JP3143499B2 - 焦点調節装置 - Google Patents

焦点調節装置

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JP3143499B2
JP3143499B2 JP03209481A JP20948191A JP3143499B2 JP 3143499 B2 JP3143499 B2 JP 3143499B2 JP 03209481 A JP03209481 A JP 03209481A JP 20948191 A JP20948191 A JP 20948191A JP 3143499 B2 JP3143499 B2 JP 3143499B2
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
    • G02B7/346Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane using horizontal and vertical areas in the pupil plane, i.e. wide area autofocusing

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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面の複数の領域のデ
フォーカス量を検出して撮影レンズの焦点調節を行う自
動焦点調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの自動焦点検出装置として
は、撮影レンズの異なる射出瞳領域を通過した被写体か
らの光束を、一対のラインセンサ上に結像させ、被写体
像を光電変換して得られた一対の像信号の相対位置変位
量を求めることにより、被写体のデフォーカス量を検出
して、これに基づいて撮影レンズの駆動を行う自動焦点
調節方法が良く知られている。
【0003】更にこの焦点検出系を複数配置し複数の領
域での焦点検出を行えるようにしたものや、ラインセン
サを十字形に配置することで同じ領域内の光量分布が上
下方向でも左右方向でも焦点検出が可能な構成にしたも
のなどがある。
【0004】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来複数の焦点検出系
がある場合におけるデフォーカスの決定方法は,いくつ
かの選択条件を逐次的に判定し最終的ないデフォーカス
量を選択していた。
【0006】しかしながら、この様な方法では判定を行
う順番や条件によって焦点検出に適さない測距領域を選
択してしまうおそれがあり正しい焦点検出に支障をきた
すものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の事項に鑑
み、被写界における第1と第2の領域からの光束を受光
する第1と第2のセンサー部と、各センサー部からのセ
ンサー出力に対して所定の処理を行い、各領域ごとのフ
ォーカス状態をそれぞれ独立して検出する焦点検出手段
と、第1センサー部のセンサー出力または該出力に基づ
く信号と第2センサー部のセンサー出力または該出力に
基づく信号に対して、どちらのセンサー出力またはセン
サー出力に基づく信号がフォーカス検知を行わせる信号
として適しているかを複数の異なる種類の判定条件でそ
れぞれ各条件ごとに判定する判定手段と、該判定手段に
て判定された結果としてフォーカス検知を行わせる信号
として適していると判定された条件の数が多いセンサー
部を選択する選択手段を設け、前記第1と第2の領域の
内一方の領域をフォーカス検知領域として選択するよう
にした焦点検出装置を提供するものである。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図9は、本実施例の焦点検出装置を備えた
カメラの電気制御ブロックの具体的な構成の一例を示す
図であり、まず各部の構成について説明する。
【0011】1はマイクロコンピュータであり、以下の
カメラ各部の動きを制御する。
【0012】2はレンズ制御回路であり、不図示の撮影
レンズの距離環と絞りを制御する。このレンズ制御回路
2は、マイクロコンピュータ1からのLCOM信号を受
けている間、DBUSを介しシリアル通信を行い、この
通信内容より不図示のモーターを制御し、距離環と絞り
を制御する。また、マイクロコンピュータ1はレンズの
焦点距離情報や、距離情報、ベストピント補正情報、そ
の他各種補正情報などを受け取る。
【0013】3は液晶表示回路であり、シャッタースピ
ード・絞り制御値などのカメラの各撮影情報を表示する
回路である。この液晶表示回路3は、マイクロコンピュ
ータ1からのDPCOM信号を受けている間、DBUS
を介しシリアル通信を行い、この通信内容より液晶表示
を行う。
【0014】4はスイッチセンス回路であり、液晶表示
回路3とともに、常に電源が供給されており、通常のカ
メラではカメラのレリーズボタンの撮影準備を始動させ
る第1ストロークと連動しているスイッチ(以下SW1
と称す)や、その他不図示の露出モードを決めるスイッ
チやカメラの自動焦点調節(AF)のモードを決めるス
イッチなどを常に読み取ることが出来る。特に本例にお
いてはAFモード設定スイッチが“ONESHOT”モ
ード(一旦合焦するとピントをロック)であるか“SE
RVO”モード(合焦、非合焦にかかわらず焦点検出を
行う)であるかを読み取るようになっている。そしてこ
のスイッチセンス回路4は、スイッチが切り替わるとD
BUSを介しシリアル通信を行い、マイクロコンピュー
タ1に各スイッチ情報を通信する。
【0015】5はストロボ発光制御回路で、すなわちス
トロボの発光と調光を制御する回路であり、発光のため
の電荷を蓄えるための回路、発光部であるキセノン管、
トリガー回路、発光を停止させる回路、フィルム面反射
光測光回路、積分回路など既存の回路からなり、シャッ
ターユニットの先幕走行によりONするX接点がONす
ることで、ストロボの閃光を開始する。
【0016】6は焦点検出ユニットで、後述の図10で
