JP3137014B2 - 携帯電話機の外部接続接点部構造及びその製造方法 - Google Patents
携帯電話機の外部接続接点部構造及びその製造方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機に関し、
特に、その外部接続接点部構造及び外部接続接点部の製
造方法に関する。
特に、その外部接続接点部構造及び外部接続接点部の製
造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、携帯電話機においては、充電器
での充電や室内機対する据付け状態監視等の目的から、
筐体ケースの端部に複数の外部接続接点を外部露呈状態
におき、これらの外部接続接点を介して充電電流の印加
や携帯電話機の状態監視を行う。
での充電や室内機対する据付け状態監視等の目的から、
筐体ケースの端部に複数の外部接続接点を外部露呈状態
におき、これらの外部接続接点を介して充電電流の印加
や携帯電話機の状態監視を行う。
【０００３】図１０はこのような従来の携帯電話機の外
部接続接点部構造を示し、筐体ケースＡの端部には薄い
金属板で曲げ加工される外部接続接点Ｂを取り付ける複
数の接点取付溝Ｃが形成され、これらの接点取付溝Ｃに
対しては、接触部ｂを外部に露呈させた状態で外部接続
接点Ｂがそれぞれ取り付けられる。そして、前記筐体ケ
ースＡの内部には各種機能素子を搭載されたプリント配
線基板Ｄが組み込まれるが、従来では、前述した各外部
接続接点Ｂと前記プリント配線基板Ｄの導体層との間を
リード線Ｅでそれぞれ接続している。
部接続接点部構造を示し、筐体ケースＡの端部には薄い
金属板で曲げ加工される外部接続接点Ｂを取り付ける複
数の接点取付溝Ｃが形成され、これらの接点取付溝Ｃに
対しては、接触部ｂを外部に露呈させた状態で外部接続
接点Ｂがそれぞれ取り付けられる。そして、前記筐体ケ
ースＡの内部には各種機能素子を搭載されたプリント配
線基板Ｄが組み込まれるが、従来では、前述した各外部
接続接点Ｂと前記プリント配線基板Ｄの導体層との間を
リード線Ｅでそれぞれ接続している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯電話機の外部接続接点部構造によると、
プリント配線基板Ｄと外部接続接点Ｂの接続のために、
特別のリード線Ｅを用意しなければならず、リード線Ｅ
の用意のために、携帯電話機の製造原価が割高なものと
なる。
うな従来の携帯電話機の外部接続接点部構造によると、
プリント配線基板Ｄと外部接続接点Ｂの接続のために、
特別のリード線Ｅを用意しなければならず、リード線Ｅ
の用意のために、携帯電話機の製造原価が割高なものと
なる。
【０００５】また、同外部接続接点部構造の組立に際し
ては、１個ずつ外部接続接点Ｂをプリント配線基板Ｄに
ハンダ付けしなければならず、リード線Ｅでプリント配
線基板Ｄに結合した外部接続接点Ｂを、筐体ケースＡの
接点取付溝Ｃにいちいち落し込み、特別な工具で同外部
接続接点Ｂを固定する作業が必要になり、このやっかい
な組立作業により、組立工程が複雑化すると同時に、作
業能率が劣化して、これも製造原価の沸騰の原因となっ
ている。
ては、１個ずつ外部接続接点Ｂをプリント配線基板Ｄに
ハンダ付けしなければならず、リード線Ｅでプリント配
線基板Ｄに結合した外部接続接点Ｂを、筐体ケースＡの
接点取付溝Ｃにいちいち落し込み、特別な工具で同外部
接続接点Ｂを固定する作業が必要になり、このやっかい
な組立作業により、組立工程が複雑化すると同時に、作
業能率が劣化して、これも製造原価の沸騰の原因となっ
ている。
【０００６】本発明の第１の目的は、以上に述べたよう
な従来の携帯電話機の外部接続接点部構造の現状に鑑
み、筐体ケースの内部に組み込まれるプリント配線基板
と接点取付溝に取り付けられる外部接続接点との間に、
リード線等の特別の部品を必要としない安価な構造を得
るにある。本発明の第２の目的は、組立作業が簡単で、
特別な工具を使用せずに、筐体ケースの接点取付溝に外
部接続接点を取り付けることができる携帯電話機の製造
方法を得るにある。
な従来の携帯電話機の外部接続接点部構造の現状に鑑
