JP2931357B2 - 安全フレーム - Google Patents

安全フレーム

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JP2931357B2
JP2931357B2 JP6768490A JP6768490A JP2931357B2 JP 2931357 B2 JP2931357 B2 JP 2931357B2 JP 6768490 A JP6768490 A JP 6768490A JP 6768490 A JP6768490 A JP 6768490A JP 2931357 B2 JP2931357 B2 JP 2931357B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、トラクターに付設し、トラクターが横転し
た場合においてオペレータがトラクターの下敷きになる
のを防ぐ為の安全フレームの構成に関する。
(ロ)従来技術 従来からトラクターに付設した安全フレームを上下に
分割し、連結部を上下嵌挿構造とした技術は公知とされ
ているのである。
例えば、実開昭55−61083号公報に記載の技術の如く
である。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 従来の安全フレームは、パイプ構造が剥き出しに構成
されており、デザイン的な面で劣っており、また安全フ
レームの内側に配置された座席に座ったオペレーターに
とっては、トラクターが横転した際に、トラクターの下
敷きになることは安全フレームにより回避出来るが、安
全フレーム自体と頭や身体を衝突させ、これにより怪我
をする場合があったのである。
本発明は、このような不具合を解消する為に、該上部
安全フレームの内側の部分に、樹脂カバーを被覆したも
のである。
(ニ)課題を解決する手段 本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
トラクターの座席の側方に位置する安全フレームを、
断面視筒状に構成すると共に、該安全フレームの座席側
の面のみに、固定ボルト21により固定樹脂カバー2を固
定被覆したものである。
(ホ)実施例 本発明の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図はトラクターのミッションケースMと安全フレ
ームの部分の側面図、第2図は同じく後面図、第3図は
上部安全フレーム1と下部安全フレーム4の上下嵌合部
3の嵌合嵌合状態の側面断面図、第4図は同じく後面断
面図、第5図は上部安全フレーム1に被覆した樹脂カバ
ー2の部分を示す第2図のX−X断面矢視図、第6図は
同じく第2図のY−Y断面矢視図、第7図は抜止めボル
ト5を上下方向に締結した実施例の側面断面図、第8図
は同じく後面断面図である。
第1図、第2図において、安全フレームの全体的な構
成から説明する。
トラクターのミッションケースMの上には油圧ケース
16から後方へリフトアーム19が上下回動可能に突出され
ている。
そして、ミッションケースMより左右へリアアクスル
ハウジングH,Hが突設されており、該リアアクスルハウ
ジングHに下端を固定することにより安全フレームが固
着されている。
安全フレームを上部安全フレーム1と下部安全フレー
ム4に分割すると共に、下部安全フレーム4の下端の上
下に、上面締着板17を突設しており、該上面締着板17を
リアアクスルハウジングHの上面に載置し、次にリアア
クスルハウジングHの下方から下面締着板18を当てて、
該上面締着板17と下面締着板18の間を4本の締着ボルト
24により締めつけて、下面締着板18の上に下部安全フレ
ーム4の下端を載置し、該部分も締着ボルト25により締
結して、下部安全フレーム4を固定しているのである。
第2図において示す如く、下部安全フレーム4はフェ
ンダー15の内側に配置される必要があるので、幅狭に固
定されており、該幅狭の下部安全フレーム4の上端に幅
広アーム13を突出し、該幅広アーム13の外端により、垂
直に上下嵌合部3が突設されている。
該上下嵌合部3の部分で、上部安全フレーム1と下部
安全フレーム4を嵌合し一体化するのである。
該下部安全フレーム4の側の上下嵌合部3は、角筒状
に構成された上部安全フレーム1の内側に嵌挿する角筒
