JP3131937U - オイルポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】
自動二輪車等の小型車両においてギア式のオイルポンプの換装に好適なトロコイド式のオイルポンプを提供する。
【解決手段】
吸入端口8がオイルパンに対面され吐出端口5が吸入端口8から離れてオイルパン以外の方向に向けられているギア式のオイルポンプを換装するものである。吐出端口5に連通する吐出経路6は、ロータ3の吐出端口5とは反対側に配置された吐出ポート7まで配設されている。吸入端口8に連通する吸入経路9は、ロータ3の吐出端口5側に配置された吸入ポート10まで配設されている。
【選択図】 図1

Description

本考案は、車両に搭載された内燃機関に付設されて冷却,潤滑のためのオイルを供給するトロコイド式のオイルポンプに係る技術分野に属する。
車両に搭載された内燃機関に付設されるオイルポンプとしては、ギア式とトロコイド式とが汎用されている。ただし、内燃機関の複雑化,高性能化に伴ってオイル供給量の多いトロコイド式が主流になりつつある。このため、経年劣化したギア式のオイルポンプについては、トロコイド式のオイルポンプに取換える換装が要求されている状況がある。
ギア式のオイルポンプからトロコイド式のオイルポンプへの換装では、汎用品を使用すると回転駆動方向が逆になってしまってオイルの吸入系,吐出系が逆に構成されてしまうため、オイルの吸入系,吐出系を改良することが必要になる。
従来、回転駆動方向に対応してオイルの吸入系,吐出系を改良した技術としては、例えば、以下に記載のものが知られている。
実開昭53−27399号公報 特許文献1には、オイルの吸入経路,吐出経路が交差して配設され、オイルの吸入経路,吐出経路の外部への接続端末である吸入端口,吐出端口が近接して配置されたトロコイド式のオイルポンプが記載されている。
特許文献1に係るオイルポンプは、吸入端口,吐出端口へ接続される外部部材を逆にすることによって、回転駆動方向が逆になっても対応することができるようにしたものである。
特許文献1に係るオイルポンプでは、例えば、内燃機関が自動二輪車等の小型車両に搭載されている場合のように、吸入端口がオイルパンに対面され吐出端口が吸入端口から離れてオイルパン以外の方向に向けられていると利用することができないという問題点がある。
本考案は、このような問題点を考慮してなされたもので、自動二輪車等の小型車両においてギア式のオイルポンプの換装に好適なトロコイド式のオイルポンプを提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本考案に係るオイルポンプは、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、吸入端口がオイルパンに対面され吐出端口が吸入端口から離れてオイルパン以外の方向に向けられているギア式のオイルポンプを換装するトロコイド式のオイルポンプであって、吐出端口に連通する吐出経路がロータの吐出端口とは反対側に配置された吐出ポートまで配設され、吸入端口に連通する吸入経路がロータの吐出端口側に配置された吸入ポートまで配設されていることを特徴とする。
この手段では、ギア式のオイルポンプにおける吐出端口と吐出経路の一部との配置をそのまま採用することができ、ギア式のオイルポンプに比してロータの軸方向へ移動することになる吸入ポートに対応して吸入経路が必然的に吐出経路を避けることになり、ギア式のオイルポンプに比してロータの軸方向へ移動することになる吐出ポートに対応して吐出経路を延長接続するだけでよいため、ギア式のオイルポンプの吸入系,吐出系を大幅に変更することなく構成することができる。
また、請求項2では、請求項1のオイルポンプにおいて、吸入経路は吸入端口から吸入ポートまで直状に配設されていることを特徴とする。
この手段では、吸入経路が直状に配設されることで、オイルの流通停滞やエアの滞溜の原因となる屈曲部分がなくなる。
