JP3198050B2 - 二輪車用のタイヤとリムの組立体 - Google Patents

二輪車用のタイヤとリムの組立体

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JP3198050B2
JP3198050B2 JP16177596A JP16177596A JP3198050B2 JP 3198050 B2 JP3198050 B2 JP 3198050B2 JP 16177596 A JP16177596 A JP 16177596A JP 16177596 A JP16177596 A JP 16177596A JP 3198050 B2 JP3198050 B2 JP 3198050B2
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tube
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C5/00Inflatable pneumatic tyres or inner tubes
    • B60C5/002Inflatable pneumatic tyres or inner tubes filled at least partially with foam material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C17/00Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor
    • B60C17/10Internal lubrication

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行性能と耐パン
ク性能とを両立した二輪車用のタイヤとリムの組立体に
関し、特に、ガレ場など凹凸の激しいオフロードを走行
する自動二輪車などに好ましく採用しうるものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】不整地を走行するいわゆるオフロード走
行用の自動二輪車にあっては、走行路面の状態や、走行
条件が苛酷であることにより、主として舗装されたオン
ロードのみを走行するものに比べてタイヤのパンク発生
率が著しく高い。
【0003】かかるパンクは、特に瓦礫、岩盤上といっ
た凹凸路を走行した場合、タイヤ内腔を貫通するカット
傷の他、特に路面の凹凸により、タイヤが局部的に変形
することによってタイヤ内部のチューブが損傷すること
が原因となり、又モトクロスレースなどでは、車両がジ
ャンプした後の着地時において、路面状態に拘わらずタ
イヤが局部的に変形してチューブを挟圧し、前記チュー
ブの損傷を招来する。
【0004】この問題を解決するべく、不整地を走行す
る二輪車用タイヤにあっては、タイヤのゴムゲージ、チ
ューブのゲージを厚くすることや、チューブの代わりに
ウレタンなどの緩衝材(ムース)をタイヤ内腔のほぼ全
域に密封充填する方法、さらには、加圧により膨張する
チューブと、このチューブによりタイヤ内腔に密着する
ような緩衝材とを組み合わせたものなどが提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ゲ
ージを厚くする方法では、依然としてオフロード走行時
にパンクがしばしば発生する他、操縦安定性や乗心地の
大巾な低下を招くため採用し難い。
【0006】また、チューブの代わり緩衝材をタイヤ内
腔のほぼ全域に密封充填するものでは、パンクそのもの
は皆無としうるものの、緩衝材のみで荷重を支えるため
に、各タイヤに応じた種々の緩衝材を準備しなければな
らない他、緩衝材を相当圧縮してタイヤに装着せねばな
らず、リム組みがきわめて困難であり、さらには緩衝材
の体積が大きくなるため、緩衝材自身の発熱により熱破
壊を招きやすいなどの問題がある。
【0007】この点、チューブと緩衝体とを組み合わせ
たものでは、前記のようなリム組性の困難さを解消しう
るものの、このものは、凹凸路面を走行する際の衝撃な
どにより、チューブと緩衝体との接触面において生じる
摩擦によって、特にチューブの前記接触面が熱損傷し易
くなるという新たな問題がある。
【0008】本発明は、以上のような問題点に鑑み案出
されたもので、ムースなどの緩衝体と前記チューブとの
