JP3165915B2 - 空調装置 - Google Patents
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- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F13/00—Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
- F24F13/02—Ducting arrangements
- F24F13/04—Air-mixing units
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00007—Combined heating, ventilating, or cooling devices
- B60H1/00021—Air flow details of HVAC devices
- B60H1/00064—Air flow details of HVAC devices for sending air streams of different temperatures into the passenger compartment
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
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- B60H1/00021—Air flow details of HVAC devices
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- B60H2001/00164—Temperature regulation with more than one by-pass
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
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- B60H2001/00192—Distribution of conditionned air to left and right part of passenger compartment
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１の上位概
念に示す種類の車両用空調装置に関する。
念に示す種類の車両用空調装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】前部空間及び後部空間の温度を個々に調
節可能なこの種の公知の空調装置では（欧州特許出願公
告第０３９７９９７号明細書）では、熱交換器が蒸発器
に対して直角に向けられているので、蒸発器出口面に続
く冷気空間は、熱交換器の下にも延び、暖気空間は熱交
換器の上にあり、この暖気空間はそれぞれ揺動可能な空
気ダンパを備えかつそれぞれ空気混合空間へ通じる２つ
の出口を持っている。客室の前部空間用空気混合空間
は、蒸発器に面する熱交換器の端面により区画される冷
気空間部分からすぐ続き、暖気空間の空気混合ダンパと
して計画される第１の空気ダンパにより、冷気空間及び
暖気空間に対して交互に開閉可能であり、暖気空間がま
すます開かれると共に、冷気空間がますます閉じられる
か、又はその逆にされる。蒸発器とは反対の側にある熱
交換器の端面に形成される客室の前部空間用の第２の空
気混合空間も、同様に空気混合ダンパとして構成される
第２の空気ダンパにより、暖気空間及び冷気空間に対し
交互に同じように開閉可能である。蒸発器に面する熱交
換器の端面には、揺動可能な冷気ダンパが設けられて、
熱交換器の空気入口面により区画される冷気空間部分
を、蒸発器により区画される残りの冷気空間に対して区
画する。これらの冷気ダンパを一部開くことにより、一
方では後部空間用空気混合空間へ供給され他方では前部
空間用空気混合空間へ供給される冷気流の割合を決定
し、後部空間用空気混合空間へ供給される冷気割合のう
ち、空気混合ダンパの位置に応じて多く又は少ない部分
が、熱交換気を通って導かれ、暖気空間において暖気と
