JPH11278712A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH11278712A
JPH11278712A JP10040198A JP10040198A JPH11278712A JP H11278712 A JPH11278712 A JP H11278712A JP 10040198 A JP10040198 A JP 10040198A JP 10040198 A JP10040198 A JP 10040198A JP H11278712 A JPH11278712 A JP H11278712A
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recording
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roller
paper
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JP10040198A
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Akira Kida
朗 木田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙部から給送手段により送り出された記録
媒体Pを送紙部の搬送ローラ対16・17間に挟持させ
て記録部へ搬送し記録媒体に記録を行う記録装置におい
て、装置に通紙使用する記録媒体Pが葉書等の厚紙や封
筒などの場合でも、搬送ローラ対部分において生じる記
録媒体の記録部に対する搬送量のばらつきを少なくして
記録媒体への記録位置ズレエラーをなくする。 【解決手段】 給紙部から給送手段により送出された記
録媒体Pを、正回転の搬送ローラ対16・17間に挟持
させる動作と、この動作後に、搬送ローラ対を逆回転さ
せて挟持の記録媒体を後退させて搬送ローラ対間から戻
り抜けさせて挟持を解除させる動作を複数回繰り返して
行わせる記録媒体搬送補正モードを実行させた後、最終
的に正回転させた搬送ローラ対間に記録媒体を挟持させ
て記録部へ搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙部から給送手
段により送り出された記録媒体を送紙部の搬送ローラ対
間に挟持させて記録部へ搬送し記録媒体に記録を行う記
録装置(画像形成装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような記録装置は、例えば、コン
ピュータ・ワードプロセッサ・イメージスキャナ・ファ
クシミリ等における端末出力機器であるプリンタとして
汎用されている。
【0003】給紙部は、積載された記録媒体を一枚分離
給送する自動給紙部、あるいは手差し給紙部である。
【0004】給送手段は、例えば、回転駆動されるピッ
クアップローラ(給紙ローラ)である。
【0005】記録媒体は、例えば、印字用紙・転写紙・
感光紙・静電記録紙・感熱紙・第2原図用紙・葉書・封
筒・カード・OHPフィルム(オーバーヘッドプロジェ
クタ用のトランスペアレンシーフィルム)等であり、材
質は紙質に限られない。
【0006】搬送ローラ対は、例えば、回転駆動される
搬送ローラと、弾性手段により該搬送ローラに付勢され
た補助ローラ(ピンチローラ)である。
【0007】記録部は、例えば、インクジェット式・イ
ンパクト式・発光素子アレイ式・発熱素子アレイ式等の
記録ヘッド機構、電子写真機構等の適宜の作像手段機構
である。
【0008】図8の(a)において、16・17は記録
装置の送紙部の搬送ローラ対としての搬送ローラとピン
チローラである。搬送ローラ16は不図示の駆動系によ
り回転駆動制御される。ピンチローラ17はこの搬送ロ
ーラ16の下側に配置され、不図示の弾性部材により搬
送ローラ16の下面に対して弾性的に圧接させてニップ
部nを形成させてあり、搬送ローラ16の回転に従動し
て回転する。
【0009】不図示の給紙部から給送手段としてのピッ
クアップローラにより送り出された記録媒体Pはその先
端が送紙部の搬送ローラ対としての搬送ローラ16とピ
ンチローラ17との圧接ニップ部nに至る。そして搬送
ローラ16とピンチローラ17間挟まれ、搬送ローラ1
6の回転によって不図示の記録部に搬送されていく。
【0010】このとき、搬送ローラ対16・17を回転
停止状態或は記録媒体搬送方向とは逆方向に逆回転駆動
状態にしておき、給紙部のピックアップローラにより送
り出された記録媒体の先端を搬送ローラ対16・17の
ニップ部に突き当てさせることで記録媒体の斜行を除去
する所謂レジ(レジストレーション)取り動作を行なわ
せることも可能である。
【0011】記録媒体によってはピックアップローラと
のスリップを発生し、給紙開始からピックアップローラ
の回転量だけでこのレジ取り動作を行おうとすると、記
録媒体が搬送ローラ対16・17にとどかないで十分な
斜行取りが行われなかったり、逆に押し込みすぎて記録
媒体にシワ等が発生する場合があった。