説明するラインセンサ装置SNSを含む光学系の機構と
その駆動回路SDRからなる。SNSは上述のごとく2
対計4つのセンサ列SNS−1a、SNS−1b、SN
S−2a、SNS−2bから成るラインセンサ装置であ
り、駆動回路SDRからの制御信号により電荷が蓄積制
御される。このセンサ駆動回路SDRは、マイクロコン
ピュータ1からのセンサ蓄積開始信号を受け取ると、セ
ンサの蓄積を開始し、センサの蓄積レベルが一定になる
まで蓄積を行う。蓄積レベルが一定に成るとセンサの蓄
積を終了させ、センサの蓄積が終了したことをマイクロ
コンピュータ1にDBUSを介しシリアル通信する。マ
イクロコンピュータ1が、駆動回路SDRにセンサ信号
読みだし通信を行うと、センサ駆動回路SDRはライン
センサ装置SNSにセンサ駆動信号を出力し、マイクロ
コンピュータ1にラインセンサに蓄積された信号が読み
だされ、センサ駆動信号に同期してAD変換を行い、A
D変換された被写体の像信号から被写体が撮影レンズに
よりどの位置に焦点を結んでいるかを既存の位相差検出
法で演算によって検出するようになっている。
【0017】7は測光回路であり、画面を複数のエリア
に分割し、各エリアの被写体の輝度をTTL測光しマイ
クロコンピュータ1に送る役目をする。
【0018】8はシャッター制御回路であり、マイクロ
コンピュータ1の制御信号に従って不図示のシャッター
ユニットの制御を行う。
【0019】9は給送回路であり、マイクロコンピュー
タ1の制御信号に従ってフィルム給送用モータを制御
し、フィルムの巻き上げ巻き戻しを行う。
【0020】図10は本実施例の焦点検出のために用い
られる光学系の概略構成を示す図である。
【0021】この図中、MSKは視野マスクであり、中
央に十字形の開口部MSK−1を有している。FLDL
はフィールドレンズである。DPは絞りであり、中心部
に上下左右に一対ずつ計4つの開口部DP−1a、DP
−1b、DP−2a、DP−2bがそれぞれ設けられて
いる。前記フィールドレンズはこれらの開口対を不図示
の対物レンズの射出瞳付近に結像する作用を有してい
る。AFLは2対計4つのレンズAFL−1a、AFL
−1b、レンズAFL−2a、AFL−2bからなる2
次結像レンズであり、絞りDPの各開口に対応して、そ
の後方に配置されている。SNSは2対計4つのセンサ
列SNS−1a、SNS−1b、SNS−2a、SNS
−2bから成るラインセンサ装置であり、各2次結像レ
ンズAFLに対応してその像を受光するように配置され
ている。
【0022】この図10に示す焦点検出光学系では、撮
影レンズの焦点がフィルム面より前方に有る場合には、
左右一対のセンサ上(又は上下一対のセンサ上)に形成
される被写体像は互いに近付いた状態に成り、焦点が後
方にある場合には、被写体像は互いに離れた状態にな
る。そしてこの被写体像の相対位置変位量は撮影レンズ
の焦点外れ量と特定の関数関係にあるため、各センサ列
対でそのセンサ出力に対してそれぞれ適当な演算を施せ
ば、撮影レンズの焦点はずれ量、いわゆるデフォーカス
量を検出することができる。
【0023】そして、以上説明した構成をとることによ
り、不図示の対物レンズにより撮影または観察される範
囲の中心付近では、光量分布が上下または左右の一方向
にのみ変化するような物体に対しても測距をすることが
できる。
【0024】以上のような焦点検出装置等を備えた本例
のカメラにおいて行われる自動焦点調節の制御動作につ
いて以下具体的に説明する。図9に示した回路に給電が
開始されるとマイクロコンピュータ1は図11のステッ
プ(101)から実行を開始してゆく。すなわちステッ
プ(102)において、レリーズボタンの第1段階押下
によりオンするスイッチSW1の状態検知を行い、オフ
ならばステップ(103)へ移行し、プログラム中の変
数やCPUのフラグ類を初期化し、ステップ(102)
に戻る。このルーチンを繰り返す途中でスイッチSW1
がオンになるとステップ(104)へ移行し、カメラの
撮影準備動作を開始する。
【0025】ステップ(104)では測光や各種スイッ
チ類の状態検知、表示等を行う[AE制御]サブルーチ
ンがコールされ実行される。[AE制御]サブルーチン
の内容は本発明と直接関わりがないので詳しい説明は省
略する。
【0026】サブルーチン[AE制御]が終了すると、
次いでステップ(105)へ移行し、このステップ(1
05)で[AF制御]サブルーチンが実行される。ここ
ではセンサの蓄積、焦点検出演算、レンズ駆動の自動焦
点調節動作が行われ、サブルーチン[AF制御]が終了
すると再びステップ(102)へ戻り、SW1がオフす
るまでステップ(104)、(105)が繰り返し実行
される。
【0027】なお、上記のフローチャートでは、レリー
ズ動作の内容について記述していないが、レリーズ動作
は一般的な一眼レフカメラと同様である。
【0028】図12は前記ステップ(105)において
実行されるサブルーチン[AF制御]のフローチャート
である。
【0029】サブルーチン[AF制御]がコールされる
と、ステップ(201)を経て、ステップ(202)以
降のAF制御を実行してゆく。
【0030】ステップ(202)ではAFモードがON
ESHOTモードかSERVOモードであるかを判定
し、ONESHOTの場合にはステップ(203)へ移
行する。尚、このモードは前述の如くモードセットスイ
ッチにて予めセットされている。
【0031】ステップ(203)では前回の焦点検出の
結果が合焦であったか否かを判定し、合焦であった場合
には新たな焦点検出動作を行うことなくステップ(20
4)にてサブルーチン[AF制御]をリターンする。
【0032】ステップ(203)で合焦と判定されなか
った場合や、ステップ(202)でAFモードがSER
VOモードであった場合には、新たな焦点調節動作を行
うべくステップ(205)へ移行する。
【0033】ステップ(205)では複数の被写体領域
の焦点検出を行って各領域のデフォーカス量を検出する
サブルーチン[焦点検出]を実行する。
【0034】図3は、サブルーチン[焦点検出]を説明
するためのフローチャート図である。サブルーチン[焦
点検出]がコールされるとステップ(B01)を経てス
