JP3143015U - ダクト一体型換気ルーバ - Google Patents

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章 国貞
麟太郎 石丸
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株式会社ロビンフッド
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Abstract

【課題】建物壁面への取り付けが容易で、充分な通気性を確保しつつ、高い防水・防雪性能及び排水性能を得ることができるダクト一体型換気ルーバを提供する。
【解決手段】複数の羽根板1aが配されたガラリ部1を、建物の外壁に沿って取り付けられる略横筒状の通気ダクト2の屋外面側に開口されたガラリ取付口2bに嵌装固定する。通気ダクト2の屋内面側に、建物内部への通気口2cを設け、そのフランジ2aと換気ダクトのフランジとをボルト締結して接続する。
【選択図】図1

Description

本考案は、建物の開口部等に取り付けて通気を良好にし、且つ雨水の侵入を防ぐために使用される換気ルーバ、通称ガラリと呼ばれる建具に関し、とくに通気ダクトが一体的に設けられたダクト一体型換気ルーバに関するものである。
従来、工場、発電所、体育館、倉庫、ビル、家屋等の建物の排気口などの開口部に取付けられる換気ルーバは、基本的には複数の羽根板を所定の枠体に横方向あるいは縦方向に格子状に並べた構成とされている。
ところで、例えば、工場等の空調設備において、建物外壁に換気ダクトに連結される開口部を設け、この開口部にガラリを取り付ける場合、建物内部と外部では、別種の工事となるため、異なる工事業者が共同で或いは別々に施行する必要があり、作業の煩雑化及び施行コストが嵩むといった問題があった。すなわち、壁面にガラリを取付ける者と、ガラリと換気ダクトの連結作業をする者が異なってしまうという課題があった。
そこで、グラスウール繊維等の吸音材を充填して成る通気ダクトがガラリの通気経路延長上に一体的に設けてなるもの(特許文献1参照。)。扉本体内を中空にし、その内部にセパレータを兼ねた補強材を配設し、この補強材によって扉本体内に形成されたダクトの各々の端部に位置するようにして扉表面と扉裏面の各々に正面ガラリ及び裏面ガラリを配設したガラリ扉(特許文献2参照。)。住宅の壁を貫通するダクト状の壁貫通部材と、住宅の外に取付けるボックス状の屋外部材とからなり、屋外部材に下面開口と下面開口より上位且つ背面で壁貫通部材に連結するダクト接続口を供えた住宅用吸気ガラリ(特許文献3参照。)。パネル体の一側からパネル体の内部に向けて空間を形成し、この空間にユニットに形成したガラリを収納したもの(特許文献4参照。)等が提案されている。
特公平6−52133号公報 特開平8−28153号公報 実用新案登録第3049383号公報 特開2006−291525号公報
しかしながら、上記従来の装置においては、ガラリと換気ダクトとを接続するための別部材を要するばかりでなく、雨水や雪の浸入を確実に防止できる構造であるとは言いがたい。そこで本出願人は、先に、実用新案登録第3141032号をもって、建物の外壁を貫通する略縦筒状の通気ダクトの屋外面にガラリ部を配置し、このガラリ部よりも上位置の屋内面に、建物内に設置された換気ダクトとの接続口を設け、また、通気ダクトの内部角隅に湾曲板を配し、さらに、通気ダクトの立上がり面に水返し部を設けたダクト一体型換気ルーバを提案している。
本考案もまた、上記従来技術の課題に鑑み、建物壁面への取り付けが容易で、充分な通気性を確保しつつ、高い防水・防雪性能及び排水性能を得ることができるダクト一体型換気ルーバを提供することを目的とするものである。