して利用可能である。冷気ダンパは、リンク機構を介し
て、同様に互いに連結される両方の空気混合ダンパに結
合されているので、ダンパの操作の際固定的に規定され
る関係比が生じる。
節可能なこの種の公知の空調装置では（欧州特許出願公
告第０３９７９９７号明細書）では、熱交換器が蒸発器
に対して直角に向けられているので、蒸発器出口面に続
く冷気空間は、熱交換器の下にも延び、暖気空間は熱交
換器の上にあり、この暖気空間はそれぞれ揺動可能な空
気ダンパを備えかつそれぞれ空気混合空間へ通じる２つ
の出口を持っている。客室の前部空間用空気混合空間
は、蒸発器に面する熱交換器の端面により区画される冷
気空間部分からすぐ続き、暖気空間の空気混合ダンパと
して計画される第１の空気ダンパにより、冷気空間及び
暖気空間に対して交互に開閉可能であり、暖気空間がま
すます開かれると共に、冷気空間がますます閉じられる
か、又はその逆にされる。蒸発器とは反対の側にある熱
交換器の端面に形成される客室の前部空間用の第２の空
気混合空間も、同様に空気混合ダンパとして構成される
第２の空気ダンパにより、暖気空間及び冷気空間に対し
交互に同じように開閉可能である。蒸発器に面する熱交
換器の端面には、揺動可能な冷気ダンパが設けられて、
熱交換器の空気入口面により区画される冷気空間部分
を、蒸発器により区画される残りの冷気空間に対して区
画する。これらの冷気ダンパを一部開くことにより、一
方では後部空間用空気混合空間へ供給され他方では前部
空間用空気混合空間へ供給される冷気流の割合を決定
し、後部空間用空気混合空間へ供給される冷気割合のう
ち、空気混合ダンパの位置に応じて多く又は少ない部分
が、熱交換気を通って導かれ、暖気空間において暖気と
して利用可能である。冷気ダンパは、リンク機構を介し
て、同様に互いに連結される両方の空気混合ダンパに結
合されているので、ダンパの操作の際固定的に規定され
る関係比が生じる。
【０００３】この構想の空調装置では、客室の後部空間
の温度は、前部空間の温度設定とは限られた範囲でしか
無関係に調節されない。なぜならば、後部空間における
温度設定の影響は、前部空間における温度調整のために
操作される冷気ダンパの現在の位置によって行われるか
らである。例えば前部空間を最高に加熱し、そのため冷
気ダンパが完全に開かれ、前部空間用空気混合空間にあ
る空気混合ダンパが冷気空間を完全に閉じかつ暖気空間
を完全に開き、後部空間用空気混合空間にある空気混合
ダンパが暖気空間を完全に閉じ、従って冷気空間を最大
に開くと、後部空間には冷気のみが到来する。これに反
し前部空間が調整されると、後部空間には冷気ダンパの
位置に応じて種々の冷気流が到来し、後部空間の温度を
常に再調整せねばならない。更にに後部空間用冷気流
が、永続的に流れを通される熱交換器の所で次第に過熱
されるので、後部空間への冷気供給が妨げられる。
の温度は、前部空間の温度設定とは限られた範囲でしか
無関係に調節されない。なぜならば、後部空間における
温度設定の影響は、前部空間における温度調整のために
操作される冷気ダンパの現在の位置によって行われるか
らである。例えば前部空間を最高に加熱し、そのため冷
気ダンパが完全に開かれ、前部空間用空気混合空間にあ
る空気混合ダンパが冷気空間を完全に閉じかつ暖気空間
を完全に開き、後部空間用空気混合空間にある空気混合
ダンパが暖気空間を完全に閉じ、従って冷気空間を最大
に開くと、後部空間には冷気のみが到来する。これに反
し前部空間が調整されると、後部空間には冷気ダンパの
位置に応じて種々の冷気流が到来し、後部空間の温度を
常に再調整せねばならない。更にに後部空間用冷気流
が、永続的に流れを通される熱交換器の所で次第に過熱
されるので、後部空間への冷気供給が妨げられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎となって
いる課題は、客室の前部空間及び後部空間における個別
温度設定が相互の影響及び反作用なしにそれぞれ右及び
左の座席区域のために可能であるような、最初にあげた
種類の空調装置を提供することである。
いる課題は、客室の前部空間及び後部空間における個別
温度設定が相互の影響及び反作用なしにそれぞれ右及び
左の座席区域のために可能であるような、最初にあげた
