JP3172980B2 - 回転磁気記録装置 - Google Patents

回転磁気記録装置

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JP3172980B2
JP3172980B2 JP02855793A JP2855793A JP3172980B2 JP 3172980 B2 JP3172980 B2 JP 3172980B2 JP 02855793 A JP02855793 A JP 02855793A JP 2855793 A JP2855793 A JP 2855793A JP 3172980 B2 JP3172980 B2 JP 3172980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転磁気ヘッド装
置等のロータリトランスのコアと磁気ヘッドとを電気的
に接続する構造を改良した回転磁気記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転磁気記録装置では、回転動作
されて記録,再生を行う磁気ヘッドと、固定された装置
本体側との間での信号のやりとりに、ロータリトランス
が用いられている。
【0003】具体的に説明すると、回転磁気記録装置に
おいては、回転ドラムである上ドラムの周囲にわずかに
突出するように固定されたヘッドと、この回転する上ド
ラムと同期して回転されるロータリトランス用コアと
は、たとえば図3に示すようにして接続されている。
【0004】図3は回転磁気記録装置の一部を示す断面
図である。図示するように、回転ドラムである上ドラム
1には、磁気ヘッド5が固定されている。これに対し
て、磁気ヘッド5の下方に配置され、ほぼ円盤型をした
ロータリトランス用コア3は上ドラム1とともに回転す
るようになっている。このコア3は、他方の(回転しな
い)円盤型のコア7と対向しており、このコア7は回転
磁気記録装置の装置本体(図示せず)と接続されてい
る。そして、各コア3,7は、これらのコアに設けられ
た溝に所定のコイル(図示せず)が装着されることによ
り、ロータリトランスを構成するようになっている。
【0005】ここで、コア3は所定のギャップを介して
コア7と対向させる必要があることから、上ドラム1の
下面に固定された磁気ヘッド5から比較的大きな距離L
1を隔てて配置されることがある。
【0006】そこで、このような場合、コア3の基板6
には上ドラム1に向かって延びる筒状の端子部6aを一
体に形成し、この端子部6aを上ドラム1に設けた孔1
aに通すようにしている。さらに、上ドラム1の裏側に
は、表面に所定の回路パターンを形成した基板8が配置
され、この基板8のスルーホールに端子部6a内を通っ
てその先端から延びるリード部を挿通して基板8の表面
に半田付けがなされている。
【0007】一方、上ドラム1には前記孔1aとは別の
孔1bが穿設され、この孔1bに筒状の端子部5aが挿
入されている。この端子部5a内には、一端が磁気ヘッ
ド5に対して半田付けされたリード部が通され、このリ
ード部は端子部5a内を通って上方に引き出され、基板
8のスルーホールを通って、この基板8の表面に半田付
けされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造によって、コア3と磁気ヘッド5とを接続する
には、複数の筒状端子部や、多数の半田付け箇所を設け
る必要があり、部品点数が多くなってしまうとともに、
結線箇所が多数必要で、しかも基板8に孔1a,1bを
穿設する必要がある。このため、接続構造が複雑で、コ
ストアップにつながり、接続作業も煩雑であった。
【0009】一方、図3において、回転磁気記録装置の
種類によっては、コア3と、磁気ヘッド5との間隔L1
が比較的小さいものもある。その場合には、磁気ヘッド
5とコア3上に配置された基板6との空間が狭まること
から、この磁気ヘッド5と基板6とを直接半田付けする
構造も考えられる。
【0010】しかし、図3の構造において、単に間隔L
1が小さくなっただけでは、磁気ヘッド5の下面と基板
6との上面との間に半田を充填するようにして半田付け
することになる。ところが、この場合には、用いる半田
の粘性を考慮しなければならなかったり、狭い間隔L1
の間に半田コテの先端を差し込むのが困難であるといっ
た別の問題が生じることになる。
