JP3142488B2 - 単純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

単純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法

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JP3142488B2 JP08222159A JP22215996A JP3142488B2 JP 3142488 B2 JP3142488 B2 JP 3142488B2 JP 08222159 A JP08222159 A JP 08222159A JP 22215996 A JP22215996 A JP 22215996A JP 3142488 B2 JP3142488 B2 JP 3142488B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単純マトリクス
型液晶表示装置の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、単純マトリクス型液晶表示装置
は、走査線を線順次走査する電圧平均化法により駆動が
行われている。しかし、この方法を高速応答の液晶パネ
ルに用いた場合、フレーム応答によりオン輝度が低くな
り、コントラストが低下するという欠点を有している。
そこで係るコントラストの低下を防止するため、線順次
走査ではなく、走査線を全数または複数同時に選択する
駆動方法が提案されている。
【0003】以下、走査線を全数または複数同時に選択
する駆動方法について説明する。液晶駆動を数学的に考
えると数1で表される。ここでXは画像データ行列であ
り、オンが「−1」、オフが「1」で表される。Mは走
査データ行列であり、選択状態が「1」または「−1」
であり、非選択状態が「0」で表される。そして、行列
積演算されたYが信号データ行列となる。
【0004】
【数1】
【0005】ただし、信号データが画像データに比例し
た形になるためには、走査データ行列Mが直交行列であ
る必要がある。次に、走査データ行列Mの各要素をm、
画像データ行列Xの各要素をx、信号データ行列Yの各
要素をyとしたとき、1フレーム内の(i,j)画素の
信号データyijは数2で表される。なお、Nは画像デー
タ行列の全行数であり、tは時間である。
【0006】
【数2】
【0007】また、信号データ行列Yの1レベル当たり
の電圧をVb、kを定数とすれば、1フレーム内の
(i,j)画素への走査側電圧Vrは、数3によって表
される。
【0008】
【数3】
【0009】また、1フレーム内の(i,j)画素への
信号側電圧Vc は、数4によって表される。
【0010】
【数4】
【0011】数1、数2、数3および数4を用いて、
(i,j)画素への印加実効電圧Vijを求めれば、数5
のようになる。
【0012】
【数5】
【0013】この数5において、Nは画像データ行列X
の全行数であり、Sは走査データ行列Mの任意の行の
「0」以外の要素数(以下、「同時選択本数」という)
であり、tは時間である。数5より、画像データ行列X
の全要素が「1」または「−1」であれば、数6に示す
ように、数5の第3項が画像データ行列Xの全行数N
(定数)となり、印加実効電圧Vijへの(i,j)画像
データ行列要素xijの依存が数6の第2項のみとなり、
(i,j)画像データ行列要素xijに比例した実効電圧
が印加されることになる。
【0014】
【数6】
【0015】以下に、上記従来の走査線を全数または複
数同時に選択する駆動方法を用いた液晶表示装置の駆動
方法について説明する。図30は従来の走査線を全数ま
たは複数同時に選択する駆動方法における表示演算方法
を示すものである。101は走査データ行列、102は
画像データ行列、103は信号データ行列、104は信
号データ最大値、105は演算順序をそれぞれ表す。一
例として、Sylvester展開によって得られる2
56×256次の走査データ行列101を用いている。
また画像データ行列102としては256行2列の行列
を用いている。
【0016】ここでSylvester展開とは、数7
のような直交行列Sを数8に示すようなクロネッカ積展
開によって展開する方法で、前記した走査データ行列M
は、数9に示すように、Sを8回再帰的にクロネッカ積
展開したものとなる。
【0017】
【数7】
【0018】
【数8】
【0019】
【数9】
【0020】以下では、階調表示をおこなうための信号
データを得るための、走査データ行列Mと画像データ行
列Xの演算を図31を用いて説明する。まず、画像デー
タ行列の行数をn、走査データ行列の行数をmとすると
き、画像データの行次数をmにするために、(m−n)
行をダミー行111として追加する。(n+1)行から
(m−1)行までのダミー行の要素はすべて「−1」と
する。次に各列の補正項を計算する。各列の補正項は数
10のように、第1行から第(m−1)までの要素の2
乗和をmから引いたものの平方根で表される。この補正
項を第m行112の要素とする。以上のような操作で得
られた画像データ行列X′と走査データ行列Mとを数1
1のように演算する。
【0021】その結果、Yを信号データとして信号電極
へ、Mを走査データとして走査電極へ印加すると階調表
示が行われる。
【0022】
【数10】
【0023】
【数11】
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、走査データ行
列として単に直交行列であるという条件だけでは必ずし
も高品質な表示は得られない。図32にSylvest
erの展開により生成した256×256次の走査デー
