JP3168058B2 - 現像剤補給容器 - Google Patents

現像剤補給容器

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JP3168058B2
JP3168058B2 JP11842492A JP11842492A JP3168058B2 JP 3168058 B2 JP3168058 B2 JP 3168058B2 JP 11842492 A JP11842492 A JP 11842492A JP 11842492 A JP11842492 A JP 11842492A JP 3168058 B2 JP3168058 B2 JP 3168058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置本体の現像剤収容
容器に補給する現像剤を収容した現像剤補給容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、現像剤(トナー)によって現像
を行う電子写真複写機等においては、現像剤は紙等の転
写材に順次転写され、複写の進行に連れて徐々に消費さ
れていく。したがって、この種の複写機には現像剤収容
容器が内蔵されていて、複写の進行に伴いこの現像剤収
容容器から現像剤が適時、適量ずつ現像装置に供給され
る。そして、現像剤収容容器内の現像剤が不足した場合
には、現像剤収容容器に新規な現像剤を補給することに
なる。
【0003】この現像剤の補給は、ユーザやサービスマ
ンが別に準備した現像剤補給容器から現像剤収容容器に
現像剤を移すことにより行われるが、この時に粒径が数
μから十数μという微細な現像剤が飛散して複写機周辺
や作業者の手指、着衣、さらに周囲の空気等を汚染する
原因となりやすい。このような現像剤飛散を防ぐ方法と
して図12と図13(a) ,(b) ,(c) ,(d) とに図示す
るようなものが提案されている。
【0004】現像剤補給容器(以下「トナー容器」とい
う。)1は、容器本体2を有し、容器本体2の下面には
四周をフランジ状の枠によって囲まれた開口部6が形成
されている。枠の対向する左右2辺は垂直に屈曲され、
さらに先端部が内側に折り曲げられて、ガイド部7,9
が形成されており、このガイド部7,9によって、板状
の蓋部材3が前後方向スライド自在に支持されている。
【0005】蓋部材3の先端側には左右方向のスリット
15が形成され、スリット15に沿ってクリーニング部
材15aが貼着されている。
【0006】そして、図13(a) に示すように容器本体
2の開口部6の周縁にはフィルム状のシール部材5が固
着されており、開口部6は該シール部材5によって覆わ
れ、容器本体2内には補充用のトナーTが収容されてい
る。シール部材5は容器本体2の開口部6の前後方向長
さLの2倍以上の長さを有し、その自由部(容器本体2
に固着されていない部分をいう。なお、容器本体2に固
着された部分は、「密封部」という。)は3回折り返さ
れた後、蓋部材3のスリット15に下側から通され、そ
の端部は蓋部材3の上面に粘着テープ等で着脱可能に固
定されている。
【0007】次に、図13(a) 〜(d) に基づいてトナー
容器1のトナー供給時の動作を説明する。
【0008】図13(a) に示す状態から蓋部材3を引き
出すと、やがて図13(b) に示すように矢印K1方向に
引き出された蓋部材3によってシール部材5の自由部が
引っ張り状態となる。このとき、容器本体2の開口部6
はシール部材5の密封部によって覆われた状態を維持し
ている。
【0009】図13(b) に示す状態においては、シール
部材5の自由部の端部(蓋部材3への固着部分)は容器
本体2外に露出しているため、この端部を引き剥してシ
ール部材5を図13(c) の矢印K2方向に引っ張れば、
シール部材5はその密封部が容器本体2から次第に剥さ
れ、容器本体2の開口部6が次第に開口してトナーTが
容器本体2外に排出される。また、シール部材5はその
裏面に付着したトナーTをクリーニング部材15aによ
って除去される。
【0010】そして、容器本体2の開口部6が全開とな
って容器本体2内のトナーTが全て排出されると、図1
3(d) に示すように蓋部材3を容器本体2に向けて矢印
K3方向に押し戻す。すると、シール部材5は蓋部材3
の先端によって押されて元の状態に復帰し、密封部が容
器本体2の開口部6の全てを覆う。
【0011】このような方式によれば次のような利点が
ある。
