JP3174370B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3174370B2
JP3174370B2 JP32469391A JP32469391A JP3174370B2 JP 3174370 B2 JP3174370 B2 JP 3174370B2 JP 32469391 A JP32469391 A JP 32469391A JP 32469391 A JP32469391 A JP 32469391A JP 3174370 B2 JP3174370 B2 JP 3174370B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
さらに詳しくは、転写紙の搬送制御構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、複写機やプリンタ等の画
像形成装置にあっては、例えば、感光体への露光部の構
造として、原稿載置台上に載置されている原稿からの反
射光を潜像形成のための露光光として用いる構造の場
合、転写紙の表裏両面への複写が行なえる型式(両面コ
ピ−)、そして、一枚の転写紙の同じ面上で分割された
範囲にそれぞれ複写することができる型式(原稿連写)な
どの多重コピ−モ−ドがある(例えば、特開昭61−1
75652号公報、特開平1−277845号公報)。
図16には、上述した多重コピ−モ−ドを実行できる構
造を備えた複写機の一例が示してあり、この複写機の構
成を説明すると、内部にドラム状の感光体1が配置され
ており、この感光体ドラム1の周囲には、その回転方向
に沿って、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写
・分離装置5およびクリ−ニング装置6が配置されてい
る。上述した露光装置3は、現像載置台上に載置された
原稿からの反射光を直接感光体ドラム1上に照射する構
造のものであり、また、転写・分離装置5からの転写紙
の排出位置には、搬送ベルトを介して定着装置7が位置
している。
【0003】この複写機にあっては、転写紙の搬送構造
として、転写紙のスイッチバック用搬送路と反転搬送路
とが設けてあり、スイッチバック搬送路は、定着装置7
から排出された転写紙の向きをそのままにした状態で一
旦収容する第1の中間トレイ8を備えており、また、反
転搬送路は、上述した定着装置7からスイッチバック搬
送路と分岐され、給紙装置からの搬送路に合流するまで
の間に位置する第2の中間トレイ9とこの中間トレイ9
から再給紙される転写紙の給送路を給紙装置からの給送
路と合流する前に位置している反転給紙路10とを備え
ている。そして、上述したスイッチバック搬送路と反転
搬送路とへの入り口には、各搬送路への移動方向を設定
するための切り換え爪11が配置されており、また、各
搬送路には、転写紙の導入と繰り出しのための給紙コロ
が設けてある。
【0004】上述した転写紙の搬送構造において、各コ
ピ−モ−ドにおける転写紙の移動経路を説明すると、ま
ず、両面複写の際には、定着装置7から排出された転写
紙が切り換え爪11の態位設定によって、一旦、第1の
中間トレイ8に向け移動し、原稿の切り換え終了に応じ
て再度繰り出されて第2の中間トレイ9の上部に配置し
てあるサイズ選択ゲ−トのうちのいずれかが開放される
ことで第2の中間トレイ9上に載置され、再給紙の態位
を設定される。このとき、転写紙の画像面は上側に位置
しており、この状態で再給紙が開始されると反転給紙路
10を介して画像面が反転された状態で感光体ドラム1
との転写位置に向け給送される。
【0005】一方、上述した原稿連写の場合には、切り
換え爪11の態位設定により定着装置7から排出された
転写紙が第2の中間トレイ9に向け移送されて再給紙の
態位を設定される。そして、原稿の切り換え終了に応じ
て再給紙が開始されると、反転給紙路10を介して転写
紙が反転され、今までの転写紙の裏面を感光体ドラム1
に対向させた状態を設定された上で、感光体ドラム1の
転写位置に向け給送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
造の多重コピ−可能な装置においては、例えば、片面原
稿から転写紙の両面に複写を行なう際、先に複写された
転写紙上での画像面を反転して次の原稿画像を複写し、
そのまま排出する場合が多い。従って、例えば、綴じら
れた状態の転写紙に表紙を設けたい場合であっても、表
紙の頁に該当する転写紙の面に白紙部を形成できるよう
に複写位置の設定が行われていないことが多いことか
ら、予め、あるいは、改めて原稿の先頭頁のみを複写し
てその画像面の裏側が白紙部とされている転写紙を準備
しておくことが必要となる。
【0007】また、裏表紙を設けるような場合にあって
は、原稿の頁数が偶数である場合と奇数である場合とで
同じような結果が得られないことがある。すなわち、偶
数枚の原稿を複写する際に表紙を設けた場合でいうと、
この場合には、最終頁に相当する原稿からの複写画像は
転写紙の片面に形成されることで、一方の面を裏表紙と
することができる。しかし、奇数枚の原稿からの複写を
行なう場合においては、例えば、転写紙における先頭頁
に白紙部を形成して表紙を設け、この表紙の裏面に原稿
の先頭頁に相当する画像を位置させ、この先頭頁の画像
に連続させて次の転写紙の表裏各面に対して原稿の給送
順に従って複写すると、給送順における最終頁に相当す
る原稿からの画像は、その前の頁に該当する原稿画像が
