JP3131507B2 - コンパクトな広角レンズ - Google Patents

コンパクトな広角レンズ

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JP3131507B2
JP3131507B2 JP04229448A JP22944892A JP3131507B2 JP 3131507 B2 JP3131507 B2 JP 3131507B2 JP 04229448 A JP04229448 A JP 04229448A JP 22944892 A JP22944892 A JP 22944892A JP 3131507 B2 JP3131507 B2 JP 3131507B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影画角が約75°と
広画角であり、かつFナンバーが2.8乃至3.5と比
較的明るく、望遠比が約1.1程度のコンパクトなカメ
ラ用撮影レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年写真用銀塩カメラやスチルビデオカ
メラ等に用いられる撮影レンズとして、より手軽に様々
な撮影状況に対応できるズームレンズが主流となってい
る。しかしズームレンズはレンズの光学的全長を短くす
ることが困難であり、ポケット等に収納できる程度のカ
メラとして、単焦点レンズを取付けたカメラの一層のコ
ンパクト化が図られている。さらにズームレンズではバ
ックフォーカスの確保のために特に望遠端で暗いレンズ
系にならざるを得ず、明るいレンズを取付けたコンパク
トカメラに対する根強い需要がある。
【0003】また最近では臨場感のある写真を取る手段
としてパノラマ写真に対する需要が高くなっているが、
パノラマ写真用のレンズとしては65°を越える撮影画
角を達成することが望ましい。
【0004】従来、比較的明るいコンパクトカメラ用レ
ンズとしては特開昭56−94317号公報や特開昭6
1−182010号公報などに開示されているレンズ系
のように、物体側から正レンズと、負レンズと、正レン
ズとよりなるいわゆるトリプレットレンズの像側に物体
側に負のパワーを持つ面を向けた負のメニスカスレンズ
を配置した4枚構成のレンズ系がよく知られている。こ
のようなレンズ系は広角レンズでありながら、物体側か
ら正のパワーと負のパワーとよりなるいわゆる望遠タイ
プのパワー配置をとることにより、望遠比1程度のレン
ズ系を達成したものであり、コンパクトカメラ用に適し
たパワー配置になっている。この構成のレンズ系は、絞
りに対して非対称になるため歪曲収差や非点収差などの
軸外収差の悪化を招く。またコンパクト化に伴い各レン
ズのパワーが大になることにより像面湾曲も悪化する。
この傾向はレンズ系の広画角化に伴って著しくなり、こ
れらの従来例ではレンズ系の一部に非球面レンズを用い
て光学性能の向上を図っているが、撮影画角は約63°
程度にとどまり、パノラマ写真用の撮影レンズとしては
不充分な撮影画角である。
【0005】一方、パノラマ写真用として充分な撮影画
角を有しているコンパクトカメラ用レンズ系として特開
昭58−219509号公報や特開昭59−10901
8号公報、特開昭60−191215号公報等に記載さ
れたものが知られている。このうち特開昭58−219
509号公報と特開昭59−109018号公報に開示
されているレンズ系は、前述の従来例とは異なり物体側
から順に正レンズ、負レンズ、正レンズ、正レンズ、負
レンズの5枚構成にすることによって広角化を達成して
いるため、構成枚数が多くコンパクトカメラ用としては
コストの面からも好ましくない。また特開昭60−19
1215号公報に開示されているレンズ系は、前述の従
来例と同じ4枚構成であるが、レンズ系中に2面以上の
非球面が用いられている。同じ枚数のレンズで構成され
たレンズの場合、非球面の数はより少ない方がレンズ製
造上からも好ましい。またこの従来例のレンズ系は撮影
画角が他の二つの従来例と比較して若干狭い上、Fナン
バーも4とやや暗いレンズ系である。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は撮影
画角が約75°と広画角であり、かつFナンバーが2.