種類の空調装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の上位概念に示
す種類の空調装置において、この課題は本発明によれば
請求項１の特徴によって解決される。
す種類の空調装置において、この課題は本発明によれば
請求項１の特徴によって解決される。
【０００６】本発明による空調装置は、前部空間及び後
部空間の各座席区域に対応する別々の空気混合空間によ
って、また二重作用する空気混合ダンパをやめて各空気
混合空間に対応する暖気ダンパ及び冷気ダンパのダンパ
対によって、４つの座席区域における完全に無関係で非
常に敏感な温度調整が、相互の反作用なしに可能であ
る、という利点を持っている。同時に熱交換器の出力も
最適に利用される。
部空間の各座席区域に対応する別々の空気混合空間によ
って、また二重作用する空気混合ダンパをやめて各空気
混合空間に対応する暖気ダンパ及び冷気ダンパのダンパ
対によって、４つの座席区域における完全に無関係で非
常に敏感な温度調整が、相互の反作用なしに可能であ
る、という利点を持っている。同時に熱交換器の出力も
最適に利用される。
【０００７】目的にかなった構成を持つ本発明による空
調装置の有利な実施形態及び本発明の発展は、他の請求
項からわかる。
調装置の有利な実施形態及び本発明の発展は、他の請求
項からわかる。
【０００８】本発明の有利な実施形態によれば、空気混
合空間に付属する空気ダンパが互いに強制的に連結され
て、一方の空気ダンパが、それに対応する空気混合空間
の入口を完全に覆う時、他方の空気ダンパがそれに付属
する空気混合空間にの入口を最大に開けるか、又はその
逆にする。それにより各座席区域に対してただ１つの温
度設定器しか必要でない。
合空間に付属する空気ダンパが互いに強制的に連結され
て、一方の空気ダンパが、それに対応する空気混合空間
の入口を完全に覆う時、他方の空気ダンパがそれに付属
する空気混合空間にの入口を最大に開けるか、又はその
逆にする。それにより各座席区域に対してただ１つの温
度設定器しか必要でない。
【０００９】本発明の好ましい実施形態によれば蒸発器
及び熱交換器が、その互いにはぼ平行に向く空気通過面
により、冷気空間を互いに対向する側で区画し、冷気ダ
ンパにより制御可能な４つの空気混合空間の冷気入口が
対をなして熱交換器の上及び下に設けられ、これらの入
口がなるべく熱交換器の空気通過面に対して平行に又は
鋭角をなして延びる面にある。この配置により空調装置
のこじんまりした構造が得られ、同時に永続的な冷気流
が熱交換器に沿って流れかつそれにより加熱されるのを
防止される。
及び熱交換器が、その互いにはぼ平行に向く空気通過面
により、冷気空間を互いに対向する側で区画し、冷気ダ
ンパにより制御可能な４つの空気混合空間の冷気入口が
対をなして熱交換器の上及び下に設けられ、これらの入
口がなるべく熱交換器の空気通過面に対して平行に又は
鋭角をなして延びる面にある。この配置により空調装置
のこじんまりした構造が得られ、同時に永続的な冷気流
が熱交換器に沿って流れかつそれにより加熱されるのを
防止される。
【００１０】本発明の有利な実施形態によれば、客室の
前部空間用の両方の空気混合空間から足元空間にある左
又は右の出口開口へ通じる空気通路及び客室の前で中心
面内で左又は右の出口開口へ通じる空気通路がそれぞれ
分岐し、冷気空間から中心面において、前へ通じる両方
の空気通路へ、遮断ダンパで制御可能な冷気通路がそれ
ぞれ通じている。この構造手段により、更に客室の前部
空間の左及び右の中心面における温度を、前部空間の足
元空間の温度に比べて適当に低下させることができ、こ
れが乗客により心地よいものとして感じられ、空調の快
適さの改善に寄与する。
前部空間用の両方の空気混合空間から足元空間にある左
又は右の出口開口へ通じる空気通路及び客室の前で中心
面内で左又は右の出口開口へ通じる空気通路がそれぞれ
分岐し、冷気空間から中心面において、前へ通じる両方
の空気通路へ、遮断ダンパで制御可能な冷気通路がそれ
ぞれ通じている。この構造手段により、更に客室の前部
空間の左及び右の中心面における温度を、前部空間の足
元空間の温度に比べて適当に低下させることができ、こ