接触面に潤滑剤を塗布することを基本として、操縦安定
性、乗心地性などを維持しつつ、タイヤのパンクを極力
防止しうる二輪車用のタイヤとリムの組立体の提供を目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤと、タ
イヤをリム組するリムとが囲むタイヤ内腔に、加圧空気
の充填により膨張するチューブと、前記チューブとタイ
ヤ内腔面との間に介在し、このチューブの膨張により前
記タイヤ内腔面に密着する緩衝体とを配した二輪車用の
タイヤとリムの組立体であって、前記緩衝体は、タイヤ
軸を含む横断面においてタイヤ赤道から両側にのびかつ
タイヤビード部近傍で終端する環状をなすとともに発泡
倍率が400〜1500%の独立気泡を有するスポンジ
状のゴム材料からなるとともに、この緩衝体と前記タイ
ヤ内腔との接触面、および緩衝体と前記チューブとの接
触面に潤滑剤を塗布し、かつ請求項1記載の発明は、前
記緩衝体(6)の外周のほぼ中央位置に、周方向にのび
該緩衝体(6)の位置ずれを防ぐる小高さの突起(6
a)を形成したこと、請求項2記載の発明は、緩衝体
(6)の内面(6A)、外面(6B)に夫々潤滑剤溜溝
Gが周方向に連続して設けられたこと、請求項3記載の
発明は、緩衝体(6)が、連続気泡からなる表面層6S
と、独立気からなる内層6Iとにより形成されたこと、
請求項4記載の発明は、緩衝体(6)が、リム組前の単
体で測定した場合において、タイヤ赤道Cを通るクラウ
ン部相当位置のクラウン部厚さaを、30〜60mm、緩
衝体(6)の半巾Wの0.85倍の距離をタイヤ赤道C
からタイヤ軸方向外側に隔てたショルダ部相当位置での
ショルダ部厚さb(法線方向に測定する)を25〜55
mm、さらに、緩衝体(6)の断面高さHの0.15倍の
距離hを半径方向内端から隔てるビード部相当位置での
ビード部厚さc(法線方向に測定する)を、5〜25mm
とし、タイヤのビード部(10)に相当する位置で最も
圧縮率が大きく、次いでサイドウォール部(9)の圧縮
率を大としたことを特徴とする二輪車用のタイヤとリム
の組立体である。
【0010】また、請求項5記載の発明では、前記潤滑
剤は、起動トルクが1000〜1200gf・cmかつラン
ニングトルクが200〜400gf・cmであるシリコング
リスからなることを特徴としている。
【0011】なお前記潤滑材の起動トルク、ランニング
トルクは、夫々−60℃において、JISK 2220
に準じて測定する。
【0012】このように、チューブとタイヤ内腔面との
間にチューブの膨張によりタイヤ内腔面に密着しうる独
立気泡を有する緩衝体を設けたことにより、チューブ
は、タイヤトレッドからの衝撃を直接受けることなく、
緩衝体により緩和された極めて小さな衝撃を受けるに止
まり、チューブの局部変形を抑制してパンク防止しう
る。
【0013】また、緩衝体は、独立気泡を有するスポン
ジ状のゴム材料からなることにより、タイヤにカット傷
が生じた場合であっても、組立体の状態には影響しな
い。
【0014】さらに、緩衝体と前記タイヤ内腔との接触
面に潤滑剤を塗布したことにより、走行中、この接触面
において従来生じていた摩擦が大巾に低減でき、摩擦に
よるチューブの熱損傷を防止しうる。また、緩衝体とタ
イヤ内腔との接触面においても潤滑剤を塗布したことに
より、緩衝体の発熱を抑制でき、熱破壊を防止しうる。
【0015】なお、チューブの内圧を調整することによ
り、タイヤの剛性チューニングが容易にでき、しかも緩
衝体は、各種サイズのタイヤへ適用しうる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の斜視図、図2の左半
分はチューブの加圧前状態、図2の右半分はチューブの
加圧後の状態を示している。
【0017】本発明の二輪車用のタイヤとリムの組立体
1は、タイヤ2と、タイヤ2をリム組するリム3とが囲
むタイヤ内腔4に、加圧空気の充填により膨張するチュ
ーブ5と、前記チューブ5とタイヤ内腔面4aとの間に
介在し、前記チューブ5の膨張により前記タイヤ内腔面
4aに密着する緩衝体6とを配するとともに、この緩衝
体6と前記タイヤ内腔4との接触面、および緩衝体6と
前記チューブ5との接触面に潤滑剤7を塗布したことを
特徴としている。
【0018】前記タイヤ2は、外周面にブロック8aを
多数区画したブロックパターンを形成するとともに、タ
