JP3204813B2 - タイヤビード部用潤滑剤塗布方法及び塗布装置 - Google Patents
タイヤビード部用潤滑剤塗布方法及び塗布装置Info
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- 239000011324 bead Substances 0.000 title claims description 32
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- 238000005187 foaming Methods 0.000 claims description 14
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- Coating Apparatus (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤビード部用潤滑
剤塗布方法及び塗布装置に関する。
剤塗布方法及び塗布装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】タイヤをホイールに嵌着するときにその
嵌着を容易にするため、タイヤビード部に潤滑剤（石け
ん水）を塗布する技術として実開昭６１−１３０３５４
号公報（従来例の１）および実開昭６２−２７７５３号
公報（従来例の２）等で開示の技術があり、これら従来
技術はいずれも、スプレー塗布による課題を解決してい
る。
嵌着を容易にするため、タイヤビード部に潤滑剤（石け
ん水）を塗布する技術として実開昭６１−１３０３５４
号公報（従来例の１）および実開昭６２−２７７５３号
公報（従来例の２）等で開示の技術があり、これら従来
技術はいずれも、スプレー塗布による課題を解決してい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例の１お
よび２はいずれも含浸した潤滑剤をビード部に押付ける
ことによってにじみ出して塗布するものであった。しか
し、タイヤビード部は、ビードツウとビードヒールをビ
ード座で連接してなり、傾斜面および弯曲面を有するこ
とから、潤滑剤のにじみ出しが均一でなく、タイヤビー
ド部の全域に対して均一に塗布することが困難であっ
た。
よび２はいずれも含浸した潤滑剤をビード部に押付ける
ことによってにじみ出して塗布するものであった。しか
し、タイヤビード部は、ビードツウとビードヒールをビ
ード座で連接してなり、傾斜面および弯曲面を有するこ
とから、潤滑剤のにじみ出しが均一でなく、タイヤビー
ド部の全域に対して均一に塗布することが困難であっ
た。
【０００４】また、潤滑剤の消費量も比較的多くなっ
て、にじみ出た潤滑剤が滴下して散乱するおそれもあっ
た。そこで本発明は、潤滑剤を泡立せて気泡膜を作り、
これをタイヤビード部に塗布することによって潤滑剤の
消費量が少なくてもタイヤビード部の全域に均一かつ確
実に塗布できるようにした方法と装置を提供することが
目的である。
て、にじみ出た潤滑剤が滴下して散乱するおそれもあっ
た。そこで本発明は、潤滑剤を泡立せて気泡膜を作り、
これをタイヤビード部に塗布することによって潤滑剤の
消費量が少なくてもタイヤビード部の全域に均一かつ確
実に塗布できるようにした方法と装置を提供することが
目的である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の目的を
達成するために、次の技術的手段を講じている。請求項
１に係る本発明方法は、タイヤビード部３Ａに潤滑剤４
を塗布する方法において、前記潤滑剤４を泡立した状態
で塗布することを特徴とするものである。
達成するために、次の技術的手段を講じている。請求項
１に係る本発明方法は、タイヤビード部３Ａに潤滑剤４
を塗布する方法において、前記潤滑剤４を泡立した状態
で塗布することを特徴とするものである。
【０００６】請求項２に係る本発明装置は、タイヤビー
ド部３Ａに塗布する潤滑剤４の収容槽５を備え、該収容
槽５の潤滑剤４中に浸漬されていて該潤滑剤４を前記タ
イヤビード部３Ａに塗布する塗布体６を備えているタイ
ヤビード部用潤滑剤塗布装置において、前記収容槽５中
の潤滑剤４を泡立せする泡立て手段８を備えていること
を特徴とするものである。
