JP2966543B2 - 自動二輪車用収納装置のシール構造 - Google Patents

自動二輪車用収納装置のシール構造

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JP2966543B2 JP2155591A JP2155591A JP2966543B2 JP 2966543 B2 JP2966543 B2 JP 2966543B2 JP 2155591 A JP2155591 A JP 2155591A JP 2155591 A JP2155591 A JP 2155591A JP 2966543 B2 JP2966543 B2 JP 2966543B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスクータ型自動
二輪車に採用される収納装置のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】シートの下方周囲が車体カバーで囲まれ
た自動二輪車において採用される収納装置は、該車体カ
バー内に上端に開口を有する収納ボックスを配置し、上
記開口をシートで開閉するように構成されている。そし
てこのような収納装置では、上記シートの底板に装着さ
れたシール部材をシール面に圧接させるようにしたシー
ル構造を採用する場合が多い。このようなシール構造と
して、従来、例えば上記車体カバーの上端縁を内方に折
り曲げてシール面を形成し、このシール面に上記シート
の底板に装着されたシール部材を圧接させるようにした
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで収納ボックス
のシール性を完全にするには、上記シール面を開口周縁
の全周に渡って形成することが必要となる。上記従来の
車体カバーの上縁を折り曲げてシール面を形成する構造
の場合、車体カバーを収納ボックスを完全に囲む形状に
することが必要となり、車体カバーの形状上の自由度が
低下する。本発明は上記従来の状況に鑑みてなされたも
ので、車体カバーの形状上の自由度を低下させることな
く、かつ簡単な構造により収納ボックスの全周シールが
可能な自動二輪車用収納装置のシール構造を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート8の下
方周囲を車体カバー11で囲むとともに、該車体カバー
11内に上端に開口を有する収納ボックス9を配設し、
上記シート8の底板8aに取り付けたシール部材63を
シール面に圧接させることによって上記収納ボックス9
の開口を全周に渡ってシールするようにした自動車二輪
車用収納装置のシール構造において、上記シール面を、
上記収納ボックス9の開口縁に形成された収納ボックス
側シール面62b,62cと、上記車体カバー11の上
縁に上記収納ボックス側シール面62b,62cと連続
面をなすように形成された車体カバー側シール面11a
とで構成するとともに、該収納ボックス側シール面及び
車体カバー側シール面の幅を上記シール部材63の圧接
時の幅と同等又はこれより幅狭に設定し、上記収納ボッ
クス9の後部に収納ボックス側シール面62cと車体カ
バー側シール面11aとの継ぎ目を位置させ、さらに上
記収納ボックス9の後部の車幅方向中央部に上記シート
8をロックするロック機構59の上方を覆う支持フラン
ジ部58を一体形成し、該支持フランジ部58に上記シ
ート8のシートフック8hが挿通するロック開口58e
を形成するとともに、該ロック開口58eを挟んだ車幅
方向左, 右側部に上記シート8の底板8aが当接するよ
うに構成したことを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明に係る収納装置のシール構造によれば、
シール面を、収納ボックス9の開口縁に形成された収納
ボックス側シール面62b,62cと、車体カバー11
の上縁に上記収納ボックス側シール面62b,62cと
連続面をなすように形成された車体カバー側シール面1
1aとで構成したので、車体カバー11の形状上の制約
はほとんどなく、形状上の自由度を確保できる。また、
上記収納ボックス側シール面62b,62cと車体カバ
ー側シール面11aとを連続面をなすように構成し、か
つその幅をシール部材63の圧接時の幅と同等又はこれ
より幅狭にしたので、収納ボックス9の開口を全周に渡
って確実にシールすることができる。収納ボックス9の
後部の車幅方向中央部にシートロック機構59の上方を
