JP3176008B2 - 半導体メモリ回路 - Google Patents

半導体メモリ回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、電気的にデ−タ
の書き込み及び消去が可能な半導体メモリ回路の自動書
き込み機能及び自動消去機能の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気的にデ−タの書き込み及び消
去が可能な半導体メモリ、例えばフラッシュEEPRO
Mは、書き込みモ−ド、消去モ−ド及び読み出しモ−ド
の3つの基本的なモ−ドを有している。
【0003】図18は、書き込みモ−ドのうちいわゆる
自動書き込みモ−ドを示すフロ−チャ−トである。この
自動書き込みモ−ドについて簡単に説明する。まず、ア
ドレスデ−タと入力デ−タがメモリ回路に入力され(ス
テップST1)、当該アドレスデ−タにより指定された
メモリセルに入力デ−タが書き込まれる(ステップST
2)。
【0004】メモリセルに印加される高電圧を放電する
リカバリィ時間を経た後(ステップST3)、センスア
ンプを通してメモリセルの閾値状態を検証するベリファ
イモ−ドとなる(ステップST4)。
【0005】コンパレ−タにより、センスアンプの出力
デ−タとメモリ回路の入力デ−タが比較され、両者のデ
−タが一致すれば入力デ−タの書き込みが完了し、両者
のデ−タが不一致ならば入力デ−タの再書き込みが行わ
れる(ステップST5〜7)。
【0006】この再書き込みは、最高25回まで繰り返
され、両者のデ−タが常に不一致のときは、このメモリ
回路が不良と判定される。このように、自動書き込みモ
−ドは、メモリセルに所望のデ−タを書き込んだ後に、
当該メモリセルの閾値状態をセンスアンプを通して読み
取り、当該メモリセルに所望のデ−タがきちんと書き込
まれたか否かを自動的に判断するというモ−ドである。
そして、メモリセルに所望のデ−タが書き込まれていな
い場合、当該メモリセルに所望のデ−タがきちんと書き
込まれるまで、デ−タの書き込みが繰り返して行われ
る。
【0007】なお、自動書き込みモ−ドの他に自動消去
モ−ドがある。自動消去モ−ドは、メモルセルのデ−タ
を消去した後に、当該メモリセルの閾値状態をセンスア
ンプを通して読み取り、当該メモリセルのデ−タがきち
んと消去されたか否かを自動的に判断するというモ−ド
である。そして、メモリセルのデ−タが消去されていな
い場合、当該メモリセルのデ−タがきちんと消去される
まで、デ−タの消去が繰り返して行われる。 (1) 従来回路A 図19〜図21は、自動書き込み(消去)モ−ドを実行
するための従来回路の一例を示すものである。なお、図
20は、図19のセンスアンプの構成を示す回路図であ
り、図21は、図19のコンパレ−タの構成を示す回路
図である。
【0008】書き込み(消去)回路17は、書き込み
(消去)スタ−ト信号PSTARTを受けて、メモリセ
ル11の所定のメインセルMCについて、デ−タの書き
込み又は消去を実行する。また、ベリファイ時におい
て、メインセルMCについて所定のデ−タの書き込み又
は消去が実行されたか否かが判定される。
【0009】まず、デ−タの書き込みを行ったメインセ
ルMCのデ−タをセンスアンプ12−1〜12−Nによ
り読み出す。このセンスアンプ12−1〜12−Nは、
メインセルMCのセル電流と基準セルRCのセル電流を
比較する方式を採用している。セル電流は、各メモリセ
ルのワ−ド線電位(ゲ−ト電位)VWLとメモリセルの閾
値Vthに依存する。
【0010】ワ−ド線電位VWLが一定の場合、メインセ
ルMCの閾値Vthが十分に高いとメインセルMCはオフ
するため、当該メインセルMCにセル電流は流れなくな
る。このため、トランジスタP1のドレイン電位VSA
は、トランジスタP2のドレイン電位VREF よりも高く
なる。つまり、センスアンプは、“0”デ−タを出力す
ることになる。
【0011】一方、メインセルMCの閾値Vthが十分に
低いとメインセルMCはオンするため、当該メインセル
MCにセル電流が流れる。このため、トランジスタP1
のドレイン電位VSAは、トランジスタP2のドレイン電
位VREF よりも小さくなる。つまり、センスアンプは、
“1”デ−タを出力することになる。
【0012】なお、このメモリ回路では、自動書き込み
モ−ド(“0”デ−タを書き込む場合に限る)のベリフ
ァイ時のワ−ド線電位VWLを7Vに設定し、また、自動
消去モ−ド(全て“1”デ−タにする)のベリファイ時
のワ−ド線電位VWLを3Vに設定している。即ち、これ
らのモ−ドにおけるベリファイ時のワ−ド線電位VWL
は、通常の読み出し時のワ−ド線電位VWL(=5V)
に対して、±2Vの差を有している。
【0013】これは、自動書き込みモ−ド(“0”デ−
タを書き込む場合に限る)のベリファイ時のセンスアン
プが“1”デ−タを出力し易く、自動消去モ−ドのベリ
ファイ時のセンスアンプが“0”デ−タを出力し易くす
ることにより、書き込み又は消去が完了したと判断され
る条件を厳しいものとし、完全なデ−タの書き込み及び
消去を達成するためである。
【0014】次に、入力デ−タ(書き込みデ−タ又は消
去デ−タ)DINとセンスアンプの出力デ−タSAが、コ
ンパレ−タ13−1〜13−Nにより比較される。コン
パレ−タは、双方のデ−タが一致すれば書き込み又は消
去完了の出力A(“0”デ−タ)を出力し、双方のデ−
タが不一致ならば書き込み又は消去未完了の出力A
(“1”デ−タ)を出力する。
【0015】コンパレ−タ13−1の出力デ−タは、N
OR14−1の一方の入力端子に入力される。NOR1
4−1の他方の入力端子には、“0”デ−タが入力され
る。NOR14−1の出力デ−タは、インバ−タ15−
1に入力される。
【0016】コンパレ−タ13−2の出力デ−タは、N
OR14−2の一方の入力端子に入力される。NOR1
4−2の他方の入力端子には、インバ−タ15−1の出
力デ−タが入力される。NOR14−2の出力デ−タ
は、インバ−タ15−2に入力される。
【0017】同様に、コンパレ−タ13−N(Nは自然
数)の出力デ−タは、NOR14−Nの一方の入力端子
に入力される。NOR14−Nの他方の入力端子には、
インバ−タ15−(N−1)の出力デ−タが入力され
る。NOR14−Nの出力デ−タは、インバ−タ15−
Nに入力される。
【0018】そして、インバ−タ15−Nの出力デ−タ
Bは、判定回路16に入力され、判定回路16は、N個
のメインセルに所望のデ−タが書き込まれたか否かを判
定する。
【0019】即ち、N個のコンパレ−タのうち少なくと
も一つが書き込み又は消去未完了の出力(“1”デ−
タ)を出力する場合、インバ−タ15−Nの出力デ−タ
Bは、“1”となる。従って、判定回路16は、メイン
セルの書き込み又は消去が未完了であると判定し、再書
き込み(消去)信号発生回路30に書き込み(消去)未
完了信号PNOを送信する。
【0020】再書き込み(消去)信号発生回路30は、
書き込み(消去)未完了信号PNOを受けて、再書き込
み(消去)信号PRETRYを書き込み(消去)回路1
7に送信する。
【0021】そして、書き込み(消去)回路17は、こ
の再書き込み(消去)信号PRETRYを受けて、メモ
リセル11の所定のメインセルMCについて、デ−タの
再書き込み又は再消去を実行する。
【0022】この後、同じようにベリファイが行われ、
このベイファイが所定の回数(例えば25回)を越える
と、再書き込み(消去)信号発生回路30は、再書き込
み(消去)信号PRETRYを書き込み(消去)回路1
7に送信することなく、製品不良の信号を発生する。
【0023】一方、全てのコンパレ−タが書き込み又は
消去完了の出力(“0”デ−タ)を出力する場合、イン