ド部３Ａに塗布する潤滑剤４の収容槽５を備え、該収容
槽５の潤滑剤４中に浸漬されていて該潤滑剤４を前記タ
イヤビード部３Ａに塗布する塗布体６を備えているタイ
ヤビード部用潤滑剤塗布装置において、前記収容槽５中
の潤滑剤４を泡立せする泡立て手段８を備えていること
を特徴とするものである。
【０００７】
【作用】泡立て手段８により、収容槽５の潤滑剤４にお
ける表面に泡立て槽４Ａを作っておき、塗布体６がタイ
ヤビード部３Ａに対して進出するとき、該塗布体６の表
面に泡４Ｂを付着させ、タイヤ３と塗布体６を相対的に
回転することでタイヤビード部３Ａの全域に泡４Ｂを塗
布する。
ける表面に泡立て槽４Ａを作っておき、塗布体６がタイ
ヤビード部３Ａに対して進出するとき、該塗布体６の表
面に泡４Ｂを付着させ、タイヤ３と塗布体６を相対的に
回転することでタイヤビード部３Ａの全域に泡４Ｂを塗
布する。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例のいくつかを図を参照
して説明する。図１（Ａ）（Ｂ）および図２は第１実施
例を示しており、矢示ａで示すフォースバリエション試
験機、矢示ｂで示すトリミング装置等の前工程として備
えられており、複数本のドライブローラ１を並設してい
るとともに、該ドライブローラ１間には、図外のエアー
シリンダ等で水平面上にあるドライブローラ面に対して
傾動自在なフリーベアーローラ２を備えていて、タイヤ
３を水平面上において載置可能であるとともに傾斜可能
とされている。
して説明する。図１（Ａ）（Ｂ）および図２は第１実施
例を示しており、矢示ａで示すフォースバリエション試
験機、矢示ｂで示すトリミング装置等の前工程として備
えられており、複数本のドライブローラ１を並設してい
るとともに、該ドライブローラ１間には、図外のエアー
シリンダ等で水平面上にあるドライブローラ面に対して
傾動自在なフリーベアーローラ２を備えていて、タイヤ
３を水平面上において載置可能であるとともに傾斜可能
とされている。
【０００９】ドライブローラ１等からなる搬送体の中央
部下方には、石けん水等の潤滑剤４を収容した収容槽５
が備えられていて、該収容槽５には、潤滑剤４に浸漬さ
れて該潤滑剤４を含浸可能でかつにじみ出すことが可能
な例えばスポンジローラ等よりなる円柱状の塗布体６が
備えられ、該塗布体６はエアーシリンダで例示する昇降
駆動体７を介して搬送体の搬送面より突出すべく昇降自
在とされている。
部下方には、石けん水等の潤滑剤４を収容した収容槽５
が備えられていて、該収容槽５には、潤滑剤４に浸漬さ
れて該潤滑剤４を含浸可能でかつにじみ出すことが可能
な例えばスポンジローラ等よりなる円柱状の塗布体６が
備えられ、該塗布体６はエアーシリンダで例示する昇降
駆動体７を介して搬送体の搬送面より突出すべく昇降自
在とされている。
【００１０】収容槽５には、この中の潤滑剤４を泡立せ
する泡立て手段８が備えられており、第１実施例では潤
滑剤４中にエアーを噴出するノズル９を上中下の３段と
して並設しており、該エアー噴出で上層に気泡膜（泡立
て層）４Ａを造成可能である。従って、この第１実施例
では、ドライブローラ１等からなる搬送体の中央部に、
タイヤ３を載置し、該タイヤ３をフリーベアローラ２を
介して図１（Ｂ）で示す如く傾斜させるとともに、塗布
体６に泡立て層４Ａの泡４Ｂを付着した状態にして突出
させ、タイヤ３を回転させることにより、図３に示す如
くタイヤビード部３Ａのビードトウ３Ｂ、ビードヒール
３Ｃの全域に亘って泡を付着させる。
する泡立て手段８が備えられており、第１実施例では潤
滑剤４中にエアーを噴出するノズル９を上中下の３段と
して並設しており、該エアー噴出で上層に気泡膜（泡立
て層）４Ａを造成可能である。従って、この第１実施例
では、ドライブローラ１等からなる搬送体の中央部に、
タイヤ３を載置し、該タイヤ３をフリーベアローラ２を
介して図１（Ｂ）で示す如く傾斜させるとともに、塗布
体６に泡立て層４Ａの泡４Ｂを付着した状態にして突出
させ、タイヤ３を回転させることにより、図３に示す如
くタイヤビード部３Ａのビードトウ３Ｂ、ビードヒール
３Ｃの全域に亘って泡を付着させる。
【００１１】潤滑剤４はこれが気泡膜であることから、
表面積が広くかつビード部３Ａになじみ易く、ここに、
少量であっても充分に潤滑塗布できることになる。潤滑