8乃至3.5と比較的明るく、望遠比が1.1程度とコ
ンパクトな写真レンズを提供することにある。
【0007】更に、本発明はレンズ構成枚数が4枚と少
なく、しかも使用する非球面の数が1面以内で構成され
た写真レンズを提供することにある。
【0008】
【問題を解決するための手段】本発明の広角レンズは、
上記の目的を達成するために物体側より順に、物体側に
正のパワーを持つ面を向けた正のメニスカスレンズの第
1レンズと、両凹形状の負レンズの第2レンズと、両凸
形状の正レンズの第3レンズと、物体側に負のパワーを
持つ面を向けた負のメニスカスレンズの第4レンズから
なり、下記の条件(1)乃至条件(5)を満足するもの
である。 (1) 0.30<d5 /f<0.40 (2) 0.60<f1 /f<0.85 (3) 0.43<|f2 /f|<0.70 (4) 0.40<f3 /f<0.70 (5) 0.60<|f4 /f|<1.30 ただし、d5 は第3レンズの中心肉厚、f1 ,f2 ,f
3 ,f4 は夫々第1レンズ,第2レンズ,第3レンズ,
第4レンズの焦点距離、fはレンズ全系の焦点距離であ
る。
【0009】本発明のレンズ系のように物体側から正レ
ンズ、負レンズ、正レンズからなる正のレンズ群と負レ
ンズからなる負のレンズ群よりなる正負の望遠タイプの
構成をとると、第1レンズの正レンズと第4レンズの負
レンズにて強い正の歪曲収差が発生する。この歪曲収差
を補正するためには、絞りを第2レンズと第3レンズの
間に配置し、第2レンズの負レンズと第3レンズの正レ
ンズで負の歪曲収差を発生させて補正することが最も望
ましい。しかし実際には歪曲収差を良好に補正するため
に第2レンズあるいは第3レンズのパワーを増加させて
いくと、非点収差あるいはペッツバール和の悪化を招く
ことになり、これら各レンズのパワー配分を適切なもの
にする必要がある。この第2レンズと第3レンズに収差
補正の負担を配分する際の有効な手段として、前述の特
開昭59−109018号公報のレンズ系のように、絞
りより像側に配置した正レンズの中心肉厚を調整するこ
とによって歪曲収差と非点収差をコントロールする考え
方が知られている。この公報に記載されたレンズ系は、
5枚のレンズを用いた構成により収差補正を行なってい
るが、この考え方を用いて正レンズである第3レンズに
主たる収差補正を担当させると、第2レンズのパワーを
比較的弱くすることができ、前記正レンズ群の正のパワ
ーが増大するため、軸外収差を悪化させることなしに効
果的に広画角化が可能となる。
【0010】本発明は、4枚のレンズで構成するレンズ
系において、第3レンズの中心肉厚を調整することによ
り軸外収差をコントロールする手段を用い、この技術手
段を効果的に生かすために必要な各レンズのパワー配分
を見いだしたものである。即ち本発明のレンズ系は、前
述のように物体側より順に、物体側に正のパワーを持つ
面を向けた正のメニスカスレンズの第1レンズと、両凹
形状の負レンズの第2レンズと、両凸形状の正レンズの
第3レンズと、物体側に負のパワーを持つ面を向けた負
のメニスカスレンズの第4レンズとからなり、前記の条
件(1)乃至条件(5)を満足するものである。
【0011】条件(1)は、前述のように、ペッツバー
ル和を悪化させることなく歪曲収差と非点収差をコント
ロールするために必要な第3レンズの中心肉厚の範囲を
規定したものであり、下限を越えて第3レンズの中心肉
厚が薄くなると、屈折面でのパワーを増大せしめること
が必要となり、ペッツバール和が悪化する。また歪曲収
差の補正に充分な負の歪曲収差を発生できなくなるた
め、正の歪曲収差が増大し、更に非点収差の悪化によっ
て、特にメリディオナル像面の倒れが極めて大きくな
る。一方上限値を越えて第3レンズの中心肉厚が厚くな
ると、バックフォーカスの確保が極めて困難になるた
め、コンパクト化に大きな支障を生じる。
【0012】条件(2)および条件(4)は、それぞれ
第1レンズおよび第3レンズのパワーを規定したもので
あり、レンズ系での正のパワーの配分を規定するもので
ある。条件(2)の下限を越えて第1レンズのパワーが
強くなるか、または条件(4)の上限を越えて第3レン
ズのパワーが弱くなると、正のパワーが第1レンズに集
中し、第1レンズで発生する正の歪曲収差が増大してそ