【0011】本発明は、以上の点に鑑み、部品等による
コストの低減が可能で、しかも半田付け作業を効率化で
きる回転磁気記録装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、回転ドラムと、上記回転ドラム下面の外
周部に固定され、ヘッドベースとヘッドチップとを有す
る磁気ヘッドと、上記回転ドラムと固定ドラムとに、そ
れぞれ固定されて、互いに対向させたロータリトランス
用の1対のコアとを備えており、上記ヘッドベース下面
に設けた導電部との間に狭隘な空間を挟んで、ロータリ
トランス用コアの基板を配置すると共に、この基板の外
側面を少なくとも2段階に内方へ凹んだ端面として、こ
の端面が上記ヘッドベースの導電部よりも僅かに内側に
位置するように設定されていて、上記導電部と上記基板
側面である上記端面とを、半田により接続する構成とし
、回転磁気記録装置により、達成される。
【0013】
【0014】
【作用】請求項1の構成によれば、ロータリトランス用
コアの一方に基板を載置し、上記基板の側面と上記磁気
ヘッドとを電気的に接続したことにより、これらを直
接,半田付けできるようにすることができる。このた
め、筒状端子部等の多数の部品を必要とせず、しかも半
田付け箇所を多く設ける必要がなくなるものである。し
かも、上記ヘッドベースの導電部とコアの基板とは狭隘
な空間を挟んで配置されているとともに、基板の外側面
を少なくとも2段階に内方へ凹んだ端面として、この端
面が上記ヘッドベースの導電部よりも僅かに内側に位置
するように設定し、上記導電部と上記基板側面である上
記端面とを、半田により接続する構成としている。 つま
り、回転ドラムの下面外周部に位置する導電部から、上
記狭隘な空間と、導電部よりも内側,つまり内方に位置
する基板端面全体とで、回転ドラムの下に半田コテを差
し込むのに好適な窪みを形成することができる。そし
て、半田は、基板側面である上記端面と導電部との間に
ブリッジを形成することで、基板と磁気ヘッドとの電気
的接続をすることができる。 したがって、半田コテを、
従来のように、ヘッドベースの導電部とコアの基板上面
との間の狭い空間に差し込む困難な作業を必要とせず、
上記窪みにコテを差し込むだけで済むので、半田作業が
きわめて容易となる。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0017】図1は、回転磁気記録装置の一部を示す拡
大断面図であり、本発明を適用した磁気ヘッドとロータ
リトランス用コアとの接続構造の好ましい実施形態を示
している。
【0018】図1において、11は回転磁気記録装置と
しての回転磁気ヘッド装置を構成する上ドラムの下部を
示している。この実施形態の場合、上ドラム11は回転
ドラムで、その下面には磁気ヘッド15が固定されてい
る。この磁気ヘッド15はヘッドベースと、その先端に
取り付けられたヘッドチップとからなり、ヘッドチップ
は上ドラム11の外周面から僅かに外側に突出してい
る。
【0019】一方、13はロータリトランスを構成する
ほぼ円盤型のコアであり、このコア13は、上ドラムの
回転とともに回転されるようになっている。このコア1
3は、他方の(回転しない)円盤型のコア17と対向し
ており、このコア17は回転磁気記録装置の装置本体
(図示せず)と接続されている。そして、各コア13,
17は、これらのコアに設けられた溝に所定のコイルが
装着されることにより、ロータリトランスを構成するよ
うになっている。
【0020】さらに、コア13の上面にはこれと接続さ
れた基板16が配置されている。この基板16は、磁気
ヘッド15との間隔L2が十分小さくなるように比較的
厚い板厚を有するように構成されている。すなわち、磁
気ヘッド15とコア13との距離は、回転磁気記録装置
の種類に応じて、それぞれメカ的に一定であるから、基
板16の板厚を選定することにより、その間隔を調整す
ることになる。本実施形態では、間隔L2は、たとえば
2〔mm〕程度となっている。これは、磁気ヘッド15
と、基板16とを直接、半田付けできる程度の十分狭い
空間である。
【0021】そして、磁気ヘッド15のヘッドベースの
先端付近に設けられた導電部15aと、基板16の端面
である側面部に設けられた導電部(接続部)とを半田1
9により半田付けする。本実施形態では、この際の半田
箇所は図面の奥行き方向に並んで2箇所である。図示の
