サイドフラップも表示部として使用されることがある。しかし、特許文献1,2の包装箱は、第一及び第二サイドフラップの内側に第一及び第二折罫線があるので、情報を綺麗に表示できないという問題がある。例えば、使用者から見えない場所に、包装箱の製造工場で使用される管理用のバーコードが表示される場合があり、表示場所として、使用者に開封されない底蓋部のサイドフラップ等が使用される。しかし、バーコードが折罫線に重ねて表示するとリーダで読み取れなくなるので、特許文献1,2の包装箱のように、第一及び第二サイドフラップの両方に折罫線があると都合が悪い。
本考案は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、シールエンド型の蓋部を1アクションで簡単に解体することができ、しかも多くの情報を綺麗に表示できる包装箱を提供することを目的とする。
本考案は、一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片は、互いに平行に連接され、組み立て状態で四角形の筒体を形成する複数の側面板を有し、前記複数の側面板の中の1つである第一の側面板は、前記連接方向に対して直角方向の端部に、組み立て状態で前記筒体の一方の端部を塞ぐ蓋部となる第一蓋片が延設され、前記複数の側面板の中の1つである第二の側面板は、組み立て状態で前記第一の側面板と対向する板であり、前記第一蓋片側の端部に、組み立て状態で前記第一蓋片に重なって前記蓋部となる第二蓋片が延設され、前記複数の側面板の中の1つである第三の側面板は、組み立て状態で前記第一の側面板と隣り合って交差する板であり、前記第一蓋片側の端部に、組み立て状態で前記第一蓋片及び前記第二蓋片の内側に重なる第一サイドフラップが延設され、前記複数の側面板の中の1つである第四の側面板は、組み立て状態で前記第三の側面板と対向する板であって、前記第一蓋片側の端部に、組み立て状態で前記第一蓋片及び前記第二蓋片の内側に重なる第二サイドフラップが延設され、前記第一及び第二サイドフラップの中のどちらか一方は、組み立て状態で前記第一の側面板に近くなる方の先端角部に、解体用折罫線で斜めに区切られて略三角形の解体用折り曲げ部が設けられ、前記第二の側面板と前記第二蓋片との境界部に解体用破断線が設けられ、
前記解体用折り曲げ部が前記第一サイドフラップに設けられている場合、組み立て状態で前記第一の側面板と前記第四の側面板とが交差して角になる部分、又は前記第三の側面板と前記第四の側面板とが交差して角になる部分に、前記蓋部を開いて解体する時に押圧する位置を示す押圧位置表示が設けられ、前記解体用折り曲げ部が前記第二サイドフラップに設けられている場合、組み立て状態で前記第一の側面板と前記第三の側面板とが交差して角になる部分、又は前記第二の側面板と前記第四の側面板とが交差して角になる部分に、前記蓋部を開いて解体する時に押圧する位置を示す押圧位置表示が設けられ、
組み立て状態で、使用者が前記押圧位置表示の位置を内向きに押し込むことにより、前記筒体が変形して前記解体用破断線が破断するとともに、前記解体用折り曲げ部が、前記第一の側面板の内面に接して前記解体用折罫線で屈曲するように形成されている包装箱である。
前記第二の側面板と前記第二蓋片とを破断させる前記解体用破断線は複数の切り込みにより設けられ、前記各切り込みは、破断方向と同じ方向の主部と、前記主部の一端から前記第二蓋片側に鈍角で斜めに突き出た斜部とで構成され、前記主部の一端は、組み立て状態で前記解体用折り曲げ部に近い方の一端である構成にすることが好ましい。
また、組み立て状態で、前記押圧位置表示が設けられた角部で交差する2つの前記側面板は、折罫線を介して連続し、この折罫線の折り曲げに対する反発力が、交差する角度を広げる方向に発生している構成にすることが好ましい。また、前記第一及び第二サイドフラップのうち、前記解体用折り曲げ部が設けられていない方に、バーコードが表示されていてもよい。
本考案の包装箱は、シールエンド型の蓋部を解体するとき、筒体の角部を軽く押し込むことによって、1アクションで簡単に解体することができ、使用済みの包装箱を容易に処理することができる。しかも、蓋部の内側に重なる第一及び第二サイドフラップのうち、片方のサイドフラップだけに解体用折罫線を設ける構成なので、解体用折罫線を設けないサイドフラップにバーコード等の情報を綺麗に表示することができる。
