JPH1072921A - 吸・排気機能を持った小庇 - Google Patents

吸・排気機能を持った小庇

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Publication number
JPH1072921A
JPH1072921A JP8247041A JP24704196A JPH1072921A JP H1072921 A JPH1072921 A JP H1072921A JP 8247041 A JP8247041 A JP 8247041A JP 24704196 A JP24704196 A JP 24704196A JP H1072921 A JPH1072921 A JP H1072921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
small
eaves
exhaust
eave
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP8247041A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kijima
隆夫 木島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
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Publication of JPH1072921A publication Critical patent/JPH1072921A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Duct Arrangements (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Building Awnings And Sunshades (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の換気フードの機能を小庇に持たせ、建
物の外観を向上させるとともに、複数の換気フードを1
つの小庇で兼用させることにより換気設備の施工性と経
済性を向上させた。 【解決手段】 小庇3に、外壁1の窓用開口部1aを貫
通して外壁1の内側に突出する内側突出部4を設け、そ
の内側突出部4と小庇3とを一体の中空状に形成する。
また小庇3の下面にガラリ9を設け、小庇3の内側突出
部4にダクトを連通する連結口11を設け、小庇3のガ
ラリ9を介して吸気と排気ができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁の窓の
上部に設ける小庇を中空状に形成してその中を通して、
建物内の吸気ダクトに外気を導いたり、建物内の排気を
外部に放出できるようにした吸・排気機能を持った小庇
に関する。
【0002】
【従来の技術】建物では人の生活のため、あるいは人が
作業できるようにするために、建物内へ外気を取入れた
り、建物内の排気を外部に排出する必要がある。このた
め、建物の外壁に空気取り入れ口や排気の排出口が設け
られている。従来の建物では、建物内に大量の吸気や排
気が必要な場合は、建物の外壁に大型のガラリを設け、
少量の吸気や排気の場合には小型の換気フードを外壁に
設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のよう
に、小容量の吸気や排気のためには建物外壁に換気フー
ドを設けており、最近のように天井吊り分散型の空調ユ
ニットを設けた場合は、それぞれの空調ユニットごとに
新鮮空気を供給するために、建物外壁に小型吸気フード
を設ける必要がある。しかし、複数の空調ユニットの空
気供給ために、複数の換気フードが外壁に設けられる
と、建物の外壁の美観が低下する。また複数の換気フー
ドの取付け作業が必要であるとともに、複数の別個の換
気フードが必要なことから経済的ではない。そこで本発
明は、複数の換気フードの機能を小庇に持たせ、建物の
外観を向上させるとともに、複数の換気フードを1つの
小庇で兼用させることにより換気設備の施工作業性と経
済性を向上させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成した本
発明の吸・排気機能を持った小庇は、建物の外壁に設け
られた窓の上部に設けられる小庇に、外壁の窓用開口部
を貫通して外壁の内側に突出する内側突出部を設け、そ
の内側突出部と小庇とを一体の中空状に形成する。ま
た、小庇の下面にガラリを設け、小庇の内側突出部に空
気取入れや排気用ダクトに連通する連結口を設け、小庇
のガラリを介して前記ダクトに外気を吸入したり建物内
側の排気を排出できるようにした。
【0005】小庇内のガラリ部分から連結口側の内側突
出部の内面に達する隔板を設けて、各連結口に対応して
