JP3189595B2 - 画像プリンタ - Google Patents
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- paper
- recording
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、キャプスタンローラと
ピンチローラで記録時の記録紙搬送を行う画像プリンタ
に関するものである。
ピンチローラで記録時の記録紙搬送を行う画像プリンタ
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、画像プリンタに於いては、特殊な
記録紙に高画質・高品位な記録を追求しながら、装置の
小型化・低コスト化を追求するものが見られるようにな
ってきた。
記録紙に高画質・高品位な記録を追求しながら、装置の
小型化・低コスト化を追求するものが見られるようにな
ってきた。
【０００３】以下図面を参照しながら上述した従来の画
像プリンタの例について説明する。図３は、従来の画像
プリンタの断面図を示すものである。図３に於いて、１
４はサーマルヘッド１，プラテン２，インクシート３か
らなる記録部を有する装置本体、８は回転可能に設けた
ピックアップローラ、７はピックアップローラ８同様回
転可能に設けたセパレートローラ、１６はセパレートロ
ーラ７に押圧可能で且つ逆回転可能なリバースローラで
あり、ピックアップローラ８・セパレートローラ７・リ
バースローラ１６は枚葉状の記録紙１２の給紙手段を形
成する。１１は記録紙１２を収納し且つ装置本体１４の
カセットガイド部１８にスライド自在で且つ着脱可能な
記録紙カセット、１３は記録紙１２をピックアップロー
ラ８に押圧するための昇降部、１０は記録紙カセット１
１に装着され且つ昇降部１３により記録紙１２を積載し
ながら押圧する記録紙押上板、６は給紙と排紙の切り換
えを行なう切り換えガイド、１５は記録紙１２をガイド
するガイド部材、４、５は記録紙を給紙後駆動するピン
チローラとキャプスタンローラである。２１、２０は記
録紙１２の排紙を行う排紙ローラと排紙ピンチローラで
ある。９は記録紙１２の検出をする紙検出センサ、２４
はインクシート３と記録紙１２のガイドをし且つサーマ
ルヘッド１のＩＣを防護するサーマルヘッド１に取り付
けたＩＣカバー、２６はインクシート３を巻回したイン
クシートカセットで、１７はインクシートカセット２６
を保持し且つ記録紙１２をガイドするインクシートカセ
ットガイド、１９は記録紙１２の搬送方向を大きく変え
る曲面ガイド部材で、２２は曲面ガイド部材１９の対向
部に少なくとも紙厚数枚分の隙間を持ったサブ曲面ガイ
ド部材で、２７は底面ガイド部材である。２５はサーマ
ルヘッド１冷却用のファンモータである。
像プリンタの例について説明する。図３は、従来の画像
プリンタの断面図を示すものである。図３に於いて、１
４はサーマルヘッド１，プラテン２，インクシート３か
らなる記録部を有する装置本体、８は回転可能に設けた
ピックアップローラ、７はピックアップローラ８同様回
転可能に設けたセパレートローラ、１６はセパレートロ
ーラ７に押圧可能で且つ逆回転可能なリバースローラで
あり、ピックアップローラ８・セパレートローラ７・リ
バースローラ１６は枚葉状の記録紙１２の給紙手段を形
成する。１１は記録紙１２を収納し且つ装置本体１４の
カセットガイド部１８にスライド自在で且つ着脱可能な
記録紙カセット、１３は記録紙１２をピックアップロー
ラ８に押圧するための昇降部、１０は記録紙カセット１
１に装着され且つ昇降部１３により記録紙１２を積載し
ながら押圧する記録紙押上板、６は給紙と排紙の切り換
えを行なう切り換えガイド、１５は記録紙１２をガイド
するガイド部材、４、５は記録紙を給紙後駆動するピン
チローラとキャプスタンローラである。２１、２０は記
録紙１２の排紙を行う排紙ローラと排紙ピンチローラで
ある。９は記録紙１２の検出をする紙検出センサ、２４
はインクシート３と記録紙１２のガイドをし且つサーマ
ルヘッド１のＩＣを防護するサーマルヘッド１に取り付
けたＩＣカバー、２６はインクシート３を巻回したイン
クシートカセットで、１７はインクシートカセット２６