れが乗客により心地よいものとして感じられ、空調の快
適さの改善に寄与する。
【００１１】本発明の特徴によれば、客室の後部空間用
の両方の空気混合空間から、中心面において後へ左又は
右の出口開口へ通じる空気通路、及び足元空間にある左
及び右の出口開口へ後へ通じる空気通路が分岐し、冷気
空間から中心面を後方へ通じる両方の空気通路のうち、
遮断ダンパにより制御可能な冷気通路がそれぞれ通じて
いる。この構造手段により、客室の後部空間において
も、左及び右の中心面の温度を足元空間の温度に比べて
低下させることができ、これが後部座席の利用者にとっ
て空調の快適さの改善となる。
の両方の空気混合空間から、中心面において後へ左又は
右の出口開口へ通じる空気通路、及び足元空間にある左
及び右の出口開口へ後へ通じる空気通路が分岐し、冷気
空間から中心面を後方へ通じる両方の空気通路のうち、
遮断ダンパにより制御可能な冷気通路がそれぞれ通じて
いる。この構造手段により、客室の後部空間において
も、左及び右の中心面の温度を足元空間の温度に比べて
低下させることができ、これが後部座席の利用者にとっ
て空調の快適さの改善となる。
【００１２】本発明の別の実施形態によれば、後部座席
用空気混合空間に付属する空気ダンパは、前部空間用空
気混合空間に付属する空気ダンパに連結されている。そ
れにより後部空間における独自な温度調整が特定の範囲
に限定されるが、後部空間の両方の座席区域用の別個の
設定部材が節約される。
用空気混合空間に付属する空気ダンパは、前部空間用空
気混合空間に付属する空気ダンパに連結されている。そ
れにより後部空間における独自な温度調整が特定の範囲
に限定されるが、後部空間の両方の座席区域用の別個の
設定部材が節約される。
【００１３】図面に示されている実施例に基いて本発明
を以下に説明する。
を以下に説明する。
【００１４】自動車特に乗用車の客室用の空調装置は、
図１に断面で示す空調箱１１を持ち、この空調箱１１の
入口側に送風機１２が接続され、出口側に客室に分布し
て設けられる空気出口開口を接続するための多数の空気
出口接続管片が設けられている。客室の空調のためのこ
の客室は、前部空間に客室中心の左及び右の２つの座席
区域と後部空間に客室中心の左及び右の２つの座席区域
とを持つ４つの座席区域に区分されている。空調装置に
接続されかつノズルとして構成される空気出口開口は、
客室の４つの区域に分布され、空調箱の異なる空気出口
接続管片に接続されている。図１に見えるすべての空気
出口接続管片１３〜１７は２倍存在し、しかも左及び右
の車両半分に対して１倍ずつ存在する。その際空気出口
接続管片１３は客室の前窓ガラスの下左の除霜ノズルの
接続に用いられ、空気出口接続管片１４は客室の前部空
間の中心面の左の空気出口ノズルの接続に用いられ、空
気出口接続条片１５は客室の前部空間の足元空間の左の
空気出口ノズルの接続に用いられ、空気出口接続管片１
６は客室の後部空間の中心面の左の空気出口ノズルの接
続に用いられ、空気出口接続管片１７は客室の後部空間
の足元空間の左の空気出口ノズルの接続に用いられる。
図２及び３に部分的に見える空気出口接続管片は、車両
右半分にある同じ空気出口ノズル用であり、ダツシユを
付けられている。例えば空気出口接続管片１４′（図
３）は客室の前部空間の中心面の右の空気出口ノズルへ
通じ、空気出口接続管片１６′（図２）は、後部空間の
中心面の右の空気出口ノズルへ通じている。各空気出口
接続管片１３〜１７及び１３′〜１７′には揺動可能に
設けられる手動操作可能な遮断ダンパが設けられ、個々
の空気出口ノズルからそれぞれ流出する空気量の調整に
用いられる。
図１に断面で示す空調箱１１を持ち、この空調箱１１の
入口側に送風機１２が接続され、出口側に客室に分布し
て設けられる空気出口開口を接続するための多数の空気
出口接続管片が設けられている。客室の空調のためのこ
の客室は、前部空間に客室中心の左及び右の２つの座席
区域と後部空間に客室中心の左及び右の２つの座席区域
とを持つ４つの座席区域に区分されている。空調装置に
接続されかつノズルとして構成される空気出口開口は、
客室の４つの区域に分布され、空調箱の異なる空気出口
接続管片に接続されている。図１に見えるすべての空気
出口接続管片１３〜１７は２倍存在し、しかも左及び右
