JP3181929B2 - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JP3181929B2
JP3181929B2 JP03814391A JP3814391A JP3181929B2 JP 3181929 B2 JP3181929 B2 JP 3181929B2 JP 03814391 A JP03814391 A JP 03814391A JP 3814391 A JP3814391 A JP 3814391A JP 3181929 B2 JP3181929 B2 JP 3181929B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フォークリフ
ト等の車両に適用される油圧制御装置に係り、特に、常
に安定したパイロット圧を提供できるようなものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧制御装置は、例えば、図4に
示すような構成になっている。まず、ポンプPがあり、
このポンプPには優先弁PVが接続されている。上記優先
弁PVの制御流ポート101は第1回路系統S1に接続され
ている。この第1回路系統S1はパワーステアリング用の
シリンダを制御するものである。又、優先弁PVの余剰流
ポート103は第2回路系統S2に接続されている。この
第2回路系統S2は作業機系のアクチュエータを制御する
ものである。そして、優先弁PVは、制御流ポート101
側に一定流量の圧油を優先的に分流させ、その制御流量
以上の余剰流量を第2回路系統S2に供給する。
【0003】上記第2回路系統S2には、上流側より、リ
フトシリンダを制御する第1制御弁V1、チルトシリンダ
を制御する第2制御弁V2、アタッチメントシリンダを制
御する第3制御弁V3が設けられている。上記第1〜第3
制御弁V1〜V3は、そのスプール部105、107、10
9の両端をパイロット室111、113、115に臨ま
せているとともに、上記パイロット室111、113、
115は減圧弁117を介してポンプPに連通されてい
る。よって、パイロット室111、113、115に作
用するパイロット圧の最高値は、上記減圧弁117によ
って制御される。又、個々のパイロット室111、11
3、115の圧力は、比例ソレノイド119、121、
123によって制御される。
【0004】上記第1〜第3制御弁V1〜V3を中立位置に
保持した場合には(図に示す状態)、中立ポート12
5、127、129が開き、余剰流ポート103を介し
て供給された作動油は中立流路131を介してタンクT
に戻る。又、第3制御弁V3の下流側には背圧弁133が
介挿されている。これは、中立流路131に作動油が流
通する場合に、中立流路131に所定の圧力を発生させ
るためである。上記第1制御弁V1を下降位置(図中左側
に位置する切換位置)に切換えたときにも、中立ポート
125は開いたままであり、アクチュエータに連通する
側のポートはタンクTに連通したままである。つまり、
この下降位置においては、リフトシリンダを自重で降下
させるようにしている。
【0005】第1〜第3制御弁V1〜V3の流入ポートは、
パラレルフィーダ135を介して連通されており、何れ
の制御弁V1〜V3を切換えても、作動油がパラレルフィー
ダ135を介してアクチュエータに供給される。上記パ
ラレルフィーダ135にはアンロード弁137が接続さ
れている。アンロード弁137の圧力室139は、ソレ
ノイドバルブ141を介して中立流路131に連通され
ている。
【0006】このソレノイドバルブ141はノーマル状
態で開弁している。そして、第1〜第3制御弁V1〜V3
比例ソレノイド119、121、123を励磁すると、
ソレノイドバルブ141も励磁されて閉弁する。つま
り、第1〜第3制御弁V1〜V3を中立位置以外の位置に切
換えたとき、ソレノイドバルブ141が閉位置に切換わ
る。上記ソレノイドバルブ141が開弁しているときに
は、アンロード弁137の圧力室139がタンクTに連
通されるので、アンロード弁137は開弁する。そし
て、パラレルフィーダ135の圧油をタンクTに戻す。
【0007】以上の構成を基にその作用を説明する。ポ
ンプPの吐出流量が一定流量以上になると、その余剰流
量は第2回路系統S2に供給される。そのとき、各制御弁
V1〜V3が図に示すような中立位置にあれば、作動油は中
立流路131、背圧弁133を介してタンクTに戻され
