JPH0853983A - 住 宅 - Google Patents

住 宅

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JPH0853983A
JPH0853983A JP18861294A JP18861294A JPH0853983A JP H0853983 A JPH0853983 A JP H0853983A JP 18861294 A JP18861294 A JP 18861294A JP 18861294 A JP18861294 A JP 18861294A JP H0853983 A JPH0853983 A JP H0853983A
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JP
Japan
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floor
decorative wall
wall
house
building body
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JP18861294A
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Mikio Monya
幹男 紋谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路側から内部を覗かれることがなく、かつ
外観意匠性が優れた住宅を提供することを目的としてい
る。 【構成】 建物本体1の前部に設けられ、かつ多数の開
口13aを有する化粧壁13,23によって建物本体1の出入
口、窓等の開口部を覆うことにより、道路側から内部を
覗かれることがなく、また、前記開口部の形状、取付け
位置が住宅ごとに異なったり、また、窓等にカーテンや
置物が配設されていても、これらを化粧壁13,23が覆っ
て隠すので、外側(道路側)から見た住宅の外観は、化
粧壁13,23によって、まとまりのあるスッキリとしたデ
ザインとなり、優れた外観意匠性を呈する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は都市型の住宅に係り、特
に、建物本体の前部に化粧壁を設けることにより、立面
構成を簡単にして、外観意匠性を高めた住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、大都市圏において住宅を建築す
る場合、一般に、敷地面積がさほど広くないために、建
蔽率の制限いっぱいで建築する場合がある。この場合、
住宅は隣接敷地の住宅にかなり近接するとともに、敷地
に面した道路にも近接することになる。また、このよう
な住宅においては、敷地の道路に面した部分以外は、隣
接する敷地の住宅等に近接しているために、住宅の前
部、すなわち、道路に面した壁部に玄関や窓を形成する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の住宅にあっ
ては玄関と道路との間が狭いため、玄関前に、前庭や垣
根を設けることができないのが実情である。したがっ
て、このような住宅においては、道路を行き来する人か
ら敷地内が丸見えとなりがちで、特に、窓等から住宅内
が覗かれてしまうという問題がある。また、住宅ごと
に、玄関や窓の形状や取付け位置が異なるとともに、窓
等には、カーテンやその他の置物等が配設される場合が
多いので、住宅前部を道路側から見た外観意匠性がまと
まりのない低いものとなってしまうという問題もある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、道路側から内部を覗かれることがなく、かつ外観意
匠性が優れた住宅を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の住宅は、建物本体の前部に、当
該建物本体の出入口、窓等の開口部を覆う化粧壁を設け
てなるもので、前記化粧壁を、外側からの視線が直接的
に建物本体側に届かない程度の透光性を有した構成とし
たものである。
【0006】請求項2の住宅は、請求項1において、前
記化粧壁を、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口また
はスリットが形成された構成としたものである。
【0007】請求項3の住宅は、請求項1において、前
記化粧壁を、建物本体側からは透光性を有し、かつ外側
からは透光性を有しないマジックガラスで構成したもの
である。
【0008】請求項4の住宅は、請求項1から3のいず