み、筐体ケースの内部に組み込まれるプリント配線基板
と接点取付溝に取り付けられる外部接続接点との間に、
リード線等の特別の部品を必要としない安価な構造を得
るにある。本発明の第２の目的は、組立作業が簡単で、
特別な工具を使用せずに、筐体ケースの接点取付溝に外
部接続接点を取り付けることができる携帯電話機の製造
方法を得るにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記第１の目的を達成す
るため、本発明は、機能素子を搭載されたプリント配線
基板を筐体ケースの内部に組み込み、接触部を外部に露
呈させた状態で前記プリント基板にハンダで予め固定さ
れるリード部を有する複数の外部接続接点を、前記筐体
ケースの端部に形成された複数の接点取付溝に取付ける
携帯電話機において、前記各外部接続接点は、前記筐体
ケースの内部に向かって前記接触部から”Ｌ”字状に曲
げ加工された保持片と、前記接触部から前記プリント配
線基板に向かって伸びる前記リード部と、同リード部の
先端から直角に曲げ加工された固定突起とを備え、これ
らの固定突起は、前記プリント配線基板の端部に穿たれ
る複数の接点固定孔にそれぞれ挿入された状態でハンダ
で固定される携帯電話機の外部接続接点部構造を提案す
るものである。
るため、本発明は、機能素子を搭載されたプリント配線
基板を筐体ケースの内部に組み込み、接触部を外部に露
呈させた状態で前記プリント基板にハンダで予め固定さ
れるリード部を有する複数の外部接続接点を、前記筐体
ケースの端部に形成された複数の接点取付溝に取付ける
携帯電話機において、前記各外部接続接点は、前記筐体
ケースの内部に向かって前記接触部から”Ｌ”字状に曲
げ加工された保持片と、前記接触部から前記プリント配
線基板に向かって伸びる前記リード部と、同リード部の
先端から直角に曲げ加工された固定突起とを備え、これ
らの固定突起は、前記プリント配線基板の端部に穿たれ
る複数の接点固定孔にそれぞれ挿入された状態でハンダ
で固定される携帯電話機の外部接続接点部構造を提案す
るものである。
【０００８】前述した第２の目的は、本発明によれば、
機能素子を搭載されたプリント配線基板を筐体ケースの
内部に組み込み、同筐体ケースの端部に形成された複数
の接点取付溝に対して、接触部を外部に露呈させた状態
の複数の外部接続接点をそれぞれ取付け、これらの外部
接続接点を前記プリント配線基板に電気的に結合する携
帯電話機において、前記プリント配線基板の端部に複数
の接点固定孔を開設すると共に、前記接触部から”Ｌ”
字状に曲げ加工された保持片、前記接触部から前記プリ
ント配線基板に向かって伸びる前記リード部、同リード
部の先端から直角に曲げ加工された固定突起をもつ外部
接続接点を用意する準備工程と、これらの固定突起を前
記接点固定孔に挿入して各外部接続接点をハンダで前記
プリント配線基板に固定する接点取付工程と、前記プリ
ント配線基板に固定された外部接続接点を前記筐体ケー
スの対応接点取付溝に挿入しながら同プリント配線基板
を前記筐体ケースに組み付ける組立工程とを備える携帯
電話機の製造方法により達成される。そして、後述する
本発明の好ましい実施例の説明にあっては、前記保持
片、前記リード部、固定突起をもつ複数の外部接続接点
を１枚の接点ブランクに打ち抜き加工する工程と、前記
外部接続接点との連結部に破断チョーク部を有するフレ
ームを残置したまま、前記プリント配線基板の端部表面
に前記接点ブランクを位置して前記各固定突起を前記プ
リント配線基板の端部の対応接点固定孔に挿入した後、
各外部接続接点をハンダで前記プリント配線基板に固定
する接点取付工程と、この接点取付工程の後、前記破断
チョーク部から前記フレームを折り取る折取り工程と、
前記プリント配線基板に固定された外部接続接点を前記
筐体ケースの対応接点取付溝に挿入しながら同プリント
配線基板を前記筐体ケースに組み付ける組立工程とを備
える携帯電話機の製造方法が例示的に説明される。
機能素子を搭載されたプリント配線基板を筐体ケースの
内部に組み込み、同筐体ケースの端部に形成された複数
の接点取付溝に対して、接触部を外部に露呈させた状態