る。このように、作動油が背圧弁133を経由すること
により背圧が発生し、この背圧がパイロット圧として各
制御弁V1〜V3に作用する。よって、そのような背圧が作
用した状態で、第1〜第3制御弁V1〜V3の何れかの比例
ソレノイドを操作すると、その操作量に応じたパイロッ
ト圧がそれぞれのパイロット室に作用して各制御弁V1
V3を切換える。
【0008】ところで、上記背圧弁133がない場合に
は、次のような問題が生じてしまう。例えば、リフトシ
リンダを下降させるべく第1制御弁V1をフルストローク
させようとしても、それに必要なパイロット圧が発生し
ない場合がある。つまり、リフトシリンダを自重によっ
て降下させるときには、第1制御弁V1を図中左側に切換
えるが、その左側の切換位置においては、中立ポート1
25が開放されたままになっていて、作動油が中立流路
131を介してタンクTに戻るようになっている。よっ
て、第1制御弁V1を切換えるために比例ソレノイド11
9を励磁しても、ポンプPの圧力が十分に立たずにパイ
ロット圧が不足してしまい、第1制御弁V1がフルストロ
ークできなくなってしまう。そして、第1制御弁V1がフ
ルストロークできない場合には、リフトシリンダの下降
速度が遅くなってしまう。そこで、既に述べた背圧弁1
33を介挿したものである。
【0009】各制御弁V1〜V3の比例ソレノイド119〜
123を操作した場合には、ソレノイドバルブ141も
同時に励磁され、図示する開弁位置から閉弁位置に切換
わる。よって、アンロード弁137も閉弁状態となる。
【0010】又、各アクチュエータを作動させていると
きに非常事態が発生したら、アクチュエータを制御して
いる制御弁の比例ソレノイドを消磁させる。これによっ
て、ソレノイドバルブ141も消磁される。それによっ
て、ソレノイドバルブ141が開弁位置に切換わり、ア
ンロード弁137の圧力室139をタンクTに連通させ
る。圧力室139がタンク圧になればアンロード弁13
7が開弁し、余剰流ポート103からの作動油をパラレ
ルフィーダ135及びアンロード弁137を介してタン
クTに戻す。よって、アクチュエータには作動油が供給
されず、アクチュエータの作動は停止する。
【0011】尚、アンロード弁137は、第1〜第3制
御弁V1〜V3を中立位置にしているときに、第2回路系統
S2に流入した作動油をタンクTに戻して、第2回路系統
S2の油温の上昇を防止する機能をも備えている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、各制御弁V1〜V3を切換えた場合に、十分なパイロッ
ト圧が発生しないことがあるという問題があった。例え
ば、ポンプPの吐出流量が少ない状態で、チルトシリン
ダを前傾させるべく第2制御弁V2を切換えると、フォー
クの負荷の作用によって、中立流路131及びパラレル
フィーダ135のそれぞれに負圧が発生する。そのた
め、パイロット圧が十分に発生せず、第2制御弁V2がフ
ルストロークできなくなってしまうという問題があっ
た。
【0013】又、比例ソレノイドを急激に操作して停止
させると、その瞬間は背圧弁133により発生する背圧
によってアクチュエータが少し動く。ところが、中立ポ
ート125、127、129が十分に閉じていないと、
圧油の殆どが中立流路131を介してタンクTに戻され
てしまうので、アクチュエータが途中から作動しなくな
ってしまうという問題もあった。
【0014】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、常に安定したパイロッ
ト圧を発生させることが可能な油圧制御装置を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明による油圧制御装置は、ポンプ,第1回路系
統,第2回路系統に連絡するボディと、上記ボディ内に
設置され上記ポンプより供給される作動油が設定流量以
下の場合にはスプールがコイルスプリングにより一方向
に付勢されていて上記設定流量以下の作動油を第1回路
系統側にのみ供給し上記ポンプより供給される作動油が
設定流量を超えた場合にはスプールがコイルスプリング
の付勢力に抗して他方向に移動して作動油の内設定流量
を第1回路系統側に供給するとともに設定流量を超えた
余剰流量を第2回路系統側に供給する優先弁と、上記ボ
ディ内に設置され上記第2回路系統に設けられた制御弁
の比例ソレノイドの非励磁・励磁に同期して非励磁・励
