JP3175308B2 - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物

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JP3175308B2
JP3175308B2 JP15927692A JP15927692A JP3175308B2 JP 3175308 B2 JP3175308 B2 JP 3175308B2 JP 15927692 A JP15927692 A JP 15927692A JP 15927692 A JP15927692 A JP 15927692A JP 3175308 B2 JP3175308 B2 JP 3175308B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート加工性に優れる
熱可塑性エラストマー組成物に関する。更に詳しくはカ
レンダー加工性に優れ軟質ポリ塩化ビニル、加硫ゴム等
からの代替が可能なオレフィン系熱可塑性エラストマー
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性エラストマーは加硫工程が不要
であり、通常の熱可塑性樹脂の成形機で加工が可能と云
う特徴をいかして、自動車部品、家電部品或いは雑貨等
を始めとする工業部品の広い分野において用途が開発さ
れてきている。この中でオレフィン系熱可塑性エラスト
マー組成物は、特開昭48−26838号公報等により
公知である。一方、従来より熱可塑性樹脂成形品に表皮
材を積層することにより、その美観、ソフト感を高め高
級化した成形品は広く知られており、その表皮材とし
て、クッション性付与のためにポリオレフィンやポリウ
レタン樹脂などの発泡層に裏打ちされた軟質ポリ塩化ビ
ニルあるいはオレフィン系熱可塑性エラストマーなどが
用いられている。しかしながら、ポリ塩化ビニル表皮材
は、比重が大きい上に耐光性が劣っており、直射日光の
当たる部材の表皮に用いた場合は表面外観の低下が著し
い。また、可塑剤を多量に添加することによって軟質化
しているために、自動車内装材として用いた場合には可
塑剤の影響のため、フロントガラス等を曇らせるといっ
た問題点がある。さらに該ポリ塩化ビニルはその構造
上、燃焼させると塩酸ガスを発生するため、環境衛生
上、廃棄物の焼却処分ができないあるいは各種加工装置
を腐食させるなどの問題点もある。また、従来のオレフ
ィン系熱可塑性エラストマーを表皮材として用いた場合
は、ポリ塩化ビニルが有する上述の問題点の一部は解決
されるものの、熱可塑性エラストマー組成物から添加剤
が離脱しカレンダーロール加工やエンボシッングロール
加工において表面を汚染するといういわゆるプレートア
ウト現象やTダイにおいては目ヤニ現象としての成形不
良が発生し更に改良が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はかかる
従来技術の課題を解決し、シート加工性に優れたオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー組成物を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討の結果、特定の添加剤を用いるこ
とによってプレートアウト防止効果が発現することを見
出し本発明に到達した。すなわち、本発明は以下の(1)
〜(5) に記載の組成物に関するものである。 (1)100℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)が30
〜350であるオレフィン系共重合体ゴム(A)100
重量部、および該共重合体ゴム(A)100重量部に対
して、オレフィン系重合体(B)5〜150重量部、鉱
物油系軟化剤(C)0〜150重量部および融点が80
℃以上であり10%加熱減量温度が350℃以上である
添加剤(D)0.05〜2.5重量部からなり、該添加
剤(D)がヒンダードアミン系化合物であることを特徴
とする熱可塑性エラストマー組成物。 (2)100℃ムーニー粘度 (ML1+4100℃)が30
〜350であるオレフィン系共重合体ゴム(A)100
重量部、および該共重合体ゴム(A)100重量部に対
してオレフィン系重合体(B)5〜150重量部、鉱物
油系軟化剤(C)0〜150重量部からなる混合物の部
