JP3528547B2 - 両面画像記録装置 - Google Patents

両面画像記録装置

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JP3528547B2
JP3528547B2 JP31288997A JP31288997A JP3528547B2 JP 3528547 B2 JP3528547 B2 JP 3528547B2 JP 31288997 A JP31288997 A JP 31288997A JP 31288997 A JP31288997 A JP 31288997A JP 3528547 B2 JP3528547 B2 JP 3528547B2
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有紀 藤田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像記録装置に係り、特に、記録シ
ートの両面に画像記録が可能な両面画像記録装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より両面画像記録を可能とした両面
画像記録装置が種々提案されており、近年の省資源の観
点からも両面画像記録装置の需要は高く、低コスト化、
小型化、及び、両面プリント、コピー等の両面記録モー
ド(両面モード)時の生産性の向上が望まれている。従
来この種の両面画像記録装置は、所定の画情報に基づい
て画像を記録シートとしての用紙上に形成する例えば電
子写真方式の画像形成部と、この画像形成部に用紙を供
給する給紙トレイ等の用紙供給部と、画像形成部にて画
像形成された用紙を排出収容する排出トレイ等の用紙排
出部と、用紙供給部から供給された用紙を画像形成部ま
で搬送した後に、当該用紙を用紙反転部にて反転するこ
とで再度画像形成部に搬送した後に用紙排出部に排出す
る両面記録用の用紙搬送系とを備えたものである。
【0003】そして、この種の両面画像記録装置として
は、主として小型化を企図するために用紙反転部の位置
を工夫したものが既に知られている(例えば特開平2−
255476号公報,特開平6−250463号公報参
照)。特に、特開平6−250463号公報では、用紙
排出部付近に、正逆回転可能な排出ロール対及び用紙搬
送路の切換ゲートからなる用紙反転部を設け、用紙排出
部に向けて用紙を一旦排出する状態で機外に露出させ、
用紙後端部を排出ロールにニップさせた状態で排出ロー
ルを一旦停止させ、切換ゲートを切換えて排出ロールを
逆転させることにより用紙の反転動作を行うようにした
ものが既に提案されており、より小型で低コストの両面
画像記録装置が実現されている。
【0004】また、この種の両面画像記録装置として
は、主として両面モード時の生産性を向上させるため
に、両面モード時の用紙搬送とプリントの順番とを工夫
するようにしたものが既に知られている(例えば特開平
4−179677号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来こ
の種の両面画像記録装置にあっては、いずれも用紙反転
部が1箇所しかないため、両面モード時において、用紙
反転部で先行用紙を反転している際には、次の用紙に対
して画像記録動作を行うことができず、画像形成部への
次の用紙の供給タイミングを一時待機させることが必要
になってしまう。このため、両面モード時には、用紙搬
送路中における用紙間スパンが大きく開いてしまい、片
面記録モード(片面モード)に比較すると、生産性が大
きく低下してしまうという技術的課題が見い出された。
また、例えば特開平4−179677号公報に示される
ようなプリント順番制御を可能にするには、両面画像記
録装置内に用紙が3枚以上入る用紙搬送路の長さが必要
であるため、両面画像記録装置の小型化を行えず、しか
も、1枚目の用紙の出力も遅くなってしまうという技術
的課題が見い出された。
【0006】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、記録シートの搬送路長さを
不必要に長くすることなく、両面記録モードの生産性を
向上させることを可能とした両面画像記録装置を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、所定の画情報に基づいて画像を記録シ
ート1上に形成する画像形成部2と、この画像形成部2
に記録シート1を供給するシート供給部3と、この画像
形成部2にて画像形成された記録シート1を排出収容す
るシート排出部4と、シート供給部3から供給された記
録シート1を画像形成部2まで搬送した後に、当該記録
シート1を反転して再度画像形成部2に搬送した後にシ
ート排出部4に排出する両面記録用のシート搬送系5と
を備えた両面画像記録装置において、両面記録用のシー
ト搬送系5には、画像形成部2からの記録シート1の1
つの戻り搬送路6中に記録シート1が反転せしめられる
シート反転部7を複数具備させ、各シート反転部7にて
異なる記録シート1の反転動作を並列的に行うことを可
能としたことを特徴とするものである。
【0008】このような技術的手段において、画像形成
部2としては、記録シート1に対して画像を形成し得る
ものであれば、電子写真方式、静電記録方式、インクジ
ェット記録方式など各種方式のものを採用することがで
きる。また、本発明において、シート搬送系5の戻り搬
送路6とは、画像形成部2を通過した片面記録済の記録