磁となり非励磁の場合には上記優先弁より供給される第
1回路系統側への作動油の流通を許容し励磁された場合
には上記優先弁より供給される第1回路系統側への作動
油の流通を停止するソレノイドバルブと、上記ボディ内
であって上記ソレノイドバルブに対して並列配置され上
記ソレノイドバルブが非励磁のときにはオリフィスを有
するスプールをコイルスプリングによって一方向に付勢
されており上記ソレノイドバルブが励磁されたときには
上記スプールがコイルスプリングのスプリング力に抗し
て他方向に移動しソレノイドバルブが励磁している場合
には上記優先弁より供給される第1回路系統への作動油
の全部の流通をオリフィスを介して許容し、ソレノイド
バルブが非励磁の場合も上記優先弁より供給される第1
回路系統への作動油の一部の流通をオリフィスを介して
許容する切換弁と、上記ボディ内に又はボディとは別体
に設けられ上記ソレノイドバルブが非励磁であって切換
弁のスプールがコイルスプリングによって一方向に付勢
されている場合には圧力室がタンク側に開放されて開弁
し第2回路系統側に供給された余剰流量をアンロードし
上記ソレノイドバルブが励磁されて切換弁のスプールが
コイルスプリングによって他方向に移動した場合には圧
力室とタンクとが遮断されて閉弁するアンロードバルブ
と、を具備したことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】まず、第2回路系統に設けられた制御弁の比例
ソレノイドが非励磁の場合には、ソレノイドバルブも非
励磁の状態にあり、優先弁を介して第1回路系統に供給
される作動油はソレノイドバルブを介して供給される。
又、ソレノイドバルブが非励磁の場合には、切換弁のス
プールがコイルスプリングによって一方向に付勢された
状態にあり、優先弁を介して第1回路系統に供給される
作動油の一部がこの切換弁を介しても供給される。又、
切換弁がそのような状態にあるときには、アンロードバ
ルブの圧力室はタンク側に開放されていて、第2回路系
統に供給される余剰流量はアンロードされる。
【0017】これに対して、第2回路系統に設けられた
制御弁の比例ソレノイドが励磁された場合にはソレノイ
ドバルブも励磁される。そして、優先弁を介して第1回
路系統に供給される作動油のソレノイドバルブを介して
の流通は停止される。又、ソレノイドバルブの励磁によ
り、切換弁のスプールはコイルスプリングのスプリング
力に抗して他方向に移動するが、優先弁を介して第1回
路系統に供給される作動油の切換弁を介しての流通は引
き続き許容される。そして、切換弁のこのような動作に
より、アンロードバルブの圧力室はタンク側と遮断さ
れ、よって、アンロードバルブは閉弁する。
【0018】上記何れの場合にも、第2回路系統に設け
られた制御弁へのパイロット圧は安定した状態で提供さ
れる。すなわち、制御弁の比例ソレノイドが非励磁或は
励磁されても、優先弁より第1回路系統に供給される作
動油の一部又は全部は切換弁のオリフィスを通過するこ
とになり、その際、オリフィスの作用によって差圧が発
生し、それによって、必要なパイロット圧を得ることが
できるからである。
【0019】
【実施例】以下図1ないし図3を参照して本発明の一実
施例を説明する。まず、図1を参照して本実施例による
油圧制御装置2を組み込んだ油圧制御回路の全体の構成
を説明する。図1に示すように、ポンプPがあり、この
ポンプPには優先弁PVが接続されている。上記優先弁PV
の制御流ポート1は第1回路系統S1に接続されている。
この第1回路系統S1はパワーステアリング用のシリンダ
を制御するものである。又、優先弁PVの余剰流ポート3
は第2回路系統S2に接続されている。この第2回路系統
S2は作業機系のアクチュエータを制御するものである。
そして、優先弁PVは、制御流ポート1側に一定流量の圧
油を優先的に分流させ、その制御流量以上の余剰流量を
第2回路系統S2に供給する。
【0020】上記第2回路系統S2には、上流側より、第
1制御弁V1、第2制御弁V2が設けられている。上記第
1、第2制御弁V1、V2は、そのスプール部5、7の両端
をパイロット室9、11に臨ませているとともに、上記
パイロット室9、11は減圧弁13を介してポンプPに
連通されている。よって、パイロット室9、11に作用
するパイロット圧の最高値は、減圧弁13によって制御
される。又、パイロット室9、11の圧力は、比例ソレ
ノイド14、15によって制御される。
