JP3141767B2 - 内燃機関の蒸発燃料処理装置 - Google Patents

内燃機関の蒸発燃料処理装置

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JP3141767B2
JP3141767B2 JP08007603A JP760396A JP3141767B2 JP 3141767 B2 JP3141767 B2 JP 3141767B2 JP 08007603 A JP08007603 A JP 08007603A JP 760396 A JP760396 A JP 760396A JP 3141767 B2 JP3141767 B2 JP 3141767B2
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
    • F02D41/0032Controlling the purging of the canister as a function of the engine operating conditions
    • F02D41/004Control of the valve or purge actuator, e.g. duty cycle, closed loop control of position
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の蒸発燃料
処理装置に関し、特に内燃機関の回転周期とパージ制御
弁の駆動周期が略同期する回転数領域において内燃機関
の空燃比の変動を抑制するようにパージ制御する内燃機
関の蒸発燃料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に内燃機関の蒸発燃料処理装置
は、燃料タンクから発生する蒸発燃料を一時的に貯蔵す
るキャニスタと内燃機関(以下単に機関と記す)の吸気
通路とを連通するパージ通路と、パージ通路内に設けら
れるパージ制御弁とを備える。パージ制御弁は機関の運
転状態に応じて所定の周期とデューティ比で開閉するよ
う制御される。機関の回転周期とパージ制御弁の駆動周
期が略同期すると、キャニスタから吸気通路へパージさ
れたパージガスは特定の気筒に吸引されその気筒の空燃
比はリッチとなり、パージガスが吸引されない気筒の空
燃比はリーンとなり、機関の空燃比が変動する。またリ
ーンとなった気筒は失火する恐れがある。上記問題を解
決するため、機関の回転周期とパージ制御弁の駆動周期
が略同期する機関の回転数領域においてパージ制御弁の
駆動周期を他の駆動周期に切り換える技術が開示されて
いる(特開平6−241129号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記特開
平6−241129号公報に開示された技術は、機関の
回転周期とパージ制御弁の駆動周期が略同期する機関の
回転数領域の境界付近で機関の回転数が増減されるとき
にパージ制御弁の駆動周期を急に切り換えるので例え
ば、デューティ比の0%および100%付近でパージガ
スの流量が急に変化し空燃比が変動する。上記技術はこ
のパージガスの流量の急変により変動した空燃比を燃料
噴射量を補正して目標空燃比とするように制御するが、
機関の空燃比が目標空燃比に安定するまでには時間を要
し、その間機関の空燃比は変動するという問題が生じ
る。それゆえ本発明は上記問題を解決し機関の回転周期
とパージ制御弁の駆動周期が略同期しても機関の空燃比
の変動を抑制して排気の浄化性を向上するとともにリー
ン失火を防止する内燃機関の蒸発燃料装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1は第一発明の基本構
成図である。前記問題を解決する第一発明による内燃機
関の蒸発燃料処理装置は、燃料タンク15から発生する
蒸発燃料を一時的に貯蔵するキャニスタ37と、キャニ
スタ37と機関1の吸気通路とを連通するパージ通路3
9と、パージ通路39内に設けられ機関1の吸気通路内
に吸引されるパージガス量を制御するパージ制御弁41
と、機関1の排気通路内に配設され機関1の空燃比を検
出する空燃比センサ31と、空燃比センサ31の出力信
号に基づいて機関1の空燃比が目標空燃比となるように
燃料噴射量を制御する燃料噴射制御手段Aと、機関1の
回転数を検出する回転数検出手段Bと、を備えた内燃機
関の蒸発燃料処理装置において、回転数検出手段Bによ
り検出された機関1の回転数がパージ制御弁41の駆動
周期と実質的に同期する同期回転数領域にあるか否かを
判定する同期回転数領域判定手段Cと、同期回転数領域
判定手段Cにより機関1の回転数が同期回転数領域にあ
ると判定されたとき、機関1の回転数に応じてパージ制
御弁41の駆動周期に対する開弁時間の比率を示すデュ
ーティ比の設定範囲を限定するデューティ比限定手段D
と、同期回転数領域判定手段Cにより機関1の回転数が
同期回転数領域にあると判定されたとき、デューティ比
限定手段Dによりデューティ比を限定してパージ率を算
出するパージ率算出手段Eと、パージ率算出手段Eによ
り算出されたパージ率とするデューティ比でパージ制御
弁41を開閉するパージ制御弁開閉制御手段Fと、を備
えたことを特徴とする。
【0005】第一発明による内燃機関の蒸発燃料処理装
置は、機関の回転周期とパージ制御弁の駆動周期が略同
期する機関の回転数領域の境界付近で機関の回転数が増
減されたとき、パージ制御弁の駆動周期を切り換えず
に、空燃比の変動を引き起こさない程度のデューティ比
の低い範囲およびパージガスの間欠流の程度が小さく気
筒分配が均等となるデューティ比の高い範囲を除くデュ
ーティ比の範囲の設定を禁止する。これは、空燃比の変
動を引き起こさない程度に低いデューティ比の範囲で
は、燃料噴射弁から機関の燃焼室へ導入される燃料噴射
量に比べてパージガス量が少ないので各気筒間の空燃比
のずれが少なくなるためであり、パージガスの間欠流の
程度が小さいデューティ比の高い範囲では、気筒分配が
均等となるので各気筒間の空燃比のずれが少なくなるた
めである。このように機関の空燃比の変動は抑制され
る。またパージ制御弁の駆動周期を切り換えないので例
えば、デューティ比の0%および100%付近でパージ
ガスの流量が急に変化し空燃比が変動することはなく、
