JP3162108U - 集合住宅における住戸のバルコニー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルコニーにおける広いスペースの確保および床面積への不算入を維持しながら、居住者のプライバシーを確保することができる集合住宅における住戸のバルコニー構造を提供する。【解決手段】複数の住戸1が積層された集合住宅における住戸1のバルコニー構造であって、複数の住戸1の各々の区画内に設けられ、所定長さ以上の奥行き寸法を有する吹抜け8と、各住戸1に設けられ、奥行き方向に沿う左右一方の縁部7aを介して住戸1内のリビングダイニング5に隣接するとともに、間口方向に沿う内側縁部7bを介して吹抜け8に隣接し、内側縁部7bの反対側に位置する外側縁部7cが住戸1の外部に臨み、所定長さ以内の奥行き寸法を有するバルコニー7と、を備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、マンションなどの集合住宅における住戸のバルコニー構造に関し、特に、奥行き寸法が大きく、広いスペースを有するバルコニー構造に関する。
一般的なマンションなどの集合住宅における住戸のバルコニーは、集合住宅の外部に面する居室(例えばリビング)の外壁から外方に突き出るように設けられており、その奥行き寸法が2m以内に設定されることが多い。これは、建築基準法およびその関連法令(以下、これらを併せて「建築関連法令」という)により、所定の開放性を有しかつ手摺から幅2mまでのバルコニーについては、床面積に不算入と規定されているため、建設地域に応じて規定される容積率(延べ床面積/敷地面積)に対してできる限り多くの住戸を有する集合住宅を建設するのに有利であるからである。また近年、バルコニーの積極的な利用の観点から、より広いスペースを有するバルコニーが求められており、上述した床面積への不算入を維持しながら、広いスペースを有するバルコニー構造として、特許文献1および2に開示されたものが知られている。
図11および図13は、特許文献1および2にそれぞれ開示されたバルコニー構造を各住戸に適用した集合住宅の平面図を模式的に示している。なお、以下の説明では、図11および図13に示すタイプのバルコニー構造をそれぞれ、「Aタイプ」および「Bタイプ」というものとする。
図11に示すAタイプのバルコニー構造では、各住戸31に、平面形状が正方形のバルコニー32Aが設けられている。このバルコニー32Aは、住戸31の外壁31aの一部(同図では右半部)から前方(同図の下方)に突き出ており、バルコニー32Aの側方でかつ外壁31aの前方には、上下階に貫通する吹抜け33が設けられている。また、バルコニー32Aの先端側および左右の縁部には、所定の高さ(例えば大人の腰の高さ)を有する手摺壁34が立設されている。そして、このバルコニー32Aでは、図12(a)に示すように、奥行き寸法および間口寸法がいずれも4mに設定されている。したがって、Aタイプのバルコニー構造では、先端側および左右両側がいずれも所定の開放性を有していて、先端側および左右の端部からバルコニー32Aの中心まで2mであるので、床面積にまったく含まれないバルコニー32Aを得ることができる。
一方、図13に示すBタイプのバルコニー構造では、各住戸31に、平面形状がT字状のバルコニー32Bが設けられている。このバルコニー32Bは、住戸31の外壁31aの全体から前方に突き出るとともに、平面形状が横長矩形の基礎バルコニー部32Baと、この基礎バルコニー部32Baの前端に連なり、前方にさらに突き出るとともに、平面形状が横長矩形でかつ基礎バルコニー部32Baよりも間口寸法の短い飛び出しバルコニー部32Bbとで構成されている。また、基礎バルコニー部32Baの前方でかつ飛び出しバルコニー部32Bbの側方には、Aタイプのバルコニー構造と同様の吹抜け33が設けられている。加えて、基礎バルコニー部32Baおよび飛び出しバルコニー部32Bbの外部に臨む縁部には、Aタイプのバルコニー構造と同様の手摺壁34が立設されている。そして、このバルコニー32Bでは、図14(a)に示すように、基礎バルコニー部32Baおよび飛び出しバルコニー部32Bbの奥行き寸法がいずれも2mに設定され、飛び出しバルコニー部32Bbの間口寸法が4mに設定されている。したがって、Bタイプのバルコニー構造では、バルコニー32Bの外側の周縁部から2mまでは床面積に不算入であり、その周縁部から2mを超えた箇所SB(斜線で示す部分)のみが、床面積に算入される。