テップ(B03)以降のステップを順次実行して行く。
【0035】まず、ステップ(B03)でセンサの蓄積
開始及び読みだしコマンドの設定をおこないステップ
(B04)へ進む。
【0036】ステップ(B04)では補助光モードが設
定されているかどうかAUXEFFフラグで判定する。
AUXEFF=1(補助光モード)の場合ステップ(B
05)へ進み、補助光の発光を開始した後ステップ(B
07)へ進む。AUXEFF=0の(補助光モードでな
い)場合は、何もせずにステップ(B07)へ進む。
【0037】ステップ(B07)でセンサの蓄積を開始
し、ステップ(B09)のループへ移行し、センサの読
みだし、相関演算の処理を実行する。
【0038】ステップ(B09)ではセンサの読みだし
チェック及びセンサ読み出しをおこなう。この動作とし
てはまず、各センサの蓄積が終了しているかどうか判定
し、各センサのうち蓄積終了したセンサがある時、その
センサの像信号読み出しを行っていなければそのセンサ
に対して像信号の読み出しを行う。
【0039】つぎに、相関演算チェックと相関演算を行
う。読みだしが終了したセンサに対する測距点の相関演
算が終了しているかを判定し、その測距点の相関演算を
行っていなければそれを行い、その測距点に対する相関
演算終了後ステップ(B12)へ進む。読み出しが終了
している測距点がない場合や、読みだしが終了した測距
点全ての相関演算が終了している場合は何もせずにステ
ップ(B12)へ進む。
【0040】ステップ(B12)では、最大蓄積時間の
チェックを行う。センサ蓄積が予め設定した時間(最大
蓄積時間)経過しても終了しない場合はセンサの蓄積を
強制的に終了させる。蓄積時間が最大蓄積時間に達して
いない場合は何もせずにステップ(B16)へ進む。
【0041】ステップ(B16)では蓄積中にカメラの
SW1がオフされたかどうかをSW1ONFで判定し、
SW1ONF=0すなわちカメラのSW1がオフされた
場合はステップ(B30)へ進み、蓄積終了処理を行
う。蓄積終了処理後ループをぬけステップ(B24)へ
進む。
【0042】ステップ(B16)でスイッチの変化がな
く引き続きSW1が押されたままならば(SW1ONF
=1)、ステップ(B18)へ進み早いもの優先判定ル
ーチンを実行する。
【0043】図4は「早いもの優先判定」サブルーチン
のフローチャートである。
【0044】まず、ステップ(H01)で横測距点が測
距状態にあるかどうかを示すフラグH ENABLの判
定を行う。H ENABLが1、すなわち横測距点が測
距状態にある場合はステップ(H02)に進み、H
NABLが0、すなわち横測距点が測距状態にない場合
はステップ(H13)に進む。尚、通常このH ENA
BLは1にセットされているものとする。
【0045】ステップ(H02)では、横測距点がゴミ
で測距不能かどうかを示すフラグH GOMI2フラグの
判定を行う。H GOMI2フラグが1、すなわちゴミ
により測距不能の場合はステップ(H13)へ進み、H
GOMI2フラグが0、すなわちゴミが無く測距可能
な場合はステップ(H03)へ進む。
【0046】ステップ(H03)では、横測距点の測距
演算が終了したかどうかを示すフラグH CLAEND
の判定を行う。H CLAENDが1の場合、すなわち
横測距点の測距演算が終了している場合はステップ(H
04)へ進み、H CLAENDが0の場合、すなわち
横測距点の測距演算が終了していない場合はステップ
(H13)へ進む。
【0047】ステップ(H05)では、縦測距点の測距
演算が終了したかどうかを示すフラグV CLAEND
の判定を行う。V CLAENDが1の場合、すなわち
縦測距点の測距演算が終了している場合はステップ(H
13)へ進み、V CLAENDが0の場合、すなわち
縦測距点の測距演算が終了していない場合はステップ
(H05)へ進む。
【0048】以上をまとめると、横測距点が測距状態に
あり、縦測距点は測距演算が終了していないが横測距点
は測距計算が終了している場合のみステップ(H05)
へ進む。
【0049】ステップ(H05)では横測距点の測距デ
ータの信頼性が良いかどうかを示すフラグH FNC1
FLGの判定をおこなう。H FNC1FLGが1の場
合すなわち信頼性がなく測距に適さない場合は、ステッ
プ(H13)へ進み、H FNC1FLGが0の場合す
なわち信頼性が充分で測距に適す場合はステップ(H0
6)へ進む。
【0050】ステップ(H06)では、横測距点の被写
体像が繰り返しパターンがどうかを示すフラグH RE
PPTRNの判定を行う。H REPPTRNが1の場
合、横測距点の被写体像が繰り返しパターンである可能
性があるのでステップ(H13)へ進み、H REPP
TRNが0の場合、横測距点の被写体像が繰り返しパタ
ーンでないのでステップ(H07)へ進む。
【0051】ステップ(H07)では、すでに測距点選
択を行ったかどうかを示すSELONCEフラグの判定
を行う。SELONCEフラグが1、すなわち過去に測
距点選択を行った場合はステップ(H08)へ進み、S
ELONCEフラグが0、すなわち今回初めて測距点選
択を行う場合はステップ(H11)へ進む。
【0052】ステップ(H11)では、早いもの優先に
より横測距点を選択を行ったことを示すフラグ設定を行
う。すなわち早いもの優先により測距点選択を行ったこ
とを示すFST COMEフラグを1に、早いもの優先
により横測距点を選択したことを示すFST SELV
フラグを0に、早いもの優先による測距点選択を行った
後、縦測距点を無効にするフラグV FSTENを0に
する。この後ステップ(H12)にすすむ。
【0053】ステップ(H12)では、図5のステップ
(H28)ラベル名「HAYA EXIT」へジャンプ
する。
【0054】ステップ(H08)では、過去に選択した
測距点が縦目であることを示すLSTSELフラグの判
定を行う。LSTSELフラグが1の場合、すなわち前
回縦測距点を選択した場合はステップ(H13)へ進
み、LSTSELフラグが0の場合、すなわち前回横測
距点を選択した場合はステップ(H09)へ進む。
【0055】ステップ(H09)では、ステップ(H1