パージガスの増減量に応じて燃料噴射量を補正すること
で機関の空燃比は目標空燃比となるよう制御される。
【0006】第一発明による内燃機関の蒸発燃料処理装
置において、デューティ比限定手段Dは、パージ制御の
実行開始からの経過時間を測定する経過時間測定手段G
により測定された経過時間に基づいてデューティ比の設
定範囲を限定するか否かを決定する。
【0007】デューティ比限定手段は、経過時間測定手
段により測定された経過時間に基づいて、パージ制御の
実行開始からの経過時間が短く、すなわち空燃比の変動
に影響を及ぼす程度にキャニスタに吸着されるベーパが
多いときはデューティ比の設定範囲を限定して機関の空
燃比の変動を抑制し、パージ制御の実行開始からの経過
時間が長く、すなわちキャニスタに吸着されるベーパが
少なくなったときはデューティ比の設定範囲を限定しな
いでも空燃比の変動は顕著とならないのでデューティ比
の設定範囲を限定せずにキャニスタに吸着したベーパの
離脱を優先してキャニスタのワーキングキャパシティを
確保する。
【0008】図2は第二発明の基本構成図である。前記
問題を解決する第二発明による内燃機関の蒸発燃料処理
装置は、燃料タンク15から発生する蒸発燃料を一時的
に貯蔵するキャニスタ37と、キャニスタ37と機関1
の吸気通路とを連通するパージ通路39と、パージ通路
39内に設けられ機関1の吸気通路内に吸引されるパー
ジガス量を制御するパージ制御弁41と、機関1の排気
通路内に配設され機関1の空燃比を検出する空燃比セン
サ31と、空燃比センサ31の出力信号に基づいて機関
1の空燃比が目標空燃比となるように燃料噴射量を制御
する燃料噴射制御手段Aと、機関1の回転数を検出する
回転数検出手段Bと、を備えた内燃機関の蒸発燃料処理
装置において、回転数検出手段Bにより検出された機関
1の回転数がパージ制御弁41の駆動周期と実質的に同
期する同期回転数領域にあるか否かを判定する同期回転
数領域判定手段Cと、パージを実行したときに生じる機
関1の空燃比のずれに基づいてパージのベーパ濃度を算
出し、算出したベーパ濃度に基づいて前記燃料噴射量を
補正するベーパ濃度算出手段Hと、機関1へ供給される
燃料供給量に占めるパージ量の最大量を機関1の回転数
に応じて算出する最大パージ量算出手段Iと、ベーパ濃
度算出手段Hにより算出されたベーパ濃度と最大パージ
量算出手段Iにより算出された最大パージ量とから限界
パージ率を算出する限界パージ率算出手段Jと、同期回
転数領域判定手段Cにより機関1の回転数が同期回転数
領域にあると判定されたとき、限界パージ率算出手段J
により算出された限界パージ率以下に目標パージ率を限
定する目標パージ率限定手段Kと、同期回転数領域判定
手段Cにより機関1の回転数が同期回転数領域にあると
判定されたとき、目標パージ率限定手段Kにより限定さ
れた目標パージ率に応じてパージ率を算出するパージ率
算出手段Eと、パージ率算出手段Eにより算出されたパ
ージ率とするデューティ比でパージ制御弁41を開閉す
るパージ制御弁開閉制御手段Fと、を備えたことを特徴
とする。
【0009】第二発明による内燃機関の蒸発燃料処理装
置は、機関の回転周期とパージ制御弁の駆動周期が略同
期する機関の回転数領域において、機関の空燃比変動に
影響しない程度に設定された供給燃料量に占める最大ベ
ーパ量、すなわち限界ベーパ量を算出し、その限界ベー
パ量とベーパ濃度とに基づいてベーパ濃度が薄い程パー
ジガスの流量を増大するよう限界パージ率を算出し、算
出した限界パージ率以下に目標パージ率を限定する。そ
れゆえ、特に負荷が増大する加速時における空燃比の変
動が抑制される。またデューティ比の使用範囲を限定し
ないので、パージの制御性能が向上する。さらにベーパ
濃度の薄いときパージガスの流量を増大するので、キャ
ニスタのワーキングキャパシティを確保できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の実施例を詳細に説明する。図3は、本発明の一実施
例に係る内燃機関の蒸発燃料処理装置の全体構成図であ
る。機関1の燃焼に必要な空気は、エアクリーナ2で濾
過され、スロットルボデー5を通ってサージタンク11
で各気筒の吸気管13に分配される。なお、その吸入空
気量は、スロットルボデー5に設けられたスロットル弁
7により調節されるとともに、エアフローメータ4によ
り計測される。そのスロットル弁7の開度は、スロット
ル開度センサ9により検出される。また、吸入空気温度
は、吸気温センサ3により検出される。さらに、吸気管
圧力は、バキュームセンサ12によって検出される。
【0011】一方、燃料タンク15に貯蔵された燃料
は、燃料ポンプ17により汲み上げられ、燃料配管19
を経て燃料噴射弁21により吸気管13に噴射される。
吸気管13内ではそのような空気と燃料とが混合され、
その混合気は、吸気弁23を介して機関本体すなわち気
筒(シリンダ)1に吸入される。気筒1において、混合
気は、ピストンにより圧縮された後、イグナイタ及びス
パークプラグにより点火されて爆発・燃焼し、動力を発
生する。
【0012】なお、点火ディストリビュータ43には、
クランク軸が例えばクランク角(CA)に換算して72
0°CAごとに基準位置検出用パルスを発生する基準位
置検出センサ45、及び30°CAごとに位置検出用パ
ルスを発生するクランク角センサ47が設けられてい
る。また、機関1は、冷却水通路49に導かれた冷却水
により冷却され、その冷却水温度は、水温センサ51に
よって検出される。
【0013】燃焼した混合気は、排気ガスとして排気弁
25を介して排気マニホルド27に放出され、次いで排
気管29に導かれる。なお、排気管29には、排気ガス
中の酸素濃度を検出する空燃比センサ31が設けられて
いる。さらにそれより下流の排気系には、触媒コンバー
タ33が設けられており、その触媒コンバータ33に
は、排気ガス中の未燃成分HC及び一酸化炭素COの酸
化と窒素酸化物の還元とを同時に促進する三元触媒が収
容されている。こうして触媒コンバータ33において浄
化された排気ガスが大気中に排出される。
【0014】また、この内燃機関は、活性炭(吸着剤)
36を内蔵したキャニスタ37を具備する。このキャニ
スタ37は、活性炭36の両側にそれぞれ燃料蒸気室3