を保持し且つ記録紙１２をガイドするインクシートカセ
ットガイド、１９は記録紙１２の搬送方向を大きく変え
る曲面ガイド部材で、２２は曲面ガイド部材１９の対向
部に少なくとも紙厚数枚分の隙間を持ったサブ曲面ガイ
ド部材で、２７は底面ガイド部材である。２５はサーマ
ルヘッド１冷却用のファンモータである。
【０００４】以上のように構成された従来の画像プリン
タについて以下その動作について説明する。
タについて以下その動作について説明する。
【０００５】まず、図３に於いて、記録紙１２を複数枚
収納した記録紙カセット１１を装置本体１４のカセット
ガイド部１８に沿って装着する。給紙の際には、昇降部
１３が上昇し記録紙押上板１０を押し上げ、記録紙押上
板１０上の記録紙１２をピックアップローラ８に押圧
し、ピックアップローラ８の回転で記録紙１２を複数枚
搬送する。一方、セパレートローラ７に対し離間してい
たリバースローラ１６が回動してセパレートローラ７を
押圧し、給紙方向に対して逆回転することより、１枚の
記録紙１２を搬送し、２枚以上ならば２枚目以降はさば
いてしまう給紙手段を形成している。搬送された一枚の
記録紙１２は、ガイド部材１５と切り換えガイド６にガ
イドされ、紙検出センサ９の記録紙１２検出後所定量搬
送され、キャプスタンローラ５とピンチローラ４間を通
過して給紙動作の完了となり、以後キャプスタンローラ
５とピンチローラ４の押圧・回転で記録紙１２は矢印Ａ
方向に搬送される。記録時以外は上昇しているサーマル
ヘッド１のＩＣカバー２４によって記録紙１２は斜め下
方向へガイドされ、底面ガイド部材２７とインクカセッ
トガイド１７間を通過して、最後に曲面ガイド部材１９
とサブ曲面ガイド部材２２に沿って搬送方向を大きく上
側へ曲げられる。
収納した記録紙カセット１１を装置本体１４のカセット
ガイド部１８に沿って装着する。給紙の際には、昇降部
１３が上昇し記録紙押上板１０を押し上げ、記録紙押上
板１０上の記録紙１２をピックアップローラ８に押圧
し、ピックアップローラ８の回転で記録紙１２を複数枚
搬送する。一方、セパレートローラ７に対し離間してい
たリバースローラ１６が回動してセパレートローラ７を
押圧し、給紙方向に対して逆回転することより、１枚の
記録紙１２を搬送し、２枚以上ならば２枚目以降はさば
いてしまう給紙手段を形成している。搬送された一枚の
記録紙１２は、ガイド部材１５と切り換えガイド６にガ
イドされ、紙検出センサ９の記録紙１２検出後所定量搬
送され、キャプスタンローラ５とピンチローラ４間を通
過して給紙動作の完了となり、以後キャプスタンローラ
５とピンチローラ４の押圧・回転で記録紙１２は矢印Ａ
方向に搬送される。記録時以外は上昇しているサーマル
ヘッド１のＩＣカバー２４によって記録紙１２は斜め下
方向へガイドされ、底面ガイド部材２７とインクカセッ
トガイド１７間を通過して、最後に曲面ガイド部材１９
とサブ曲面ガイド部材２２に沿って搬送方向を大きく上
側へ曲げられる。
【０００６】ここで記録紙１２の終端は切り換えガイド
６を通過し、紙検出センサ１５で終端検出されて、以後
はサーマルヘッド１が下降しプラテンローラ２に押圧さ
れ、記録部での記録動作が始まる。記録紙１２は矢印Ｂ
方向へ搬送され、切り換えガイド６の上側とそれに対抗
する紙ガイド部を通過後、排紙ローラ２０と排紙ピンチ
ローラ２１間を通過する。１色の記録後は、サーマルヘ
ッド１が上昇し、記録紙１２の終端が紙検出センサ１５
に検出されるまで記録紙１２を矢印Ａ方向に引き戻す。
６を通過し、紙検出センサ１５で終端検出されて、以後
はサーマルヘッド１が下降しプラテンローラ２に押圧さ
れ、記録部での記録動作が始まる。記録紙１２は矢印Ｂ
方向へ搬送され、切り換えガイド６の上側とそれに対抗
する紙ガイド部を通過後、排紙ローラ２０と排紙ピンチ
ローラ２１間を通過する。１色の記録後は、サーマルヘ
ッド１が上昇し、記録紙１２の終端が紙検出センサ１５
に検出されるまで記録紙１２を矢印Ａ方向に引き戻す。
【０００７】フルカラー記録の場合、通常ＹＭＣの３色
を記録するので、以上の動作を３回繰り返し、記録動作
終了後は、排紙ローラ２０と排紙ピンチローラ２１の駆
動により、記録紙１２は矢印Ｂ方向に排紙される。