また、片方のサイドフラップだけに解体用折り曲げ部及び解体用折罫線を設ける構成なので、使用者が蓋部を解体するときに押し込むべき位置が限定されるところ、押し込むべき位置が押圧位置表示で明示されている。したがって、使用者が蓋部を解体する時に間違った位置を押し込んで、蓋部をスムーズに解体することができないということがない。
本考案の包装箱の一実施形態の組み立て状態を示す図であって、天蓋部が見える角度の斜視図(a)、底蓋部が見える角度の斜視図(b)である。 この実施形態の包装箱の箱体形成片を表面側から見た展開図である。 底蓋部の組み立て工程を順に示す底面図(a),(b),(c)である。 底蓋部の破断線を破断するときの動作を示す図であって、底蓋部及び筒体の動きを示す底面図(a)、第一サイドフラップ、第二サイドフラップ及び筒体の動きを示す底面図(b)である。 変形例の箱体形成片を表面側から見た展開図である。
以下、本考案の包装箱の一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態の包装箱10は、図1に示すように、略直方体の箱体であり、厚紙等で形成された一枚の箱体形成片12を組み立てることによって形成される。
箱体形成片12は、図2に示すように、互いに平行に連接された4つの側面板14,16,18,20を有している。側面板14,16,18,20は、連接方向と直交する幅方向の長さが同じであり、連接方向の長さは、側面板14,18が短くて互いにほぼ等しく、側面板16,20が長くて互いにほぼ等しい。側面板20側の端部には、組み立て状態で側面板14の端部の裏面に糊付けされる糊付け片22が設けられている。4つの側面板14,16,18,20及び糊付け片24は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。以下、側面板14,16,18,20を、それぞれ第三の側面板14、第一の側面板16,第四の側面板18、第二の側面板20と称する。
第一の側面板16の、連接方向に対して直角方向の一端部には、略矩形の第一天蓋片32が延設され、折罫線34で第一の側面板16と区切られている。第一天蓋片32の延出方向長さは、第一及び第四の側面板16,20の連接方向長さとほぼ同じである。また、第一の側面板16の他端部には、第一天蓋片32とほぼ同形の第一底蓋片36が延設され、折罫線38で第一の側面板16と区切られている。
さらに、第一の側面板16の、折罫線34側の端部には、開封用破断線40が設けられている。開封用破断線40は、その両端部が折罫線34の両端部に重なり、中央部が第一の側面板16内に入るようにU字状に形成されている。折罫線34と開封用破断線40とで囲まれた押圧部42は、組み立て状態の箱体を開封する時に、指で押圧される部分である。
第二の側面板20の、第一天蓋片32側の端部には、略矩形の第二天蓋片44が延設され、折罫線46で第二の側面板20と区切られている。第二天蓋片44の延出方向長さは、第一天蓋片32よりも少し短い。また、第二の側面板20の他端部には、第二天蓋片44とほぼ同形の第二底蓋片48が延設され、解体用破断線50で第二の側面板20と区切られている。
解体用破断線50は、使用済みの箱体を解体する時に、第二の側面板20と第二底蓋片48とを破断させるためのもので、複数の切り込みにより設けられている。各切り込みは、破断方向と同じ方向の主部50aと、主部50aの一端から第二底蓋片20側に鈍角で斜めに突き出た斜部50bとで構成され、主部50aの一端は、糊付け片22に近い方の一端である。
第三の側面板14の、第一天蓋片32側の端部には、台形状のサイドフラップ52が延設され、折罫線54で第三の側面板14と区切られている。また、第三の側面板14の他端部には、サイドフラップ52とほぼ同形の第一サイドフラップ56が延設され、折罫線56で第三の側面板14と区切られている。第一サイドフラップ56は、2つの先端角部のうち、第一底蓋片36側の先端角部に、解体用折罫線60で斜めに区切られた略三角形の解体用折り曲げ部62が設けられている。解体用折罫線60は、例えば、所定長さの切り込み線等により形成されている。