また、請求項3では、請求項1または2のオイルポンプにおいて、オイルパンまたはオイルパンの周囲部材への取付ベースを兼ねて内部に吐出経路の大部分が配設されたポンプベースと、ロータを収容したロータハウジングとを備え、ポンプベースとロータハウジングとは別個に形成されて組立てられていることを特徴とする。
この手段では、ポンプベース,ロータハウジングが別個に形成されて組立てられることで、ポンプベース,ロータハウジングの組立面から切削等の機械加工で吐出経路,吸入経路等を形成することができる。
本考案に係るオイルポンプは、ギア式のオイルポンプにおける吐出端口と吐出経路の一部との配置をそのまま採用することができ、ギア式のオイルポンプに比してロータの軸方向へ移動することになる吸入ポートに対応して吸入経路が必然的に吐出経路を避けることになり、ギア式のオイルポンプに比してロータの軸方向へ移動することになる吐出ポートに対応して吐出経路を延長接続するだけでよく、ギア式のオイルポンプの吸入系,吐出系を大幅に変更することなく構成することができるため、自動二輪車等の小型車両においてギア式のオイルポンプの換装に好適である効果がある。
さらに、請求項2として、吸入経路が直状に配設されることで、オイルの流通停滞やエアの滞溜の原因となる屈曲部分がなくなるため、オイルの供給性能が高くなる効果がある。
さらに、請求項3として、ポンプベース,ロータハウジングが別個に形成されて組立てられることで、ポンプベース,ロータハウジングの組立面から切削等の機械加工で吐出経路,吸入経路等を形成することができるため、安価,容易な製造が可能になる効果がある。
以下、本考案に係るオイルポンプを実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
この形態では、自動二輪車に搭載された内燃機関に付設されるものを示してある。
この形態は、オイルパン,クランクケース,クラッチ等が高密度に装備された空隙に装備されるポンプベース1,ロータハウジング2,ロータ3,駆動軸4を主要部品として、吐出端口5,吐出経路6,吐出ポート7,吸入端口8,吸入経路9,吸入ポート10が配設された構成となっている。
ポンプベース1は、円盤部1aから短尺の直方体部1bが突出するように一体的に設けられている。円盤部1a,直方体部1bには、オイルパンまたはその周囲部材に取付けるための取付ボルトが挿通されるボルト孔1cが設けられている。円盤部1aは、下面にオイルパンに対面されオイルパンに貯溜されているオイルが浸入する皿形の開口部1dが設けられ、上面に吐出経路6,吸入経路9の中途断面とロータハウジング2への組立てのための組立ネジ11が螺合されるネジ孔1eとが開口されている。開口部1dには、取付ネジ12でフレーム13付きのストレーナ14が取付けられる。直方体部1bは、端部の上面に吐出端口5が開口されている。
ロータハウジング2は、ロータ3が収容されるブロック形のハウジング本体2aに円板形のカバー2bが取付ネジ2cで取付けられるものである。ハウジング本体2aの下端には、ポンプベース1の円盤部1aへの組立てのための組立ネジ11が螺合されるネジ孔2dが貫通されたフランジ形の取付台2eが設けられている。
ロータ3は、4歯のインナロータ3aと5歯のアウタロータ3bとからなる公知のトロコイド曲線によるオイル加圧構造を備えている。
駆動軸4は、ロータハウジング2のカバー2bから突出して図示しないギア等が固定されクランク等からの駆動力が伝達されるもので、インナロータ3aの外側にアウタロータ3bを嵌装してロータハウジング2のハウジング本体2aの内部に組込まれる。
吐出端口5は、前述のように、ポンプベース1の直方体部1bの端部の上面に開口されている。
吐出経路6は、ポンプベース1側では、吐出端口5に連通して、L字形に屈曲されての直方体部1bの内部から円盤部1aの内部に延び、さらにL字形に屈曲されて円盤部1aの上面に中途断面が開口されている。そして、ロータハウジング2側では、取付台2eに開口された長孔形の中途断面からL字形になるようにハウジング本体2aの奥側に立上げられて吐出ポート7に連通されている(図4参照)。なお、吐出経路6の吐出端口5付近には、リリーフバルブ15が接続されるバイパス路16が分岐されている。