そこで、本考案のダクト一体型換気ルーバは、建物の外壁面に沿って取付けられ、略横筒状の通気ダクトの屋外面側にガラリ部を配置すると共に、屋内面側に建物内への通気口を設けたことを第1の特徴とする。また、通気ダクトの内部角隅に湾曲板を配したことを第2の特徴とする。さらに、通気ダクト内部のガラリ部近傍に屋外面に向かって傾斜する傾斜板を配したことを第3の特徴とし、加えて傾斜板に雨水捕捉板を立設したことを第4の特徴とする。
本考案によれば、以下の優れた効果がある。
(1)建物の外壁面に沿って容易に取付けられる。
(2)通気ダクトの内部角隅に湾曲板を配したことにより、流通する空気の圧力損失を低減することができ高い通気性が確保できる。
(3)通気ダクト内部のガラリ部近傍に屋外面に向かって傾斜する傾斜板を配したので、高い排水機能が得られる。
(4)傾斜板に雨水捕捉板を立設したことにより、雨水の捕捉・排水機能を高めることができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1は本考案に係るダクト一体型換気ルーバの一実施例を示す(a)は正面図、(b)は平面図、図2は図1(a)のA−A線断面図、図3は本考案に係るダクト一体型換気ルーバを建物壁面に直接取り付ける状態を示す縦断面図、図4は本考案に係るダクト一体型換気ルーバの他の実施例を示す(a)は正面図、(b)は平面図、図5は図4(a)のB−B線断面図である。
図1乃至図2において、1は、複数の横羽根板1aと複数の縦羽根板13が二重に配されたガラリ部で、建物の外壁に沿って取り付けられる略横筒状の通気ダクト2の屋外面側に開口されたガラリ取付口2bに嵌装固定される。通気ダクト2の屋内面側には、建物内部への通気口2cが設けられており、そのフランジ2aと換気ダクト3のフランジ3aとをボルト締結して接続できるようにされている。
また、通気ダクト2の内部の左右の角隅には内向きに凹状にされた第1湾曲板4と第2湾曲板5が取付けられており、通気ダクト2内を流通する空気の圧力損失を低減することができるようにされている。さらに、通気ダクト2内部のガラリ部1近傍に屋外面に向かって傾斜する排水案内板6が配され、ガラリ部1を通過して侵入してきた雨水や雪を捕捉して流下排出することができるようにされている。
さらに、排水案内板6の奥側端部には、鋭角に屈曲された帯状の雨水捕捉板7が立設され、通気ダクトの奥側に廻り込んだ雨水や雪を捕捉して流下排出できるようにされている。また、図3に示すように、換気ダクト3と連結せず直接室内に連通させる場合には、建物壁面Wに通気ダクト2が貫通する開口部を設け、室内側に別途フランジ付ガラリ8を取り付け、このフランジ8aとボルト締結する。
図4乃至図5は、既設ダクト3に接続することなく、建物に直接取付けるタイプのダクト一体型ルーバを示す。尚、便宜上、実施例1と同様の構成要素には、同一の参照符号を付して説明する。1は、複数の横羽根板1aと複数の縦羽根板13が二重に配されたガラリ部で、建物の外壁に沿って取り付けられる略横筒状の通気ダクト2の屋外面側に開口されたガラリ取付口2bに嵌装固定される。通気ダクト2の屋内面側には、建物内部への通気口2cが設けられており、この通気口2cを建物の既設窓部あるいは新たに形成した通気口に取り付ける。
尚、本実施例においても、通気ダクト2の内部の左右の角隅には内向きに凹状にされた第1湾曲板4と第2湾曲板5が取付けられており、通気ダクト2内を流通する空気の圧力損失を低減することができるようにされている。さらに、通気ダクト2内部のガラリ部1近傍に屋外面に向かって傾斜する排水案内板6が配され、ガラリ部1を通過して侵入してきた雨水や雪を捕捉して流下排出することができるようにされている。
さらに、排水案内板6の奥側端部には、鋭角に屈曲された帯状の雨水捕捉板7が立設され、通気ダクトの奥側に廻り込んだ雨水や雪を捕捉して流下排出できるようにされている。