塗布が終了したタイヤ３は、矢示ａで示すフォースバリ
エション試験機又は矢示ｂで示すトリミング装置等に搬
送され、ホイールにセットされることになる。
表面積が広くかつビード部３Ａになじみ易く、ここに、
少量であっても充分に潤滑塗布できることになる。潤滑
塗布が終了したタイヤ３は、矢示ａで示すフォースバリ
エション試験機又は矢示ｂで示すトリミング装置等に搬
送され、ホイールにセットされることになる。
【００１２】図４から図７は本発明の第２〜５実施例を
示しており、基本構成は既述の第１実施例と共通するこ
とから共通する部分は共通符号で示し、以下、相違点に
ついて説明する。図４で示している第２実施例では、泡
立て手段８がモータ１０によって回転されるプロペラ１
１であり、収容槽５内の下底部に備えられ、プロペラ１
１の回転で潤滑剤を攪拌することで泡立せるものであ
る。
示しており、基本構成は既述の第１実施例と共通するこ
とから共通する部分は共通符号で示し、以下、相違点に
ついて説明する。図４で示している第２実施例では、泡
立て手段８がモータ１０によって回転されるプロペラ１
１であり、収容槽５内の下底部に備えられ、プロペラ１
１の回転で潤滑剤を攪拌することで泡立せるものであ
る。
【００１３】図５で示している第３実施例では、泡立て
手段８がモータ１２によって回転されるスクリュ１３で
あり、該スクリュ１３の回転で潤滑剤を攪拌して泡立せ
るものである。図６で示している第４実施例では、泡立
て手段８が収容槽５の下底部中央に備えた円環形ノズル
１４であり、該ノズル１４からのエアーを矢示の如く噴
出することで潤滑剤を泡立せるものである。
手段８がモータ１２によって回転されるスクリュ１３で
あり、該スクリュ１３の回転で潤滑剤を攪拌して泡立せ
るものである。図６で示している第４実施例では、泡立
て手段８が収容槽５の下底部中央に備えた円環形ノズル
１４であり、該ノズル１４からのエアーを矢示の如く噴
出することで潤滑剤を泡立せるものである。
【００１４】図７で示している第５実施例では、塗布体
６の昇降駆動体７が、ラック１５とピニオン１６から構
成されている。なお、以上の第１〜５実施例は相互にこ
れらを組合せることは自由であり、又、昇降駆動体７は
ネジ送りであっても構わない。更に、タイヤビード部３
Ａに泡を付着させるに当って、タイヤ３を回転させるこ
となく塗布体６を自転させつつ公転させるようにしても
よく、又、タイヤ３はこれを傾斜させずに水平姿勢のま
まであっても構わない。
６の昇降駆動体７が、ラック１５とピニオン１６から構
成されている。なお、以上の第１〜５実施例は相互にこ
れらを組合せることは自由であり、又、昇降駆動体７は
ネジ送りであっても構わない。更に、タイヤビード部３
Ａに泡を付着させるに当って、タイヤ３を回転させるこ
となく塗布体６を自転させつつ公転させるようにしても
よく、又、タイヤ３はこれを傾斜させずに水平姿勢のま
まであっても構わない。
【００１５】また、収容槽５内の潤滑剤４が石けん水の
ときは、少量の糖分（砂糖）を混入することにより、泡
立をより確実にすることができる。
ときは、少量の糖分（砂糖）を混入することにより、泡
立をより確実にすることができる。
【００１６】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、タイ
ヤビード部に潤滑剤を塗布付着させるのに、液のにじみ
出しではなく泡をして塗布付着するので、泡の表面積が
広いことから、潤滑剤の消費量も少なくて済むし、ま
た、泡はビード部になじみ易いことからビード部全体に
亘って均一かつ確実に潤滑剤を塗布付着できる。
ヤビード部に潤滑剤を塗布付着させるのに、液のにじみ
出しではなく泡をして塗布付着するので、泡の表面積が
広いことから、潤滑剤の消費量も少なくて済むし、ま
た、泡はビード部になじみ易いことからビード部全体に
亘って均一かつ確実に潤滑剤を塗布付着できる。
【００１７】従って、本発明は、タイヤ製造設備、自動
車製造設備等においてタイヤをホイールにセットする前
工程に用いて実益大である。
車製造設備等においてタイヤをホイールにセットする前
工程に用いて実益大である。
【図１】本発明の第１実施例を示し、（Ａ）は平面図、
（Ｂ）は作用を示す立断面図である。
（Ｂ）は作用を示す立断面図である。
【図２】本発明の第１実施例を示す立面図である。
【図３】本発明の第１実施例の作用を示すビード部の拡
