JP3171880B2 - 自動二輪車の燃料タンク - Google Patents
自動二輪車の燃料タンクInfo
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- JP3171880B2 JP3171880B2 JP19062291A JP19062291A JP3171880B2 JP 3171880 B2 JP3171880 B2 JP 3171880B2 JP 19062291 A JP19062291 A JP 19062291A JP 19062291 A JP19062291 A JP 19062291A JP 3171880 B2 JP3171880 B2 JP 3171880B2
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- Japan
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- fuel tank
- fuel
- tank
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車の燃料タン
クにおける燃料コックの保護に関するものである。
クにおける燃料コックの保護に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動二輪車において、燃料タンクの底板
には燃料コックが設けられ、その燃料タンク外周壁を燃
料コックより下方に延長してから、その部分にコック操
作用の凹部を形成したものが、実公平１−２７５１４号
公報により公知となっており、これによれば、車体から
燃料タンクを外して、治具等を用いることなく、地面等
に置いた場合において、燃料コックの保護が可能であ
る。
には燃料コックが設けられ、その燃料タンク外周壁を燃
料コックより下方に延長してから、その部分にコック操
作用の凹部を形成したものが、実公平１−２７５１４号
公報により公知となっており、これによれば、車体から
燃料タンクを外して、治具等を用いることなく、地面等
に置いた場合において、燃料コックの保護が可能であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、燃料タンク
外周壁の側面部略全体を燃料コックより下方に延長し
て、コック操作用凹部を形成する面倒な加工となってい
た。
外周壁の側面部略全体を燃料コックより下方に延長し
て、コック操作用凹部を形成する面倒な加工となってい
た。
【０００４】そこで本発明の目的は、タンク外板とタン
ク底板をシーム溶接部分を利用した簡単な加工により、
燃料タンクを地面等に置いた場合の燃料コックを保護で
きることに加えて、フロントカウルやサイドカバーの取
り付け支持も兼用できる自動二輪車の燃料タンクを提供
することにある。
ク底板をシーム溶接部分を利用した簡単な加工により、
燃料タンクを地面等に置いた場合の燃料コックを保護で
きることに加えて、フロントカウルやサイドカバーの取
り付け支持も兼用できる自動二輪車の燃料タンクを提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、タンク外板とタンク底板をシーム溶接し、タ
ンク底板に燃料コックを突出して設けた燃料タンクを備
える自動二輪車において、同一直線上にない少なくとも
３個の延長片部を、燃料タンクのシーム溶接部分から下
方へ突出させ、これらの延長片部のうち前後に並んだ２
個の延長片部の下端間を結んだ第１の直線及び延長片部
のうち左右に並んだ２個の延長片部の下端間を結んだ第
２の直線よりも上方に燃料コックを配置するとともに、
延長片部にフロントカウルやサイドカバーの取付部を設
けたことを特徴とする。
本発明は、タンク外板とタンク底板をシーム溶接し、タ
ンク底板に燃料コックを突出して設けた燃料タンクを備
える自動二輪車において、同一直線上にない少なくとも
３個の延長片部を、燃料タンクのシーム溶接部分から下
方へ突出させ、これらの延長片部のうち前後に並んだ２
個の延長片部の下端間を結んだ第１の直線及び延長片部
のうち左右に並んだ２個の延長片部の下端間を結んだ第
２の直線よりも上方に燃料コックを配置するとともに、
延長片部にフロントカウルやサイドカバーの取付部を設
けたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】燃料タンクの外板と底板とのシーム溶接部分の
側方部に、タンク底板に設けた燃料コックよりも下方へ
突出する延長片部を一体に形成したので、車体から燃料
タンクを外して、治具等を用いることなく、地面等に置
いた場合において、シーム溶接部分の延長片部が脚とな
って、燃料コックを保護することができる。そして、こ
の延長片部にフロントカウルやサイドカバーの取付部を
設けたので、燃料タンクを利用して、フロントカウルや
サイドカバーの取り付け支持も兼用できる。
側方部に、タンク底板に設けた燃料コックよりも下方へ