分架橋物100重量部に対して、融点が80℃以上であ
り10%加熱減量温度が350℃以上である添加剤
(D)0.01〜2.4重量部を添加してなり、該添加
剤(D)がヒンダードアミン系化合物であることを特徴
とする熱可塑性エラストマー組成物。 (3)100℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)が30
〜350であるオレフィン系共重合体ゴム(A)100
重量部、および該共重合体ゴム(A)100重量部に対
して、オレフィン系重合体(B)5〜150重量部、鉱
物油系軟化剤(C)0〜150重量部および融点が80
℃以上であり10%加熱減量温度が350℃以上である
添加剤(D)0.05〜2.5重量部からなり、該添加
剤(D)がヒンダードアミン系化合物である混合物を部
分架橋してなることを特徴とする熱可塑性エラストマー
組成物。 (4)オレフィン系共重合体ゴム(A)100重量部当
たり、鉱物油系軟化剤(C)を150重量部以下含有す
る油展オレフィン系共重合ゴム(E)40〜95重量%
とオレフィン系重合体(B)5〜60重量%からなる混
合物の部分架橋物100重量部に対して、融点が80℃
以上であり10%加熱減量温度が350℃以上である添
加剤(D)0.01〜2.4 重量部からなり、該添加
剤(D)がヒンダードアミン系化合物であることを特徴
とする熱可塑性エラストマー組成物。 (5)オレフィン系共重合体ゴム(A)100重量部当
たり、鉱物油系軟化剤(C)を150重量部以下含有す
る油展オレフィン系共重合ゴム(E)40〜95重量%
とオレフィン系重合体(B)5〜60重量%からなる混
合物100重量部に対して、融点が80℃以上であり、
10%加熱減量温度が350℃以上である添加剤(D)
0.01〜2.4重量部からなり、該添加剤(D)がヒ
ンダードアミン系化合物である混合物を部分架橋してな
ことを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。以下
本発明につき具体的に詳述する。
【0005】本発明で使用される(A) オレフィン系共
重合体ゴムを構成するオレフィン系共重合体ゴムとは、
例えばエチレン−プロピレン系共重合体ゴム、エチレン
−プロピレン−非共役ジエン系ゴム、エチレン−ブテン
−1−非共役ジエン系ゴム、プロピレン−ブテン−1共
重合体ゴムの如く、オレフィンを主成分とする無定型ラ
ンダムな弾性共重合体である。これらの中で、特にエチ
レン−プロピレン−非共役ジエン系ゴム(以下、「EP
DM」という。)が好ましい。非共役ジエンとしてはジ
シクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオ
クタジエン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボ
ルネン等がある。より具体的な例としては、プロピレン
含有量が10〜55重量%、好ましくは20〜40重量
%、非共役ジエン含有量が1〜30重量%、好ましくは
3〜20重量%のエチレン−プロピレン−非共役ジエン
共重合体ゴムが好ましい。プロピレン含有量が10重量
%より少ないと柔軟性が失われ、55重量%より多いと
機械的特性が低下して好ましくない。非共役ジエン含有
量が1%より少ないと機械的特性が低下し、30重量%
より多いと成形性が低下して好ましくない。
【0006】本発明において、オレフィン系共重合体ゴ
ム(A)の100℃ムーニー粘度(ML1+4 100℃)
は30〜350が好ましい。100℃ムーニー粘度(M
1+ 4 100℃)が、30より低いと機械的特性が失わ
れ、350より高いと成形品の外観が損なわれて好まし
くない。
【0007】本発明において使用される(B)オレフィ
ン系重合体として好ましいものは、ポリプロピレン又は
プロピレンと炭素数が2個以上のα−オレフィンとの共
重合体である。炭素数が2個以上のα−オレフィンの具
体例としてはエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、3
−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、1−デセン、3
−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、
1−オクテン等がある。これらの重合体のメルトフロー
レートは0.1〜100g/10分であり、好ましくは0.