【0012】すなわち、容器本体2内のトナーTは、未
補給時にはシール部材5によって確実に密封されてい
る。また、トナーTの補給後、シール部材5は蓋部材3
とともに閉状態に戻され、シール部材5におけるトナー
で汚れた面は容器本体2の内側に入り、かつトナー容器
1全体を取り外した時に開口部6が閉鎖されているので
容器本体2内の残トナーがこぼれ落ちることがない。
【0013】また、トナー容器1の蓋部材3とシール部
材5とが同時に開口部6を開くような方式では蓋部材3
の開放動作中に補給中のトナーTが舞い上がって蓋部材
3のトナーTに面する面が汚れてしまうが、トナー容器
1の蓋部材3が完全に開放された後、はじめてシール部
材5を引き剥せるように構成してあるので、蓋部材3が
補給中のトナーTで汚染されることは全くない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例については、以下に述べるような問題点があっ
た。
【0015】上述のトナー容器1を組み立てるときは、
図14に図示するように、まず、開口部6を上方に向け
て容器本体2を載置し、容器本体2にシール部材5を熱
溶着等の手段により固着し、開口部6を密封する。つづ
いて、蓋部材3のスリット15にシール部材5の密封部
の一方から延長された自由部の端部を粘着テープや熱溶
着により着脱自在に固定した後、図14中の矢印K4
(破線)に示すように蓋部材3を容器本体1のガイド部
7,9にスライドさせつつ嵌め込んでいく。
【0016】このとき、図15に示すように蓋部材3を
閉じるに連れシール部材5の自由部に弛みが生じる。し
たがってシール部材5の固着された密封部と蓋部材3と
の間にシール部材5の自由部をうまく折りたたみ押し込
みながら蓋部材3を閉めなければならない。
【0017】この作業は手間がかかり生産上大きな障害
になる上に、シール部材5の自由部を密封部と蓋部材3
との間に強制的に押し込むことになり、押し込まれた自
由部がトナーを封止している密封部を不当に押圧してし
まい、密封部の一部が剥れやすくなりトナー汚染を引き
起こす虞れが生じた。
【0018】そこで、本発明は、シール部材の自由部を
収納する専用のシール収納室を設けることにより、補給
時の現像剤の飛散を防止するようにした現像剤補給容器
を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る本発明は、現像剤を収容した容器本
体の下部の開口部を可撓性のシール部材によって剥離可
能に密封し、該シール部材の密封部を開閉自在の蓋部材
で下方から覆ってなる現像剤補給容器において、前記蓋
部材にスリットを形成し、また前記シール部材の密封部
を奥側に該密封部よりも長く延長して自由部を形成し、
該自由部の先端を前記蓋部材の先端縁を経由して該蓋部
材の下面側に折り返し、さらに前記スリットに挿通させ
て上面側に剥離可能に固着するとともに、前記自由部の
中間部を収容するシール収容室を、前記容器本体におけ
る前記開口部の奥側に隣接して設けてなる、ことを特徴
とする。
【0020】
【作用】以上構成に基づき、シール部材の密封部の下方
を閉鎖している蓋部材を開放すると、蓋部材に固着され
たシール部材の自由部の先端が蓋部材とともに移動し、
自由部の中間部はシール収容室から順次繰り出され、延
ばされていく。シール部材の自由部は密封部よりも長い
から、蓋部材が密封部、すなわち容器本体の開口部から
完全に退避されても、ぴんと張ることがなく、この状態
では、密封部が剥離されることはない。つづいて、自由
部の先端を蓋部材から剥して、これを引っ張ると自由部
が緊張し、自由部に連続した密封部が順次剥離され、こ
れにより容器本体内の現像剤が排出される。
【0021】一方、現像剤の排出が完了し、蓋部材を押
し込むようにして閉鎖すると、シール部材の密封部は、
蓋部材の先端によって押され、次々と開口部を塞いでい
く。蓋部材の閉鎖が完了すると、シール部材の密封部
は、ほぼ復元されて開口部を閉鎖する。また、蓋部材も
下方から密封部を覆う。シール部材と蓋部材とによって
閉鎖された容器本体から現像剤が漏れ出ることはない。
【0022】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を説明する。
【0023】図1は、本発明に係る現像剤補給容器(以
下「トナー容器」という。)1全体を斜め下方から見た
斜視図である。トナー容器1は箱状の容器本体2と、板
状の蓋部材3と、可撓性のシール部材5とによって構成