転写されている転写紙の裏面に複写されることになる。
従って、上述したような場合には、裏表紙を設けるため
の白紙部の複写位置が設定できなくなり、裏表紙を設け
ることができないことになる。
【0008】そこで、このような表紙を設けるための構
造としては、両面複写モ−ドにおいて、原稿の最終頁を
複写する際に転写紙の表裏何れかの面への画像形成を行
なわないようにしたもの(例えば、特開昭57-2124
60号公報、特開昭59−64857号公報)、原稿の
最終頁が奇数である場合に、先に画像を形成された転写
紙を反転させた上でそのまま排出するようにしたもの
(例えば、特開昭58−118666号公報)、あるい
は、奇数頁目の原稿画像を形成された転写紙を再給紙さ
せないでそのまま排出し、原稿が一枚のみの場合に限っ
て、両面への画像形成を可能にしたもの(例えば、特開
昭62−123474号公報)、さらには、次に複写さ
れるべき原稿がないことに相当する最終原稿の頁が偶数
である場合には両面複写を行ない、奇数頁である場合に
は、片面のみへの複写を行なってそのまま排出するよう
にしたもの(例えば、特開昭63−134436号公報)
がある。
【0009】しかしながら、このような装置において
は、表紙を設ける場合の白紙部の面が限定されてしま
い、排出された後に表紙の向きを変更するような手間が
必要であったり、通常一般に用いられる転写紙の搬送経
路とは異なる特殊な経路を設定する必要があったり、さ
らには、最終頁の複写に際しては、裏表紙を設けるため
の白紙部の複写位置が限定されてしまう虞れがあった。
【0010】そこで、本発明の目的は上述した従来の多
重コピ−モ−ドを実行できる画像形成装置における問題
に鑑み、複写行程の作業効率を低下させることなく、転
写紙上での表紙あるいは裏表紙を設けるための白紙部の
複写位置を希望する位置に設定することが可能な画像形
成装置を得ることにある。
【0011】また、本発明の目的は、原稿の給送順にお
ける先頭頁の複写位置の設定に合わせて裏表紙を設ける
場合には、その裏表紙に相当する白紙部の複写位置を転
写紙上で任意に設定できることのできる画像形成装置を
得ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、原稿給送部から給送手段により運続して
原稿載置台上に給送される原稿を基に感光体上に静電潜
像を形成し、この静電潜像からの可視像を転写紙に転写
する際、原稿の給送順に転写紙の両面に原稿からの画像
を被写する両面複写が行なえる多重コピー可能な画像形
成装置において、上記感光体からの可視像転写行程後に
位置する定着行程の後方に位置し、可視像を転写された
画像面をそのままの向きで一旦収容する第1の中間トレ
イを備えたスイッチバック搬送路と、上記定着行程に用
いられる定着装置から上記スイッチバック搬送路に向か
う転写紙の移送路から分岐され、再給紙経路中に画像面
の反転部を有する反転搬送路と、上記スイッチバック搬
送路およぴ反転搬送路への転写紙の導入位置に配置さ
れ、各搬送路への給紙態位を切り換える切り換え爪と、
上記反転搬送路の途中に位置して該反転搬送路に移送さ
れる転写紙を反転させて排出する態位と反転搬送路へ移
送する態位とを切り換えるゲート爪と、複写モード選択
スイッチおよび片面原稿から両面複写における表紙を設
ける場合の白紙部の複写位置および裏表紙を設ける場合
の白紙部の複写位置を表裏何れかの面に設定するための
選択スイッチを備えた操作・表示部と、上記操作・表示
部、上記頁検出部が入力側に接続され、上記切り換え
爪、ゲート爪の態位設定を行う部材の駆動部が出力側に
接続されている制御部とを備え、上記制御部は、上記操
作・表示部からの複写位置に関するモードの選択および
上記頁検出部からの原稿の給送頁数に基づき、続複写
において表紙形成のために白紙部を設けるモードが選択
された際に、最初に給送されて画像が形成された転写紙
の反転排出若しくは非反転排出のいずれかを上記操作・
表示部からの先頭頁の複写位置に関する選択情報に応じ
て設定し、このモードに対応するように上記切り換え爪
およびゲート爪を態位設定することにより定着装置から
排出される転写紙を、画像面の裏面を上向き若しくは下
向きのいずれかの状態にして排出させることを特徴とす
る。
【0013】
【0014】
【作用】本発明によれば、片面原稿から転写紙への両面
複写を行なう場合に、先頭頁に相当する原稿からの複写
位置が設定される。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、図1乃至図15において本発明実施例
の詳細を説明する。
【0017】図1は、本発明実施例による画像形成装置
の全体構成を示しており、この装置20は、基本的に
は、図15に示した装置と同じ構成を備えている。つま
り、内部に感光体ドラム21を備え、この周囲には、感
光体ドラム21の回転方向に沿って、周知の複写行程を
実行するための帯電装置22、露光装置23、現像装置
24、転写・分離装置25およびクリ−ニング装置26
が配置してある。なお、図中、符号Fは、一様帯電され
た感光体ドラム21の範囲を、転写紙のサイズに合わせ
てイレ−スするイレ−サを、また符号Cは、クリ−ニン
グ後の感光体ドラム21の除電を行う除電器をそれぞれ
示している。そして、転写・分離装置25から排出され
る転写紙の移送方向(図示矢印方向)に沿って、搬送ベル
ト27を介して定着装置28が配置してあり、この定着
装置28からの転写紙の排出側には、分岐されたスイッ
チバック搬送路29、反転搬送路30および排出路31