れかにおいて、前記化粧壁を、複数の化粧壁片で構成
し、これら化粧壁片を、水平方向もしくは上下方向に移
動自在に設け、移動することによって化粧壁を開閉可能
に構成したものである。
【0009】請求項5の住宅は、請求項1から4のいず
れかにおいて、前記建物本体がを2階建以上で構成し、
当該2階以上の部分に、これらの出入口、窓等の開口部
を覆う化粧壁を設け、当該化粧壁の下部を支持する支持
体と、前記建物本体の上下階の境界部との間に、床部を
設け、この床部を、厚さ方向に貫通する多数の細かい開
口またはスリットが形成された構成としたものである。
【0010】
【作用】本発明の請求項1の住宅にあっては、建物本体
の前部に設けられた化粧壁が、外側からの視線が直接的
に建物本体側に届かない程度の透光性を有した構成とな
っているので、この化粧壁によって建物本体の出入口、
窓等の開口部を覆うことにより、道路側から内部を覗か
れることがなく、また、外側からは内部が見えないの
で、前記開口部の形状、取付け位置が住宅ごとに異なっ
たり、また、窓等にカーテンや置物が配設されていて
も、外側(道路側)から見た住宅の外観は、化粧壁によ
って、まとまりのあるスッキリとしたデザインとなり、
優れた外観意匠性を呈する。
【0011】請求項2の住宅にあっては、前記化粧壁
を、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリッ
トが形成された構成とすることによって、当該住宅が外
側からは直接見えないのは勿論のこと、前記開口または
スリットによって、通風性、採光性を十分に確保するこ
とができる。
【0012】請求項3の住宅にあっては、前記化粧壁
を、建物本体側からは透光性を有し、かつ外側からは透
光性を有しないマジックガラスで構成することによっ
て、当該住宅が外側からは完全に見えず、かつ内側から
は外側を完全に見ることができるものとなる。
【0013】請求項4の住宅にあっては、前記化粧壁を
構成する複数の化粧壁片を、水平方向もしくは上下方向
に移動自在に設け、移動することによって化粧壁を開閉
可能に構成することによって、建物本体側への出入口を
所望の位置で開閉することができる。
【0014】請求項5の住宅にあっては、2階以上の部
分に設けられた出入口、窓等の開口部を化粧壁によって
覆うことにより、外観意匠性を向上させることができ、
また、当該化粧壁の下部を支持する支持体と、建物本体
の上下階の境界部との間に設けられた床部を、厚さ方向
に貫通する多数の細かい開口またはスリットが形成され
た構成とすることによって、床部が通風性、採光性を有
することから、床部の下階への採光、通風を十分に確保
することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の住宅の実施例
を説明する。図1から図5は第1実施例を示すものであ
り、これらの図において符号1は建物本体を示す。この
建物本体1は、予め、工場等において、芯材を枠組する
ことにより枠体を形成し、該枠体の少なくとも一面に面
材を貼設することにより床パネル、壁パネル、天井パネ
ル、屋根パネル等を製造し、建築現場にて、これらのパ
ネルを組み付けていくことにより建築されたものであ
る。
【0016】前記建物本体1は2階建てのもので、1階
部分には、図1に示すように、キッチン2aを備えたリ
ビングダイニングルーム2が配設され、このリビングダ
イニングルーム2の右方(東側)には、北側から順に、
浴室3、洗面室4、トイレ5、階段6が順次配設されて
いる。また、リビングダイニングルーム2と、トイレ5
および階段6との間には廊下7が配設され、この廊下7
の前方(南側)には、玄関ホール8と玄関扉9aを備え
た玄関9が順次配設されている。さらに、玄関9の西側
にはガレージ10が前記リビングダイニングルーム2と
隣接して配設されており、このリビングダイニングルー
ム2とガレージ10とは引き違い扉11によって行き来
ができるようになっている。
【0017】また、前記建物本体1の前部には支持枠1
2が立設されている。この支持枠12は、図3に示すよ
うに、正面視門型をなすもので、その高さは2階の床部
分とほぼ同高さに設定されている。前記支持枠12の内
側には、化粧壁13が設けられている。この化粧壁13
は、外側からの視線が直接的に建物本体側に届かない程
度の透光性を有した構成のものであり、本実施例では、
図5に示すように、厚さ方向に多数の開口13a…が形
成された樹脂板で構成されている。前記開口13aは、
図 に示すように、正面視正方形状をなしており、その
一辺と深さ(樹脂板の厚さ)とがほぼ等しく、例えば4
0mm程度に設定されている。樹脂板は、不飽和ポリエス
テル樹脂、エポキシアクリレート等の樹脂等で形成され