1)と同様、早いもの優先により横測距点を選択を行っ
たことを示すフラグ設定(FST COME=1、FS
SELV=0、V FSTEN=0)を行い、ステッ
プ(H10)へ進む。
【0056】ステップ(H10)では、図5のステップ
(H28)ラベル名「HAYA EXIT」へジャンプ
する。
【0057】ここまでをまとめると、早いもの優先によ
り横目を選択した場合は、ステップ(H28)へ進み、
それ以外はステップ(H13)へすすむ。
【0058】ステップ(H13)ではサーボモードかど
うかを示すADSRVMODフラグの判定を行う。AD
SRVMODが1の場合は、すなわちサーボモードの時
は図5のステップH16へ進み、ADSRVMODが0
の場合は、すなわちサーボモードでない時はステップ
(H14)へ進む。
【0059】ステップ(H14)では、補助光発光中か
どうかを示すAUXEFFフラグの判定を行う。AUX
EFFフラグが1の場合、すなわち補助光発光中のとき
はステップ(H15)へ進み、AUXEFFフラグが0
の場合、すなわち補助光発光中でない場合は図5のステ
ップH16へ進む。
【0060】ステップ(H15)に進むと、図5のステ
ップ(H28)ラベル名「HAYA EXIT」へジャン
プする。これは補助光発光中に縦測距点の選択を行わな
いでサブルーチンを終了するためである。
【0061】次に、ステップ(H16)で縦測距点が測
距状態にあるかどうかを示すフラグV ENABLの判
定を行う。V ENABLが1、すなわち縦測距点が測
距状態にある場合はステップ(H17)に進み、V
NABLが0、すなわち縦測距点が測距状態にない場合
はステップ(H28)に進む。尚、通常V ENABL
は1にセットされているものとする。
【0062】ステップ(H17)では、縦測距点がゴミ
で測距不能かどうかを示すフラグV GOMI2の判定を
行う。V GOMI2フラグが1、すなわちゴミにより
縦測距点が測距不能の場合はステップ(H28)へ進
み、V GOMI2フラグが0、すなわちゴミが無く測
距可能な場合はステップ(H18)へ進む。
【0063】ステップ(H18)では、縦測距点の測距
演算が終了したかどうかを示すフラグV CLAEND
の判定を行う。V CLAENDが1の場合、すなわち
縦測距点の測距演算が終了している場合はステップ(H
19)へ進み、V CLAENDが0の場合、すなわち
縦測距点の測距演算が終了していない場合はステップ
(H28)へ進む。
【0064】ステップ(H19)では、横測距点の測距
演算が終了したかどうかを示すフラグH CLAEND
の判定を行う。H CLAENDが1の場合、すなわち
横測距点の測距演算が終了している場合はステップ(H
19)へ進み、H CLAENDが0の場合、すなわち
横測距点の測距演算が終了していない場合はステップ
(H20)へ進む。
【0065】ステップ(H20)では縦測距点の測距デ
ータの信頼性が良いかどうかを示すフラグV FNC1
FLGの判定をおこなう。V FNC1FLGが1の場
合すなわち信頼性がなく測距に適さない場合は、ステッ
プ(H28)へ進み、V FNC1FLGが0の場合す
なわち信頼性が充分で測距に適す場合は、ステップ(H
21)へ進む。
【0066】ステップ(H21)では、縦測距点の被写
体像が繰り返しパターンかどうかを示すフラグV RE
PPTRNの判定を行う。V REPPTRNが1の場
合、縦測距点の被写体像が繰り返しパターンである可能
性があるのでステップ(H28)へ進み、V REPP
TRNが0の場合は縦測距点の被写体像が繰り返しパタ
ーンでないのでステップ(H22)へ進む。
【0067】ステップ(H22)では、すでに測距点選
択を行ったかどうかを示すSELONCEフラグの判定
を行う。SELONCEフラグが1、すなわち過去に測
距点選択を行った場合はステップ(H23)へ進み、S
ELONCEフラグが0、すなわち今回初めて測距点選
択を行う場合はステップ(H26)へ進む。
【0068】ステップ(H26)では、早いもの優先に
より縦測距点を選択を行ったことを示すフラグ設定を行
う。すなわち早いもの優先により測距点選択を行ったこ
とを示すFST COMEフラグを1に、早いもの優先
により縦測距点を選択したことを示すFST SELV
フラグを1に、早いもの優先による測距点選択を行った
後、横測距点を無効にするフラグH FSTENを0に
する。この後ステップ(H27)にすすむ。
【0069】ステップ(H27)では、ステップ(H2
8)ラベル名「HAYA EXIT」へジャンプする。
【0070】ステップ(H23)では、過去に選択した
測距点が縦目であることを示すLSTSELフラグの判
定を行う。LSTSELフラグが1の場合、すなわち前
回縦測距点を選択した場合はステップ(H24)へ進
み、LSTSELフラグが0の場合、すなわち前回横測
距点を選択した場合はステップ(H28)へ進む。
【0071】ステップ(H24)では、ステップ(H2
6)と同様、早いもの優先により縦測距点を選択を行っ
たことを示すフラグ設定(FST COME=1、FS
SELV=1、H FSTEN=0)を行い、ステッ
プ(H25)へ進む。
【0072】ステップ(H25)では、図5のステップ
(H28)ラベル名「HAYA EXIT」へジャンプ
する。
【0073】ステップ(H16)からここまでをまとめ
ると、早いもの優先により縦目を選択した場合は、フラ
グ設定を行った後ステップ(H28)へ進み、それ以外
は何の処理もせずにステップ(H28)へすすむ。
【0074】ステップ(H29)で「早いもの優先判
定」サブルーチンを終了しリターンし、図3のステップ
(B20)へ進む。
【0075】ステップ(B20)ではステップ(B1
8)で早いもの優先判定により測距点が選択されたかど
うかをFST COMEフラグで判定する。FST
OME=1ならループをぬけステップ(B24)へ進
む。FST COME=0ならステップ(B22)へ進
む。
【0076】ステップ(B22)ではループの終了チェ
ックを行う。蓄積を行った全てのセンサーの相関演算が
終了したかを判定し、終了していればJUMPFLGを
クリアする。ステップ(B23)ではJUMPFLGに