覆う支持フランジ部58を一体形成し、該支持フランジ
部58のシートフック8h用ロック開口58eを挟んだ
車幅方向左, 右側部に上記シート8の底板8aが当接す
るように構成するとともに、上記収納ボックス側シール
面と車体カバー側シール面との継ぎ目bを上記収納ボッ
クス9の後部に位置させたので、シール面が継ぎ目bを
有する構造でありながら該継ぎ目bにより防水性が損な
われるといった問題を回避できる。即ち、シート8の後
部はロック機構59により車体に固定支持されることか
ら、シート8の上下方向の撓みが少ないためシール面の
密着性が良く、しかもシール部材63がシール面より幅
広に弾性変形して密着するため、シート後部の防水性が
シート側方に比べて高い。本発明では、上記防水性の高
い収納ボックス後部に、シール面の継ぎ目bを位置させ
たので、該継ぎ目bにより防水性が損なわれることはな
い。またシール面の全周で乗員を含むシート8の荷重を
受けるとともに、上記ロック機構59周辺の剛性の高い
支持フランジ部58でシート荷重の一部を受けることが
できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1ないし図15は本発明の一実施例によるスクー
タ型自動二輪車の収納ボックスシール構造を説明するた
めの図であり、図1,図2はその平面図,側面図、図3
〜図5は要部断面図、図6,図7は収納ボックスの平面
図,側面図、図8はサイドカバーの平面図、図9,図1
0はシートの断面側面図,底面図、図11,図12はロ
ック装置の平面図,側面図、図13,図14はシートロ
ック機構の正面図,断面側面図、図15は該実施例構造
を備えたスクータ型自動二輪車の側面図である。
【0007】図において、1は本実施例構造が採用され
たスクータ型自動二輪車であり、これの車体フレーム2
はいわゆるアンダーボーン型のもので、ヘッドパイプ2
aに側面視略L字状のメインフレーム2bの上端を接続
し、該メインフレーム2bの下端に左右一対のサイドフ
レーム2cの前端を接続し、該サイドフレーム2cを上
方に立ち上げ、さらに後方に延長した構造になってい
る。上記サイドフレーム2cとメインフレーム2bとの
接続部にはフートボード14を搭載するこにより低床の
足載部15が形成されている。
【0008】上記ヘッドパイプ2aにより下端で前輪3
を軸支する前フォーク4が左右に操向自在に軸支されて
おり、該前フォーク4の上端にはハンドルバー5が固定
されている。また、該自動二輪車1の前部、つまり上記
ヘッドパイプ2a付近はフロントカバー13で囲まれ、
後部はサイドカバー11及び左右一対のサイドモールカ
バー12で囲まれている。上記足載部15の後方、つま
り上記サイドモールカバー12の下方にはユニットスイ
ング式エンジンユニット6が上下に揺動可能に懸架支持
されており、該エンジンユニット6の伝動ケース6aの
後端には後輪7が支持されている。
【0009】また上記エンジンユニット6の上方には収
納装置60が、これの後方には燃料タンク10がそれぞ
れ配設されており、上記収納装置60の収納ボックス9
の上部開口は、これの上方に配設されたシート8で開閉
可能になっている。また上記収納ボックス9の下方空間
A内には、バッテリ48を収納するバッテリボックス4
6が上記収納ボックス9の底面に沿うように配設されて
おり、その前,後フランジ部がボルト49c,52aで
フラットブラケット49,後部ブラケット52に固定さ
れている。なお、このバッテリボックス46の開口の周
縁には防水リブ46d,46eが一体形成されており、
この両リブと上記収納ボックス9の底面に一体形成され
た防水リブ9g,9hによってラビリンス構造が構成さ
れている。
【0010】上記収納装置60の収納ボックス9は、ヘ
ルメット等を収納可能の大型のもので、側面から見ると
上下反転されたヘルメットと略等しい形状となってお
り、その開口は略卵形をなしている。またこの収納ボッ
クス9の右側壁9aにはスタータリレーを取り付けるた
めのリレーブラケット53が一体形成されている。左側
壁9bの後部にはフューエルコック54を取り付けるた
めのコックブラケット55が形成されており、該コック
ブラケット55の前方には上記フューエルコック54か
らの燃料ホース54aの位置規制を行う規制板56が一
体形成されている。また上記収納ボックス9の底壁9c
は平坦に形成されており、この底壁9cの前部に形成さ
れた左,右一対の取付ボス9dは、上記左,右のサイド
フレーム2c間に架設されたフラットブラケット49に