シート1が再び画像形成部2に搬送される際のシート搬
送路を意味する。このとき、戻り搬送路6には、通常片
面画像記録モード時に画像形成部2からシート排出部4
へ至るシート搬送路の全部若しくは一部が含まれてもよ
いことは勿論である。更に、シート反転部7について
も、記録シート1を反転させる機能を実現できるもので
あれば、正逆回転可能な搬送ロール対及びシート搬送路
の切換ゲートを組み合わせた態様等適宜選定して差し支
えない。
【0009】また、シート反転部7の設置箇所について
は、戻り搬送路6の任意の箇所で差し支えないが、装置
スペース化を図るという観点からすれば、シート排
出部4が1若しくは複数設けられているタイプにおい
て、複数のシート反転部7の少なくとも1つがシート排
出部4に対応する出口箇所に設けられている態様が好ま
しい。
【0010】更に、複数のシート反転部7を有する両面
画像記録装置においては、シート反転部7による記録シ
ート1の反転動作を適宜タイミングで制御することが必
要であるが、先行する記録シート1に対して後続する記
録シート1を一時待機させることなく連続的に搬送する
には、両面記録モード選択時に、記録シート1の戻り搬
送路6に沿って画像形成部2から離れた側から順に複数
のシート反転部7による記録シート1の反転動作が行な
われるシート搬送制御手段8を具備させるようにすれば
よい。
【0011】このとき、シート搬送制御手段8による記
録シート1の供給タイミングについては、両面記録モー
ド選択時に、先行する記録シート1の2面目の画像記録
を行う前にシート供給部3から次の記録シート1を画像
形成部2に向けて供給するようにすればよい。
【0012】また、シート搬送制御手段8による搬送シ
ーケンスについては記録シート1のサイズと無関係に一
律に制御するようにしてもよいが、小サイズの記録シー
ト1にあっては、シート搬送路に対し記録シート1が占
有する割合が少ないので、大サイズの記録シート1に比
べて記録シート1の搬送効率を高めることが可能であ
る。従って、小サイズの記録シート1の搬送効率をより
高めるという観点からすれば、シート搬送制御手段8と
して、記録シート1のサイズが所定サイズよりも大サイ
ズである条件下で標準搬送シーケンスを実行し、記録シ
ート1のサイズが所定サイズ以下である条件下では標準
搬送シーケンスと異なり且つ標準搬送シーケンスよりも
高速の特殊搬送シーケンスを実行するものであることが
好ましい。
【0013】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1において、画像形成部2からの記録シー
ト1の戻り搬送路6中には複数のシート反転部7が設け
られており、各シート反転部7で夫々記録シート1の反
転動作が並列的に行われ得る。ここで、シート搬送制御
手段8が、両面記録モード選択時に、記録シート1の戻
り搬送路6に沿って画像形成部2から離れた側から順に
複数のシート反転部7による記録シート1の反転動作を
行わせると、画像形成部2から離れた側のシート反転部
7で先行記録シート1の反転動作が行われている際に、
画像形成部2で後続する記録シート1の画像の記録が行
われ、前記先行記録シート1の反転動作を行っているシ
ート反転部7と異なる他のシート反転部7で記録シート
1の反転動作が行われる。このため、シート反転部7で
先行記録シート1の反転動作が行われているとしても、
後続する記録シート1は、一時的に待機することなく、
連続的に搬送される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は本発明が適用された両面画像記録装置(具体的に
はプリンタ)の実施の形態1を示す。同図において、両
面画像記録装置は、画像記録用の装置本体11に両面記
録用の用紙搬送ユニット12を付加したものである。こ
こで、装置本体11は、所定の画情報に基づいて画像を
用紙(図示せず)上に形成する画像形成部20と、この
画像形成部20に用紙を供給する用紙供給部30と、画
像形成部20にて画像形成された用紙を排出収容する第
1排出トレイ41とを備えている。また、用紙搬送ユニ
ット12は、画像形成部20にて片面画像形成された用
紙を再度画像形成部20へ循環搬送させるためのもので
あり、画像形成部20にて画像形成された用紙が排出収
容される第2排出トレイ42を備えている。そして、装
置本体11及び用紙搬送ユニット12内には用紙供給部
30からの用紙を搬送する用紙搬送系50が設けられて
いる。
【0015】本実施の形態において、画像形成部20は
例えば電子写真方式を採用したものであり、感光体ドラ
ム21の周囲には、感光体ドラム21が予め帯電せしめ
られる帯電器22、帯電された感光体ドラム21に対し
て画情報に応じた静電潜像が書き込まれるレーザービー
ムスキャナ等の露光ユニット23、感光体ドラム21上
の静電潜像がトナーにて可視像化される現像器24、感
光体ドラム21上のトナー像が用紙に転写せしめられる
転写器25、感光体ドラム21上の残留トナーが清掃さ
れるクリーナ26等を夫々配設し、更に、転写器25に
よる転写処理後の用紙に対して定着処理が施される定着
器(例えば加熱ロール及び加圧ロールからなる加熱加圧
定着方式を採用)27を配設したものである。
【0016】また、用紙供給部30は、本実施の形態で
は、複数(例えば2つ)の給紙カセット31,32を有
し、各給紙カセット31,32には異なるサイズ(例え
ばJIS規格A3判縦置きサイズと同A4判横置きサイ
ズ)の用紙を夫々収容すると共に、各フィードロール3