よりループを繰り返すか終了するかの分岐を行う。すな
わちJUMPFLG=1の場合はステップ(B09)に
戻りループを繰り返す。JUMPFLG=0の場合はル
ープをぬけステップ(B24)へ進む。
【0077】ステップ(B24)では補助光の消灯処理
を行う。補助光消灯処理は補助光が発光していないとき
も悪影響がないため、補助光モードであるかどうかの判
定を行わず常に実行する。
【0078】次にステップ(B33)でデフォーカス計
算を行う。相関演算によって産出する値はセンサー上で
の像ずれ量なので、この値に所定の演算をほどこしデフ
ォーカス量に変換する。
【0079】デフォーカス計算が終了するとステップ
(B40)に進み、サブルーチン「焦点検出」をリター
ンする。
【0080】この様にして早いもの優先にて測距点が選
択された時には選択測距点に対するデフォーカス量検知
がなされ、早いもの優先にて測距点が選択されない時に
は2つの被写体領域毎にそれぞれデフォーカス量検知が
なされた、各領域毎のデフォーカス量DEF1、DEF
2が得られるものとする。また、各領域について像信号
のコントラスト等から公知の方法によって焦点検出可
能、不能の判定も行われるものとする。
【0081】次のステップ(206)ではサブルーチン
[ゴミ判定]を実行する。[ゴミ判定]は焦点検出系
(光学系とセンサ)中に存在するゴミのために生じる偽
の検出結果を排除するためのサブルーチンである。サブ
ルーチン[ゴミ判定]の実行を終了すると、ステップ
(207)へ移行する。
【0082】ステップ(207)において、全てのセン
サ、すなわち総ての被写体領域が焦点検出不能であるか
否かを判断し、総てが不能であればステップ(214)
へ移行し、サブルーチン[サーチレンズ駆動]を実行す
る。これは被写体のコントラストが低くて焦点検出不能
となった場合に、撮影レンズを駆動させながら焦点検出
動作を実行する制御で、詳しくは特願昭61−1608
24号公報に開示されているものであるので、本発明は
説明を省略する。
【0083】ステップ(207)において総ての被写体
領域が焦点検出不能でない場合には、ステップ(20
9)へ移行してサブルーチン[センサ選択]を実行す
る。
【0084】サブルーチン[センサ選択]は焦点検出可
能な複数の被写体領域(センサ)のなかから、最終的に
焦点調節を行うための被写体領域を選択するためのサブ
ルーチンであり、図1にフローチャートを示している。
【0085】サブルーチン[センサ選択]がコールされ
ると、図1のステップ(S00)を経て、ステップ(S
01)以降の処理を実行してゆく。
【0086】ステップ(S01)では、過去に測距点選
択を行ったかどうかを示すSELONCEフラグの判定
を行う。SELONCEフラグが1の場合すなわち過去
に測距点選択を行った場合は、ステップ(S02)に進
み、SELONCEフラグが0の場合はステップ(S0
5)へ進む。
【0087】ステップ(S02)では、前回の選択測距
点が縦測距点であることを示すLSTSELフラグをク
リアし、ステップ(S03)へ進む。
【0088】ステップ(S03)では、選択結果が縦測
距点であることを示すSELL Vフラグの判定を行
う。この時点でSELL Vフラグは前回の測距結果に
従って設定されたままになっているので、実質的に前回
の選択結果により分岐を行うことに成る。SELL
が0ならば(前回横測距点を選択した)LSTSELフ
ラグはステップ(S02)でクリアされたままステップ
(S05)へ進む。SELL Vが1の場合は(前回縦
測距点を選択した)ステップ(S04)へ進み、LST
SELを1に設定した後、ステップ(S05)へ進む。
【0089】ステップ(S05)では、早いもの優先判
定により測距点がすでに選択されたかどうかFST
OMEフラグ判定を行う。FST COME=1の場
合、すなわち早いもの優先選択によりすでに測距点選択
がされている場合は、ステップ(S37)へ進む。FS
COME=0の場合はステップ(S09)へ進む。
【0090】ステップ(S37)では、FST SEL
Vフラグの判定をおこなう。早いもの優先判定で縦測距
点を選択した場合はFST SELV=1なのでステッ
プ(S07)へ進み、ステップ(S07)では縦測距点
が選択された時の処理をおこなう。ステップ(S37)
でFST SELV=0の時は、ステップ(S06)へ
進み横測距点が選択された時の処理をおこなう。
【0091】ステップ(S07)と(S06)の処理が
終了するとステップ(S08)へ進み、(S08)では
SELECT END(ステップ(S32))へジャン
プする。
【0092】一方ステップ(S05)においてFST
COME=0の場合、ステップ(S09)へ進み、ステ
ップ(S09)では、サーボモードかどうかをADSE
RVMODフラグで判定する。ADSERVMOD=1
の場合(サーボモードの時)は、ステップ(S13)へ
進み、ADSERVMOD=0の時はステップ(S1
0)へ進む。
【0093】ステップ(S10)では今回の測距が補助
光モードか否かをAUXEFFフラグで判定する。AU
XEFF=1(今回の測距で補助光を発光した場合)の
時はステップ(S11)に進み、ステップ(S11)で
は横測距点の選択処理を行う。ステップ(S11)の処
理が終了するとステップ(S12)へ進みSELECT
ENDへジャンプする。
【0094】ステップ(S09)でADSERVMOD
=1の場合と、ステップ(S10)でAUXEFF=0
の場合はステップ(S13)へ進む。
【0095】ステップ(S13)では、縦測距点のデフ
ォーカス計算を行ったかどうかをV DEFCEフラグで
判定する。V DEFCE=0で縦測距点のデフォーカ
ス計算が行われなかった場合、ステップ(S14)へ進
み横測距点選択の処理を行った後、ステップ(S15)
でSELECT ENDにジャンプする。
【0096】ステップ(S16)では、横測距点のデフ
ォーカス計算を行ったかどうかをH DEFCEフラグで
判定する。H DEFCE=0で縦測距点のデフォーカ
ス計算が行われなかった場合、ステップ(S16)へ進
み縦測距点選択の処理を行った後、ステップ(S17)