【0012】このような場合において給紙部と送紙部の
間に設けられたペーパーセンサーで検知後所定回転数ピ
ックアップローラを回転させる方法は有効である。
【0013】
【発明が解決しようとしている課題】ここで、搬送ロー
ラ対である搬送ローラ16とピンチローラ17間への記
録媒体Pの挟持は、給紙部のピックアップローラによる
記録媒体送り力、あるいは搬送ローラ・ピンチローラ対
16・17とピックアップローラとの間における記録媒
体Pのたわみ反力による記録媒体先端部の搬送ローラ1
6とピンチローラ17間への突き当て力によって、記録
媒体先端部を搬送ローラ16とピンチローラ17間に食
い付かせることによって行われる。
【0014】しかしながら、記録装置に通紙使用する記
録媒体が葉書のような厚紙で紙端にバリがあるとバリ分
の厚みが増してしまう。また封筒のように折り返し部の
ある記録媒体では折り返し部の先端が波打ちして一様な
水平状態を成していなかったり、折り返し部が膨らんで
いるため、搬送ローラとピンチローラ間への記録媒体の
食い付き性が不安定になってしまう、というような場合
がある。
【0015】.図8の(a)は記録媒体Pが葉書のよ
うな厚紙である場合を示している。一般に紙は裁断され
て決められたサイズ・形状に整えられる。このとき、図
に示すように裁断部ではバリaが発生してしまい、紙端
部では紙端部以外の紙厚よりも紙厚が実質的に増えてし
まっていることがあり、記録装置に通紙使用する記録媒
体が葉書のような厚紙で紙端にバリaがあるとバリ分の
厚みが増してしまう。
【0016】このとき、搬送ローラ16を回転させて記
録媒体Pを記録部に搬送させようとすると、該記録媒体
Pの先端の搬送ローラ16とピンチローラ17間に対す
る十分な食い付き状態が得られるまでに搬送ローラ16
と記録媒体Pの先端部間ですべりが発生してしまう。
【0017】よって、搬送ローラ16とピンチローラ1
7間への記録媒体Pの食い付きが実質的な紙厚のばらつ
きにより一定でなかったために、搬送ローラ16の回転
量と記録媒体Pの搬送量に大きなばらつきが発生してい
た。
【0018】搬送ローラ16とピンチローラ17間への
記録媒体Pの食い付き時における搬送ローラ16と記録
媒体Pの先端部間のすべりによる記録媒体搬送量のばら
つきが少なければ搬送ローラ16の回転量の調整により
記録部の正規の記録位置へ記録媒体を移動させることが
できるが、ばらつきが大きいと記録媒体への記録位置ズ
レエラーが発生するといった問題があった。
【0019】.図9の(a)は記録媒体Pが封筒のよ
うな折り返し部bを含む記録媒体である場合を示してい
る。封筒のように折り返し部bがある紙端部では、その
折り返し部bの潰れ量によって実質的な紙厚のばらつき
が非常に大きい。
【0020】また紙端部に波打ちcが発生しているため
に、搬送ローラ16とピンチローラ17間への該記録媒
体Pの食い付きが一定でなかったり、部分的な食い付き
しか得られないために、上記の場合と同じく、搬送ロ
ーラ16の回転量と記録媒体Pの搬送量に大きなばらつ
きが発生していた。そしてばらつきが大きいと記録媒体
への記録位置ズレエラーが発生するといった問題があっ
た。
【0021】そこで本発明は、給紙部から給送手段によ
り送り出された記録媒体を送紙部の搬送ローラ対間に挟
持させて記録部へ搬送し記録媒体に記録を行う記録装置
において、装置に通紙使用する記録媒体が葉書等の厚紙
や封筒などの場合でも、上記やのような要因により
送紙部の搬送ローラ対部分において生じる記録媒体の記
録部に対する搬送量のばらつきを少なくして記録媒体へ
の記録位置ズレエラーをなくすることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする記録装置である。
【0023】(1)給紙部から給送手段により送り出さ
れた記録媒体を送紙部の搬送ローラ対間に挟持させて記
録部へ搬送し記録媒体に記録を行う記録装置において、
給紙部から給送手段により送り出された記録媒体を、正
回転の搬送ローラ対間に挟持させる記録媒体挟持動作
と、この記録媒体挟持動作後に、搬送ローラ対を逆回転
させて挟持の記録媒体を後退させることで搬送ローラ対
間から戻り抜けさせて挟持を解除させる記録媒体挟持解
除動作を複数回繰り返して行わせる記録媒体搬送補正モ
ードを実行させた後、最終的に正回転の搬送ローラ対間
に記録媒体を挟持させて記録部へ搬送することを特徴と
する記録装置。
【0024】(2)給紙部は、積載された記録媒体を一
枚分離給送する自動給紙部、あるいは手差し給紙部であ
ることを特徴とする(1)に記載の記録装置。
【0025】(3)給送手段と記録媒体とをリリースさ
せるリリース手段を有することを特徴とする(1)また
は(2)に記載の記録装置。
【0026】(4)給送手段は欠円型の給紙ローラであ
ることを特徴とする(1)ないし(3)の何れか1つに
記載の記録装置。
【0027】(5)送紙部の搬送ローラ対は、正回転駆
動・逆回転駆動される搬送ローラと、弾性手段により該
搬送ローラに付勢された補助ローラであることを特徴と
する(1)ないし(4)の何れか1つに記載の記録装
置。