の複数の外部接続接点をそれぞれ取付け、これらの外部
接続接点を前記プリント配線基板に電気的に結合する携
帯電話機において、前記プリント配線基板の端部に複数
の接点固定孔を開設すると共に、前記接触部から”Ｌ”
字状に曲げ加工された保持片、前記接触部から前記プリ
ント配線基板に向かって伸びる前記リード部、同リード
部の先端から直角に曲げ加工された固定突起をもつ外部
接続接点を用意する準備工程と、これらの固定突起を前
記接点固定孔に挿入して各外部接続接点をハンダで前記
プリント配線基板に固定する接点取付工程と、前記プリ
ント配線基板に固定された外部接続接点を前記筐体ケー
スの対応接点取付溝に挿入しながら同プリント配線基板
を前記筐体ケースに組み付ける組立工程とを備える携帯
電話機の製造方法により達成される。そして、後述する
本発明の好ましい実施例の説明にあっては、前記保持
片、前記リード部、固定突起をもつ複数の外部接続接点
を１枚の接点ブランクに打ち抜き加工する工程と、前記
外部接続接点との連結部に破断チョーク部を有するフレ
ームを残置したまま、前記プリント配線基板の端部表面
に前記接点ブランクを位置して前記各固定突起を前記プ
リント配線基板の端部の対応接点固定孔に挿入した後、
各外部接続接点をハンダで前記プリント配線基板に固定
する接点取付工程と、この接点取付工程の後、前記破断
チョーク部から前記フレームを折り取る折取り工程と、
前記プリント配線基板に固定された外部接続接点を前記
筐体ケースの対応接点取付溝に挿入しながら同プリント
配線基板を前記筐体ケースに組み付ける組立工程とを備
える携帯電話機の製造方法が例示的に説明される。
【０００９】
【実施例】以下、図１から図９について本発明の実施例
の詳細を説明する。図１及び図２は本発明を施された携
帯電話機の全体を示し、この携帯電話機の筐体は、それ
ぞれ樹脂成形される筐体ケース１及び同筐体ケース１の
背面を覆う筐体カバー２から構成され、これらの筐体ケ
ース１と筐体カバー２との合わせ面に介装される無端状
シールゴム３で内部への水分の侵入が防止される。
の詳細を説明する。図１及び図２は本発明を施された携
帯電話機の全体を示し、この携帯電話機の筐体は、それ
ぞれ樹脂成形される筐体ケース１及び同筐体ケース１の
背面を覆う筐体カバー２から構成され、これらの筐体ケ
ース１と筐体カバー２との合わせ面に介装される無端状
シールゴム３で内部への水分の侵入が防止される。
【００１０】即ち、前記筐体ケース１及び筐体カバー２
で包囲された空間内には、表面に送話用マイク４、受話
用スピーカ５、通話状態及びダイヤル番号を表示する液
晶表示器６を搭載されたプリント配線基板７が内蔵され
る。そして、前記筐体ケース１の表面には機能ボタン及
びダイヤルボタン等の複数のキートップ８がそれぞれ位
置される複数のボタン穴１ａが形成され、これらのキー
トップ８は、プリント配線基板７の対応表面に形成され
る接点部導体７ａに臨まされる。
で包囲された空間内には、表面に送話用マイク４、受話
用スピーカ５、通話状態及びダイヤル番号を表示する液
晶表示器６を搭載されたプリント配線基板７が内蔵され
る。そして、前記筐体ケース１の表面には機能ボタン及
びダイヤルボタン等の複数のキートップ８がそれぞれ位
置される複数のボタン穴１ａが形成され、これらのキー
トップ８は、プリント配線基板７の対応表面に形成され
る接点部導体７ａに臨まされる。
【００１１】また、前記筐体ケース１の開口縁には滑り
止めゴムをも兼ねた無端状シールゴム３の対応スロット
３ａに挿入される多数の支持爪１ｂが一体的に成形して
あり、これらの支持爪１ｂに取り付けられた無端状シー
ルゴム３の反対側端面には前述した筐体カバー２の開口
部縁２ｂが圧接される。この筐体カバー２は、その開口
部縁２ｂに突出成形される係合フック２ｃを筐体ケース
１の開口縁の対応係合溝１ｃに係止することにより、筐
体ケース１に固定されるけれども、前記筐体カバー２は
その下部を覆う電池カバー９と共に組立ねじ１０により
確実に筐体ケース１に固定されることになる。
止めゴムをも兼ねた無端状シールゴム３の対応スロット
３ａに挿入される多数の支持爪１ｂが一体的に成形して