でSELECT ENDにジャンプする。
【0097】H DEFCE=1かつV DEFCE=
1の場合はステップ(S18)へ進み、「繰り返し判定
解除チェック」サブルーチンを行う。「繰り返し判定解
除チェック」サブルーチンでは縦横の測距点の測距結果
から、H REPPTRNフラグ及びV REPPTR
Nフラグのクリアを行う。H REPPTRNフラグ及
びV REPPTRNフラグは測距演算中に被写体像の
形が繰り返しパターンになっている可能性がある場合に
“1”に設定されるが、縦測距点と横測距点がほぼ同じ
デフォーカス量を検出した場合は、正しく測距されたと
判定し、繰り返しパターンフラグ(H REPPTRN
及びV REPPTRN)をクリアする。ステップ(S
18)で「繰り返し判定解除チェック」サブルーチンの
処理が終わると、次に図2のステップ(S19)に進
む。
【0098】ステップ(S19)では横測距点がゴミの
影響を受けているかどうかをH GOMI2フラグで判
定する。H GOMI2フラグ=1の場合、すなわち横
測距点がゴミの影響を受けている場合はステップ(S2
0)へ進み縦測距点がゴミの影響を受けているかどうか
判定する。V GOMI2=0で縦測距点がゴミの影響
を受けていなければステップ(S21)に進み、縦測距
点選択の処理を行いステップ(22)に進みSELEC
ENDへジャンプする。
【0099】ステップ(S19)でH GOMI2=0
又はステップ(S20)でV GOMI2=1の場合は
ステップ(S23)へ進む。
【0100】ステップ(S23)ではまず横測距点がゴ
ミの影響を受けているかどうかをH GOMI2フラグで
判定する。H GOMI2フラグ=0の場合、すなわち
横測距点がゴミの影響を受けていない場合はステップ
(S24)へ進み縦測距点がゴミの影響を受けているか
どうか判定する。V GOMI2=1で縦測距点がゴミ
の影響を受けていればステップ(S25)に進み、横測
距点選択の処理を行い、ステップ(26)に進みSEL
ECT ENDへジャンプする。
【0101】ステップ(S23)でH GOMI2=1
又はステップ(S24)でV GOMI2=0の場合は
ステップ(S27)へ進む。
【0102】ステップ(S27)では、縦横測距点の信
頼性比較演算を行う。
【0103】ここで信頼性の意味とフラグの対応付けを
説明する。
【0104】信頼性0:信頼性が非常に良く測距に適す
る。
【0105】信頼性1:信頼性0より悪いが、信頼性が
良く測距に適する。
【0106】信頼性2:信頼性やや悪い。大デフォーカ
スの時はレンズ駆動を行うが、小デフォーカスの特はN
G判定。
【0107】信頼性3:信頼性が悪く測距に適さない。
【0108】ここで信頼性とフラグの関係は以下のとお
りである。
【0109】 信頼性0:FNC1FLG=0、FNC2FLG=0、
FNC3FLG=0 信頼性1:FNC1FLG=1、FNC2FLG=0、
FNC3FLG=0 信頼性2:FNC1FLG=1、FNC2FLG=1、
FNC3FLG=0 信頼性3:FNC1FLG=1、FNC2FLG=1、
FNC3FLG=1 ステップ(S27)では信頼性1と信頼性0は区別せず
に判定を行い、この比較結果によりステップ(S28)
とステップ(S31)で分岐を行う。
【0110】ステップ(S28)で横測距点の信頼性が
信頼性0か1で縦測距点の信頼性が信頼性0でも1でも
ない場合ステップ(S29)へ進む。ステップ(S2
9)では横測距点の選択処理を行ってステップ(S3
2)すなわちSELECT ENDへすすむ。
【0111】横測距点の信頼性が縦測距点の信頼性より
良くなかった場合はステップ(S31)へ進む。ここで
縦測距点の信頼性が信頼性0か1で横測距点の信頼性が
信頼性0でも1でもない場合ステップ(S30)へ進
む。ステップ(S30)では横測距点の選択処理を行っ
てステップ(S32)すなわちSELECT ENDへ
すすむ。
【0112】ステップ(S28)とステップ(S31)
でそれぞれステップ(S29)、ステップ(S30)に
分岐しなかった場合は(信頼性に大きな差がなかった場
合)ステップ(S38)へ進み、多数決による測距点選
択をおこなう。
【0113】図6は多数決による測距点選択サブルーチ
ンである。サブルーチン多数決判定がコールされるとス
テップ(T00)を経てステップ(T02)以降のステ
ップを実行して行く。
【0114】ステップ(T02)では横測距点が繰り返
しパターンかどうかをH REPPTRNフラグで判定
し分岐を行う。H REPPTRN=1の場合はステッ
プ(T04)へ進み、H REPPTRN=0の場合は
ステップ(T10)へ進む。
【0115】ステップ(T04)では縦測距点が繰り返
しパターンかどうかをV REPPTRNフラグで判定
し分岐を行う。V REPPTRN=1の場合はステッ
プ(T10)へ進み、V REPPTRN=0の場合は
ステップ(T06)へ進む。
【0116】ステップ(T06)を実行するのは横測距
点が繰り返しパターンで縦測距点は繰り返しパターンで
はない場合である。ステップ(T06)では縦測距点の
選択処理を行い、ステップ(T08)に進み、図8のス
テップ(T19)へジャンプする(ラベル名COMPA
RE END)。
【0117】横測距点のみが繰り返しパターンである場
合以外は、ステップ(T10)以降のルーチンを実行す
る。ステップ(T10)では縦測距点が繰り返しパター
ンかどうかをV REPPTRNフラグで判定し分岐を
行う。V REPPTRN=1の場合はステップ(T1
2)へ進み、V REPPTRN=0の場合はステップ
(T18)へ進む。
【0118】ステップ(T12)では横測距点が繰り返
しパターンかどうかをH REPPTRNフラグで判定
し分岐を行う。H REPPTRN=1の場合はステッ
プ(T18)へ進み、H REPPTRN=0の場合は
ステップ(T14)へ進む。
【0119】ステップ(T14)を実行するのは縦測距
点が繰り返しパターンで横測距点は繰り返しパターンで
はない場合である。ステップ(T14)では横測距点の
選択処理を行い、ステップ(T16)に進み、図8のス
テップ(T19)へジャンプする(ラベル名COMPA