3,34にて収容用紙を適宜タイミングで送出するよう
にしたものである。尚、各給紙カセット31,32に同
サイズの用紙を収容してもよいことは勿論である。
【0017】更に、第1排出トレイ41は、装置本体1
1のハウジング上部に一体的に形成されたものであり、
また、第2排出トレイ42は、用紙搬送ユニット12の
側方上部に突出形成されたものである。
【0018】更にまた、用紙搬送系50は、図3に示す
ように、給紙カセット31,32からの用紙が搬送され
る用紙搬送路を備えている。本実施の形態において、用
紙搬送路は、給紙カセット31,32の用紙供給出口か
ら上方に向かって延び且つ画像形成部20の感光体ドラ
ム21と転写器25との間の転写部位、定着器27の定
着部位を通過する垂直搬送路51と、この垂直搬送路5
1の上方端で合流し且つ第1排出トレイ41,第2排出
トレイ42への出口間を略水平方向で結ぶ水平搬送路5
2と、この水平搬送路52の第2排出トレイ42への出
口近傍から分岐して用紙搬送ユニット12内を下方に向
かって延びると共に、その下方端で垂直搬送路51側に
向かって屈曲して当該垂直搬送路51の画像形成部20
手前側に合流する循環搬送路53とを備えている。
【0019】そして、上記用紙搬送系50において、垂
直搬送路51の画像形成部20の入口側には画像形成部
20への用紙の突入タイミングを調整するレジストレー
ションロール(以下レジストロールで略記する)61が
配設されており、また、垂直搬送路51の下方には下段
の給紙カセット32からの用紙をレジストロール61ま
で搬送する搬送ロール62が配設されている。また、水
平搬送路52の両端付近には各排出トレイ41,42に
対応する第1,第2排出ロール63,64が配設されて
いる。更に、循環搬送路53の下方側には循環搬送され
る用紙を再度レジストロール61まで搬送する循環搬送
ロール65が配設されている。特に図3に示すように、
本実施の形態では、第1,第2排出ロール63,64
は、正逆回転可能な駆動モータ71,72(正逆回転切
換可能なインバートクラッチ(INVERT CLUTCH 1,2)7
3,74を内蔵)にて適宜タイミングで正逆回転するよ
うになっている。
【0020】また、垂直搬送路51の上流端は左右方向
に分岐する分岐路51a,51bを介して水平搬送路5
2に合流接続されており、垂直搬送路51の分岐路51
a,51b及び水平搬送路52で囲繞される箇所には第
1切換ゲート66が配設されている。一方、循環搬送路
53の上流端は左右方向に分岐する分岐路53a,53
bを介して水平搬送路52に合流接続されており、循環
搬送路53の分岐路53a,53b及び水平搬送路52
で囲繞される箇所には第2切換ゲート67が配設されて
いる。
【0021】ここで、第1切換ゲート66は、揺動軸6
6aを中心に揺動自在になっており、例えばA方向に所
定量揺動すると、分岐路51bを塞いで分岐路51aを
切換選択し、また、B方向に所定量揺動すると、分岐路
51aを塞いで分岐路51bを切換選択するようになっ
ている。尚、図3中、符号511〜513は第1切換ゲ
ート66を囲繞する用紙ガイドであり、用紙ガイド51
3の分岐路51a側端部には弾性変形可能なシート状の
弾性フィルム514が取り付けられ、分岐路51aと水
平搬送路52との合流部位を常時塞いでいる。このた
め、分岐路51aから第1排出ロール63側へ向かう用
紙は前記弾性フィルム514を仮想線で示すように押し
て搬送されるが、用紙の後端が通過した時点で、弾性フ
ィルム514が再び分岐路51aを塞ぐように復帰する
ため、第1排出ロール63で反転された用紙は分岐路5
1a側へ逆行せずに水平搬送路52側へ搬送されるので
ある。尚、第2切換ゲート67も、第1切換ゲート66
と同様の原理により、水平搬送路52、分岐路53a,
53bのいずれかを切換選択するようになっている。
【0022】本実施の形態では、第1排出ロール63及
び第1切換ゲート66が第1用紙反転部を構成し、第2
排出ロール64及び第2切換ゲート67が第2用紙反転
部を構成している。
【0023】また、用紙搬送路51〜53の適宜箇所に
は、用紙通過の有無を検知するセンサ81〜84が設け
られている。本実施の形態では、81はレジストロール
61の近傍に設けられてレジストロール61での用紙の
有無を検知するレジセンサ、82は第1排出ロール63
の近傍に設けられて第1排出ロール63での用紙の有無
を検知する第1出口センサ、83は第2排出ロール64
の近傍に設けられて第2排出ロール64での用紙の有無
を検知する第2出口センサ、84は循環搬送ロール65
の近傍に設けられて循環搬送ロール65での用紙の有無
を検知する循環搬送センサである。
【0024】更に、用紙搬送系50を制御する用紙搬送
制御装置90を図4に示す。同図において、用紙搬送制
御装置90は、CPU91、ROM92、RAM93及
び入出力インターフェース94,95からなるマイクロ
コンピュータシステムにて構成されており、例えばレジ
センサ(REGI SENSOR)81、第1出口センサ(EXIT SE
NSOR 1)82、第2出口センサ(EXIT SENSOR 2)8
3、循環搬送センサ(DUP FEED SENSOR)84、プリン
ト動作を開始させるプリントスイッチ(PRINT SWITCH)
85及び両面プリントモードや片面プリントモードを選
択するモードスイッチ(MODE SWITCH)86等からの信
号が入力インターフェース94を介してCPU91に取
り込まれる。CPU91は、ROM92内に予め組み込