タ行列を用いた場合の、各隣接走査電極間の印加駆動電
圧波形のHI/LOの切り替わり回数差を示す。切り替
わり回数に比例して波形歪みによる電力損失が増加し、
液晶素子は実効値応答をする性質をもつため、切り替わ
り回数差を各走査線の輝度差として応答する。この輝度
差が横すじ表示むらとしてあらわれる。
【0025】このため、走査関数として巡回形関数の有
効性があげられるが、単に巡回形行列であるという条件
だけでも高品質な表示は得られない。図33に最大長系
列符号法により生成した256×256次の走査データ
行列を用いた場合の、信号側電極の印加電圧波形を示
す。図33からわかるように、周波数成分が高いため、
微分歪みの影響が大きく、縦クロストークや横すじが発
生しやすく、また波形の包絡線の周波数成分が低いため
フレームレスポンスの影響が大きく、オン輝度が低下す
る。
【0026】この発明は、従来技術における前記の課題
を解決するため、縦クロストークの低減、横すじの低
減、文字クロストークの低減およびフレームレスポンス
の低減を図り、高品位な表示を行うことができる単純マ
トリクス型液晶表示装置の駆動方法を提供することを目
的とする。
【0027】
【問題を解決するための手段】請求項1記載の単純マト
リクス型液晶表示装置の駆動方法は、外部から入力され
る画像データ行列と走査データ行列とを演算して信号デ
ータ行列を発生させ、走査データ行列に対応する電圧を
走査電極に印加するとともに、信号データ行列に対応す
る電圧を信号電極に印加する単純マトリクス型液晶表示
装置の駆動方法であって、走査データ行列の列数方向を
走査線の順とするとともに行数方向を時間軸とした場
合、走査データ行列として、駆動単位の走査線数より多
い列次数を持つ巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替
え、1または複数の任意の列で列符号反転し、さらに、
各隣接行を再び隣り合うことのないように散らばらせる
ように行の入れ替えをしたものを用いて、走査線同時駆
動することを特徴とするものである。
【0028】とくに、走査データ行列として、最大長系
列符号法により導出した正規巡回形アダマール行列を一
つ以上の任意の列で列符号反転したものを用いたり、平
方剰余法により導出した正規巡回形アダマール行列を一
つ以上の任意の列で列符号反転したものを用いて全走査
線同時駆動するのが好ましい。請求項1記載の単純マト
リクス型液晶表示装置の駆動方法によれば、信号側電極
の印加波形の周波数を制御することができ、クロストー
クを低減することができ、液晶表示装置の表示品位を損
なうことがなくなる。
【0029】請求項2記載の単純マトリクス型液晶表示
装置の駆動方法は、請求項1において、行の入れ替え
を、全行数をNとし、Nの平方根以下でかつNの約数で
ある任意の整数をnとし、行番号をnで割った商をqと
し、余りをrとしたときに、新行番号がq+r×N/n
となるように行うものである。請求項2記載の単純マト
リクス型液晶表示装置の駆動方法によれば、請求項1と
同効果がある。
【0030】請求項3記載の単純マトリクス型液晶表示
装置の駆動方法は、駆動単位の走査線数が240であ
り、外部から入力される画像データ行列と走査データ行
列とを演算して信号データ行列を発生させ、走査データ
行列に対応する電圧を走査電極に印加するとともに、信
号データ行列に対応する電圧を信号電極に印加する単純
マトリクス型液晶表示装置の駆動方法であって、走査デ
ータ行列の列数方向を走査線の順とするとともに行数方
向を時間軸とした場合、走査データ行列として、行次数
が244以上の4の倍数であり、かつ、列次数が244
以上の4の倍数であるような正規巡回形行列の第1列を
非走査列と入れ替え、1または複数の任意の列で列符号
反転し、全行数をNとし、行番号を4で割った商をqと
し、余りをrとしたときに、新行番号をq+r×N/4
とするように行なわれることを特徴とするものである。
【0031】とくに、走査データ行列として最大長系列
符号法により導出した行次数が244以上の4の倍数で
あり、かつ、列次数が244以上の4の倍数であるよう
な正規巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替え、さら
に、1または複数の任意の列で列符号反転し、全行数を
Nとしたとき、行全体をN/4行ずつ4等分に分割し、
各分割単位から1行ずつ隣り合うように行入れ替えした
ものを用いて、全走査線同時駆動するのが好ましい。
【0032】また走査データ行列として平方剰余法によ
り導出した行次数が244以上であり、かつ、列次数が
244以上であるような正規巡回形行列の第1列を非走
査列と入れ替え、さらに、1または複数の任意の列で列
符号反転し、全行数をNとしたとき、行全体をN/4行
ずつ4等分に分割し、各分割単位から1行ずつ隣り合う
ように行入れ替えしたものを用いて、全走査線同時駆動
するのが好ましい。
【0033】請求項3記載の単純マトリクス型液晶表示
装置の駆動方法によれば、たとえばデュアル・スキャン
駆動のVGAなどにおいて、走査データ行列として、行
次数が244以上の4の倍数であり、かつ、列次数が2
44以上の4の倍数であるような正規巡回形行列の第1
列を非走査列と入れ替え、1または複数の任意の列で列
符号反転し、全行数をNとしたとき、行全体をN/4行
ずつ4等分に分割し、各分割単位から1行ずつ隣り合う
ように行入れ替えしたものを用いて全走査線同時駆動す
ることにより、信号側電極の周波数を低周波化すること
ができ、縦クロストークおよび横すじを低減することが
でき、液晶表示装置の表示品位を損なうことがなくな
る。
【0034】請求項4記載の単純マトリクス型液晶表示