がそれぞれ設けてある。
【0018】上述した定着装置28からの転写紙の排出
側の搬送路は、分岐されることで上述した各搬送路を設
定されており、その分岐位置には、各搬送路への搬送態
位を設定できる方向に揺動可能な切り換え爪32が設け
てある。そして、切り換え爪32は、例えば、画像複写
された転写紙を定着装置28から直接排出路31の排紙
トレイ31Aに向け移送する向きを通常態位として設定
され、後述する連続複写の際には、この排紙路31への
搬送路を遮断する態位を設定されるようになっている。
この態位設定に関しては、後述する制御部の説明におい
て述べる。
【0019】また、上述した転写・分離装置25の近傍
には、給紙装置33が配置されており、本実施例にあっ
ては、3種類のサイズのうちの何れかの転写紙を給紙カ
セットから繰り出して複数の給送コロ34を介してレジ
ストロ−ラ35に向け搬送できるようにしてあり、繰り
出された転写紙は、レジストロ−ラ35に到達した転写
紙が感光体ドラム21上の画像位置との同期を設定され
て転写位置に向け給送されるようになっている。このレ
ジストロ−ラ35は、後述する制御部の動作設定によっ
て感光体ドラム21に対する転写紙の繰り出し時期を可
変できる構造とされており、その詳細については制御部
に関する説明において述べる。
【0020】一方、上述したスイッチバック搬送路29
は、転写紙の両面複写の際に用いられる搬送路であり、
定着装置28から排出された転写紙の画像面をそのまま
の向きにした状態で一旦収容し、この態位から再度給紙
する過程において画像面を後述する反転搬送路30にお
いて反転させることで反対面を転写位置に対面させるよ
うになっている。このため、このスイッチバック搬送路
29には、正逆回転可能な給送ロ−ラ29Aと転写紙を
収容するための第1の中間トレイ29Bとが設けてあ
り、第1の中間トレイ29Bは、本実施例の場合、装置
内での占有スペ−スを小さくする目的でU字状に形成し
てある。また、上述した反転搬送路30は、再給紙態位
を設定されて給紙路に向け搬送される転写紙の画像面を
反転させるために設けられた搬送路である。このため、
反転搬送路30には、定着装置28からの転写紙搬送路
に配置してある一対のロ−ラ28Aの一方に当接してい
る大径ロ−ラ30Aによる反転部と、上述した給紙装置
33からの給紙路との合流位置側に形成してある折り返
し形状の搬送路30Bによる反転部とがそれぞれ設けて
ある。上述した反転部のうち、給紙装置33からの給紙
路との合流位置側に設けてある反転部には、その反転部
に至るまでの間の位置に、転写紙の移送方向に沿って複
数の揺動爪30Cが設けられており、これら揺動爪30
Cは、転写紙の移送方向の長さに応じて揺動させられる
ことで、この揺動爪30Cの下部に位置する第2の中間
トレイ30D上に転写紙を導入して再給紙態位を設定す
るようになっている。また、上述した定着装置28側の
反転部には、揺動可能なゲ−ト爪30Eが配置してあ
り、このゲ−ト爪30Eは、連続複写において転写され
た画像面を反転させて排出するために用いられるもので
あって、切り換え爪32が排紙路31への搬送路を遮断
している時に転写紙が排紙トレイ31Aに向け移送され
るように反転搬送路30中に爪先端を位置させることが
できるように態位設定されるようになっている。
【0021】一方、上述した露光装置23には、画像形
成装置の上部に配置してある原稿給送装置36が装備さ
れている。この原稿給送装置36は、図2に示すよう
に、画像形成装置20の上部に配置してある原稿載置台
23Aに対して原稿を連続的に自動給紙するために設け
られているものであって、原稿載置トレイ36A上で画
像面を下向きにして先頭頁を下側に位置させた状態で積
載されている原稿を、正逆方向に移動可能な搬送ベルト
36Bにより下側の原稿から順に繰り出すことで原稿載
置台23A上に定置して露光に供し、露光後、後述する
反転部36Cあるいは排出部36Dに向け原稿を移送す
るようになっており、反転部36Cに移送された場合に
は、再度、原稿載置台23A上に原稿を定置した後に、
排出部36Dに向け移送することができる構造とされて
いる。上述した反転部36Cは、図3に示すように、原
稿載置台23Aにおける原稿の先端近傍位置に正逆回転
可能な中間搬送ロ−ラ36C1を備えており、この中間
搬送ロ−ラ36C1に対して、矢印Aで示す原稿の移送
方向における下流側には、平行する一対の反転路36C
2、36C3および排出路36C4への原稿の移送方向
を切り換える爪36C5が配置されている。
【0022】また、反転路36C2、36C3には、大
径の反転ロ−ラ36C6およびこれをはさんで対向する
一対のピンチコロ36C7が配置してあり、また、各反
転路は、反転ロ−ラ36C6の後方でガイド36C8に
より原稿の移送路を平行した状態で分割され、そのガイ
ド36C8の後端位置には、原稿を反転させるタ−ンロ
−ラ36C9が位置している。そして、これら各ロ−ラ
は共に正逆回転できるようになっている。さらに反転部
36Cにあっては、露光後の原稿の移送モ−ドを設定す
るようになっており、具体的には、図4において矢印で
示すように、原稿載置台23A上の原稿をそのまま排出
部36Dに向け移送するモ−ド(以下、これを排紙モ−
ドという)と、図5において矢印で示すように、原稿の
画像面を反転させて再度、原稿載置台23Aに向け移送
するモ−ド(以下、これを反転モ−ドという)、そして、
図6に示すように、図5において反対側の面の画像の露