大図である。
大図である。
【図４】本発明の第２実施例を示す立面図である。
【図５】本発明の第３実施例を示す立面図である。
【図６】本発明の第４実施例を示す立面図である。
【図７】本発明の第５実施例を示す立面図である。
１ ドライブローラ ３ タイヤ ３Ａ タイヤビード部 ４ 潤滑剤 ４Ａ 気泡槽 ４Ｂ 泡 ５ 収容槽 ６ 塗布体 ８ 泡立て手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B05C 1/02 101 B05C 11/10 B05D 7/00 B05D 7/24 301 B29D 30/48
Claims (2)
- 【請求項１】 タイヤビード部（３Ａ）に潤滑剤（４）
を塗布する方法において、前記潤滑剤（４）を泡立した
状態で塗布することを特徴とするタイヤビード部用潤滑
剤塗布方法。 - 【請求項２】 タイヤビード部（３Ａ）に塗布する潤滑
剤（４）の収容槽（５）を備え、該収容槽（５）の潤滑
剤（４）中に浸漬されていて該潤滑剤（４）を前記タイ
ヤビード部（３Ａ）に塗布する塗布体（６）を備えてい
るタイヤビード部用潤滑剤塗布装置において、 前記収容槽（５）中の潤滑剤（４）を泡立せする泡立て
手段（８）を備えていることを特徴とするタイヤビード
部用潤滑剤塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19032693A JP3204813B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | タイヤビード部用潤滑剤塗布方法及び塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19032693A JP3204813B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | タイヤビード部用潤滑剤塗布方法及び塗布装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739796A JPH0739796A (ja) | 1995-02-10 |
| JP3204813B2 true JP3204813B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=16256326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19032693A Expired - Lifetime JP3204813B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | タイヤビード部用潤滑剤塗布方法及び塗布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3204813B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6082191A (en) * | 1997-01-24 | 2000-07-04 | Illinois Tool Works, Inc. | Inlet conveyor for tire testing systems |
| JP3997587B2 (ja) * | 1998-01-30 | 2007-10-24 | 株式会社Ｉｈｉ | 塗工装置 |
| JP2005224773A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Bridgestone Corp | ビード部用潤滑剤塗布装置 |
| JP4426940B2 (ja) * | 2004-10-18 | 2010-03-03 | 株式会社神戸製鋼所 | タイヤのルブリケータ装置 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP19032693A patent/JP3204813B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0739796A (ja) | 1995-02-10 |
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