RE END)。
【0120】どちらか片方の測距点だけが繰り返しパタ
ーンである場合以外(両方が繰り返しパターンでない
か、両方とも繰り返しパターンの場合)は、ステップ
(T18)へ進み、ここで選択カウンタH PRIOR
及びV PRIORのクリアを行う。
【0121】次にステップ(T20)へ進み、縦測距点
と横測距点のコントラスト比較を行う。コントラストが
大きい方が測距に適しているのでコントラストの大きい
測距点の選択カウンタをカウントアップする。ステップ
(T22)で横測距点のコントラストが大きい場合はス
テップ(T24)に分岐し、横測距点の選択カウンタH
PRIORをカウントアップし、ステップ(T30)
に進む。
【0122】ステップ(T22)で横測距点のコントラ
ストが小さかった場合ステップ(T26)へ進む。ここ
で縦測距点のコントラストが大きい場合はステップ(T
28)に分岐し、縦測距点の選択カウンタV PRIO
Rをカウントアップし、ステップ(T30)に進む。両
方の測距点のコントラストが同じであれば何もせずにス
テップ(T30)に進む。
【0123】ステップ(T30)ではフィルターの種類
の比較を行う。測距演算の過程像信号に対して第1また
は第2のフィルター処理を行うが、第1フィルターの方
が測距に適しているので、片方の測距点のみ第1フィル
ターを使用している場合はその測距点の選択カウンター
をカウントアップする。尚、このフィルターとしては像
信号に含まれるDC成分をカットするディジタルフィル
ターで第1フィルターは第2フィルターより低周波帯の
ものを通過させるものとする。
【0124】図7のステップ(T32)では横測距点が
第1フィルターを使用し縦測距点が第2フィルターを使
用した場合にステップ(T34)に分岐する。ステップ
(T34)では横測距点の選択カウンタH PRIOR
をカウントアップした後、ステップ(T40)に進む。
【0125】ステップ(T36)では横測距点が第2フ
ィルターを使用し縦測距点が第1フィルターを使用した
場合にステップ(T38)に分岐する。ステップ(T3
4)では縦測距点の選択カウンタV PRIORをカウ
ントアップした後、ステップ(T40)に進む。
【0126】両方の測距点が同じフィルターを使用して
いる場合は何もせずにステップ(T40)へ進む。
【0127】ステップ(T40)ではセンサーの読みだ
し時のゲイン(センサーからの信号を読み出す時のアン
プのゲイン)の比較を行う。センサーの読みだしゲイン
は被写体像の明るさや蓄積時間により決定され1倍、2
倍、4倍、8倍の4種類がある。ゲインが小さい方がよ
り測距に適している。但しゲインの差が1段しか違わな
い場合は優位さはほとんどないため、2段以上の差があ
る場合のみ比較対象とする。ステップ(T40)でゲイ
ンに2段以上の差があるかどうかを比較し、ステップ
(T42)、(T44)でゲインの差があった場合の分
岐を行う。
【0128】ステップ(T42)で横測距点のゲインが
2段以上よかった(ゲインが低い)場合ステップ(T4
6)へ進み、横測距点の選択カウンタH PRIORを
カウントアップし、ステップ(T50)に進む。
【0129】横目のゲインが2段以上よくなかった場合
は、ステップ(T44)で縦測距点のゲインが2段以上
よいかどうかを判定し、よかった場合ステップ(T4
8)へ分岐し、縦測距点の選択カウンタV PRIOR
をカウントアップし、ステップ(T50)に進む。
【0130】横測距点のゲインと縦測距点のゲインに2
段以上差がなかった場合はどちらの選択カウンターもカ
ウントアップせずにステップ(T50)に進む。
【0131】ステップ(T50)では信頼性の比較を行
う。図2のステップ(S27)では信頼性0と信頼性1
の区別を行わずに測距点選択を行ったがここでは信頼性
を更に詳しく比較する。
【0132】ステップ(T52)では横測距点だけが信
頼性0の場合、ステップ(T54)に分岐し、横測距点
の選択カウンタH PRIORをカウントアップした後
ステップ(T60)へ進む。横測距点のみが信頼性0の
場合以外はステップ(T56)へ進み縦測距点のみが信
頼性0かどうかを判定する。縦測距点のみ信頼性0の時
はステップ(T58)へ進み、縦測距点選択カウンタV
PRIORをカウントアップし、ステップ(T60)
へ進む。
【0133】横測距点の信頼性と縦測距点の信頼性が同
じだった場合はどちらの選択カウンターもカウントアッ
プせずに図8のステップ(T60)に進む。
【0134】ステップ(T60)で、前回測距を行った
かどうかを判定し、前回測距を行っていれば(SELO
NCDE=1の場合)ステップ(T62)に分岐しその
結果を測距点判定に反映させる。
【0135】ステップ(T62)で前回の選択測距点が
横測距点の場合(LSTSEL=0のとき)はステップ
(T63)へ進み、H PRIORをカウントアップす
る。前回の選択測距点が縦測距点の場合(LSTSEL
=1のとき)はステップ(T65)へ進み、縦測距点の
選択カウンタV PRIORをカウントアップする。カ
ウントアップ後ステップ(T67)へ進む。
【0136】ステップ(T67)では、ステップ(T2
0)〜(T65)でカウントアップした選択カウンタの
比較を行う。横測距点の選択カウンタと縦測距点の選択
カウンタが2つ以上の差があるかどうかを判定し、差が
ある場合はステップ(T69)とステップ(T71)で
分岐をおこなう。
【0137】まずステップ(T69)で、横測距点の選
択カウンタのカウント値が縦測距点の選択カウンタのカ
ウント値より2つ以上大きければステップ(T80)で
横測距点の選択処理を行う。
【0138】横測距点の選択カウントが2つ以上大きく
なかった場合は、ステップ(T69)に進み、縦測距点
の選択カウンタのカウント値が横測距点の選択カウンタ
のカウント値より2つ以上大きいかを判定し、大きけれ
ばステップ(T82)で縦測距点の選択処理を行う。
【0139】ステップ(T80)、(T82)で選択処
理が終了するとステップ(T19)ラベル名COMPA
RE ENDへ進む。
【0140】両測距点の選択カウンタ値に2つ以上の差
がない場合はステップ(T73)へ進み、すでに測距点