バ−タ15−Nの出力デ−タBは、“0”となる。従っ
て、判定回路16は、メインセルの書き込み又は消去が
完了したと判定し、書き込み(消去)未完了信号PNO
を再書き込み(消去)信号発生回路30に送信すること
なく、製品良の信号を出力する。 (2) 従来回路B 図22及び図23は、自動書き込み(消去)モ−ドを実
行するための従来回路の他の一例を示すものである。な
お、図23は、図22のクロックドインバ−タの構成を
示す回路図である。
【0024】この回路は、図19の従来回路と比較する
と、インバ−タ15−Nと判定回路16の間にクロック
ドインバ−タ18を接続した点が異なり、他の構成は図
19の従来回路と全く同じである。
【0025】クロックドインバ−タ18は、制御信号C
TL1により制御されている。そして、図24に示すよ
うに、制御信号CTL1が“1”の間、クロックドイン
バ−タ18は、制御信号CTL1が“1”になったとき
のデ−タBの状態を維持し、出力デ−タB´として出力
する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来回路Aの場合、図
25に示すように、動作判定区間において出力デ−タB
が何らかの原因により例えば“0”から“1”に反転す
ると、判定回路16は、最初はメインセルの書き込み又
は消去が完了したと判定するが、途中で書き込み又は消
去が未完了であると判定する。従って、判定回路16
は、再書き込み(消去)信号発生回路30に再書き込み
(消去)信号PNOと書き込み(消去)完了の信号(P
GOK)の両方を送信するため、誤動作の原因となる。
【0027】従来回路Bの場合、制御信号CTL1が
“1”のとき(動作判定区間)には、必ず判定回路16
の入力B´は、“0”か“1”に固定されるため、従来
回路Aにおける誤動作の問題点はなくなる。
【0028】しかし、自動書き込み(消去)モ−ドの動
作は、メインセルへの書き込み又は消去の回数を重ねる
度にメインセルの閾値Vthを上げ又は下げていくという
ものである。
【0029】従って、例えば自動書き込み(“0”デ−
タの書き込みに限る)モ−ドのベリファイ時におけるセ
ンスアンプでは、VSA<Vref からVSA>Vref にな
り、センスアンプ出力が“1”から“0”に変化すると
いう過程を経ることになる。
【0030】また、自動消去モ−ド(全て“1”デ−タ
にする)のベリファイ時におけるセンスアンプでは、V
SA>Vref からVSA<Vref になり、センスアンプ出力
が“0”から“1”に変化するという過程を経ることに
なる。
【0031】つまり、図26に示すように、センスアン
プ出力が“1”から“0”又は“0”から“1”に変化
する途中に、必ずVSAとVref がほぼ等しくなる段階が
存在する。この段階では、センスアンプの出力は、非常
に不安定であり、“0”デ−タと“1”デ−タを交互に
出力してしまう発振状態に陥ることになる。
【0032】センスアンプの出力が発振すると、コンパ
レ−タの出力も当然に発振状態になる。この場合、書き
込み(消去)完了か又は未完了かの判定は、クロックド
インバ−タにおける制御信号CTL1の“0”から
“1”への変化の瞬間に決まるため、メインセルと基準
セルの閾値が同じ程度であるにもかかわらず、図27及
び図28に示すように、ある確率で、書き込み(消去)
完了となることもあれば、書き込み(消去)未完了とな
ることもある。
【0033】従って、自動書き込みモ−ドを例にとれ
ば、VSA>Vref なる関係を十分に満たしていないにも
かかわらず、デ−タの書き込み完了と判定されると、書
き込み不足などの欠点が生じる。一方、VSA>Vref な
る関係を十分に満たすまで書き込みをするメインセルも
存在するため、デ−タの書き込み完了後におけるメイン
セルの閾値Vthの分布幅が広くなってしまう欠点もあ
る。
【0034】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、デ−タの書き込み又は消去モ−ド
におけるベリファイ時のセンスアンプの発振による判定
結果のばらつきをなくし、デ−タの書き込み又は消去を
完全に行うことにより安定したメインセルの閾値を設定
することができる半導体メモリ回路を提供することであ
る。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体メモリ回路は、入力デ−タに基づい
て、メモリセルについて書き込み又は消去を行う第1手
段と、前記メモリセルのデ−タを読み出すセンスアンプ
と、前記センスアンプの読み出しデ−タと前記入力デ−
タとを比較して、両者のデ−タの一致又は不一致を決定
するコンパレ−タと、第1制御信号が入力され、前記第
1制御信号により決まる一定期間において、前記コンパ
レ−タが1度でも不一致デ−タを出力するときは、この
不一致デ−タを保持及び出力し続け、前記コンパレ−タ
が常に一致デ−タを出力するときのみ、この一致デ−タ
を出力するラッチ回路と、第2制御信号が入力され、前
記第2制御信号により決まる一定期間において、前記ラ
ッチ回路の出力デ−タに基づいて、前記メモリセルにつ
いて書き込み又は消去が完了したか否かを判定する判定
回路と、前記判定回路が書き込み又は消去未完了信号を
出力するときは、前記第1手段に、前記入力デ−タに基
づいて、前記メモリセルについて再書き込み又は再消去
を行わせる第2手段とを備える。
【0036】前記センスアンプは、メインセルの閾値と
基準セルの閾値を比較し、前記メインセルに流れるセル
電流と基準セルに流れるセル電流の大小関係により読み
出しデ−タを決定する方式を有する。
【0037】また、第3制御信号の入力により前記メモ
リセルのデ−タの読み出しが開始され、さらに、前記第
3制御信号を一定時間だけ遅らせて前記第1制御信号を
得るための遅延回路を備える。
【0038】前記センスアンプ、前記コンパレ−タ及び
前記ラッチ回路を一組とする第3手段をN(Nは自然
数)組有し、さらに、前記N組の第3手段のうち1つで
も不一致デ−タを出力するときは不一致デ−タを出力
し、前記N組の第3手段の全てが一致デ−タを出力する
ときのみ一致デ−タを出力する第4手段を備える。この
場合、前記第4手段の出力デ−タが前記判定回路に入力
される。
【0039】前記センスアンプ及び前記コンパレ−タを
一組とする第3手段をN(Nは自然数)組有し、さら
に、前記N組の第3手段のうち1つでも不一致デ−タを
出力するときは不一致デ−タを出力し、前記N組の第3
手段の全てが一致デ−タを出力するときのみ一致デ−タ
を出力する第4手段を備える。この場合、前記第4手段
の出力デ−タが前記ラッチ回路に入力される。
【0040】前記判定回路は、書き込み又は消去完了信
号を出力するときは、書き込み又は消去未完了信号を出
力せず、前記第2手段は、前記書き込み又は消去未完了
信号が所定回数に達したときは、製品不良信号を出力
し、前記第1手段に再書き込み又は再消去を行わせな
い。
【0041】
【作用】上記構成によれば、コンパレ−タの出力デ−タ
は、ラッチ回路を介して判定回路に入力されている。ま
た、ラッチ回路は、第1制御信号により決定される一定
期間においては、コンパレ−タが1度でも不一致デ−タ
を出力するときは、この不一致デ−タを保持及び出力し
続け、前記コンパレ−タが常に一致デ−タを出力すると
きのみ、この一致デ−タを出力する。
【0042】つまり、メモリセルについて書き込み又は
消去が十分に完了しておらず、センスアンプの出力デ−
タが発振し、コンパレ−タが一致デ−タと不一致デ−タ
を交互に出力している状態にあっては、ラッチ回路は、
常に、不一致デ−タを出力し続けることになる。
【0043】従って、ラッチ回路が一致デ−タ(書き込