されており、容器本体2の下部には、現像剤(以下「ト
ナー」という。)Tを排出するための開口部6が形成さ
れている。開口部6の四周には、全周にわたってフラン
ジ状の枠部7,9,10,11が形成されている。この
うち、左右両側の枠部7,9の内側には、溝状のガイド
が形成されていて、蓋部材3の左右両端部をそれぞれ摺
動自在にガイドする一方、手前側(図1の右側)の枠部
10には切欠きが設けられ、蓋部材3の進入を可能とし
ている。さらに奥側(同図の左側)の枠部11には、蓋
部材3の先端部の位置を規制するストッパ12と、シー
ル収容室13とが形成されている。
【0024】シール収容室13は、開口部6の奥側に隣
接する位置に形成され、下方を向いた開口部分14の左
右幅W2 は、開口部6の左右幅W1 よりも広く、また、
後述のシール部材5の左右幅W3 よりも僅かに広く設定
されている。また、シール収容室13の深さについて
は、後述のシール部材5の自由部を折りたたんだ状態で
有効に収容し得る程度に設定されているものとする。
【0025】蓋部材3は、容器本体2の枠部7,9によ
ってスライド自在に支持される。蓋部材3は、前側に左
右方向の幅W5 が前述のシール収容室13の幅W2 とほ
ぼ等しいスリット15を有し、また、このスリット15
の少し後方の下面には、左右方向に係合突起16が突設
されている。蓋部材3は、その先端縁16aを前記トナ
ー容器2の奥側のストッパ12に当接させて、トナー容
器2の開口部6およびシール収容室13の開口部分14
を下方から完全に覆う閉鎖位置P1 (図7参照)と退避
してこれらを開放する開放位置P2 (図8参照)とをと
るように構成されている。
【0026】シール部材5は、可撓性を有するフィルム
状の部材によって帯状に形成されている。その左右幅W
3 (図1参照)は、容器本体2の開口部6の幅W1 より
は広く、またシール収容室13及び蓋部材3の左右幅W
2 ,W5 よりも少し狭く幅決めされている。また、その
長さについては、開口部6の前後長さLの2倍以上に設
定されている(図8参照)。シール部材5は、開口部6
の周縁に額縁状に熱接着されて開口部6を密封する部分
(以下「密封部5a」という。)と密封部5aの奥側に
て延長された自由部5bとを有し、自由部5bの長さを
密封部5aの長さよりも長く設定するとともに、自由部
5bの先端を蓋部材3のスリット15の下面側から上面
側に通した上、スリット15近傍に固着している。な
お、この先端の固着および密封部5aの開口部6への接
着は、積極的な剥離動作に対しては、比較的容易に剥離
する程度の強さで行うものとする。
【0027】次に、図2〜図6を用いてトナー容器1の
組立方法について詳しく説明する。
【0028】図2は容器本体2を上下反転させて開口部
6の方向から見た図、図3はトナー容器1の縦断面図で
ある。まずはじめに、図2、図3に示すように、開口部
6(図2中点線で示す)の周囲を覆うようにシール部材
5を配置し、開口部6の周縁部分の全周にわたり熱溶着
し(図中の斜線部分)、密封部5aを形成する。このと
き、シール部材5の他の部分は開口部6の長さLよりも
長い自由部5bとなり、この自由部5bをシール収容室
13の側に来るように配置する。次に、シール部材5の
先端を蓋部材3に形成した係合突起16と同じ側から蓋
部材3のスリット15を通過させて係合突起16と反対
の面に溶着部5c(図中2箇所の斜線を引いた丸印)の
部分だけを熱溶着する。溶着部5cの面積が小さいため
にシール部材5の端部は所定以上の力で引くと簡単に剥
離することが可能である。
【0029】次に、図4〜図6により、シール部材5を
シール収容室13に収容する方法について説明する。
【0030】さきに図1に示したように、シール部材5
をシール収容室側13側で一度折り返してから、蓋部材
3をシール収容室13と反対側から、係合突起16を容
器本体2の外側に向けた状態で容器本体2の左右の枠部
7,9に沿ってスライドさせていくと、図4に示すよう
にシール部材5の自由部5bが容器本体2外にはみ出
す。
【0031】ここで、従来例のようにシール部材5の自
由部5bを既に熱溶着されている密封部5aと蓋部材3
の間の間隙にたくし込むように収容すると、手間がかか
る上、密封部5aの熱溶着が剥れる虞れがある。本実施
例では、それを回避するために図4の位置(蓋部材3が
シール収容室13を閉鎖しはじめる地点)まで蓋部材3
を閉じたら、図5に示すようにシール収容室13の中に
自由部5bを適当な回数だけ折り返して収めるようにす