まれている用紙搬送シーケンスプログラム(図5参照)
を実行し、両面プリントモードあるいは片面プリントモ
ードに対応した制御信号を生成し、出力インターフェー
ス95を介してレジストロール61、第1排出ロール6
3,第2排出ロール64、第1切換ゲート66、第2切
換ゲート67等を制御するようにしたものである。
【0025】従って、本実施の形態によれば、用紙搬送
制御装置90は、図5に示すように、プリントモードが
片面プリントモードか両面プリントモードかを判別し、
夫々のモードを実行する。このとき、用紙の搬送シーケ
ンスは、排出トレイが第1排出トレイ41か第2排出ト
レイ42か、あるいは、用紙排出面がフェースダウン
(FACE DOWN)かフェースアップ(FACE UP)かによって
夫々異なる。
【0026】●片面プリントモード 先ず、片面プリントモードで第1排出トレイ41に用紙
Pをフェイスダウンで排出する場合には、図6にステッ
プ1〜ステップ3で示すように、第1切換ゲート66で
用紙搬送路を第1排出ロール63側に切り換え、第1排
出トレイ41に用紙Pを排出する。一方、片面プリント
モードで第1排出トレイ41に用紙Pをフェイスアップ
で排出する場合には、図7にステップ1〜ステップ8で
示すように、第1切換ゲート66で用紙搬送路を第2排
出ロール64側に切り換え、更に第2切換ゲート67で
用紙搬送路を第2排出ロール64側に切り換え、用紙の
後端が第2切換ゲート67を通過したタイミングで、第
2切換ゲート67で用紙搬送路を循環搬送ロール65側
に切り換え、第2排出ロール64を逆転する。そして、
用紙搬送ユニット12内の用紙搬送路に用紙Pを搬送
し、循環搬送ロール65を経て用紙Pを再度レジストロ
ール61に送る。この後、用紙Pの裏面はプリントせず
に定着器27に用紙Pを通過させ、第1切換ゲート66
で用紙搬送路を第1排出ロール63側に切り換え、第1
排出トレイ41に用紙Pを排出する。
【0027】また、片面プリントモードで第2排出トレ
イ42に用紙Pをフェイスダウンで排出する場合には、
図8にステップ1〜ステップ5で示すように、第1切換
ゲート66で用紙搬送路を第1排出ロール63側に切り
替え、用紙の後端が第1切換ゲート66を通過したタ
イミングで、用紙搬送路を第2排出ロール64側に切り
換え、第1排出ロール63を逆転する。更に第2切換ゲ
ート67で用紙搬送路を第2排出ロール64側に切り換
え、第2排出トレイ42に用紙Pを排出する。一方、片
面プリントモードで第2排出トレイ42に用紙Pをフェ
イスアップで排出する場合には、図9にステップ1〜ス
テップ3で示すように、第1切換ゲート66で用紙搬送
路を第2排出ロール64側に切り換え、更に第2切換ゲ
ート67で用紙搬送路を第2排出ロール64側に切り換
え、第2排出トレイ42に用紙Pを排出する。
【0028】●両面プリントモード 次に、両面プリントモード時について、始めに1枚の用
紙に両面プリントする例で基本的な動作を説明する。図
2及び図3において、表面にプリントした用紙(図示せ
ず)が定着器27を通過したら、第1切換ゲート66で
用紙搬送路を第2排出ロール64側に切り換え、更に第
2切換ゲート67で用紙搬送路を第2排出ロール64側
に切り換え、用紙の後端が第2切換ゲート67を通過し
たタイミングで、用紙搬送路を循環搬送ロール65側に
切り換え、第2排出ロール64を逆転する。用紙搬送ユ
ニット12内の用紙搬送路に用紙を搬送し、循環搬送ロ
ール65を経て用紙を再度レジストロール61に送り、
裏面にプリントを行う。裏面にプリントが行われた用紙
の排出は、どの排出トレイ41又は42へ排出するかに
より以下のように異なる。第1排出トレイ41に排出す
る場合には、第1切換ゲート66で用紙搬送路を第1排
出ロール63側に切り換え、第1排出トレイ41に用紙
を排出する。一方、第2排出トレイ42に排出する場合
には、第1切換ゲート66で用紙搬送路を第2排出ロー
ル64側に切り換え、更に第2切換ゲート67で用紙搬
送路を第2排出ロール64側に切り換え、第2排出トレ
イ42に用紙を排出する。
【0029】両面プリントの場合には、用紙がフェイス
ダウン排出かフェイスアップ排出かの差異は、「表面」
→「裏面」とプリントする画像ページの順番が異なるだ
けであり、用紙搬送路の切り換えの違いはない。すなわ
ち、第1排出トレイ41にフェイスダウンで用紙を排出
する場合及び第2排出トレイ42にフェイスアップで用
紙を排出する場合には、「2ページ目」→「1ページ
目」の順番でプリントすればよく、一方、第1排出トレ
イ41にフェイスアップで用紙を排出する場合及び第2
排出トレイ42にフェイスダウンで用紙を排出する場合
には、「1ページ目」→「2ページ目」の順番でプリン
トすればよい。
【0030】次に、本実施の形態について、2枚以上の
用紙への両面プリントの動作例を説明する。尚、本例で
は、最大使用サイズ(例えばJIS規格A3判サイズ)
の用紙を使用するものとする。先ず、第1排出トレイ4
1へ排出する場合の例を図10に基づいて説明する。給
カセット31から1枚目の用紙P1が搬送され、当該
用紙P1の表面にプリントを行う(ステップ1)。表面
にプリントした用紙P1が定着器27を通過したら、第
1切換ゲート66で用紙搬送路を第2排出ロール64側
に切り換え、更に第2切換ゲート67で用紙搬送路を第
2排出ロール64側に切り換える。この間に給紙カセッ
31からは2枚目の用紙P2が搬送される(ステップ
2)。1枚目の用紙P1の後端が第1切換ゲート66を