実用新案登録第3116441号公報 特許第3342431号公報
上述したAタイプおよびBタイプのバルコニー構造では、4m四方の比較的広いスペースを有するとともに、床面積にほぼ不算入となるバルコニーを得ることが可能である。しかし、これらのバルコニー構造では、同一階の住戸31、31間、および上下階の斜めに位置する住戸31、31間において、居住者のプライバシーを確保できないおそれがある。
すなわち、両タイプのバルコニー構造では、バルコニー32Aおよび32Bがいずれも住戸31の外壁31aから前方に大きく突き出ており、バルコニー32Aおよび32Bの左右の縁部に立設した手摺壁34の上方が大きく開放されている。このため、居住者がバルコニー32A、32Bを使用すると、図15(a)および(b)に示すように、同一階の隣接する住戸31、31間や、比較的近くに位置する住戸31、31間において、他の居住者のバルコニー32A、32Bに視線Eが簡単に届いてしまう。また、バルコニー32Aおよび32Bの側部にはいずれも、吹抜け33が設けられているため、図15(c)に示すように、上下階の斜めに位置する住戸31、31間においても、他の居住者のバルコニー32A、32Bに視線Eが届いてしまう。このように、AタイプおよびBタイプのバルコニー構造では、他の居住者のバルコニー32A、32B内が意図せずに見えたり、居住者自身のバルコニー32A、32B内が他の居住者から覗かれたりすることがあり、居住者のプライバシーを確保することができない。
また、バルコニー32Aおよび32Bでは、少なくとも4m四方のスペースを確保することができるものの、スペースをより大きくしようとすると、床面積に算入すべき部分が発生したり、増加したりする。すなわち、Aタイプのバルコニー構造では、図12(b)に示すように、バルコニー32Aの間口寸法を、4mを超えるように設定すると、バルコニー32Aの先端部および左右端部から2mを超えた箇所SA(斜線で示す部分)を、床面積に算入しなければならない。一方、Bタイプのバルコニー構造では、図14(b)に示すように、バルコニー32Bの飛び出しバルコニー部32Bbの間口寸法を、4mを超えるように設定すると、床面積に算入される箇所SB’の面積が、同図(a)に示す箇所SBのそれよりも増加してしまう。
さらに、AタイプおよびBタイプのバルコニー構造ではいずれも、バルコニー32Aおよび32Bの先端側および左右両側の三方が外部に開放しているため、先端側のみ開放されている一般的なバルコニー構造に比べて、風雨の影響を受けやすい。加えて、バルコニー32Aおよび32Bが、一般的なバルコニーに比べて、前方に大きく突き出ているため、それらのバルコニー32A、32Bに連なるリビングなどでは、上階のバルコニー32A、32Bが庇となることにより、奥行き寸法が2m以内の一般的なバルコニーを備えた住戸のリビングに比べて、採光が低下してしまうという問題もある。
本考案は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、バルコニーにおける広いスペースの確保および床面積への不算入を維持しながら、居住者のプライバシーを確保することができる集合住宅における住戸のバルコニー構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る考案は、複数の住戸が積層された集合住宅における住戸のバルコニー構造であって、複数の住戸の各々の区画内に設けられ、所定長さ以上の奥行き寸法を有する吹抜けと、各住戸に設けられ、奥行き方向に沿う左右一方の縁部を介して住戸内の第1の居室に隣接するとともに、間口方向に沿う内側縁部を介して吹抜けに隣接し、内側縁部の反対側に位置する外側縁部が住戸の外部に臨み、所定長さ以内の奥行き寸法を有するバルコニーと、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、複数の住戸が積層された集合住宅において、各住戸には、その区画内に吹抜けが設けられ、この吹抜けおよび第1の居室に隣接するように、バルコニーが設けられている。具体的には、バルコニーは、奥行き方向に沿う左右一方の縁部を介して第1の居室に隣接しており、つまり第1の居室の左右一方の側方に隣接している。また、バルコニーは、間口方向に沿う内側縁部を介して吹抜けに隣接しており、つまり吹抜けの奥行き方向の外側に隣接している。加えて、バルコニーは、内側縁部の反対側に位置する外側縁部が住戸の外部に臨むように配置されている。