5〜50g/10分の範囲である。メルトフローレート
が0.1g/10分より小さくても100g/10分より
大きくても加工性に問題点が生じてくる。
【0008】次に、本発明で使用される(C)鉱物油系
軟化剤とは、加工性の改良や機械的特性を改良する目的
で配合される高沸点の石油留分でパラフィン系、ナフテ
ン系又は芳香族系等があるが、パラフィン系が好ましく
用いられる。芳香族成分が多くなると汚染性が強くな
り、また耐光性も低下するので好ましくない。
【0009】本発明において(E)油展オレフィン系共
重合体ゴムは、共重合体ゴム(A)100重量部あたり
鉱物油系軟化剤(C)を150重量部以下、好ましくは
20〜150重量部、より好ましくは30〜120重量
部含有するものである。共重合体ゴム(A)の100℃
ムーニー粘度(ML1+4 100℃)が比較的大きい場
合、鉱物油系軟化剤(C)を添加しない場合はエラスト
マー組成物としての流動性が低く、特に押出加工性や射
出成形性が損なわれる。一方、150重量部より多くな
ると可塑性が著しく増加して加工性が悪くなり、その
上、製品の物性などの性能が低下するので好ましくな
い。そして、油展オレフィン系共重合体ゴム(E)の1
00℃ムーニー粘度(ML1+4 100℃)は、好ましく
は30〜150、より好ましくは40〜100である。
30より低いと機械的特性が失われ、150より高いと
成形加工が困難になる傾向にある。
【0010】次にEPDMを例として油展オレフィン系
共重合体ゴム(油展EPDM)の性質および製造方法等
について述べる。ML1+4 100℃が80〜350と比
較的高いEPDMを用いて鉱物油系軟化剤を大量に配合
すると、柔軟性の確保と流動性の向上による加工性の改
良、及び機械的特性の改良を同時に満足させることの可
能なオレフィン系エラストマー組成物を得ることが出来
る。一般にオレフィン系エラストマー組成物には流動性
向上剤として鉱物油系軟化剤が用いられているが、本発
明者らの研究によれば、油展EPDMを用いない場合に
は、EPDM100重量部当たり鉱物油系軟化剤を40
重量部以上配合すると、エラストマー組成物表面に軟化
剤のブリードが発生し易く、製品の汚染、粘着等がみら
れ好ましくない。しかし、例えばML1+4 100℃が8
0〜350のEPDM100重量部当たり150重量部
以下の鉱物油系軟化剤が予め配合されている油展EPD
Mを用いると、軟化剤のブリードが少なく、製品の汚染
や粘着が認められず、かつ破断強度、破断伸び、圧縮永
久歪みなどの物性の秀れたエラストマー組成物を得るこ
とが出来る。この鉱物油系軟化剤の配合比が大きいにも
かかわらず、軟化剤のブリードが認められないのは、比
較的ムーニー粘度の高いEPDMを用いると鉱物油系軟
化剤の許容油展量の上限が上昇すること、及び予め好適
に加えられた軟化剤はEPDMの中に均一分散する為等
と考えられる。
【0011】EPDMの油展方法は公知の方法が用いら
れる。例えば、ロールやバンバリーミキサーのような装
置を用い、EPDMと鉱物油系軟化剤を機械的に混練す
る方法で油展する方法、あるいはEPDM溶液に所定量
の鉱物油系軟化剤を添加し、その後、スチームストリッ
ピング等の方法により脱溶媒して得る方法などがある。
このうち好ましい油展方法としてはEPDM溶液を用い
る方法であり、EPDM溶液は重合で得られるEPDM
溶液を用いる方が操作が容易である。
【0012】本発明において使用される添加剤(D)は
融点が80℃以上であり10%加熱減量温度が350℃
以上である高分子用添加剤であってヒンダードアミン系
化合物である添加剤をいう。具体例としては、ポリ
{〔6−(1,1,3,3−テトラメチルブチルイミ
ノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル〕〔4
−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル)−イ
ミノ〕−〔4−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ニル)−イミノ〕}、ポリ{〔6−モルフォリノ−2,
4−ジイル〕〔4−(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジル)イミノヘキサメチレン〕〔4−(2,2,
6,6−テトラメチルピペリジル)イミノ〕}、1,
1’−(1,2−エタンジイル)ビス(3,3,5,5
−テトラメチルピペラジンオン)等のヒンダードアミン
系化合物等が挙げられる。なかでも、両末端に2個のピ
ペリジニル基を有するヒンダードアミン系化合物および
/又は側鎖に2個以上のピペリジニル基を有する上記ヒ
ンダードアミン系化合物が好ましい。
【0013】添加剤(D)の添加量はオレフィン系共重
合体ゴム(A)100重量部に対してオレフィン系重合
