JP2002019749A - 転写シートの貼付け工具 - Google Patents

転写シートの貼付け工具

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JP2002019749A
JP2002019749A JP2000202999A JP2000202999A JP2002019749A JP 2002019749 A JP2002019749 A JP 2002019749A JP 2000202999 A JP2000202999 A JP 2000202999A JP 2000202999 A JP2000202999 A JP 2000202999A JP 2002019749 A JP2002019749 A JP 2002019749A
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JP
Japan
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transfer sheet
plate
water transfer
water
tool
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JP2000202999A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ishizu
茂 石津
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水転写シートを貼り付ける貼付け工具におい
て、熟練がなくても確実に水切り等が出来るようにし、
また工数削減を図る。 【解決手段】 先端先細りのへら状の上板2と下板3を
板の面方向に結合し、上板2の先端部2aと下板3の先
端部3aとの間に段差sを設けるとともに、上板3の先
端部2aの面方向の硬さと、下板3の先端部3aの面方
向の硬さとを異ならせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車や二
輪車やヘルメット等に用いられる水転写シートの貼付け
工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車や二輪車等の車体表
面をツートンカラーで塗り分けたり、加飾体(ストライ
プ)を形成したりする際は、マスキングして塗り分け塗
装を行うか、シール等を貼り付けるような技術が知られ
ており、水転写シート等を貼り付ける場合は、例えば図
7に示すような先端が先細りのスキージ51と呼ばれる
ゴム状の板を使用し、先細りの先端部51aを水転写シ
ートに当接させ、圧力を加えながら矢印方向に擦り付け
るように移動させ、水転写シートの下方に存在する気泡
や水分を除去しながら貼付け面に密着させて貼り付ける
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
水転写シートを貼り付ける箇所は外観品質上最も重要な
部分であるが、曲面や複雑な面形状等が含まれることが
多いため、水転写シートと貼付け面との間の気泡や水分
を除去するのは熟練を必要とし、多大な工数がかかって
いる。また貼付け箇所によっては完全に気泡や水分を除
去出来ない場合もあり、外観不良の原因ともなってい
た。
【0004】そこで本発明は、水転写シートの水切り性
等を向上させるとともに、熟練や工数を必要としない貼
付け工具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、転写シートを貼付け面に密着させるようにし
た先端先細りのへら状の板を面方向に2枚結合し、両者
の先細り先端部の間に段差を形成するようにした。
【0006】そしてこのような貼付け工具の板の先端部
を転写シートに当接させ、擦り付けるように板の面方向
に移動させることにより転写シートの下方の気泡や水分
を除去するが、この際、両方の板の先端部を当接させて
行えば、1回の操作で2回の水切り効果や気泡抜き効果
等を得ることが出来、作業工数の削減が図られる。因み
に、工具を使用する際、先端部が短い板を移動方向の手
前(上流側)に位置させるようにすれば使い勝手が良
い。また、このような板の素材等は任意であるが、水転
写シートの場合は、硬質樹脂や硬質ゴム等が好適であ
る。更に、2枚の板の結合方法等は任意である。
【0007】また請求項2では、2枚の板は、先端部の
面方向の硬さが異なるようにした。このように先端部の
面方向の硬さの異なる板を組合せれば、例えば複雑形状
の箇所等において、柔らかい力と強い力の両方で擦り付
けることが出来るようになり、水切り性や気泡抜き性等
を一層良好にすることが出来る。
【0008】ここで、先端部の面方向の硬さを異ならせ
る方法としては、素材を異ならせるようにしても良く、
同一素材を用いて板厚を変化させるようにしても良く、
これらを組合せるようにしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
転写シートの貼付け工具の斜視図、図2は同側面図、図
3は同正面図、図4は同下面図、図5は水転写シートの
断面構造図、図6は貼付け工程図である。
【0010】本発明に係る貼付け工具は、例えば自動車
や二輪車の燃料タンク表面等に加飾を施すための水転写
シートの貼付け工具として適用され、熟練を必要とせず
また作業工数の削減を図ることが出来るようにされてい
る。
【0011】すなわち本貼付け工具1は、図1に示すよ
うに、面方向に結合される先端先細りのへら状の上板2
と下板3を備えており、上板2の先端部2aと下板3の
先端部3aとの間には、図2に示すような段差sが形成
されている。
【0012】そして、実施例の場合、上板2と下板3の
素材は両者とも同一素材の硬質ウレタン製とされ、ま
た、図2乃至図4に示すように、これら2枚の板2、3
は複数箇所でボルト4、ナット5、ワッシャ6により結
合されている。
【0013】また、実施例の場合、貼付け工具1のサイ
ズは人が手で持って作業出来る範囲の寸法とされ、上板