上記の吹抜けは、所定長さ以上の奥行き寸法を有しており、建築関連法令上、その奥行き寸法が、バルコニーの吹抜け側が所定の開放性を有すると認められるような値に設定されることにより、バルコニーの内側縁部から所定幅(例えば2m)までは床面積に不算入となる。また、バルコニーにおける吹抜けの反対側(外側縁部側)が、建築関連法令上、所定の開放性を有していることにより、バルコニーの外側縁部から所定幅(例えば2m)までも床面積に不算入となる。したがって、バルコニーの奥行き寸法を、上記所定幅の2倍以内に設定することにより、最大で所定幅の2倍の奥行き寸法を有する広いスペースを有するとともに、床面積にまったく含まれないバルコニーを得ることができる。
また、通常、同一階において隣接する住戸は、戸境壁などによって仕切られている。したがって、第1の居室の側方に隣接するバルコニーでは、第1の居室と反対側に位置する戸境壁などが目隠しとして機能することにより、隣接する住戸との間で、居住者のプライバシーを確保することができる。加えて、バルコニーの左右両側には、第1の居室および戸境壁がそれぞれ位置するので、従来と異なり、バルコニーの左右両側が外部に大きく開放することがなく、したがって、上下階の斜めに位置する住戸間においても、居住者のプライバシーを確保することができる。以上により、本考案のバルコニー構造によれば、バルコニーにおける広いスペースの確保および床面積への不算入を維持しながら、居住者のプライバシーを確保することができる。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造において、バルコニーの外側縁部は、第1の居室の外壁とほぼ面一に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、各住戸のバルコニーの外側縁部が、第1の居室の外壁とほぼ面一であるので、集合住宅における第1の居室の外壁面において、バルコニーによる出っ張りが無く、すっきりとした良好な外観を得ることができる。また、従来と異なり、バルコニーが第1の居室の外壁から前方に大きく突き出ることがないので、バルコニーの左右両側が開放されたり、上階のバルコニーが第1の居室への採光を抑制する庇になったりすることがない。その結果、前述した居住者のプライバシーの確保に加えて、第1の居室への十分な採光も確保することができる。
請求項3に係る考案は、請求項1または2に記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造であって、吹抜けは、2m以上の奥行き寸法を有し、バルコニーは、4m以内の奥行き寸法を有していることを特徴とする。
現行の建築関連法令上、2m以上の奥行き寸法を有する吹抜けにバルコニーが隣接することにより、そのバルコニーの吹抜け側が所定の開放性を有することが認められ、バルコニーの内側縁部から2mまでを床面積に不算入とすることが認められる。したがって、本考案によれば、最大で奥行き寸法が4mの広いスペースを有し、床面積にまったく含まれないバルコニーを得ることができる。また、吹抜けの奥行き寸法が2m以上でかつバルコニーの奥行き寸法が4m以内であれば、吹抜けとともにバルコニーの間口寸法を拡張しても、そのバルコニーが床面積に算入されることはない。したがって、本考案によれば、床面積への不算入維持のために間口寸法を4mに制限する従来と異なり、そのような制限を受けることがなく、床面積にまったく含まれない、間口寸法の大きなバルコニーを得ることができる。
請求項4に係る考案は、請求項1ないし3のいずれかに記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造であって、第1の居室は、リビング、ダイニング、またはリビングダイニングであることを特徴とする。
この構成によれば、バルコニーとの一体感を有するとともに、開放性の高いリビング、ダイニング、またはリビングダイニングを得ることができる。