を記録するので、以上の動作を３回繰り返し、記録動作
終了後は、排紙ローラ２０と排紙ピンチローラ２１の駆
動により、記録紙１２は矢印Ｂ方向に排紙される。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、サーマルヘッドが非押圧状態での紙搬送
は負荷が軽く問題は生じないが、記録状態即ちサーマル
ヘッド押圧状態では記録部から記録紙に大きな負荷が発
生すると共に、曲面状の紙ガイド部材及びサブ曲面ガイ
ド部材と記録紙の間にも摩擦負荷が発生し、その合力が
キャプスタンローラ・ピンチローラの記録紙搬送力を越
えた場合に色ズレが発生したり、印画面側の曲面状ガイ
ド部材で記録紙に摺動傷が発生するという問題点を有し
ていた。又、記録紙搬送力を増加させるために、キャプ
スタンローラとピンチローラの押圧力を増やし、その結
果としてキャプスタン駆動モータのトルクを大きくする
ために、コストの増大や装置の大型化を招くといった問
題点を有していた。
うな構成では、サーマルヘッドが非押圧状態での紙搬送
は負荷が軽く問題は生じないが、記録状態即ちサーマル
ヘッド押圧状態では記録部から記録紙に大きな負荷が発
生すると共に、曲面状の紙ガイド部材及びサブ曲面ガイ
ド部材と記録紙の間にも摩擦負荷が発生し、その合力が
キャプスタンローラ・ピンチローラの記録紙搬送力を越
えた場合に色ズレが発生したり、印画面側の曲面状ガイ
ド部材で記録紙に摺動傷が発生するという問題点を有し
ていた。又、記録紙搬送力を増加させるために、キャプ
スタンローラとピンチローラの押圧力を増やし、その結
果としてキャプスタン駆動モータのトルクを大きくする
ために、コストの増大や装置の大型化を招くといった問
題点を有していた。
【０００９】本発明は上記問題点を解決するもので、色
ズレや印画面傷のない小型で低コストな画像プリンタを
提供することを目的とする。
ズレや印画面傷のない小型で低コストな画像プリンタを
提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像プリンタは、枚葉状の記録紙を給紙する
給紙手段と、記録紙を給紙後に搬送するキャプスタンロ
ーラとピンチローラからなる紙搬送手段と、記録紙に熱
転写記録を行うサーマルヘッド、インクシート、プラテ
ンからなる記録手段と、記録手段の記録紙搬送下流側に
記録紙の搬送方向を変える曲面状の紙ガイド手段と、紙
ガイドの対向面に記録紙が角度θの巻き付け角を持って
巻き付き且つ記録紙の搬送摺動負荷で記録紙と共に従動
回転可能なガイドローラ手段とを備えた構成を有してい
る。
に本発明の画像プリンタは、枚葉状の記録紙を給紙する
給紙手段と、記録紙を給紙後に搬送するキャプスタンロ
ーラとピンチローラからなる紙搬送手段と、記録紙に熱
転写記録を行うサーマルヘッド、インクシート、プラテ
ンからなる記録手段と、記録手段の記録紙搬送下流側に
記録紙の搬送方向を変える曲面状の紙ガイド手段と、紙
ガイドの対向面に記録紙が角度θの巻き付け角を持って
巻き付き且つ記録紙の搬送摺動負荷で記録紙と共に従動
回転可能なガイドローラ手段とを備えた構成を有してい
る。
【００１１】
【作用】本発明は、上記した構成によって、紙搬送部に
かかる負荷の増加は記録時のヘッド押圧によるものが主
となり、ガイドローラ手段は記録紙と共に従動回転する
ので、従来大きなすべり摩擦力が固定のサブ曲面ガイド
部材と記録紙との間に発生していたのに対し、ガイドロ
ーラ手段の軸部に発生するのは小さな転がり摩擦の負荷
となる。従って、キャプスタンローラとピンチローラに
必要な記録紙搬送力は従来より少なくなり、色ズレが発
生したり、記録紙に摺動傷が発生するということがなく
なる。又、記録紙搬送力を軽減できるために、キャプス
タンローラとピンチローラの押圧力を減らすことがで
き、その結果としてキャプスタン駆動モータのトルクを
小さくできるので駆動モータの小型化・低コスト化がで
きるし、記録紙搬送経路を長手方向に小型化でき、簡単
な構成で低コストで装置の小型化を達成できる。
かかる負荷の増加は記録時のヘッド押圧によるものが主
となり、ガイドローラ手段は記録紙と共に従動回転する