状に構成されており、該上下嵌合部3に上から上部安全
フレーム1を嵌挿した後で、上部安全フレーム1の上方
への抜け止めとして抜止めボルト10を螺装している。
また、上部安全フレーム1の内側には、横転時におい
て、オペレーターの頭が上部安全フレーム1の内側に衝
突しても傷を負うことが無いように、樹脂カバー2が被
覆している。
該上部安全フレーム1と樹脂カバー2の関係は、第5
図、第6図の拡大断面図において示す如く、角筒状に構
成した上部安全フレーム1の内側面に固定ボルト21によ
り樹脂カバー2を固定すべく構成している。
左右の上部安全フレーム1の上端に架設して、上部フ
レーム12が設けられており、該上部フレーム12にルーフ
14が嵌挿固定可能とされている。20はルーフの下面板で
ある。
次に第3図、第4図に示した上部安全フレーム1と下
部安全フレーム4の上下連結部について説明する。
下部安全フレーム4の上端側面に、幅広アーム13が突
設されており、該幅広アーム13の外端を上方に延設し
て、上部安全フレーム1の下端の内側に嵌入する上下嵌
合部3を構成している。
上部安全フレーム1の側は、デザイン性の向上の為
と、上下嵌合部の強度を増強し、上下嵌合部3が挿入し
易くする為に、上方に開いた開拡部11を構成している。
そして、該開拡部11の部分に、ハット形嵌入板26を溶
接固定し、下端に、孔開き嵌合板27を溶接固定してい
る。該孔開き嵌合板27の開口と、ハット形嵌入板26の嵌
入凹部が一体となって、上下嵌合部3の嵌入孔を構成し
ている。
第3図において示す如く、上下嵌合部3とハット形嵌
入板26の嵌入部、及び上下嵌合部3と孔開き嵌合板27の
開口部とは、ぴったりと密着状態で嵌装されているので
はなくて、ある程度の間隙を保持した状態で嵌装されて
いるのである。
そして、実際には、上下嵌合部3の先端に固定ボルト
28により上下嵌合部3に固定した弾性材料9が、ハット
形嵌入板26の嵌入孔にピッタリと密着嵌合しているので
ある。
第4図において図示する如く、上下嵌合部3と上部安
全フレーム1の下部の関係は左右の位置関係も同じであ
り、左右にある程度の間隙を保持して、上端の弾性材料
9がハット形嵌入板26の嵌入孔に嵌入しているのであ
る。
また、上下嵌合部3の下部においては、抜止めボルト
10の左右端に、鍔状弾性材料29,29が介装されており、
該鍔状弾性材料29,29が、前後方向の密着と、左右方向
の密着状態を得ているのである。
そして、通常のトラクターの作業中や、路上走行中に
おいては、該弾性材料9と鍔状弾性材料29,29による、
上部安全フレーム1と下部安全フレーム4の連結状態で
あり、ガタにより振動や騒音が発生することが無いので
ある。
また、抜止めボルト10を外して、上部安全フレーム1
を脱着する場合にも、上部安全フレーム1が抜け難いと
いうことが少ないのである。
そして、トラクターが横転し、上部安全フレーム1に
よりトラクターとオペレーターのそれ以上の横転を阻止
すべく、負荷を受けた状態で始めて、弾性材料9と鍔状
弾性材料29,29による嵌合状態から、上部安全フレーム
1と上下嵌合部3の直接の連結状態が得られるのであ
る。
次に第7図、第8図の実施例において、嵌装固定部に
ついて説明する。
該実施例においては、上部安全フレーム1の下部に設
けた開拡部11の部分に別に角筒構成体6を内側から溶接
固定しており、該角筒構成体6と上部安全フレーム1の
内側側面とにより角筒を構成している。
そして、下部安全フレーム4の上部に幅広アーム13を
介して固定された上下嵌合部3の上端には、弾性材料9
が嵌装固定されており、また上下嵌合部3の下部にはス
トッパー31を介して、下部弾性材料30が介装されてい
る。
第3図、第4図の実施例において述べたと同様に、上
下嵌合部3が直接に角筒構成体6に接当して嵌合するの
ではなくて、通常の状態では弾性材料9と下部弾性材料
30が接当して、弾性的に結合が為されているのである。
また、該実施例においては、角筒構成体6の上面板6a
の上面に、固定ナット33が配置されており、該固定ナッ
ト33に対して、幅広アーム13の下面から、上下嵌合部3
の内部を貫通した抜止めボルト5が螺装されているので
ある。
該抜止めボルト5は途中部分に鍔部5aを構成している
ので、固定ナット33との螺装状態を解除しても、幅広ア
ーム13から抜け落ちることは無いように構成しており、
