JP3161356B2 - 車両用小物入れの蓋開閉装置 - Google Patents

車両用小物入れの蓋開閉装置

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JP3161356B2
JP3161356B2 JP05857797A JP5857797A JP3161356B2 JP 3161356 B2 JP3161356 B2 JP 3161356B2 JP 05857797 A JP05857797 A JP 05857797A JP 5857797 A JP5857797 A JP 5857797A JP 3161356 B2 JP3161356 B2 JP 3161356B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用小物入れの
蓋開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車などの車両に設けられた小物
入れには、押しボタンを押すことにより開放する蓋体が
設けられたものがある。
【0003】またこの蓋体を開閉する蓋開閉装置として
は、例えば実開平5−52152号公報に記載されたも
のが公知となっている。
【0004】上記公報の蓋開閉装置は、ブラケットの支
点を中心としてバネにより開き方向に回動するように付
勢された収納容器蓋の係止を作動体の押圧作動により解
除するようにした車両用収納容器の蓋開閉装置におい
て、上記開閉蓋の係止動作を行う摺動係止体をバネによ
り係止側に付勢し、この摺動係止体に設けた傾斜面に対
して上方よりバネ力に抗して押し下げる押しボタンの作
動体先端を接触状態とし、この作動体の押し下げ力によ
り摺動係止体を後退させ、係止動作を解除するようにし
たもので、初期動作を軽快に行うことにより、全体とし
て平均した力で開蓋することができる作用効果を有して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報の蓋開
閉装置では、蓋体側の係止突片と、摺動係止体の当接部
が互いに水平面に形成されているため、上方より蓋体に
大きな外力が加わった場合、この外力は摺動係止体の水
平面に直接作用することになり、その外力に耐えて装置
が破損しないようにするための充分な強度を確保する必
要から、装置全体が大型化し、コストアップするという
ことが考えられる。
【0006】この発明はかかる従来装置をより改善する
ためになされたもので、動作のための必要最少限の強度
を有するのみでも、上方より蓋体に大きな外力が加わっ
ても、スライダや、蓋体の係止突部が破損することのな
い車両用小物入れの蓋開閉装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、小物を収納す
る容器本体と、この容器本体の開口部に上下方向へ回動
開閉自在に設けられ、かつ付勢手段により開放方向へ付
勢された蓋体と、上記蓋体の開閉端側に設けられ、かつ
蓋体を閉鎖状態に係止する係止手段とを有し、上記係止
手段を、押しボタンの押圧杆により下方向に押圧され交
差する退方向へ動作される一の傾斜面を有する進退自在
なスライダと、上記蓋体より突設され、かつ上記スライダ
の係止段部に係合して、蓋体を閉鎖状態に係止する係止
突部とから構成し、上記係止段部及び係止突部の少なく
とも一方 スライダの進退方向に対して方向に高さ
を漸減し蓋体を開放方向に動かす外力によってスライダ
の退方向に付勢する分力を発生させる他の傾斜面を形成
したものである。
【0008】上記構成により、押しボタンを押圧して、
スライダを退方向へ動作させると、係止段部より係止突
部が外れて、付勢手段の付勢力により蓋体が上方向へ開
閉するため、容器本体内に小物を出し入れすることがで
きる。
【0009】また蓋体が閉状態のときに、蓋体に上方よ
り大きな外力が加わった場合、係止突部と係止段部の少
なくとも一方に形成した傾斜面が、スライダを退方向へ
移動させる分力を発生するため、係止段部より係止突部
が外れて蓋体は開放する。
【0010】これによって大きな外力により係止突部や
スライダが破損するのを未然に防止することができるよ
うになる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して詳述する。
【0012】図1は車両用小物入れが設けられたコンソ
ールボックスの斜視図、図2は車両用小物入れの拡大斜
視図、図3は図2のA−A線に沿う断面図、図4は蓋開
閉装置の拡大断面図、図5及び図6は作用説明図であ
る。
【0013】図1において1は車両の運転席近傍に設置
されたコンソールボックスで、中間部より後側の上面に
開閉自在なコンソールリッド2が設けられており、ほぼ
中間部には小物入れ3が、そして小物入れ3より前側の