イヤ最大巾に亘るトレッド部8を有する。また、タイヤ
2は、このトレッド部8の両端からタイヤ半径方向内方
に向けてのびるサイドウオール部9、9と、該サイドウ
オール部9、9の半径方向内方側に夫々位置する一対の
ビード部10、10とを有する中空のトロイダル状をな
し、カーカス(図示せず)などで適宜補強される。
【0019】前記リム3は、前記タイヤのビード部1
0、10の底面が夫々着座する一対のリムシート部3b
を滑らかな円弧部3cにより接続したリング状をなす。
そして、このリム3と前記タイヤ2とがタイヤ内腔4を
形成する。
【0020】なお、本例では、リム3のフランジ3aお
よびリムシート3bには、それぞれタイヤ周方向と直交
する向きにのびる突条11が多数形成されたものを例示
する。これによって、組立体1は、リム組み後の内圧充
填につれ、ビード部10とリム3との間の空気溜まり
を、前記突条11、11間から容易に排出でき、しかも
突条は、タイヤ周方向と直交してのびることにより、制
動時などにタイヤ2とリム3とのタイヤ周方向の相対ず
れが生じるのを防止しうる。
【0021】前記チューブ5は、加圧前(例えば、使用
内圧の約10%程度)では、図1、図2の左半分に示す
ように、断面が略円状をなすものを例示している。ま
た、チューブ5の断面中心は、加圧空気を充填したとき
に、緩衝体6を十分にタイヤ内腔に密着させるように、
タイヤ断面高さの半分よりも内方に位置することが望ま
しい。
【0022】そして、チューブ5は、加圧空気の充填に
よって、例えばゲージ圧で70〜150kpaの内圧に
調整されることにより、図2の右半分に示すように膨張
し、チューブ5の外周面をリム3及び緩衝体6に夫々密
着させることができる。これによって、チューブ5は、
組立体1に、オフロードなどにおいて要求される剛性と
クッション性とを付与しうる。なお、チューブ5には、
図示しない空気ニップルが形成され、これをリム3から
外に突出させて位置固定される。
【0023】チューブ5のゴム厚さt1は、例えばチュ
ーブ径T(使用内圧の10%時)との相対比によって定
めることができ、例えば、t1/Tは、0.03〜0.
1とするのが好ましい。この比(t1/T)が、0.0
3を下回ると、チューブの薄肉化が進みチューブ耐久性
を低下させる傾向にあり、逆に、0.1を超えると、タ
イヤ重量を増加させる傾向にあり好ましくない。
【0024】また、チューブ5は、天然ゴム、ブチルゴ
ムなど各種ゴムポリマーを採用しうるが、好ましくは空
気非透過性に優れたブチルゴムを主体として、比重を
1.05〜1.2程度とするものが望ましい。これらの
配合例としては、例えば表1に示すようなものが挙げら
れる。
【0025】
【表1】
【0026】次に、前記緩衝体6は、本例では、タイヤ
軸を含む横断面において、タイヤ赤道Cから両側に滑ら
かにのびかつタイヤのビード部10、10近傍で終端す
る環状をなし、かつ内面6Aが、前記チューブ5を内挿
しうる滑らかな輪郭をなす周溝状に形成されている。
【0027】また、緩衝体6は、本例ではタイヤ内腔4
に挿入されかつチューブ5の内圧が充填されると、本例
ではタイヤのビード部10に相当する位置で最も圧縮率
が大きく、次いでサイドウォール部9の圧縮率が大きく
なるよう、タイヤ内腔4の形状との相対関係が定められ
る。
【0028】これにより、組立体1は、ビード部の剛性
が向上し、ハンドリング性、曲進安定性を高めうるとと
もに、トレッド部7に相当する位置では、緩衝体6は、
比較的圧縮度合が小さく設定されているから、ショック
吸収性と乗心地性能とを高めうる。
【0029】具体的には、緩衝体6は、リム組前の単体
で測定した場合、タイヤ赤道Cを通るクラウン部相当位
置のクラウン部厚さaは、30〜60mm、また、緩衝体
の半巾Wの0.85倍の距離をタイヤ赤道Cからタイヤ
軸方向外側に隔てたショルダ部相当位置でのショルダ部
厚さb(法線方向に測定する)は25〜55mm、さら
に、緩衝体6の断面高さHの0.15倍の距離hを半径
方向内端から隔てるビード部相当位置でのビード部厚さ
c(法線方向に測定する)は、5〜25mmとするのが望
ましい。なお、これらの値は、例えば、タイヤサイズに
比例させて、増減させることが望ましい。
【0030】また、図1に示すように、本例では、前記
緩衝体6の外周のほぼ中央位置に、周方向にのびる小高