の車両半分に対して１倍ずつ存在する。その際空気出口
接続管片１３は客室の前窓ガラスの下左の除霜ノズルの
接続に用いられ、空気出口接続管片１４は客室の前部空
間の中心面の左の空気出口ノズルの接続に用いられ、空
気出口接続条片１５は客室の前部空間の足元空間の左の
空気出口ノズルの接続に用いられ、空気出口接続管片１
６は客室の後部空間の中心面の左の空気出口ノズルの接
続に用いられ、空気出口接続管片１７は客室の後部空間
の足元空間の左の空気出口ノズルの接続に用いられる。
図２及び３に部分的に見える空気出口接続管片は、車両
右半分にある同じ空気出口ノズル用であり、ダツシユを
付けられている。例えば空気出口接続管片１４′（図
３）は客室の前部空間の中心面の右の空気出口ノズルへ
通じ、空気出口接続管片１６′（図２）は、後部空間の
中心面の右の空気出口ノズルへ通じている。各空気出口
接続管片１３〜１７及び１３′〜１７′には揺動可能に
設けられる手動操作可能な遮断ダンパが設けられ、個々
の空気出口ノズルからそれぞれ流出する空気量の調整に
用いられる。
【００１５】空調箱１１内には、空気の流れ方向に見て
前後に蒸発器１９及び熱交換器２０が設けられて、その
空気通過面が互いに平行に向き、その間に冷気空間２１
を区画している。冷気空間２１の底には、沈降する凝縮
水の流出する水排出口２２が設けられている。冷気空間
２１とは反対の側にある熱交換器２０の後ろ側には暖気
空間２３が形成され、上方及び下方へそれぞれ１対の空
気混合空間２４，２４′及び２５，２５′が続いてい
る。各空気混合空間２４，２４′，２５，２５′は座席
区域に対応し、個々に空調される空気をそれに供給する
のに用いられる。このため空気出口接続管片１４及び１
５が空気混合空間２４から分岐し、空気出口接続管片１
４′及び１５′が空気混合空間２４′から分岐し、空気
出口接続管片１６及び１７が空気混合空間２５から分岐
し、空気出口接続管片１６′及び１７′が空気混合空間
２５′から分岐している。それぞれ１対に属する空気混
合空間２４，２４′又は２５，２５′はそれぞれ同じに
構成されているので、以下には空気混合空間２４，２５
の構成及び装備品のみが説明されるが、この説明はダツ
シユをつけた同じ符号を部材につけられている空気混合
空間２４′，２５′にも同じように当てはまる。
前後に蒸発器１９及び熱交換器２０が設けられて、その
空気通過面が互いに平行に向き、その間に冷気空間２１
を区画している。冷気空間２１の底には、沈降する凝縮
水の流出する水排出口２２が設けられている。冷気空間
２１とは反対の側にある熱交換器２０の後ろ側には暖気
空間２３が形成され、上方及び下方へそれぞれ１対の空
気混合空間２４，２４′及び２５，２５′が続いてい
る。各空気混合空間２４，２４′，２５，２５′は座席
区域に対応し、個々に空調される空気をそれに供給する
のに用いられる。このため空気出口接続管片１４及び１
５が空気混合空間２４から分岐し、空気出口接続管片１
４′及び１５′が空気混合空間２４′から分岐し、空気
出口接続管片１６及び１７が空気混合空間２５から分岐
し、空気出口接続管片１６′及び１７′が空気混合空間
２５′から分岐している。それぞれ１対に属する空気混
合空間２４，２４′又は２５，２５′はそれぞれ同じに
構成されているので、以下には空気混合空間２４，２５
の構成及び装備品のみが説明されるが、この説明はダツ
シユをつけた同じ符号を部材につけられている空気混合
空間２４′，２５′にも同じように当てはまる。
【００１６】各空気混合空間空気混合空間２４，２５は
入口２４１，２５１を暖気空間２３に接続されている。
各入口２４１又は２５１は暖気ダンパ２６又は２７を備
えており、このダンパにより暖気空間２３から混合気空
間２４又は２５へ入る０〜１００％の暖気量が設定可能
である。実施例では暖気ダンパ２６，２７は、横に並ん
で設けられる個々の揺動可能な多数の薄片２８から成る
いわゆるよろい戸式蓋として構成されている。空気混合
空間２４は熱交換器２０より上で冷気空間２１の所まで
導かれ、後部空間用空気混合空間２５は熱交換器２０よ
り下で冷気空間２１に接続されている。冷気空間２１に
隣接する空気混合空間２４，２５の冷気入口２４１及び
２５２はそれぞれ冷気ダンパ３０及び３１を備えてお