ている。なお、前記開口13aは正方形に限ることな
く、長方形、三角形、六角形、八角形等の多角形であっ
てもよいし、円形、楕円形等の種々の形状であってもよ
い。
【0018】前記化粧壁13は、図1および図3に示す
ように、5枚の化粧壁片14…で構成されている。これ
ら化粧壁片14…はそれらの上縁部が前記支持枠14の
上部に水平方向に移動自在に支持され、全体として引き
違い扉を構成している。つまり、中央の化粧壁片14が
最前方に位置し、この中央の化粧壁片14から両側にい
くに従って、後方に粧壁片14が位置するように配置さ
れ、化粧壁片14を移動させることによって、化粧壁1
3の所望の位置が開閉可能に構成されている。したがっ
て、ガレージ10に車を出し入れする際は、化粧壁片1
4…を移動させて右側に寄せることにより、ガレージ1
0の前方を開放することができ、また、玄関扉9aから
人が出入りする際には、化粧壁片14…を移動させて左
側に寄せることによって、玄関扉9aの前方を容易に開
放することができる。また、化粧壁片14…に施錠機構
を付加すれば、防犯扉としても機能させることができ
る。
【0019】図2は建物本体1の2階部分を示す平面図
であり、当該2階部分には、前記1階部分のリビングダ
イニングルーム2の上方に部屋15,15が配設され、
この部屋15の右側(東側)にトイレ5aが配設されて
いる。また、部屋15の南側でかつ前記ガレージ10、
玄関ホール8、玄関9の上方には、部屋16が配設され
ている。この部屋16を構成する南側の壁部には、窓
(開口部)17が形成されており、この窓17の前方に
は、ルーフバルコニー18が配設されている。このルー
フバルコニー18の床部20は、図4に示すように、前
記門型の支持枠12と2階の床21との間に架設された
もので、前記化粧壁14を構成する樹脂板で形成されて
いる。したがって、床20は多数の開口13aを…有
し、これら開口13a…が通風、採光を確保するように
なっている。
【0020】また、ルーフバルコニー18の前縁部に
は、図2から図4に示すように、建物本体1の2階の前
面を構成する前面壁22が設けられており、この前面壁
22の下部は前記支持枠12に支持されている。前面壁
22には、前記窓17と対向した位置に、下縁が開放さ
れた矩形状の開口が形成されており、この開口には、該
窓17を覆う化粧壁23が嵌め込まれている。この化粧
壁23は、前記化粧壁13と同様に、厚さ方向に多数の
正方形状の開口13a…が形成された樹脂板で構成され
ており、該化粧壁23の下部は前記支持枠12に支持さ
れている。また、化粧壁23の高さは、窓17の高さよ
り高く設定され、該窓17に十分な採光がとれるように
なっている。なお、本実施例では、化粧壁23は1枚の
樹脂板で構成されているが、前記1階の化粧壁14と同
様に、化粧壁23を複数の化粧壁片によって構成し、こ
れら化粧壁片を水平方向に移動自在に設けて、化粧壁2
3を開閉可能に構成してもよいのはいうまでもない。
【0021】上記構成の住宅によれば、建物本体1の1
階部分および2階部分の前部にそれぞれ設けられた化粧
壁13,23によって建物本体1の玄関扉19a、窓1
7、ガレージ10の出入口等の開口部を覆うので、道路
側から直接内部を覗かれることがなく、また、化粧壁1
3,23によって外側からは内部が直接見えないので、
玄関扉19a、窓17等の開口部の形状、取付け位置が
住宅ごとに異なったり、また、窓17等にカーテンや置
物が配設されていても、外側(道路側)から見た住宅の
外観は、化粧壁13,23によって、まとまりのあるス
ッキリとしたデザインとなり、優れた外観意匠性を呈す
ることができる。さらに、建物本体1の前面の外観が、
化粧壁13,23、2階の前面壁22、1階の支持枠1
2の前面とによる比較的大きな面によって構成されてい
るので、この点においても、スッキリとしたデザインと
なる。
【0022】また、前記化粧壁13,23が、厚さ方向
に貫通する多数の細かい開口13a…が形成された樹脂
板であるので、住宅が外側からは直接見えないのは勿論
のこと、前記開口13a…によって、通風性、採光性を
十分に確保することができ、よって、機能的にも優れた
住宅となる。さらに、前記1階の化粧壁13を複数の化
粧壁片14…で構成し、これら複数の化粧壁片14…
を、水平方向に移動自在に設け、移動することによって
化粧壁13を開閉可能に構成したので、建物本体1側へ
の出入口を所望の位置で開閉することができ、よって、
建物本体1側への人や車の出入りが容易となる。
【0023】また、1階の化粧壁13が設けられる支持
枠12を門型として、その上部を2階の床と同高さにし
たので、2階の床21と支持枠12との間に床部20を