装置の駆動方法は、駆動単位の走査線数が240であ
り、外部から入力される画像データ行列と走査データ行
列とを演算して信号データ行列を発生させ、前記走査デ
ータ行列に対応する電圧を走査電極に印加するととも
に、前記信号データ行列に対応する電圧を信号電極に印
加する単純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法であっ
て、前記走査データ行列の列数方向を走査線の順とする
とともに行数方向を時間軸とした場合、走査データ行列
として、行次数が256以上の32の倍数であり、か
つ、列次数が256以上の32の倍数であるような正規
巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替え、1または複
数の任意の列で列符号反転し、全行数をNとし、行番号
を32で割った商をqとし、余りをrとしたときに、新
行番号をq+r×N/32とするように行なわれること
を特徴とするものである。
【0035】とくに、走査データ行列として最大長系列
符号法により導出した行次数が256以上の32の倍数
であり、かつ、列次数が256以上の32の倍数である
ような正規巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替え、
さらに、1または複数の任意の列で列符号反転し、全行
数をNとしたとき、行全体をN/32行ずつ32等分に
分割し、各分割単位から1行ずつ隣り合うように行入れ
替えしたものを用いて、全走査線同時駆動するのが好ま
しい。
【0036】また走査データ行列として平方剰余法によ
り導出した行次数が256以上の32の倍数であり、か
つ、列次数が256以上の32の倍数であるような正規
巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替え、さらに、1
または複数の任意の列で列符号反転し、全行数をNとし
たとき、行全体をN/32行ずつ32等分に分割し、各
分割単位から1行ずつ隣り合うように行入れ替えしたも
のを用いて、全走査線同時駆動するのが好ましい。
【0037】請求項4記載の単純マトリクス型液晶表示
装置の駆動方法によれば、たとえばデュアル・スキャン
駆動のVGAなどにおいて、走査データ行列として、行
次数が256以上の32の倍数であり、かつ、列次数が
256以上の32の倍数であるような正規巡回形行列の
第1列を非走査列と入れ替え、1または複数の任意の列
で列符号反転し、全行数をNとしたとき、行全体をN/
32行ずつ32等分に分割し、各分割単位から1行ずつ
隣り合うように行入れ替えしたものを用いて全走査線同
時駆動することにより、信号側電極の周波数を低周波化
し、かつフレームレスポンスを抑制することができ、縦
クロストークおよび横すじを低減することができ、液晶
表示装置の表示品位を損なうことがなくなる。
【0038】請求項5の単純マトリクス型液晶表示装置
の駆動方法は、駆動単位の走査線数が240であり、外
部から入力される画像データ行列と走査データ行列とを
演算して信号データ行列を発生させ、前記走査データ行
列に対応する電圧を走査電極に印加するとともに、前記
信号データ行列に対応する電圧を信号電極に印加する単
純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法であって、前記
走査データ行列の列数方向を走査線の順とするとともに
行数方向を時間軸とした場合、走査データ行列として、
行次数が244以上の4の倍数であり、かつ、列次数が
244以上の4の倍数であるような正規巡回形行列の第
1列を非走査列と入れ替え、2列毎に列符号反転し、全
行数をNとし、行番号を4で割った商をqとし、余りを
rとしたときに、新行番号をq+r×N/4とするよう
に行なわれることを特徴とするものである。
【0039】とくに、走査データ行列として最大長系列
符号法により導出した行次数が244以上の4の倍数で
あり、かつ、列次数が244以上の4の倍数であるよう
な正規巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替え、さら
に、2列毎に列符号反転し、全行数をNとしたとき、行
全体をN/4行ずつ4等分に分割し、各分割単位から1
行ずつ隣り合うように行入れ替えしたものを用いて、全
走査線同時駆動するのが好ましい。
【0040】また走査データ行列として平方剰余法によ
り導出した行次数が244以上の4の倍数であり、か
つ、列次数が244以上の4の倍数であるような正規巡
回形行列の第1列を非走査列と入れ替え、さらに、2列
毎に列符号反転し、全行数をNとしたとき、行全体をN
/4行ずつ4等分に分割し、各分割単位から1行ずつ隣
り合うように行入れ替えしたものを用いて、全走査線同
時駆動するのが好ましい。
【0041】請求項5の単純マトリクス型液晶表示装置
の駆動方法によれば、たとえばデュアル・スキャン駆動
のVGAなどにおいて、走査データ行列として、行次数
が244以上の4の倍数であり、かつ、列次数が244
以上の4の倍数であるような正規巡回形行列の第1列を
非走査列と入れ替え、2列毎に列符号反転し、全行数を
Nとしたとき、行全体をN/4行ずつ4等分に分割し、
各分割単位から1行ずつ隣り合うように行入れ替えした
ものを用いて全走査線同時駆動することにより、信号側
電極の周波数を低周波化し、かつ文字クロストークを低
減することができ、液晶表示装置の表示品位を損なうこ
とがなくなる。
【0042】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1ないし図11により説明する。すなわち、この単純マ
トリクス型液晶表示装置の駆動方法は、外部から入力さ