【0028】(6)搬送ローラはその径がおよそ10m
m以下であることを特徴とする(5)に記載の記録装
置。
【0029】(7)搬送ローラ対間に挟持させる記録媒
体挟持動作時は、給送手段により記録媒体に送り力を作
用させることを特徴とする(1)ないし(6)の何れか
1つに記載の記録装置。
【0030】(8)搬送ローラ対を逆回転させて挟持の
記録媒体を後退させることで搬送ローラ対間から戻り抜
けさせて挟持を解除する記録媒体挟持解除動作は、給送
手段と記録媒体とがリリースされた状態でなされること
を特徴とする(1)ないし(7)の何れか1つに記載の
記録装置。
【0031】(9)装置に通紙使用される記録媒体が厚
紙である厚紙搬送時にのみ、記録媒体搬送補正モードが
実行されることを特徴とする(1)ないし(8)の何れ
か1つに記載の記録装置。
【0032】〈作 用〉即ち、給紙部から給送手段で送
り出された記録媒体Pはその紙端部にバリがあるもので
も、上記の記録媒体搬送補正モードによって、該記録媒
体が搬送ローラ対の正転・逆転制御による該搬送ローラ
対に対する挟持動作と挟持解除動作の複数回の繰り返し
動作がなされることで、図8の(b)のようにバリaは
押しつぶされて記録媒体P間での紙厚のばらつきが小さ
くなる。したがって搬送ローラ対16・17間への記録
媒体Pの食い付きが記録媒体間で安定し、最終的に正回
転させた搬送ローラ対16・17間に挟持させて記録部
へ搬送される記録媒体間の紙厚のばらつきで生じる搬送
ローラ対間の記録媒体の食い付き性のばらつきを小さく
することができ、従来装置(記録媒体搬送補正モードの
ない記録装置)よりも搬送量のばらつきの小さい搬送が
可能となる。
【0033】また、封筒のような折り返し部や波打ちが
ある記録媒体の場合も、同じく、記録媒体搬送補正モー
ドによって、該記録媒体が搬送ローラ対の正転・逆転制
御による該搬送ローラ対に対する挟持動作と挟持解除動
作の複数回の繰り返し動作がなされることで、図9の
(b)のように折り返し部bの膨らみ部は押しつぶされ
初期よりも実質的な紙厚が小さくなると共に紙厚のばら
つきも小さくなる。また波打ち形状は矯正され、搬送ロ
ーラ対16・17間への記録媒体の部分的な食い付きも
解消されることになり、従来装置よりも搬送ローラ16
と記録媒体とのすべり量が減少する。したがって搬送ロ
ーラ対16・17間への記録媒体の食い付きが記録媒体
間で安定し、最終的に正回転させた搬送ローラ対16・
17間に挟持させて記録部へ搬送される記録媒体間の紙
厚のばらつきで生じる搬送ローラ対間の記録媒体の食い
付き性のばらつきを小さくすることができ、従来装置よ
りも搬送量のばらつきの小さい搬送が可能となる。
【0034】これにより、装置に通紙使用する記録媒体
が葉書等の厚紙や封筒などの場合でも、搬送ローラと該
記録媒体とのすべり量を記録媒体間で安定させて、送紙
部の搬送ローラ対部分において生じる記録媒体の記録部
に対する搬送量のばらつきを少なくして記録媒体への記
録位置ズレエラーをなくすることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は本発明に従う記録装置の一
例の外観斜視図、図2は内部機構の概略構成図、図3は
制御系のブロック図である。
【0036】(1)装置の外部構成 図1において、1は装置本体外装筐、2はこの装置本体
外装筐の上面に対して後辺側のヒンジ部(回転軸部)3
を中心に開閉自在のカバーであり、ペーパートレーを兼
ねる。図1は該カバー2が記録装置本体1の上面から開
き起こされている状態を示している。該カバー2は装置
の不使用時には装置本体外装筐1の上面に対して倒し込
んで閉じ込まれる。
【0037】装置本体外装筐1の上面には、記録装置の
操作を行うためのキートップ類4、液晶型等の表示部
5、記録ヘッド交換蓋部6、給紙口7等を配設してあ
る。
【0038】キートップ類4は電源のON/OFFや給紙/排
紙等の操作を行うためのタクトスイッチである。
【0039】表示部5には記録媒体の動作状況や設定状
況、エラーモード等の情報が表示される。
【0040】記録ヘッド交換蓋部6は装置本体内部の記
録ヘッドキャリッジの移動範囲の一部に対応する位置に
設けられており、不図示のヒンジ部を中心に開閉回動自
由であり、開けることで装置本体内部の記録ヘッドキャ
リッジを開放して記録ヘッドの交換作業ができる。
【0041】給紙口7は装置本体外装筐の上面の後辺側
に後辺に沿って形成された横長の開口部である。記録媒
体は、記録装置本体1の上面から開き起こしたカバーを
ペーパートレーとして、この上に1枚或は複数枚をその
先端側を給紙口7から装置本体内に十分に挿入した状態
にてセットされる。
【0042】8は給紙口7部に配設したペーパーガイド
(サイドガイド)であり、一定のフリクションを有して
給紙口7の長手に沿って左右にスライド移動操作可能に
なっており、ペーパートレー2上にセットした記録媒体
の幅に合わせてスライド移動させることで記録媒体のサ
イド位置を規制して記録媒体の積載整列性を維持する役
目をする。
【0043】9は記録装置本体1の前面に開口させた横
長の排紙口である。