あり、これらの支持爪１ｂに取り付けられた無端状シー
ルゴム３の反対側端面には前述した筐体カバー２の開口
部縁２ｂが圧接される。この筐体カバー２は、その開口
部縁２ｂに突出成形される係合フック２ｃを筐体ケース
１の開口縁の対応係合溝１ｃに係止することにより、筐
体ケース１に固定されるけれども、前記筐体カバー２は
その下部を覆う電池カバー９と共に組立ねじ１０により
確実に筐体ケース１に固定されることになる。
【００１２】図３及び図４は本発明による携帯電話機の
外部接続接点部構造の詳細を示し、前記筐体ケース１の
底壁１ｄには、その幅方向に整列した複数の接点取付溝
１１が形成され、前記筐体カバー２に向かって解放した
これらの接点取付溝１１には接触部１２ａを外部に露呈
させた状態で外部接続接点１２がそれぞれ取り付けられ
る。即ち、薄い金属板から打ち抜き・曲げ加工される各
外部接続接点１２は、前記筐体ケース１の内部に向かっ
て前記接触部１２ａから”Ｌ”字状に曲げ加工された保
持片１２ｂと、前記接触部１２ａから前記プリント配線
基板７に向かって伸びる前記リード部１２ｃと、同リー
ド部１２ｃの先端から直角に曲げ加工された固定突起１
２ｄとを備えている。
外部接続接点部構造の詳細を示し、前記筐体ケース１の
底壁１ｄには、その幅方向に整列した複数の接点取付溝
１１が形成され、前記筐体カバー２に向かって解放した
これらの接点取付溝１１には接触部１２ａを外部に露呈
させた状態で外部接続接点１２がそれぞれ取り付けられ
る。即ち、薄い金属板から打ち抜き・曲げ加工される各
外部接続接点１２は、前記筐体ケース１の内部に向かっ
て前記接触部１２ａから”Ｌ”字状に曲げ加工された保
持片１２ｂと、前記接触部１２ａから前記プリント配線
基板７に向かって伸びる前記リード部１２ｃと、同リー
ド部１２ｃの先端から直角に曲げ加工された固定突起１
２ｄとを備えている。
【００１３】つまり、各外部接続接点１２の保持片１２
ｂは、対応する前記接点取付溝１１を通って筐体ケース
１の内部へ折り曲げられ、筐体ケース１の内面に接触す
るから、接点取付溝１１からの接触部１２ａの必要以上
の外部突出を防止し、また、そのリード部１２ｃは、接
点取付溝１１の内側を通過する前記無端状シールゴム３
の部分３ｂを迂回してプリント配線基板７に到達でき
る。
ｂは、対応する前記接点取付溝１１を通って筐体ケース
１の内部へ折り曲げられ、筐体ケース１の内面に接触す
るから、接点取付溝１１からの接触部１２ａの必要以上
の外部突出を防止し、また、そのリード部１２ｃは、接
点取付溝１１の内側を通過する前記無端状シールゴム３
の部分３ｂを迂回してプリント配線基板７に到達でき
る。
【００１４】また、前記リード部１２ｃから直角に曲げ
加工される固定突起１２ｄに対応した前記プリント配線
基板７の端部７ｂには、対応する外部接続接点１２の固
定突起１２ｄを挿入できる貫通した接点固定孔１３が形
成してあり、これらの接点固定孔１３に固定突起１２ｄ
をハンダ付けできる。前記接点取付溝１１と平行な方向
に整列するこれらの接点固定孔１３は、前記接点取付溝
１１の配列ピッチと同一の配列ピッチをもつ。したがっ
て、これらの接点固定孔１３に対応する外部接続接点１
２の各固定突起１２ｄをハンダで固定すると、各外部接
続接点１２は接点取付溝１１と同一配列ピッチで平行状
態になるから、プリント配線基板７を固定ねじ１４（図
２，３示）で筐体ケース１に固定するだけで、筐体ケー
ス１の接点取付溝１１に各外部接続接点１２が位置され
ることになる。
加工される固定突起１２ｄに対応した前記プリント配線
基板７の端部７ｂには、対応する外部接続接点１２の固
定突起１２ｄを挿入できる貫通した接点固定孔１３が形
成してあり、これらの接点固定孔１３に固定突起１２ｄ
をハンダ付けできる。前記接点取付溝１１と平行な方向
に整列するこれらの接点固定孔１３は、前記接点取付溝
１１の配列ピッチと同一の配列ピッチをもつ。したがっ
て、これらの接点固定孔１３に対応する外部接続接点１
２の各固定突起１２ｄをハンダで固定すると、各外部接
続接点１２は接点取付溝１１と同一配列ピッチで平行状
態になるから、プリント配線基板７を固定ねじ１４（図