の補正が極めて困難になる。また条件(2)の上限を越
えて第1レンズのパワーが弱くなるか、条件(4)の下
限を越えて第3レンズのパワーが強くなると、正のパワ
ーが第3レンズに集中し第1レンズのパワーが弱まるた
め、第1レンズおよび第2レンズにおける軸上マージナ
ル光線高が高くなり、高次の球面収差およびコマ収差の
補正が困難になる。またバックフォーカスが大きくなり
すぎ、光学的全長のコンパクト化が困難になる。
【0013】条件(3)および条件(5)は、それぞれ
第2レンズおよび第4レンズのパワーを規定したもので
あり、レンズ系での負のパワーの配分を規定するもので
ある。条件(3)の下限を越えて第2レンズのパワーが
強くなるか、条件(5)の上限を越えて第4レンズのパ
ワーが弱くなると、負のパワーが第2レンズに集中する
ため、軸外物点に対する結像光束の上側光線と下側光線
の屈折の差が大きくなりコマ収差の発生が顕著になる。
また条件(3)の上限を越えて第2レンズのパワーが弱
くなるか、条件(5)の下限を越えて第4レンズのパワ
ーが強くなると、バックフォーカスが必要以上に大きく
なり光学的全長の大型化を招く。また軸上光線高の高い
第2レンズのパワーが弱くなるため球面収差が補正不足
になるとともに、第4レンズで発生する正の歪曲収差を
補正できなくなる。
【0014】本発明の広角レンズにおいて、無限遠物点
から近距離物点までバランス良く収差を補正するために
は、合焦時にいわゆるフローティング機構を設けること
が好ましい。本発明の広角レンズにおいてレンズ全体を
移動することによりフォーカシングすると、球面収差の
変動は小さいものの像面湾曲が正の方向に変動し、近距
離物点において画面中心と周辺とで像面のずれを生じ
る。そこで第1レンズから第3レンズまでの前群と第4
レンズからなる後群を、異なる量だけ移動させるいわゆ
るフローティング機構を設けることにより、無限遠物点
から近距離物点までフォーカシングした際、球面収差と
像面湾曲を適度に負の方向に変動させ、画面中心と周辺
とでの像面のずれを小さく保つことが可能になる。本発
明の広角レンズでは、このフローティング機構により撮
影倍率が−1/10倍程度の近距離物点まで高い光学性
能を維持することが可能となった。
【0015】本発明の広角レンズの光学性能を高めるた
めには、さらに以下の条件を満足することが望ましい。 (6) 1.70<n1 (7) 1.65<n3 ただし、n1 ,n3 はそれぞれ第1レンズ、第3レンズ
の屈折率である。
【0016】この条件はペッツバール和と球面収差を極
度に悪化させないために設けた条件であり、条件
(6)、(7)の下限を越える屈折率になると、第1レ
ンズまたは第3レンズのパワーを確保するためには、屈
折面のパワーを増大させねばならずペッツバール和およ
び負の球面収差の補正が困難になる。
【0017】さらに本発明の広角レンズは以下の条件を
満足することが望ましい。 (8) 0.23<|r7 /f|<0.50 (9) 1.50<|r7 /d6 |<3.50 ただしr7は第4レンズの物体側の面の曲率半径、d6
第3レンズと第4レンズの空気間隔である。
【0018】条件(8)の下限を越えて第4レンズの物
体側の面の曲率半径が小さくなると、像高が高くなるに
従って軸外光線が過度に屈折されるようになり、特に倍
率色収差の像高に対する変動を小さく保つことが困難に
なる。逆に条件(8)の上限を越えて第4レンズの物体
側の面の曲率半径が大きくなると、ペッツバール和と球
面収差が補正不足になる。
【0019】また条件(9)の下限を越えると相対的に
第3レンズと第4レンズの間隔が広がり、第4レンズに
おける軸外光線が光軸から離れた位置で屈折されること
になり、コマ収差の発生が著しくなる。又条件(8)の
上限を越えると相対的に第3レンズと第4レンズの間隔
が狭くなり、レンズ全系のパワーを保持するためには第
1レンズまたは第3レンズの正のパワーを増大させるこ
とが必要となる。そのため特にペッツバール和の悪化を
招くことになる。
【0020】
【実施例】次に本発明のコンパクトな広角レンズ系の各