【0044】記録装置の制御部は、コンピュータ・ワー
ドプロセッサ・イメージスキャナ・ファクシミリ等の不
図示のホスト装置に電気的に接続される。
【0045】(2)装置の内部構成 〈給紙部〉図2・図3において、11は給送手段として
のピックアップローラ(給紙ローラ)である。本例のピ
ックアップローラ11は円弧の一部が切り欠かれた扇型
(欠円型)である。
【0046】12はピックアップローラ11の下方に前
下がり傾斜姿勢で配設した圧板である。この圧板12は
後辺側のヒンジ部13を中心に上下揺動自由であり、不
図示の圧板バネによりヒンジ部13を中心に常に上方に
回動付勢されている。給紙待機時においては該圧板12
は不図示のカム機構により圧板バネに抗して所定の待機
位置に押し下げられてその位置に保持されている。図2
はこの状態時を示している。
【0047】圧板12の上面には摩擦係数の管理された
分離パッド14が装着されている。分離パッド14と記
録媒体Pの摩擦係数を基準とすると、記録媒体同士の摩
擦係数は分離パッド14と記録媒体の摩擦係数より低
く、ピックアップローラ11と記録媒体Pの摩擦係数よ
り大きく設定されている。
【0048】15は圧板12の先端側の前方に配設した
シート状弾性体で構成された可動土手である。
【0049】前記のピックアップローラ11はピックア
ップモータM1(図3)により回転駆動される。そして
該ピックアップローラ11は給紙待機時においては欠円
部が圧板12に対向した回転角度姿勢で回転停止状態に
保持されていて、ピックアップローラ11と圧板12と
の間は大きく離間した状態にある。
【0050】記録媒体Sは、その先端部を給紙口7から
装置本体内に差し入れ、先端がピックアップローラ11
と圧板12との離間隙間部を通って可動土手15に突き
当たって受け止められるまで十分に挿入した状態にし
て、圧板12とペーパートレー2の上に載置セットされ
る。セットする記録媒体Pは1枚でもよいし、或は複数
枚積載でもよい。ピックアップローラ11と圧板12と
の間は大きく離間した状態にあるので、記録媒体Pのセ
ット性がよい。
【0051】以上の部材11〜15等で給紙部(自動シ
ート送り機構:ASF)が構成されており、この給紙部
から上記のセット記録媒体Pが最上位のものから順次に
一枚分離給紙される。この一枚分離給紙動作については
後述する。
【0052】〈送紙部〉16・17は上記の給紙部から
送り出された記録媒体を記録部へ挟持搬送する搬送ロー
ラ対である。上側のローラ16が搬送ローラであり、下
側のローラ17が補助ローラとしてのピンチローラであ
る。
【0053】ピンチローラ17は軸18を中心に上下揺
動自在のレバー部材19に回転自由に軸受保持させてあ
り、レバー部材19を押上バネ20により軸18を中心
に押上付勢させてある。これによりピンチローラ17が
搬送ローラ16の下面に弾性的に圧接してニップ部nが
形成される。
【0054】搬送ローラ16は搬送モータM2により正
転・逆転駆動される。ピンチローラ17は搬送ローラ1
6の正転・逆転駆動に従動して正転・逆転する。
【0055】記録媒体は、搬送ローラ16とピンチロー
ラ17との間に挟持され、回転する搬送ローラ16との
摩擦により搬送される。このため搬送ローラ16はゴム
等の比較的高摩擦の材質で外周面が構成されている。摩
擦の高い表面性を実現する手段としては外に、ウレタン
等の塗装皮膜や、金属表面に数ミクロンの凹凸を設ける
ブラスト処理による方法もある。
【0056】21は給紙部と搬送ローラ対16・17と
の間の紙パス(記録媒体通路)上に配設したペーパーセ
ンサーレバーであり、軸22を中心に揺動自由である。
給紙部から記録媒体Pが送り出されると、その送り出さ
れた記録媒体Pの先端がペーパーセンサーレバー21の
下端に接触して押し動かし、該レバー21を回動させ
る。このレバー21の回動にペーパーセンサー23が感
応し、給紙部から送り出された記録媒体Pの先端検知が
なされる。また、記録媒体Pの後端がペーパーセンサー
レバー21の下端を通過すると該レバー21は戻り回動
するので、これにペーパーセンサー23が感応し、記録
媒体Pの後端検知がなされる。
【0057】ペーパーセンサーレバー21を含むペーパ
ーセンサー23はパネルボード24に取り付けられてい
る。パネルボード24は給紙部と搬送ローラ対16・1
7との間において記録装置本体を構成する面のうち一番
大きな面と平行にかつ操作面近傍に設置されている。具
体的にパネルボード24は装置本体外装筐1の上面の前
記キートップ類4(図1)の配設位置の真下に配設して
あり、キートップ4に加わる力は不図示の検知器により
パネルボード24上で電気信号に変換させる。
【0058】25・26、27・28は搬送ローラ対1
6・17よりも記録媒体搬送方向下流側に配設した第1
及び第2の排紙ローラ対である。それぞれ下側のローラ
25と27が排紙ローラであり、上側のローラ26と2
8が排紙ローラ25と27の上面に接触させたピンチロ
ーラ(拍車)である。排紙ローラ25は排紙モータM3
により回転駆動される。この排紙ローラ25の回転に連
動して排紙ローラ27が回転する。