ので、従来大きなすべり摩擦力が固定のサブ曲面ガイド
部材と記録紙との間に発生していたのに対し、ガイドロ
ーラ手段の軸部に発生するのは小さな転がり摩擦の負荷
となる。従って、キャプスタンローラとピンチローラに
必要な記録紙搬送力は従来より少なくなり、色ズレが発
生したり、記録紙に摺動傷が発生するということがなく
なる。又、記録紙搬送力を軽減できるために、キャプス
タンローラとピンチローラの押圧力を減らすことがで
き、その結果としてキャプスタン駆動モータのトルクを
小さくできるので駆動モータの小型化・低コスト化がで
きるし、記録紙搬送経路を長手方向に小型化でき、簡単
な構成で低コストで装置の小型化を達成できる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【００１３】図１は本実施例に於ける画像プリンタの正
面断面図を示すものである。図２は本実施例に於ける主
要構成要件の斜視図である。
面断面図を示すものである。図２は本実施例に於ける主
要構成要件の斜視図である。
【００１４】図１に於いて、１４はサーマルヘッド１，
プラテン２，インクシート３からなる記録部を有する装
置本体、８は回転可能に設けたピックアップローラ、７
はピックアップローラ８同様回転可能に設けたセパレー
トローラ、１６はセパレートローラ７に押圧可能で且つ
逆回転可能なリバースローラであり、ピックアップロー
ラ８・セパレートローラ７・リバースローラ１６は枚葉
状の記録紙１２の給紙手段を形成する。１１は記録紙１
２を収納し且つ装置本体１４のカセットガイド部１８に
スライド自在で且つ着脱可能な記録紙カセット、１３は
記録紙１２をピックアップローラ８に押圧するための昇
降部、１０は記録紙カセット１１に装着され且つ昇降部
１３により記録紙１２を積載しながら押圧する記録紙押
上板、６は給紙と排紙の切り換えを行なう切り換えガイ
ド、１５は記録紙１２をガイドするガイド部材、４、５
は記録紙を給紙後駆動するピンチローラとキャプスタン
ローラである。２１、２０は記録紙１２の排紙を行う排
紙ローラと排紙ピンチローラである。９は記録紙１２の
検出をする紙検出センサ、２４はインクシート３と記録
紙１２のガイドをし且つサーマルヘッド１のＩＣを防護
するサーマルヘッド１に取り付けられたＩＣカバー、２
６はインクシート３を巻回したインクシートカセット
で、１７はインクシートカセット２６を保持し且つ記録
紙１２をガイドするインクシートカセットガイドであ
る。図１及び図２において１９は記録紙１２の搬送方向
を大きく変える曲面ガイド部材で、２３は曲面ガイド部
材１９の対向部に少なくとも紙厚数枚分の隙間を持った
ガイドローラ部材で、２７は底面ガイド部材である。２
５はサーマルヘッド１冷却用のファンモータである。
プラテン２，インクシート３からなる記録部を有する装
置本体、８は回転可能に設けたピックアップローラ、７
はピックアップローラ８同様回転可能に設けたセパレー
トローラ、１６はセパレートローラ７に押圧可能で且つ
逆回転可能なリバースローラであり、ピックアップロー
ラ８・セパレートローラ７・リバースローラ１６は枚葉
状の記録紙１２の給紙手段を形成する。１１は記録紙１
２を収納し且つ装置本体１４のカセットガイド部１８に
スライド自在で且つ着脱可能な記録紙カセット、１３は
記録紙１２をピックアップローラ８に押圧するための昇
降部、１０は記録紙カセット１１に装着され且つ昇降部
１３により記録紙１２を積載しながら押圧する記録紙押
上板、６は給紙と排紙の切り換えを行なう切り換えガイ
ド、１５は記録紙１２をガイドするガイド部材、４、５
は記録紙を給紙後駆動するピンチローラとキャプスタン
ローラである。２１、２０は記録紙１２の排紙を行う排
紙ローラと排紙ピンチローラである。９は記録紙１２の
検出をする紙検出センサ、２４はインクシート３と記録
紙１２のガイドをし且つサーマルヘッド１のＩＣを防護
するサーマルヘッド１に取り付けられたＩＣカバー、２
６はインクシート３を巻回したインクシートカセット
で、１７はインクシートカセット２６を保持し且つ記録
紙１２をガイドするインクシートカセットガイドであ
る。図１及び図２において１９は記録紙１２の搬送方向
を大きく変える曲面ガイド部材で、２３は曲面ガイド部