２，３示）で筐体ケース１に固定するだけで、筐体ケー
ス１の接点取付溝１１に各外部接続接点１２が位置され
ることになる。
【００１５】図５及び図６は、本発明の製造方法で用い
る接点ブランク１２Ａを示し、薄い金属板から構成され
る同接点ブランク１２Ａには、前記接点取付溝１１の配
列ピッチと同一ピッチの５個の位置決め孔１５が形成し
てあり、これらの位置決め孔１５を基準として前述した
外部接続接点１２が一定ピッチで５個打ち抜き加工して
ある。そして、接点ブランク１２Ａのフレーム１６と各
外部接続接点１２との間には、フレーム１６の折曲げに
より容易に破断する破断チョーク部１７が成形され、同
破断チョーク部１７を介して各外部接続接点１２がフレ
ーム１６に支持してある。
る接点ブランク１２Ａを示し、薄い金属板から構成され
る同接点ブランク１２Ａには、前記接点取付溝１１の配
列ピッチと同一ピッチの５個の位置決め孔１５が形成し
てあり、これらの位置決め孔１５を基準として前述した
外部接続接点１２が一定ピッチで５個打ち抜き加工して
ある。そして、接点ブランク１２Ａのフレーム１６と各
外部接続接点１２との間には、フレーム１６の折曲げに
より容易に破断する破断チョーク部１７が成形され、同
破断チョーク部１７を介して各外部接続接点１２がフレ
ーム１６に支持してある。
【００１６】図示実施例による携帯電話機の外部接続接
点部構造は、以上に述べたような構成であるから、図７
から図９に示すような工程で簡単に組立てることができ
る。即ち、図７に示すように、筐体ケース１の接点固定
孔１３に対して、フレーム１６で一体化したままの複数
の外部接続接点１２の固定突起１２ｄをそれぞれ挿入
し、図８に示すように、フレーム１６とは反対側に突出
した各固定突起１２ｄの先端をプリント配線基板７の導
体層にハンダで固定すればよい。
点部構造は、以上に述べたような構成であるから、図７
から図９に示すような工程で簡単に組立てることができ
る。即ち、図７に示すように、筐体ケース１の接点固定
孔１３に対して、フレーム１６で一体化したままの複数
の外部接続接点１２の固定突起１２ｄをそれぞれ挿入
し、図８に示すように、フレーム１６とは反対側に突出
した各固定突起１２ｄの先端をプリント配線基板７の導
体層にハンダで固定すればよい。
【００１７】この後、図８に示すように、プリント配線
基板７にはハンダ付けされてはいないフレーム１６を仮
想線示のように約９０だけ曲げると、各外部接続接点１
２を連結していた破断チョーク部１７が破断するから、
各外部接続接点１２は互いに分離した状態になり、電気
的な導通状態を解かれる。このハンダ付け工程後の各外
部接続接点１２は、固定突起１２ｄがプリント配線基板
７にハンダで固定されているので、フレーム１６を折り
取る前の整列状態を維持するから、図９に示すように、
筐体ケース１の内部にプリント配線基板７を落し込むだ
けで、各外部接続接点１２は筐体ケース１の対応接点取
付溝１１に自然に取り付けられるため、固定ねじでプリ
ント配線基板７を筐体ケース１に完全に固定するだけで
組立を完了できる。
基板７にはハンダ付けされてはいないフレーム１６を仮
想線示のように約９０だけ曲げると、各外部接続接点１
２を連結していた破断チョーク部１７が破断するから、
各外部接続接点１２は互いに分離した状態になり、電気
的な導通状態を解かれる。このハンダ付け工程後の各外
部接続接点１２は、固定突起１２ｄがプリント配線基板
７にハンダで固定されているので、フレーム１６を折り
取る前の整列状態を維持するから、図９に示すように、
筐体ケース１の内部にプリント配線基板７を落し込むだ
けで、各外部接続接点１２は筐体ケース１の対応接点取
付溝１１に自然に取り付けられるため、固定ねじでプリ
ント配線基板７を筐体ケース１に完全に固定するだけで
組立を完了できる。
【００１８】なお、前述した実施例の説明においては、
複数の外部接続接点１２を接点ブランク１２Ａに加工し
た例を説明したけれども、本発明は、この実施例に限定
されるものではなく、例えばプリント配線基板７の表面
に外部接続接点１２のガイド手段を設けて、互いに独立
して製作した複数の外部接続接点１２を最初から独立し
てハンダ付けしてもよい。