選択が行われたかどうかを判定する。SELONSE=
1で前回測距点選択を行っている場合は、ステップ(T
77)へ分岐し前回の選択測距点と同じ測距点を今回選
択する。すなわち前回の選択測距点が横測距点なら(L
STSEL=0)ステップ(T95)で横測距点選択処
理を行い、前回の選択測距点が縦測距点なら(LSTS
EL=1の場合)ステップ(T90)で縦測距点選択処
理を行う。測距点選択処理が終了するとステップ(T1
9)へ進む。
【0141】ステップ(T73)で測距点の選択が過去
になされていない場合は、ステップ(T75)へ進みデ
フォーカスの比較演算を行う。本発明の実施例では、デ
フォーカス量が正の場合は後ピン、負の場合は前ピンを
意味しており、従って検出されたデフォーカス量が大き
い方が手前にある被写体を測距していることになる。ス
テップ(T85)では比較演算結果に基づき分岐をおこ
なう。横測距点のデフォーカス量が縦測距点のデフォー
カス量より大きい場合はステップ(T89)へ進み、横
測距点の選択処理を行う。縦測距点のデフォーカス量が
縦測距点のデフォーカス量以上の場合はステップ(T8
7)へ進み、縦測距点の選択処理を行う。
【0142】測距点の選択処理が終了するとステップ
(T19)(ラベル名COMPARE END)を経てス
テップ(T99)でサブルーチン「多数決判定」を終了
し、図2ステップ(S32)にリターンする。
【0143】次にステップ(S33)へ進み“選択され
た測距点の信頼性”により分岐をおこなう。信頼性2よ
りよければ(FNC3FLG=0)ステップ(S35)
へ進み、測距点選択を行ったことを示すSELONCE
フラグを1にする。ステップ(S33)で信頼性3なら
ばステップ(S34)に進み、SELONCEフラグを
クリアする。これは今回の選択測距点は信頼性が良くな
いのでこの選択結果を次回に影響させないようにするた
めである。
【0144】ステップ(S36)で測距点選択サブルー
チンを終了し、再び図12に戻ってステップ(210)
へ移行する。
【0145】ステップ(210)では、最終的に選択さ
れたデフォーカス量に基づいて撮影レンズが合焦状態に
あるかどうかを判定する。合焦状態の場合はステップ
(213)へ移行して、サブルーチン[合焦表示]を実
行して、ファインダ内に合焦表示を行い、次のステップ
(215)でサブルーチン[AF制御]をリターンす
る。
【0146】ステップ(210)にて、合焦状態にない
と判定された場合は、ステップ(211)へ移行してレ
ンズ駆動を行い、次いでステップ(215)でサブルー
チン[AF制御]をリターンする。
【0147】尚、レンズ駆動に関しては本出願人による
特願昭61−160824号公報等により開示した方法
等を用いれば良い。
【0148】
【発明の効果】以上のように、本発明では、被写界にお
ける第1と第2の領域からの光束を受光する第1と第2
のセンサー部と、各センサー部からのセンサー出力に対
して所定の処理を行い、各領域ごとのフォーカス状態を
それぞれ独立して検出する焦点検出手段と、第1センサ
ー部のセンサー出力または該出力に基づく信号と第2セ
ンサー部のセンサー出力または該出力に基づく信号に対
して、どちらのセンサー出力またはセンサー出力に基づ
く信号がフォーカス検知を行わせる信号として適してい
るかを複数の異なる種類の判定条件でそれぞれ各条件ご
とに判定する判定手段と、該判定手段にて判定された結
果としてフォーカス検知を行わせる信号として適してい
ると判定された条件の数が多いセンサー部を選択する選
択手段を設け、前記第1と第2の領域の内一方の領域を
フォーカス検知領域として選択するようにしたので,よ
り適正は焦点検知が行えるものである。
【0149】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る焦点検出装置におけるセンサー選
択サブルーチンの一部を示す説明図である。
【図2】図1とともにセンサー選択サブルーチンの一部
を示す説明図である。
【図3】焦点検出サブルーチンを示す説明図である。
【図4】早いもの優先判定サブルーチンの一部を示す説
明図である。
【図5】図4とともに早いもの優先判定サブルーチンの
一部を示す説明図である。
【図6】多数決判定サブルーチンの一部を示す説明図で
ある。
【図7】図6とともに多数決判定サブルーチンの一部を
示す説明図である。
【図8】図6,図7とともに多数決判定サブルーチンの
一部を示す説明図である。
【図9】本発明に係る焦点検出装置を有するカメラの一
実施例を示すブロック図である。
【図10】焦点検出装置の焦点検出光学系の構成を示す
構成図である。
【図11】図9に示したカメラの全体の動作を説明する
ための説明図である。
【図12】オートフォーカス制御サブルーチンを説明す
るための説明図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピューター 2 レンズ制御回路 6 焦点検出ユニット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写界における第1と第2の領域からの
    光束を受光する第1と第2のセンサー部と、各センサー
    部からのセンサー出力に対して所定の処理を行い、各領
    域ごとのフォーカス状態をそれぞれ独立して検出する焦
    点検出手段と、第1センサー部のセンサー出力または該
    出力に基づく信号と第2センサー部のセンサー出力また
    は該出力に基づく信号に対して、どちらのセンサー出力
    またはセンサー出力に基づく信号がフォーカス検知を行
    わせる信号として適しているかを複数の異なる種類の判
    定条件でそれぞれ各条件ごとに判定する判定手段と、該
    判定手段にて判定された結果としてフォーカス検知を行
    わせる信号として適していると判定された条件の数が多
    いセンサー部を選択する選択手段を設け、前記第1と第
    2の領域の内一方の領域をフォーカス検知領域として選
    択することを特徴とする焦点検出装置。
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