通過したら、第1切換ゲート66で用紙搬送路を第1排
出ロール63側に切り換える。2枚目の用紙P2は表面
へのプリントが行われたら第1排出ロール63へ搬送さ
れる。一方、1枚目の用紙P1の後端が第2切換ゲート
67を通過したら第2切換ゲート67で用紙搬送路を循
環搬送ロール65側に切り換え、第2排出ロール64を
逆転する(ステップ3)。
【0031】1枚目の用紙P1は用紙搬送ユニット12
内を搬送されて循環搬送ロール65へと向かい、2枚目
の用紙P2は第1排出ロール63へ搬送されている(ス
テップ4)。2枚目の用紙P2の後端が第1切換ゲート
66を通過したら、第1切換ゲート66で用紙搬送路を
第2排出ロール64側に切り換え、第1排出ロール63
を逆転する(ステップ5)。循環搬送ロール65を通過
した1枚目の用紙P1は再度レジストロール61に送ら
れ、裏面にプリントが行われる。その間に2枚目の用紙
P2は第2切換ゲート67により循環搬送ロール65側
へと搬送される(ステップ6)。第1切換ゲート66で
用紙搬送路を第1排出ロール63側に切り換え、第1排
出トレイ41に1枚目の用紙P1を排出する。その間に
2枚目の用紙P2は用紙搬送ユニット12内を搬送さ
れ、循環搬送ロール65を経て再度レジストロール61
に送られる(ステップ7)。1枚目の用紙P1の裏面の
プリントに続いて2枚目の用紙P2の裏面のプリントを
行い、1枚目の用紙P1と同様に第1切換ゲート66で
用紙搬送路を第1排出ロール63側に切り換え、第1排
出トレイ41に2枚目の用紙P2を排出する(ステップ
8)。3枚目以降の用紙に関しては、2枚ずつ上記の動
作を繰り返す。
【0032】次に、第2排出トレイ42へ用紙を排出す
る場合について説明する。図11に示すように、第2排
出トレイ42へ用紙を排出する場合も裏面のプリント動
作まで(ステップ1〜ステップ6)は第1排出トレイ4
1に用紙を排出する場合と同様である。その後は、裏面
プリント後は第1切換ゲート66で用紙搬送路を第2排
出ロール64側に切り換え、更に第2切換ゲート67で
用紙搬送路を第2排出ロール64側に切り換え、第2排
出トレイ42に1枚目、2枚目の用紙P1,P2を順次排
出する(ステップ7、8)。
【0033】●比較の形態 また、比較の形態として、第1用紙反転部(第1排出ロ
ール63,第1切換ゲート66)のみで用紙の反転動作
が行われるものを想定し、2枚の用紙に両面プリントを
行い第1排出トレイ41に排出する場合について説明す
る。図12に示すように、給紙カセット31から1枚目
の用紙P1が搬送され、当該用紙P1の表面にプリントを
行う(ステップ1)。そして、表面にプリントした用紙
P1が定着器27を通過したら、第1切換ゲート66で
用紙搬送路を第1排出ロール63側に切り換え(ステッ
プ2)、1枚目の用紙P1の後端が第1切換ゲート66
を通過したら、第1切換ゲート66で用紙搬送路を第2
排出ロール64’(本比較の形態では正回転のみ)側に
切り換え、第1排出ロール63を逆転する(ステップ
3)。この後、第2切換ゲート67で用紙搬送路を循環
搬送ロール65側へ切り換え、用紙搬送ユニット12内
に1枚目の用紙P1を搬送し(ステップ4)、循環搬送
ロール65を介して1枚目の用紙P1を再度レジストロ
ール61に送り、裏面にプリントを行い(ステップ
5)、しかる後に、第1切換ゲート66で用紙搬送路を
第1排出ロール63側に切り換え、第1排出トレイ41
に1枚目の用紙P1を排出する(ステップ6,7)。そ
の間、給紙カセット31からは2枚目の用紙P2が供給
され(ステップ7)、以後ステップ2〜ステップ7を経
て第1排出トレイ41に2枚目の用紙P2を排出する。
【0034】次に、両面プリントモード時における本実
施の形態に係る両面画像記録装置と比較の形態に係る両
面画像記録装置との用紙搬送タイミングの違いを説明す
る。図13は本実施の形態に係る両面画像記録装置の用
紙搬送タイミングを示し、図14は比較の形態に係る両
面画像記録装置の用紙搬送タイミングを示す。ここで、
図13及び図14において、“REGI SENSOR”はレジス
トロール61での用紙の有無を表し、“PRINT”は転写
器25でのプリント動作の有無を表し、“EXIT SENSOR
1”は第1排出ロール63での用紙の有無を表し、“EXI
T SENSOR 2”は第2排出ロール64(又は64’)での
用紙の有無を表し、“DUP FEEDSENSOR”は循環搬送ロー
ル65での用紙の有無を表す。“INVERT CLUTCH 1 CW”
は第1排出ロール63の正転信号のON/OFFを表
し、“INVERT CLUTCH 1CCW”は第1排出ロール63の逆
転信号のON/OFFを表す。“INVERT CLUTCH2 CW”
は第2排出ロール64の正転信号のON/OFFを表
し、“INVERT CLUTCH 2 CCW”は第2排出ロール64の
逆転信号のON/OFFを表す。
【0035】図14に示すように、比較の形態に係る両
面画像記録装置では1枚目の用紙の表面をプリントした
後、第1排出ロール63で用紙を反転し、用紙搬送ユニ
ット12内を搬送して再度裏面をプリントして第1排出
トレイ41に排出する動作を2枚の用紙について夫々繰
り返す。これに対し、図13に示す本実施の形態では、
1枚目の用紙の表面をプリントした後、第2排出ロール
64で用紙を反転する間に、2枚目の用紙の表面をプリ
ントし、第1排出ロール63で2枚目の用紙を反転する
間に、1枚目の用紙の裏面をプリントするようにしてい
る。このとき、図13と図14の“EXIT SENSOR 1”の