み又は消去完了)を出力する際には、メインセルの閾値
は、基準セルの閾値に対し十分な差を有し安定している
ため、書き込み又は消去を十分に行うことができると共
に、書き込み又は消去後のメインセルの閾値分布の幅を
広くするということもない。
【0044】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の半導体
メモリ回路について詳細に説明する。図1は、本発明の
第1の実施例に係わる半導体メモリ回路を示している。
なお、図1において、破線100で囲んだ部分が自動書
き込み(消去)制御回路を示している。
【0045】この半導体メモリ回路の構成について説明
する。メインセル11には、センスアンプ12−1〜1
2−Nが接続されている。各センスアンプは、メインセ
ルの閾値と基準セルの閾値の大小関係により出力を変え
る。即ち、メインセルの閾値が基準セルの閾値より大き
いとき(“0”デ−タ記憶時)は“0”デ−タを出力
し、メインセルの閾値が基準セルの閾値より小さいとき
(“1”デ−タ記憶時)は“1”デ−タを出力する。各
センスアンプには、例えば図20の回路を用いることが
できる。
【0046】センスアンプ12−1〜12−Nには、コ
ンパレ−タ13−1〜13−Nが接続されている。コン
パレ−タ13−1〜13−Nは、入力デ−タ(書き込み
又は消去デ−タ)とセンスアンプの出力デ−タを比較す
る。そして、各コンパレ−タは、双方のデ−タが一致し
たときに書き込み又は消去完了の出力(“0”デ−タ)
を出力し、双方のデ−タが不一致ならば書き込み又は消
去未完了の出力(“1”デ−タ)を出力する。各コンパ
レ−タには、例えば図21の回路を用いることができ
る。
【0047】コンパレ−タ13−1〜13−Nには、ラ
ッチ回路20−1〜20−Nが接続されている。各ラッ
チ回路には、制御信号CTL3が入力される。制御信号
CTL3は、外部からの制御信号CTL2を遅延回路1
9を通すことにより得られる信号である。なお、制御信
号CTL2がメモリ回路に入力されると、ベリファイモ
−ドが実行される。
【0048】遅延回路は、例えば図2に示すような構成
を有している。即ち、制御信号CTL2は、NAND2
1の一方の入力端に入力される。制御信号CTL2の入
力端とNAND21の他方の入力端の間には、Pチャネ
ルMOSトランジスタP10とNチャネルMOSトラン
ジスタN10のソ−ス・ドレインが接続される。Pチャ
ネルMOSトランジスタP10のゲ−トには、接地電位
が印加され、NチャネルMOSトランジスタN10のゲ
−トには電源電位VDDが印加される。また、NAND
21の他方の入力端には、MOSコンデンサCP,CN
が接続される。NAND21の出力端は、インバ−タ2
2の入力端に接続される。インバ−タ22は、制御信号
CTL3を出力する。
【0049】この遅延回路は、制御信号CTL2が
“0”から“1”に変わる場合(動作判定区間の開示
時)のみ、制御信号CTL3の“0”から“1”への変
化を一定期間だけ遅らせる。
【0050】ラッチ回路は、例えば図3に示すような構
成を有している。即ち、NOR23の一方の入力端に
は、コンパレ−タの出力デ−タA−k(kは1,2,…
N)が入力される。NOR23の出力端は、NOR24
の一方の入力端に接続される。制御信号CTL3は、イ
ンバ−タ25を介してNOR24の他方の入力端に入力
される。NOR24の出力端は、NOR23の他方の入
力端に接続される。ラッチ回路の出力デ−タA´−k
は、NOR24の出力端から得られる。
【0051】このラッチ回路は、例えば図4に示すよう
に、制御信号CTL3が“1”の期間(動作判定区間)
においては、コンパレ−タの出力デ−タA−kが一度で
も“1”(書き込み又は消去未完了)なると、その時点
から後においては“1”デ−タを出力デ−タA´−kと
して出力し続ける。
【0052】また、例えば図5に示すように、ラッチ回
路は、コンパレ−タの出力デ−タA−kが、常に“0”
(書き込み又は消去完了)の場合にのみ、出力デ−タA
´−kとして“0”デ−タを出力し続ける。
【0053】ラッチ回路20−1の出力デ−タは、NO
R14−1の一方の入力端に入力される。NOR14−
1の他方の入力端には、“0”デ−タが入力される。N
OR14−1の出力デ−タは、インバ−タ15−1に入
力される。
【0054】ラッチ回路20−2の出力デ−タは、NO
R14−2の一方の入力端に入力される。NOR14−
2の他方の入力端には、インバ−タ15−1の出力デ−
タが入力される。NOR14−2の出力デ−タは、イン
バ−タ15−2に入力される。
【0055】同様に、ラッチ回路20−Nの出力デ−タ
は、NOR14−Nの一方の入力端に入力される。NO
R14−Nの他方の入力端には、インバ−タ15−(N
−1)の出力デ−タが入力される。NOR14−Nの出
力デ−タは、インバ−タ15−Nに入力される。
【0056】そして、インバ−タ15−Nの出力デ−タ
Bは、判定回路16に入力され、判定回路16は、N個
のメインセルに所望のデ−タが書き込まれたか否かを判
定する。判定回路16は、N個のメインセルのうちの一
つにでも所望のデ−タが書き込まれていないと判断する
と、書き込み(消去)未完了信号PNOを再書き込み
(消去)信号発生回路30に送信する。
【0057】判定回路16は、例えば図6に示すような
構成を有している。即ち、制御信号CTL4は、インバ
−タI11を介して、NOR31の一方の入力端子及び
NOR32の一方の入力端子にそれぞれ入力されてい
る。また、インバ−タ15−Nの出力デ−タBは、NO
R31の他方の入力端子及びインバ−タI12を介して
NOR32の他方の入力端子にそれぞれ入力されてい
る。
【0058】なお、NOR31の出力信号PGOK(=
“1”)は、デ−タの書き込み又は消去が完了した場合
にのみ出力される。また、NOR32の出力信号PNO
(=“1”)は、デ−タの書き込み又は消去が未完了の
場合にのみ出力される。
【0059】再書き込み(消去)信号発生回路30は、
例えば図7に示すようなカウンタと図8に示すような再
書き込み(消去)信号発生部とから構成されている。カ
ウンタの構成について図7を参照しながら説明する。即
ち、書き込み(消去)未完了信号PNOと、この信号P
NOがインバ−タI13により反転された信号/PNO
は、それぞれ信号F0,F0Bとしてバイナリカウンタ
33−1に入力される。同様に、バイナリカウンタ33
−k(kは1〜4)の出力信号Fk,FkBは、バイナ
リカウンタ33−(k+1)に入力されている。また、
バイナリカウンタ33−5の出力信号F5は、NAND
34に入力されている。
【0060】セット信号SETは、バイナリカウンタ3
3−1〜33−5及びNAND34にそれぞれ入力され
ている。NAND34には、さらに書き込み(消去)未
完了信号PNO及びバイナリカウンタ33−4の出力信
号F4が入力されている。NAND34の出力端は、イ
ンバ−タI14に接続される。製品が不良であることを
示す信号PGNG(=“1”)は、インバ−タI14か
ら出力される。
【0061】各々のバイナリカウンタは、例えば図9に
示すような構成を有している。信号Fk(kは0〜4)
は、NチャネルMOSトランジスタN11,N14のゲ
−ト及びPチャネルMOSトランジスタP12,P13
のゲ−トに入力されている。また、信号FkB(kは0
〜4)は、NチャネルMOSトランジスタN12,N1
3のゲ−ト及びPチャネルMOSトランジスタP11,
P14のゲ−トに入力されている。トランジスタN1
1,P11は、互いに並列に接続され、トランジスタN
12,P12は、互いに並列に接続され、トランジスタ
N13,P13は、互いに並列に接続され、トランジス
タN14,P14は、互いに並列に接続されている。