吐出ポート7は、ロータハウジング2のハウジング本体2aの奥側の壁面にピーナッツ様の溝として形成され、ロータ3の吐出端口5と反対側に配置されている(図2参照)。
吸入端口8は、ポンプベース1の円盤部1aの開口部1dの上側の壁面に開口されている。
吸入経路9は、ポンプベース1側では、吸入端口8に連通して、直上に延びて円盤部1aの上面に中途断面が開口されている。そして、ロータハウジング2側では、取付台2eに開口された円孔形の中途断面から直状にハウジング本体2aの奥側に立上げられて吸入ポート10に連通されている。即ち、吐出経路6がロータハウジング2のハウジング本体2aの内部でL字形に配設されることから明らかなように、吸入経路9が必然的にポンプベース1の円盤部1aの内部に配設されている吐出経路6を回避していることになる。
吸入ポート10は、ロータハウジング2のハウジング本体2aの奥側の壁面にピーナッツ様の溝として形成され、ロータ3の吐出端口5側に配置されている(図2参照)。
この形態によると、ポンプベース1,ロータハウジング2が別個に形成されて組立てられるため、複雑,精密な金型を製作してダイキャスト成形を行わなくても、切削等の機械加工で吐出経路6,吸入経路9等を形成することができる。従って、安価,容易な製造が可能である。
この形態をギア式のオイルポンプの換装として使用した場合、図6に示すように、ギア式のオイルポンプ(図6(A)参照)と同様の外装構造を維持して、吐出端口5と吐出経路6の一部の配置とをそのまま採用することができる。そして、ギア式のオイルポンプと同一方向への回転駆動でオイルを吐出端口5から供給することができる。従って、ギア式のオイルポンプの吸入系,吐出系を大幅に変更することなく構成することができるため、自動二輪車等の小型車両においてギア式のオイルポンプの換装に好適である。
この形態におけるオイルの流通では、吸入経路9が直状に配設され、オイルの流通停滞やエアの滞溜の原因となる屈曲部分がないため、オイルの供給性能が高くなる。なお、図5に示されるように、ロータハウジング2のハウジング本体2aの内部における吐出経路6の配設をく字形にすると、吐出側でのオイルの流通抵抗が減衰されて、オイルの供給性能がより高くなる。
以上、図示した形態の外に、自動二輪車以外の小型の車両に使用することも可能である。
さらに、ロータ3の歯数を変更することも可能である。
本考案に係るオイルポンプを実施するための最良の形態の分解状態の斜視図である。 図1の組立状態の断面図である。 図2とは別の切断面における図1の組立状態の断面図である。 図2,図3の側面図である。 図4の変形例を示す図である。 図1の換装を説明する簡略図である。
符号の説明
1 ポンプベース
2 ロータハウジング
3 ロータ
4 駆動軸
5 吐出端口
6 吐出経路
7 吐出ポート
8 吸入端口
9 吸入経路
10 吸入ポート

Claims (3)

  1. 吸入端口がオイルパンに対面され吐出端口が吸入端口から離れてオイルパン以外の方向に向けられているギア式のオイルポンプを換装するトロコイド式のオイルポンプであって、吐出端口に連通する吐出経路がロータの吐出端口とは反対側に配置された吐出ポートまで配設され、吸入端口に連通する吸入経路がロータの吐出端口側に配置された吸入ポートまで配設されていることを特徴とするオイルポンプ。
  2. 請求項1のオイルポンプにおいて、吸入経路は吸入端口から吸入ポートまで直状に配設されていることを特徴とするオイルポンプ。
  3. 請求項1または2のオイルポンプにおいて、オイルパンまたはオイルパンの周囲部材への取付ベースを兼ねて内部に吐出経路の大部分が配設されたポンプベースと、ロータを収容したロータハウジングとを備え、ポンプベースとロータハウジングとは別個に形成されて組立てられていることを特徴とするオイルポンプ。
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