実施例を示す。 実施例1 f=28.95 ,F/2.90,2ω=72.3° r1 =11.596 d1 =3.132 n1 =1.74100 ν1 =52.7 r2 =33.525 d2 =1.148 r3 =-45.640 d3 =1.000 n2 =1.72825 ν2 =28.5 r4 =19.120 d4 =1.626 r5 =18.767 d5 =10.006 n3 =1.80400 ν3 =46.6 r6 =-28.505 d6 =(可変) r7 =-7.583 d7 =1.000 n4 =1.53172 ν4 =48.9 r8 =-19.266 空気間隔 無限遠物点 β=-0.108 d6 4.017 4.279 d5 /f=0.346 ,f1 /f=0.779 ,f2 /f=-0.635,f3 /f=0.537 f4 /f=-0.837,r7 /f=-0.262,r7 /d6 =-1.888
【0021】実施例2 f=28.19 ,F/2.82,2ω=73.8° r1 =10.779 d1 =2.584 n1 =1.74100 ν1 =52.7 r2 =27.834 d2 =1.502 r3 =-42.103 d3 =1.000 n2 =1.70055 ν2 =27.6 r4 =18.861 d4 =1.393 r5 =18.449 d5 =10.010 n3 =1.80400 ν3 =46.6 r6 =-20.582 d6 =(可変) r7 =-7.754 d7 =1.000 n4 =1.57135 ν4 =53.0 r8 =-27.955 空気間隔 無限遠物点 β=-0.104 d6 2.591 2.803 d5 /f=0.355 ,f1 /f=0.791 ,f2 /f=-0.655,f3 /f=0.485 f4 /f=-0.678,r7 /f=-0.275,r7 /d6 =-2.993
【0022】実施例3 f=28.12 ,F/2.81,2ω=73.9° r1 =11.636 d1 =2.222 n1 =1.81600 ν1 =46.6 r2 =31.019 d2 =1.169 r3 =-46.883 d3 =1.000 n2 =1.70055 ν2 =27.6 r4 =16.858 d4 =1.839 r5 =17.299 d5 =10.328 n3 =1.81600 ν3 =46.6 r6 =-30.446 d6 =(可変) r7 =-7.708 d7 =1.000 n4 =1.77250 ν4 =49.7 r8 =-15.239 空気間隔 無限遠物点 β=-0.105 d6 4.487 4.725 d5 /f=0.367 ,f1 /f=0.772 ,f2 /f=-0.625,f3 /f=0.532 f4 /f=-0.762,r7 /f=-0.274,r7 /d6 =-1.718
【0023】実施例4 f=28.16 ,F/2.82,2ω=73.9° r1 =11.116 d1 =2.088 n1 =1.81600 ν1 =46.6 r2 =28.755 d2 =1.399 r3 =-49.669 d3 =1.000 n2 =1.70055 ν2 =27.6 r4 =15.450 d4 =1.437 r5 =17.187 d5 =10.359 n3 =1.81600 ν3 =46.6 r6 =-27.675 d6 =(可変) r7 =-7.753 d7 =1.000 n4 =1.78650 ν4 =50.0 r8 =-14.901 空気間隔 無限遠物点 β=-0.105 d6 3.857 4.042 d5 /f=0.368 ,f1 /f=0.749 ,f2 /f=-0.594,f3 /f=0.515 f4 /f=-0.778,r7 /f=-0.275,r7 /d6 =-2.010
【0024】実施例5 f=28.12 ,F/3.52,2ω=73.7° r1 =11.010 d1 =2.276 n1 =1.81600 ν1 =46.6 r2 =29.585 d2 =0.984 r3 =-50.958 d3 =1.000 n2 =1.70055 ν2 =27.6 r4 =14.396 d4 =1.500 r5 =17.139 d5 =10.226 n3 =1.81600 ν3 =46.6 r6 =-28.105 d6 =(可変) r7 =-7.736 d7 =1.000 n4 =1.78650 ν4 =50.0 r8 =-14.863 空気間隔 無限遠物点 β=-0.105 d6 4.427 4.648 d5 /f=0.364 ,f1 /f=0.724 ,f2 /f=-0.566,f3 /f=0.516 f4 /f=-0.777,r7 /f=-0.275,r7 /d6 =-1.747