【0062】トランジスタN11,P11と、トランジ
スタN12,P12と、トランジスタN13,P13
と、トランジスタN14,P14は、互いに直列に接続
され、このようなトランジスタの直列回路の二つの端部
は、インバ−タI18を介して互いに接続されている。
【0063】NAND36の一方の入力端には、セット
信号SETが入力され、他方の入力端には、ノ−ドn1
の電位が入力される。NAND36の出力信号は、イン
バ−タI16を介してノ−ドn2に印加される。NAN
D37の一方の入力端には、セット信号SETが入力さ
れ、他方の入力端には、ノ−ドn3の電位が入力され
る。NAND36の出力信号は、インバ−タI17を介
してノ−ドn4に印加される。
【0064】インバ−タI18の出力信号は、インバ−
タI19を介して信号F(k+1)になり、インバ−タ
I19,I20を介して信号F(k+1)Bになり、次
段のバイナリカウンタ又はNAND34に入力される。
【0065】上述のカウンタは、ベリファイの回数を制
限するためのものである。従って、通常は、カウンタの
出力信号PGNGは、“0”となっている。しかし、ベ
リファイが所定の回数(本実施例では25回)に達する
と、NAND34の入力は、全て“1”となり、出力信
号PGNGは、“1”となる。
【0066】再書き込み(消去)信号発生部の構成につ
いて図8を参照しながら説明する。書き込み(消去)未
完了信号PNOは、インバ−タI15を介して、NOR
35の一方の入力端に入力されている。上述のカンンタ
の出力信号PGNGは、直接、NOR35の他方の入力
端に入力されている。
【0067】通常、カウンタの出力信号PGNGは
“0”であるから、書き込み(消去)未完了信号PNO
(=“1”)が出力されているとき、再書き込み(消
去)信号PRETRY(=“1”)が出力される。
【0068】即ち、再書き込み(消去)信号発生回路3
0は、書き込み(消去)未完了信号PNOを受けて、再
書き込み(消去)信号PRETRYを書き込み(消去)
回路17に送信する。また、再書き込み(消去)信号発
生回路30は、ベイファイが所定の回数(例えば25
回)を越えると、再書き込み(消去)信号PRETRY
(=“1”)を書き込み(消去)回路17に送信するこ
となく、製品が不良であることを示す信号PGNG(=
“1”)を発生する。
【0069】書き込み(消去)回路17は、再書き込み
(消去)信号PRETRYを受けて、メモリセル11の
所定のメインセルMCについて、デ−タの再書き込み又
は再消去を実行する。
【0070】次に、上記半導体メモリ回路の動作につい
て説明する。 [A] 書き込み動作は、以下のとうりである。アドレ
スデ−タと入力デ−タがメモリ回路に入力され、書き込
み回路17は、当該アドレスデ−タにより指定されたメ
モリセルに入力デ−タを書き込む。メモリセルに印加さ
れる高電圧を放電するリカバリィ時間を経た後、センス
アンプを通してメモリセルの閾値状態を検証するベリフ
ァイモ−ドとなる。
【0071】a.入力デ−タが“0”の場合 まず、メインセルの浮遊ゲ−トに電子を注入したが当該
メインセルの閾値が低く今だ十分に入力デ−タの書き込
みが行われていない場合を考える。この場合、メインセ
ルにはセル電流が流れるため、センスアンプの出力デ−
タは、“1”になる。
【0072】コンパレ−タは、入力デ−タ“0”とセン
スアンプの出力デ−タ“1”を比較する。両者のデ−タ
は、不一致であるから、図10に示すように、コンパレ
−タの出力デ−タA−k(kは1,2,…N)は“1”
(書き込み未完了)となる。
【0073】従って、制御信号CTL2が“1”になっ
て一定期間経過後、制御信号CTL3が“1”になる
と、ラッチ回路の出力デ−タA´−kは“1”になる。
また、インバ−タ15−Nの出力デ−タBは“1”にな
る。
【0074】判定回路16は、動作判定区間、即ち制御
信号CTL4が“1”のときに書き込み完了又は未完了
の判定をする。この場合、制御信号CTL4及び出力デ
−タBが共に“1”のため、判定回路16は、図13に
示すように、書き込み未完了信号PNO(=“1”)を
出力する。
【0075】また、再書き込み信号発生回路30は、書
き込み未完了信号PNOを受けて、再書き込み信号PR
ETRY(=“1”)を出力する。従って、書き込み回
路17は、再書き込み信号PRETRYを受けて、再び
メインセルに入力デ−タを書き込む。
【0076】なお、再書き込み信号発生回路30は、カ
ウンタを有している。このカウンタは、書き込み未完了
信号PNO(=“1”)のパルスが所定回数(本実施例
では25回)に達すると、製品不良信号PGNG(=
“1”)を出力する。
【0077】また、製品不良信号PGNGが“1”とな
るから、再書き込み信号PRETRYは常に“0”とな
る。従って、書き込み回路17は、メインセルへの入力
デ−タの書き込みを行わない。
【0078】次に、メインセルの閾値が基準セルの閾値
とほぼ同じ程度になった場合を考える。この場合、セン
スアンプ出力は、不安定になり、“1”デ−タと“0”
デ−タを交互に出力する。よって、図11に示すよう
に、コンパレ−タの出力デ−タA−k(kは1,2,…
N)は、発振状態となる。
【0079】従って、制御信号CTL2が“1”になっ
て一定期間経過後、制御信号CTL3が“1”になる
と、コンパレ−タの出力が“1”になった時点でラッチ
回路の出力デ−タA´−kは“1”になる。ラッチ回路
は、制御信号CTL3が“1”の期間、出力デ−タ
“1”を出力し続ける。
【0080】インバ−タ15−Nの出力デ−タBは
“1”になり、判定回路16は、動作判定区間において
デ−タの書き込み未完了(NG)と判断し、書き込み未
完了信号PNO(=“1”)を出力する。
【0081】また、再書き込み信号発生回路30は、書
き込み未完了信号PNOを受けて、再書き込み信号PR
ETRY(=“1”)を出力する。従って、書き込み回
路17は、再書き込み信号PRETRYを受けて、再び
メインセルに入力デ−タを書き込む。
【0082】次に、浮遊ゲ−トヘの電子の注入が十分に
行われメインセルの閾値が基準セルの閾値よりも大きく
なった場合を考える。この場合、センスアンプにはセル
電流が流れないため、センスアンプは、“0”デ−タを
出力する。
【0083】コンパレ−タは、図12に示すように、入
力デ−タ“0”とセンスアンプの出力デ−タ“0”が一
致するため、出力デ−タA−k(kは1,2,…N)と
して“0”(書き込み完了)を出力する。
【0084】従って、制御信号CTL2が“1”になっ
て一定期間経過後、制御信号CTL3が“1”になる
と、ラッチ回路の出力デ−タA´−kは“0”になる。
また、コンパレ−タの出力デ−タA−kは常に“0”で
あるため、ラッチ回路は、出力デ−タA´−kとして
“0”デ−タを出力し続ける。
【0085】また、全てのラッチ回路の出力デ−タが
“0“になることを条件として、インバ−タ15−Nの
出力デ−タBは“0”になり、判定回路16は、動作判
定区間においてデ−タの書き込み完了(OK)と判断す
る。
【0086】従って、判定回路16は、動作判定区間に
おいてデ−タの書き込み完了(OK)と判断し、書き込
み完了信号PGOK(=“1”)を出力する。また、判
定回路16は、書き込み未完了信号PNOとして“0”
を出力するため、再書き込み信号PRETRYも“0”
となり、入力デ−タの再書き込みは行われない。
【0087】なお、制御信号CTL2を“1”にしてベ
リファイモ−ドにした後、一定期間Dを経過させてから
制御信号CTL3を“1”にするのは、センスアンプの
出力ノイズNが判定結果に影響を与えることを防止する
ためである。即ち、書き込み完了の条件は、制御信号C