第四の側面板18の、第一天蓋片32側の端部には、台形状のサイドフラップ64が延設され、折罫線66で第四の側面板18と区切られている。また、第四の側面板18の他端部には、サイドフラップ64とほぼ同形の第二サイドフラップ68が延設され、折罫線70で第四の側面板18と区切られている。
さらに、第一の側面板16と第四の側面板18との境界部の、折罫線38,70に近い位置に、使用済みの箱体を解体する時に押圧する位置を示す押圧位置表示72が設けられている。押圧位置表示72は、例えば図2に示すように、「PUSH」の文字とU字状の記号とを組み合わせた図柄等である。
次に、包装箱10の組み立て方法の一例を説明する。ここで、図2は、箱体形成片12を表面側から見たものであり、以下、箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、折罫線28を正折して第二の側面板20及び糊付け片22を第一の側面板16及び第四の側面板18に重ねる。そして、糊付け片22の表面に糊を塗布した後、折罫線24を正折りし、第三の側面板14の裏面の端部を糊付け片22の表面に糊付けする。箱体形成片12は、この折り畳み状態で、包装箱10の製造工場から出荷される。
次に商品を包装する工場等において、折罫線24,26,28,30を各々90度に正折りし、四角形の筒体74を形成する。そして、筒体74の一端部を塞ぐ底蓋部76を設けるため、図3(a)、(b)、(c)に順に示すように、折罫線58,70で第一及び第二サイドフラップ56,68を各々90度に正折りし、解体用破断線50で第二底蓋片48を90度に正折りする。その後、第一底蓋片36の裏面の中央部に糊を塗布し、折罫線38で第一底蓋片36を90度に正折りし、第一底蓋片36の裏面を第二底蓋片48の表面に糊付し、第一底蓋片36と第二底蓋片48が一体になった底蓋部76を形成する。これで筒体74の一端部が閉鎖されたので、開放している他端部から商品等を入れる。
商品等を入れた後、筒体74の他端部を塞ぐ天蓋部78を設けるため、折罫線54,66でサイドフラップ52,64を各々90度に正折りし、折罫線46で第二天蓋片44を90度に正折りする。その後、第一天蓋片32の裏面の中央部に糊を塗布し、折罫線34で第一天蓋片32を90度に正折りし、第一天蓋片32の裏面を第二天蓋片44の表面に糊付し、第一天蓋片32と第二天蓋片44が一体になった天蓋部78を形成する。これで、箱体の他端部も閉鎖されて商品の包装作業が終了し、図2に示す組み立て状態になる。なお、底蓋部76と天蓋部8を形成する順番は逆でもよく、先に天蓋部78を形成し、商品を入れた後で底蓋部76を形成76するようにしてもよい。その後、この状態で商品等が出荷され、商店等で販売される。
組み立て状態で、第一の側面板16及び第四の側面板18は、押圧位置表示72及び折罫線26がある角部で交差し、折罫線26の折り曲げに対する反発力が、交差する角度を広げる方向に発生している。包装箱10は、立体的な筒体74にされる前の一定期間、折り畳み状態で保管されているので、基材に折り畳み状態の癖がついている。したがって、その後、折罫線26を90度に正折りして筒体74にすると、折罫線26には、90度の正折りを元に戻そうとする反発力が発生する。つまり、組み立て状態では、折罫線26には、第一の側面板16と第四の側面板18の角度を90度よりも広げる方向の反発力が発生している。
同様に、他の3つの折罫線24,28,30にも、90度の正折りを元に戻そうとする反発力が発生するので、折罫線26と対角の位置にある折罫線30には、第三の側面板14と第二の側面板20の角度を90度より広げる方向の反発力が発生し、折罫線24には、第三の側面板14と第一の側面板16の角度を90度より狭める方向の反発力が発生し、折罫線24と対角に位置する折罫線28には、第四の側面板18と第二の側面板20の角度を90度より狭める方向の反発力が発生している。
商品を購入した使用者は、天蓋部78側を開封して商品の出し入れを行い、使用済みの箱体を折り畳んで廃棄するとき、底蓋部76側も開いて箱体を解体する。包装箱10は、天蓋部78側と底蓋部76側のそれぞれに、開封又は解体を容易にする構造を備えている。