8aと大気室38bとを有する。燃料蒸気室38aは、
一方ではベーパ捕集管35を介して燃料タンク15に連
結され、他方ではパージ通路39を介してスロットル弁
7より下流側の吸気通路すなわちサージタンク11に連
結される。そのパージ通路39には、パージガス量を制
御するパージ制御弁41が設置されている。このような
構成において、燃料タンク15で発生する燃料蒸気すな
わちベーパは、ベーパ捕集管35を通ってキャニスタ3
7に導かれ、キャニスタ37内の活性炭(吸着剤)36
に吸着されることにより一時的に貯蔵される。パージ制
御弁41が開弁すると、吸気管圧力は負圧のため、空気
が大気室38bから活性炭36内を通ってパージ通路3
9に送り込まれる。空気が活性炭36内を通過する際に
は、活性炭36に吸着されている燃料蒸気が活性炭36
から離脱される。かくして、燃料蒸気を含んだ空気すな
わちベーパが、パージ通路39を介してサージタンク1
1に導かれ、燃料噴射弁21から噴射された燃料ととも
に気筒1内で燃料として使用されることとなる。なお、
パージ通路39に導かれるベーパには、上述のように活
性炭36に一旦貯蔵された後にパージ通路39に導かれ
るものの他に、燃料タンク15から直接パージ通路39
に導かれるものも存在する。
【0015】機関1の電子制御ユニット(以下ECUと
記す)60は、後に詳細に説明する燃料噴射制御、並び
に、機関回転数及び各センサからの信号により、機関の
状態を総合的に判定し、最適な点火時期を決定して、イ
グナイタに点火信号を送るための点火時期制御などを実
行するマイクロコンピュータシステムである。ROM6
2に格納されたプログラムに従って、CPU61は、各
種センサからの入力信号をA/D変換回路64又は入力
インタフェース回路65を介して入力し、その入力信号
に基づいて演算処理を実行し、その演算結果に基づいて
出力インタフェース回路66を介して各種アクチュエー
タに制御信号を出力する。RAM63は、その演算・制
御処理過程における一時的なデータ記憶場所として使用
される。また、これらのECU60内の各構成要素は、
システムバス(アドレスバス、データバス及びコントロ
ールバスからなる。)69によって接続されている。次
にECU60の制御について説明する。
【0016】図4は本発明の一実施例に係る機関の制御
処理の基本的手順を説明するための概略フローチャート
である。ECU60は、ベースルーチンに従ってループ
動作するが、そのようなベースルーチンの処理中に、入
力信号の変化、機関回転、又は時間に同期した処理を割
り込み処理として実行する。すなわち、図4に示すよう
に、ECU60は、パワーオンされると、まず、所定の
イニシャライズ処理(ステップ102)を実行した後、
センサ信号及びスイッチ信号の入力(ステップ10
4)、機関回転数の計算(回転数検出手段B)(ステッ
プ106)、アイドル回転数の計算(ステップ10
8)、並びに自己故障診断(ステップ110)を常時繰
り返して実行する。また、A/D変換回路(ADC)又
は一部のセンサ若しくはスイッチからの出力信号の取り
込みは、割り込み処理として実行される(ステップ12
2)。また、各気筒への燃料噴射時期の計算および点火
時期の計算結果は、回転に同期したタイミングで対応す
るアクチュエータへ出力する必要があるため、クランク
角センサ47からの信号による割り込み処理として実行
される。その他、一定時間周期ごとに実行されるべき処
理は、タイマー割り込みルーチンとして実行される。
【0017】燃料噴射制御(燃料噴射制御手段A)は、
基本的には、エアフローメータ4により計測される吸入
空気量とクランク角センサ47から得られる機関回転速
度とに基づいて、燃料噴射量すなわち燃料噴射弁21の
噴射時間を演算し、所定のクランク角に達した時点で燃
料を噴射するものである。そして、かかる演算の際、ス
ロットル開度センサ9、水温センサ51、吸気温センサ
3等の各センサからの信号に基づく基本的な補正、空燃
比センサ31からの信号に基づく空燃比フィードバック
補正、そのフィードバック補正値の中央値が理論空燃比
となるようにする空燃比学習補正、及びキャニスタパー
ジに基づく補正(例えばベーパ濃度算出手段Hによる補
正)を加える。本発明は、特にキャニスタパージとそれ
に基づく燃料噴射量補正に関連するものである。以下、
本発明に係る蒸発燃料処理制御に関連する燃料噴射量計
算ルーチン及びパージ制御ルーチン(タイマー割り込み
により実行される。)について詳細に説明する。
【0018】図5〜図8は、本発明の一実施例に係る燃
料噴射量計算の処理手順を示す概略フローチャートであ
る。この燃料噴射量計算ルーチンは、所定の時間周期
(例えば1ms)ごとに発生するタイマー割り込みによ
り起動されるルーチンであり、空燃比(A/F)フィー
ドバック(F/B)制御(図5)、空燃比(A/F)学
習制御(図6)、ベーパ濃度学習制御(ベーパ濃度算出
手段H)(図7)、及び燃料噴射時間(TAU)算出制
御(図8)から構成される。以下、空燃比F/B制御か
ら順次説明する。
【0019】空燃比F/B制御ではまず空燃比F/B条
件が成立するか否か、すなわち、(1) 機関始動時で
ない、(2) 燃料カット(F/C)中でない、(3)
冷却水温度≧40°C、(4) A/Fセンサ(空燃
比センサ)活性化完了、の全てが成立するか否かを判定
する(ステップ202)。その判定結果がYESのとき
には、空燃比(A/F)がリッチか否か、すなわち空燃
比センサ31の出力電圧が基準電圧(例えば0.45
V)以下か否かを判定する(ステップ208)。
【0020】ステップ208の判定結果がYESすなわ
ちA/Fがリッチのときには、前回もリッチであったか
否かを、空燃比リッチフラグXOXが1であるか否かに
基づいて判定する(ステップ210)。その判定結果が
NOのとき、すなわち前回はリーンであり、今回リッチ
に反転したときには、スキップフラグXSKIPを1に
セットし(ステップ212)、前回のスキップにおける
直前の空燃比フィードバック補正係数FAFと今回のス
キップにおける直前のFAFとの平均FAFAVを算出
し(ステップ214)、所定のスキップ量RSLだけ空
燃比フィードバック補正係数FAFを減量する(ステッ
プ216)。また、ステップ210の判定結果がYES
のとき、すなわち前回もリッチであったときには、所定