体5〜150重量部及び鉱物油系軟化剤0〜150重量
部の混合物に対して0.05〜2.5重量部、好ましくは0.01
〜2.0重量部の範囲で選ぶことができる。0.05重量部未
満では酸化防止効果や紫外線防止効果等の添加剤本来の
効果が小さく2.5重量部を超えるとシート表面に添加剤
が移行/析出するブルーミング現象を発生し好ましくな
い。又、経済的にも有利ではない。
【0014】本発明による組成物は、例えば有機過酸化
物等により部分架橋させたものが好ましい。(A)オレ
フィン系共重合体ゴム及び(B)オレフィン系プラスチ
ックからなる混合物を部分架橋させる有機過酸化物とし
ては、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(t
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−
ジ(t−ブチルパーオキシ)3,5,5−トリメチルシ
クロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(パーオ
キシベンゾイル)ヘキシン−3、ジクミルパーオキシド
等がある。これらの中では臭気性、スコーチ性の点で特
に2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサンが好ましい。
【0015】有機過酸化物の添加量はオレフィン系共重
合体ゴムとオレフィン系プラスチックの合計100重量
部に対して0.005 〜2.0重量部、好ましくは0.01〜0.6
重量部の範囲で選ぶことが出来る。0.005 重量部未満で
は架橋反応の効果が小さく、2.0重量部を超えると反応
の制御が難しく、又経済的にも有利ではない。本発明の
組成物を製造する際、有機過酸化物による動的架橋時に
架橋助剤として、N,N’−m−フェニレンビスマレイ
ミド、トルイレンビスマレイミドP−キノンジオキシ
ム、ニトロベンゼン、ジフェニルグアニジン、トリメチ
ロールプロパン等のパーオキサイド架橋助剤、又はジビ
ニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、
ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロ
ールプロパントリメタクリレート、アリルメタクリレー
ト等の多官能性のビニルモノマーを併存させることが出
来る。このような化合物の配合により、均一且つ緩和な
架橋反応と、オレフィン系共重合体ゴムとオレフィン系
プラスチックとの間で反応が起こり、機械的特性を向上
させることが可能である。
【0016】架橋助剤の添加量はオレフィン系共重合体
ゴムとオレフィン系プラスチックの合計100重量部に
対して、0.01〜4.0重量部の範囲で選ぶことが出来る。
好ましくは0.05〜2.0重量部である。0.01重量部未満で
は効果が現れ難く、4重量部超えることは経済的に有利
ではない。
【0017】本発明において、前記混合物を部分架橋し
てエラストマー組成物を得る具体的製法につき以下説明
する。共重合体ゴム(A)、オレフィン系重合体
(B)、鉱物油系軟化剤(C)、添加剤(D)及び有機
過酸化物、必要に応じ更に架橋助剤等を特定の割合で混
合し、動的に熱処理する。即ち溶融して混練する。混合
混練装置としては、非開放型バンバリーミキサー、二軸
押出機等が用いられる。混練温度は150℃〜300℃
で1〜30分位行えばよい。この組成物の製法において
必要により、無機充填剤、酸化防止剤、耐候剤、帯電防
止剤、着色顔料等の副資材を配合することが出来る。共
重合体ゴム(A)のムーニー粘度が比較的高い場合の好
ましい方法としては、予め共重合体ゴム(A)と鉱物油
系軟化剤(C)とを配合した油展オレフィン系共重合体
ゴム(E)を製造し、次いで該油展オレフィン系共重合
体ゴム(E)とオレフィン系重合体(B)及び添加剤
(D)との混合物、必要により更に架橋助剤や前記副資
材を所定の割合で配合し、非解放型混練機のバンバリー
ミキサー等を用いて150〜250℃の温度範囲で充分
混練均一化を図った後、得られた組成物と有機過酸化物
をタンブラー又はスーパーミキサー等の密閉式混合機で
充分にブレンドする。次いで、このブレンド物を強混練
力の得られる二軸連続押出機等を用いて、200〜30
0℃で動的に熱処理をして得ることが出来る。副資材は
本組成物を製造するいかなる段階においても、加工時又
は加工後の製品の使用時においても配合することが可能
である。
【0018】このようにして得られたエラストマー組成
物を工業部品用表皮材として成形する方法は以下に例示
する。 該エラストマー組成物を表皮材層とする多層押出し
成形。 該エラストマー組成物を表皮材層とする二層射出成
形及びインサート成形など。 Tダイシート成形機を用いて、該エラストマー組成