架設することにより、簡単にルーフバルコニー18を形
成することができるとともに、このルーフバルコニー1
8の床部20は、前記化粧壁13,23と同様の開口1
3a…が多数形成された樹脂板で形成されているので、
該床部20が通風性、採光性を有することから、床部2
0の下階への採光、通風を十分に確保することができ
る。
【0024】図6から図10は本発明の住宅の第2実施
例を示すものである。これらの図に示す住宅は、収納階
もしくは水平方向に収納スペースを有する階(以下、こ
のような階を蔵階という)を備えたものである。建物本
体1の1階部分には、図6に示すように、前記第1実施
例と同様に、リビングダイニングルーム2、浴室3、洗
面室4、トイレ5、階段6、廊下7、玄関ホール8、玄
関9、ガレージ10等が配設され、1階部分の前部には
第1実施例と同様に、門型の支持枠12が設けられ、こ
の支持枠12の内側には、図6および図9に示すよう
に、5枚の化粧壁片14…で構成された化粧壁13が設
けられている。
【0025】図7は蔵階を示す平面図であり、この蔵階
においては、1階のガレージ10、玄関ホール8、玄関
9の上方に蔵室25が配設され、この蔵室25の北側に
隣接する空間は、1階のリビングダイニングルーム2の
吹き抜けとされている。したがって、蔵階を設けること
により、建物本体1としての高さは若干高くなるが、リ
ビングダイニングルーム2が天井高の高いゆとりのある
空間となる。また、一般に、ガレージ10、玄関ホール
8、玄関9は、通常の居間やリビングダイニングルーム
2に比して階高を低くすることができるので、これらの
上に、建物本体1の高さにさほど影響を与えることな
く、蔵室25を設けることができる。
【0026】図8は2階部分を示す平面図である。2階
部分においては、前記1階部分のリビングダイニングル
ーム2、浴室3、洗面室4の上方に部屋26,27が配
設され、部屋27の右側(東側)にトイレ28が配設さ
れている。また、部屋27の南側でかつ前記蔵室25の
上方には、部屋29が配設されている。この部屋29を
構成する南側の壁部には、窓(開口部)30が形成され
ており、この窓30の前方には、ルーフバルコニー31
が配設されている。このルーフバルコニー31の床部3
2は、図10に示すように、前記門型の支持枠12と2
階の床21との間に架設されたもので、前記化粧壁13
を構成する樹脂板で形成されている。したがって、床3
2は多数の開口13aを…有し、これら開口13a…が
通風、採光を確保するようになっている。
【0027】また、ルーフバルコニー31の前縁部に
は、建物本体1の2階の前面を構成する前面壁22が設
けられており、この前面壁22の下部は前記支持枠12
に支持されている。前面壁22には、前記窓30と対向
した位置に、前面壁22から突出する平面視矩形状の開
口を有する突出壁33が形成されている。この突出壁3
3の前面は前記支持枠12の前面と面一に設定されてお
り、突出壁33の開口には、前記窓30を覆う化粧壁3
4が嵌め込まれている。この化粧壁34は、前記化粧壁
13と同様に、厚さ方向に多数の正方形状の開口13a
…が形成された樹脂板で構成されたものである。また、
図10に示すように、蔵室25を構成する壁部のうち、
建物本体1の前面側に位置する壁部には、採光窓35が
設けられており、この採光窓35には、2階に設けられ
た化粧壁34、多数の開口を有する樹脂板で形成された
床部32を通して採光を確保できるようになっている。
【0028】前記第2実施例の住宅によれば、第1実施
例と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、2
階のルーフバルコニー31の床部32が多数の開口を有
する樹脂板で形成されているので、2階の化粧壁34か
ら採光された光が、床部32で遮断されることなく、2
階より下方に届くので、2階と1階の間に蔵室25を設
けても、この蔵室25に採光窓35を形成するだけで、
蔵室25の採光を確保することができる。
【0029】図11から図15は本発明の住宅の第3実
施例を示すものである。これらの図に示す住宅は、3階
建の住宅である。建物本体1の1階部分には、北側に浴
室3、洗面室4、トイレ5等の水回り区画が集中して配
設され、浴室3、洗面室4の南側に和室36が配設され
ている。また、和室36の南側でかつ玄関ホール8、玄
関9の西側にはガレージ10が配設されている。このガ
レージ10の前部には、前記第1実施例と同様に、門型
の支持枠12が設けられ、この支持枠12の内側には、
5枚の化粧壁片14…で構成された化粧壁13が設けら
れている。
【0030】図12は2階部分を示す平面図である。2
階部分においては、前記1階部分の和室36、浴室3、