【0059】給紙部から送り出された記録媒体Pは搬送
ローラ対16・17、第1の排紙ローラ対25・26、
第2の排紙ローラ対27・28の経路を搬送されて、記
録装置本体1の前面に開口させた横長の排紙口9(図
1)から装置外に排紙される。
【0060】本発明の要点である記録媒体補正モード実
行時における搬送ローラ対16・17の正転・逆転制御
を含む装置制御については後述する。
【0061】〈記録部〉29は記録ヘッドであり、例え
ばインクジェット記録ヘッドである。30はこの記録ヘ
ッド29を搭載させたキャリッジである。該キャリッジ
30は、搬送ローラ対16・17、第1と第2の排紙ロ
ーラ対25・26、27・28の上側において、互いに
並行な左右方向のガイド軸31とカイドレール32に沿
って記録装置内を左右方向に滑らかに摺動移動自由に支
持されている。
【0062】キャリッジ30は上面が開放された箱型形
状をしており、箱型内の内壁には電気信号用接点、記録
ヘッド固定部材及び位置決め手段等が設けられており、
この箱型内に記録ヘッド29を所定に嵌め入れてキャリ
ッジ30に搭載させる。このキャリッジ30に対する記
録ヘッド29の着脱交換操作は、前述したように、装置
本体外装筐1の上面に設けた記録ヘッド交換蓋部6(図
1)を開けてキャリッジ30の上側を開放することでな
される。
【0063】キャリッジ30に対して記録ヘッド29が
所定に搭載された状態において、該記録ヘッド29の下
向きの記録部面29aが搬送ローラ対16・17と第1
の排紙ローラ対25・26との間におけるプラテン部3
2の上面に対して所定の隙間を存して対向する。
【0064】キャリッジ30は記録信号に応じてキャリ
ッジモータM4とキャリッジベルト(不図示)によりガ
イド軸31とカイドレール32に沿って記録装置内を左
右方向に摺動移動制御される。33はキャリッジ30の
位置決めをするためのセンサーユニットであり、このセ
ンサーユニット33は装置シャーシ34のキャリア走行
部に取り付けられている。このセンサーユニット33は
透過型のフォトインタラプタであり、キャリッジ30側
の遮光板30aが通過するのを検知してキャリッジ30
のガイド軸31とカイドレール32に沿う左右方向の位
置を検出している。
【0065】また、キャリッジ30はキャリアフレキ
(不図示)を介してコントロールボード34と電気的に
接続されていて、キャリッジ30に搭載の記録ヘッド2
9はキャリッジ30に設けた電気信号用接点を介してキ
ャリアフレキと連絡していてコントロールボード34に
より制御される。
【0066】而して、搬送ローラ対16・17と第1の
排紙ローラ対25・26との間のプラテン部32におい
て、記録ヘッドキャリッジ30の移動制御と記録ヘッド
29の制御により、記録媒体面に対して印字記録が行な
われる。
【0067】(3)記録媒体搬送補正モード 図4・図5は記録媒体搬送補正モード実行時における装
置の動作過程説明図、図6・図7は制御部が行なう制御
シーケンスのフローチャートである。
【0068】ここで、図6・図7のフローチャート中で
使用の記号を説明する。
【0069】N:搬送ローラ対16・17間に記録媒体
を挟持させた回数 N1:記録媒体の種類によって予め決められた、搬送ロ
ーラ対16・17間に対する記録媒体の挟持回数(設定
回数) X1:ピックアップローラ正転量(記録媒体をピックア
ップローラ11から搬送ローラ対16・17まで到達さ
せる回転量) X2:ピックアップローラ正転量(記録媒体を搬送ロー
ラ対16・17の圧接ニップ部nに押し付ける量=レジ
取り量) X3:ピックアップローラ正転量(記録媒体を搬送ロー
ラ対16・17間に挟持させるための押し付け量) Y1;搬送ローラ正転量(記録媒体を搬送ローラ対16
・17間に挟持させる量) Y2;搬送ローラ正転量(記録媒体を搬送ローラ対16
・17間に挟持させた後、記録媒体を印字領域へ搬送さ
せる量、ただし、印字部まで搬送させる必要はない) Y3:搬送ローラ逆転量(記録媒体の搬送ローラ対16
・17間での挟持状態を解除させる量、よって条件とし
てはY3>Y1+Y2) Y4:搬送ローラ正転量(記録媒体を印字領域へ搬送す
る量) 1)記録装置に通紙使用する記録媒体Pがユーザによっ
て選択されると、記録装置に予め決められた、記録媒体
の搬送ローラ対16・17間に対する挟持回数が指示さ
れる(N=N1、ステップS1)。
【0070】このときの挟持回数は、記録媒体Pの種類
(通常の記録用紙、葉書、封筒など)ごとに設定してお
く。
【0071】2)給紙部のペーパートレー2と圧板12
の上に記録媒体Pを所定に載置セットする(図4の
(a))。
【0072】上記1)と2)の手順は逆でもよい。
【0073】3)次に、記録命令が制御部のCPU(図
3)からだされた時点で、本例では搬送ローラ対16・
17の搬送ローラ16が逆転駆動状態にされる(ステッ
プS2)。この搬送ローラ16は逆転駆動させずに停止
状態に保たせておいてもよい。
【0074】4)圧板12の上昇がなされ、またピック
アップローラ11の正転(給紙方向回転)がなされる
(ステップS3)。
【0075】これにより、圧板12上のセット記録媒体