光が終了した時点で先に露光に供された画像面を反転さ
せた状態で排出部に向け移送するモ−ド(以下、これを
反転排出モ−ドという)とが設定できるようになってい
る。
【0023】上述した各移送モ−ドは、共に、爪36C
5の揺動態位の設定と各ロ−ラの回転方向の設定により
行われるようになっており、図4における排紙モ−ドに
おいては、原稿載置台23Aから排出部36Dに向けて
の原稿の移動を許容する態位に爪36C5の揺動態位を
設定される。
【0024】また、図5に示す反転モ−ドにおいては、
爪36C5が原稿の排出部36Dへの移送路を遮断する
態位に設定されることで原稿載置台23Aから排出され
る原稿が反転路の一方36C2へ導入される(図5(A)参
照)。そして、原稿は、タ−ンロ−ラ36C9が時計方
向に回転することで反転路の他方36C3に移送され、
時計方向に回転方向を設定されている反転ロ−ラ36C
6および中間搬送ロ−ラ36C1によって、再度、原稿
載置台23A上に向け移送され、今までと逆方向に移動
している搬送ベルト36Bを会して原稿載置台23A上
に定置される(図5(B)参照)。
【0025】さらに、図6に示す反転排出モ−ドにおい
ては、原稿載置台23Aから排出される原稿はその後端
が反転路の一方36C2内に位置するまでの間、図5
(A)に示した場合と同様に、爪36C5の態位が設定さ
れる(図6(A)参照)。そして、原稿の後端が反転路の一
方36C2内に位置すると、反転ロ−ラ36C6および
タ−ンロ−ラ36C9が今までと逆方向である反時計方
向に回転することで反転路の一方に近接させて形成して
ある排紙路36C10に向け原稿を移送して排出部36
Dに持ち来される(図6(B)参照)。
【0026】上述した原稿の移送モ−ドは、画像形成装
置の操作・表示部に設けてある複写モ−ド選択スイッチ
によって設定されるようになっており、この複写モ−ド
選択スイッチは、後述する制御部37に対して複写モ−
ド選択信号を出力するようになっている。また、上述し
た原稿給送装置36には、原稿の載置セットを検知する
ことで給送順に相当する頁数を検知する光学センサで構
成された頁検出部38および原稿載置トレイ36A上の
原稿の有無を検知するセンサ(図示されず)が配置してあ
り、この頁検出部38は、本実施例の場合、片面原稿の
給送順を検知して後述する制御部37に信号を出力する
ようになっている。
【0027】制御部37は、図7に示すように、その主
要部をマイクロコンピュ−タ(CPU)37Aによって構
成されて画像形成装置のシ−ケンス制御を実行するため
のものであり、このマイクロコンピュ−タ37Aには、
シ−ケンス制御のための演算制御処理を実行するための
基礎プログラムおよび基礎デ−タを格納しているROM
37B、各種演算値および各種デ−タを格納するRAM
37Bが接続されている。そして、上述したマイクロコ
ンピュ−タ37Aにおける入力側には、図示しないI/
Oインタ−フェ−スを介して、所謂、画像形成のための
複写行程を実行するために必要な各種情報を伝達するた
めのデ−タバスや各種センサおよび装置本体に装備され
ている操作・表示パネルからの信号ラインが接続されて
いる。
【0028】上述した各種センサのうちには、原稿の繰
り出し順に相当する頁数を計数できる頁検出部38(図
7では、信号の種類として原稿セット検知と表示してあ
る)、ならびに、原稿給送装置36における原稿載置ト
レイ36A上の原稿の有無を検知するセンサ(図示され
ず)が含まれている。
【0029】また、マイクロコンピュ−タ37Aの出力
側には、上述した複写行程を実行する際に用いられる各
種アクチュエ−タに加えて切り換え爪32の駆動部や揺
動爪30Cおよびゲ−ト爪30Eの駆動部そしてレジス
トロ−ラ35の駆動部さらには上述した操作・表示パネ
ル39における表示部に至る信号ラインがそれぞれ接続
されている。上述した複写行程を実行するためのアクチ
ュエ−タとは、感光体ドラム21をはじめとして、これ
に対する帯電、露光、現像、給紙、定着およびクリ−ニ
ングの各行程ならびに上述した原稿給送装置36におけ
る原稿の移送方向設定に係る構成部品の駆動部材を意味
している。
【0030】また、上述した操作・表示パネル39に
は、本実施例の場合、複写モ−ドの選択に加えて、片面
原稿からの両面複写モ−ドにおける表紙を設ける場合の
白紙部の複写位置および裏表紙を設ける場合の白紙部の
複写位置を表裏何れかの面に設定するための選択スイッ
チが設けてある。
【0031】制御部37においては、本実施例の場合、
操作・表示パネル39において選択される複写モ−ドの
うち、片面原稿から両面複写を行うというように連続複
写する場合、原稿の給送順に従って先頭頁から連続して
最終頁までを転写紙の表裏両面に複写するための転写紙
給送制御を行うようになっているとともに、次の複写モ
−ドに対しても対処できる給送制御を行えるようになっ
ている。すなわち、複写モ−ドの一つとしては、表紙形
成のために白紙部を設けるモ−ドであり、このモ−ドを
実行するために、原稿の先頭頁の複写位置を設定できる
ようになっている。この場合には、例えば、図11に示
すように4頁分の原稿における先頭頁に相当する原稿か
らの画像を一枚目の転写紙の裏面、つまり、図11にお
ける裏側に位置させる一方、2頁目に相当する原稿から
の画像が複写されている2枚目の転写紙の面と対向する
1枚目の転写紙側の面に相当する表面には白紙部を形成
して表紙とするような場合に原稿の先頭頁に相当する複
写位置を設定するように転写紙の給送制御を行なうよう
になっている。