ボルト49aで締め付け固定されている。また上記収納
ボックス9の上縁の後端には支持フランジ部58が棚状
に延長形成されている。この支持フランジ部58は、上
記サイドフレーム2c間に架設された門形ブラケット5
0によって支持されており、該支持フランジ部58の
左,右一対の固定座58aがキャリア51の前端部51
aと共締めによって上記門形ブラケット50に固定され
ている。また上記支持フランジ部58には上記固定座5
8aの前側及び内側を囲むように防水リブ58bが起立
形成されており、さらにその前方には水抜き孔58cが
形成されている。なお、58dは上記サイドカバー12
を固定するためのカバー取付孔であり、58eはシート
フックが挿通されるロック開口である。
【0011】また上記収納ボックス9内には不織布を用
いて該ボックス9の内面形状に合わせて成形された内カ
バー61が配設されており、該内カバー61の開口周縁
61aは外方に折り曲げられており、かつ上記収納ボッ
クス9の開口周縁62aに係止されている。またこの収
納ボックス9の開口周縁62aの前部には前部シール面
62bが、後部には後部シール面62cがそれぞれ円弧
状に、かつ他の部分より少し高くなるように形成されて
いる。また上記サイドカバー11は上記収納ボックス9
を囲む環状のもので、その上端開口の周縁の、上記前
部,後部シール面62b,62c間に対応する部分は、
上記収納ボックス9の開口周縁62aを覆うように内方
に折り曲げられており、該折曲部は上記前部,後部シー
ル面62b,62cと連続し、かつ同一平面をなす左,
右側部シール面11aとなっている。
【0012】また上記収納ボックス9の前部シール面6
2b部分には、ここから前方に延びるようにヒンジブラ
ケット57が一体形成されており、該ヒンジブラケット
57に上記シート8の底板8aの前端に形成されたアー
ムブラケット8bが挿入され、支持軸8cで連結されて
いる。これにより上記シート8はその前端を中心に回動
し、上記収納ボックス9の上端開口を開閉可能になって
いる。上記シート8は、底板8a上にクッション8cを
配置し、これを表皮8dで覆った構造のものである。そ
して上記底板8aの左,右側部には、収納ボックス9内
に収納されたヘルメット68の開口部の左,右側部分と
の干渉を避けるための逃げ溝8iが凹設されており、そ
の結果上記底板8aのヘルメット68の開口内側に対応
する部分8a′はヘルメット内に入り込んでいる(図3
参照)。また上記底板8aの後端部には、左,右一対の
ダンパ部8gが、その中央にはシートフック8hが形成
されている。上記ダンパ部8gは上記収納ボックス9の
支持フランジ部58を介して門形ブラケット50で支持
される。また上記シートフック8hは上記支持フランジ
部58のロック開口58eから下方に挿入され、該部分
に配設されたロック機構59でロックされる。
【0013】上記ロック機構59は、上記門形ブラケッ
ト50に固着されたロックブラケット50aにそのフラ
ンジ部64bがボルト締め固定されたロックシリンダ6
4と、上記門形ブラケット50の中央部下面に配設され
たロック本体65と、上記ロックシリンダ64の解除動
作をロック本体65に伝達する解除レバー66とから構
成されている。上記ロックシリンダ64はこれの先端か
ら突出する駆動ピン64aをキー操作によって回動させ
るように構成されており、そのキー挿入面はサイドカバ
ー11のキー座11bから外方に臨んでいる。また上記
ロック本体65は、ボディ65a内にロックプレート6
5bを解除方向(図14で反時計方向)に付勢して配設
するとともに、該ロックプレート65bをロック状態に
係止する係止部材65cを該係止時位置に付勢して配設
した構造のものである。また上記解除レバー66は上記
ロック本体65に回動可能に軸支されており、これの基
端部66aは上記駆動ピン64aの上面に当接し、先端
部66bは上記係止部材65c内に係止している。上記
ロックシリンダ64をロック解除方向にキー操作する
と、上記解除レバー66が上記係止部材65cを下降さ
せ、これにより上記ロックプレート65bがロック解除
位置に回動し、その結果、上記シートフック8hのロッ
クが解除されるとともに、シート8が少し上方に回動す
る、つまりポップアップすることとなる。
【0014】また上記ロック機構59の下方には、悪戯
防止プレート67が配設されている。この悪戯防止プレ
ート67は、外方から上記解除レバー66を回動させる
ことによってロックを解除するのを防止するためのもの
で、底壁67aと縦壁67bとからなるL字状に成形さ