TL3が“1”の期間においてコンパレ−タの出力A−
kが常に“0”であることであり、ノイズNがこの条件
の妨げることのないようにするためである(図12参
照)。
【0088】b.入力デ−タが“1”の場合 メインセルの浮遊ゲ−トへの電子の注入は行われず、メ
インセルの閾値は、基準セルの閾値よりも低い状態が維
持される。従って、メインセルにはセル電流が流れ、セ
ンスアンプは“1”デ−タを出力する。
【0089】コンパレ−タは、入力デ−タ“1”とセン
スアンプの出力デ−タ“1”が一致するため、図12に
示すように、出力デ−タA−k(kは1,2,…N)と
して“0”(書き込み完了)を出力する。
【0090】従って、制御信号CTL2が“1”になっ
て一定期間経過後、制御信号CTL3が“1”になる
と、ラッチ回路の出力デ−タA´−kは“0”になる。
また、コンパレ−タの出力デ−タは常に“0”であるた
め、ラッチ回路は、“0”デ−タを出力し続ける。
【0091】また、全てのラッチ回路の出力デ−タが
“0“になることを条件として、インバ−タの出力デ−
タBは“0”になる。すると、判定回路16は、動作判
定区間においてデ−タの書き込み完了(OK)と判断す
る。そして、判定回路16は、書き込み完了信号PGO
K(=“1”)を出力する。 [B] 消去動作は、以下のとうりである。まず、全て
のメモリセルの浮遊ゲ−トから電子が引き抜かれる。メ
モリセルに印加される高電圧を放電するリカバリィ時間
を経た後、センスアンプを通してメモリセルの閾値状態
を検証するベリファイモ−ドとなる。
【0092】まず、メモリセルの浮遊ゲ−トから電子が
十分に引き抜かれず当該メインセルの閾値が高く今だ十
分に入力デ−タの消去が行われていない場合を考える。
この場合、メインセルにはセル電流が流れないため、セ
ンスアンプは、“0”デ−タを出力することになる。
【0093】コンパレ−タは、消去デ−タ“1”とセン
スアンプの出力デ−タ“0”を比較する。両者のデ−タ
は、不一致であるから、図10に示すように、コンパレ
−タの出力デ−タA−k(kは1,2,…N)は“1”
(消去未完了)となる。
【0094】従って、制御信号CTL2が“1”になっ
て一定期間経過後、制御信号CTL3が“1”になる
と、ラッチ回路の出力デ−タA´−kは“1”になる。
また、インバ−タ15−Nの出力デ−タBは“1”にな
るため、判定回路16は、動作判定区間においてデ−タ
の消去未完了(NG)と判断する。
【0095】また、判定回路16は、制御信号CTL4
及び出力デ−タBが共に“1”のため、図13に示すよ
うに、消去未完了信号PNO(=“1”)を出力する。
再消去信号発生回路30は、消去未完了信号PNOを受
けて、再消去信号PRETRY(=“1”)を出力す
る。従って、消去回路17は、再消去信号PRETRY
を受けて、再びメインセルのデ−タの消去を行う。
【0096】なお、再消去信号発生回路30は、カウン
タを有している。このカウンタは、消去未完了信号PN
O(=“1”)のパルスが所定回数(本実施例では25
回)に達すると、製品不良信号PGNG(=“1”)を
出力する。
【0097】また、製品不良信号PGNGが“1”とな
るから、再消去信号PRETRYは常に“0”となる。
従って、消去回路17は、メインセルのデ−タの消去を
行わない。
【0098】次に、メインセルの閾値が基準セルの閾値
とほぼ同じ程度になった場合を考える。この場合、セン
スアンプ出力は、不安定になり、“1”デ−タと“0”
デ−タを交互に出力する。よって、図11に示すよう
に、コンパレ−タの出力デ−タA−k(kは1,2,…
N)は発振状態となる。
【0099】従って、制御信号CTL2が“1”になっ
て一定期間経過後、制御信号CTL3が“1”になる
と、コンパレ−タの出力が“1”になった時点でラッチ
回路の出力デ−タA´−kは“1”になる。ラッチ回路
は、制御信号CTL3が“1”の期間、出力デ−タ
“1”を出力し続ける。
【0100】インバ−タ15−Nの出力デ−タBは
“1”になり、判定回路16は、動作判定区間において
デ−タの消去未完了(NG)と判断し、消去未完了信号
PNO(=“1”)を出力する。
【0101】また、再消去信号発生回路30は、消去未
完了信号PNOを受けて、再消去信号PRETRY(=
“1”)を出力する。従って、消去回路17は、再消去
信号PRETRYを受けて、再びメインセルのデ−タの
消去を行う。
【0102】次に、浮遊ゲ−トから電子が十分に引き抜
かれメインセルの閾値が基準セルの閾値よりも小さくな
った場合を考える。この場合、センスアンプにはセル電
流が流れるため、センスアンプは、“1”デ−タを出力
する。
【0103】よって、コンパレ−ト回路は、図12に示
すように、消去デ−タ“1”とセンスアンプの出力デ−
タ“1”が一致するため、出力デ−タA−k(kは1,
2,…N)として“0”(消去完了)を出力する。
【0104】従って、制御信号CTL2が“1”になっ
て一定期間経過後、制御信号CTL3が“1”になる
と、ラッチ回路の出力デ−タA´−kは“0”になる。
また、コンパレ−タの出力デ−タは常に“0”であるた
め、ラッチ回路は、“0”デ−タを出力し続ける。
【0105】また、全てのラッチ回路の出力デ−タが
“0“になることを条件として、インバ−タ15−Nの
出力デ−タBは“0”になり、判定回路16は、動作判
定区間においてデ−タの消去完了(OK)と判断する。
【0106】従って、判定回路16は、動作判定区間に
おいてデ−タの消去完了(OK)と判断し、消去完了信
号PGOK(=“1”)を出力する。また、判定回路1
6は、消去未完了信号PNOとして“0”を出力するた
め、再消去信号PRETRYも“0”となり、メモリセ
ルのデ−タの再消去は行われない。図14は、本発明の
第2の実施例に係わる半導体メモリ回路を示している。
【0107】この半導体メモリ回路の構成について説明
する。メインセル11には、センスアンプ12−1〜1
2−Nが接続されている。各センスアンプは、メインセ
ルの閾値と基準セルの閾値の大小関係により出力を変え
る。即ち、メインセルの閾値が基準セルの閾値より大き
いとき(“0”デ−タ記憶時)は“0”デ−タを出力
し、メインセルの閾値が基準セルの閾値より小さいとき
(“1”デ−タ記憶時)は“1”デ−タを出力する。各
センスアンプには、例えば図20の回路を用いることが
できる。
【0108】センスアンプ12−1〜12−Nには、コ
ンパレ−タ13−1〜13−Nが接続されている。コン
パレ−タ13−1〜13−Nは、入力デ−タ(書き込み
又は消去デ−タ)とセンスアンプの出力デ−タを比較す
る。そして、各コンパレ−タは、双方のデ−タが一致し
たときに書き込み又は消去完了の出力(“0”デ−タ)
を出力し、双方のデ−タが不一致ならば書き込み又は消
去未完了の出力(“1”デ−タ)を出力する。各コンパ
レ−タには、例えば図21の回路を用いることができ
る。
【0109】コンパレ−タ13−1の出力デ−タは、N
OR14−1の一方の入力端に入力される。NOR14
−1の他方の入力端には、“0”デ−タが入力される。
NOR14−1の出力デ−タは、インバ−タ15−1に
入力される。
【0110】コンパレ−タ13−2の出力デ−タは、N
OR14−2の一方の入力端に入力される。NOR14
−2の他方の入力端には、インバ−タ15−1の出力デ
−タが入力される。NOR14−2の出力デ−タは、イ
ンバ−タ15−2に入力される。
【0111】同様に、コンパレ−タ13−Nの出力デ−
タは、NOR14−Nの一方の入力端に入力される。N
OR14−Nの他方の入力端には、インバ−タ15−
(N−1)の出力デ−タが入力される。NOR14−N
の出力デ−タは、インバ−タ15−Nに入力される。
【0112】インバ−タ15−Nの出力デ−タBは、ラ