【0032】また、今一つの複写モ−ドとしては、図1
1に示した先頭頁の複写位置設定に加えて、給送順で画
像が複写されているときに原稿の最終頁に相当する画像
が複写される位置を選択して裏表紙のための白紙部を設
けるモ−ドであり、このモ−ドを実行するために、最終
頁の複写位置を設定できるように転写紙の給送制御が行
なわれる。この場合には、図12に示すように、5頁分
の原稿からの両面複写の際に5頁目に相当する給送順位
での原稿画像の複写位置を裏表紙としての白紙部とする
ことができるようになっている。簡単にいえば、表紙の
裏側だけに複写したりあるいは最終原稿からの画像転写
を受ける転写紙の一方の面にのみ複写できるように給送
制御するようになっている。
【0033】本実施例は以上のような構成であるから、
制御部37の動作を説明するために示したフロ−チャ−
トにより作用を説明すると次のとおりである。
【0034】図8は、画像形成装置における複写行程を
実行するためのメインル−チンであり、電源を投入され
ると、制御部37のマイクロコンピュ−タ37Aの初期
化が行われ、入出力の設定、各種パラメ−タの初期値設
定、各種タイマ−の設定さらには割込みモ−ドの設定等
の処理が行われる。そして、RAM37Cに格納されて
いるデ−タをクリアし、複写動作に関係するもの、例え
ば、露光装置23におけるランプ電圧の設定値や現像装
置24における現像バイアス電圧の設定デ−タをRAM
37Cに転送して格納する。次に、露光装置23におけ
る走査光学系を初期位置に設定する等の機械的な初期化
を実行すると共に、定着装置28における定着温度が所
定の温度になるのを待って待機状態(リロ−ド)を設定す
る。そして、制御部37に対し、操作・表示パネル39
からの複写開始指令および複写モ−ドさらには、表紙お
よび裏表紙作成の際の該当頁に相当する原稿画像の複写
位置に関する情報、そして、原稿給送装置36から給送
される原稿の頁に関する信号および原稿載置トレイ36
A上での原稿有無検知信号がそれぞれ入力され、この情
報および信号に基づいて制御部37では転写紙の給送制
御が実行されることになる。
【0035】上述した複写動作における転写紙の給送制
御は、制御部37においてコピ−中処理として実行され
るようになっており、具体的には、単一複写、連続複写
の際の複写モ−ドの選択および連続複写の際における片
面原稿からの両面複写モ−ドにおける頁に対応した複写
位置ならびに表紙さらには裏表紙を設けるための白紙部
の複写位置選択に基づいて実行される。すなわち、単一
の原稿からの複写である場合には、通常の複写行程と同
様に、原稿給装置36にセットされた原稿を頁検出部3
8により検知し、この信号を基に原稿載置台23Aへの
給送が行われ、この原稿に対する露光を介した感光体ド
ラム21への静電潜像の形成、そして、現像装置24に
よる静電潜像の可視像処理がそれぞれ行われ、これに伴
い給紙装置33からの転写紙の繰り出しおよびレジスト
ロ−ラ35による感光体ドラム21への転写紙繰り出し
を介して可視像の転写が行われるのに引き続いて、この
転写紙の画像が定着装置28により定着される。そし
て、定着後の転写紙は、切り換え爪32が、この原稿の
枚数および複写モ−ドに応じて排紙路31への移送方向
を設定する態位とされているのを受けて、排紙トレイ3
1Aに向け排出される。
【0036】一方、連続複写の場合には、複写モ−ドに
応じて、定着装置28から排出される転写紙の給送方向
が切り換え爪32により設定されるようになっており、
また、この場合の白紙部作成型式に応じて転写紙の給送
様式が設定される。図9および図10には、片面原稿か
ら転写紙の両面への複写を行なう場合の給送様式を設定
するためのサブル−チンが示されており、このル−チン
にあっては、原稿給送装置36を用いた原稿の連続給送
であるかどうか、また、両面複写モ−ドであるかどうか
をそれぞれ判別し(ST1、ST2)、転写紙に対する先頭頁の
複写位置の選択モ−ドであるかどうかを判別する(ST
3)。上述した先頭頁の複写位置に関する選択は、例え
ば、表紙を設ける場合に実行され、原稿の給送順におけ
る先頭頁の画像を転写紙の表裏何れの面に複写するかに
より表紙の位置を設定するものである。また、最終頁の
複写位置に関する選択は、裏表紙を設ける場合に実行さ
れ、原稿の給送順における最終頁の画像を転写紙の表裏
何れかの面に複写するかにより裏表紙の位置を設定する
ものである。そして、先頭頁の複写位置に関する選択モ
−ドである場合、原稿の給送順が原稿給送装置36にお
ける頁検出部38による出力信号から判別され(ST4)、
かつ、操作・表示パネル39において先頭頁の複写位置
に関する選択情報に基づいて表面コピ−である場合、例
えば、図11に示したように、原稿の給送順における先
頭頁の原稿画像を転写紙の裏面に位置される状態を選択
されているかを判別して(ST5)、転写紙の給送モ−ドが
設定される。
【0037】この給送モ−ドについては、後で詳しく述
べるが、定着装置28から排出される転写紙上の画像面
を感光体ドラム21に対向させたままで、所謂、表面に
画像面が位置している状態で給送される非反転給送モ−
ドと、このモ−ドのままで排出する非反転排出モ−ド
と、画像面を反転する反転モ−ドと、さらに、このモ−
ドのままで排出する反転排出モ−ドとのうちのいずれか
が種別設定されるようになっている。上述した給送モ−
ドにおける転写紙の給送方向の設定は、反転給送モ−ド
の場合、切り換え爪32がスイッチバック搬送路29へ
の通路設定を行われることとゲ−ト爪30Eが反転搬送