突出する延長片部を一体に形成したので、車体から燃料
タンクを外して、治具等を用いることなく、地面等に置
いた場合において、シーム溶接部分の延長片部が脚とな
って、燃料コックを保護することができる。そして、こ
の延長片部にフロントカウルやサイドカバーの取付部を
設けたので、燃料タンクを利用して、フロントカウルや
サイドカバーの取り付け支持も兼用できる。
【０００７】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明を適用した自動二輪車の燃料タンク部分を
示す図１において、１はヘッドパイプ、３はメインフレ
ーム、５はシートフレーム、７はダウンフレーム、１０
は燃料タンク、１１はタンク外板、１５はタンク底板、
１７は燃料コック、１９はコック操作レバーである。燃
料タンク１０は、タンク外板１１の下向き周縁部の外側
に、タンク底板１５の下向き周縁部を重ねて、全周をシ
ーム溶接縁部３１としたものであり、タンク底板１５
は、後部を除いて、左右中央部が上方へ膨出している。
する。本発明を適用した自動二輪車の燃料タンク部分を
示す図１において、１はヘッドパイプ、３はメインフレ
ーム、５はシートフレーム、７はダウンフレーム、１０
は燃料タンク、１１はタンク外板、１５はタンク底板、
１７は燃料コック、１９はコック操作レバーである。燃
料タンク１０は、タンク外板１１の下向き周縁部の外側
に、タンク底板１５の下向き周縁部を重ねて、全周をシ
ーム溶接縁部３１としたものであり、タンク底板１５
は、後部を除いて、左右中央部が上方へ膨出している。
【０００８】この燃料タンク１０において、タンク外板
１１には燃料注入口１３（図２参照）が設けられ、タン
ク底板１５の後部には燃料コック１７が設けられてい
る。この燃料コック１７は、図３にも示すように、側方
に突出するコック操作レバー１９を有しており、１６は
ドレンパイプである。更に、タンク底板１５は、前部に
係止片２１を介し横パイプ２２を突設して、後部に結合
片２３を突設して備える。係止片２１の横パイプ２２
を、図４に示すメインフレーム３，３前部間のガセット
２に形成した係合窓４内にラバーを介し嵌合して、図５
に示す結合片２３に固設した横パイプ２４を、シートフ
レーム５，５前部間上に架設されたクロスメンバ６上に
起設した取付ステイ９，９間に、ボルト２５及びナット
２７で結合することで、燃料タンク１０が取り付けられ
る。２９はカラーである。
１１には燃料注入口１３（図２参照）が設けられ、タン
ク底板１５の後部には燃料コック１７が設けられてい
る。この燃料コック１７は、図３にも示すように、側方
に突出するコック操作レバー１９を有しており、１６は
ドレンパイプである。更に、タンク底板１５は、前部に
係止片２１を介し横パイプ２２を突設して、後部に結合
片２３を突設して備える。係止片２１の横パイプ２２
を、図４に示すメインフレーム３，３前部間のガセット
２に形成した係合窓４内にラバーを介し嵌合して、図５
に示す結合片２３に固設した横パイプ２４を、シートフ
レーム５，５前部間上に架設されたクロスメンバ６上に
起設した取付ステイ９，９間に、ボルト２５及びナット
２７で結合することで、燃料タンク１０が取り付けられ
る。２９はカラーである。
【０００９】そして、タンク外板１１の下向き周縁部と
タンク底板１５の下向き周縁部との全周シーム溶接縁部
３１は、図２にも示すように、前部が上方へ凹部３３と
なっており、左右の両側方部には下方に延びる前後一対
の延長片部３５，３７が一体に垂下形成されている。側
面視においては、図１のように、前後の延長片部３５，
３７の下端間を結んだ第１の直線としての直線Ｌ１の上
方に、燃料コック１７及びそのコック操作レバー１９が
位置し、また、前後方向から見ても、図３のように、特
に左右一対をなす後側の延長片部３７，３７の下端間を
結んだ第２の直線としての直線Ｌ２よりも上方に、コッ
ク操作レバー１９を含み燃料コック１７が位置するもの
となっている。
タンク底板１５の下向き周縁部との全周シーム溶接縁部
３１は、図２にも示すように、前部が上方へ凹部３３と
なっており、左右の両側方部には下方に延びる前後一対
の延長片部３５，３７が一体に垂下形成されている。側
面視においては、図１のように、前後の延長片部３５，
３７の下端間を結んだ第１の直線としての直線Ｌ１の上
方に、燃料コック１７及びそのコック操作レバー１９が
位置し、また、前後方向から見ても、図３のように、特
に左右一対をなす後側の延長片部３７，３７の下端間を
結んだ第２の直線としての直線Ｌ２よりも上方に、コッ
ク操作レバー１９を含み燃料コック１７が位置するもの
となっている。
【００１０】以上の燃料タンク１０において、そのシー
ム溶接縁部３１の両側方部に一体に設けた下方に延びる
前後一対の延長片部３５，３７には、前側の延長片部３
５にフロントカウル用取付孔３６が形成されて、後側の
延長片部３７にサイドカバー用取付孔３８が形成されて