材１９の対向部に少なくとも紙厚数枚分の隙間を持った
ガイドローラ部材で、２７は底面ガイド部材である。２
５はサーマルヘッド１冷却用のファンモータである。
【００１５】以上のように構成された本実施例の画像プ
リンタについて以下その動作について説明する。
リンタについて以下その動作について説明する。
【００１６】まず、図１に於いて、記録紙１２を複数枚
収納した記録紙カセット１１を装置本体１４のカセット
ガイド部１８に沿って装着する。給紙の際には、昇降部
１３が上昇し記録紙押上板１０を押し上げ、記録紙押上
板１０上の記録紙１２をピックアップローラ８に押圧
し、ピックアップローラ８の回転で記録紙１２を複数枚
搬送する。一方、セパレートローラ７に対し離間してい
たリバースローラ１６が回動してセパレートローラ７を
押圧し、給紙方向に対して逆回転することより、１枚の
記録紙１２を搬送し、２枚以上ならば２枚目以降はさば
いてしまう給紙手段を形成している。搬送された一枚の
記録紙１２は、ガイド部材１５と切り換えガイド６にガ
イドされ、紙検出センサ９の記録紙１２検出後所定量搬
送され、キャプスタンローラ５とピンチローラ４間を通
過して給紙動作の完了となり、以後キャプスタンローラ
５とピンチローラ４の押圧・回転で記録紙１２は矢印Ａ
方向に搬送される。記録時以外は上昇しているサーマル
ヘッド１のＩＣカバー２４によって記録紙１２は斜め下
方向へガイドされ、底面ガイド部材２６とインクカセッ
トガイド１７間を通過して、次に図１及び図２に示すよ
うに、曲面ガイド部材１９とガイドローラ部材２３に沿
って搬送方向を大きく上側へ曲げられる。曲面ガイド部
材１９と記録紙１２裏面には摺動摩擦力による負荷がか
かるが、記録紙１２表面（印画面）はガイドローラ部材
２３に角度θ分巻き付くものの、共動回転するために摺
動傷がつかず、負荷はガイドローラ部材２３の軸受け部
に発生する摩擦負荷であり、従来に比べて十分小さい。
収納した記録紙カセット１１を装置本体１４のカセット
ガイド部１８に沿って装着する。給紙の際には、昇降部
１３が上昇し記録紙押上板１０を押し上げ、記録紙押上
板１０上の記録紙１２をピックアップローラ８に押圧
し、ピックアップローラ８の回転で記録紙１２を複数枚
搬送する。一方、セパレートローラ７に対し離間してい
たリバースローラ１６が回動してセパレートローラ７を
押圧し、給紙方向に対して逆回転することより、１枚の
記録紙１２を搬送し、２枚以上ならば２枚目以降はさば
いてしまう給紙手段を形成している。搬送された一枚の
記録紙１２は、ガイド部材１５と切り換えガイド６にガ
イドされ、紙検出センサ９の記録紙１２検出後所定量搬
送され、キャプスタンローラ５とピンチローラ４間を通
過して給紙動作の完了となり、以後キャプスタンローラ
５とピンチローラ４の押圧・回転で記録紙１２は矢印Ａ
方向に搬送される。記録時以外は上昇しているサーマル
ヘッド１のＩＣカバー２４によって記録紙１２は斜め下
方向へガイドされ、底面ガイド部材２６とインクカセッ
トガイド１７間を通過して、次に図１及び図２に示すよ
うに、曲面ガイド部材１９とガイドローラ部材２３に沿
って搬送方向を大きく上側へ曲げられる。曲面ガイド部
材１９と記録紙１２裏面には摺動摩擦力による負荷がか
かるが、記録紙１２表面（印画面）はガイドローラ部材
２３に角度θ分巻き付くものの、共動回転するために摺
動傷がつかず、負荷はガイドローラ部材２３の軸受け部
に発生する摩擦負荷であり、従来に比べて十分小さい。
【００１７】ここで記録紙１２の終端は切り換えガイド
６を通過し、紙検出センサ１５で終端検出されて、以後
はサーマルヘッド１が下降しプラテンローラ２に押圧さ
れ、記録部での記録動作が始まる。記録紙１２は矢印Ｂ
方向へ搬送され、切り換えガイド６の上側とそれに対抗
する紙ガイド部を通過後、排紙ローラ２０と排紙ピンチ
ローラ２１間を通過する。記録紙１２は矢印Ｂ方向に搬
送するので、サーマルヘッド１とプラテン２の押圧によ
る負荷と、前記の曲面ガイド部材１９と記録紙１２の摺
動摩擦力による負荷と従来よりも小さいガイドローラ部
材２３の軸受け部に発生する摩擦負荷が発生する。
６を通過し、紙検出センサ１５で終端検出されて、以後