り、これらのダンパは、２つの極端位置の間のあらゆる
中間位置で、冷気入口２４２及び２５２を一部ないし完
全に遮断し又は開くことができる。実施例では、冷気ダ
ンパ３０，３１は、暖気ダンパ２６，２７と同様に、横
に並んで設けられる個々の揺動可能な多数の薄片２９か
ら成るよろい戸式蓋として構成されている。暖気入口２
４１，２５１の面は熱交換器２０の空気通過面に対して
鋭角をなして傾斜し、暖気ダンパ２６，２７はいわば二
等辺三角形の両辺を形成しているが、冷気入口２４２，
２５２の面は熱交換器２０の空気通過面に対して平行に
向いている。その代わりに、冷気入口２４２，２５２の
面を熱交換器２０の空気通過面に対して鈍角をなすよう
に向けることも可能である。各空気混合空間２４又は２
５に付属する空気ダンパ（暖気ダンパ２６と冷気ダンパ
３０又は暖気ダンパ２７と冷気ダンパ３１）は互いに強
制的に連結されて、一方の空気ダンパが空気混合空間２
４又は２５の対応する入口を完全に覆う時、他方の空気
ダンパが空気混合空間２４又は２５の対応する入口を最
大に開けるか、又はその逆にする。暖気ダンパ２６と冷
気ダンパ３０との強制連結、及び暖気ダンパ２７と冷気
ダンパ３１との強制連結は、図面ではそれぞれ鎖線で示
す制御輪３２又は３３により記号化されており、この制
御輪は操作駆動装置３４又は３５により操作される。操
作駆動装置３４，３５は、ここには示していない制御装
置により、客室の前部空間及び後部空間の座席区域のた
めに規定される温度設定に応じて制御される。
入口２４１，２５１を暖気空間２３に接続されている。
各入口２４１又は２５１は暖気ダンパ２６又は２７を備
えており、このダンパにより暖気空間２３から混合気空
間２４又は２５へ入る０〜１００％の暖気量が設定可能
である。実施例では暖気ダンパ２６，２７は、横に並ん
で設けられる個々の揺動可能な多数の薄片２８から成る
いわゆるよろい戸式蓋として構成されている。空気混合
空間２４は熱交換器２０より上で冷気空間２１の所まで
導かれ、後部空間用空気混合空間２５は熱交換器２０よ
り下で冷気空間２１に接続されている。冷気空間２１に
隣接する空気混合空間２４，２５の冷気入口２４１及び
２５２はそれぞれ冷気ダンパ３０及び３１を備えてお
り、これらのダンパは、２つの極端位置の間のあらゆる
中間位置で、冷気入口２４２及び２５２を一部ないし完
全に遮断し又は開くことができる。実施例では、冷気ダ
ンパ３０，３１は、暖気ダンパ２６，２７と同様に、横
に並んで設けられる個々の揺動可能な多数の薄片２９か
ら成るよろい戸式蓋として構成されている。暖気入口２
４１，２５１の面は熱交換器２０の空気通過面に対して
鋭角をなして傾斜し、暖気ダンパ２６，２７はいわば二
等辺三角形の両辺を形成しているが、冷気入口２４２，
２５２の面は熱交換器２０の空気通過面に対して平行に
向いている。その代わりに、冷気入口２４２，２５２の
面を熱交換器２０の空気通過面に対して鈍角をなすよう
に向けることも可能である。各空気混合空間２４又は２
５に付属する空気ダンパ（暖気ダンパ２６と冷気ダンパ
３０又は暖気ダンパ２７と冷気ダンパ３１）は互いに強
制的に連結されて、一方の空気ダンパが空気混合空間２
４又は２５の対応する入口を完全に覆う時、他方の空気
ダンパが空気混合空間２４又は２５の対応する入口を最
大に開けるか、又はその逆にする。暖気ダンパ２６と冷
気ダンパ３０との強制連結、及び暖気ダンパ２７と冷気
ダンパ３１との強制連結は、図面ではそれぞれ鎖線で示
す制御輪３２又は３３により記号化されており、この制
御輪は操作駆動装置３４又は３５により操作される。操
作駆動装置３４，３５は、ここには示していない制御装
置により、客室の前部空間及び後部空間の座席区域のた
めに規定される温度設定に応じて制御される。
【００１７】冷気空間２１から更に遮断ダンパ３７を備
えた冷気通路３６が分岐して、客室の前部空間の左中心
面用の空気出口接続管片１４へ通じている。遮断ダンパ
３７を多く又は少なく開くことにより、空気混合空間２
４から前部空間の左の座席区域へ流入する空調された空
気を中心面で、足元空間に比べて多少低下させることが
でき、それによりこの座席区域における前部乗客の空調
快適さが改善される。同じように遮断ダンパ３９を持つ