れる画像データ行列と走査データ行列とを演算して信号
データ行列を発生させ、走査データ行列に対応する電圧
を走査電極に印加するとともに、信号データ行列に対応
する電圧を信号電極に印加するものである。
【0043】そして、走査データ行列の列数方向を走査
線の順とするとともに行数方向を時間軸とした場合、走
査データ行列として、駆動単位の走査線数より多い列次
数を持つ巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替え、1
または複数の任意の列で列符号反転し、さらに、各隣接
行を再び隣り合うことのないように散らばらせるように
行の入れ替えをしたものを用いて、走査線同時駆動する
ものである。
【0044】第1の実施の形態では、画像データを24
0行640列、走査データ行列を256行256列とし
ている。デュアル・スキャン型の単純マトリクス型液晶
表示装置でいうと、VGA(640×480ドット)サ
イズの1パネル分、すなわち上下パネルのいずれか片側
分に相当する。第1の実施の形態における走査データ行
列は、以下のように生成する。第1に、最大長系列符号
法(参考文献「符号理論」、宮川洋ほか、昭晃堂刊、
p.455)を用いて、行次数が244以上の4の倍数
であり、かつ、列次数が244以上の4の倍数であるよ
うな正規巡回形アダマール行列、すなわち図1に示す2
56次の正規巡回形アダマール行列Hを得る。最大長系
列符号法は2のk乗次(ただしkは1以上の整数)の正
規巡回形アダマール行列を生成できる。ただし、必ずし
も生成できるわけではない。アダマール行列は直交行列
の一種であり、任意の2つの行または列の交換や、任意
の行または列のすべての要素に−1を掛けた場合に、再
びアダマール行列になるという性質を有する。
【0045】第2に、行列Hの第2列から第241列を
それぞれ順に第1列から第240列に並べ直すととも
に、第1列を第241列に並べ直し、図2に示す行列
H′を得る。行列Hをそのまま走査データ行列として使
用する場合、第1列の要素がすべて同一であるため走査
信号印加時に直流成分となり、他の走査線との周波数成
分差が大きくなるため大きな輝度差が生じるが、並べな
おしにより直流成分を241番以降の非走査領域に退避
できるため、表示むらを防止できる。アダマール行列の
性質より、行列H′もまたアダマール行列である。
【0046】第3に、行列H′を1列毎に符号反転を行
うと図3の行列N″が生成される。行列H′をそのまま
走査データ行列として使用する場合、第1行の要素がす
べて同一であるため、t(時間)=0のときに走査線に
印加される信号がすべて同一になるため、フレームレス
ポンスを引き起こすが、任意の列の符号反転により、フ
レームレスポンスを防止できる。これもまた、アダマー
ル行列の性質により、行列H″はアダマール行列とな
る。なお、図2および図3の縦線は走査データ行列の原
形が正規直交関数であるがゆえに生じるものであり、一
列の要素すべてが同符号である列が生じ、線状になる。
【0047】第4に行列H″を以下に示すように、行入
れ替えを行なうとこの実施の形態の走査データ行列が生
成される。行入れ替えは以下のように行なう。第1行か
ら第256行の行番号を0から255とし、行番号pを
n(nは整数)で割った商をq、余りをrとしたとき、
数12で得られた行番号p′の位置に新たに並べ直す。
この時、N=256である。順次、行番号0から行番号
255まで繰り返す。
【0048】
【数12】
【0049】H″を走査データ行列として用いた場合の
全白画像表示時の信号側波形を図4に示す。数12で、
n=2とした場合の走査データ行列M(2)を走査デー
タ行列として用いた場合の全白画像表示時の信号側波形
を図5に示す。n=4とした場合の走査データ行列M
(4)を走査データ行列として用いた場合の全白画像表
示時の信号側波形を図6に示す。n=8とした場合の走
査データ行列M(8)を走査データ行列として用いた場
合の全白画像表示時の信号側波形を図7に示す。n=1
6とした場合の走査データ行列M(16)を走査データ
行列として用いた場合の全白画像表示時の信号側波形を
図8に示す。 n=32とした場合の走査データ行列M
(32)を走査データ行列として用いた場合の全白画像
表示時の信号側波形を図9に示す。n=64とした場合
の走査データ行列M(64)を走査データ行列として用
いた場合の全白画像表示時の信号側波形を図10に示
す。n=128とした場合の走査データ行列M(12
8)を走査データ行列として用いた場合の全白画像表示
時の信号側波形を図11に示す。
【0050】図4より、行分割による並べ替えをしない
場合は、信号側電極に印加する波形の周波数成分が高周
波であることがわかる。一方、行を4分割する並べ替え
をしたM(4)を走査データ行列として用いた場合の1
フレーム期間の信号側電極印加波形は、分割しない場
合、すなわちH″を用いた場合の信号側電極印加波形の
周波数成分よりも低周波化されていることがわかる。こ
れにより、信号側電極印加電圧波形の歪みの走査側電極
印加波形への影響を低減でき、その結果、実効値の変動
を抑制し、縦横のクロストークを低減することができ
る。また、分割数の設定により、高周波化させることも
でき、これによるとフレームレスポンスを低減すること
ができる。このように、行方向の分割数を走査データ行
列の行次数にあわせて、調整することにより、クロスト
ークおよびフレームレスポンスをバランスよく低減する
ことができる。
【0051】なお、第1の実施の形態において、列符号
反転は不規則に反転した場合でも同様の効果を得ること
ができる。また、走査データ行列として、平方剰余法
(参考文献「符号理論」、宮川洋ほか、昭晃堂刊、p.