はサーマルヘッド１が下降しプラテンローラ２に押圧さ
れ、記録部での記録動作が始まる。記録紙１２は矢印Ｂ
方向へ搬送され、切り換えガイド６の上側とそれに対抗
する紙ガイド部を通過後、排紙ローラ２０と排紙ピンチ
ローラ２１間を通過する。記録紙１２は矢印Ｂ方向に搬
送するので、サーマルヘッド１とプラテン２の押圧によ
る負荷と、前記の曲面ガイド部材１９と記録紙１２の摺
動摩擦力による負荷と従来よりも小さいガイドローラ部
材２３の軸受け部に発生する摩擦負荷が発生する。
【００１８】１色の記録後は、サーマルヘッド１が上昇
し、記録紙１２の終端が紙検出センサ１５に検出される
まで記録紙１２を矢印Ａ方向に引き戻す。
し、記録紙１２の終端が紙検出センサ１５に検出される
まで記録紙１２を矢印Ａ方向に引き戻す。
【００１９】フルカラー記録の場合、通常ＹＭＣの３色
を記録するので、以上の動作を３回繰り返し、記録動作
終了後は、排紙ローラ２０と排紙ピンチローラ２１の駆
動により、記録紙１２は矢印Ｂ方向に排紙される。
を記録するので、以上の動作を３回繰り返し、記録動作
終了後は、排紙ローラ２０と排紙ピンチローラ２１の駆
動により、記録紙１２は矢印Ｂ方向に排紙される。
【００２０】尚、ガイドローラ部材２３は記録紙１２の
搬送方向に対し、走行安定性の面から左右対称型が望ま
しい。又、冷却用ファンモータ２５を挟んで一対の形状
とすると、より装置の小型化を追求できる。又、記録紙
１２の巻き付け角θが大きければ大きい程、曲面サブガ
イド部材に比べガイドローラ部材２３の負荷軽減及び傷
軽減の効果は大きくなる。
搬送方向に対し、走行安定性の面から左右対称型が望ま
しい。又、冷却用ファンモータ２５を挟んで一対の形状
とすると、より装置の小型化を追求できる。又、記録紙
１２の巻き付け角θが大きければ大きい程、曲面サブガ
イド部材に比べガイドローラ部材２３の負荷軽減及び傷
軽減の効果は大きくなる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明の画像プリンタは、
枚葉状の記録紙を給紙する給紙手段と、記録紙を給紙後
に搬送するキャプスタンローラとピンチローラからなる
紙搬送手段と、記録紙に熱転写記録を行うサーマルヘッ
ド、インクシート、プラテンからなる記録手段と、記録
手段の記録紙搬送下流側に記録紙の搬送方向を変える曲
面状の紙ガイド手段と、紙ガイドの対向面に記録紙が角
度θの巻き付け角を持って巻き付き且つ記録紙の搬送摺
動負荷で記録紙と共に従動回転可能なガイドローラ手段
とを備えることにより、簡単な構成で摩擦負荷の増大に
よる色ズレや摺動印画面傷の発生のない、低コストで装
置の小型化を達成できる優れた画像プリンタを実現でき
るものである。
枚葉状の記録紙を給紙する給紙手段と、記録紙を給紙後
に搬送するキャプスタンローラとピンチローラからなる
紙搬送手段と、記録紙に熱転写記録を行うサーマルヘッ
ド、インクシート、プラテンからなる記録手段と、記録
手段の記録紙搬送下流側に記録紙の搬送方向を変える曲
面状の紙ガイド手段と、紙ガイドの対向面に記録紙が角
度θの巻き付け角を持って巻き付き且つ記録紙の搬送摺
動負荷で記録紙と共に従動回転可能なガイドローラ手段
とを備えることにより、簡単な構成で摩擦負荷の増大に
よる色ズレや摺動印画面傷の発生のない、低コストで装
置の小型化を達成できる優れた画像プリンタを実現でき
るものである。
【図１】本発明の一実施例に於ける画像プリンタの断面
図
図
【図２】本発明の一実施例に於ける主要構成要件の斜視
図
図
【図３】従来の画像プリンタの断面図
１ サーマルヘッド ２ プラテン ３ インクシート ４ ピンチローラ ５ キャプスタンローラ ７ セパレートローラ ８ ピックアップローラ １２ 記録紙 １４ 装置本体 １６ リバースローラ １９ 曲面ガイド部材 ２３ ガイドローラ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 貴之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 西倉 恒晴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−135270（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−47970（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−286187（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 13/00 - 13/32