冷気通路３８が、空気混合気空間２５用の冷気入口２５
２の下を通り過ぎている。この冷気通路３８は、客室の
後部空間の左の中心面用の空気出口接続管片１６へ通じ
ており、同様に空気混合空間２５から空気出口接続管片
１７を経て後部空間の左の足元空間へ流入する空気に対
して、後部空間の左中心面の温度の低下を可能にする。
同じ冷気通路３６′及び３８′が、同じように前部空間
及び後部空間における右座席区域用に設けられている。
えた冷気通路３６が分岐して、客室の前部空間の左中心
面用の空気出口接続管片１４へ通じている。遮断ダンパ
３７を多く又は少なく開くことにより、空気混合空間２
４から前部空間の左の座席区域へ流入する空調された空
気を中心面で、足元空間に比べて多少低下させることが
でき、それによりこの座席区域における前部乗客の空調
快適さが改善される。同じように遮断ダンパ３９を持つ
冷気通路３８が、空気混合気空間２５用の冷気入口２５
２の下を通り過ぎている。この冷気通路３８は、客室の
後部空間の左の中心面用の空気出口接続管片１６へ通じ
ており、同様に空気混合空間２５から空気出口接続管片
１７を経て後部空間の左の足元空間へ流入する空気に対
して、後部空間の左中心面の温度の低下を可能にする。
同じ冷気通路３６′及び３８′が、同じように前部空間
及び後部空間における右座席区域用に設けられている。
【００１８】更に空気混合空間２４，２５の空気ダンパ
２６，２７，３０，３１及び空気混合空間２４，２５′
の空気ダンパ２６′，２７′，３０′，３１′をそれぞ
れ互いに強制連結することができるので、それぞれ１つ
の操作駆動装置を節約することができる。
２６，２７，３０，３１及び空気混合空間２４，２５′
の空気ダンパ２６′，２７′，３０′，３１′をそれぞ
れ互いに強制連結することができるので、それぞれ１つ
の操作駆動装置を節約することができる。
【００１９】簡単化した構成では、後部空間の足元空間
用の別々の空気出口接続管片１７及び１７′がなくされ
るので、後部空間用空気混合空間２５及び２５′から、
後部空間の中心面用の空気のみが空気出口接続管片１６
及び１６′を経て取出される。
用の別々の空気出口接続管片１７及び１７′がなくされ
るので、後部空間用空気混合空間２５及び２５′から、
後部空間の中心面用の空気のみが空気出口接続管片１６
及び１６′を経て取出される。
【図１】乗用車の客室用空調装置の送風機を付加された
空調装置の縦断面図である。
空調装置の縦断面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図である。
１１ 空調箱 １９ 蒸発器 ２０ 熱交換器 ２１ 冷気空間 ２３ 暖気空間 ２４，２４′，２５，２５′ 空気混合空間 ２６，２６′，２７，２７′ 暖気ダンパ ３０，３０′，３１，３１′ 暖気ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−115460（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−138735（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−58143（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−136813（ＪＰ，Ｕ) 米国特許5042566（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60H 1/00 102
Claims (8)
- 【請求項１】 それぞれ右及び左の座席区域を持つ前部
空間及び後部空間を有する車両の客室用の空調装置であ
って、空調箱を有し、この空調箱内に蒸発器及び熱交換
器が設けられ、蒸発器と熱交換器との間にある冷気空
間、熱交換器の後に設けられる暖気空間、及び暖気空間
に制御可能に接続されて前部空間及び後部空間に空調さ
れた空気を供給する空気混合空間が構成され、前部空間
及び後部空間の各座席区域に固有の空気混合空間（２
４，２４′，２５，２５′）が付属し、この空気混合空
間から空気通路（１４，１４′，１５，１５′，１６，
１６′，１７，１７′）が対応する座席区域にある出口