いる。実施例においては、サイドカバーを省略したが、
図６乃至図８にフロントカウル４０を例示しており、４
１はフロントカウル側面部である。即ち、フロントカウ
ル側面部４１の後部内側面には、図７及び図８に示す通
り、係止突起４３を樹脂一体成形しておき、この係止突
起４３を、前記前側の延長片部３５のフロントカウル用
取付孔３６に差し込んで、グロメット等により支持する
ものとなっている。サイドカバー側の差し込み支持につ
いても同様である。
ム溶接縁部３１の両側方部に一体に設けた下方に延びる
前後一対の延長片部３５，３７には、前側の延長片部３
５にフロントカウル用取付孔３６が形成されて、後側の
延長片部３７にサイドカバー用取付孔３８が形成されて
いる。実施例においては、サイドカバーを省略したが、
図６乃至図８にフロントカウル４０を例示しており、４
１はフロントカウル側面部である。即ち、フロントカウ
ル側面部４１の後部内側面には、図７及び図８に示す通
り、係止突起４３を樹脂一体成形しておき、この係止突
起４３を、前記前側の延長片部３５のフロントカウル用
取付孔３６に差し込んで、グロメット等により支持する
ものとなっている。サイドカバー側の差し込み支持につ
いても同様である。
【００１１】ところで、フロントカウル側面部４１に
は、その上面４５に小物入れケース用開口部４７が形成
されており、この開口部４７に上方から小物入れケース
５０が着脱可能となっている。小物入れケース５０は、
図９乃至図１１のように、ケース本体部５１と蓋体部５
７とを樹脂一体形成して、コイン等を入れるに便利なも
ので、５３はケース本体部５１の底浅収納部であり、こ
のケース本体部５１は、その上部フランジ部５５をフロ
ントカウル側面部４１の上面４５の開口部４７周囲に載
せて、その前後の係止溝５６を開口部４７に嵌着するこ
とにより、容易に着脱できるものである。
は、その上面４５に小物入れケース用開口部４７が形成
されており、この開口部４７に上方から小物入れケース
５０が着脱可能となっている。小物入れケース５０は、
図９乃至図１１のように、ケース本体部５１と蓋体部５
７とを樹脂一体形成して、コイン等を入れるに便利なも
ので、５３はケース本体部５１の底浅収納部であり、こ
のケース本体部５１は、その上部フランジ部５５をフロ
ントカウル側面部４１の上面４５の開口部４７周囲に載
せて、その前後の係止溝５６を開口部４７に嵌着するこ
とにより、容易に着脱できるものである。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明の自動二輪車の燃料
タンクによれば、同一直線上にない少なくとも３個の延
長片部を、燃料タンクのシーム溶接部分から下方へ突出
させ、これらの延長片部のうち前後に並んだ２個の延長
片部の下端間を結んだ第１の直線及び延長片部のうち左
右に並んだ２個の延長片部の下端間を結んだ第２の直線
よりも上方に燃料コックを配置したため、車体から燃料
タンクを外して、治具等を用いることなく、地面等に置
いた場合において、シーム溶接部分の延長片部が脚とな
って、燃料コックを保護することができ、しかも、この
延長片部にフロントカウルやサイドカバーの取付部を設
けたため、燃料タンクを利用して、フロントカウルやサ
イドカバーの取り付け支持も兼用することができる。
タンクによれば、同一直線上にない少なくとも３個の延
長片部を、燃料タンクのシーム溶接部分から下方へ突出
させ、これらの延長片部のうち前後に並んだ２個の延長
片部の下端間を結んだ第１の直線及び延長片部のうち左
右に並んだ２個の延長片部の下端間を結んだ第２の直線
よりも上方に燃料コックを配置したため、車体から燃料
タンクを外して、治具等を用いることなく、地面等に置
いた場合において、シーム溶接部分の延長片部が脚とな
って、燃料コックを保護することができ、しかも、この
延長片部にフロントカウルやサイドカバーの取付部を設
けたため、燃料タンクを利用して、フロントカウルやサ
イドカバーの取り付け支持も兼用することができる。
【図１】本発明を適用した自動二輪車の燃料タンク部分
を示す概略側面図
を示す概略側面図
【図２】本発明に係る燃料タンクの斜視図
【図３】図１の矢印Ａ−Ａ線に沿って示す図
【図４】フレーム前部の斜視図
【図５】燃料タンク後部の支持構造を示す断面図
【図６】フロントカウル及び小物入れケースの分解斜視
図
図
【図７】フロントカウル側面部の平面図
【図８】同じく側面図
【図９】小物入れケースの蓋開き状態を示す平面図
【図１０】図９の矢印Ｂ−Ｂ線に沿った断面図
【図１１】図９の矢印Ｃ−Ｃ線に沿った断面図
１０…燃料タンク、１１…タンク外板、１５…タンク底
板、１７…燃料コック、１９…コック操作レバー、３１
…シーム溶接縁部、３５，３７…延長片部、３６…フロ
ントカウル用取付孔、３８…サイドカバー用取付孔、Ｌ
１…第１の直線（直線）、Ｌ２…第２の直線（直線）。
板、１７…燃料コック、１９…コック操作レバー、３１
…シーム溶接縁部、３５，３７…延長片部、３６…フロ