路30から退避した状態にあることに併せて各搬送路に
位置する搬送部材の回転方向の設定により実行され、反
転排出モ−ドの場合、上述した切り換え爪32によるス
イッチバック搬送路29への通路設定に加えゲ−ト爪3
0Eが反転搬送路30に臨出する態位とされることで実
行される。
【0038】また、給送モ−ドのうちの非反転給送モ−
ドとは、2回、画像面を反転させることで画像面が反転
しないのと同じ状態で転写紙が給送されるモ−ドであ
り、切り換え爪32による反転搬送路30への通路設定
により実行され、さらに非反転排出モ−ドは、切り換え
爪32による排出路31への通路設定により実行され
る。なお、上述した反転搬送路30への通路設定時には
ゲ−ト爪30Eは、転写紙の通過を阻害しないように反
転搬送路30から退避した状態とされている。さらに、
上述した各給送モ−ドの設定に関し、切り換え爪32の
通路設定が行われているときには、他の搬送路への通路
が遮断されていること勿論である。
【0039】さて、先頭頁の複写位置の選択モ−ドでな
い場合あるいはこの選択モ−ドであって原稿の給送順序
が1枚目に該当していない場合には、原稿の最終頁の複
写位置に関して転写紙の表裏何れかの面への複写を行な
う選択モ−ドであるかを、選択・表示パネル39からの
情報により判別する(ST6)。そして、ステップST6に
おける判別において、原稿の給送順で最終頁の画像から
の複写位置を選択するモ−ドでない場合には、複写モ−
ドが通常の両面複写モ−ドであるかどうかを判別し(ST
7)、この両ステップST6、ST7での判別において、
給送順での先頭頁に相当する原稿からの複写位置の選択
だけが行われている複写モ−ドである場合には、原稿給
送装置36において繰り出される原稿がなくなっている
かどうかを、原稿載置トレイ36Aに設けてある原稿有
無検知センサからの信号によって判別し(ST8)、さらに
は、最終原稿である場合にその繰り出し順序が偶数であ
るかどうかを判別して(ST9)、給送モ−ドを種別設定す
るようになっている。上述したステップST7におい
て、転写紙の表裏各面への複写位置選択モ−ドでなく、
通常の両面複写モ−ドである場合には、上述したステッ
プST8と同様にして給送順序において最終原稿である
かを判別するとともに最終原稿である場合にはその給送
順に相当する頁数が偶数であるかどうかを判別し(ST1
0、ST11)、これらの結果に応じて給送モ−ドを種別設定
するようになっている。さらに、図9に示したステップ
ST8において、最終原稿でないと判別した場合には、
図10に示すように、原稿の繰り出し頁数が偶数である
かどうかを判別し(ST13)、この結果に応じた給送モ−ド
を種別設定する。
【0040】一方、繰り出し順における原稿の最終頁の
複写位置に関する選択モ−ドが設定されている場合(ST
6)には、原稿の有無を判別し(ST14)、原稿が最終原稿で
ある場合には、その原稿の繰り出し順序が偶数であるか
どうかを判別(ST15)し、偶数である場合には、その結果
に応じた給送モ−ドが、また、偶数でない場合には、原
稿の最終頁の複写位置の選択状態を判別し(ST16)、この
判別結果に応じて給送モ−ドが種別設定される。
【0041】次に、上述した給送モ−ドについて、図1
3乃至図15において説明する。なお、図13乃至図1
5において、符号Sは給紙開始位置を、そして符号Eは
給紙停止位置を示し、また、実線矢印は給紙方向を示し
ている。
【0042】図13は、原稿の先頭頁および最終頁の複
写位置に関する選択モ−ドにない場合の、所謂、通常両
面複写を行う場合の給送モ−ドを示しており、この場合
には、図9に示したステップST3における判別結果に
よりステップST7に至り、このステップにおいて表紙
作成のための複写モ−ドでないことを判別されて図10
に示すル−チンに移行し、給送モ−ドが設定される。
【0043】この給送モ−ドは、例えば、5頁分の原稿
からの複写の場合、給紙装置33から繰り出された転写
紙がレジストロ−ラ35により通常の複写行程と同様な
給紙タイミングを設定されて感光体ドラム21に対する
転写位置に給送される一方、定着装置28から排出後
に、切り換え爪32によるスイッチバック搬送路29へ
の通路設定によって第1の中間トレイ29Bに載置され
る。そして、この状態から反転搬送路30に向け給送さ
れて第2の中間トレイ30Dに載置されて再給紙に備え
る(図13(A)参照)。この第2の中間トレイ30D上に
載置される際には、転写紙のサイズに合わせて第2の中
間トレイ30Dの上位に位置する揺動爪30C(図1参
照)のいずれかが転写紙の導入を可能にする態位に設定
されるようになっている。さらに、第2の中間トレイ3
0Dから再給紙された転写紙は、反転路30Bにおいて
画像面を反転されてレジストロ−ラ35に向け給送され
たうえでレジストロ−ラ35による給紙タイミングの設
定を介して転写位置に給送され、定着装置から排出後、
排出された際の画像面の向きのままで、所謂、反転しな
い状態である非反転排出モ−ドによって排出される。
(図13(B)参照)。以下、3頁および4頁に相当する原
稿からの画像を転写される転写紙は、上述した場合と同
様な給送モ−ドにより両面に複写されて排出される(図
13(C)、(D)参照)。そして、最終頁に相当する原稿が
繰り出されるのにあわせて給紙装置33から繰り出され
た転写紙は、レジストロ−ラ35により感光体ドラム2
1の転写位置に給送され、さらに定着装置28から排出
後、画像面の向きを転写位置でのそれと同じ状態の、所