【0021】上記第1、第2制御弁V1、V2を中立位置に
保持した場合には(図に示す状態)、中立ポート17、
19が開き、余剰流ポート3を介して供給された圧油は
中立流路21を介してタンクTに戻る。又、第1、第2
制御弁V1、V2の流入ポートは、パラレルフィーダ23を
介して連通されており、何れの制御弁V1、V2を切換えて
も、圧油がパラレルフィーダ23を介してアクチュエー
タに供給される。
【0022】優先弁PVの制御流ポート1と第1回路系統
S1との間にはソレノイドバルブとしてのアンロード用ソ
レノイドバルブ25が介挿されている。このアンロード
用ソレノイドバルブ25は、開位置25a と閉位置25b と
を備えており、ソレノイド27が非励磁のときにはコイ
ルスプリング29によって開位置25a に切換わってい
る。それに対して、ソレノイド27が励磁されると閉位
置25b に切換わる。又、上記ソレノイド27の励磁・非
励磁は、第1及び第2制御弁V1、V2の比例ソレノイド1
4、15の励磁・非例時に同期するようになっている。
【0023】上記アンロード用ソレノイドバルブ25に
は、切換弁としてのアンロード用パイロット圧切換弁3
1が並列接続されている。又、このアンロード用パイロ
ット圧切換弁31の一次側にはオリフィス33が介挿さ
れている。さらに、優先弁PVの余剰流ポート3とタンク
Tとの間には、アンロードバルブ35が介挿されてい
る。
【0024】上記アンロード用パイロット圧切換弁31
は、切換位置31a 、31b を備えていて、一次側及び二次
側よりそれぞれ作用するパイロット圧とコイルスプリン
グ37との力関係により適宜切換わる。そして、切換位
置31a に切換わった場合には、優先弁PVの制御流ポート
1より供給された作動油の一部が流通していく。その
際、内部に有するオリフィス39による絞り効果が発揮
され、既に述べたオリフィス33による絞り機能をも作
用して背圧が生じる。又、アンロードバルブ35のタン
ク室41とタンクTとは遮断されてアンロードバルブ3
5が閉弁する。
【0025】これに対して、アンロード用パイロット圧
切換弁31が切換位置31b に切換わった場合にも、オリ
フィス39を介しての作動油の流通は引き続き許容され
る。又、アンロードバルブ35のタンク室41とタンク
Tとが連通してアンロードバルブ35は開弁する。尚、
図中符号43、45はリリーフ弁であるとともに、符号
47は逆止弁である。
【0026】次に、上記構成をなす油圧制御装置2の具
体的な構成を図2を参照して説明する。まず、ボディ5
1があり、このボディ51に、既に説明した優先弁PV、
アンロード用ソレノイドバルブ25、アンロード用パイ
ロット圧切換弁31、オリフィス33、減圧弁13、リ
リーフバルブ43、45、逆止弁47が組み込まれてい
る。アンロードバルブ35は、上記ボディ51とは別に
設けられている。又、ボディ51には、ポンプPに連絡
するポンプポートPPと、第1回路系統S1に連絡するポー
トPFと、第2回路系統S2に連絡する余剰流ポート3と、
上記アンロードバルブ35に連絡するポートPA等が形成
されている。
【0027】優先弁PVは、スプール53、コイルスプリ
ング55、端栓57等から構成されており、スプール5
3はコイルスプリング55によって図中右側に付勢され
ている。ポンプP及びポンプポートPPより供給される
動油が設定流量以下の場合には、上記作動油を図2中矢
印aで示すように、オリフィス59を介して第1回路系
S 1 側に供給する。それに対して、供給流量が設定流量
を超えた場合には、スプール53がコイルスプリング5
5の付勢力に抗して図中左側に移動する。それによっ
て、余剰流ポート3への流路が開放され、供給された作
動油の内余剰流量は図2中矢印bで示すように、第2回
路系統S2側にも供給される。
【0028】アンロード用ソレノイドバルブ25は、プ
ランジャ61を備えていて、このプランジャ61には弁
体63が固着されている。そして、既に述べたソレノイ
ド27の励磁・非励磁により上記プランジャ61が図中
上下方向に移動し、それによって、弁体63がシート6
5に選択的に着座して開弁或は閉弁する。又、上記優先
弁PVより供給される作動油は、流路67を介してこのア
ンロード用ソレノイドバルブ25に供給され流通してい
く。
【0029】アンロード用パイロット圧切換弁31は、
スリーブ69と、このスリーブ69内に図中左右方向に