終了時点t1,t2を比較すれば、本実施の形態が比較の
形態に比べて、用紙排出までの時間が短縮されているこ
とが分かる。
【0036】ここで、本実施の形態に係る両面画像記録
装置と比較の形態に係る両面画像記録装置との間におけ
る両面プリントモードの画像記録動作過程、すなわち、
図13、図14のタイミングチャートを図15(a)
(b)に夫々模式的に示す。
【0037】◎実施の形態2 本実施の形態に係る両面画像記録装置は実施の形態1と
略同様な構成を備えているが、用紙搬送制御装置90の
用紙搬送シーケンスが実施の形態1と異なっている。す
なわち、本実施の形態において、用紙搬送制御装置90
の用紙搬送シーケンスは、図16に示すように、両面プ
リントモードを選択した条件下で、用紙サイズが大サイ
ズか否かを判別し、大サイズであれば、標準両面プリン
トモード(実施の形態1と同様)を実行し、小サイズで
あれば、高速両面プリントモードを実行するようになっ
ている。尚、用紙サイズの大小は適宜選定して差し支え
ないが、本実施の形態では、例えばJIS規格A4横置
きサイズ以下を小サイズとし、これを超える用紙サイズ
を大サイズとしている。
【0038】ここで、用紙サイズが小サイズである場合
に実行される高速両面プリントモードについて説明す
る。これは、図17(a)に示すように、小サイズの用
紙P1,P2の搬送ピッチ間隔を大サイズの用紙のそれに
比べて短く設定したものであり、両面プリントが終了し
た2枚の用紙P1,P2を例えば第1排出トレイ41に排
出すると、その間、次の2枚の用紙P3,P4についての
処理に移行できるようにしたものである。一方、図17
(b)は、比較の形態に係る両面画像記録装置(第1用
紙反転部のみで用紙の反転動作を行う態様)を用い、小
サイズの用紙を用紙搬送路中に2枚同時に搬送する用紙
搬送シーケンスの例であるが、本実施の形態の方が比較
の形態に比べて、用紙排出までの時間が短縮されること
が理解される。
【0039】また、高速両面プリントモードの他の例を
図18(a)に示す。これは、小サイズの用紙を用紙搬
送路中に最大3枚同時に搬送することが可能な態様であ
り、1枚目の用紙P1を第2用紙反転部(第2排出ロー
ル64,第2切換ゲート67)、2枚目の用紙P2を第
1用紙反転部(第1排出ロール63,第1切換ゲート6
6)で反転した後、3枚目の用紙を用紙搬送路中に供給
し、以後、3枚目以降の用紙P3〜P5を第2用紙反転部
で反転させ、例えば第1排出トレイ41に用紙P1〜P5
を順次排出するようにしたものである。このタイプによ
れば、図18(b)に示す比較の形態(図17(b)と
同様)に比べて、用紙排出までの時間が更に短縮される
ことが理解される。
【0040】◎実施の形態3 図19は本発明が適用された両面画像記録装置の実施の
形態3を示す。本実施の形態に係る両面画像形成装置
は、実施の形態1と略同様な構成を備えているが、実施
の形態1と異なり、装置本体11側に第1、第2の排出
トレイ43,44を設けると共に、両面記録用の用紙搬
送ユニット12側に第3排出トレイ45を設け、第1排
出トレイ43及び第2排出トレイ44の手前には夫々正
逆回転可能な第1排出ロール101及び第2排出ロール
102を配設すると共に、第3排出トレイ45の手前に
は正回転のみの第3排出ロール103を配設し、更に、
用紙搬送路としての垂直搬送路51の上方近傍及び前記
垂直搬送路51と水平搬送路52との合流部には第1、
第2の切換ゲート111、112を配設すると共に、水
平搬送路52と循環搬送路53との合流部には第3切換
ゲート113を配設するようにしたものである。そし
て、本実施の形態に係る両面画像形成装置は、第1排出
ロール101及び第1切換ゲート111で第1用紙反転
部を構成し、第2排出ロール102及び第2切換ゲート
112で第2用紙反転部を構成し、実施の形態1あるい
は実施の形態2で示した両面プリントモードの用紙反転
制御を行うようになっている。ここで、第3切換ゲート
113は、第3排出トレイ45側か循環搬送ロール65
側かの用紙搬送路の切り換えのみ行い、第3排出ロール
103は第3排出トレイ45に用紙を搬送するだけであ
り、逆転する機構を持たない。尚、実施の形態1と同様
な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付し
てここではその詳細な説明を省略する。
【0041】従って、本実施の形態においても、実施の
形態1,2と同様な両面プリント処理が実現される。
尚、本実施の形態において、第3排出ロール103及び
第3切換ゲート113で、更に第3用紙反転部を構成し
てもよいし、あるいは、第1用紙反転部、第2用紙反転
部のいずれかに代わる用紙反転部を構成するようにして
もよいことは勿論である。
【0042】◎実施の形態4 図20は本発明が適用された両面画像記録装置の実施の
形態4を示す。本実施の形態に係る両面画像記録装置
は、実施の形態1と略同様な構成を備えているが、実施
の形態1と異なり、装置本体11側に1つの排出トレイ
46を備えると共に、この装置本体11に対し、用紙反
転ユニット13を付加したものである。本実施の形態に
おいて、排出トレイ46の手前には正回転のみの排出ロ
ール121が配設されると共に、用紙搬送路としての垂
直搬送路51の上端には排出ロール121側か用紙反転
ユニット13側かに用紙搬送路を切り換える切換ゲート
122が配設されている。
【0043】また、用紙反転ユニット13は、装置本体
11側から搬送されてくる用紙を反転させて再びレジス