小庇及び内側突出部内を区画すれば、各連結口から導か
れる吸気や排気が小庇内で混合する不都合をなくすこと
ができる。また小庇のガラリに、開閉可能なルーバーを
設けて、吸気や排気が不要な場合はガラリの通孔を閉じ
て、外気が建物内に入り込むのを防いだり、ルーバーに
鉛板を設けておいて火災時に鉛板が溶けることによりガ
ラリを閉じるようにした所謂ヒューズ付防火戸として使
用することができる。さらに小庇に設けた内側突出部の
下面に、カーテンやブラインドの吊下げ金具を有するカ
ーテンボックスを設け、内側突出部を設けた小庇を窓サ
ッシと一体のユニットとして形成することにより、周辺
機能を集約して設備施工の作業性と経済性を向上するこ
とができる。
【0006】上記の吸・排気機能を持った小庇は、建物
外壁の窓の上部に取付けた後、小庇に設けた内側突出部
の各連結口を空調ユニットなどの吸気ダクトや排気ダク
トに連通させれば、小庇のガラリから外気が小庇の中空
部に入り、さらに内側突出部の連結口を介して吸気ダク
トに流入され、また排気ダクトからの排気は内側突出部
の連結口から小庇内を通ってガラリから外気に排出され
る。このように複数の空調ユニットなどの複数の換気口
が1つの小庇に収納されるので、建物の美観が向上し、
また窓上部に小庇が設けられることにより水きりがで
き、さらに窓部のサッシ工事のみで吸・排気用フードの
取付け作業が省略される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の吸・排気機能を持った小
庇の実施例を図1〜3により説明する。建物の外壁1に
設けられた窓2の上部に小庇3が設けられ、窓上部から
の水きりがされるようになっている。小庇3は、外壁1
の窓用開口部1aの上部を貫通して外壁1の内側に突出
する内側突出部4が設けられ、その内側突出部4と小庇
3とが一体の中空状に形成されている。なお本実施で
は、内側突出部4を設けた小庇3が、窓サッシ5と一体
のユニットにアルミ材で形成され、小庇3に設けた内側
突出部4の窓サッシ対向面に、窓サッシ5の固定部6が
設けられている。また小庇3に設けた内側突出部4の上
部には、それ自身を窓用開口部1aの開口縁に固定する
ための固定部7が設けられ、窓サッシ5の他の周縁にも
同様の固定部8や水切り板8aが設けられている。
【0008】小庇3の下面にガラリ9が設けられ、後記
するようにガラリ9を通して建物内に外気が吸い込まれ
たり、建物内の排気が外部に排出されるようになってい
る。小庇3に設けた内側突出部4は、小庇3と同一高さ
で外壁の窓用開口部1aを貫通する水平部4aと、その
内側端から起立する起立部4bとから形成され、起立部
4bの内端面に、吸気ダクトや排気ダクト10に連通さ
れる連結口11が複数設けられている。そして小庇3を
外壁の窓用開口1aの上部位置に配置すれば、起立部4
bが建物の天井内12に位置されるようになっており、
天井内12に配備した空調ユニットを吸気ダクトと排気
ダクト10を介して、起立部に設けた連結口11に連結
できるようになっている。
【0009】また小庇内のガラリ9の部分から連結口1
1が設けられた内側突出部4の内面に達するまで隔板1
3が複数設けられ、各隔板13により小庇3及び内側突
出部4内が、各連結口11に対応してそれぞれの区画室
に区画されている。なお隔板13は、各連結口11から
吸・排気される吸気と排気とが混合しないようにする機
能を有するほか、中空状の小庇3及び内側突出部4の強
度を補強する機能を有している。前記では、隔板13で
小庇3及び内側突出部4内を区画していたが、隔板13
を使用することなく、各連結口11とガラリ9の部分と
をそれぞれダクト管で連通させてもよい。なお前記では
小庇3と内側突出部4内を各連結口11ごとに隔板13
で区画していたが、吸気用ダクトに接続される複数の連
結口、あるいは排気用ダクトに連結される複数の連結口
は、1つの区画内に配置されるようにしてもよい。
【0010】小庇3のガラリ9の部分にルーバー9aを
設け、ルーバー9aを図示を省略した公知の駆動装置に
より開閉操作できるようになっている。ルーバー9aは
小庇3の全長の長さを有して、ガラリ9の全体が一体に
開閉操作できるようになっているが、小庇3の前記の各
区画ごとにルーバー9aを開閉操作できるようにしても
よい。また小庇3に設けた内側突出部4の水平部4aの
下面に、ブラインドやカーテンの吊下げ金具14を有す
るカーテンボックス16が設けられ、それらも窓サッシ
5と一体にユニット化されている。上記の内側突出部4
を有する小庇3は、窓サッシ5を建物外壁の窓用開口部
1aに取付ける際に同時に窓の上部に取付けられ、内側
突出部4の連結口11に吸気ダクトや排気ダクト10を
連結すれば、小庇3のガラリ9を介して吸・排気が可能
となる。
【0011】
【発明の効果】本発明の吸・排気機能を持った小庇は、
内側突出部と一体の中空状に形成されて小庇の下面にガ