ッチ回路20に入力される。各ラッチ回路には、制御信
号CTL3が入力される。制御信号CTL3は、外部か
らの制御信号CTL2を遅延回路19を通すことにより
得られる信号である。
【0113】遅延回路は、上記第1の実施例の半導体メ
モリ回路と同様に、例えば図2に示すような構成のもの
を用いる。従って、遅延回路は、制御信号CTL2が
“0”から“1”に変わる場合(動作判定区間の開示
時)のみ、制御信号CTL3の“0”から“1”への変
化を一定期間だけ遅らせる。
【0114】ラッチ回路は、上記第1の実施例の半導体
メモリ回路と同様に、例えば図3に示すような構成のも
のを用いる。従って、ラッチ回路は、図4及び図5に示
すように、制御信号CTL3が“1”の期間(動作判定
区間)においては、コンパレ−タの出力デ−タAが一度
でも“1”(書き込み又は消去未完了)になると、その
時点から後においては“1”デ−タを出力デ−タA´と
して出力し続ける。
【0115】そして、ラッチ回路20の出力デ−タB´
は、判定回路16に入力され、判定回路16は、N個の
メインセルに所望のデ−タが書き込まれたか否かを判定
する。判定回路16は、N個のメインセルのうちの一つ
にでも所望のデ−タが書き込まれていないと判断する
と、書き込み(消去)未完了信号PNOを再書き込み
(消去)信号発生回路30に送信する。
【0116】判定回路16は、例えば図6に示すような
構成を有している。また、再書き込み(消去)信号発生
回路30は、例えば図7に示すようなカウンタと図8に
示すような再書き込み(消去)信号発生部とから構成さ
れている。
【0117】再書き込み(消去)信号発生回路30は、
書き込み(消去)未完了信号PNOを受けて、再書き込
み(消去)信号PRETRYを書き込み(消去)回路1
7に送信する。
【0118】また、再書き込み(消去)信号発生回路3
0は、ベイファイが所定の回数(例えば25回)を越え
ると、再書き込み(消去)信号PRETRY(=
“1”)を書き込み(消去)回路17に送信することな
く、製品が不良であることを示す信号PGNG(=
“1”)を発生する。
【0119】書き込み(消去)回路17は、再書き込み
(消去)信号PRETRYを受けて、メモリセル11の
所定のメインセルMCについて、デ−タの再書き込み又
は再消去を実行する。次に、上記半導体メモリ回路の動
作について説明する。 [A] 書き込み動作は、以下のとうりである。アドレ
スデ−タと入力デ−タがメモリ回路に入力され、当該ア
ドレスデ−タにより指定されたメモリセルに入力デ−タ
が入力される。メモリセルに印加される高電圧を放電す
るリカバリィ時間を経た後、センスアンプを通してメモ
リセルの閾値状態を検証するベリファイモ−ドとなる。
【0120】a.入力デ−タが“0”の場合 まず、メインセルの浮遊ゲ−トに電子を注入したが当該
メインセルの閾値が低く今だ十分に入力デ−タの書き込
みが行われていない場合を考える。この場合、メインセ
ルにはセル電流が流れるため、センスアンプの出力デ−
タは、“1”になる。
【0121】コンパレ−タは、入力デ−タ“0”とセン
スアンプの出力デ−タ“1”を比較する。両者のデ−タ
は、不一致であるから、図15に示すように、コンパレ
−タの出力デ−タA−k(kは1,2,…N)は“1”
(書き込み未完了)となり、同時に、インバ−タ15−
Nの出力デ−タBも“1”になる。
【0122】従って、制御信号CTL2が“1”になっ
て一定期間経過後、制御信号CTL3が“1”になる
と、ラッチ回路の出力デ−タB´は“1”になる。よっ
て、判定回路16は、動作判定区間においてデ−タの書
き込み未完了(NG)と判断し、書き込み未完了信号P
NO(=“1”)を出力する。
【0123】また、再書き込み信号発生回路30は、書
き込み未完了信号PNOを受けて、再書き込み信号PR
ETRY(=“1”)を出力する。従って、書き込み回
路17は、再書き込み信号PRETRYを受けて、再び
メインセルに入力デ−タを書き込む。
【0124】なお、再書き込み信号発生回路30は、カ
ウンタを有している。このカウンタは、書き込み未完了
信号PNO(=“1”)のパルスが所定回数(本実施例
では25回)に達すると、製品不良信号PGNG(=
“1”)を出力する。
【0125】また、製品不良信号PGNGが“1”とな
るから、再書き込み信号PRETRYは常に“0”とな
る。従って、書き込み回路17は、メインセルへの入力
デ−タの書き込みを行わない。
【0126】次に、メインセルの閾値が基準セルの閾値
とほぼ同じ程度になった場合を考える。この場合、セン
スアンプ出力は、不安定になり、“1”デ−タと“0”
デ−タを交互に出力する。
【0127】よって、図16に示すように、コンパレ−
タの出力デ−タA−k(kは1,2,…N)は発振状態
となるため、インバ−タ15−Nの出力デ−タBも発振
状態となる。
【0128】制御信号CTL2が“1”になって一定期
間経過後、制御信号CTL3が“1”になると、インバ
−タ15−Nの出力デ−タBが“1”になった時点でラ
ッチ回路の出力デ−タB´は、“1”になる。ラッチ回
路は、制御信号CTL3が“1”の期間、出力デ−タ
“1”を出力し続ける。
【0129】従って、判定回路16は、動作判定区間に
おいて、デ−タの書き込み未完了(NG)と判断し、書
き込み未完了信号PNO(=“1”)を出力する。ま
た、再書き込み信号発生回路30は、書き込み未完了信
号PNOを受けて、再書き込み信号PRETRY(=
“1”)を出力する。従って、書き込み回路17は、再
書き込み信号PRETRYを受けて、再びメインセルに
入力デ−タを書き込む。
【0130】次に、浮遊ゲ−トヘの電子の注入が十分に
行われメインセルの閾値が基準セルの閾値よりも大きく
なった場合を考える。この場合、センスアンプにはセル
電流が流れないため、センスアンプは、“0”デ−タを
出力する。
【0131】コンパレ−タは、図17に示すように、入
力デ−タ“0”とセンスアンプの出力デ−タ“0”が一
致するため、出力デ−タA−k(kは1,2,…N)と
して“0”(書き込み完了)を出力する。また、全ての
コンパレ−タの出力デ−タが“0“になることを条件と
して、インバ−タ15−Nの出力デ−タBは、“0”に
なる。
【0132】制御信号CTL2が“1”になって一定期
間経過後、制御信号CTL3が“1”になると、ラッチ
回路の出力デ−タB´は“0”になる。また、インバ−
タ15−Nの出力デ−タBは常に“0”であるため、ラ
ッチ回路の出力デ−タB´は、“0”を維持する。
【0133】従って、判定回路16は、動作判定区間に
おいて、デ−タの書き込み完了(OK)と判断し、書き
込み完了信号PGOK(=“1”)を出力する。また、
判定回路16は、書き込み未完了信号PNOとして
“0”を出力するため、再書き込み信号PRETRYも
“0”となり、入力デ−タの再書き込みは行われない。
【0134】なお、制御信号CTL2を“1”にしてベ
リファイモ−ドにした後、一定期間Dを経過させてから
制御信号CTL3を“1”にするのは、センスアンプの
出力ノイズNが判定結果に影響を与えることを防止する
ためである。即ち、書き込み完了の条件は、制御信号C
TL3が“1”の期間においてインバ−タ15−Nの出
力Bが常に“0”であることであり、ノイズNがこの条
件の妨げることのないようにするためである(図17参
照)。
【0135】b.入力デ−タが“1”の場合 メインセルの浮遊ゲ−トへの電子の注入は行われず、メ
インセルの閾値は、基準セルの閾値よりも低い状態が維
持される。従って、メインセルにはセル電流が流れ、セ
ンスアンプは“1”デ−タを出力する。
【0136】コンパレ−タは、入力デ−タ“1”とセン
スアンプの出力デ−タ“1”が一致するため、図17に