【0025】実施例6 f=28.17 ,F/3.52,2ω=74.0° r1 =10.949 d1 =2.274 n1 =1.81600 ν1 =46.6 r2 =28.945 d2 =1.038 r3 =-55.853 d3 =1.000 n2 =1.72825 ν2 =28.5 r4 =14.002 d4 =1.233 r5 =16.770 d5 =10.300 n3 =1.77250 ν3 =49.7 r6 =-23.915 d6 =(可変) r7 =-7.549 d7 =1.000 n4 =1.49216 ν4 =57.5 r8 =-21.485 空気間隔 無限遠物点 β=-0.104 d6 4.024 4.297 d5 /f=0.366 ,f1 /f=0.725 ,f2 /f=-0.542,f3 /f=0.509 f4 /f=-0.860,r7 /f=-0.268,r7 /d6 =-1.876
【0026】実施例7 f=28.03 ,F/3.50,2ω=74.0° r1 =10.745 d1 =2.026 n1 =1.81600 ν1 =46.6 r2 =34.048 d2 =0.719 r3 =-66.562 d3 =1.000 n2 =1.72825 ν2 =28.5 r4 =14.833 d4 =1.489 r5 =21.514 d5 =10.005 n3 =1.77250 ν3 =49.7 r6 =-24.514 d6 =(可変) r7 =-7.744 d7 =1.000 n4 =1.49216 ν4 =57.5 r8 =-21.229 (非球面) 非球面係数 A4 =0.39937 ×10-4,A6 =-0.46197×10-6,A8 =0.12423 ×10-810=0 空気間隔 無限遠物点 β=-0.104 d6 4.078 4.281 d5 /f=0.357 ,f1 /f=0.660 ,f2 /f=-0.591,f3 /f=0.584 f4 /f=-0.906,r7 /f=-0.276,r7 /d6 =-1.899
【0027】実施例8 f=28.08 ,F/2.81,2ω=73.6° r1 =10.472 d1 =2.339 n1 =1.81600 ν1 =46.6 r2 =31.241 d2 =0.878 r3 =-95.729 d3 =1.000 n2 =1.72825 ν2 =28.5 r4 =13.406 d4 =1.843 r5 =19.513 d5 =9.912 n3 =1.77250 ν3 =49.7 r6 =-27.930 d6 =(可変) r7 =-8.206 d7 =1.000 n4 =1.49216 ν4 =57.5 r8 =-21.385 (非球面) 非球面係数 A4 =0.49266 ×10-4,A6 =0.24322 ×10-6,A8 =-0.10058×10-710=0.81464 ×10-10 空気間隔 無限遠物点 β=-0.104 d6 3.187 3.374 d5 /f=0.353 ,f1 /f=0.654 ,f2 /f=-0.573,f3 /f=0.583 f4 /f=-0.988,r7 /f=-0.292,r7 /d6 =-2.575
【0028】実施例9 f=28.13 ,F/2.81,2ω=73.7° r1 =10.127 d1 =1.962 n1 =1.88300 ν1 =40.8 r2 =25.054 d2 =0.800 r3 =-176.496 d3 =1.000 n2 =1.72825 ν2 =28.5 r4 =10.461 d4 =1.788 r5 =16.421 d5 =10.046 n3 =1.74100 ν3 =52.7 r6 =-27.599 d6 =(可変) r7 =-9.002 d7 =1.000 n4 =1.49216 ν4 =57.5 r8 =-20.390 (非球面) 非球面係数 A4 =0.41697 ×10-4,A6 =0.60621 ×10-6,A8 =-0.10264×10-710=0.77566 ×10-10 空気間隔 無限遠物点 β=-0.103 d6 4.470 4.811 d5 /f=0.357 ,f1 /f=0.645 ,f2 /f=-0.481,f3 /f=0.547 f4 /f=-1.200,r7 /f=-0.320,r7 /d6 =-2.014 ただしr1 ,r2 ,・・・ はレンズ各面の曲率半径、d