ように半田19が付着すると、この半田19は十分狭い
間隔L2を介して磁気ヘッド15の下面に形成された導
電部15aと、基板16の側面16とを電気的に接続す
ることができる。
【0022】しかも、この場合、磁気ヘッド15の下面
と基板16の上面とを半田付けするものではないから、
狭い間隔Lの間に半田コテの先端部を差し込む必要もな
く、特殊な半田コテを使用しなくてすみ、しかも半田付
け作業もきわめて簡単である。
【0023】ここで、本実施形態に使用されるコア13
の基板16の好ましい構成例について説明する。すなわ
ち、基板16は、たとえば図2の(d)に示すように、
その側面に形成される導電部(接続部)が、浅くへこん
だ第1の面22と、これに続いてさらにへこんだ第2の
面23とから構成されている。これにより、後述するよ
うに、基板16を作成する際に、この導電部に形成され
た銅メッキが全て剥がれてしまうことがなく、すくなく
とも第2の面23には残ることから、半田付けによる電
気的接続を確実にすることができる。
【0024】その理由を基板の作成プロセスにおいて説
明すると、図2の(a)の平面図に示すように、まず基
板材料20にたとえば図示のような形状の貫通孔21を
穿設する。ついで、図2(b)に示すように基板20の
表裏両面の斜線で示す箇所に必要な回路パターンを形成
する。
【0025】次に、たとえば銅メッキを施し、貫通孔2
1の内面に導電部を形成した後に、P−P線に沿って切
断する。この際に、切断作業により加わる力によって、
図2(c)の第1の面22の銅メッキが剥がれる可能性
がある。しかし、第2の面23には導電部が残るから、
図1の半田19を付着させたときには、磁気ヘッド15
と基板16との電気的接続は確実に行われる。
【0026】かくして、本実施形態にあっては、コアの
基板の板厚を厚くすることにより、基板と磁気ヘッドと
の間隔を所定のせまい間隔とすることができるから、磁
気ヘッドと基板とを直接半田付けでき、これらをつなぐ
ための多くの部材を必要とすることがなく、しかも半田
付け箇所も少なくてすむ。そして、その際に粘性等の点
で特別の半田を考慮する必要もない。
【0027】また、半田付けは磁気ヘッドの下面と、基
板の側面とに付着させるものであるから、磁気ヘッドと
基板との間に半田コテを差し込む必要がなく、半田付け
作業が簡単である。
【0028】なお、基板16の側面の形状は図示のもの
に限らない、たとえば、その基板16の側面を下方に向
かって外側へじょじょに傾斜するように構成すると、半
田19が付着しやすく有利である。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、部
品数の削減によりコストの低減が可能で、しかも半田付
け作業を効率化できる、回転磁気記録装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気ヘッドとロータリトラン
ス用コアの接続構造を示す概略側面図。
【図2】図1の接続構造に用いる基板の作成工程を順次
示す図。
【図3】従来の磁気ヘッドとロータリトランス用コアの
接続構造を示す概略断面図。
【符号の説明】
11 上ドラム 13,17 コア 15 磁気ヘッド 16 基板 19 半田
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/52 - 5/53 G11B 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムと、上記回転ドラム下面の外
    周部に固定され、ヘッドベースとヘッドチップとを有す
    る磁気ヘッドと、上記回転ドラムと固定ドラムとに、そ
    れぞれ固定されて、互いに対向させたロータリトランス
    用の1対のコアとを備えており、 上記ヘッドベース下面に設けた導電部との間に狭隘な空
    間を挟んで、ロータリトランス用コアの基板を配置する
    と共に、この基板の外側面を少なくとも2段階に内方へ
    凹んだ端面として、この端面が上記ヘッドベースの導電
    部よりも僅かに内側に位置するように設定 されていて、上記導電部と上記基板側面である上記端面とを、半田に
    より接続する構成とした ことを特徴とする、回転磁気記
    録装置。
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