物をシート状(所望により、ポリオレフィン系樹脂また
はポリオレフィン系発泡シートとの多層化)に成形した
ものについて、真空成形する方法。 のシートと、ポリストック(樹脂/木粉等混合
物)あるいは繊維強化プラスチック等との同時成形。 のシートと、プラスチック(所望により無機フィ
ラー充填プラスチック)とのスタンピング成形。
【0019】本発明による工業部品用表皮材の用途とし
ては、次の示す種々の工業部品がある。自動車部品にお
いては、自動車のインストルメントパネル、コンソール
ボックス、アームレスト、ヘッドレスト、ドアトリム、
リアパネル、ピラートリム、サンバンザー、トランクル
ームトリム、トランクリッドトリム、エアーバック収納
ボックス、シートバックル、ヘッドライナー、グローブ
ボックス、ステアリングホイールカバー、天井材などの
内装表皮材が挙げられる。家電・OA機器部品において
は、テレビ、ビデオ、洗濯機、乾燥機、掃除機、クーラ
ー、エアコン、リモコンケース、電子レンジ、トースタ
ー、コーヒーメーカー、ポット、ジャー、食器洗い器、
電気カミソリ、ヘアードライヤー、マイク、ヘッドホー
ン、ビューティー器具、CD・カセット収納箱、パーソ
ナルコンピューター、タイプライター、映写機、電話、
コピー機、ファクシミリ、テレックスなどのハウジング
の表皮材に適する。スポーツ用品分野においては、スポ
ーツシューズ装飾部品、各種球技のラケット・スポーツ
機器・用品のグリップ、自転車・二輪車・三輪車のサド
ル表皮材などに適する。建築・住宅部品においては、家
具・机・椅子などの表皮材、門・扉・塀などの表皮材、
壁装飾材料・天井装飾材料・カーテンウォールの表皮
材、台所・洗面所・トイレなどの屋内用床材、ベランダ
・テラス・バルコニー・カーポートなどの屋内用床材、
玄関マット・テーブルクロス・コースター・灰皿敷など
の敷物に適する。その他の工業部品分野においては、例
えば、電動工具類のグリップ・ホース及びその表皮材、
パッキング材料等に適する。それ以外にも、かばん・ケ
ース類・ファイル・手帳・アルバム・文房具・カメラボ
ディー・人形やその他玩具等の表皮材、また、額の外枠
及びその表皮材に適している。
【0020】
【実施例】以下、実施例によって本発明の内容を具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定され
るものではない。尚、これらの実施例および比較例にお
ける物性測定に用いた試験方法は以下の通りである。 (1)ムーニー粘度(ML1+4 100℃) :ASTM D927−57Tに準拠した。 (2)メルトフローレート(MFR) :JIS K−7210に準拠した。(230℃) (3)融点及び10%加熱減量温度 装 置 名 :示差走査熱量天秤 TG/DSC 標準
形 (型式) (TAS100/TG8100) メーカー :理学電機株式会社 測 定 条 件 測定温度範囲 室温〜500℃ 昇温速度 20℃/min 窒素雰囲 100ml/min サンプル量 10mg (4)プレートアウトテスト 設定温度145±5℃の6インチミキシングロールで熱
可塑性エラストマーをゲル化させバンドを形成した。次
にブルー系顔料を5重量部添加し、3分間混練しシート
を引き出した。更に可塑剤50重量部を添加した軟質塩
化ビニール樹脂コンパウンドを3分間混練しシートを引
き出した。このシートの青色の濃淡を目視観察しプレー
トアウトの程度を判定した。
【0021】実施例1 EPDM〔非共役ジエン=エチリデンノルボーネン(E
NB)〕、ヨウ素価=10、プロピレン=30重量%、
ML1+4 100℃=143〕の5重量%ヘキサン溶液中
に、EPDM100重量部当たり鉱物油系軟化剤(出光
興産、ダイアナプロセスオイルPW−380)100重
量部を添加し、その後スチームストリッピングで脱溶媒
した油展EPDM(ML1+4 100℃=78)70重量
部とポリプロピレン−1(MFR=1.3g/10分、エ
チレン=4.5重量%、ランダムタイプ)30重量部及び
架橋助剤としてN,N’−m−フェニレンビスマレイミ
ド(住友化学社製、スミファインBM)0.2重量部をバ
ンバリーミキサーで170〜200℃×7分間混練した
後、押出機を用いてペレット状マスターバッチを作製し
た。次いで、マスターバッチ100重量部当たり0.04重
量部の2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン(以下、「有機過酸化物」と記す。)
をヘンシェルミキサーを用いて均一ブレンド操作を3分
間行った。このブレンド物を二軸混練押出機(日本製鋼
所 TEX−44HC)を用いて、240〜260℃で
約30秒間動的熱処理を行ない、熱可塑性エラストマー
ペレットを得た。この熱可塑性エラストマーペレットを
ロール混練し、バンドを形成させ、次いでキモソーブ9