開口へ通じ、冷気空間（２１）及び暖気空間（２３）へ
４つの空気混合空間（２４，２４′，２５，２５′）を
制御可能に接続するために、各空気混合空間（２４，２
４′，２５，２５′）に暖気ダンパ（２６，２６′，２
７，２７′）及び冷気ダンパ（３０，３１，３０′，３
１′）が設けられているものにおいて、客室の後部空間
用の両方の空気混合空間（２５，２５′）から、中心面
において後へ左又は右の出口開口へ通じる空気通路（１
６，１６′）及び足元空間において後へ左又は右の出口
開口へ通じる空気通路（１７，１７′）がそれぞれ分岐
し、冷気空間（２１）から中心面において後へ通じる両
方の空気通路（１６，１６′）へ、遮断ダンパ（３９）
により制御可能な冷気通路（３８）がそれぞれ通じてい
ることを特徴とする、空調装置。 - 【請求項２】 空気混合空間（２４又は２５）に付属す
る空気ダンパ即ち冷気ダンパ及び暖気ダンパがそれぞれ
互いに強制的に連結されて、一方の空気ダンパ（２７，
３１又は２６，３０）が、それに対応する空気混合空間
（２４又は２５）の入口を完全に覆う時、他方の空気ダ
ンパ（２６，３０又は２７，３１）がそれに付属する空
気混合空間（２４又は２５）にの入口を最大に開ける
か、又はその逆にすることを特徴とする、請求項１に記
載の空調装置。 - 【請求項３】 蒸発器（１９）及び熱交換器（２０）
が、その互いにほぼ平行に向く空気通過面により、冷気
空間（２１）を互いに対向する側で区画し、冷気ダンパ
（３０，３０′，３１，３１′）により制御可能な４つ
の空気混合空間（２４，２４′，２５，２５′）の冷気
入口のうちそれぞれ２つが、熱交換器（２０）の上及び
下に設けられていることを特徴とする、請求項１又は２
に記載の空調装置。 - 【請求項４】 冷気ダンパ（３０，３０′，３１，３
１′）により制御可能な４つの空気混合空間（２４，２
４′，２５，２５′）の冷気入口（２４２，２５２）の
うち横に並ぶそれぞれ２つが、熱交換器（２０）の空気
通過面に対して平行に又は鈍角をなして延びる面にある
ことを特徴とする、請求項３に記載の空調装置。 - 【請求項５】 暖気ダンパ（２６，２６′，２７，２
７′）により制御可能な４つの空気混合空間（２４，２
５）の暖気入口（２４１，２５１）のうち横に並ぶそれ
ぞれ２つが、熱交換器（２０）の出口側空気通過面と鋭
角をなす面にあることを特徴とする、請求項１〜４の１
つに記載の空調装置。 - 【請求項６】 暖気ダンパ（２６，２６′，２７，２
７′，３０，３０′，３１，３１′）がよろい戸式蓋と
して構成されていることを特徴とする、請求項１〜５の
１つに記載の空調装置。 - 【請求項７】 客室の前部空間用の両方の空気混合空間
（２４，２４′）から、足元空間にある左又は右の出口
開口へ通じる空気通路（１４，１４′）及び客室の前で
中心面内で左又は右の出口開口へ通じる空気通路（１
５）がそれぞれ分岐し、冷気空間（２１）から、中心面
において前へ通じる両方の空気通路（１４，１４′）
へ、遮断ダンパ（３７，３７′）で制御可能な冷気通路
（３６，３６′）がそれぞれ通じていることを特徴とす
る、請求項１〜６の１つに記載の空調装置。 - 【請求項８】 後部空間用空気混合空間（２５，２
５′）に付属する空気ダンパ即ち暖気ダンパ（２７，２
７′）及び冷気ダンパ（３１，３１′）が、前部空間用
空気混合空間（２４，２４′）に付属する空気ダンパ即
ち暖気ダンパ（２６，２６′）及び冷気ダンパ（３０，
３０′）に連結されていることを特徴とする、請求項１
〜７の１つに記載の空調装置。
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| DE19935549A1 (de) * | 1999-04-30 | 2000-11-02 | Mannesmann Vdo Ag | Lüfterklappe |
| DE19922324C1 (de) * | 1999-05-14 | 2000-10-19 | Daimler Chrysler Ag | Heizungs- oder Klimaanlage für eine Fahrgastzelle eines Fahrzeugs |
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