示すように、出力デ−タA−k(kは1,2,…N)と
して“0”(書き込み完了)を出力する。また、全ての
コンパレ−タの出力デ−タが“0”になることを条件
に、インバ−タ15−Nの出力デ−タBは、“0”にな
る。
【0137】制御信号CTL2が“1”になって一定期
間経過後、制御信号CTL3が“1”になると、ラッチ
回路の出力デ−タB´は、“0”になる。また、インバ
−タ15−N出力デ−タBは、常に“0”であるため、
ラッチ回路は、出力デ−タB´として“0”デ−タを出
力し続ける。
【0138】従って、判定回路16は、動作判定区間に
おいて、デ−タの書き込み完了(OK)と判断し、書き
込み完了信号PGOK(=“1”)を出力する。また、
判定回路16は、書き込み未完了信号PNOとして
“0”を出力するため、再書き込み信号PRETRYも
“0”となり、入力デ−タの再書き込みは行われない。 [B] 消去動作は、以下のとうりである。まず、全て
のメモリセルの浮遊ゲ−トから電子が引き抜かれる。メ
モリセルに印加される高電圧を放電するリカバリィ時間
を経た後、センスアンプを通してメモリセルの閾値状態
を検証するベリファイモ−ドとなる。
【0139】まず、メモリセルの浮遊ゲ−トから電子が
十分に引き抜かれず当該メインセルの閾値が高く今だ十
分に入力デ−タの消去が行われていない場合を考える。
この場合、メインセルにはセル電流が流れないため、セ
ンスアンプは、“0”デ−タを出力することになる。
【0140】コンパレ−タは、消去デ−タ“1”とセン
スアンプの出力デ−タ“0”を比較する。両者のデ−タ
は、不一致であるから、図15に示すように、コンパレ
−タの出力デ−タA−k(kは1,2,…N)は“1”
(消去未完了)となる。また、インバ−タ15−Nの出
力デ−タBは“1”になる。
【0141】従って、制御信号CTL2が“1”になっ
て一定期間経過後、制御信号CTL3が“1”になる
と、ラッチ回路の出力デ−タB´は、“1”になる。判
定回路16は、動作判定区間において、デ−タの消去未
完了(NG)と判断し、消去未完了信号PNO(=
“1”)を出力する。
【0142】また、再消去信号発生回路30は、消去未
完了信号PNOを受けて、再消去信号PRETRY(=
“1”)を出力する。従って、消去回路17は、再消去
信号PRETRYを受けて、再びメインセルのデ−タの
消去を行う。
【0143】次に、メインセルの閾値が基準セルの閾値
とほぼ同じ程度になった場合を考える。この場合、セン
スアンプ出力は、不安定になり、“1”デ−タと“0”
デ−タを交互に出力する。よって、図16に示すよう
に、コンパレ−タの出力デ−タA−k(kは1,2,…
N)は発振状態となり、インバ−タ15−Nの出力デ−
タBも発振状態になる。
【0144】制御信号CTL2が“1”になって一定期
間経過後、制御信号CTL3が“1”になると、インバ
−タ15−Nの出力デ−タBが“1”になった時点で、
ラッチ回路の出力デ−タB´は“1”になる。ラッチ回
路は、制御信号CTL3が“1”の期間、出力デ−タ
“1”を出力し続ける。
【0145】従って、判定回路16は、動作判定区間に
おいて、デ−タの消去未完了(NG)と判断し、消去未
完了信号PNO(=“1”)を出力する。また、再消去
信号発生回路30は、消去未完了信号PNOを受けて、
再消去信号PRETRY(=“1”)を出力する。従っ
て、消去回路17は、再消去信号PRETRYを受け
て、再びメインセルのデ−タの消去を行う。
【0146】次に、浮遊ゲ−トから電子が十分に引き抜
かれメインセルの閾値が基準セルの閾値よりも小さくな
った場合を考える。この場合、センスアンプにはセル電
流が流れるため、センスアンプは、“1”デ−タを出力
する。
【0147】コンパレ−ト回路は、図17に示すよう
に、消去デ−タ“1”とセンスアンプの出力デ−タ
“1”が一致するため、出力デ−タA−k(kは1,
2,…N)として“0”(消去完了)を出力する。ま
た、全てのコンパレ−タの出力デ−タが“0“になるこ
とを条件として、インバ−タ15−Nの出力デ−タB
は、“0”になる。
【0148】制御信号CTL2が“1”になって一定期
間経過後、制御信号CTL3が“1”になると、ラッチ
回路の出力デ−タB´は“0”になる。また、インバ−
タ15−Nの出力デ−タBは、常に“0”であるため、
ラッチ回路は、出力デ−タB´として“0”デ−タを出
力し続ける。
【0149】従って、判定回路16は、動作判定区間に
おいて、デ−タの消去完了(OK)と判断し、消去完了
信号PGOK(=“1”)を出力する。また、判定回路
16は、消去未完了信号PNOとして“0”を出力する
ため、再消去信号PRETRYも“0”となり、メモリ
セルのデ−タの再消去は行われない。なお、上記第1及
び第2の実施例において、デ−タの書き込み及び消去
は、複数のメモリセル(本実施例ではN個)について同
時に行われる。また、判定回路は、少なくとも1つのメ
モリセルのデ−タの書き込み又は消去が完了していない
と、全てのメモリセルについて再書き込み及び再消去を
実行する。
【0150】そこで、判定回路、再書き込み(消去)信
号発生回路及び書き込み(消去)回路については、書き
込み又は消去が未完了のメインセルについては個別に再
書き込み(消去)を実行し、書き込み又は消去が完了し
たメインセルについては再書き込み(消去)を行わない
ように構成することもできる。
【0151】かかる場合、メインセル毎に再書き込み又
は再消去を実行できるため、書き込み又は消去後の各々
のメインセルの閾値をより安定化させることができると
共に、書き込み又は消去後のメインセルの閾値分布の幅
を広くするということもない。
【0152】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
メモリ回路によれば、次のような効果を奏する。 a.コンパレ−タは、ラッチ回路を介して判定回路に接
続されている。また、ラッチ回路は、制御信号CTL3
が“1”の期間においては、コンパレ−タの出力デ−タ
が一度でも“1”(入力デ−タと読み出しデ−タの不一
致)なると、その時点から後においては“1”デ−タを
出力し続ける。
【0153】つまり、デ−タの書き込み又は消去が十分
に完了しておらず、センスアンプ出力が発振しコンパレ
−タの出力が発振状態にある場合には、ラッチ回路は、
常に“1”デ−タ(書き込み又は消去未完了)を出力す
ることになる。
【0154】従って、ラッチ回路が“0”デ−タ(書き
込み又は消去完了)を出力する際には、メインセルの閾
値は、基準セルの閾値に対し十分な差を有し安定してい
るため、書き込み又は消去を十分に行うことができると
共に、書き込み又は消去後のメインセルの閾値分布の幅
を広くするということもない。
【0155】b.判定回路は、入力信号が“1”(書き
込み又は消去未完了)の場合、書き込み(消去)未完了
信号PNO(=“1”)を出力し、再書き込み(消去)
信号発生回路は、書き込み(消去)未完了信号PNOを
受けて、再書き込み(消去)信号PRETRY(=
“1”)を出力する。
【0156】また、再書き込み(消去)信号発生回路
は、書き込み(消去)未完了信号PNOが所定回数に達
すると、製品不良信号PGNG(=“1”)を出力し、
再書き込み(消去)信号PRETRYを出力しない。
【0157】また、判定回路は、入力信号が“0”(書
き込み又は消去完了)の場合、書き込み(消去)完了信
号PGOK(=“1”)を出力し、書き込み(消去)未
完了信号PNOを発生しない。
【0158】従って、メインセルの書き込み又は消去を
十分に行うことができ、また、書き込み又は消去が十分
に行われたものについては製品良とし、再書き込み又は
消去が所定回数に達したものについては製品不良とする