455〜460)により生成した画像データ行列よりも
大きい次数の正規巡回形アダマール行列をもとに、列入
れ替え、列符号反転を行ったものを使用した場合にも同
様の効果を得ることができる。
【0052】この発明の第2の実施の形態を図12ない
し図17により説明する。すなわち、第2の実施の形態
では、画像データを240行640列、走査データ行列
を256行256列としている。デュアル・スキャン型
の単純マトリクス型液晶表示装置でいうと、VGAサイ
ズの1パネル分、すなわち上下パネルのいずれか片側分
に相当する。
【0053】この第2の実施の形態における走査データ
行列Mは、以下のように生成する。第1に、最大長系列
符号法(参考文献「符号理論」、宮川洋ほか、昭晃堂
刊、p.455)を用いて、行次数が244以上の4の
倍数であり、かつ、列次数が244以上の4の倍数であ
るような正規巡回形行列、すなわち図12に示す、25
6次の正規巡回形アダマール行列Hを得る。最大長系列
符号法は2のk乗次(ただしkは1以上の整数で)の正
規巡回形アダマール行列を生成できる。ただし、必ずし
も生成できるわけではない。アダマール行列は直交行列
の一種であり、任意の2つの行または列の交換や、任意
の行または列のすべての要素に−1を掛けた場合に、再
びアダマール行列になるという性質を有する。
【0054】第2に、行列Hの第2列から第241列を
それぞれ順に第1列から第240列に並べ直すととも
に、第1列を第241列に並べ直し、図13に示す行列
H′を得る。行列Hをそのまま走査データ行列として使
用する場合、第1列の要素がすべて同一であるため、走
査信号印加時に直流成分となり、他の走査線との周波数
成分差が大きくなるため大きな輝度差が生じるが、並べ
なおしにより直流成分を241番以降の非走査領域に退
避できるため表示むらを防止できる。アダマール行列の
性質より、行列H′もまたアダマール行列である。
【0055】第3に、行列H′の1列毎に符号反転を行
うと、図14の行列H″が生成される。行列H′をその
まま走査データ行列として使用する場合、第1行の要素
がすべて同一であるため、t(時間)=0のときに走査
線に印加される信号がすべて同一になるのでフレームレ
スポンスを引き起こすが、任意の列の符号反転によりフ
レームレスポンスを防止できる。そして、アダマール行
列の性質により行列H″はアダマール行列となる。
【0056】第4に行列H″を行入れ替えを行なうと、
この第2の実施の形態の走査データ行列Mが生成され
る。行入れ替えは以下のように行なう。全行数N=25
6の第1行から第256行の行番号を0から255と
し、行番号pを分割数n=4で割った商をq、余りをr
としたとき、数13で得られた行番号p′の位置に新た
に並べ直す。この時、全行数N=256、分割数n=4
てあるため、数13を書き直すと数14のようになる。
順次、行番号0から行番号255まで繰り返す。
【0057】
【数13】
【0058】
【数14】
【0059】走査データ行列Mを図15に示す。なお、
図13〜図15の縦線は走査データ行列の原形が正規直
交関数であるがゆえに生じるものであり、一列の要素の
すべてが同符号である列が生じ線状になる。行列H″を
走査データ行列として用いた場合の全白画像表示時の1
フレーム期間の信号側電極印加波形を図16に示す。図
16より、行分割による並べ替えをしない場合は、信号
側電極印加波形の周波数成分が高周波であることがわか
る。一方、走査データ行列Mを走査データ行列として用
いた場合の1フレーム期間の信号側電極印加波形を図1
7に示す。図17より、行を4分割する並べ替えをした
場合は、分割しない場合、すなわち行列H″を用いた場
合の信号側電極印加波形の周波数成分よりの低周波化さ
れていることがわかる。このように、行方向の分割数を
4とした場合、信号側電極への印加波形の周波数成分を
低下させることができ、信号側電極印加波形の微分歪み
の走査側電極への影響が低減され、その結果として、縦
横のクロストークを低減することができる。
【0060】また走査データ行列として平方剰余法によ
り導出した行列を用いた場合も同様の効果が得られる。
この発明の第3の実施の形態を図18ないし図23によ
り説明する。すなわち、この第3の実施の形態では、画
像データを240行640列、走査データ行列を256
行256列としている。デュアル・スキャン型の単純マ
トリクス型液晶表示装置でいうと、VGAサイズの1パ
ネル分、すなわち上下パネルの片側分に相当する。
【0061】第3の実施の形態における走査データ行列
Mは、以下のように生成する。第1に、最大長系列符号
法(参考文献「符号理論」、宮川洋ほか、昭晃堂刊、
p.455)を用いて、行次数が256以上の32の倍
数であり、かつ、列次数が256以上の32の倍数であ
るような正規巡回形アダマール行列、すなわち図18に
示す256次の正規巡回形アダマール行列Hを得る。最
大長系列符号法は2のk乗次(ただしkは1以上の整
数)の正規巡回形アダマール行列を生成できる。ただ
し、必ずしも生成できるわけではない。アダマール行列
は直交行列の一種であり、任意の2つの行または列の交
換や、任意の行または列のすべての要素に−1を掛けた
場合に、再びアダマール行列になるという性質を有す
る。
【0062】第2に、行列Hの第2列から第241列を
それぞれ順に第1列から第240列に並べ直すととも
に、第1列を第241列に並べ直し、図19に示す行列
H′を得る。行列Hをそのまま走査データ行列として使
用する場合、第1列の要素がすべて同一であるため、走
査信号印加時に直流成分となり、他の走査線との周波数
成分差が大きくなるので大きな輝度差が生じるが、並べ
なおしにより直流成分を241番以降の非走査領域に退
避できるため、表示むらを防止できる。アダマール行列
の性質より、行列H′もまたアダマール行列である。
【0063】第3に、行列H′を1列毎に符号反転を行
うと図20の行列H″が生成される。行列H′をそのま
ま走査データ行列として使用する場合、第1行の要素が
すべて同一であるため、t(時間)=0のときに走査線
に印加される信号がすべて同一になるため、フレームレ
スポンスを引き起こすが、任意の列の符号反転により、
フレームレスポンスを防止できる。そして、アダマール
行列の性質により行列H″はアダマール行列となる。
【0064】第4に、行列H″の行入れ替えを行うと第
3の実施の形態の走査データ行列Mが生成される。行入
れ替えは以下のように行う。全行数N=256の第1行
から第256行の行番号を0から255とし、行番号p
を分割数n=32で割った商をq、余りをrとしたと
き、数15で得られた行番号p’の位置に新たに並べ直
す。この時、全行数N=256、分割数n=32である
から、数15は数16のように書き直せる。順次、行番
号0から行番号255まで繰り返す。
【0065】
【数15】
【0066】
【数16】
【0067】走査データ行列Mを図21に示す。なお、