の積分量KILだけ空燃比フィードバック補正係数FA
Fを減量する(ステップ218)。ステップ216又は
218の実行後は、空燃比リッチフラグXOXを1にセ
ットして(ステップ220)、F/B制御を終え、次の
A/F学習制御(ステップ302)へ進む。
【0021】ステップ208の判定結果がNOすなわち
A/Fがリーンのときには、前回もリーンであったか否
かを、空燃比リッチフラグXOXが0であるか否かに基
づいて判定する(ステップ222)。その判定結果がN
Oのとき、すなわち前回はリッチであり、今回リーンに
反転したときには、スキップフラグXSKIPを1にセ
ットし(ステップ224)、前回のスキップにおける直
前の空燃比フィードバック補正係数FAFと今回のスキ
ップにおける直前のFAFとの平均FAFAVを算出し
(ステップ226)、所定のスキップ量RSRだけ空燃
比フィードバック補正係数FAFを増量する(ステップ
228)。また、ステップ222の判定結果がYESの
とき、すなわち前回もリーンであったときには、所定の
積分量KIRだけ空燃比フィードバック補正係数FAF
を増量する(ステップ230)。ステップ228又は2
30の実行後は、空燃比リッチフラグXOXを0にリセ
ットして(ステップ232)、F/B制御を終え、次の
A/F学習制御(ステップ302)へ進む。
【0022】なお、ステップ202の判定結果がNOの
とき、すなわちF/B条件が成立しなかったときには、
FAFAV及びFAFをそれぞれ基準値1.0に設定し
て(ステップ204,206)、F/B制御を終え、次
のA/F学習制御(ステップ302)へ進む。
【0023】次に、A/F学習制御(図6)について説
明する。まず、吸気管圧力で分けられたA/F学習領域
1〜7の内のいずれの学習領域j(j=1〜7)に現在
あるかを、現在の吸気管圧力に基づいて算出し、それを
tj(j=1〜7)とする(ステップ302)。なお、
吸気管圧力は、バキュームセンサ12によって検出され
る。次いで、求められた今回の学習領域tjが前回の学
習領域jと一致するかを判定する(ステップ304)。
一致せず、学習領域が変わったときには、今回の学習領
域tjをjに代入し(ステップ306)、スキップ数C
SKIPをクリアして(ステップ310)、A/F学習
制御を終え、ベーパ濃度学習制御(ステップ402)へ
進む。
【0024】ステップ304の判定結果がYESすなわ
ち今回の学習領域が前回の学習領域と一致するときは、
A/F学習条件が成立するか否か、すなわち、(1)
空燃比F/B中である、(2) 始動後増量及び暖機増
量の各増量がない、(3) 冷却水温度≧80°C、等
の各条件が全て成立するか否かを判定する(ステップ3
08)。成立しないときには、スキップ数CSKIPを
クリアして(ステップ310)、A/F学習制御を終
え、ベーパ濃度学習制御(ステップ402)へ進む。
【0025】ステップ308の判定結果がYESすなわ
ちA/F学習条件が成立するときには、スキップフラグ
XSKIPが1であるか否か、すなわちスキップ直後で
あるか否かを判定する(ステップ312)。その判定結
果がNOのとき、すなわちスキップ直後でないときに
は、A/F学習制御を終え、ベーパ濃度学習制御(ステ
ップ402)へ進む。その判定結果がYESのとき、す
なわちスキップ直後であるときは、スキップフラグXS
KIPを0クリアし(ステップ314)、スキップ数C
SKIPをインクリメントする(ステップ316)。次
いで、そのスキップ数CSKIPが所定値KCSKIP
(例えば、3)以上であるか否かを判定する(ステップ
318)。その判定結果がNOのときには、A/F学習
制御を終え、ベーパ濃度学習制御(ステップ402)へ
進む。
【0026】また、ステップ318の判定結果がYES
のときには、後に説明するパージ制御ルーチンで算出さ
れたパージ率PGRが0であるか否かを判定する(ステ
ップ320)。その判定結果がNOのとき、すなわちパ
ージ実行中であれば、A/F学習制御を終え、ベーパ濃
度学習制御(ステップ410)へ進む。他方、PGRが
0のとき、すなわちパージ実行中でなければ、F/B制
御のステップ204、214又は226にて設定された
FAFAVが所定値(例えば2%)以上ずれているか否
かに基づいて、当該学習領域jの学習値KGj(j=1
〜7)を変更する。すなわち、FAFAVが1.02以
上であれば(ステップ322でYES)、学習値KGj
を所定値xだけアップし(ステップ324)、FAFA
Vが0.98以下であれば(ステップ326でYE
S)、学習値KGjを所定値xだけダウンする(ステッ
プ328)。また、それ以外のときは、当該学習領域j
のA/F学習完了フラグXKGjを1とする(ステップ
330)。こうしてA/F学習制御を終えた後は、ベー
パ濃度学習制御(ステップ402)へ進む。上記パージ
率PGRは、パージガス量に対する吸入空気量の比で表
される。
【0027】次に、ベーパ濃度学習制御(図7)につい
て説明する。まず、ステップ402では、機関が始動中
か否かを判定する。すなわち機関のイグニッションキー
をオンにした後機関の回転数が始動中か否かを判定す
る。始動中でなければ、ベーパ濃度学習制御を終え、T
AU算出制御(ステップ452)へ進む。始動中であれ
ば、ベーパ濃度FGPGを基準値1.0に設定し、また
ベーパ濃度更新回数CFGPGを0クリアする(ステッ
プ404)。次いで、その他の初期化処理を実行して、
例えばベーパ濃度更新値tFG=0にして(ステップ4
06)、ベーパ濃度学習制御を終える。
【0028】また、A/F学習制御のステップ320の
判定結果がNOのとき、すなわちA/F学習条件が成立
しかつパージ中のときに実行されるステップ410で
は、パージ率PGRが所定値(例えば0.5%)以上で
あるか否かを判定する。その判定結果がYESのときに
は、FAFAVが基準値1.0に対して所定値(±2
%)以内にあるか否かを判定する(ステップ412)。
そのような範囲内にあるときには、パージ率当たりのベ
ーパ濃度更新値tFGを0に設定し(ステップ41
4)、その範囲内になければ、次式、 tFG←(1−FAFAV)/(PGR*a) ここで a=所定値(例えば、2) に基づいて、パージ率当たりのベーパ濃度更新値tFG
を求める(ステップ416)。次いで、ベーパ濃度更新