ており、上記縦壁67bの外側部分67cが上記ロック
シリンダ64の下側のフランジ部64bと共締めによっ
て上記ロックブラケット50aに固定されている。
【0015】また上記シート8の底板8aの下面にはシ
ールリブ8eが環状に一体形成されており、このシール
リブ8意は上記前部,中部,後部シール面62b,11
a,62cで構成されたシール面に対向している。そし
てこのシールリブ8eにはシール部材63が嵌着されて
おり、このシール部材63が上記シール面62b,11
a,62cに圧接している。上記シール部材63は、シ
ート8をロックすると上記各シール面62b,11a,
62cに圧接するのであるが、こられのシール面62
b,11a,62cの幅はこの圧接時のシール部材63
の幅より幅狭となるように設定されており、逆に言えば
このシール部材63はシール面より幅広に弾性変形す
る。ここで、上記前,後部シール面62b,62cは、
本発明における収納ボックス側シール面であり、左, 右
側部シール面11aは車体カバー側シール面である。そ
してこの前部シール面62bと左,右側部シール面11
aとの継ぎ目a,aは収納ボックス9の前部に位置し、
後部シール面62cと左,右側部シール面11aとの継
ぎ目b,bは収納ボックス9の後部に位置している。ま
た上記ロック機構59の上方は上記支持フランジ部58
により覆われており、該支持フランジ部58のロック開
口58eの左, 右側部にはシート底板8aのダンパ部8
gが当接している。
【0016】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例に係るシール構造によれば、収納ボックス
9の開口縁部62aの前部,後部にそれぞれ前部,後部
シール面62b,62cを設けるとともに、サイドカバ
ー11の上端開口縁部の上記両シール面62b,62c
間部分にこれらのシール面と連続するように左,右側部
シール面11aを設けたので、収納ボックス9の開口を
全周に渡ってシールすることができそれだけシール性を
向上できる。ここで一般に上記シール面のうち前部,及
び後部は、シートヒンジやキャリアの取付部となること
からシールが不完全になって水が進入し易い。本実施例
ではこの前部,後部シール面62b,62cを収納ボッ
クス9の上記ヒンジ部,キャリア取付部より内側に位置
するように一体形成したので、上記水の進入を確実に防
止でき、さらにシール性を向上できる。また本実施例で
は、上記キャリア51の固定座58aを囲むように防水
リブ58bを形成したので、この点からも水の進入を防
止できる。
【0017】また上記前部,後部シール面62b,62
cについては上記理由から収納ボックス9に一体形成す
る一方、左,右側部シール面11aについては元々該
左,右側部分に位置するサイドカバー11の上端縁部を
内方に折り曲げることによって一体形成したので、構造
が簡単であるとともに、サイドカバー11の形状上の制
約はほとんどなく、形状上の自由度を確保できる。ま
た、上記左,右側シール面11aで収納ボックス9の開
口周縁62a部分を覆うことから、該縁部62aに係止
している内カバー61の縁部61がシート8を開いた際
に外方から見え難く、それだけ見栄えを向上できる。
【0018】また上記収納ボックス9の後縁に後方に突
出する支持フランジ部58を一体形成し、該支持フラン
ジ部58によりロック機構59の上方を覆うとともに、
該支持フランジ部58のロック開口58eの左, 右側部
に上記シート8のダンパ部8gを当接させたので、各シ
ール面62b,11a,62cの全周面で乗員を含むシ
ート8の荷重を受けることができるとともに、ロック機
構59周辺の剛性の高い支持フランジ部58で上記シー
ト荷重の一部を受けることができ、荷重の支持剛性を向
上できる。ここでシート8の前,後部はそれぞれヒンジ
ブラケット57,ロック機構59により車体に固定支持
されることから、シート8の上下方向の撓みが小さくな
りシール部材63の密着性を向上でき、しかもシール部
材63がシール面より幅広に弾性変形して密着するた
め、シート前,後部の防水性がシート側方に比べて高く
なる。そして本実施形態では、上記収納ボックス9側の
シール面62b,62cと車体カバー11側のシール面
11aとの継ぎ目a,bを収納ボックス9の前,後部に
位置させたので、シール面の継ぎ目があることにより防
水性が損なわれるといった問題を回避できる。
【0019】また、ヘルメット68を上下逆に収容する
とともに、逃げ溝8iを設けることによりシート底板8