る。なお、自由部5bは必ずしも整然と折りたたむ必要
はなく、任意の回数、折ったりあるいは丸めたりして収
容してもよい。
【0032】最後に、図6のように蓋部材3を完全に閉
鎖することにより、トナー容器1の組立作業が完了す
る。この組立作業後に容器本体2の側面や上面に形成し
たトナー充填口(不図示)から容器本体2内にトナーT
を充填し、トナー栓(不図示)によりトナー充填口を封
止すればトナー容器1は使用可能となる。
【0033】さて次に、図7〜図11により、このトナ
ー容器1により現像剤収容容器(以下「ホッパー」とい
う。)17にトナーTを補給する方法について説明す
る。
【0034】図7〜図11は、トナー容器1をホッパー
17に装着してトナー補給する際の各動作状態における
縦断面図を図示している。
【0035】図7において、ホッパー17にはトナー容
器1の開口部6に対応してそれよりもやや大きい開口部
19と、開口部19をスライド式に開閉自在なスライド
蓋20とが設けられている。ホッパー17の上部にはト
ナー容器1を保持するために保持部21,22が立設さ
れている。また、スライド蓋20には係合凹部23が形
成されていて、トナー容器1を装着すると蓋部材3の係
合突起16と係合するので、スライド蓋20と蓋部材3
とは一体に動くこととなる。スライド蓋20の一端には
スライド時に指をかける把手25が形成されている。
【0036】上記状態から把手25を引いてスライド蓋
20を図8の位置まで移動させる。すると、上述したよ
うに、スライド蓋20と蓋部材3とが一体に移動し蓋部
材3が容器本体2の開口部6から退避して開放位置P2
をとる。
【0037】一方、開口部6を密封する密封部5aとこ
れに連続する自由部5bとを有するシール部材5は、シ
ール収容室13に収容されている自由部5bが蓋部材3
の移動とともに徐々に引き出される。自由部5bの長さ
は開口部6(または密封部5a)の長さよりも長いの
で、この時点ではまだ密封部5aは剥されず、トナーT
は容器本体2の中に保たれている。
【0038】次に、図8に図示する位置まで引き出され
た蓋部材3においては、自由部5b先端の溶着部5cが
露出するので、溶着部5cにおいて自由部5b先端を蓋
部材3から剥してこの先端を引いていくと、シール部材
5の自由部5bと密封部5aとの連続部である折り返し
部から容器本体2の開口部6を封止していた熱溶着が次
々と引き剥され、図9に示すように、ホッパー17の内
部にトナーTが落下していく。シール部材5を、開口部
6が完全に開放されるまで引き剥し、トナーTの落下が
完了したら、図10に示すように把手25を押し、スラ
イド蓋20を閉じる。このとき、蓋部材3がスライド蓋
20と一体的に動き、かつ蓋部材3の奥側の先端縁16
aがシール部材5を押し戻す。スライド蓋20を完全に
閉じると、蓋部材3が閉鎖位置P1 に復帰する。これに
より、シール部材5は開口部6をほぼ覆う位置に戻さ
れ、かつ、その外側を蓋部材3が覆っているので、容器
本体2内にトナーTが残っていても落下することはほと
んどない。
【0039】最後に、図11のようにトナー容器1全体
をホッパー17から取り外してトナー補給作業はすべて
終了する。
【0040】以上説明したように本実施例によると、シ
ール部材5の自由部5bを容易に、かつ、シール部材5
の密封部5aに不要な力を与えることなく、シール収容
室13中に収容しつつ、組立作業を行うことができるの
で、組立時間の短縮によるコスト削減、自由部5bのは
み出しや密封部5aの剥れの減少による不良率の低下等
が図れる。本実施例では従来例に対し容器本体2と一体
にシール収容室13を形成するという簡単な変更を施す
のみで追加部品や大幅な設計変更等がないため、本発明
を実施したことによるコストアップはトナー容器1の全
体コストに比してほとんど無視できる程度である。
【0041】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。
【0042】図16にて本発明の他の実施例を説明す
る。なお、同図には比較のために前実施例の蓋部材3を
図示している。この実施例は前実施例における蓋部材3
を図中に示すスライド部材3′に置き換えたものであ
る。前実施例においてはトナー容器1の開口部6をほぼ
全開、全閉できるスライド式の蓋部材3が用いられてい
たが、本実施例においてはトナーTがシール部材5によ
り封止されていることに基づき、スライド部材3′は、