さの突起6aを形成したものを例示している。したがっ
て、チューブ5に使用内圧が充填されると、この突起6
aをタイヤ内腔4に密に接触させることができ、緩衝体
6の位置ずれなどを防ぐのに役立つ。なおこの突起6a
の高さは、例えば1〜3mm程度としうる。
【0031】また、緩衝体6は、発泡倍率が400〜1
500%、好ましくは400〜1100%の独立気泡を
有したスポンジ状のゴム材料から形成される。そして、
このゴム材料は、例えばブチル又はハロゲン化ブチルな
どのブチルゴム系の配合ゴムにより形成するのが好まし
い。
【0032】この独立気泡は、路面から伝わる衝撃力を
吸収して和らげ、チューブ5に伝播する衝撃力を小にす
るなど、組立体1のショック吸収性、乗り心地、耐パン
ク性を高めうると同時に、タイヤ2に、カット傷が生じ
た場合でもタイヤ内腔の状態を維持しうる。
【0033】なお緩衝体6の発泡倍率が400(%)に
満たないとショック吸収力が弱く、タイヤ2に作用する
衝撃力が減衰しえずチューブ5の耐パンク性を低下させ
る傾向にあり、逆に、1500(%)を越えると緩衝体
6は著しく柔軟となり、又剛性が低下することなどによ
り、組立体1の直進安定性はもとより、いわゆる腰くだ
け感が強くなって曲進安定性をも低下させる傾向にあ
る。
【0034】ここで、前記発泡倍率をV(%)とする
と、V(%)は、(ρ0/ρ1 −1)×100により得
られる。但し、ρ0は、発泡ゴムのゴム固相部の密度
(g/cm 3 )、ρ1 は、発泡ゴムの密度(g/cm3 )で
ある。
【0035】さらに、緩衝体6は、表面硬度が、JIS
C硬度で10〜35度、より好ましくは10〜30度
とし、比重を0.1〜0.2とするものが好ましい。こ
のように、緩衝体6の表面硬度を規制することにより、
例えば、コーナリング中のねばり感や踏ん張り感を与
え、特にモトクロスレースなどにおいて、曲進時の旋回
速度を高めるなど車両限界性能、ハンドリング性能を高
めうる点で好ましい。なお、このような緩衝体6の配合
は例えば、表2に示すような組成A〜Dが挙げられる。
【0036】
【表2】
【0037】又前記チューブ5に、使用内圧を充填した
加圧状態におけるタイヤ軸を含む断面において、前記緩
衝体6の断面積(S1)と、前記チューブ5の外表面が
囲むチューブ断面積(S2)との比(S1/S2)が、
6/4〜9/1となるように設定するのが好ましい。
【0038】前記比(S1/S2)が6/4を下回る
と、緩衝体6の断面積(S1)が相対的に小さく衝撃吸
収能力が低下してパンク防止の効果を低下させる傾向に
あり、逆に9/1を越えると、前記チューブ断面積(S
2)が相対的に小さく、曲進安定性が低下することが実
験の結果判明している。なお本発明のタイヤとリムとの
組立体1は、チューブ内圧を車両やドライバーに応じて
変えることにより、タイヤチューニングを容易になしう
る。
【0039】そして、前記潤滑剤7は、前記緩衝体6と
前記タイヤ内腔4との接触面、および緩衝体6と前記チ
ューブ5との接触面に塗布されている。これによって、
各接触面での摩擦を大巾に低減でき、特にモトクロスレ
ース時などに生じがちなチューブ5、緩衝体6の熱破壊
を防止しうる。
【0040】前記潤滑剤7は、本例では、JIS K2
220に準じて測定(−60℃)した起動トルクが10
00〜1200gf・cmかつランニングトルクが200〜
400gf・cmの範囲にあるシリコングリスを採用してい
る。
【0041】シリコングリスは、シリコン油を基油とし
て、金属せっけんなどの増稠剤、酸化防止剤、腐食防止
剤などの添加剤を配合した合成油系グリスであり、外観
は、例えばバター状の粘度として塗布を容易とする。
【0042】また、シリコングリスは、機械的安定性、
耐熱性、耐寒性に優れ、又温度変化による物性変化も少
ないためあらゆる条件下での実車走行においても良好な
潤滑性能が得られる。又緩衝体6に浸透することが殆ど
無く、緩衝体を膨潤させてその物性を劣化させることが
ない点で特に好ましい。
【0043】前記シリコングリス7は、例えば、25℃
における比重が0.9〜0.11、組立体1の使用時に
おいて、シリコングリスが形成する潤滑層の厚さtsが
0.03〜0.09mmとなるものが好ましい。
【0044】この潤滑層の厚さが、0.03mmを下回る
と、とりわけ、チューブ5と緩衝体6との間の摩耗を低
減する効果に劣り、パンクが発生し易くなり、逆に0.