aのヘルメット68の開口内側に対応する部分8a′を
ヘルメット68内に入り込むようにしたので、該部分の
シートクッション厚さを厚くすることができる。ちなみ
に従来は底板全体を上記ヘルメット開口縁との干渉を避
けるための逃げ溝8i部分と同じ高さに設定していたた
めクッション厚みが薄くなる問題があった。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明に係る自動二輪車用
収納装置のシール構造によれば、シール面を、収納ボッ
クス側シール面と、車体カバー側シール面とで構成した
ので、車体カバーの形状上の制約はほとんどなく、形状
上の自由度を確保できる効果がある。また、上記収納ボ
ックス側シール面と車体カバー側シール面とを連続面を
なすように構成し、かつその幅をシール部材の圧接時の
幅と同等又はこれより幅狭にしたので、収納ボックスの
開口を全周に渡って確実にシールすることができる効果
がある。また収納ボックスの後部にシートロック機構の
上方を覆う支持フランジ部を一体形成し、該支持フラン
ジ部のロック開口を挟んだ車幅方向左, 右側部に上記シ
ートの底板が当接するように構成するとともに、上記収
納ボックス側シール面と車体カバー側シール面との継ぎ
目を上記収納ボックスの後部に位置させたので、シール
面に継ぎ目ができることにより防水性が損なわれるとい
った問題を回避でき、さらにまた上記剛性の高い支持フ
ランジ部でシート荷重の一部を受けることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動二輪車用収納装置
のシール構造を説明するための平面図である。
【図2】上記実施例構造の側面図である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【図4】図1のIV-IV 線断面図である。
【図5】図1のV-V 線断面図である。
【図6】上記実施例構造の収納ボックスの平面図であ
る。
【図7】上記収納ボックスの側面図である。
【図8】上記実施例構造のサイドカバーの平面図であ
る。
【図9】上記実施例構造のシートの断面側面図である。
【図10】上記シートの底面図である。
【図11】上記実施例構造のロック装置の平面図であ
る。
【図12】上記ロック装置の側面図である。
【図13】上記ロック装置のロック本体部分の正面図で
ある。
【図14】上記ロック本体の断面側面図である。
【図15】上記実施例実施例自動二輪車の左側面図であ
る。
【符号の説明】
1 自動二輪車 8 シート 8a 底板 11 サイドカバー,サイドモールカバー(車体カバ
ー) 11a 左, 右側部シール面(車体カバー側シール面) 9 収納ボックス 58 支持フランジ部 58e ロック開口 59 ロック機構 60 収納装置 62b 前部シール面(収納ボックス側シール面) 62c 後部シール面(収納ボックス側シール面) 63 シール部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの下方周囲を車体カバーで囲むと
    ともに、該車体カバー内に上端に開口を有する収納ボッ
    クスを配設し、上記シートの底板に取り付けたシール部
    材をシール面に圧接させることによって上記収納ボック
    スの開口を全周に渡ってシールするようにした自動車二
    輪車用収納装置のシール構造において、上記シール面
    を、上記収納ボックスの開口縁に形成された収納ボック
    ス側シール面と、上記車体カバーの上縁に上記収納ボッ
    クス側シール面と連続面をなすように形成された車体カ
    バー側シール面とで構成するとともに、該収納ボックス
    側シール面及び車体カバー側シール面の幅を上記シール
    部材の圧接時の幅と同等又はこれより幅狭に設定し、上
    記収納ボックスの後部に収納ボックス側シール面と車体
    カバー側シール面との継ぎ目を位置させ、さらに上記収
    納ボックスの後部の車幅方向中央部に上記シートをロッ
    クするロック機構の上方を覆う支持フランジ部を一体形
    成し、該支持フランジ部に上記シートのシートフックが
    挿通するロック開口を形成するとともに、該ロック開口
    を挟んだ車幅方向左, 右側部に上記シートの底板が当接
    するように構成したことを特徴とする自動二輪車用収納
    装置のシール構造。
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