移動可能に収容されたスプール71と、このスプール7
1を図中右側に付勢するコイルスプリング37等から構
成されている。又、オリフィス33は上記スリーブ69
に形成されているとともに、オリフィス39はスプール
71に形成されている。そして、上記アンロード用ソレ
ノイドバルブ25が非励磁のときには図に示すような状
態にあり、アンロードバルブ35のタンク室41を、流
路73、連通孔75、流路77、連通孔79、流路81
を介してタンクTに連通させる。これに対して、アンロ
ード用ソレノイドバルブ25が励磁された場合には、ス
プール71がコイルスプリング37のスプリング力に抗
して図中左側に移動する。それによって、流路73、連
通孔75、流路77、連通孔79、流路81を結ぶ流路
が遮断される。
【0030】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、外部電気信号が入力されておらず、第1及び第2制
御弁V1、V2の比例ソレノイド14、15が非励磁状態に
ある場合から説明する。ポンプPより流入した作動油
は、優先弁PVにより分流されて、その内余剰流量は余剰
流ポート3を介して第2回路系統S2に供給される。一
方、優先流量は制御流ポート1を介して、アンロード用
ソレノイドバルブ25及びアンロード用パイロット圧切
換弁31の両方に並列に供給され、逆止弁47を介して
第1回路系統S1に供給される。
【0031】又、アンロード用パイロット圧切換弁31
が切換位置31b に切換わっているので、アンロードバル
ブ35のタンク室41が、流路73、連通孔75、流路
77、連通孔79、流路81を介してタンクT側に連通
され、よって、アンロードバルブ35は開弁する。よっ
て、余剰流量は、中立ポート17、19を介してタンク
Tに戻るとともに、このアンロードバルブ35を介して
もタンクTに戻る。
【0032】次に、外部電気信号の入力によって第1又
は第2制御弁V1、V2の比例ソレノイド14、15が励磁
された場合について説明する。上記比例ソレノイド1
4、15の励磁によって、図3に示すように、アンロー
ド用ソレノイドバルブ25のソレノイド27が同時に励
磁され、アンロード用ソレノイドバルブ25は閉位置25
b に切換わる。すなわち、プランジャ61、弁体63が
図中下方に移動して、弁体63がシート65に着座す
る。よって、優先流量はアンロード用パイロット圧切換
弁31側にのみ流通して第1回路系統S1に供給される。
【0033】又、上記アンロード用パイロット圧切換弁
31は切換位置31aに切換わり、アンロードバルブ35
の圧力室41をタンクTに開放している流路73、連通
孔75、流路77、連通孔79、流路81が遮断される
ので、アンロードバルブ35は閉弁する。又、そのと
き、ポンプP側の圧力(P1 )は、(ステアリング圧
力)と、(オリフィス33と39による圧力差)と、
(優先弁PVの制御圧力)とを加算したものとなる。
【0034】次に、上記のような状態における第1及び
第2制御弁V1、V2へのパイロット圧について説明する。
既に述べたように、制御流量の一部又は全部はオリフィ
ス33とアンロード用パイロット圧切換弁31のオリフ
ィス39を介して、第1回路系統S1側に供給される。そ
の際、上記二つのオリフィス33、39の作用によって
十分な差圧が発生し、それによって、必要なパイロット
圧を確実に提供することができる。
【0035】次に、非常時の作用について説明する。ア
ンロードバルブ35はアンロード用ソレノイドバルブ2
5の切換動作によって動作するものであり、第1及び第
2制御弁V1、V2の比例ソレノイド14、15が非励磁の
時にアンロード状態となる。よって、仮に、第1及び第
2制御弁V1、V2のスプール部5、7がスティックするよ
うな事態が発生して中立状態が遮断されるようなことに
なっても、第1及び第2制御弁V1、V2の比例ソレノイド
14、15を非励磁ととすことにより、アンロード状態
となり、ポンプP側の圧力の異常な上昇を防止すること
ができる。尚、アンロードバルブ35は、余剰流量のみ
をアンロードするものであり、よって、第1回路系統S2
への制御流量は確保される。
【0036】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、第1及び第2制御弁V1、V2
のパイロット圧を常に安定した状態で提供することがで
きる。つまり、第1及び第2制御弁V1、V2が中立状態に
ある場合に十分なパイロット圧が提供されることはもと