トロール61へ送るものであり、上下に2つの用紙反転
部を備えている。上側の第1用紙反転部は、正逆回転可
能な第1反転ロール131と、この第1反転ロール13
1の手前に設けられる第1反転ゲート132と、第1反
転ロール131による用紙の反転動作時に用紙が一旦収
容される第1用紙ホルダ133とからなり、また、下側
の第2用紙反転部も、正逆回転可能な第2反転ロール1
34と、この第2反転ロール134の手前に設けられる
第2反転ゲート135と、第2反転ロール134による
用紙の反転動作時に用紙が一旦収容される第2用紙ホル
ダ136とからなる。尚、実施の形態1と同様な構成要
素については実施の形態1と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。
【0044】次に、本実施の形態に係る両面画像記録装
置の両面プリントモードについて説明する。今、例えば
給紙カセット31から1枚目の用紙が搬送されて表面に
プリントを行うとする。そして、表面にプリントした用
紙が定着器27を通過すると、切換ゲート122で用紙
搬送路を用紙反転ユニット13側に切り換え、更に、第
1反転ゲート132及び第2反転ゲート135で用紙搬
送路を第2反転ロール134側に切り換える。この間に
給紙カセット31からは2枚目の用紙が搬送される。1
枚目の用紙の後端が第1反転ゲート132を通過した
ら、第1反転ゲート132で用紙搬送路を第1反転ロー
ル131側に切り換える。2枚目の用紙は表面へのプリ
ントが行われたら第1反転ロール131へ搬送される。
1枚目の用紙の後端が第2反転ゲート135を通過した
ら第2反転ゲート135により用紙搬送路をレジストロ
ール61側に切り換え、第2反転ロール134を逆転す
る。一方、2枚目の用紙の後端が切換ゲート122を通
過したら用紙搬送路を排出トレイ46に切り換える。更
に、2枚目の用紙の後端が第1反転ゲート132を通過
したら、第1反転ゲート132で用紙搬送路を第2反転
ゲート135側に切り換え、第1反転ロール131を逆
転する。レジストロール61側に搬送された1枚目の用
紙は裏面にプリントが行われ、切換ゲート122により
排出ロール121側へ搬送され排出トレイ46へと排出
される。その間に2枚目の用紙は用紙反転ユニット13
内で搬送され、第2反転ゲート135によりレジストロ
ール61側に搬送される。そして、1枚目の用紙に引続
き2枚目の用紙の裏面にプリントが行われ、1枚目の用
紙と同様に排出トレイ46へと排出される。
【0045】◎実施の形態5 図21は本発明が適用された両面画像記録装置の実施の
形態5を示す。同図において、本実施の形態に係る両面
画像記録装置は、実施の形態1と略同様に構成される
が、実施の形態1と異なり、用紙搬送ユニット12の第
2排出トレイ42の手前には正回転のみの第2排出ロー
ル141を配設すると共に、この第2排出ロール141
の手前には、用紙搬送路が第2排出ロール141側か循
環搬送路53側かに切り換えられる第2切換ゲート14
2を配設し、更に、循環搬送路53の下方には正逆転可
能な反転ロール143を配設すると共に、この反転ロー
ル143の手前には、用紙搬送路が反転ロール143側
かレジストロール61側かに切り換えられる反転ゲート
144を配設し、更に、反転ロール143による用紙の
反転動作時に用紙が一旦収容される用紙ホルダ145を
設けるようにしたものである。尚、実施の形態1と同様
な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付し
てここではその詳細な説明を省略する。
【0046】従って、本実施の形態によれば、第1排出
ロール63及び第1切換ゲート66で第1用紙反転部を
構成し、また、反転ロール143、反転ゲート144、
用紙ホルダ145で第2用紙反転部を構成することにな
るので、実施の形態1あるいは2に示すような両面プリ
ントモードを実現することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両面記録用のシート搬送系に複数のシート反転部を設
、各シート反転部にて異なる記録シートの反転動作を
並列的に行うことを可能としたので、両面記録モード選
択時に、一方のシート反転部で片面画像記録後の記録シ
ートを反転させながら、次の記録シートについては他方
のシート反転部で記録シートの反転動作を行うことが可
能になる。従って、シート搬送路長さを不必要に長く設
定しなくても、シート搬送路中で先行記録シートの反転
動作に伴って後続する記録シートを一時的に待機させる
ことなく連続的に搬送することが可能になり、その分、
装置の小型化という要請を満たしながら、両面記録モー
ドの生産性を向上させることができる。特に、本発明で
は、シート搬送制御手段にて複数のシート反転部を画像
形成部から離れた側から順に働かせるという簡単なシー
ケンスを採用すればよいため、両面記録モードの生産性
向上を簡単に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る両面画像記録装置の概要を示す
説明図である。
【図2】 実施の形態1に係る両面画像記録装置の概要
を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1で用いられる用紙搬送系の用紙
反転装置及び用紙位置検知システムの詳細を示す説明図
である。
【図4】 実施の形態1で用いられる用紙搬送制御装置
を示すブロック図である。
【図5】 実施の形態1で用いられる用紙搬送制御処理