Pが回転するピックアップローラ11に当接し、圧板1
2上のセット記録媒体Pの最上位の記録媒体に推進力
(繰り出し力)が加わり、この最上位の記録媒体の先端
でシート状弾性体で構成された可動土手15が押されて
弾性に抗して前方に撓み倒れ、最上位の記録媒体の先端
部がこの可動土手15を乗り越え、該最上位の記録媒体
だけが次位以下の記録媒体とは一枚分離されて給送され
ていく(図4の(b))。
【0076】5)上記のように一枚分離給送された記録
媒体は搬送ローラ対16・17に到達する途中でペーパ
ーセンサーレバー21とセンサー23により先端検知が
なされる。そしてピックアップローラ11の正転量X1
により記録媒体の先端が搬送ローラ対16・17のニッ
プ部nに到達する(図4の(c)、ステップS4・S
5)。
【0077】6)ピックアップローラ11の更なる正転
量X2により、記録媒体の先端が、逆転状態(または回
転停止状態)の搬送ローラ対16・17のニップ部nに
押し付け(突き当て)られた後、ピックアップローラ1
1の回転が一時停止されることで、記録媒体の斜行を除
去するレジ取り動作が行われる(ステップS6・S
7)。
【0078】この場合、搬送ローラ対16・17は逆転
駆動(または停止)状態にあるので該搬送ローラ対16
・17間への記録媒体の挟持はなされず、記録媒体の先
端が搬送ローラ対16・17のニップ部nに押し付けら
れることで記録媒体の斜行除去がなされる。
【0079】7)ピックアップローラ11を正転させる
と同時に搬送ローラ16を正転させる。
【0080】ピックアップローラ11の正転量X3と搬
送ローラ16の正転量Y1により記録媒体の先端部が搬
送ローラ対16・17間に挟持される(ステップS
8)。
【0081】8)圧板12を下降させてピックアップロ
ーラ11から記録媒体を離間させる。
【0082】その後更にピックアップローラ11を回転
させてはじめの給紙待機時の回転角状態に戻して回転を
停止させる。即ち欠円部を圧板12に対向させた回転角
姿勢で回転を停止さる。これにより、ピックアップロー
ラ11と圧板12との間は大きく離間してピックアップ
ローラ11と記録媒体がリリースされた状態になる。
【0083】この状態で搬送ローラ16を正転量Y2回
転させることで、搬送ローラ対16・17に挟持の記録
媒体を一旦印字領域方向に搬送させる(図5の(a)、
ステップS9〜S12)。
【0084】9)搬送ローラ16を逆転駆動させる(ス
テップS13)。このときの搬送ローラ16の逆転量Y
3はこれまでの搬送ローラ16の正回転量(Y1+Y
2)よりも大きい値にする。
【0085】この搬送ローラ16の逆転駆動Y3により
搬送ローラ対16・17に挟持の記録媒体は逆送りで後
退動して搬送ローラ対16・17間から完全に戻り抜け
して、搬送ローラ対16・17間での記録媒体の挟持が
解除される(図5の(b))。
【0086】この場合、給紙部のピックアップローラ1
1と記録媒体はリリースされた状態になっおり、記録媒
体の後退動は障害されない。記録媒体の後退動は記録媒
体の先端が搬送ローラ対16・17間から完全に戻り抜
けたとき停止する。
【0087】10)上記の搬送ローラ対16・17間で
の記録媒体の挟持解除動作後、搬送ローラ16の逆転駆
動は続行させて、あるいは回転駆動を停止させた状態
で、再び4)〜8)の動作を行なわせることで、搬送ロ
ーラ対16・17間に対する記録媒体挟持動作を行なわ
せる。ただしステップS5はパスさせて行わせない。
【0088】11)そして上記の4)〜8)の動作によ
る、搬送ローラ対16・17間に対する記録媒体挟持動
作と、9)の動作による、搬送ローラ対16・17間で
の記録媒体の挟持解除動作とが、予め設定された回数
(N1)繰り返して実行された後(ステップS14)、
最終的には搬送ローラ16を正転Y4させて記録媒体を
記録位置に搬送して(ステップS15)、記録動作を行
なわせる。
【0089】かくして、前記の作用の項で説明したよう
に、給紙部から給送手段で送り出された記録媒体Pはそ
の紙端部にバリaがあるものでも、上記の記録媒体搬送
補正モードによって、該記録媒体Pが搬送ローラ対16
・17の正転・逆転制御による該搬送ローラ対に対する
挟持動作と挟持解除動作、あるいはその挟持動作と挟持
解除動作の複数回の繰り返し動作がなされることで、図
8の(b)のようにバリaは押しつぶされて記録媒体P
間での紙厚のばらつきが小さくなる。したがって搬送ロ
ーラ対16・17間への記録媒体Pの食い付きが記録媒
体間で安定し、最終的に正回転させた搬送ローラ対16
・17間に挟持させて記録部へ搬送される記録媒体間の
紙厚のばらつきで生じる搬送ローラ対間の記録媒体の食
い付き性のばらつきを小さくすることができ、従来装置
よりも搬送量のばらつきの小さい搬送が可能となる。
【0090】また、封筒のような折り返し部や波打ちが
ある記録媒体の場合も、同じく、記録媒体搬送補正モー
ドによって、該記録媒体が搬送ローラ対の正転・逆転制
御による該搬送ローラ対に対する挟持動作と挟持解除動
作の複数回の繰り返し動作がなされることで、図9の