44〔ポリ{〔6−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チルイミノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイ
ル〕〔4−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ
ル)−イミノ〕−〔4−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジニル)−イミノ〕}、チバ・ガイギー社製、融
点100〜135℃、10%加熱減量温度427℃〕を
0.4重量部添加し3分間混練し次にブルー系顔料5重量
部を添加し3分間混練した後、シートを引き出した。ロ
ールの表面には汚染が全く認められなかった。次いで軟
質塩化ビニール樹脂コンパウンドを混練しシートを得た
が、シートは本来の透明性を維持し着色も認められなか
った。
【0022】比較例1 添加剤をキモソーブ944に代えてチヌビン622(4
−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピ
ペリジンエタノールとコハク酸とのポリエステル、チバ
・ガイギー社製、融点138℃、10%加熱減量温度3
47℃)を使用した以外は実施例1と全く同様の方法で
テストを行なった。顔料を添加し3分混練後のロール表
面は青色に着色していた。又、軟質塩化ビニール樹脂コ
ンパウンドのシートは著しい青味を呈していた。
【0023】実施例2 キモソーブ944をペレット状マスターバッチに0.4重
量部、追添した以外は実施例1と同様の方法で熱可塑性
エラストマーペレットを得た。この熱可塑性エラストマ
ーをロール混練しバンドを形成させ、次いでサノールL
S770〔ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジニル)セバケート、三共製、融点83℃、10
%加熱減量温度294℃〕を0.4重量部した以外は実施
例1、比較例1と全く同様の方法でテストを行った。ロ
ール表面及び軟質塩化ビニール樹脂コンパウンドシート
への汚染は全く認められなかった。
【0024】比較例2 チヌビン622をペレット状マスターバッチに0.4重量
部、追添した以外は比較例1と同様の方法で熱可塑性エ
ラストマーペレットを得た。この熱可塑性エラストマー
を用いて実施例2と同様の方法でプレートアウトテスト
を行なった。ロール表面及び軟質塩化ビニール樹脂コン
パウンドのシートは著しく汚染されていた。
【0025】実施例3 キモソーブ944 0.4重量部、イルガノックス101
0(チバ・ガイギー社製、融点114℃、10%加熱減
量温度370℃)0.1重量部、ウルトラノックス626
(ボルグワーナー社製、融点162℃、10%加熱減量
温度216℃)0.1重量部、グッドライト3114(グ
ッドリッチ社製、融点220℃、10%加熱減量温度3
55℃)0.1重量部をペレット状マスターバッチに追添
した以外は実施例1と同様の方法で熱可塑性エラストマ
ーペレットを得た。この熱可塑性エラストマーをロール
混練しバンドを形成させブルー系顔料を5重量部添加し
3分間混練しシートを引き出した。次いで軟質塩化ビニ
ール樹脂コンパウンドを3分間混練しシートを引き出し
た。顔料混練後のロール表面及び軟質塩化ビニール樹脂
コンパウンドのシートには汚染は全く認められなかっ
た。
【0026】比較例3 キモソーブ944 0.4重量部をチヌビン622 0.4
重量部に変更した以外は実施例3と同様の方法でプレー
トアウトテストを行なった。ロール表面及び軟質塩化ビ
ニール樹脂コンパウンドシートには著しい汚染が認めら
れた。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ロ
ール加工における、プレートアウト現象等を改良した熱
可塑性エラストマー組成物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妻鳥 浩昭 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学 工業株式会社内 (72)発明者 山下 康次 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−294343(JP,A) 特開 平3−292342(JP,A) 特開 平2−60951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 23/02 - 23/22 C08K 5/01 C08K 5/17

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】100℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)