請求項5に係る考案は、請求項1ないし4のいずれかに記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造であって、バルコニーに吹抜けを間にして対向する、住戸の壁には、窓が設けられており、壁から吹抜け側に所定距離、離れた位置に設けられ、窓の内側の第2の居室と上階および/または下階の住戸のバルコニーとの間で目隠しするための目隠し部を、さらに備えていることを特徴とする。
この構成によれば、上記窓を介して、その内側の第2の居室に吹抜けからの採光を得ることができる。また、上記壁から吹抜け側に所定距離、離れた位置に、目隠し部が設けられており、この目隠し部により、第2の居室と上階および/または下階の住戸のバルコニーとの間で目隠しされるので、それらの間の居住者のプライバシーを確保することができる。
請求項6に係る考案は、請求項5に記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造であって、目隠し部は、窓の上側に配置され、第2の居室と上階の住戸のバルコニーとの間で目隠しするための上側目隠し部と、窓の下側に配置され、第2の居室と下階の住戸のバルコニーとの間で目隠しするための下側目隠し部と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、目隠し部は、上側目隠し部および下側目隠し部を有しており、前者が第2の居室と上階の住戸のバルコニーとの間で、後者が第2の居室と下階の住戸のバルコニーとの間で、目隠しする。また、上側目隠し部は、窓の上側に配置される一方、下側目隠し部は、窓の下側に配置されており、つまり、窓の正面には目隠し部が存在しない。以上により、第2の居室と上階および/または下階の住戸のバルコニーとの間の居住者のプライバシーを確保しながら、上記窓による第2の居室への採光性および通風性を高めることができる。また、第2の居室に居る居住者は、窓を介して、自身の住戸のバルコニーやその外側の景色などを見ることができる。
請求項7に係る考案は、請求項1ないし6のいずれかに記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造であって、複数の住戸のうちの角住戸のバルコニーには、左右の外側の縁部に、手摺壁が立設されており、手摺壁の上側に、所定の囲い部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、角住戸のバルコニーには、左右の外側の縁部に手摺壁が立設され、この手摺壁の上側に所定の囲い部が設けられている。この囲い部として、居住者のプライバシー保護や風雪の吹き込みを防ぐためのものであれば、現行の建築関連法令上、所定の開放性を有すると認められるので、バルコニーについての床面積への不算入を確保することができる。なお、囲い部として、例えばルーバーやガラス戸などを採用することにより、バルコニー内への外部からの視線を遮ったり、風や雨、雪などが入り込むのを防止したり、さらには陽射しを抑制したりすることが可能である。
本考案の第1実施形態によるバルコニー構造を適用した住戸を備えたマンションの一部を示す平面図であり、(a)は同一階で互いに隣接する3つの住戸を示し、(b)は中央の住戸のバルコニーおよびその周辺を拡大して示す。 図1(b)のII−II線に沿う3階分のバルコニーおよびその周辺を示す断面図である。 図1のバルコニー構造におけるバルコニーおよび吹抜けの寸法と、建築関連法令上の床面積との関係について説明するための図である。 上下階の居住者のプライバシー確保を説明するための図である。 本考案の第2実施形態によるバルコニー構造を適用したマンションの住戸において、バルコニーおよびその周辺を拡大して示す平面図である。 図5のバルコニー構造におけるバルコニーおよび吹抜けの寸法と、建築関連法令上の床面積との関係について説明するための図である。 本考案の第3実施形態によるバルコニー構造を適用したマンションの住戸において、バルコニーおよびその周辺を拡大して示す平面図である。 図7のバルコニー構造におけるバルコニーおよび吹抜けの寸法と、建築関連法令上の床面積との関係について説明するための図である。 第1実施形態のバルコニー構造を適用した角住戸を示す平面図である。 図9の角住戸において、リビングダイニング側からバルコニーを見たときの状態を示す図であり、(a)および(b)は、右側手摺壁上にサッシュおよびルーバーをそれぞれ設置した状態を示す。 