(b)のように折り返し部bの膨らみ部は押しつぶされ
初期よりも実質的な紙厚が小さくなると共に紙厚のばら
つきも小さくなる。また波打ち形状は矯正され、搬送ロ
ーラ対16・17間への記録媒体の部分的な食い付きも
解消されることになり、従来装置よりも搬送ローラ16
と記録媒体とのすべり量が減少する。したがって搬送ロ
ーラ対16・17間への記録媒体の食い付きが記録媒体
間で安定し、最終的に正回転させた搬送ローラ対16・
17間に挟持させて記録部へ搬送される記録媒体間の紙
厚のばらつきで生じる搬送ローラ対間の記録媒体の食い
付き性のばらつきを小さくすることができ、従来装置よ
りも搬送量のばらつきの小さい搬送が可能となる。
【0091】これにより、装置に通紙使用する記録媒体
が葉書等の厚紙や封筒などの場合でも、搬送ローラと該
記録媒体とのすべり量を記録媒体間で安定させて、送紙
部の搬送ローラ対部分において生じる記録媒体の記録部
に対する搬送量のばらつきを少なくして記録媒体への記
録位置ズレエラーをなくすることができる。
【0092】本発明の効果を従来装置(記録媒体搬送補
正モードのない記録装置)と比較するため、装置に通紙
使用する記録媒体が葉書等の厚紙や封筒などの場合にお
ける、本発明の装置と従来装置との記録媒体搬送量のば
らつきの程度を図10に示した。
【0093】(4)搬送ローラ径と記録媒体の食い付き
性能の関係 図11は搬送ローラ径と紙厚による記録媒体の食い付き
性能の関係を示した図である。
【0094】搬送ローラ16の径が大きい(a)と小さ
い(b)との対比において、記録媒体Pの紙厚が同一で
ある場合、搬送ローラ16の径が大きくなればなるほど
搬送ローラ16と記録媒体の食い付き位置での接触角θ
は小さくなる(θ1<θ2)。このため搬送ローラ16
を回転させた時に記録媒体Pを搬送方向に推進させる力
が大きくなり、食い付きが良くなる。逆に、搬送ローラ
16の径が小さくなるほど食い付きは減っていく。
【0095】図12は搬送ローラ径と記録媒体の紙厚の
違いによる記録媒体搬送量のばらつきを示したグラフで
ある。
【0096】グラフは搬送ローラ径が紙厚に対して十
分に大きな径を有した場合の搬送量のばらつきを示して
いる。
【0097】この状態から搬送ローラ径を減らしていく
と、搬送量のばらつきはグラフからグラフへと変化
していく。
【0098】搬送量のばらつきの許容範囲をとする
と、搬送ローラ径がおよそ10mmを境にして搬送量の
ばらつきが大きくなる傾向がある。
【0099】よって、本発明に係る記録媒体搬送補正モ
ードは搬送ローラ径がおよそ10mm以下であるものに
対し、特に有効である。
【0100】(5)その他 a)本発明は特に厚紙の記録媒体に対して有効であり、
ドライバ等により記録媒体の選択時に葉書や封筒等の厚
紙が選択された場合のみ記録媒体搬送補正モードを実行
させる制御シーケンスにすることにより、普通紙の場合
の搬送は記録媒体搬送補正モードのない従来装置と同一
となり、不要に記録時間を増やす必要がなくなる。
【0101】b)給紙部は給紙口に記録媒体を1枚ずつ
手差して給送手段で送り出させる手差しタイプの給紙部
であってもよい。
【0102】c)給紙部から記録媒体を送り出す給送手
段と記録媒体とのリリースは給送手段を記録媒体から離
し移動させるようにすることもできる。
【0103】給送手段としてのピックアップローラ(給
紙ローラ)は円形ローラにし、これを駆動軸にワンウエ
イクラッチを介して支持させて記録媒体送り出し方向と
は逆の方向には空転するようにして記録媒体の後退動に
対処するようにすることもできる。
【0104】d)記録媒体に対する記録手段構成は任意
である。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、給
紙部から給送手段により送り出された記録媒体を送紙部
の搬送ローラ対間に挟持させて記録部へ搬送し記録媒体
に記録を行う記録装置において、装置に通紙使用する記
録媒体が葉書等の厚紙や封筒などの場合でも、送紙部の
搬送ローラ対部分において生じる記録媒体の記録部に対
する搬送量のばらつきを少なくして安定した搬送を行う
ことによって記録媒体への記録位置ズレエラーをなくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う記録装置の一例の外観斜視図
【図2】内部機構の概略構成図
【図3】制御系のブロック図
【図4】記録媒体搬送補正モード実行時における装置の
動作過程説明図(その1)
【図5】記録媒体搬送補正モード実行時における装置の
動作過程説明図(その2)
【図6】制御部が行なう制御シーケンスのフローチャー
ト(その1)
【図7】制御部が行なう制御シーケンスのフローチャー
ト(その2)
【図8】記録媒体搬送補正モードの作用効果の説明図
(その1)
【図9】記録媒体搬送補正モードの作用効果の説明図
(その2)
【図10】本発明の装置と従来装置との記録媒体搬送量
のばらつきの程度を示す図
【図11】搬送ローラ径と紙厚による記録媒体の食い付
き性能の関係の説明た図
【図12】搬送ローラ径と記録媒体の紙厚の違いによる
記録媒体搬送量のばらつきを示したグラフ