洗面室4、玄関ホール8、玄関9の上方に、リビングダ
イニングルーム37が配設されている。このリビングダ
イニングルーム37を構成する南側の壁部には、窓(開
口部)38が形成されており、この窓38の前方には、
前記第1実施例の2階のルーフバルコニー18と同一構
成のルーフバルコニー18が配設されている。このルー
フバルコニー18の床部20は、図15に示すように、
前記門型の支持枠12と2階の床21との間に架設され
たもので、前記化粧壁13を構成する樹脂板で形成され
ている。したがって、床20は多数の開口13aを…有
し、これら開口13a…が通風、採光を確保するように
なっている。
【0031】また、ルーフバルコニー18の前縁部に
は、建物本体1の2階と3階の前面を構成する前面壁2
2が設けられており、この前面壁22の下部は前記支持
枠12に支持されている。前面壁22には、前記窓38
と対向した位置に、下縁が開放された矩形状の開口が形
成されており、この開口には、該窓38を覆う、前記第
1実施例と同様の構成の化粧壁23が嵌め込まれてい
る。
【0032】図13は3階部分を示す平面図である。3
階部分においては、前記2階部分のリビングダイニング
ルーム37の上方に、部屋39,40が配設されてい
る。部屋40を構成する南側の壁部には、窓(開口部)
41が形成されており、この窓41の前方には、前記第
2実施例の2階部分のルーフバルコニー31と同一構成
のルーフバルコニー31が配設されている。このルーフ
バルコニー31の前縁部には、前記窓41と対向した前
記前面壁22に、当該前面壁22から突出する平面視矩
形状の開口を有する、前記第2実施例の2階部分の突出
壁33と同一構成の突出壁33が形成されている。この
突出壁33の前面は前記支持枠12の前面と面一に設定
されており、突出壁33の開口には、前記窓38を覆う
化粧壁42が嵌め込まれている。この化粧壁42は、前
記化粧壁13と同様に、厚さ方向に多数の正方形状の開
口13a…が形成された樹脂板で構成されたものであ
る。また、前記ルーフバルコニー31の床部32は、前
記突出壁33と3階の床43との間に架設されたもの
で、前記化粧壁13構成する樹脂板で形成されている。
したがって、床32は多数の開口13aを…有し、これ
ら開口13a…が通風、採光を確保するようになってい
る。
【0033】前記第3実施例の住宅によれば、第1実施
例と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、階
高を低くできる和室36、浴室3、洗面室4、トイレ
5、玄関ホール8、玄関9を集中して1階部分に設けた
ので、建物本体1の高さに影響を与えることなく、2階
部分のリビングダイニングルーム37の天井高さを、高
くすることができる。
【0034】なお、上記各実施例では、化粧壁13,2
3,34,42を多数の細かい開口13aを有する樹脂
板で形成したが、これに限ることなく、これら化粧壁1
3,23,34,42を、建物本体側からは透光性を有
し、かつ外側からは透光性を有しないマジックガラスで
構成してもよい。この場合、住宅内部が外側からは完全
に見えないので、よりプライバシー性を確保することが
でき、また、内側からは外側を完全に見ることができる
ので、外側の交通状況等を簡単に把握することができ、
また、マッジクガラスを化粧壁と同様なマジックガラス
片によって構成し、これらマジックガラス片を水平方向
に移動自在に設けるとともに、施錠機構を付加すれば、
防犯性に優れたものとなる。
【0035】また、上記各実施例では、2階または3階
部分のルーフバルコニーにおいて、屋根部を形成した
が、この屋根部は形成しなくてもよい。さらに、各実施
例では、各階ごとに化粧壁を別体に設けたが、これに限
ることなく、1階から2階または3階まで立ち上がる連
続した化粧壁を建物本体1の前部に設けてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の住宅によ
れば以下のような優れた効果を奏する。請求項1の住宅
によれば、建物本体の前部に、当該建物本体の出入口、
窓等の開口部を覆う化粧壁を設け、この化粧壁を、外側
からの視線が直接的に建物本体側に届かない程度の透光
性を有した構成としたので、外側(道路側)から内部を
直接覗かれることがなく、また、前記開口部の形状、取
付け位置が住宅ごとに異なったり、また、窓等にカーテ
ンや置物が配設されていても、外側(道路側)から見た
住宅の外観は、化粧壁によって、まとまりのあるスッキ
リとしたデザインとなり、優れた外観意匠性を呈するこ
とができる。
【0037】請求項2の住宅によれば、前記化粧壁を、
厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリットが
形成された構成としたので、当該住宅の窓等の開口部が
外側からは直接見えないのは勿論のこと、前記開口また
はスリットによって、通風性、採光性を十分に確保する
ことができる。
【0038】請求項3の住宅によれば、前記化粧壁を、
建物本体側からは透光性を有し、かつ外側からは透光性
を有しないマジックガラスで構成したので、当該住宅の
開口部が外側からは完全に見えず、かつ内側からは外側
を完全に見ることができるものとなり、よって、よりプ
ライバシー性を確保することができるとともに外側の交
通状況等を簡単に把握することができる。
【0039】請求項4の住宅によれば、前記化粧壁を構
成する複数の化粧壁片を、水平方向もしくは上下方向に
移動自在に設け、移動することによって化粧壁を開閉可
能に構成したので、建物本体側への出入口を所望の位置
で開閉することができ、よって、建物本体側への人や車
の出入りを容易に行なうことができる。
【0040】請求項5の住宅によれば、2階以上の部分
に設けられた出入口、窓等の開口部を化粧壁によって覆
うことにより、外観意匠性を向上させることができ、ま
た、当該化粧壁の下部を支持する支持体と、建物本体の
上下階の境界部との間に設けられた床部を、厚さ方向に
貫通する多数の細かい開口またはスリットが形成された
構成としたので、床部が通風性、採光性を有することか
ら、床部の下階への採光、通風を十分に確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の住宅の第一実施例を示すもので、1階
の平面図である。
【図2】同、2階の平面図である。
【図3】同、建物本体の正面図である。
【図4】同、建物本体の要部の側断面図である。
【図5】第1実施例の住宅の化粧壁の要部を示す斜視図
である。
【図6】本発明の住宅の第二実施例を示すもので、1階
の平面図である。
【図7】同、蔵階の平面図である。
【図8】同、2階の平面図である。
【図9】同、建物本体の正面図である。
【図10】同、建物本体の要部の側断面図である。
【図11】本発明の住宅の第三実施例を示すもので、1
階の平面図である。
【図12】同、2階の平面図である。
【図13】同、3階の平面図である。
【図14】同、建物本体の正面図である。
【図15】同、建物本体の要部の側断面図である。
【符号の説明】
1 建物本体 13,23,34,42 化粧壁 13a 化粧壁の開口 14 化粧壁片 17,30,38,41 窓(開口部) 20,32 床部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体の前部に、当該建物本体の出入
    口、窓等の開口部を覆う化粧壁を設けてなり、 前記化粧壁は、外側からの視線が直接的に建物本体側に
    届かない程度の透光性を有した構成であることを特徴と
    する住宅。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の住宅において、前記化粧
    壁が、厚さ方向に貫通する多数の細かい開口またはスリ
    ットが形成された構成であることを特徴とする住宅。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の住宅において、前記化粧
    壁が建物本体側からは透光性を有し、かつ外側からは透
    光性を有しないマジックガラスであることを特徴とする
    住宅。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の住宅
    において、前記化粧壁が複数の化粧壁片から構成され、
    これら化粧壁片が水平方向もしくは上下方向に移動自在
    に設けられ、移動することによって化粧壁が開閉可能に
    構成されていることを特徴とする住宅。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の住宅
    において、前記建物本体が2階建以上で構成され、当該
    2階以上の部分には、これらの出入口、窓等の開口部を
    覆う化粧壁が設けられ、当該化粧壁の下部を支持する支
    持体と、前記建物本体の上下階の境界部との間には、床
    部が設けられ、この床部が、厚さ方向に貫通する多数の
    細かい開口またはスリットが形成された構成であること
    を特徴とする住宅。
JP18861294A 1994-08-10 1994-08-10 住 宅 Pending JPH0853983A (ja)

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