従来のバルコニー構造を説明するための図であり、特許文献1のバルコニー構造(Aタイプ)を適用した集合住宅の平面図である。 Aタイプのバルコニー構造におけるバルコニーの寸法と、建築関連法令上の床面積との関係について説明するための図である。 従来のバルコニー構造を説明するための図であり、特許文献2のバルコニー構造(Bタイプ)を適用した集合住宅の平面図である。 Bタイプのバルコニー構造におけるバルコニーの寸法と、建築関連法令上の床面積との関係について説明するための図である。 バルコニー使用時の居住者の視線を説明するための図であり、(a)はAタイプのバルコニー構造、(b)はBタイプのバルコニー構造であり、(c)は、(a)および(b)のc−c線に沿う断面図である。
以下、図面を参照しながら、本考案の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本考案の第1実施形態によるバルコニー構造を適用した住戸を備えたマンションの一部を示している。このマンションは、例えば鉄筋コンクリート造りの中層の集合住宅であり、図1では、間口方向(同図の左右方向)に隣接する同一階の3つの住戸1を示している。これらの住戸1はいずれも、いわゆる中住戸であり、奥行き方向(同図の上下方向)に互いに所定距離を隔てて配置された支柱2、2、およびこれらの支柱2、2に連なって奥行き方向に延びる戸境壁3により、各住戸1が仕切られている。
各住戸1は、3つの部屋4A、4Bおよび4C、リビングダイニング5(第1の居室)およびカウンター型のキッチン6を備えており、間取りが3LDKタイプのものである。また、各住戸1には、リビングダイニング5の左右一方の側方にバルコニー7が設けられ、このバルコニー7と部屋4Aとの間に吹抜け8が設けられている。
図1(a)の中央に示す住戸1では、図1(b)および図2に示すように、リビングダイニング5およびキッチン6の右方にそれぞれ、バルコニー7および吹抜け8が隣接している。より具体的には、バルコニー7は、平面形状が矩形に形成されており、奥行き方向に沿う左縁部7aを介してリビングダイニング5に隣接するとともに、間口方向に沿う内側縁部7bを介して吹抜け8に隣接している。また、バルコニー7の内側縁部7bの反対側に位置する外側縁部7cおよび内側縁部7bにはそれぞれ、所定の高さ(例えば110cm)を有する外側手摺壁9aおよび内側手摺壁9bが立設されている。外側手摺壁9aは、バルコニー7の床部7dと同様のコンクリートから成り、マンションの外部に臨む、リビングダイニング5の外壁5aとほぼ面一に構成されている。また、内側手摺壁9bは、採光性を有する透明なまたは半透明なパネル、あるいは採光性に加えて通風性を有する格子状の柵などで構成されている。一方、吹抜け8は、横断面が矩形状に形成され、1階から最上階にわたって貫通している。
図1(b)および図2に示すように、バルコニー7(内側手摺壁9b)に吹抜け8を間にして対向する、住戸1の壁、すなわち部屋4A(第2の居室)の外壁11には、2枚のガラス戸を有する窓12が設けられている。また、部屋4Aの外壁11の上端部および下端部は、吹抜け8側に水平に所定長さ突出しており、これらの突出部13、13の先端部に、部屋4Aと上下階の住戸1のバルコニー7、7との間で目隠しするための上側目隠し部14および下側目隠し部15が取り付けられている。
具体的には、これらの目隠し部14および15は、例えば左右方向に延びる複数枚の羽板を上下方向に間隔を隔てて配置したルーバーなどで構成されている。上側目隠し部14は、上側の突出部13から窓12の上端付近まで垂下するように取り付けられる一方、下側目隠し部15は、下側の突出部13から窓12の下端付近まで起立するように取り付けられている。なお、下側の突出部13上には、外壁11と下側目隠し部15の間に、エアコンの室外機16などが設置可能になっている。
また、リビングダイニング5の外壁5aには、部屋4Aと同様、2枚のガラス戸を有する窓17が設けられている。さらに、リビングダイニング5のバルコニー7側の外壁5bには、バルコニー7との間で居住者が出入り可能な比較的大きな開口部18が設けられている。この開口部18には、各々が折り戸式でかつ両開きのガラス戸18a、18aが設けられている。したがって、両ガラス戸18a、18aを開放した状態では、リビングダイニング5とバルコニー7が一体となった、非常に広いスペースを得ることができる。