09mmを超えると、緩衝体6はチューブ5及びタイヤ2
との一体感が得られ難く、走行性能が低下する傾向にあ
る。
【0045】なお、潤滑剤には、シリコングリス以外の
合成油系グリース、さらには鉱物油系のグリースなども
採用しても良い。
【0046】以上のように構成された本発明の組立体1
は、先ず、潤滑剤7を、前記緩衝体6と前記タイヤ内腔
4とが接触する面、および緩衝体6と前記チューブ5と
が接触する面のほぼ全面に適量塗布しておく。
【0047】しかる後、タイヤ2とリム3とが囲むタイ
ヤ内腔に緩衝体6を挿入し、次に空気を抜いたチューブ
5を挿入する。そして、チューブ5に使用内圧を充填す
ることにより、緩衝体6をタイヤ内腔に強固に密着させ
ることができ、オフロードなどの走行に必要な剛性とク
ッション性とを確保しうる。
【0048】また、組立体を自動二輪車などに装着して
走行している間には、タイヤ内腔4と緩衝体6、チュー
ブと緩衝体、それぞれの接触面において、潤滑剤が塗布
されていることにより、これらの面にて大巾に摩擦を低
減でき、チューブ5、緩衝体6の熱破壊を防止しうる。
【0049】なお、前記した如く、緩衝体6には周方向
にのびる突起6aを形成したことにより、リム組みされ
た後、オフロードなどを周回走行するにつれて、潤滑剤
がタイヤ赤道を超えて片側に偏って移行するのを防止で
き、タイヤ内腔4と緩衝体6との接触面において常に左
右均一な潤滑を確保しうる。
【0050】図3には、緩衝体6の他の実施形態を示
す。本例では、緩衝体の内面6A、外面6Bに、夫々潤
滑剤溜溝Gが周方向に連続して設けられている。したが
って本例では、長期に亘ってチューブ、緩衝体の発熱を
抑制しうる。
【0051】以上詳述したが、本発明の緩衝体6は、例
えば図4に示す如く、表面層6Sを連続気泡とし、かつ
内層6Iを独立気泡とした多層体でも構成しうる。この
場合には、緩衝体6の表面に潤滑剤を容易に浸透させう
る結果、潤滑作用に優れ、かつ緩衝体6の表面層6Sの
内部摩擦を低減しうる。
【0052】
【実施例】自動二輪車の後輪用としてタイヤサイズ11
0/90−19(リム:19×2.15、カーカス3
枚、カーカスコードの配列角度はタイヤ赤道に対して3
0°のクロスプライ構造)であり、かつ図1、図2の構
成、表3に示す仕様で試作(実施例1〜8)するととも
にその性能をテストした。
【0053】なお比較のため、緩衝体が介在しない従来
のチューブ単一構造のタイヤ(比較例1)の他、タイヤ
内腔をすべて緩衝体で満たしたいわゆるフルムースのタ
イヤ(比較例2)についても試作し、併せてテストを行
った。なお、前輪の仕様並びにテストの内容は次の通り
である。 前輪) タイヤサイズ:3.00−21(緩衝体、潤滑剤のない
チューブタイプ) リムサイズ:21×1.60 内圧:100kpa 構造:カーカス3枚、カーカスコードの配列角度はタイ
ヤ赤道に対して30°のクロスプライ構造。
【0054】イ)走行性能テスト モトクロス用の250cc自動二輪車の前輪、後輪に夫
々上記のタイヤを装着するとともに、砂利、岩盤の多い
モトクロスコースを走行し、ハンドリング性、直進安定
性、曲進安定性、ショック吸収性及び乗心地性能につい
てドライバーのフイーリングにより判定し、5段階法に
より評価した。数値が大きいほど良好であり、2.5以
上が合格である。
【0055】ロ)パンクテスト 上記の車両を使用して前記コースを2時間連続走行し、
パンク発生の有無を調査した。なおここでいうパンクと
は、チューブが破損することをいう。
【0056】ハ)内圧保持性能 使用内圧を充填した組立体を、30日間放置し、その後
のチューブの内圧低下率(%)を調べた。
【0057】ニ)耐久性能 試供タイヤを速度65km/h、縦荷重144kgf、
内圧100kpaの条件でドラム試験機上を走行させ、