    が30〜350であるオレフィン系共重合体ゴム(A)
    100重量部、および該共重合体ゴム(A)100重量
    部に対して、オレフィン系重合体(B)5〜150重量
    部、鉱物油系軟化剤(C)0〜150重量部および融点
    が80℃以上であり10%加熱減量温度が350℃以上
    である添加剤(D)0.05〜2.5重量部からなり、
    該添加剤(D)がヒンダードアミン系化合物であること
    を特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】100℃ムーニー粘度 (ML1+4100℃)
    が30〜350であるオレフィン系共重合体ゴム(A)
    100重量部、および該共重合体ゴム(A)100重量
    部に対してオレフィン系重合体(B)5〜150重量
    部、鉱物油系軟化剤(C)0〜150重量部からなる混
    合物の部分架橋物100重量部に対して、融点が80℃
    以上であり10%加熱減量温度が350℃以上である添
    加剤(D)0.01〜2.4重量部を添加してなり、該
    添加剤(D)がヒンダードアミン系化合物であることを
    特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 【請求項3】100℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)
    が30〜350であるオレフィン系共重合体ゴム(A)
    100重量部、および該共重合体ゴム(A)100重量
    部に対して、オレフィン系重合体(B)5〜150重量
    部、鉱物油系軟化剤(C)0〜150重量部および融点
    が80℃以上であり10%加熱減量温度が350℃以上
    である添加剤(D)0.05〜2.5重量部からなり、
    該添加剤(D)がヒンダードアミン系化合物である混合
    物を部分架橋してなることを特徴とする熱可塑性エラス
    トマー組成物。
  4. 【請求項4】オレフィン系共重合体ゴム(A)100重
    量部当たり、鉱物油系軟化剤(C)を150重量部以下
    含有する油展オレフィン系共重合ゴム(E)40〜95
    重量%とオレフィン系重合体(B)5〜60重量%から
    なる混合物の部分架橋物100重量部に対して、融点が
    80℃以上であり10%加熱減量温度が350℃以上で
    ある添加剤(D)0.01〜2.4 重量部からなり、
    該添加剤(D)がヒンダードアミン系化合物であること
    を特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  5. 【請求項5】オレフィン系共重合体ゴム(A)100重
    量部当たり、鉱物油系軟化剤(C)を150重量部以下
    含有する油展オレフィン系共重合ゴム(E)40〜95
    重量%とオレフィン系重合体(B)5〜60重量%から
    なる混合物100重量部に対して、融点が80℃以上で
    あり、10%加熱減量温度が350℃以上である添加剤
    (D)0.01〜2.4重量部からなり、該添加剤
    (D)がヒンダードアミン系化合物である混合物を部分
    架橋してなることを特徴とする熱可塑性エラストマー組
    成物。
  6. 【請求項6】ヒンダードアミン系化合物が、両末端に2
    個のピペリジニル基を有するヒンダードアミン系化合物
    および/又は側鎖に2個以上のピペリジニル基を有する
    ヒンダードアミン系化合物である請求項1〜5のうちの
    一の請求項に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  7. 【請求項7】オレフィン系共重合体ゴム(A)が、プロ
    ピレン含有量が10〜55重量%、非共役ジエン含有量
    が1〜3重量%のエチレン−プロピレン−非共役ジエン
    共重合体ゴムである請求項1〜6のうちの一の請求項に
    記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  8. 【請求項8】油展オレフィン系共重合体ゴム(E)の1
    00℃ムーニー粘度(ML1+4 100℃)が30〜150
    である請求項4または5記載の熱可塑性エラストマー組
    成物。
  9. 【請求項9】オレフィン系重合体(B)がポリプロピレ
    ン又はプロピレン−α−オレフィン共重合体である請求
    項1〜8のうちの一の請求項に記載の熱可塑性エラスト
    マー組成物。
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