使用者が天蓋部78側を開封するときは、第一の側面板16の押圧部42を指で押して開封用破断線40のU字状の部分を破断させ、押圧部42を第一の側面板16から分離させる。そして、開封用破断線40の両端部を破断させながら第一天蓋片32及び第二天蓋片44を引き上げ、さらにサイドフラップ52,64を起こすと、筒体74の端部が開放して中の商品を取り出すことができる。
使用者が箱体を廃棄するときは、天蓋部78側の端部が開いた状態で、底蓋部76側を解体する操作を行う。まず、筒体74を片手で把持し、把持している手の親指等で、押圧位置表示72の位置(第一の側面板17及び第四の側面板18が交差する角部)を内向きに押し込む。すると、図4(a)に示すように、筒体74が変形して解体用破断線50が破断し、第二底蓋片48が第二の側面板20から分離する。
このとき、底蓋部76の内側にある第一サイドフラップ56は、図4(b)に示すように、解体用折り曲げ部62が第一の側面板16の内面にぶつかった後、解体用折罫線60が自動的に折れ、底蓋部76から離れるように内側に屈曲する。したがって、第一サイドフラップ56は、筒体74が変形するのを妨げる障害物にならず、押し込む力が効果的に解体用破断線50に伝達される。しかも、解体用破断線50は、主部50aに対して斜部50bが適切な方向に設けてあるので、スムーズに破断させることができる。また、第二サイドフラップ68については、第二の側面板20側の先端角部が、解体用破断線50が切離した部分から自然に突出するので、特に障害にはならない。
解体用破断線50を破断させると、底蓋部76と第一及び第二サイドフラップ56,68を開きながら、そのまま筒体74を押しつぶし、第一の側面板16及び第四の側面板18を第三の側面板14及び20に重ねるように薄く折り畳み、容積を小さくした状態で廃棄する。この折り畳み状態で、4つの折罫線24,26,28,30には上述した反発力が残っており、立体的に起き上がりにくいので(手を離しても折り畳み状態が保持されるので)、その後の処理も容易である。
以上説明したように、包装箱10は、シールエンド型の底蓋部76を解体するとき、筒体74の角部を軽く押し込むことによって、1アクションで簡単に解体することができ、使用済みの包装箱10を容易に処理することができる。
また、底蓋部76の内側に重なる第一及び第二サイドフラップ56,68のうち、第一サイドフラップ56だけに解体用折罫線60を設ける構成なので、第二サイドフラップ68にバーコードを綺麗に表示することができる。
また、片方のサイドフラップだけに解体用折り曲げ部及び解体用折罫線を設ける構成なので、使用者が蓋部を解体するときに押し込むべき位置が限定されるが、押し込むべき位置が押圧位置表示72で明示されているので、使用者が間違える心配はない。
なお、本考案の包装箱は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の包装箱10の場合、解体用折り曲げ部62が第一サイドフラップ56に設けられているため、押圧位置表示72が、組み立て状態で第一及び第四の側面板16,18が交差して角になる部分に設けてあるが、対角の位置(組み立て状態で第二及び第三の側面板20,14が交差して角になる部分)に設けてもよく、同様の作用効果を得ることができる。
また、解体用折り曲げ部62及び解体用折罫線60は、第一サイドフラップ56に設けるのではなく、図5に示箱体形成片80のように、第二サイドフラップ68の、組み立て状態で第一の側面板16に近くなる方の先端角部に設けてもよい。
この場合、押圧位置表示72の位置は、組み立て状態で、第一及び第三側面板16,14とが交差して角になる部分か、これと対角の位置(第二及び第四の側面板20,18が交差して角になる部分)に変更する。また、解体用破断線50の斜部50bの起点を、主部50aの他の一端(組み立て状態で、解体用折り曲げ部62に近い方の一端)に変更する。これによって、上記と同様に、箱体を容易かつスムーズに解体することができる。また、押圧位置表示72を設けた角部にある折罫線24には、組み立て状態で、この角部で交差する2つの側面板の角度を90度より広げる方向の反発力が発生させ、解体した後、薄い折り畳み状態が保持されるようにするとよい。これは、箱体形成片の組み立て手順を、少し変更することによって容易に実現することができる。