チューブが破損(緩衝体の損傷が原因となってチューブ
を破損させた場合を含む)し、内圧低下が見られた時点
での走行距離を調べた(完走距離は5000km)。
【0058】ホ)リム組み性 作業者のフィーリングにより評価した。テストの結果を
表3に示す。
【0059】
【表3】
【0060】テストの結果、実施例1〜6は、パンクの
発生が見られず、しかも走行性能に著しい低下は認めら
れなかった。また、内圧低下率においても比較例1と遜
色なく、また耐久性能は、大巾に向上していることが確
認できた。
【0061】実施例7は、シリコングリスが形成する層
の厚さが0.01mmと薄く、摩擦低減効果が、他の実施
例に比して多少劣ることによりパンクが発生したもの
の、内圧低下率においては比較例1と遜色なく、また耐
久性能は、向上していることが確認できた。
【0062】実施例8は、チューブの厚さ(t1)がチ
ューブの径(T)に相対して薄くなっているため、チュ
ーブの熱破壊によるパンクが生じたものの、直進安定性
内と曲進安定性とにおいては、比較例1よりも向上して
いることが確認できた。
【0063】実施例9は、チューブの配合が天然ゴムを
主体とするところから内圧保持率において多少劣るもの
の、パンクは発生せず、また耐久性能は、向上している
ことが確認できた。なお、いずれの実施例においても、
リム組みは簡単に行えた。
【0064】
【発明の効果】叙上のごとく本発明の二輪車用のタイヤ
とリムの組立体は、タイヤ内腔と緩衝体との接触面、お
よびチューブと緩衝体との接触面に、潤滑剤が塗布され
ていることにより、これらの接触面での摩擦を大巾に低
減しうる結果、操縦安定性及び乗心地を損なうことな
く、特にオフロードでの走行中においてもパンクを防止
しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の一形態を示す断面図である。
【図3】緩衝体の他の実施形態を示す断面図である。
【図4】緩衝体の他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 タイヤ 3 リム 4 タイヤ内腔 5 チューブ 6 緩衝体 7 潤滑剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−231008(JP,A) 特開 平7−242109(JP,A) 特開 平3−292206(JP,A) 特開 昭63−11402(JP,A) 特開 平8−164719(JP,A) 実開 昭60−87703(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 19/12 B60C 7/10 B60C 5/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤと、タイヤをリム組するリムとが囲
    むタイヤ内腔に、加圧空気の充填により膨張するチュー
    ブと、前記チューブとタイヤ内腔面との間に介在し、こ
    のチューブの膨張により前記タイヤ内腔面に密着する緩
    衝体とを配した二輪車用のタイヤとリムの組立体であっ
    て、 前記緩衝体は、タイヤ軸を含む横断面においてタイヤ赤
    道から両側にのびかつタイヤビード部近傍で終端する環
    状をなすとともに発泡倍率が400〜1500%の独立
    気泡を有するスポンジ状のゴム材料からなるとともに、 この緩衝体と前記タイヤ内腔との接触面、および緩衝体
    と前記チューブとの接触面に潤滑剤を塗布し、 かつ前記緩衝体(6)の外周のほぼ中央位置に、周方向
    にのび該緩衝体(6)の位置ずれを防ぐ小高さの突起
    (6a)を形成したことを特徴とする二輪車用のタイヤ
    とリムの組立体。
  2. 【請求項2】タイヤと、タイヤをリム組するリムとが囲