回数CFGPGをインクリメントし(ステップ41
8)、ステップ428に進む。
【0029】ステップ410の判定結果がNOのとき、
すなわちパージ率PGRが0.5%より小さいときに
は、ベーパ濃度更新精度が悪いと判断されるため、空燃
比フィードバック補正係数FAFのずれが大きいか(例
えば、基準値1.0に対して±10%以上のずれがある
か)否かを判定する。すなわち、FAFが1.1より大
きいときには(ステップ420でYES)、ベーパ濃度
更新値tFGを所定値Yだけ減少させ(ステップ42
2)、FAFが0.9より小さいときには(ステップ4
20でNOかつステップ424でYES)、ベーパ濃度
更新値tFGを所定値Yだけ増大させる(ステップ42
6)。最後に、ステップ428において、以上の処理で
求められたベーパ濃度更新値tFGだけベーパ濃度FG
PGを修正して、ベーパ濃度学習制御を終え、TAU算
出制御(ステップ452)へ進む。
【0030】次に、TAU(燃料噴射時間)算出制御
(図8)について説明する。まず、ROM62にマップ
として格納されているデータを参照し、機関回転数と機
関負荷(機関1回転当たりの吸入空気量)とに基づいて
基本燃料噴射時間TPを求めるとともに、スロットル開
度センサ9、水温センサ51、吸気温センサ3等の各セ
ンサからの信号に基づく基本補正係数FWを算出する
(ステップ452)。なお、機関負荷は、吸気管圧力と
機関回転数とによって推定してもよい。次いで、現在の
吸気管圧力に対応するA/F学習補正量KGXを、隣接
する学習領域のA/F学習値KGjから補間により算出
する(ステップ454)。
【0031】次いで、ベーパ濃度FGPG及びパージ率
PGRより、パージA/F補正量FPGを、次式、 FPG←(FGPG−1)*PGR に基づいて算出する(ステップ456)。最後に、燃料
噴射時間TAUを、 TAU←TP*FW*(FAF+KGX+FPG) に基づいて算出する(ステップ458)。以上で、燃料
噴射量計算ルーチンが終了する。なお各気筒1に対応す
る各燃料噴射弁21は、このように算出された燃料噴射
時間TAUだけ所定のクランク角度から開弁するよう制
御される。
【0032】図9及び図10は、本発明の一実施例に係
るパージ制御の処理手順を示す概略フローチャートであ
る。このパージ制御ルーチンは、所定の時間周期(例え
ば1ms)ごとに発生するタイマー割り込みにより起動
されるルーチンであり、D−VSV(パージガス量を制
御するパージ制御弁)41の開度を制御するためのパル
ス信号のデューティ比(パルス信号のON時間の割合)
を決定し、そのパルス信号によってD−VSVを駆動制
御する。本ルーチンは、パージ率(PGR)算出制御
(図9)及びD−VSV駆動制御(図10)から構成さ
れる。以下、パージ率算出制御から説明する。
【0033】パージ率算出制御(パージ率算出手段E)
(図9)では、まず、今回の本ルーチンの走行がパージ
制御弁制御用パルス信号を立ち上げる(ONする)こと
ができる時期に当たるか、すなわち所定のデューティ周
期(例えばパージ制御弁の駆動周波数が10Hzのとき
は100ms)に当たるかを判定する(ステップ50
2)。デューティ周期であれば、パージ条件1が成立す
るか、すなわち燃料カット中でないという条件を除いて
A/F学習条件が成立するかを判定する(ステップ50
4)。パージ条件1が成立する場合には、さらにパージ
条件2が成立するか、すなわち燃料カット中でなくかつ
当該学習領域jのA/F学習完了フラグXKGj=1と
なっているかを判定する(ステップ506)。
【0034】パージ条件2も成立する場合には、まず、
パージ実行タイマーCPGRをインクリメントする(経
過時間測定手段G)(ステップ512)。次いで、現在
の吸気管圧力をキーとして図11に示すマップ(ROM
62に格納されている。)を参照することにより、VS
V全開時におけるパージガス量PGQを求め、そのパー
ジガス量PGQと吸入空気量QAとの比をとって、VS
V全開時のパージ率PG100を算出する(ステップ5
14)。次に、空燃比フィードバック補正係数FAFが
所定の範囲(定数KFAF85より大きく定数KFAF
15より小さい範囲)にあるか否かを判定する(ステッ
プ516)。
【0035】ステップ516の判定結果がYESの場合
には、目標パージ率tPGRを所定量KPGRuだけア
ップするとともに、求められたtPGRが、パージ実行
時間CPGRに基づいて決定される最大目標パージ率P
%(図12に示すマップより求められる。)以下となる
ように制限する(ステップ518)。ステップ516の
判定結果がNOの場合には、目標パージ率tPGRを所
定量KPGRdだけ下げるとともに、ステップ518と
同様に、求められたtPGRが、最小目標パージ率S
%、例えばS=0%(あるいは0.5%)以上となるよ
うに制限する(ステップ520)。このようにして、パ
ージに伴うA/F荒れを防止する。
【0036】次いで、こうして求められた目標パージ率
tPGRに対して、第5実施例では第二発明の特徴とな
る制限処理を実行し(ステップ521)、第1〜4実施
例ではステップ521をジャンプする。このtPGR制
限処理に関しては、第5実施例を用いて後で詳細に説明
する。本発明の目標パージ率限定手段Kはステップ52
4を実行することにより達成される。次いで、こうして
求められた目標パージ率tPGRとVSV全開時のパー
ジ率PG100とに基づいて、デューティ比DPGを次
の式により算出する(ステップ522)。 DPG←(tPGR/PG100)*100 こうして求められたデューティ比DPGに対して、第1
〜4実施例では第一発明の特徴となる制限処理を実行し
(ステップ524)、第5実施例ではステップ524を
ジャンプする。このDPG制限処理に関しては、第1実
施例から第4実施例を用いて後で詳細に説明する。本発
明のデューティ比限定手段Dはステップ524を実行す
ることにより達成される。
【0037】次に、ステップ524のDPG制限処理に
よりDPGが更新される場合を考慮して、実際のパージ
率PGRを次式より算出する(ステップ526)。 PGR←PG100*(DPG/100) 最後に、以上の処理で求められたデューティ比DPG及
びパージ率PGRに基づいて、前回のデューティ比及び
パージ率を記憶するためのDPGO及びPGROを更新