その他、天蓋部の構造は自由に変更することができ、例えば、シールエンド型以外の構造にしてもよい。また、本考案の蓋部の構造(例えば、底蓋部76の構造)を天蓋部に適用し、天蓋部を同様の操作で開封できるようにしてもよい。また、箱体形成片に設けられる複数の側面板の数は4つ以上でもよく、組み立て状態で四角形の筒体が形成されるものであればよい。また、複数の側面板の一部に、筒体を形成する以外の機能を持たせてもよい。例えば、特定の側面板の一部を切り離して表示カードとして使用できる構造にしてもよい。
10 包装箱
12,80 箱体形成片
14 第三の側面板
16 第一の側面板
18 第四の側面板
20 第二の側面板
36 第一底蓋片(第一蓋片)
48 第二底蓋片(第二蓋片)
50 解体用破断線
50a 主部
50b 斜部
56 第一サイドフラップ
60 解体用折罫線
62 解体用折り曲げ部
68 第二サイドフラップ
72 押圧位置表示
74 筒体
76 底蓋部(蓋部)

Claims (4)

  1. 一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片は、互いに平行に連接され、組み立て状態で四角形の筒体を形成する複数の側面板を有し、
    前記複数の側面板の中の1つである第一の側面板は、前記連接方向に対して直角方向の端部に、組み立て状態で前記筒体の一方の端部を塞ぐ蓋部となる第一蓋片が延設され、
    前記複数の側面板の中の1つである第二の側面板は、組み立て状態で前記第一の側面板と対向する板であって、前記第一蓋片側の端部に、組み立て状態で前記第一蓋片に重なって前記蓋部となる第二蓋片が延設され、
    前記複数の側面板の中の1つである第三の側面板は、組み立て状態で前記第一の側面板と隣り合って交差する板であり、前記第一蓋片側の端部に、組み立て状態で前記第一蓋片及び前記第二蓋片の内側に重なる第一サイドフラップが延設され、
    前記複数の側面板の中の1つである第四の側面板は、組み立て状態で前記第三の側面板と対向する板であり、前記第一蓋片側の端部に、組み立て状態で前記第一蓋片及び前記第二蓋片の内側に重なる第二サイドフラップが延設され、
    前記第一及び第二サイドフラップの中のどちらか一方は、組み立て状態で前記第一の側面板に近くなる方の先端角部に、解体用折罫線で斜めに区切られて略三角形の解体用折り曲げ部が設けられ、
    前記第二の側面板と前記第二蓋片との境界部に解体用破断線が設けられ、
    前記解体用折り曲げ部が前記第一サイドフラップに設けられている場合、組み立て状態で前記第一の側面板と前記第四の側面板とが交差して角になる部分、又は前記第三の側面板と前記第四の側面板とが交差して角になる部分に、前記蓋部を開いて解体する時に押圧する位置を示す押圧位置表示が設けられ、
    前記解体用折り曲げ部が前記第二サイドフラップに設けられている場合、組み立て状態で前記第一の側面板と前記第三の側面板とが交差して角になる部分、又は前記第二の側面板と前記第四の側面板とが交差して角になる部分に、前記蓋部を開いて解体する時に押圧する位置を示す押圧位置表示が設けられ、
    組み立て状態で、使用者が前記押圧位置表示の位置を内向きに押し込むことにより、前記筒体が変形して前記解体用破断線が破断するとともに、前記解体用折り曲げ部が、前記第一の側面板の内面に接して前記解体用折罫線で屈曲するように形成されていることを特徴とする包装箱。
  2. 前記第二の側面板と前記第二蓋片とを破断させる前記解体用破断線は、複数の切り込みにより設けられ、前記各切り込みは、破断方向と同じ方向の主部と、前記主部の一端から前記第二蓋片側に鈍角で斜めに突き出た斜部とで構成され、前記主部の一端は、組み立て状態で前記解体用折り曲げ部に近い方の一端である請求項1記載の包装箱。
  3. 組み立て状態で、前記押圧位置表示が設けられた角部で交差する2つの前記側面板は、折罫線を介して連続し、この折罫線の折り曲げに対する反発力が、交差する角度を広げる方向に発生している請求項1又は2記載の包装箱。
  4. 前記第一及び第二サイドフラップのうち、前記解体用折り曲げ部が設けられていない方に、バーコードが表示されている請求項1乃至3のいずれか記載の包装箱。
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