謂、非反転給送モ−ドにより排出される(図13(E)参
照)。
【0044】一方、図14は、原稿の先頭頁の複写位置
を感光体ドラムから転写を受ける側の面、所謂、表面に
設定され、この裏面を表紙のための白紙部とする一方、
裏表紙を設けない場合の給送モ−ドを示している。この
場合は、図11に示すように、4頁分の原稿から複写し
たものを製本する場合に転写紙の先頭頁の裏面が白紙部
となるように転写紙への画像位置を設定できるようにし
た場合である。そして、この場合には、図9において先
頭頁からの複写に関してはステップST3、ST4、S
T5による給送モ−ドが、そして、最終頁までの間の原
稿からの複写に関してはステップST6、ST7、ST
8および図10に示すステップST13が、さらに最終
頁からの複写に関しては、図9におけるステップST8
を介してステップST9による給送モ−ドが種別設定さ
れる。
【0045】この場合の給送モードに関して説明する
と、図14において、給送順における原稿の先頭頁の給
送に対応させて給紙装置33から繰り出された転写紙
は、レジストローラ35により給紙タイミングを設定さ
れて感光体ドラム21との転写位置に給送され、定着装
置28から排出後、切り換え爪32によるスイッチバッ
ク搬送路29への通路設定により第1の中間トレイ29
Bに載置されるこの状態から反転搬送路30に向け給
送され、図14(A)において実線で示すように、その
途中で反転されて排紙トレイ31Aに向け排出される。
このときには、ゲート爪30Eが転写紙を排紙トレイ3
1Aに向けて搬送する態位に設定されている(図14
(A)参照)。この場含での転写紙上の画像面は、感光
体ドラム21に対向した状態から反転され、製本等のた
めに綴じる場含には、その裏面が白紙部とされることに
なる。次に給紙装置33からレジストローラ35により
転写位置に給送された新たな転写紙は、定着装置28か
ら排出後、切り換え爪32によるスイッチバック搬送路
29ヘの通路設定により第1の中間トレイ29Bに載置
され、この状態から反転搬送路30に向け給送されて第
2の中間トレイ30D上に載置され再給紙に備える
(図14(B)参照)。この状態で第2の中間トレイ3
0Dから再給紙される転写紙は、レジストローラ35に
至る途中で反転部30Bにより画像面を反転されレジス
トローラ35により転写位置に向け給送され、定着装置
28から排出後、非反転排出される(図14(C)参
照)。そして、最終頁に相当する原稿からの画像を複写
される転写紙は、給紙装置333からレジストローラ3
5に向け給送されたうえで転写位置に持ち来され、定着
装置28による定着後、反転排出される(図14
(D)、(D−1)参照).この場含の反転排出は、一
旦スイッチバック搬送路29ヘ移送した後、反転搬送路
30に持ち来し、この原稿が最終頁である場合には再給
紙の際に画像面を反転した状態で排出される。この排出
モードの設定は、最終原稿であるかを判別し、この結果
に応じて給送順に応じた画像面を、この前の順番で転写
された画像面と対向させて、所謂、連続した画像面を得
るために行なわれる。従って、図14に示した場合にお
いては、最終頁が反転されることで前の頁に画像面を対
向させることになる。なお、図14(E)およぴ(F)
は、奇数頁に相当する原稿から最終頁の複写位置を前頁
の複写位置に達続させる場合の給送モードを示してお
り、この場合には、4頁に相当する原橘からの複写が行
なわれて定着装置から排出される転写紙が、切り換え爪
32によるスイツチパツク搬送路29ヘの通路設定によ
り、図14(D)、(D−1)で鋭明した反転給送モー
ドにより給送され、再給紙されて定着後に排出される
と、切り換え爪32による排出路31ヘの通路設定によ
って転写位置からのままの画像面の向きで非反転排出さ
れる。転写紙は、定着装置28から排出されると、反転
排出および非反転排出のいずれにおいても再度給紙態位
を設定されることなく排紙トレイ31Aに向けて排出さ
れるので、転写紙の排出までの時間が長くならないです
む。
【0046】また、図15には、例えば、図12に示し
たように、5頁分の原稿において、先頭頁に相当する給
送順位の原稿からの画像の複写位置および最終頁に相当
する給送順位の原稿からの複写位置を選択して白紙部を
それぞれ設定する場合の給送モ−ドが示してある。この
場合には、図9および図10において先頭頁の複写に関
してはステップST1乃至ST5による給送モ−ドが設
定され、また、最終頁の前までの複写に関してはステッ
プST6乃至ST13による給送モ−ドが設定され、そ
して、最終頁の複写に関しては、ステップST6および
ステップST14乃至ST16による給送モ−ドが設定
されるようになっている。
【0047】この場合の給送モ−ドについて説明する
と、図15において、先頭頁から第3番目までの原稿か
らの複写に関しては、図14に示した場合と同様な給送
モ−ドが設定される(図15(A)、(B)、(C)参照)。そし
て、給送順において最終頁の前に相当する4頁からの複
写に際しては、図14に示した場合と同様に反転給送を
含む反転排出の給送モ−ドが設定され(図15(D)、(D−
1)参照)、次いで、最終頁の原稿からの複写に移行する
が、この場合には、転写紙の表裏いずれかの面への複写
位置の設定であるかを判別され、表面複写の場合には、
非反転排出モ−ドによって定着装置から排出される(図
15(E)参照)。従って、4頁の次に複写される予定の最
終頁の位置が白紙部として形成されることになる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、先頭頁の