【符号の説明】
11 ピックアップローラ 12 揺動圧板 15 可動土手 16・17 搬送ローラ対(搬送ローラとピンチロー
ラ) 25・27、27・28 排紙ローラ対 29 記録ヘッド 30 記録ヘッドキャリッジ P 記録媒体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙部から給送手段により送り出された
    記録媒体を送紙部の搬送ローラ対間に挟持させて記録部
    へ搬送し記録媒体に記録を行う記録装置において、 給紙部から給送手段により送り出された記録媒体を、正
    回転の搬送ローラ対間に挟持させる記録媒体挟持動作
    と、この記録媒体挟持動作後に、搬送ローラ対を逆回転
    させて挟持の記録媒体を後退させることで搬送ローラ対
    間から戻り抜けさせて挟持を解除させる記録媒体挟持解
    除動作を複数回繰り返して行わせる記録媒体搬送補正モ
    ードを実行させた後、最終的に正回転の搬送ローラ対間
    に記録媒体を挟持させて記録部へ搬送することを特徴と
    する記録装置。
  2. 【請求項2】 給紙部は、積載された記録媒体を一枚分
    離給送する自動給紙部、あるいは手差し給紙部であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 給送手段と記録媒体とをリリースさせる
    リリース手段を有することを特徴とする請求項1または
    2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 給送手段は欠円型の給紙ローラであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3の何れか1つに記載の
    記録装置。
  5. 【請求項5】 送紙部の搬送ローラ対は、正回転駆動・
    逆回転駆動される搬送ローラと、弾性手段により該搬送
    ローラに付勢された補助ローラであることを特徴とする
    請求項1ないし4の何れか1つに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 搬送ローラはその径がおよそ10mm以
    下であることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 搬送ローラ対間に挟持させる記録媒体挟
    持動作時は、給送手段により記録媒体に送り力を作用さ
    せることを特徴とする請求項1ないし6の何れか1つに
    記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 搬送ローラ対を逆回転させて挟持の記録
    媒体を後退させることで搬送ローラ対間から戻り抜けさ
    せて挟持を解除する記録媒体挟持解除動作は、給送手段
    と記録媒体とがリリースされた状態でなされることを特
    徴とする請求項1ないし7の何れか1つに記載の記録装
    置。
  9. 【請求項9】 装置に通紙使用される記録媒体が厚紙で
    ある厚紙搬送時にのみ、記録媒体搬送補正モードが実行
    されることを特徴とする請求項1ないし8の何れか1つ
    に記載の記録装置。
JP10040198A 1998-03-27 1998-03-27 記録装置 Pending JPH11278712A (ja)

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JP10040198A JPH11278712A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 記録装置

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ID=14272971

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153507A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Ricoh Co Ltd レジストローラおよびこれを用いた画像形成装置
JP2008298925A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2013041180A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Canon Inc シート圧縮装置及び画像形成装置
JP2013041210A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Canon Inc シート圧縮装置及び画像形成装置
JP2017016045A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 シャープ株式会社 用紙搬送装置および画像形成装置

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