Claims (1)
- 【請求項１】 枚葉状の記録紙を給紙する給紙手段と、
前記記録紙を給紙後に搬送するキャプスタンローラとピ
ンチローラからなる紙搬送手段と、前記記録紙に熱転写
記録を行うサーマルヘッド、インクシート、プラテンか
らなる記録手段と、前記記録手段の記録紙搬送下流側の
装置壁面付近に前記記録紙の搬送方向を変える曲面状の
紙ガイド手段と、前記紙ガイド手段の対抗面に前記記録
紙が角度θの巻き付け角を持って巻き付き且つ前記記録
紙の搬送摺動負荷で前記記録紙と共に従動回転可能で少
なくとも紙厚数枚分の隙間を持ち且つ固定軸に軸支せし
めた一対のガイドローラ手段と、を設けたことを特徴と
する画像プリンタ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24379594A JP3189595B2 (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 画像プリンタ |
| US08/521,971 US5584587A (en) | 1994-09-01 | 1995-08-31 | Ribbon cassette and video printer for use therewith |
| CN95117164A CN1054810C (zh) | 1994-09-01 | 1995-09-01 | 色带盒和使用该色带盒的视频打印机 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24379594A JP3189595B2 (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 画像プリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08108590A JPH08108590A (ja) | 1996-04-30 |
| JP3189595B2 true JP3189595B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=17109068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24379594A Expired - Fee Related JP3189595B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-10-07 | 画像プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3189595B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3883074B2 (ja) | 2004-04-28 | 2007-02-21 | 船井電機株式会社 | プリンタの排紙装置 |
| ATE534527T1 (de) | 2005-03-25 | 2011-12-15 | Canon Kk | Bildformungsgerät |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP24379594A patent/JP3189595B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08108590A (ja) | 1996-04-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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