複写位置を表裏各面のいずれかに選択できるようにした
ので、換言すれば、連続複写の際に互いに対向する面で
の画像形成状態を選択できるように給送態位が設定でき
るので、先頭頁と隣り合う関係を以て、例えば、表紙に
相当する白紙部を設定することができるこれにより、
敢えて表紙部としての紙を改めて準備する必要がないの
で、製本等のための複写作業を効率よく行うことができ
る。効率の点においては、表紙に相当する白紙部を有し
た転写紙が定着装置から排出された段階で排紙部に排出
されるので、迅速な排出作業が行えることによっても可
能となる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による画像形成装置の全体構成を
示す配置図である。
【図2】図1に示した装置に用いられる原稿給送装置の
概略構成を示す配置図である。
【図3】図2に示した原稿給送装置の要部を示す配置図
である。
【図4】図3に示した要部の作用の一つを説明するため
の模式図である
【図5】図3に示した要部の他の作用を説明するための
模式図である。
【図6】図3に示した要部の別の作用を説明するための
模式図である。
【図7】図1に示した装置における制御部の構成を説明
するためのブロック図である。
【図8】図7に示した制御部の動作を説明するためのフ
ロ−チャ−トである。
【図9】図8に示したフロ−チャ−トにおけるサブル−
チンを説明するためのフロ−チャ−トである。
【図10】図8に示したフロ−チャ−トにおけるサブル
−チンを説明するためのフロ−チャ−トである。
【図11】図7に示した制御部により設定される給送モ
−ドの一例で得られる転写紙同士での画像面の位置関係
を説明するための斜視図である。
【図12】図7に示した制御部により設定される給送モ
−ドの他の例で得られる転写紙同士の画像面の位置関係
を説明するための斜視図である。
【図13】図7に示した制御部によって得られる転写紙
の給送方式の一例を説明するための模式図である。
【図14】図7に示した制御部により得られる転写紙の
給送方式の他の例を説明するための模式図である。
【図15】図7に示した制御部により得られる給送方式
の別の例を説明するための模式図である。
【図16】多重コピ−を行える画像形成装置の従来例を
示す配置図である。
【符号の説明】
20 画像形成装置 21 感光体ドラム 23 露光装置 23A 原稿載置台 24 現像装置 25 転写・分離装置 28 定着装置 29 スイッチバック搬送路 30 反転搬送路 30B 反転路 30D 第2の中間トレイ 31 排紙路 32 切り換え爪 33 給紙装置 35 レジストロ−ラ 36 原稿給送装置 37 制御部 38 原稿給送枚数を計数する頁検出
部 39 操作・表示パネル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 21/00 B41J 5/00 B41J 13/00 B41J 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿給送部から給送手段により運続して原
    稿載置台上に給送される原稿を基に感光体上に静電潜像
    を形成し、この静電潜像からの可視像を転写紙に転写す
    る際、原稿の給送順に転写紙の両面に原稿からの画像を
    被写する両面複写が行なえる多重コピー可能な画像形成
    装置において、 上記感光体からの可視像転写行程後に位置する定着行程
    の後方に位置し、可視像を転写された画像面をそのまま
    の向きで一旦収容する第1の中間トレイを備えたスイッ
    チバック搬送路と、 上記定着行程に用いられる定着装置から上記スイッチバ
    ック搬送路に向かう転写紙の移送路から分岐され、再給
    紙経路中に画像面の反転部を有する反転搬送路と、 上記スイッチバック搬送路およぴ反転搬送路への転写紙
    の導入位置に配置され、各搬送路への給紙態位を切り換
    える切り換え爪と、 上記反転搬送路の途中に位置して該反転搬送路に移送さ
    れる転写紙を反転させて排出する態位と反転搬送路へ移
    送する態位とを切り換えるゲート爪と、複写モード選択スイッチおよび片面原稿から両面複写に
    おける表紙を設ける場合の白紙部の複写位置および裏表
    紙を設ける場合の白紙部の複写位置を表裏何れかの面に
    設定するための選択スイッチを備えた操作・表示部と、 上記操作・表示部、上記頁検出部が入力側に接続され、
    上記切り換え爪、ゲート爪の態位設定を行う部材の駆動
    部が出力側に接続されている制御部とを備え、 上記制御部は、上記操作・表示部からの複写位置に関す
    るモードの選択および上記頁検出部からの原稿の給送頁
    数に基づき、続複写において表紙形成のために白紙部
    を設けるモードが選択された際に、最初に給送されて画
    像が形成された転写紙の反転排出若しくは非反転排出の
    いずれかを上記操作・表示部からの先頭頁の複写位置に
    関する選択情報に応じて設定し、このモードに対応する
    ように上記切り換え爪およびゲート爪を態位設定するこ
    とにより定着装置から排出される転写紙を、画像面の裏
    面を上向き若しくは下向きのいずれかの状態にして排出
    させることを特徴とする画像形成装置。
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