また、リビングダイニング5の外壁5aと外壁5bとの間の連続するコーナー部には、はめ殺しのガラス窓19が設けられている。したがって、窓17および両ガラス戸18a、18aを閉鎖した状態であっても、これらの窓17および両ガラス戸18a、18に加えて、ガラス窓19を介して、リビングダイニング5内に、外部から非常に多くの光を取り入れることができる。
図3(a)は、住戸1におけるバルコニー7および吹抜け8の寸法の一例を模式的に示している。同図に示すバルコニー7は、奥行き寸法および間口寸法がいずれも4mに設定されており、一方、吹抜け8は、奥行き寸法が2m、間口寸法がバルコニー7と同様、4mに設定されている。このように、2mの奥行き寸法を有する吹抜け8にバルコニー7が隣接しているので、現行の建築関連法令上、バルコニー7の吹抜け8側が所定の開放性を有することが認められ、バルコニー7において、その内側縁部7b、すなわち内側手摺壁9bから2mまでを、床面積に不算入とすることが認められる。また、バルコニー7における吹抜け8の反対側も、建築関連法令による所定の開放性を有するので、外側縁部7c、すなわち外側手摺壁9aから2mまでも、床面積に不算入となる。したがって、このバルコニー構造により、住戸1において、4m四方の広いスペースを有し、床面積にまったく含まれないバルコニー7を得ることができる。
また、バルコニー7および吹抜け8については、図3(b)に示すように、間口寸法を4mよりも大きくなるように設定してもよい。この場合、バルコニー7の奥行き寸法が4m以内であれば、上述した建築関連法令により、バルコニー7についての床面積への不算入を維持することができる。したがって、奥行き寸法4m、間口寸法4m超のより広いスペースを有し、床面積にまったく含まれないバルコニー7を得ることが可能である。
次に、住戸1、1間における居住者のプライバシー確保について説明する。前述した図1に示すように、同一階においては、隣接する住戸1、1間が、支柱2、2および戸境壁3によって仕切られるとともに、バルコニー7の外側手摺壁9aがリビングダイニング5の外壁5aとほぼ面一に構成されている。これにより、バルコニー7を使用する居住者の間口方向の視線を支柱2や戸境壁3によって遮ることができ、したがって、同一階における住戸1、1間の居住者のプライバシーを十分に確保することができる。
また、バルコニー7とその上下階の住戸1の部屋4Aとの間の居住者のプライバシーについては、前述した上側目隠し部14および下側目隠し部15によって確保される。すなわち、図4(a)に示すように、例えばバルコニー7の居住者P1が、吹抜け8を介して下階の住戸1の窓12を見下ろした場合、その窓12の斜め上に配置された上側目隠し部14によって、居住者P1の視線が遮られる。また、居住者P2が、吹抜け8を介して上階の住戸1の窓12を見上げた場合、その窓12の斜め下に配置された下側目隠し部15によって、居住者P2の視線が遮られる。
一方、図4(b)に示すように、部屋4A内の居住者P3が、窓12から下階の住戸1のバルコニー7を見下ろした場合、窓12の斜め下に配置された下側目隠し部15によって、居住者P3の視線が遮られる。また、居住者P4が、窓12から上階の住戸1のバルコニー7を見上げた場合、窓12の斜め上に配置された上側目隠し部14によって、居住者P4の視線が遮られる。
以上のように、各住戸1において、窓12の吹抜け8側に配置された上側目隠し部14および下側目隠し部15により、各住戸1のバルコニー7と、その上下階の住戸1の部屋4Aとの間の居住者のプライバシーを、十分に確保することができる。
以上詳述したように、本実施形態のバルコニー構造によれば、住戸1において、最大で奥行き寸法が4mの広いスペースを有し、床面積への不算入を維持しながら、同一階の住戸1、1間、および上下階の住戸1、1間の居住者のプライバシーを十分に確保できるバルコニー7を設置することができる。また、バルコニー7の外側手摺壁9aが、リビングダイニング5の外壁5aとほぼ面一であるので、その外壁5aの外面において、バルコニー7による出っ張りが無く、すっきりとした良好な外観を得ることができる。しかも、上階の住戸1のバルコニー7がリビングダイニング5の庇になることがなく、リビングダイニング5への十分な採光を確保することができる。