図19〜図21の縦線は走査データ行列の原形が正規直
交関数であるがゆえに生じるものであり、一列の要素の
すべてが同符号である列が生じ線状になる。行列H″を
走査データ行列として用いた場合の全白画像表示時の1
フレーム期間の信号側電極印加波形を図22に示す。図
22より、行分割による並べ替えをしない場合は、信号
側電極印加波形の周波数成分が高周波であることがわか
る。一方、走査データ行列Mを走査データ行列として用
いた場合の1フレーム期間の信号側電極印加波形を図2
3に示す。図23より、行を32分割する並べ替えをし
た場合は、分割しない場合、すなわち行列H″を用いた
場合の信号側電極印加波形の周波数成分よりも低周波化
されていることがわかる。また、このように、行方向の
分割数を32とした場合、液晶応答のフレームレスポン
スを発生させることなく縦横のクロストークを低減させ
ることができ、輝度の低下を防ぎつつ縦横のクロストー
クを低減することができる。
【0068】また走査データ行列として平方剰余法によ
り導出した行列を用いた場合も同様の効果が得られる。
この発明の第4の実施の形態を図24ないし図29によ
り説明する。すなわち、この単純マトリクス型液晶表示
装置の駆動方法は、画像データを240行640列、走
査データ行列を256行256列としている。デュアル
・スキャン型の単純マトリクス型液晶表示装置でいう
と、VGAサイズの1パネル分すなわち上下パネルのい
ずれか片側分に相当する。
【0069】第4の実施の形態における走査データ行列
は以下のように生成する。第1に、最大長系列符号法
(参考文献「符号理論」、宮川洋ほか、昭晃堂刊、p.
455)を用いて、行次数が244以上の4の倍数であ
り、かつ、列次数が244以上の4の倍数であるような
正規巡回形アダマール行列、すなわち図24に示す25
6次の正規巡回形アダマール行列Hを得る。最大長系列
符号法は2のk乗次(ただしkは1以上の整数)の正規
巡回形アダマール行列を生成できる。ただし、必ずしも
生成できるとは限らない。アダマール行列は直交行列の
一種であり、任意の2つの行または列の交換や、任意の
行または列のすべての要素に−1を掛けた場合に、再び
アダマール行列になるという性質を有する。
【0070】第2に、行列Hの第2列から第241列を
それぞれ順に第1列から第240列に並べ直すととも
に、第1列を第241列に並べ直し、図25に示す行列
H′を得る。行列Hをそのまま走査データ行列として使
用する場合、第1列の要素がすべて同一であるため走査
信号印加時に直流成分となり、他の走査線との周波数成
分差が大きくなるため大きな輝度差が生じるが、並べな
おしにより直流成分を241番以降の非走査領域に退避
できるため、表示むらを防止できる。アダマール行列の
性質より、行列H′もまたアダマール行列である。
【0071】第3に、行列H′を1列毎に符号反転を行
うと図26の行列H″が生成される。行列H′をそのま
ま走査データ行列として使用する場合、第1行の要素が
すべて同一であるため、t(時間)=0のときに走査線
に印加される信号がすべて同一になるため、フレームレ
スポンスを引き起こすが、任意の列の符号反転によりフ
レームレスポンスを防止できる。これもまた、アダマー
ル行列の性質により行列H″はアダマール行列となる。
【0072】第4に、行列H″を行入れ替えを行うと第
4の実施の形態の走査データ行列が生成される。行入れ
替えは以下のように行う。全行数N=256の第1行か
ら第256行の行番号を0から255とし、行番号pを
分割数n=4で割った商をq、余りをrとしたとき、数
17で得られた行番号p’の位置に新たに並べ直す。こ
の時、全行数N=256、分割数n=4であるから、数
17は数18のように書き直せる。順次、行番号0から
行番号255まで繰り返す。
【0073】
【数17】
【0074】
【数18】
【0075】走査データ行列Mを図27に示す。なお、
図25〜図27の縦線は走査データ行列の原形が正規直
交関数であるがゆえに生じるものであり、一列の要素の
すべてが同符号である列が生じ線状になる。行列H″を
走査データ行列として用いた場合の1フレーム期間の信
号側電極印加波形を図28に示す。図28より、行分割
による並べ替えをしない場合は、信号側電極印加波形の
周波数成分が高周波であることがわかる。一方、走査デ
ータ行列Mを走査データ行列として用いた場合の1フレ
ーム期間の信号側電極印加波形を図29に示す。図29
より、行を4分割する並べ替えをした場合は、分割しな
い場合すなわちH″を用いた場合の信号側電極印加波形
の周波数成分よりの低周波化されていることがわかる。
これにより、信号側電極印加波形の歪みの走査側電極印
加波形への影響を低減することができ、実効値の変動を
抑制し、縦横のクロストークを低減することができる。
このように、行方向の分割数を4とした場合、信号側電
極への印加波形の周波数成分を低下させることができ、
その結果として縦横のクロストークを低減することがで
きる。さらに、2列毎の列符号反転を行なっているた
め、1ライン毎の白黒縞模様によって生じる文字クロス
トークを防止することができる。
【0076】また、走査データ行列として平方剰余法に
より導出した行列を用いた場合も同様の効果が得られ
る。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の単純マトリクス型液晶表
示装置の駆動方法によれば、信号側電極の印加波形の周
波数を制御することができ、クロストークを低減するこ
とができ、液晶表示装置の表示品位を損なうことがなく
なる。請求項2記載の単純マトリクス型液晶表示装置の
駆動方法によれば、請求項1と同効果がある。
【0078】請求項3記載の単純マトリクス型液晶表示
装置の駆動方法によれば、たとえばデュアル・スキャン
駆動のVGAなどにおいて、走査データ行列として、行
次数が244以上の4の倍数であり、かつ、列次数が2
44以上の4の倍数であるような正規巡回形行列の第1
列を非走査列と入れ替え、1または複数の任意の列で列
符号反転し、全行数をNとしたとき、行全体をN/4行
ずつ4等分に分割し、各分割単位から1行ずつ隣り合う
ように行入れ替えしたものを用いて全走査線同時駆動す
ることにより、信号側電極の周波数を低周波化すること
ができ、縦クロストークおよび横すじを低減することが
でき、液晶表示装置の表示品位を損なうことがなくな
る。
【0079】請求項4記載の単純マトリクス型液晶表示
装置の駆動方法によれば、たとえばデュアル・スキャン
駆動のVGAなどにおいて、走査データ行列として、行
次数が256以上の32の倍数であり、かつ、列次数が
256以上の32の倍数であるような正規巡回形行列の
第1列を非走査列と入れ替え、1または複数の任意の列
で列符号反転し、全行数をNとしたとき、行全体をN/
32行ずつ32等分に分割し、各分割単位から1行ずつ
隣り合うように行入れ替えしたものを用いて全走査線同
時駆動することにより、信号側電極の周波数を低周波化