上面には、自動変速機の変速段を表示するインジケータ
4とフィニッシャ5が設けられている。
【0014】上記小物入れ3は、図3に示すように上面
が開口する容器本体3aと、この容器本体3aの開口部
3bに開閉自在に設けられた蓋体6よりなり、容器本体
3aの後側の開口縁部3cには、上記コンソールリッド
2の開口端部をロックするフィニッシャ7が、そして前
側の開口縁部に蓋開閉装置が設けられている。
【0015】上記蓋体6の前部両側には、下方向に折曲
げられたブラケット6aが設けられており、これらブラ
ケット6aの下端側がダンパ9を介して容器本体3aの
外側面に枢着されている。
【0016】上記ダンパ9は、蓋体6の回動中心付近
に、ばねなどの付勢手段(図示せず)が設けられてい
て、この付勢手段により蓋体6は常時開放方向へ付勢さ
れている。
【0017】上記蓋開閉装置は、フィニッシャ5の上面
に露出する押しボタン10を有している。
【0018】この押しボタン10は、図4に示すように
容器本体3aの前側開口縁部に設けられたフィニッシャ
12の垂直ガイド部12aに上方より嵌挿されていて、
垂直ガイド部12aにガイドされて上下動自在となって
いると共に、垂直ガイド部12aの内底面12cと押し
ボタン10の間には、押しボタン10を常時上方へ付勢
するコイルばねよりなる第1付勢手段11が介在されて
いる。
【0019】上記押しボタン10の前縁には、上記垂直
ガイド部12aに設けられた段部12bに下方から係止
することにより、押しボタン10が垂直ガイド部12a
より抜け出るのを阻止する爪体10aが突設されてい
る。
【0020】上記押しボタン10の中心部には、棒状の
押圧杆10bが下方に向けて突設されている。
【0021】上記押圧杆10bの下端側は、上記垂直ガ
イド部12aの内底面12cに開口された透孔12dよ
り垂直ガイド部12aの下方へ突出されていて、半球状
に形成された先端部が垂直ガイド部12aの下方に設け
られたスライダ13の第1傾斜面13aに上方より当接
されている。
【0022】上記スライダ13は、容器本体3aの前部
に設けられた水平ガイド部3d内に収容されていて、こ
の水平ガイド部3dにガイドされて水平方向に進退自在
となっている。
【0023】上記水平ガイド部3dの内部には、凸状の
ばね座3eが、またこのばね座3eに対向するスライダ
13の前面にも凸状のばね座13bが形成されていて、
これらばね座3e,13bにコイルばねよりなる第2付
勢手段14の両端が嵌着されており、この第2付勢手段
14によりスライダ13が常に進方向へ付勢されてい
る。
【0024】上記スライダ13の第1傾斜面13aは、
前側が高く、そして後側が低くなるよう傾斜されている
と共に、スライダ13の後端部には、蓋体6の前端部に
突設された係止突部6bを下方より係止する係止部13
cが形成されている。
【0025】上記係止部13cの上端側には、蓋体6の
係止突部6bを係止する面が水平に形成された係止段部
13dが形成されていると共に、係止部13cの下端側
には、円弧状部に連続して第2傾斜面13eが形成され
ている。
【0026】そして上記蓋体6側の係止突部6bには、
上記係止段部13dに係止される面に第3傾斜面6cが
形成されている。
【0027】この第3傾斜面6cは、スライダ13の退
方向が高く、そして進方向が漸次低くなるように傾斜さ
れていて、蓋体6に上方より大きな外力が作用した場
合、スライダ13を第2付勢手段14に抗して退方向へ
移動させる分力fが発生するようになっている。
【0028】そして上記係止突部6bの先端には、蓋体
6を閉鎖する際、スライダ13の第2傾斜面13eに下
方より当接して、スライダ13を退方向へ移動させる分
力fを発生させる第4傾斜面6eが形成されている。
【0029】次に上記構成された蓋開閉装置の作用を説
明すると、容器本体3aの上面開口部3bが蓋体6によ
り閉鎖されている状態では、図4に示すように蓋体6の
係止突部6bに形成された第3傾斜面6cにスライダ1
3の係止段部13dが下方より当接して、蓋体6の回動
を阻止しているため、蓋体6が開放するのを防止するこ
とができる。
【0030】またこの状態で上方より蓋体6に大きな外
力Fが作用すると、この外力Fは係止突部6bを介して
スライダ13の係止段部13dを押し下げようとする
が、係止突部6bの下面には、予め第3傾斜面6cが形
成されているため、この第3傾斜面6cにより第2付勢
手段14に抗してスライダ13を退方向へ移動させる分
力fが発生する。
【0031】これによってスライダ13が退方向へ移動
されて、係止突部6bが外れるため、蓋体6が開放する
と共に、大きな外力Fによって係止突部6bやスライダ
13の係止段部13dが破損するのを未然に防止するこ
とができるようになる。