必ずしも蓋部材3のように開口部6の全面を覆う必要は
なく、シール部材5をある程度保持しガイドでき、か
つ、自由部5bの先端を接着できるものであればよい。
【0043】図16で、スライド部材3′は金属棒の曲
げ加工により成形されており、図中の蓋部材3と同じ向
きに容器本体2に取り付けることができる。
【0044】同図中、突起16′は前実施例の図7の係
合凹部23と係合可能に曲げ起こされ、係合突起16と
同じ機能を持つ。蓋部材3のシール保持部18はシール
収容室13に折りたたんで収容された自由部5bの落下
を防止していたが、これはスライド部材3′のシール保
持部18′が同機能を持つ。同様に先端縁16aと端部
16a′はともにトナー補給終了後、開口部6を閉じる
ときにそれぞれ蓋部材3とスライド部材3′とによって
シール部材5を再び押し入れる作用をする。また、スリ
ット15に対応して開口15′があり、同様にシール部
材5の自由部5bをくぐらせることができる。スライド
部材3′にシール部材5を取外し可能に接着するには熱
溶着は使用できないが、粘着テープ等の手段を用いれば
よい。
【0045】以上説明したように、スライド部材3′に
はトナーTを封止する機能はないが、前述のホッパー1
7のスライド蓋20が全開した時点でシール部材5が引
き剥し可能となるべくシール部材5の自由部5bの先端
を露出せしめる(容器本体2の下方から引き出す)機能
と、トナー補給が終了した時点でシール部材5をほぼ開
口部6を覆う位置に保持する機能を持つので本発明の効
果は保たれる。
【0046】一方、この実施例のスライド部材3′の効
果としては、針金を曲げるだけで作製することができる
ので、コストを低く抑えることができ、さらに針金に代
えて強度のある樹脂を使用すれば、これに近い形状で樹
脂製にしてもよく、その場合は材料の使用量が減りコス
トダウンになる、等が上げられる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像剤補
給容器(トナー容器)によると、シール部材の自由部を
折りたたんで収容するための専用のシール収容室を設け
ることにより、組立作業を大幅に短縮することができる
うえ、シール部材の自由部が密封部を押圧して接着部分
が剥離し、これによって現像剤が飛散する等不具合をな
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー容器の斜視説明図。
【図2】トナー容器の底面図。
【図3】トナー容器の縦断面図。
【図4】トナー容器の組立説明図。
【図5】トナー容器の組立説明図。
【図6】トナー容器の組立説明図。
【図7】トナー容器をホッパに取り付けた状態を示す縦
断面図。
【図8】スライド蓋、蓋部材を引き出したようすを示す
縦断面図。
【図9】シール部材を剥離したようすを示す縦断面図。
【図10】スライド蓋、蓋部材を押し戻すようすを示す
縦断面図。
【図11】トナー容器を取外すようすを示す縦断面図。
【図12】従来のトナー容器の斜視説明図。
【図13】(a) ,(b) ,(c) ,(d) は従来の蓋部材の動
作説明図。
【図14】従来のトナー容器の組立説明図。
【図15】従来のトナー容器の組立説明図。
【図16】蓋部材の他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 現像剤補給容器(トナー容器) 2 容器本体 3 蓋部材 5 シール部材 5a 密封部 5b 自由部 6 開口部 13 シール収容室 15 スリット 16a 先端縁 T 現像剤(トナー)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容した容器本体の下部の開口
    部を可撓性のシール部材によって剥離可能に密封し、該
    シール部材の密封部を開閉自在の蓋部材で下方から覆っ
    てなる現像剤補給容器において、 前記蓋部材にスリットを形成し、また前記シール部材の
    密封部を奥側に該密封部よりも長く延長して自由部を形
    成し、該自由部の先端を前記蓋部材の先端縁を経由して
    該蓋部材の下面側に折り返し、さらに前記スリットに挿
    通させて上面側に剥離可能に固着するとともに、前記自
    由部の中間部を収容するシール収容室を、前記容器本体
    における前記開口部の奥側に隣接して設けてなる、 ことを特徴とする現像剤補給容器。
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