ベリファイを達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる半導体メモリ回
路を示す図。
【図2】図1の半導体メモリ回路の遅延回路を示す回路
図。
【図3】図1の半導体メモリ回路のラッチ回路を示す回
路図。
【図4】図3のラッチ回路の動作を示すタイミング図。
【図5】図3のラッチ回路の動作を示すタイミング図。
【図6】図1の半導体メモリ回路の判定回路を示す回路
図。
【図7】図1の半導体メモリ回路の再書き込み(消去)
信号発生回路の構成要素の一部を示す回路図。
【図8】図1の半導体メモリ回路の再書き込み(消去)
信号発生回路の構成要素の一部を示す回路図。
【図9】図7のバイナリカウンタを示す回路図。
【図10】図1の半導体メモリ回路の動作を示すタイミ
ング図。
【図11】図1の半導体メモリ回路の動作を示すタイミ
ング図。
【図12】図1の半導体メモリ回路の動作を示すタイミ
ング図。
【図13】図1の半導体メモリ回路の動作を示すタイミ
ング図。
【図14】本発明の第2の実施例に係わる半導体メモリ
回路を示す図。
【図15】図14の半導体メモリ回路の動作を示すタイ
ミング図。
【図16】図14の半導体メモリ回路の動作を示すタイ
ミング図。
【図17】図14の半導体メモリ回路の動作を示すタイ
ミング図。
【図18】自動書き込みモ−ドを示すフロ−チャ−ト。
【図19】従来の半導体メモリ回路を示す図。
【図20】図19の半導体メモリ回路のセンスアンプを
示す回路図。
【図21】図19の半導体メモリ回路のコンパレ−タを
示す回路図。
【図22】従来の半導体メモリ回路を示す図。
【図23】図18の半導体メモリ回路のクロックドイン
バ−タを示す回路図。
【図24】図18の半導体メモリ回路の動作を示すタイ
ミング図。
【図25】図15の半導体メモリ回路の動作を示すタイ
ミング図。
【図26】メインセルの閾値状態とセンスアンプの出力
との関係を示す図。
【図27】図23のクロックドインバ−タの動作を示す
タイミング図。
【図28】図23のクロックドインバ−タの動作を示す
タイミング図。
【符号の説明】
11 …メインセル、 12−1〜12−N …センスアンプ、 13−1〜13−N …コンパレ−タ、 14−1〜14−N …NOR、 15−1〜15−N …インバ−タ、 16,26 …判定回路、 17 …書き込み(消去)回路、 18 …クロックドインバ−タ、 19 …遅延回路、 20−1〜20−N …ラッチ回路、 21,34,36,37 …NAND、 22,25 …インバ−タ、 23,24,31,32,35…NOR、 30 …カウンタ、 P1〜P8,P10〜P14 …Pチャネル型MOSト
ランジスタ、 N1〜N6,N10〜N14 …Nチャネル型MOSト
ランジスタ、 MC …メインセル、 RC …基準セル、 I1〜I20 …インバ−タ、 CN,CP …コンデンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−182474(JP,A) 特開 平4−82090(JP,A) 特開 平6−76586(JP,A) 特開 平2−310884(JP,A) 特開 昭62−188100(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/00 - 16/34

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データに基づいて、メモリセルにつ
    いて書き込み又は消去を行う第1手段と、 前記メモリセルのデータを読み出すセンスアンプと、 前記センスアンプの読み出しデータと前記入力データと
    を比較して、両者のデータの一致又は不一致を決定する
    コンパレータと、 第1制御信号が入力され、前記第1制御信号により決ま
    る一定期間において、前記コンパレータが1度でも不一
    致データを出力するときは、この不一致データを保持及
    び出力し続け、前記コンパレータが常に一致データを出
    力するときのみ、この一致データを出力するラッチ回路
    と、 第2制御信号が入力され、前記第2制御信号により決ま
    る一定期間において、前記ラッチ回路の出力データに基
    づいて、前記メモリセルについて書き込み又は消去が完
    了したか否かを判定する判定回路と、 前記判定回路が書き込み又は消去未完了信号を出力する
    ときは、前記第1手段に、前記入力データに基づいて、
    前記メモリセルについて再書き込み又は再消去を行わせ
    る第2手段とを具備することを特徴とする半導体メモリ
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体メモリ回路にお
    いて、前記センスアンプは、メインセルの閾値と基準セ
    ルの閾値を比較し、前記メインセルに流れるセル電流と
    基準セルに流れるセル電流の大小関係により読み出しデ
    ータを決定する方式を有することを特徴とする半導体メ
    モリ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体メモリ回路にお
    いて、第3制御信号の入力により前記メモリセルのデー
    タの読み出しが開始され、さらに、前記第3制御信号を
    一定時間だけ遅らせて前記第1制御信号を得るための遅
    延回路を備えることを特徴とする半導体メモリ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の半導体メモリ回路にお
    いて、前記センスアンプ、前記コンパレータ及び前記ラ
    ッチ回路を一組とする第3手段をN(Nは自然数)組有
    し、さらに、前記N組の第3手段のうち1つでも不一致
    データを出力するときは不一致データを出力し、前記N
    組の第3手段の全てが一致データを出力するときのみ一
    致データを出力する第4手段を備え、前記第4手段の出
    力データが前記判定回路に入力されることを特徴とする
    半導体メモリ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の半導体メモリ回路にお
    いて、前記センスアンプ及び前記コンパレータを一組と
    する第3手段をN(Nは自然数)組有し、さらに、前記
    N組の第3手段のうち1つでも不一致データを出力する
    ときは不一致データを出力し、前記N組の第3手段の全
    てが一致データを出力するときのみ一致データを出力す
    る第4手段を備え、前記第4手段の出力データが前記ラ
    ッチ回路に入力されることを特徴とする半導体メモリ回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の半導体メモリ回路にお
    いて、前記判定回路は、書き込み又は消去完了信号を出
    力するときは、書き込み又は消去未完了信号を出力せ
    ず、前記第2手段は、前記書き込み又は消去未完了信号
    が所定回数に達したときは、製品不良信号を出力し、前
    記第1手段に再書き込み又は再消去を行わせないことを
    特徴とする半導体メモリ回路。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の半導体メモリ回路にお
    いて、前記第2制御信号により決まる一定期間は、前記
    第1制御信号により決まる一定期間よりも短く、かつ、
    前記第1制御信号により決まる一定期間内に存在するこ
    とを特徴とする半導体メモリ回路。
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