【0032】一方蓋体6を開放する場合は、押しボタン
10を押圧する。
【0033】これによって図5に示すように、押しボタ
ン10の押圧杆10bがスライダ13の第1傾斜面13
aを押圧して、第2付勢手段14に抗してスライダ13
を退方向へ移動させるため、蓋体6の係止突部6bがス
ライダ13の係止段部13dより外れて、ダンパの作用
により蓋体6は図6に示すように開放される。
【0034】また開放された蓋体6を閉鎖する場合は、
蓋体6の上面を押圧して閉じることにより、係止突部6
bの先端に形成された第4傾斜面6eがスライダ13の
第3傾斜面6cに下方より当接して、スライダ13を退
方向へ移動させると共に、係止突部6bの第3傾斜面6
cがスライダ13の係止段部13dより上方に達したと
ころで、第2付勢手段14によりスライダ13が元の位
置に復帰するので、図4に示すように係止段部13dに
より係止突部6bを係止することができるようになる。
【0035】なお上記実施の形態では、蓋体6の係止突
部6b側に第3傾斜面を形成し、スライダ13側の係止
段部13dはほぼ水平に形成したが、係止段部13d側
に傾斜面を設けてもよく、また係止突部6bと係止段部
13dの両方に傾斜面を設けるようにしても勿論よい。
【0036】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、小物を
収納する容器本体と この容器本体の開口部に上下方向
へ回動開閉自在に設けられ かつ付勢手段により開放方
向へ付勢された蓋体と、上記蓋体の開閉端側に設けら
かつ蓋体を閉鎖状態に係止する係止手段とを有し
記係止手段を 押しボタンの押圧杆により下方向に押圧
され交差する退方向へ動作される一の傾斜面を有する進
退自在なスライダと 上記蓋体より突設され かつ上記ス
ライダの係止段部に係合して 蓋体を閉鎖状態に係止す
る係止突部とから構成し 上記係止段部及び係止突部の
少なくとも一方に スライダの進退方向に対して進方向
に高さを漸減し蓋体を開放方向に動かす外力によってス
ライダの退方向に付勢する分力を発生させる他の傾斜面
を形成したことから、大きな外力より係止突部やスラ
イダが破損するのを未然に防止することができるように
なる。
【0037】また蓋体を閉鎖した場合、係止突部とスラ
イダの係止段部の少なくとも一方が傾斜されているた
め、スライダが元の位置へ復帰する際の抵抗力が小さく
なり、これによってスライダがスムースに復帰するた
め、操作性が向上すると共に、スライダが復帰する際、
傾斜面により徐々に抵抗が増大しながら係止位置に達す
るため、復帰する際の音を小さくでき、これによって製
品の品質も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる車両用小物入れの
蓋開閉装置が設けられたコンソールボックスの斜視図で
ある。
【図2】この発明の実施の形態になる車両用小物入れの
斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】この発明の実施の形態になる車両用小物入れの
蓋開閉装置の拡大断面図である。
【図5】この発明の実施の形態になる車両用小物入れの
蓋開閉装置の作用説明図である。
【図6】この発明の実施の形態になる車両用小物入れの
蓋開閉装置の作用説明図である。
【符号の説明】
1 コンソールボックス 3 小物入れ 3a 容器本体 3b 開口部 3d 水平ガイド部 6 蓋体 6c 第3傾斜面 6e 第4傾斜面 10 押しボタン 10b 押圧杆 12a 垂直ガイド部 13 スライダ 13a 第1傾斜面 13d 係止段部 13e 第2傾斜面 14 第2付勢手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小物を収納する容器本体と、この容器本
    体の開口部に上下方向へ回動開閉自在に設けられ、かつ
    付勢手段により開放方向へ付勢された蓋体と、上記蓋体
    の開閉端側に設けられ、かつ蓋体を閉鎖状態に係止する
    係止手段とを有し、上記係止手段を、押しボタンの押圧杆
    により下方向に押圧され交差する退方向へ動作される一
    の傾斜面を有する進退自在なスライダと、上記蓋体より
    突設され、かつ上記スライダの係止段部に係合して、蓋体
    を閉鎖状態に係止する係止突部とから構成し、上記係止
    段部及び係止突部の少なくとも一方 スライダの進退
    方向に対して方向に高さを漸減し蓋体を開放方向に動
    かす外力によってスライダの退方向に付勢する分力を発
    生させる他の傾斜面を形成したことを特徴とする車両用
    小物入れの蓋開閉装置。
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