1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n
1 ,n2 ,・・・ は各レンズのd線の屈折率、ν1 ,ν
2 ,・・・ は各レンズのアッベ数、βは撮影横倍率であ
る。
【0029】また各実施例中の非球面はxをレンズ面頂
から光軸方向の距離とし、光軸に垂直な方向をy、光軸
近傍の屈折面の曲率半径をrとするとき以下の式で表さ
れる。 ただしAi はyに関するi次の項の係数を表す非球面係
数である。
【0030】本発明の実施例1乃至実施例9はいずれも
第1図に示す構成のレンズ系で、物体側から順に物体側
に正のパワーを持つ面を向けた正のメニスカスレンズの
第1レンズ、両凹形状の負レンズの第2レンズ、両凸形
状の正レンズの第3レンズ、物体側に負のパワーを持つ
面を向けた負のメニスカスレンズの第4レンズからな
る。
【0031】実施例1乃至実施例6はいずれも球面レン
ズのみにより構成されており、実施例7乃至実施例9は
いずれも第4レンズの像側の面を上記の式で表される非
球面形状にした。
【0032】尚上記実施例は、いずれも第1〜第3レン
ズと第4レンズとを異なる量移動させて、つまりd6
変化させながら移動させるフローティング機構を設けて
フォーカシングを行なっている。図11は実施例6のレ
ンズ系において前記のようなフローティング機構を設け
たフォーカシング手段を示した図である。又図12はそ
の時のβ=−0.104における収差カーブである。
【0033】
【発明の効果】本発明のレンズ系は、撮影画角が約75
°と広画角であり、かつFナンバーーが2.8乃至3.
5と比較的明るく、望遠比が1.1程度とコンパクトな
写真レンズで、使用する非球面が1枚以内(球面のみ又
は1面だけ非球面)でありながら4枚のレンズ構成枚数
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1乃至実施例9のレンズ構成を
示す図
【図2】本発明の実施例1の収差曲線図
【図3】本発明の実施例2の収差曲線図
【図4】本発明の実施例3の収差曲線図
【図5】本発明の実施例4の収差曲線図
【図6】本発明の実施例5の収差曲線図
【図7】本発明の実施例6の収差曲線図
【図8】本発明の実施例7の収差曲線図
【図9】本発明の実施例8の収差曲線図
【図10】本発明の実施例9の収差曲線図
【図11】実施例6の無限遠物点から撮影倍率が−0.
104の近距離物点までフォーカシングする際のレンズ
の移動を示す図
【図12】実施例6の撮影倍率が−0.104の近距離
物点に対する収差状況を示す図
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、物体側に正のパワーを持
    つ面を向けた正のメニスカスレンズの第1レンズと、両
    凹形状の負レンズの第2レンズと、両凸形状の正レンズ
    の第3レンズと、物体側に負のパワーを持つ面を向けた
    負のメニスカスレンズの第4レンズからなり、下記の条
    件(1)乃至条件(5)を満足するコンパクトな広角レ
    ンズ。 (1) 0.30<d5/f<0.40 (2) 0.60<f1/f<0.85 (3) 0.43<|f2/f|<0.70 (4) 0.40<f3/f<0.70 (5) 0.60<|f4/f|<1.30 ただしfは全系の焦点距離、f1,f2,f3,f4は夫々
    第1レンズ,第2レンズ,第3レンズ,第4レンズの焦
    点距離、d5は第3レンズの中心肉厚である。
  2. 【請求項2】前記第1レンズ乃至第3レンズを前群、第
    4レンズを後群とし、無限遠物点から近距離物点までフ
    ォーカシングする際に、前群と後群が移動する距離を異
    ならしめることにより、無限遠物点から約−1/10倍
    程度の近距離物点まで高い光学性能を保った、請求項1
    のコンパクトな広角レンズ。
  3. 【請求項3】 無限遠物点から近距離物点までフォーカシ
    ングする際、フローティング機構を設けたことを特徴と
    する請求項1のコンパクトな広角レンズ。
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