し、かつフレームレスポンスを抑制することができ、縦
クロストークおよび横すじを低減することができ、液晶
表示装置の表示品位を損なうことがなくなる。請求項5
の単純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法によれば、
たとえばデュアル・スキャン駆動のVGAなどにおい
て、走査データ行列として、行次数が244以上の4の
倍数であり、かつ、列次数が244以上の4の倍数であ
るような正規巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替
え、2列毎に列符号反転し、全行数をNとしたとき、行
全体をN/4行ずつ4等分に分割し、各分割単位から1
行ずつ隣り合うように行入れ替えしたものを用いて全走
査線同時駆動することにより、信号側電極の周波数を低
周波化し、かつ文字クロストークを低減することがで
き、液晶表示装置の表示品位を損なうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1の実施の形態における単純
マトリックス型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行
列Mの元になる正規巡回形アダマール行列Hを示す図で
ある。
【図2】第1の実施の形態における単純マトリックス型
液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成する
過程で発生する直交行列H′を示す図である。
【図3】第1の実施の形態における単純マトリックス型
液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成する
過程で発生する直交行列H″を示す図である。
【図4】第1の実施の形態における単純マトリックス型
液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成する
過程で発生する直交行列H″を走査データ行列として駆
動する時の信号側電極印加電圧波形の一例を示す示す図
である。
【図5】第1の実施の形態における単純マトリックス型
液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列M(2)を走
査データ行列として駆動する時の信号側電極印加電圧波
形の一例を示す示す図である。
【図6】第1の実施の形態における単純マトリックス型
液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列M(4)を走
査データ行列として駆動する時の信号側電極印加電圧波
形の一例を示す示す図である。
【図7】第1の実施の形態における単純マトリックス型
液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列M(8)を走
査データ行列として駆動する時の信号側電極印加電圧波
形の一例を示す示す図である。
【図8】第1の実施の形態における単純マトリックス型
液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列M(16)を
走査データ行列として駆動する時の信号側電極印加電圧
波形の一例を示す示す図である。
【図9】第1の実施の形態における単純マトリックス型
液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列M(32)を
走査データ行列として駆動する時の信号側電極印加電圧
波形の一例を示す示す図である。
【図10】第1の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列M(64)
を走査データ行列として駆動する時の信号側電極印加電
圧波形の一例を示す示す図である。
【図11】第1の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列M(12
8)を走査データ行列として駆動する時の信号側電極印
加電圧波形の一例を示す示す図である。
【図12】第2の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mの元にな
る正規巡回形アダマール行列Hを示す図である。
【図13】第2の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成す
る過程で発生する直交行列H′を示す図である。
【図14】第2の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成す
る過程で発生する直交行列H″を示す図である。
【図15】第2の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを示す図
である。
【図16】第2の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成す
る過程で発生する直交行列H″を走査データ行列として
駆動する時の信号側電極印加電圧波形の一例を示す図で
ある。
【図17】第2の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを走査デ
ータ行列として駆動する時の信号側電極印加電圧波形の
一例を示す図である。
【図18】第3の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mの元にな
る正規巡回形アダマール行列Hを示す図である。
【図19】第3の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成す
る過程で発生する直交行列H′を示す図である。
【図20】第3の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成す
る過程で発生する直交行列H″を示す図である。
【図21】第3の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを示す図
である。
【図22】第3の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成す
る過程で発生する直交行列H″を走査データ行列として
駆動する時の信号側電極印加電圧波形の一例を示す図で
ある。
【図23】第3の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを走査デ
ータ行列として駆動する時の信号側電極印加電圧波形の
一例を示す図である。
【図24】第4の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mの元にな
る正規巡回形アダマール行列Hを示す図である。
【図25】第4の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成す