ントカウル用取付孔、３８…サイドカバー用取付孔、Ｌ
１…第１の直線（直線）、Ｌ２…第２の直線（直線）。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−487（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−72290（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B62J 35/00
Claims (1)
- 【請求項１】 タンク外板とタンク底板をシーム溶接
し、タンク底板に燃料コックを突出して設けた燃料タン
クを備える自動二輪車において、同一直線上にない少な
くとも３個の延長片部を、前記燃料タンクの前記シーム
溶接部分から下方へ突出させ、これらの延長片部のうち
前後に並んだ２個の延長片部の下端間を結んだ第１の直
線及び延長片部のうち左右に並んだ２個の延長片部の下
端間を結んだ第２の直線よりも上方に前記燃料コックを
配置するとともに、延長片部にフロントカウルやサイド
カバーの取付部を設けたことを特徴とする自動二輪車の
燃料タンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19062291A JP3171880B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 自動二輪車の燃料タンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19062291A JP3171880B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 自動二輪車の燃料タンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058780A JPH058780A (ja) | 1993-01-19 |
| JP3171880B2 true JP3171880B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=16261137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19062291A Expired - Fee Related JP3171880B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 自動二輪車の燃料タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3171880B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3844190B2 (ja) * | 2000-09-06 | 2006-11-08 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の燃料コック配置構造 |
| JP4347015B2 (ja) | 2003-10-10 | 2009-10-21 | ヤマハ発動機株式会社 | 鞍乗り型車両用フューエルタンク配設構造 |
| JP2007131030A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
| JP5751916B2 (ja) * | 2011-04-28 | 2015-07-22 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両用燃料タンク |
| US8727381B2 (en) * | 2012-06-14 | 2014-05-20 | Honda Motor Co., Ltd. | Fuel tank assembly |
| JP6997692B2 (ja) * | 2018-09-28 | 2022-01-18 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両 |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP19062291A patent/JP3171880B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH058780A (ja) | 1993-01-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000808 |
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| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010313 |
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