し(ステップ528)、D−VSV駆動制御のステップ
602に進む。
【0038】一方、ステップ502でデューティ周期で
ないと判定された場合には、D−VSV駆動制御のステ
ップ606に進む。また、デューティ周期ではあるがス
テップ504でパージ条件1が設立しなかった場合に
は、関係するRAMのデータ、例えば前回のデューティ
比DPGOと前回のパージ率PGROとパージ実行タイ
マーCPGRを0にして初期化する(ステップ50
8)。ステップ508実行後、又はステップ506でパ
ージ条件2が成立しなかった場合には、デューティ比D
PG及びパージ率PGRを0クリアして(ステップ51
0)、D−VSV駆動制御のステップ608に進む。
【0039】次に、D−VSV駆動制御(パージ制御弁
開閉制御手段F)(図10)について説明する。まず、
パージ率制御のステップ528に次いで実行されるステ
ップ602では、VSVへの通電をオンする。次いで、
ステップ604において、VSV通電終了時刻TDPG
を次式により求め、終了する。 TDPG←DPG+TIMER ここで、TIMERは、パージ制御ルーチンの実行周期
ごとにインクリメントされるカウンタの値である。
【0040】ステップ502でデューティ周期でないと
判定された場合に実行されるステップ606では、現在
のTIMERの値がVSV通電終了時刻TDPGに一致
するか否かを判定し、一致しない場合はそのまま終了
し、一致する場合にはステップ608に進む。ステップ
510又は606における判別結果がYESのときは、
ステップ608へ進み、VSVへの通電をオフして終了
する。以上で、パージ制御ルーチンの処理は完了する。
これより、本発明によるパージ制御ルーチン(図9)の
デューティ比制限処理(ステップ524)について詳細
に説明するが、その前に従来技術によるパージ制御にお
ける空燃比変動とデューティ比との関係を説明する。
【0041】図13は従来技術によるパージ制御におけ
る空燃比変動を示す図である。従来技術によるパージ制
御ではデューティ比の制限をしないので、特に機関の回
転周期とパージ制御弁の駆動周期が略同期する同期回転
数領域では、デューティ比、例えばおよそ15〜80%
で空燃比の変動量が許容範囲を越え、それゆえ排気の浄
化性が悪化することが判る。
【0042】本発明は冒頭に説明したように、機関の回
転周期とパージ制御弁の駆動周期が略同期しても機関の
空燃比の変動を抑制しようとするものである。そのため
第一発明を達成する第1実施例では、デューティ比が1
5〜80%のときは空燃比の変動が大きいことに着目
し、機関の回転周期とパージ制御弁の駆動周期が略同期
する同期回転数領域ではこのデューティ比、すなわち1
5〜80%の設定を禁止する制御を行う。これは、空燃
比の変動を引き起こさない程度に低いデューティ比の範
囲(0〜15%)では、燃料噴射弁から機関の燃焼室へ
導入される燃料噴射量に比べてパージガス量が少ないの
で各気筒間の空燃比のずれが少なくなるためであり、パ
ージガスの間欠流の程度が小さいデューティ比の高い範
囲(80〜100%)では、気筒分配が均等となるので
各気筒間の空燃比のずれが少なくなるためである。以下
に、まず第1実施例を説明する。
【0043】図14は第1実施例のデューティ比制限処
理の手順を示すフローチャートである。まず、ステップ
S11では図15に示すマップからデューティ比使用禁
止範囲を算出する。図15に示すマップは、横軸を機関
回転数(RPM)、縦軸をデューティ比(%)で示す。
機関の回転周期とパージ制御弁の駆動周期が略同期する
同期回転数領域N1、N2は実験的に調べ、機関のこの
同期回転数領域N1、N2において空燃比の変動を引き
起こすデューティ比、およそ15〜80%を使用禁止と
する。空燃比の変動を引き起こさない程度のデューティ
比の低い範囲(0〜15%)およびパージガスの間欠流
の程度が小さく気筒分配が均等となるデューティ比の高
い範囲(80〜100%)を除くデューティ比範囲の設
定を禁止する。同期回転数領域N2においては空燃比の
変動に及ぼすパージ量の影響は少ないので使用禁止範囲
は狭められる。なお本発明による同期回転数領域判定手
段Cは、図15、図17および図20のマップにより達
成される。
【0044】次いでステップS12では前述の図9にお
けるステップ522で算出されたデューティ比DPGと
禁止範囲上限値、例えば80%と比較し(DPG≧8
0)、その判別結果かYESのときは終了してステップ
526へ進み、NOのときはステップS13へ進む。ス
テップS13では上記デューティ比DPGと禁止範囲下
限値、例えば15%と比較し(DPG≦15)、その判
別結果かYESのときは終了してステップ526へ進
み、NOのときはステップS15へ進む。ステップS1
5ではDPGを禁止範囲下限値15%に設定する。
【0045】図16は第2実施例のデューティ比制限処
理の手順を示すフローチャートである。図14の第1実
施例と異なるところは、ステップS13とステップS1
5の間にステップS14の判別処理が追加された点であ
る。この判別処理はステップ522で算出されたデュー
ティ比DPGが禁止範囲上限値に近いか否かを判別し、
その判別結果がYESのときはステップS16へ進み、
DPGを禁止範囲上限値、80%に設定し、その判別結
果がNOのときはステップS15へ進み、DPGを禁止
範囲下限値、15%に設定する。これによりパージ制御
の制御性が向上する。
【0046】図17は第3実施例のパージ制御弁駆動周
期を算出するマップを示す図である。図17に示すよう
に、パージ制御弁の駆動周期をT1、T2の2つ設け、
機関の回転周期とパージ制御弁の駆動周期が略同期する
同期回転数領域N1、N2において、ステップ522で
算出されたデューティ比DPGが空燃比の変動を引き起
こすデューティ比、およそ15〜80%のときは、パー
ジ制御弁の駆動周期をT2に設定し、空燃比の変動を引
き起こさないデューティ比、およそ0〜15%と80〜
100%のときは、パージ制御弁の駆動周期をT1に設
定する。また、機関の回転数が同期回転数領域N1、N
2以外のときは空燃比の変動が引き起こされないのでパ
ージ制御弁の駆動周期をT1に設定する。このようなパ
ージ制御により、同期回転数領域N1、N2における空
燃比の変動を抑制することができる。