複数の外部接続接点１２を接点ブランク１２Ａに加工し
た例を説明したけれども、本発明は、この実施例に限定
されるものではなく、例えばプリント配線基板７の表面
に外部接続接点１２のガイド手段を設けて、互いに独立
して製作した複数の外部接続接点１２を最初から独立し
てハンダ付けしてもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、プリント配線基板に対して外部接続接点をハ
ンダ付けで整列状態に固定し、これらの外部接続接点を
筐体ケースに形成する対応接点取付溝に落し込むので、
プリント配線基板と外部接続接点とを電気的に結合する
部品を省略して、製造原価を割安なものとすることがで
きる。また、本発明の製造方法によると、プリント配線
基板に直接に外部接続接点を固定した後、プリント配線
基板を筐体ケースに固定する工程で接点取付溝に外部接
続接点を取り付けるため、熟練を必要とせず、工具を使
用せずに、能率よく、組立て作業を遂行できる。こと
に、接点ブランクを用いる製造工程では、加工した外部
接続接点の整列状態を保ったままでプリント配線基板に
外部接続接点を固定でき、後からこれらの外部接続接点
を切り離すため、作業能率を一層向上できる効果があ
る。
によれば、プリント配線基板に対して外部接続接点をハ
ンダ付けで整列状態に固定し、これらの外部接続接点を
筐体ケースに形成する対応接点取付溝に落し込むので、
プリント配線基板と外部接続接点とを電気的に結合する
部品を省略して、製造原価を割安なものとすることがで
きる。また、本発明の製造方法によると、プリント配線
基板に直接に外部接続接点を固定した後、プリント配線
基板を筐体ケースに固定する工程で接点取付溝に外部接
続接点を取り付けるため、熟練を必要とせず、工具を使
用せずに、能率よく、組立て作業を遂行できる。こと
に、接点ブランクを用いる製造工程では、加工した外部
接続接点の整列状態を保ったままでプリント配線基板に
外部接続接点を固定でき、後からこれらの外部接続接点
を切り離すため、作業能率を一層向上できる効果があ
る。
【図１】本発明による携帯電話機の全体分解斜視図であ
る。
る。
【図２】同携帯電話機の全体断面図である。
【図３】同携帯電話機の外部接続接点部の拡大断面図で
ある。
ある。
【図４】同携帯電話機の外部接続接点部の拡大分解斜視
図である。
図である。
【図５】同携帯電話機に用いる接点ブランクの平面図で
ある。
ある。
【図６】同接点ブランクの図５の６−６線に沿う断面図
である。
である。
【図７】同接点ブランクとプリント配線基板との関係を
示した接点取付工程の説明図である。
示した接点取付工程の説明図である。
【図８】同接点ブランクとプリント配線基板との関係を
示したハンダ付け工程の説明図である。
示したハンダ付け工程の説明図である。
【図９】同プリント配線基板と筐体ケースとの関係を示
した組立工程の説明図である。
した組立工程の説明図である。
【図１０】従来の携帯電話機の外部接続接点部の拡大分
解斜視図である。
解斜視図である。
１ 筐体ケース １ｄ 底壁 ７ プリント配線基板 ７ｂ 端部 １１ 接点取付溝 １２ 外部接続接点 １２ａ 接触部 １２ｂ 保持片 １２ｃ リード部 １２ｄ 固定突起 １２Ａ 接点ブランク １３ 接点固定孔 １４ 固定ねじ １６ フレーム １７ 破断チョーク部
Claims (3)
- 【請求項１】 機能素子を搭載されたプリント配線基板
を筐体ケースの内部に組み込み、接触部を外部に露呈さ
せた状態で前記プリント基板にハンダで予め固定される
リード部を有する複数の外部接続接点を、前記筐体ケー
スの端部に形成された複数の接点取付溝に取付ける携帯
電話機において、前記各外部接続接点は、前記筐体ケー
スの内部に向かって前記接触部から”Ｌ”字状に曲げ加
工された保持片と、前記接触部から前記プリント配線基
板に向かって伸びる前記リード部と、同リード部の先端
から直角に曲げ加工された固定突起とを備え、これらの
固定突起は、前記プリント配線基板の端部に穿たれる複
数の接点固定孔にそれぞれ挿入された状態でハンダで固
定されることを特徴とする携帯電話機の外部接続接点部