    むタイヤ内腔に、加圧空気の充填により膨張するチュー
    ブと、前記チューブとタイヤ内腔面との間に介在し、こ
    のチューブの膨張により前記タイヤ内腔面に密着する緩
    衝体とを配した二輪車用のタイヤとリムの組立体であっ
    て、 前記緩衝体は、タイヤ軸を含む横断面においてタイヤ赤
    道から両側にのびかつタイヤビード部近傍で終端する環
    状をなすとともに発泡倍率が400〜1500%の独立
    気泡を有するスポンジ状のゴム材料からなるとともに、 この緩衝体と前記タイヤ内腔との接触面、および緩衝体
    と前記チューブとの接触面に潤滑剤を塗布し、 かつ該緩衝体(6)の内面(6A)、外面(6B)に、
    夫々潤滑剤溜溝Gが周方向に連続して設けられたことを
    特徴とする二輪車用のタイヤとリムの組立体。
  3. 【請求項3】タイヤと、タイヤをリム組するリムとが囲
    むタイヤ内腔に、加圧空気の充填により膨張するチュー
    ブと、前記チューブとタイヤ内腔面との間に介在し、こ
    のチューブの膨張により前記タイヤ内腔面に密着する緩
    衝体とを配した二輪車用のタイヤとリムの組立体であっ
    て、 前記緩衝体は、タイヤ軸を含む横断面においてタイヤ赤
    道から両側にのびかつタイヤビード部近傍で終端する環
    状をなすとともに発泡倍率が400〜1500%の独立
    気泡を有するスポンジ状のゴム材料からなるとともに、 この緩衝体と前記タイヤ内腔との接触面、および緩衝体
    と前記チューブとの接触面に潤滑剤を塗布し、 かつ緩衝体(6)は、連続気泡からなる表面層6Sと、
    独立気泡からなる内層6Iとにより形成したことを特徴
    とする二輪車用のタイヤとリムの組立体。
  4. 【請求項4】タイヤと、タイヤをリム組するリムとが囲
    むタイヤ内腔に、加圧空気の充填により膨張するチュー
    ブと、前記チューブとタイヤ内腔面との間に介在し、こ
    のチューブの膨張により前記タイヤ内腔面に密着する緩
    衝体とを配した二輪車用のタイヤとリムの組立体であっ
    て、 前記緩衝体は、タイヤ軸を含む横断面においてタイヤ赤
    道から両側にのびかつタイヤビード部近傍で終端する環
    状をなすとともに発泡倍率が400〜1500%の独立
    気泡を有するスポンジ状のゴム材料からなるとともに、 この緩衝体と前記タイヤ内腔との接触面、および緩衝体
    と前記チューブとの接触面に潤滑剤を塗布し、 かつ緩衝体(6)は、リム組前の単体で測定した場合に
    おいて、タイヤ赤道Cを通るクラウン部相当位置のクラ
    ウン部厚さaを、30〜60mm、緩衝体(6)の半巾W
    の0.85倍の距離をタイヤ赤道Cからタイヤ軸方向外
    側に隔てたショルダ部相当位置でのショルダ部厚さb
    (法線方向に測定する)を25〜55mm、さらに、緩衝
    体(6)の断面高さHの0.15倍の距離hを半径方向
    内端から隔てるビード部相当位置でのビード部厚さc
    (法線方向に測定する)を、5〜25mmとし、タイヤの
    ビード部(10)に相当する位置で最も圧縮率が大き
    く、次いでサイドウォール部(9)の圧縮率を大とした
    ことを特徴とする二輪車用のタイヤとリムの組立体。
  5. 【請求項5】 前記潤滑剤は、起動トルクが1000〜1
    200gf・cmかつランニングトルクが200〜400gf
    ・cmであるシリコングリスからなることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の二輪車用のタイヤとリム
    の組立体。
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