【0047】図18は第4実施例のデューティ比制限処
理の手順を示すフローチャートである。第4実施例は経
過時間測定手段、具体的にはパージ実行タイマーCPG
Rで測定されるパージ制御の実行開始からの経過時間を
デューティ比限定手段に適用する例である。冒頭で説明
したように、パージ実行タイマーCPGRにより測定さ
れた経過時間に基づいて、パージ制御の実行開始からの
経過時間が短く、すなわち空燃比の変動に影響を及ぼす
程キャニスタに吸着される蒸発燃料が多いときはデュー
ティ比の設定範囲を限定して機関の空燃比の変動を抑制
し、パージ制御の実行開始からの経過時間が長く、すな
わちキャニスタに吸着される蒸発燃料が少なくなったと
きはデューティ比の設定範囲を限定しないでも空燃比の
変動は顕著とならないのでデューティ比の設定範囲を限
定しないよう制御するものである。図18に示すフロー
チャートは図16の第2実施例とステップS10のみが
異なるので以下、ステップS10のみを説明する。ステ
ップS10では図9のステップ512で説明したパージ
実行タイマーCPGRに基づきパージ制御の実行開始か
ら約20〜30分以上経過したか否かを判別し、その判
別結果がYESのときは本ルーチンを終了し、ステップ
522へ進み、その判別結果がNOのときはステップS
11に進み第2実施例で説明した同一処理を実行する。
第4実施例を実行することにより、パージ制御の制御性
が向上し、キャニスタのワーキングキャパシティが確保
される。次にベーパ濃度に基づいて限界パージ率を算出
し、算出した限界パージ率以下に目標パージ率を限定し
て、特に負荷が増大する加速時における空燃比の変動を
抑制する第二発明を達成する第5実施例を説明する。
【0048】図19は第5実施例のデューティ比制限処
理の手順を示すフローチャートである。まず、ステップ
S51では図20に示すマップから限界ベーパ量を算出
する。図20に示すマップは、横軸を機関回転数(RP
M)、縦軸を限界ベーパ量(%)で示す。機関の回転周
期とパージ制御弁の駆動周期が略同期する同期回転数領
域N1、N2は実験的に調べ、機関のこの同期回転数領
域N1、N2において気筒への供給燃料量100%に対
するベーパ量の割合を限定する。すなわち、同期回転数
領域N1、N2において供給燃料量100%に対して最
大とする限界ベーパ量を例えば、10%に設定し、同期
回転数領域N1、N2以外の回転数領域においては例え
ば、40%に設定する。次いでステップS52ではステ
ップS51で求めた限界ベーパ量と、図7のステップ4
28で算出したベーパ濃度FGPGとに基づき限界パー
ジ率を次式から算出する。本発明の限界パージ率算出手
段JはステップS52を実行することにより達成され
る。限界パージ率=限界ベーパ量/ベーパ濃度(FGP
G)次いでステップS53では図9のステップ518ま
たは520で算出したの目標パージ率tPGRとステッ
プS52で算出した限界パージ率とを比較して、tPG
Rが限界パージ率以上のときはステップS54へ進み、
tPGRが限界パージ率未満のときは本ルーチンを終了
し図9のステップ522に進む。ステップS54では目
標パージ率tPGRにステップS52で算出した限界パ
ージ率を設定する。
【0049】上述の第二発明は、ベーパ濃度に基づいて
限界パージ率を算出し、その限界パージ率以下に目標パ
ージ率を限定するので、特に負荷が増大する加速時にお
ける空燃比の変動を抑制することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように第一発明による内燃
機関の蒸発燃料処理装置によれば、機関の回転周期とパ
ージ制御弁の駆動周期が略同期する機関の回転数領域の
境界付近で機関の回転数が増減されたとき、パージ制御
弁の駆動周期を切り換えずに空燃比の変動を引き起こさ
ない程度のデューティ比の低い範囲およびパージガスの
間欠流の程度が小さく気筒分配が均等となるデューティ
比の高い範囲を除くデューティ比の範囲の設定を禁止す
る。それゆえ機関の空燃比の変動は抑制され、排気の浄
化性が向上する。
【0051】また第一発明による内燃機関の蒸発燃料処
理装置によれば、パージ制御の実行開始からの経過時間
が短く、すなわち空燃比の変動に影響を及ぼす程キャニ
スタに吸着されるベーパが多いときはデューティ比の設
定範囲を限定して機関の空燃比の変動を抑制し、パージ
制御の実行開始からの経過時間が長く、すなわちキャニ
スタに吸着されるベーパが少なくなったときはデューテ
ィ比の設定範囲を限定しないでも空燃比の変動は顕著と
ならないのでデューティ比の設定範囲を限定せずにキャ
ニスタに吸着したベーパの離脱を優先してキャニスタの
ワーキングキャパシティを確保する。それゆえパージ制
御の制御性が向上する。
【0052】以上説明したように第二発明による内燃機
関の蒸発燃料処理装置によれば、機関の空燃比変動に影
響しない程度に設定された供給燃料量に占める限界ベー
パ量およびベーパ濃度に基づいて限界パージ率を算出
し、その限界パージ率以下に目標パージ率を限定するの
で、特に負荷が増大する加速時における空燃比の変動が
抑制される。またデューティ比の使用範囲を限定しない
ので、パージの制御性能が向上する。さらにベーパ濃度
の薄いときパージガスの流量を増大するので、キャニス
タのワーキングキャパシティを確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の基本構成図である。
【図2】第二発明の基本構成図である。
【図3】本発明の一実施例に係る内燃機関の蒸発燃料処
理装置の全体構成図である。
【図4】本発明の一実施例に係る機関の制御処理の基本
的手順を説明するための概略フローチャートである。
【図5】本発明の一実施例に係る空燃比フィードバック
制御の処理手順を示す概略フローチャートである。
【図6】本発明の一実施例に係る空燃比学習制御の処理
手順を示す概略フローチャートである。
【図7】本発明の一実施例に係るベーパ濃度学習制御の
処理手順を示す概略フローチャートである。
【図8】本発明の一実施例に係る燃料噴射時間算出制御
の処理手順を示す概略フローチャートである。
【図9】本発明の一実施例に係るパージ率算出制御の処
理手順を示す概略フローチャートである。
【図10】本発明の一実施例に係るパージ制御弁駆動制