次に、図5および図6を参照して、本考案の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、前述した第1実施形態と異なる点のみを説明し、同じ構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略するものとする。図5に示すように、この第2実施形態のバルコニー構造では、バルコニー7が、リビングダイニング5の外壁5aよりも前方に、所定長さ(例えば2m)突き出るように構成されている。
このバルコニー7には、外壁5aよりも前方に突き出た部分の左縁部に、外側手摺壁9aの左端部に連なる左側手摺壁9cが立設されている。また、バルコニー7の外壁5aよりも前方に突き出た部分の右縁部には、支柱2と外側手摺壁9aの間に、上下方向に所定長さ延びる隔て板3aが立設されている。この隔て板3aは、隣接する住戸1、1のバルコニー7、7間を仕切るとともに、目隠しとして機能する。
本実施形態のバルコニー構造によれば、住戸1において、前述した第1実施形態と同様、図6(a)に示すようなバルコニー7、すなわち4m四方の広いスペースを有し、床面積にまったく含まれないバルコニー7を設置できる他、同図(b)に示すような、間口寸法が4m超のより広いスペースを有するバルコニー7を設置することも可能である。また、第1実施形態と同様、同一階の住戸1、1間および上下階の住戸1、1間の居住者のプライバシーも、十分に確保することができる。
次に、図7および図8を参照して、本考案の第3実施形態について説明する。なお、以下の説明では、前述した第1および第2実施形態と異なる点のみを説明し、同じ構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略するものとする。図7に示すように、この第3実施形態のバルコニー構造では、バルコニー7が、第2実施形態のバルコニー7と同様のメインバルコニー7Aと、これと一体に連なり、リビングダイニング5の外壁5aから前方に突き出たサブバルコニー7Bとで構成されている。
このバルコニー7には、メインバルコニー7Aの外壁5aよりも前方に突き出た部分の右縁部、およびサブバルコニー7Bの左縁部に、隔て板3a、3aが立設されている。また、リビングダイニング5の外壁5aに設けられた窓17は、サブバルコニー7Bとの間で居住者が出入り可能に構成されている。
本実施形態のバルコニー構造によれば、住戸1において、図8(a)に示すようなバルコニー7、すなわち4m四方のメインバルコニー7Aに加えて、これに連なるサブバルコニー7Bを有し、床面積にまったく含まれないバルコニー7を設置することができる。加えて、同図(b)に示すような、間口寸法が4m超のより広いメインバルコニー7Aを有するバルコニー7を設置することも可能である。また、第1および第2実施形態と同様、同一階の住戸1、1間および上下階の住戸1、1間の居住者のプライバシーも、十分に確保することができる。
次に、図9および図10を参照して、前述した第1実施形態のバルコニー構造を、マンションの右端に位置する角住戸に適用した場合について説明する。
図9および図10(a)に示すように、この角住戸1のバルコニー7には、右縁部に右側手摺壁9d(手摺壁)が立設されている。そして、この右側手摺壁9dの上側には、上階のバルコニー7の床部7dとの間を塞いだ状態で、バルコニー7の右側を右側手摺壁9dと協働して囲うように、4枚のガラス戸を有するサッシュ21(囲い部)が設けられている。このようなサッシュ21のガラス戸を閉鎖した状態では、バルコニー7の右方からの他人の視線を遮ったり、風や雨、雪などが入り込むのを防止したりすることができる。このようなサッシュ21を右側手摺壁9d上に設置した場合でも、現行の建築関連法令上、所定の開放性を有すると認められるので、バルコニー7についての床面積への不算入を確保することができる。
また、上記のサッシュ21に代えて、図10(b)に示すように、ルーバー22(囲い部)を採用してもよい。このルーバー22は、複数枚の羽板が上下方向に間隔を隔てて配置され、各羽板の角度調整が可能な可変タイプのものである。したがって、ルーバー22の羽板の角度を調整することで、上記のサッシュ21と同様の作用効果に加えて、バルコニー7の右方からの陽射しを抑制することも可能である。