構造。 - 【請求項２】 機能素子を搭載されたプリント配線基板
を筐体ケースの内部に組み込み、同筐体ケースの端部に
形成された複数の接点取付溝に対して、接触部を外部に
露呈させた状態の複数の外部接続接点をそれぞれ取付
け、これらの外部接続接点を前記プリント配線基板に電
気的に結合する携帯電話機において、 前記プリント配線基板の端部に複数の接点固定孔を開設
すると共に、前記接触部から”Ｌ”字状に曲げ加工され
た保持片、前記接触部から前記プリント配線基板に向か
って伸びる前記リード部、同リード部の先端から直角に
曲げ加工された固定突起をもつ外部接続接点を用意する
準備工程と、 これらの固定突起を前記接点固定孔に挿入して各外部接
続接点をハンダで前記プリント配線基板に固定する接点
取付工程と、 前記プリント配線基板に固定された外部接続接点を前記
筐体ケースの対応接点取付溝に挿入しながら同プリント
配線基板を前記筐体ケースに組み付ける組立工程とを備
えることを特徴とする携帯電話機の製造方法。 - 【請求項３】 前記保持片、前記リード部、固定突起を
もつ複数の外部接続接点を１枚の接点ブランクに打ち抜
き加工する工程と、 前記外部接続接点との連結部に破断チョーク部を有する
フレームを残置したまま、前記プリント配線基板の端部
表面に前記接点ブランクを位置して前記各固定突起を前
記プリント配線基板の端部の対応接点固定孔に挿入した
後、各外部接続接点をハンダで前記プリント配線基板に
固定する接点取付工程と、 この接点取付工程の後、前記破断チョーク部から前記フ
レームを折り取る折取り工程と、 前記プリント配線基板に固定された外部接続接点を前記
筐体ケースの対応接点取付溝に挿入しながら同プリント
配線基板を前記筐体ケースに組み付ける組立工程とを備
えることを特徴とする請求項２記載の携帯電話機の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08334712A JP3137014B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 携帯電話機の外部接続接点部構造及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08334712A JP3137014B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 携帯電話機の外部接続接点部構造及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10164197A JPH10164197A (ja) | 1998-06-19 |
| JP3137014B2 true JP3137014B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=18280380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08334712A Expired - Fee Related JP3137014B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 携帯電話機の外部接続接点部構造及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3137014B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012081519A1 (ja) * | 2010-12-15 | 2012-06-21 | 三洋電機株式会社 | 充電台 |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP08334712A patent/JP3137014B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10164197A (ja) | 1998-06-19 |
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