ガラリ部1は、アルミサッシ製の固定枠12に複数の横羽根板1a、1a…と複数の縦羽根板13が二重に一体的に連設された屋外面14と、屋内面15とを備えており、通常は、この屋内面15が室内に臨む状態で建物の開口部に固定枠12ごと取り付けられる構成とされている。尚、ガラリ部1の屋内面側には網体(ネット)を張設するものでもよく、ネットの網目度は60メッシュ程度で、雪は捕捉するが、スムーズに通気できる網目サイズを用いるのが好ましい。このように、ガラリ部の全面を覆う網体により、より確実な防雪性能を得ることができる。
羽根板1a、1a…及び縦羽根板13はアルミ製の板材からなり、略く字形状をなしている。また、横羽根板1a、1a…は、上下方向に一定間隔置きに配設されるので、上下方向に一定間隔置きに横長孔状の複数の間隙(通気路)11、11…が形成される。また、縦羽根板13、13…は、左右方向に一定間隔置きに配設されるので、左右方向に一定間隔置きに縦長孔状の複数の間隙(通気路)16、16…が形成される。
すなわち、上記のように構成される羽根板1a、1a…を互いに平行に並べ、枠体12内に固定する。その際、各羽根板1a、1a…は、隣接するもの同士の間において、その上下端がお互い重なり合うように位置させ、且つ、間隙(通気路)11が形成されるように並設する。
また、最下端の羽根板1aには前方に延出してスカート部1bが設けられており、雨水が内部に吹き込まないようにされている。このように、ガラリ部1の下端部前面を覆うスカート部1bにより、下方から巻き上がる雨水や雪に対する確実な防水及び防雪性能を得ることができる。
[試験例]
本考案に係る換気ルーバの防水試験を行った。結果を表1に示す。
試験装置は、前面に窓口を開口した防水試験用風洞を架台に載置して固定ボルトで締結固定し、ダクト部の通気口を風洞の窓口にパッキングを介して気密状態に固定し連通した。尚、ガラリ部としては、1枚羽根ガラリを用いた。
水量:4リットル/分×10分=40リットルを風速10m/s〜34/sで噴霧して、防水試験を行った。結果を表1に示す。
Figure 0003143015
表1から明らかなように、本考案に係るダクト一体型換気ルーバは、各条件下において、確実な防水効果が発揮された。
本考案に係るダクト一体型換気ルーバの一実施例を示す(a)は正面図、(b)は平面図である。 図1(a)のA−A線断面図である。 本考案に係るダクト一体型換気ルーバを建物壁面に直接取り付ける状態を示す縦断面図である。 本考案に係るダクト一体型換気ルーバの他の実施例を示す(a)は正面図、(b)は平面図である。 図3(a)のB−B線断面図である。
符号の説明
1 ガラリ部
1a 横羽根板
1b スカート部
2 ダクト部
2a ダクト部のフランジ
2b ガラリ取付口
2c 通気口
3 換気ダクト接続口
3 換気ダクトのフランジ
4 第1湾曲板
5 第2湾曲板
6 傾斜板
7 捕捉板(屈折帯板)
8 フランジ付ガラリ
8a ガラリのフランジ
11 横長孔状の複数の間隙(通気路)
12 ガラリの固定枠
13 縦羽根板
14 屋外面
15 屋内面
16 縦長孔状の複数の間隙(通気路)

Claims (4)

  1. 建物の外壁面に沿って取付けられ、略横筒状の通気ダクトの屋外面側にガラリ部を配置すると共に、屋内面側に建物内への通気口を設けたことを特徴とするダクト一体型換気ルーバ。
  2. 通気ダクトの内部角隅に湾曲板を配したことを特徴とする請求項1記載のダクト一体型換気ルーバ。
  3. 通気ダクト内部のガラリ部近傍に屋外面に向かって傾斜する傾斜板を配したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のダクト一体型換気ルーバ。
  4. 傾斜板に雨水捕捉板を立設したことを特徴とする請求項3記載のダクト一体型換気ルーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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