内容を示すフローチャートである。
【図6】 本実施の形態における片面記録モード時の用
紙搬送の一例を示す模式的説明図である。
【図7】 片面記録モード時の用紙搬送の他の例を示す
模式的説明図である。
【図8】 片面記録モード時の用紙搬送の更に別の例を
示す模式的説明図である。
【図9】 片面記録モード時の用紙搬送の更に別の例を
示す模式的説明図である。
【図10】 本実施の形態における両面記録モード時の
用紙搬送の一例を示す模式的説明図である。
【図11】 両面記録モード時の用紙搬送の他の例を示
す模式的説明図である。
【図12】 比較の形態における両面記録モード時の用
紙搬送の一例を示す模式的説明図である。
【図13】 本実施の形態における両面記録モード時の
用紙搬送動作例を示すタイミングチャートである。
【図14】 比較の形態における両面記録モード時の用
紙搬送動作例を示すタイミングチャートである。
【図15】 (a)は本実施の形態における両面記録モ
ード時の画像記録動作過程を示す説明図、(b)比較の
形態における両面記録モード時の画像記録動作過程を示
す説明図である。
【図16】 実施の形態2で用いられる用紙搬送制御処
理内容を示すフローチャートである。
【図17】 (a)は本実施の形態における両面記録モ
ード(小サイズ用紙使用)時の画像記録動作過程の一例
を示す説明図、(b)比較の形態における両面記録モー
ド(小サイズ用紙使用)時の画像記録動作過程の一例を
示す説明図である。
【図18】 (a)は本実施の形態における両面記録モ
ード(小サイズ用紙使用)時の画像記録動作過程の他の
例を示す説明図、(b)比較の形態における両面記録モ
ード(小サイズ用紙使用)時の画像記録動作過程の一例
を示す説明図である。
【図19】 実施の形態3に係る両面画像記録装置の一
例を示す説明図である。
【図20】 実施の形態4に係る両面画像記録装置の一
例を示す説明図である。
【図21】 実施の形態5に係る両面画像記録装置の一
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…記録シート,2…画像形成部,3…シート供給部,
4…シート排出部,5…シート搬送系,6…戻り搬送
路,7…シート反転部,8…シート搬送制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/14 G03G 21/00 372 (56)参考文献 特開 平9−12198(JP,A) 特開 平6−35265(JP,A) 特開 平8−202098(JP,A) 特開 平6−250463(JP,A) 特開 平9−96935(JP,A) 特開 平2−231342(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画情報に基づいて画像を記録シー
    ト上に形成する画像形成部と、この画像形成部に記録シ
    ートを供給するシート供給部と、この画像形成部にて画
    像形成された記録シートを排出収容するシート排出部
    と、シート供給部から供給された記録シートを画像形成
    部まで搬送した後に、当該記録シートを反転して再度画
    像形成部に搬送した後にシート排出部に排出する両面記
    録用のシート搬送系とを備えた両面画像記録装置におい
    て、 両面記録用のシート搬送系には、画像形成部からの記録
    シートの1つの戻り搬送路中に記録シートが反転せしめ
    られるシート反転部を複数具備させ、各シート反転部に
    て異なる記録シートの反転動作を並列的に行うことを可
    能としたことを特徴とする両面画像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の両面画像記録装置のう
    ち、シート排出部が1若しくは複数設けられているタイ
    プにおいて、 複数のシート反転部の少なくとも1つは、シート排出部
    に対応する出口箇所に設けられていることを特徴とする
    両面画像記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の両面画像記録装置におい
    て、 両面記録モード選択時に、記録シートの戻り搬送路に沿
    って画像形成部から離れた側から順に複数のシート反転
    部による記録シートの反転動作が行われるシート搬送制
    御手段を具備させたことを特徴とする両面画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の両面画像記録装置におい
    て、 シート搬送制御手段は、両面記録モード選択時に、先行
    する記録シートの2面目の画像記録を行う前にシート供
    給部から次の記録シートを画像形成部に向けて供給する
    ものであることを特徴とする両面画像記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の両面画像記録装置におい
    て、 シート搬送制御手段は、記録シートのサイズが所定サイ
    ズよりも大サイズである条件下で標準搬送シーケンスを
    実行し、記録シートのサイズが所定サイズ以下である条
    件下では標準搬送シーケンスと異なり且つ標準搬送シー
    ケンスよりも高速の特殊搬送シーケンスを実行するもの
    であることを特徴とする両面画像記録装置。
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