なお、本考案は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、バルコニー7をリビングダイニング5の側方に隣接したバルコニー構造を例示したが、本考案はこれに限定されるものではなく、バルコニーを、リビングにのみ、あるいはダイニングにのみ隣接するようにしたり、その他の居室に隣接したりすることも可能である。また、窓12の内側の部屋4Aに代えて、浴室を配置することも可能である。この場合には、中住戸であっても、窓付きの浴室を設置することができる。さらに、本考案は、各階に住戸が1つのみの集合住宅にも適用することができる。
また、各実施形態で示したバルコニー7および吹抜け8の他、住戸1の細部の構成などは、あくまで例示であり、本考案の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
1 住戸
2 支柱
3 戸境壁
3a 隔て板
4A 部屋(第2の居室)
5 リビングダイニング(第1の居室)
5a リビングダイニングの外側の外壁
5b リビングダイニングのバルコニー側の外壁
7 バルコニー
7A 第3実施形態のメインバルコニー
7B 第3実施形態のサブバルコニー
7a バルコニーの左縁部
7b バルコニーの内側縁部
7c バルコニーの外側縁部
7d バルコニーの床部
8 吹抜け
9a バルコニーの外側手摺壁
9b バルコニーの内側手摺壁
9c バルコニーの左側手摺壁
9d バルコニーの右側手摺壁(手摺壁)
11 部屋4Aの外壁
12 部屋4Aの窓
14 上側目隠し部(目隠し部)
15 下側目隠し部(目隠し部)
21 サッシュ(囲い部)
22 ルーバー(囲い部)

Claims (7)

  1. 複数の住戸が積層された集合住宅における住戸のバルコニー構造であって、
    前記複数の住戸の各々の区画内に設けられ、所定長さ以上の奥行き寸法を有する吹抜けと、
    前記各住戸に設けられ、奥行き方向に沿う左右一方の縁部を介して当該住戸内の第1の居室に隣接するとともに、間口方向に沿う内側縁部を介して前記吹抜けに隣接し、当該内側縁部の反対側に位置する外側縁部が前記住戸の外部に臨み、所定長さ以内の奥行き寸法を有するバルコニーと、
    を備えていることを特徴とする集合住宅における住戸のバルコニー構造。
  2. 前記バルコニーの前記外側縁部は、前記第1の居室の外壁とほぼ面一に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造。
  3. 前記吹抜けは、2m以上の奥行き寸法を有し、
    前記バルコニーは、4m以内の奥行き寸法を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造。
  4. 前記第1の居室は、リビング、ダイニング、またはリビングダイニングであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造。
  5. 前記バルコニーに前記吹抜けを間にして対向する、前記住戸の壁には、窓が設けられており、
    前記壁から前記吹抜け側に所定距離、離れた位置に設けられ、前記窓の内側の第2の居室と上階および/または下階の住戸の前記バルコニーとの間で目隠しするための目隠し部を、さらに備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造。
  6. 前記目隠し部は、
    前記窓の上側に配置され、前記第2の居室と上階の住戸の前記バルコニーとの間で目隠しするための上側目隠し部と、
    前記窓の下側に配置され、前記第2の居室と下階の住戸の前記バルコニーとの間で目隠しするための下側目隠し部と、
    を有していることを特徴とする請求項5に記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造。
  7. 前記複数の住戸のうちの角住戸の前記バルコニーには、左右の外側の縁部に、手摺壁が立設されており、
    前記手摺壁の上側に、所定の囲い部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の集合住宅における住戸のバルコニー構造。
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