2と下板3の段差sが2〜4mmに設定されるととも
に、先端部2a、3aの先細り幅は0.5〜1mmにさ
れている。
【0014】このため、上板2と下板3の先端部2a、
3aの面方向の硬さが異なるようになり、板厚の厚い上
板2より板厚の薄い下板3の方が柔らかい力で擦り付け
ることが出来るようになる。因みに、実施例では、上板
2のウレタンの硬度は80〜90度、下板3のウレタン
の硬度は80〜90度または60〜70度とし、これら
を組合せている。
【0015】ここで、本実施例で使用している水転写シ
ート10について説明すると、この水転写シート10
は、図5の断面構造図に示すように、台紙11に接着剤
層を介してインク層とインククリアー層が設けられ、各
層の周囲にカバーコートが形成されているものである。
【0016】以上のような水転写シート10を貼り付け
る際の貼付け工程の一例について、図6をも参照しつつ
説明する。まず、主体色に塗られた燃料タンクTが当該
工程に供給されると、この燃料タンクTを作業治具にセ
ットし、貼付け面にペーパー掛け等の下地処理を施した
後、貼付け位置の治具にセットする。
【0017】そしてこれと同時に、図6(a)に示すよ
うに、水転写シート10を温水槽12に1〜2分程度浸
漬させた後、温水槽12から水転写シート10を取出
し、図6(b)に示すように、燃料タンクTの貼付け面
に位置決めし、台紙11を横にスライドさせることによ
り台紙11を取り除く。
【0018】このため、台紙11のない水転写シート1
0は接着剤層により燃料タンクTの貼付け面に貼り付け
られるが、このままではシートの裏側に気泡や水分が挟
まれた状態にあるため、当初、水抜きワイパー等で軽く
水を抜いた後、軽くしわを伸ばして補正する。
【0019】次いで、図6(c)に示すように、本貼付
け工具1で中心部から外周部に向けて台紙11のない水
転写シート10の上面を擦り付け、丁寧に水抜き、気泡
抜きを行う。
【0020】ここで、特に燃料タンクT等の場合は形状
が複雑であり、水切りを完全に行うのは容易でなく、ま
た工数もかかるが、本発明の貼付け工具1の場合は、例
えば比較的水切りが容易な直線部分等では硬質ウレタン
製の上板2の先端部2aだけを使用して水切り等を行え
ば、簡単に水切り等を行うことが出来、また複雑形状部
分では、下板3と上板2の両方の先端部3a、2aを当
接させ、最初に柔らかい下板3の先端部3aで水切り等
を行った後、その後を上板2の先端部2aで再度水切り
等を行えば、綺麗に水抜き等を行うことが出来るととも
に、1回の作業で2回分の水切り効果等を得ることが出
来る。
【0021】そして水切り作業の終えた燃料タンクT
は、約30分程度自然乾燥させ、自然乾燥が終えると、
シート表面のカバーコートを剥がし、その上からオーバ
ーコートクリア塗装を施して最終検査を行い、完成車に
組み付けられる。
【0022】以上のような要領により、従来のスキージ
51に較べて本発明の貼付け工具1は、特に熟練度のな
い人でも水切り等を確実に行えるようになり、しかも従
来の作業工数を削減することが可能となった。
【0023】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば上板
2と下板3の先端部2a、3aの面方向の硬さの差は、
板厚の差によるものでなく、異なる素材を使用すること
で差を持たせるようにしても良く、また、各板2、3の
寸法諸元や段差sの寸法等は例示である。更に、各板
2、3の結合方法等も任意である。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明に係る貼付け工具
は、先端先細りのへら状の板を面方向に2枚結合し、両
者の先細り先端部の間に段差を形成するようにしたた
め、それぞれの先端部を転写シートに当接させて擦り付
けるように板の面方向に移動させれば、1回の操作で2
回分の水切り効果等を得ることが出来、作業工数の削減
が図られる。そして請求項2のように、2枚の板の先端
部の面方向の硬さが異なるようにすれば、例えば複雑形
状の箇所等において、柔らかい力と強い力の両方で擦り
付けることが出来るようになり、水切り性等を一層良好
にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転写シートの貼付け工具の斜視図
【図2】同側面図
【図3】同正面図
【図4】同下面図
【図5】水転写シートの断面構造図
【図6】貼付け工程図
【図7】貼付け工具の従来図
【符号の説明】
1…貼付け工具、2…上板、2a…先端部、3…下板、
3a…先端部、s…段差、10…水転写シート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写シートを貼付け面に密着させるため
    の先端先細りのへら状の板が面方向に2枚結合され、両
    者の先細り先端部の間に段差が形成されることを特徴と
    する転写シートの貼付け工具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の転写シートの貼付け工
    具において、前記2枚の板は、先端部の面方向の硬さが
    異なることを特徴とする転写シートの貼付け工具。
JP2000202999A 2000-07-05 2000-07-05 転写シートの貼付け工具 Pending JP2002019749A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056618A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Hase Pro:Kk スキージの構成部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009056618A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Hase Pro:Kk スキージの構成部品

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