より、第1及び第2制御弁V1、V2の比例ソレノイド1
4、15が励磁された場合にも、制御流量はオリフィス
33、39を介して第1回路系統S1に流通し、その際大
きな差圧が生じてそれがパイット圧として供給されるか
らである。
【0037】又、第1制御弁V1、第2制御弁V2のスプー
ル部5、7がスティックしたような非常時にも、第1制
御弁V1、第2制御弁V2の比例ソレノイド14、15を非
励磁とすることにより、アンロードバルブ35を開弁さ
せて、余剰流量側の作動油をアンロードさせることがで
きるので、油温の上昇を防止することができる等安全性
を向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上本発明による油圧制御装置による
と、制御弁の比例ソレノイドを励磁させたような場合に
も、必要なパイロット圧を提供することができ、常に安
定したパイロット圧を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す油圧制御回路の回路図
である。
【図2】本発明の一実施例よる油圧制御装置の断面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例による油圧制御装置の断面図
である。
【図4】従来の油圧制御回路を示す回路図である。
【符号の説明】
14 比例ソレノイド 15 比例ソレノイド 25 アンロード用ソレノイドバルブ(ソレノイドバル
ブ) 31 アンロード用パイロット圧切換弁(切換弁) 35 アンロードバルブ V1 制御弁 V2 制御弁 P ポンプ PV 優先弁 S1 第1回路系統 S2 第2回路系統 T タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 11/00 - 11/22 B66F 9/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ,第1回路系統,第2回路系統に
    連絡するボディと、上記ボディ内に設置され上記ポンプ
    より供給される作動油が設定流量以下の場合にはスプー
    ルがコイルスプリングにより一方向に付勢されていて上
    記設定流量以下の作動油を第1回路系統側にのみ供給し
    上記ポンプより供給される作動油が設定流量を超えた場
    合にはスプールがコイルスプリングの付勢力に抗して他
    方向に移動して作動油の内設定流量を第1回路系統側に
    供給するとともに設定流量を超えた余剰流量を第2回路
    系統側に供給する優先弁と、上記ボディ内に設置され上
    記第2回路系統に設けられた制御弁の比例ソレノイドの
    非励磁・励磁に同期して非励磁・励磁となり非励磁の場
    合には上記優先弁より供給される第1回路系統側への作
    動油の流通を許容し励磁された場合には上記優先弁より
    供給される第1回路系統側への作動油の流通を停止する
    ソレノイドバルブと、上記ボディ内であって上記ソレノ
    イドバルブに対して並列配置され上記ソレノイドバルブ
    が非励磁のときにはオリフィスを有するスプールをコイ
    ルスプリングによって一方向に付勢されており上記ソレ
    ノイドバルブが励磁されたときには上記スプールがコイ
    ルスプリングのスプリング力に抗して他方向に移動し
    レノイドバルブが励磁している場合には上記優先弁より
    供給される第1回路系統への作動油の全部の流通をオリ
    フィスを介して許容し、ソレノイドバルブが非励磁の場
    合も上記優先弁より供給される第1回路系統への作動油
    の一部の流通をオリフィスを介して許容する切換弁と、
    上記ボディ内に又はボディとは別体に設けられ上記ソレ
    ノイドバルブが非励磁であって切換弁のスプールがコイ
    ルスプリングによって一方向に付勢されている場合には
    圧力室がタンク側に開放されて開弁し第2回路系統側に
    供給された余剰流量をアンロードし上記ソレノイドバル
    ブが励磁されて切換弁のスプールがコイルスプリングに
    よって他方向に移動した場合には圧力室とタンクとが遮
    断されて閉弁するアンロードバルブと、を具備したこと
    を特徴とする油圧制御装置。
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