ラリが設けられるとともに、内側突出部にダクトの連結
口が設けられているので、連結口に換気用の吸気ダクト
や排気ダクトを連結すれば、小庇のガラリを介して空調
ユニットなどへ外気を供給したり、空調ユニットからの
排気を排出できる。また、空調ユニットなどのために別
個に換気フードを設ける必要がなく、しかも複数の吸気
ダクトや排気ダクトを1つの小庇に連通できるので建物
の外観が良好となる。また、窓の上部に小庇を設けるこ
とにより、降雨時の水切りが改良され、小庇と窓サッシ
とのユニット化により窓サッシと同時に小庇の工事をし
て取付けることにより工事箇所が低減されて作業性が向
上するとともに、経済的である。さらに1つの小庇に複
数の換気口を連結しても、内部が隔板で区画されている
ので外気と排気とが混合するという不都合は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸・排気機能を持った小庇を建物の窓
上部に取付けた状態の断面図である。
【図2】本発明の吸・排気機能を持った小庇を建物の窓
上部に取付けた状態の斜視図でである。
【図3】本発明の吸・排気機能を持った小庇を建物の窓
上部に取付けた状態の外観図である。
【符号の説明】
3 小庇 4 内側突出部 5 窓サッシ 9 ガラリ 11 連結口 13 隔板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E06B 7/10 E06B 7/10 F24F 7/04 F24F 7/04 B 13/02 13/02 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁に設けられた窓の上部に設け
    られる小庇に、外壁の窓用開口部を貫通して外壁の内側
    に突出する内側突出部を設け、その内側突出部と小庇と
    を一体の中空状に形成するとともに、小庇の下面にガラ
    リを設け、小庇の内側突出部に空気取入れや排気用ダク
    トに連通する連結口を設け、小庇のガラリを介して前記
    ダクトに外気を吸入したり建物内側の排気を排出できる
    ようにしたことを特徴とする吸・排気機能を持った小
    庇。
  2. 【請求項2】 小庇内のガラリ部分から連結口側の内側
    突出部の内面に達する隔板を設けて、各連結口に対応し
    て小庇及び内側突出部内を区画したことを特徴とする請
    求項1に記載の吸・排気機能を持った小庇。
  3. 【請求項3】 小庇のガラリに、開閉可能なルーバーを
    設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の吸・排
    気機能を持った小庇。
  4. 【請求項4】 小庇の内側突出部の下面に、カーテンや
    ブラインドの吊下げ金具を有するカーテンボックスを設
    け、内側突出部を設けた小庇を窓サッシと一体のユニッ
    トとして形成したことを特徴とする請求項1、2又は3
    に記載の吸・排気機能を持った小庇。
JP8247041A 1996-08-29 1996-08-29 吸・排気機能を持った小庇 Pending JPH1072921A (ja)

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JPH1072921A true JPH1072921A (ja) 1998-03-17

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ID=17157542

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JP8247041A Pending JPH1072921A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 吸・排気機能を持った小庇

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100387794C (zh) * 2005-08-25 2008-05-14 郝德欣 一种卫生间、厨房用多孔通管装置
JP2009257713A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Sekisui House Ltd ダクトユニット、およびダクトユニットを用いたダクトの配設構造並びに外壁構造
CN105544746A (zh) * 2016-01-15 2016-05-04 桂林电子科技大学 一种利用遮阳***节能的建筑结构及其方法
CN109519094A (zh) * 2018-12-31 2019-03-26 福清市龙港金属制品有限公司 一种金属门的整体结构

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