御の処理手順を示す概略フローチャートである。
【図11】吸気管圧力と全開パージガス量との関係を示
す特性図である。
【図12】パージ実行時間と最大目標パージ率との関係
を示す特性図である。
【図13】従来技術によるパージ制御における空燃比変
動を示す図である。
【図14】第1実施例のデューティ比制限処理の手順を
示すフローチャートである。
【図15】第1実施例のデューティ比使用禁止範囲を算
出するマップを示す図である。
【図16】第2実施例のデューティ比制限処理の手順を
示すフローチャートである。
【図17】第3実施例のパージ制御弁駆動周期を算出す
るマップを示す図である。
【図18】第4実施例のデューティ比制限処理の手順を
示すフローチャートである。
【図19】第5実施例の目標パージ率制限処理の手順を
示すフローチャートである。
【図20】第5実施例の限界ベーパ量を算出するマップ
を示す図である。
【符号の説明】
1…機関本体(気筒) 2…エアクリーナ 3…吸気温センサ 4…エアフローメータ 5…スロットルボデー 7…スロットル弁 9…スロットル開度センサ 11…サージタンク 12…バキュームセンサ 13…吸気管 15…燃料タンク 17…燃料ポンプ 19…燃料配管 21…燃料噴射弁 23…吸気弁 25…排気弁 27…排気マニホルド 29…排気管 31…空燃比センサ 33…触媒コンバータ 35…ベーパ捕集管 36…活性炭 37…キャニスタ 38a…燃料蒸気室 38b…大気室 39…パージ通路 41…パージ制御弁 43…点火ディストリビュータ 45…基準位置検出センサ 47…クランク角センサ 49…冷却水通路 51…水温センサ 60…電子制御ユニット(ECU)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクから発生する蒸発燃料を一時
    的に貯蔵するキャニスタと、該キャニスタと機関の吸気
    通路とを連通するパージ通路と、該パージ通路内に設け
    られ該機関の吸気通路内に吸引されるパージガス量を制
    御するパージ制御弁と、該機関の排気通路内に配設され
    該機関の空燃比を検出する空燃比センサと、該空燃比セ
    ンサの出力信号に基づいて該機関の空燃比が目標空燃比
    となるように燃料噴射量を制御する燃料噴射制御手段
    と、該機関の回転数を検出する回転数検出手段と、を備
    えた内燃機関の蒸発燃料処理装置において、 前記回転数検出手段により検出された前記機関の回転数
    が前記パージ制御弁の駆動周期と実質的に同期する同期
    回転数領域にあるか否かを判定する同期回転数領域判定
    手段と、 前記同期回転数領域判定手段により前記機関の回転数が
    前記同期回転数領域にあると判定されたとき、該機関の
    回転数に応じて前記パージ制御弁の駆動周期に対する開
    弁時間の比率を示すデューティ比の設定範囲を限定する
    デューティ比限定手段と、 前記同期回転数領域判定手段により前記機関の回転数が
    前記同期回転数領域にあると判定されたとき、前記デュ
    ーティ比限定手段によりデューティ比を限定してパージ
    率を算出するパージ率算出手段と、 前記パージ率算出手段により算出されたパージ率とする
    デューティ比で前記パージ制御弁を開閉するパージ制御
    弁開閉制御手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関
    の蒸発燃料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記デューティ比限定手段は、パージ制
    御の実行開始からの経過時間を測定する経過時間測定手
    段により測定された経過時間に基づいて前記デューティ
    比の設定範囲を限定するか否かを決定する請求項1に記
    載の内燃機関の蒸発燃料処理装置。
  3. 【請求項3】 燃料タンクから発生する蒸発燃料を一時
    的に貯蔵するキャニスタと、該キャニスタと機関の吸気
    通路とを連通するパージ通路と、該パージ通路内に設け
    られ該機関の吸気通路内に吸引されるパージガス量を制
    御するパージ制御弁と、該機関の排気通路内に配設され
    該機関の空燃比を検出する空燃比センサと、該空燃比セ
    ンサの出力信号に基づいて該機関の空燃比が目標空燃比
    となるように燃料噴射量を制御する燃料噴射制御手段
    と、該機関の回転数を検出する回転数検出手段と、を備
    えた内燃機関の蒸発燃料処理装置において、 前記回転数検出手段により検出された前記機関の回転数
    が前記パージ制御弁の駆動周期と実質的に同期する同期
    回転数領域にあるか否かを判定する同期回転数領域判定
    手段と、 パージを実行したときに生じる前記機関の空燃比のずれ
    に基づいてパージのベーパ濃度を算出し、算出したベー
    パ濃度に基づいて前記燃料噴射量を補正するベーパ濃度
    算出手段と、 前記機関へ供給される燃料供給量に占めるパージ量の最
    大量を該機関の回転数に応じて算出する最大パージ量算
    出手段と、 前記ベーパ濃度算出手段により算出されたベーパ濃度と
    前記最大パージ量算出手段により算出された最大パージ
    量とから限界パージ率を算出する限界パージ率算出手段
    と、 前記同期回転数領域判定手段により前記機関の回転数が
    前記同期回転数領域にあると判定されたとき、前記限界
    パージ率算出手段により算出された限界パージ率以下に
    目標パージ率を限定する目標パージ率限定手段と、 前記同期回転数領域判定手段により前記機関の回転数が
    前記同期回転数領域にあると判定されたとき、前記目標
    パージ率限定手段により限定された目標パージ率に応じ
    てパージ率を算出するパージ率算出手段と、 前記パージ率算出手段により算出されたパージ率とする
    デューティ比で前記パージ制御弁を開閉するパージ制御
    弁開閉制御手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関
    の蒸発燃料処理装置。
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