脱着作業が容易に出来るように構成しているのである。
第7図、第8図においては、上部安全フレーム1に樹
脂カバー2を被覆する点は同じであるが、樹脂カバー2
を上部安全フレーム1に装着する固定ボルト21の代わり
に簡易締着具を用いられているのである。
本発明においては、トラクターの安全フレームを、上
部安全フレームと下部安全フレームとに分割し、両者を
連結する構成において、上部安全フレームと下部安全フ
レームの連結部は上下方向の嵌合部により連結すべく構
成し、該嵌合連結部の上部安全フレームと下部安全フレ
ームの間に弾性材料を介装したので、トラクターに安全
フレームを付設した状態では、車高が高くなり、梱包輸
送する場合や、農閑期において納屋に収納する場合等に
おいて、車高が高い為に不利となっていた点を上部安全
フレームを外すことにより改善することが出来たのであ
る。
また、従来の如く、一体化した安全フレーム全体を、
リアアクスルハウジングから脱着する作業は一人では出
来なかったのであるが、本発明は安全フレームを上部安
全フレームと下部安全フレームに分割し、上下の嵌合部
で連結したので、簡単に脱着出来るようになったのであ
る。
また、該脱着部を載置式にするのではなくて、上下の
嵌合式とすることにより、上部安全フレームと下部安全
フレームの上下嵌合部に弾性材料を介装することがで
き、安全フレームに必要な十分の横転時の強度を保持さ
せ、かつ通常の嵌合状態では、上部安全フレーム1と下
部安全フレーム4を接当させずに間隙のままとし、弾性
材料9の部分を接当させ、ガタが発生することなく、ト
ラクターの走行時において振動や騒音を発生することが
無い装置を提供することが出来たのである。
また、上部安全フレームと下部安全フレームの嵌合連
結部において、両者の間を上下方向のボルト締めにより
締結したので、重複した上下嵌合部がトラクター機体の
横転の際の強度を保持しており、上部安全フレームと下
部安全フレームの間の締結は、上部安全フレームが上方
に抜けるのを阻止する為だけで良いので、上部安全フレ
ームの抜け止め部を、上下方向のボルト締めにより構成
し、ボルトの螺装操作を容易にすることが出来たのであ
る。これにより、オペレーターが一人で上部安全フレー
ム1の脱着操作が出来るようになったのである。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、トラクターの座席の側方に位置する安全フレ
ームを、断面視筒状に構成すると共に、該安全フレーム
の座席側の面のみに、固定ボルト21により固定樹脂カバ
ー2を固定被覆したので、従来の安全フレームの如く、
パイプ構造が剥き出しにされることがなく、デザイン性
を向上することが出来たものである。
第2に、安全フレームの内側に配置された座席に座っ
たオペレーターにとっては、トラクターが横転した際
に、トラクターの下敷きとなることは安全フレームによ
り回避出来るが、安全フレーム自体に対して、頭部や身
体を衝突させ、これにより怪我をするという不具合があ
った。本発明においては、この点を解消することが出来
たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラクターのミッションケースMと安全フレー
ムの部分の側面図、第2図は同じく後面図、第3図は上
部安全フレーム1と下部安全フレーム4の上下嵌合部3
の嵌合嵌合状態の側面断面図、第4図は同じく後面断面
図、第5図は上部安全フレーム1に被覆した樹脂カバー
2の部分を示す第2図のX−X断面矢視図、第6図は同
じく第2図のY−Y断面矢視図、第7図は抜止めボルト
5を上下方向に締結した実施例の側面断面図、第8図は
同じく後面断面図である。 1……上部安全フレーム 2……樹脂カバー 3……上下嵌合部 4……下部安全フレーム 5……抜止めボルト 9……弾性材料

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクターの座席の側方に位置する安全フ
    レームを、断面視筒状に構成すると共に、該安全フレー
    ムの座席側の面のみに、固定ボルト21により固定樹脂カ
    バー2を固定被覆したことを特徴とする安全フレーム。
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