る過程で発生する直交行列H′を示す図である。
【図26】第4の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成す
る過程で発生する直交行列H″を示す図である。
【図27】第4の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを示す図
である。
【図28】第4の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを生成す
る過程で発生する直交行列H″を走査データ行列として
駆動する時の信号側電極印加電圧波形の一例を示す図で
ある。
【図29】第4の実施の形態における単純マトリックス
型液晶表示装置の駆動方法の走査データ行列Mを走査デ
ータ行列として駆動する時の信号側電極印加電圧波形の
一例を示す図である。
【図30】従来例の単純マトリックス型液晶表示装置の
駆動方法を示す図である。
【図31】従来例の階調表示のための補正項の挿入を示
す図である。
【図32】従来例の隣接走査線間の駆動波形HI/LO
の切り替わり回数差を示した図である。
【図33】従来例の信号側電極への印加電圧波形の一例
を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 武志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−160389(JP,A) 特開 平9−101505(JP,A) 特開 平9−211420(JP,A) 特開 平6−347751(JP,A) 特開 平8−76725(JP,A) 特開 平7−140931(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133 545 G09G 3/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力される画像データ行列と走
    査データ行列とを演算して信号データ行列を発生させ、
    前記走査データ行列に対応する電圧を走査電極に印加す
    るとともに、前記信号データ行列に対応する電圧を信号
    電極に印加する単純マトリクス型液晶表示装置の駆動方
    法であって、 前記走査データ行列の列数方向を走査線の順とするとと
    もに行数方向を時間軸とした場合、 前記走査データ行列として、駆動単位の走査線数より多
    い列次数を持つ巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替
    え、1または複数の任意の列で列符号反転し、さらに、
    各隣接行を再び隣り合うことのないように散らばらせる
    ように行の入れ替えをしたものを用いて、走査線同時駆
    動することを特徴とする単純マトリクス型液晶表示装置
    の駆動方法。
  2. 【請求項2】 行の入れ替えを、全行数をNとし、Nの
    平方根以下でかつNの約数である任意の整数をnとし、
    行番号をnで割った商をqとし、余りをrとしたとき
    に、新行番号がq+r×N/nとなるように行う請求項
    1記載の単純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 駆動単位の走査線数が240であり、外
    部から入力される画像データ行列と走査データ行列とを
    演算して信号データ行列を発生させ、前記走査データ行
    列に対応する電圧を走査電極に印加するとともに、前記
    信号データ行列に対応する電圧を信号電極に印加する単
    純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法であって、 前記走査データ行列の列数方向を走査線の順とするとと
    もに行数方向を時間軸とした場合、 走査データ行列として、行次数が244以上の4の倍数
    であり、かつ、列次数が244以上の4の倍数であるよ
    うな正規巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替え、1
    または複数の任意の列で列符号反転し、全行数をNと
    し、行番号を4で割った商をqとし、余りをrとしたと
    きに、新行番号をq+r×N/4とするように行なわれ
    ることを特徴とする単純マトリクス型液晶表示装置の駆
    動方法。
  4. 【請求項4】 駆動単位の走査線数が240であり、外
    部から入力される画像データ行列と走査データ行列とを
    演算して信号データ行列を発生させ、前記走査データ行
    列に対応する電圧を走査電極に印加するとともに、前記
    信号データ行列に対応する電圧を信号電極に印加する単
    純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法であって、 前記走査データ行列の列数方向を走査線の順とするとと
    もに行数方向を時間軸とした場合、 走査データ行列として、行次数が256以上の32の倍
    数であり、かつ、列次数が256以上の32の倍数であ
    るような正規巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替
    え、1または複数の任意の列で列符号反転し、全行数を
    Nとし、行番号を32で割った商をqとし、余りをrと
    したときに、新行番号をq+r×N/32とするように
    行なわれることを特徴とする単純マトリクス型液晶表示
    装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 駆動単位の走査線数が240であり、外
    部から入力される画像データ行列と走査データ行列とを
    演算して信号データ行列を発生させ、前記走査データ行
    列に対応する電圧を走査電極に印加するとともに、前記
    信号データ行列に対応する電圧を信号電極に印加する単
    純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法であって、 前記走査データ行列の列数方向を走査線の順とするとと
    もに行数方向を時間軸とした場合、 走査データ行列として、行次数が244以上の4の倍数
    であり、かつ、列次数が244以上の4の倍数であるよ
    うな正規巡回形行列の第1列を非走査列と入れ替え、2
    列毎に列符号反転し、全行数をNとし、行番号を4で割
    った商をqとし、余りをrとしたときに、新行番号をq
    +r×N/4とするように行なわれることを特徴とする
    単純マトリクス型液晶表示装置の駆動方法。
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